JPH0657810A - 組立マンホール用u形インバートの施工方法 - Google Patents

組立マンホール用u形インバートの施工方法

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JPH0657810A
JPH0657810A JP4231442A JP23144292A JPH0657810A JP H0657810 A JPH0657810 A JP H0657810A JP 4231442 A JP4231442 A JP 4231442A JP 23144292 A JP23144292 A JP 23144292A JP H0657810 A JPH0657810 A JP H0657810A
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JP
Japan
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invert
manhole
concrete
skeleton
shaped
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Application number
JP4231442A
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English (en)
Inventor
Kazuji Matsuoka
一次 松岡
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CHUGOKU FUME KAN KK
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CHUGOKU FUME KAN KK
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  • Sewage (AREA)
  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量であるため、マンホール内の作業を容易
に行うことができ、コスト的にも安価で経済的な施工工
事ができる。 【構成】 流入側および流出側に取付孔2を穿設してマ
ンホールの躯体1を構成し、その躯体1の流出側取付孔
2の下側からやや高い位置に至るまでマンホールの底版
3上にコンクリート4を投入し、躯体1内に設置された
断面U字形のインバートMの底を、そのコンクリート4
内に多少めり込ませるとともに、流出側取付孔2にイン
バートAの位置を合わせた後、流出管(図示せず)とイ
ンバートAとの中心位置を合致させて躯体1とインバー
トMとを固定し、かつ、前記コンクリート4が落ち着い
た後、その上面Fを新しいモルタル4′で平面状に仕上
げることにより、インバートの上端縁を基準として躯体
1の内壁に向かってやや勾配状態に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】下水道の管路には、その管路の施
工後の維持管理に重要な役割を果たすマンホール部分が
あるが、品質の均等性,施工の容易性,工期の短縮など
の観点から、組立マンホールが近年著しく普及されてき
た。この発明は、このような組立マンホールに使用され
るU形インバートの施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のインバートとして以下の
ようなものが公知である。即ち、 1.システムマンホール(エバホール)(エバホール工
業会)(図9参照) 躯体a,インバート底版部分bとが一体的に構成されて
おり、また流入,流出側の管路を取り付け易くするため
に、躯体aの外部に円筒形の突起口c,c′が設けられ
ている。 2.インバートF(全国ユニホール工業会)(図10参
照) マンホールの組立段階で底版に躯体を積み重ねた後、上
方の開口部から半円形に2分割されたインバートブロッ
クx,yをマンホール躯体z内に吊り下げて組合わせる
ことによりインバートを形成する。 3.インバートU(全国ユニホール工業会)(図11参
照) 流出側に固定するブロックSと流入側に使用する回転可
能なブロックLとから構成されているが、ブロックLは
5°または10°の範囲で回転により角度調整が出来る
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来例のインバートにおいて、図9のものは、角度
を5°毎に揃えているので非常に多数の型枠が必要であ
り、躯体,インバート底版部分が一体化しているため
に、重量が大きくなって小型重機を使用しても吊り上げ
移動が無理であり、狭隘な場所への搬入が困難である。
しかも、躯体と管路との接続部は、完全止水の目的から
各種のゴム製取付けリングが採用されているが、突起口
が設けられているために特定のリングだけしか使用でき
ない。
【0004】また、図10のものは、2分割して組合わ
されているインバートブロックの角度は、ある程度調整
することができるが、最大限に片寄せした場合には、継
ぎ部分の屈折が目立つことになり、理想的な曲面を形成
することが難しい。また、2分割されたインバートブロ
ックを組合わせて構成するので、嵩高となるのはもちろ
ん、重量も大きくなるので、狭隘なマンホール内への搬
入にクレーンなどの重機が必要となる。さらに、高さ調
整用,緊結用金具などを多数使用するので、コスト高の
原因となる。しかも、仕上げ目地といえども、最大に折
り曲げた場合には、一番間隔の広い部分は幅200mm
にもなり、インバート曲面に合わせて内面仕上げをする
にはかなり高度の技術を要する。
【0005】また、図11のものは、図10のものの改
良型であり、仕上げの目地幅はかなり狭くなっている
が、前記とほぼ同様の問題点があげられる。
【0006】この発明は前記したような従来例の問題点
に鑑み、その目的とするところは、製品は単体で重量1
0Kg程度の軽量であるため、マンホール内の作業を容
易にしかも、能率的に行うことができ、継目がないので
滑らかである。また、専用の角度のものを使用するので
曲面に無理がないのはもちろん、各サイズは角度3°毎
の製品を使用することにより殆ど設計との差を生ずるこ
とがない。なお、インバートは埋殺しの型枠代わりに使
用するので、方向を逆にして使用すれば左右兼用が可能
となり、かつ、工事期間を短縮できるとともに、施工コ
ストも低減できる。以上のごとく、極めて経済的な組立
マンホール用U形インバートの施工方法を提供するもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の組立マンホー
ル用U形インバートの施工方法は、流入側および流出側
に取付孔を穿設してマンホールの躯体を構成し、その躯
体の流出側取付孔の下側からやや高い位置に至るまでマ
ンホールの底版上にコンクリートを投入し、躯体内に設
置された断面U字形のインバートの底を、そのコンクリ
ート内に多少めり込ませるとともに、流出側取付孔にイ
ンバートの位置を合わせた後、流出管とインバートとの
中心位置を合致させて躯体とインバートとを固定し、か
つ、前記コンクリートモルタルが落ち着いた後、その上
面を新たにモルタルで平面状に仕上げるものである。モ
ルタル仕上げは、インバートの上縁を基準として躯体の
内壁に向かってやや勾配状態に形成することを特徴とし
ているが、U字形のインバートは、繊維または樹脂を混
入することにより強化して作製されている。
【0008】
【作用】マンホールの躯体の流入側および流出側に取付
孔を穿設し、その躯体の底版には流出側取付孔の下側か
らやや高い位置に至るまでコンクリートを入れる。そし
て、躯体内にU字形のインバートを設置するのである
が、そのインバートの底は、コンクリート内に多少めり
込むようにして、管路の取付孔にインバートの位置を合
わすのである。このようにして躯体内でインバートの位
置が設定されると、急結モルタルを使用して躯体とイン
バートとを固定し、急結モルタルが完全に硬化する時間
が経過した後、インバートの両側にコンクリートを数回
に分けて交互に投入する。この際、インバートの背面に
は隙間が形成されないように注意して充填するのであ
る。コンクリートはインバートの上端縁から少し低めの
位置で打ち止めして荒ならし状態でしばらく放置する。
コンクリートが落ち着いた後、新しいモルタルを使用し
て上面を平面状に仕上げ、かつ、その平面は、インバー
トの上端縁を基準として躯体の内壁に向かってやや勾配
状態を形成するように仕上げるのである。なお、モルタ
ルの水分がやや乾燥したときを見計らって再度コテ押さ
えすると、緻密で光沢のある綺麗な表面に仕上げること
ができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
を具体的に説明する。図1はマンホールの躯体を一部切
欠してその底部を表したものの斜視図、図2はマンホー
ルの躯体底部の断面正面図、図3は断面U字形のインバ
ートをマンホールの躯体底部に設置した状態を示す断面
正面図、図4は図3の要部の拡大正面図、図5はマンホ
ールの躯体底部にコンクリートを投入する順序を示すも
ので、躯体底部の平面図、図6はインバートの背面に隙
間が形成されていて不良状態を示す躯体底部の正面図、
図7はインバートをマンホールの躯体底部に設置して荒
ならしした状態を示す躯体底部の正面図である。
【0010】上記した各図を参照しながらこの発明の施
工要領について説明する。マンホールの躯体1の流入側
および流出側に取付孔2を穿設し、その躯体1の底版3
には流出側取付孔2の下側からやや高い位置に至るまで
コンクリート4を投入する(図2参照)。次に、躯体1
内に断面U字形のインバートMを設置するのであるが、
インバートMの底は、コンクリート4内に多少めり込む
ような状態にして、取付孔2にインバートMの位置を合
わすのである。このとき、上下および左右ともに、流出
管(図示せず)とインバートMとの中心位置を合致させ
る必要がある(図2,図3参照)。
【0011】このようにして、マンホールの躯体1の底
版3上におけるインバートMの位置が設定されると、急
結モルタル5を使用して躯体1とインバートMとを固定
するのであるが、急結モルタル5はインバートMの外側
だけにつけて内側にはみださないように注意する(図4
参照)。急結モルタル5が完全に硬化する時間が経過し
た後(硬化時間約10分程度)、インバートMの両側に
コンクリート4を図5内の数字に示す投入順序に従い、
数回に分けて交互に投入するのであるが、これはインバ
ートMの位置が片寄らないようにするためである。ま
た、コンクリート4の詰め込みはインバートMの背面に
隙間8が形成されないように留意し丁寧に充填すること
が必要である(図6参照)。
【0012】コンクリート4はインバートMの上端縁か
ら15mm〜20mmの間隙hをおいて低めの位置に打
ち止めし、荒ならしした状態でしばらく放置する(図7
参照)。コンクリート4が落ち着いた後、さらに、その
上にモルタル4′を使用して上面Fを平面状に仕上げる
のであるが、その上面Fは、インバートMの上端縁を基
準として躯体1の内壁に向かって2cm〜3cmの勾配
を形成するような状態に仕上げるのである。なお、前記
上面Fは、モルタル4′の水分がやや乾燥したときを見
計らって再度コテ押さえすると、緻密で光沢のある綺麗
な表面に仕上げることができる(図1参照)。
【0013】インバートMは、断面U字状を有してお
り、繊維としてガラス繊維,ビニロン繊維,石綿など、
また樹脂としてEVA,SBR,アクリル樹脂などを混
入して強化されたモルタルで作製されており、通水断面
積が断面半円形状のものに比較して76%以上も大きく
なるので、流速が大きくなってもインバートA内を流れ
る流水はオーバフローすることがない。図8の(A)乃
至(F)は、インバートMをマンホールの躯体1に設置
した状態を示したものの平面図で、(A)起点型,
(B)はストレート型,(C)はアール型(左右兼
用),(D)は枝型(左用,右用),(E)はY型,
(F)は十字型を示している。そして、(A)乃至
(F)の各図に付されている矢印方向は、流水の流出方
向を表している。これらの角度と種類を有するインバー
トを組合わせ加工して各種の組立マンホール用U形イン
バートを得ることもできる。
【0014】
【発明の効果】本発明は上記のように構成して成るもの
で、以下のような効果がある。即ち、インバートは繊維
または樹脂で強化されたモルタルで作製されているの
で、耐酸性,耐磨耗性に優れて強度が大きく、しかも、
肉薄で軽量であるために、マンホール内の作業が容易で
あり、継目もなく滑らかである。また、専用の角度のも
のを使用すれば曲面に無理がないばかりか、各サイズで
角度3°毎の製品を使用できるので設計との差を殆ど生
ずることがない。なお、インバートは埋殺しの型枠代わ
りに使用するので、方向を逆にすることにより左右兼用
の使用が可能であり、かつ、施工工事期間を短縮できる
とともに、施工コストも低減でき、極めて経済的である
など、優れた特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】マンホールの躯体を一部切欠してその底部を表
したものの斜視図。
【図2】マンホールの躯体底部の断面正面図。
【図3】断面U字形のインバートをマンホールの躯体底
部に設置する状態を示す断面正面図。
【図4】図3の要部の拡大正面図。
【図5】マンホールの躯体底部にコンクリートを投入す
る順序を示すもので、躯体底部の平面図。
【図6】インバートの背面に隙間が形成されていて不良
状態を示す躯体底部の正面図。
【図7】インバートをマンホールの躯体底部に設置して
荒ならしした状態を示す躯体底部の正面図。
【図8】(A)乃至(F)は、インバートをマンホール
の躯体に設置した状態の平面図を示しており、(A)起
点型,(B)はストレート型,(C)はアール型(左右
兼用),(D)は枝型(左用,右用),(E)はY型,
(F)は十字型を示している。
【図9】従来のインバートの一例を示すもので、マンホ
ールを一部切欠したものの外観斜視図。
【図10】従来のインバートの他の一例を示す平面図。
【図11】従来のインバートのさらに他の一例を示す外
観斜視図。
【符号の説明】
1 マンホールの躯体 2 取付孔 3 躯体の底版 4 コンクリート 4’ モルタル 5 急結モルタル M 断面U字形のインバート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入側および流出側に取付孔を穿設して
    マンホールの躯体を構成し、その躯体の流出側取付孔の
    下側からやや高い位置に至るまでマンホールの底版上に
    コンクリートを投入し、躯体内に設置された断面U字形
    のインバートの底を、そのコンクリート内に多少めり込
    ませるとともに、流出側取付孔にインバートの位置を合
    わせた後、流出管とインバートとの中心位置を合致させ
    て躯体とインバートとを固定し、かつ、前記コンクリー
    トが落ち着いた後、その上面をモルタルで平面状に仕上
    げることにより、インバートの上縁を基準として躯体の
    内壁に向かってやや勾配状態に形成することを特徴とす
    る組立マンホール用U形インバートの施工方法。
  2. 【請求項2】 U字形のインバートは、繊維または樹脂
    を混入することにより強化して作製されていることを特
    徴とする請求項1記載の組立マンホール用U形インバー
    トの施工方法。
JP4231442A 1992-08-05 1992-08-05 組立マンホール用u形インバートの施工方法 Pending JPH0657810A (ja)

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JP4231442A JPH0657810A (ja) 1992-08-05 1992-08-05 組立マンホール用u形インバートの施工方法

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JPH0657810A true JPH0657810A (ja) 1994-03-01

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ID=16923606

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JP4231442A Pending JPH0657810A (ja) 1992-08-05 1992-08-05 組立マンホール用u形インバートの施工方法

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JP (1) JPH0657810A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08333763A (ja) * 1995-06-06 1996-12-17 Ichisawa Concrete Kogyo Kk マンホールの管取付けブロックの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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