JPH0771018A - 護岸壁面へのコンクリートライニング捨て型枠工法 - Google Patents

護岸壁面へのコンクリートライニング捨て型枠工法

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Publication number
JPH0771018A
JPH0771018A JP21773393A JP21773393A JPH0771018A JP H0771018 A JPH0771018 A JP H0771018A JP 21773393 A JP21773393 A JP 21773393A JP 21773393 A JP21773393 A JP 21773393A JP H0771018 A JPH0771018 A JP H0771018A
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JP
Japan
Prior art keywords
wall
concrete
revetment
formwork
revetment wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP21773393A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Yoshida
純一 吉田
Akio Furuya
秋夫 古屋
Nobuyuki Suzuki
伸幸 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YOSHIKAWA KAIJI KOGYO KK
Original Assignee
YOSHIKAWA KAIJI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 護岸壁の壁面へのコンクリートライニング施
工時に、その壁面角度に追従して固定が可能な型枠に、
着脱可能な捨て型枠を採用して、護岸壁面の美観を向上
できるコンクリートライニング捨て型枠工法を提供す
る。 【構成】 上部ブラケット12に縦バリ13を角度調節
可能に結合した逆L字形部材の縦バリ13の内側に捨て
型枠15を着脱可能に取り付けた型枠40の上部ブラケ
ット12を、護岸壁30の上部工3の上にジャッキ16
を介して載置し、固定してコンクリート20を打設す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として河川や水路な
どの護岸壁の壁面の美観を良くし、コンクリートおよび
モルタルの中性化や劣化を防止する護岸壁面へのコンク
リートライニング捨て型枠工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】河川や水路などに構築された鋼矢板など
鋼構造の護岸壁や、コンクリート製の護岸壁において
は、その水際の部位で金属の局部集中腐食や、コンクリ
ートの中性化や劣化により剥落があり、従来からそれら
の部位に補修や防食および補強の目的でコンクリートラ
イニングを施すことが行なわれている。
【0003】また、その護岸壁がウォーターフロントや
リバーフロント等や新都市計画の環境整備の上で美観上
問題があった。その護岸壁面の美観を向上するために
も、壁面の水際部位のみならず、水面より上部の護岸の
上部工までの全壁面をコンクリートライニング施工し、
美しく仕上げることが近年要請されてきている。一方、
上記コンクリートライニングの施工時に、その型枠のラ
イニング施工面にプレキャストコンクリートパネルや樹
脂パネルやグラスファイバー・レインフォースド・コン
クリート、すなわちGRCのパネルなどの各種パネルを
ボルトなどで着脱可能に取り付けておき、コンクリート
打設後の型枠撤去時に、上記のパネルをライニング面に
残すことにより、この樹脂パネルなどの表面が護岸壁面
のライニング面となるので、表面仕上がりが美しくな
り、コンクリートやモルタルの中性化や劣化を防止する
と共に、さらにこれら樹脂パネルのライニング表面とな
る面にあらかじめ絵とか模様などを描いておけば美観の
向上が図れることが知られている。
【0004】以上のごとき多くの長所から、近年、取付
金物や固定ボルトを用いて取付けられている。プレキャ
ストコンクリートや樹脂パネルやGRCパネルがコンク
リート捨て型枠として使用されている。また、河川や水
路などの護岸壁の壁面は垂直壁の他、傾斜壁もあり、し
かもその傾斜角度も、その水流の速度や流量によってそ
れぞれ異なっており、このような壁面角度の異なる護岸
壁それぞれに対応したコンクリートライニング施工用の
型枠を製作することは非常に不経済である。
【0005】さらに、一般に護岸壁の上部にコンクリー
トで形成された上部工は、その水域に対して正確に測量
されているため、その上部工の上部面ラインは、コンク
リートライニング施工用の型枠を固定し、仮説する際の
高さの基準となると共に、上部工の水側の前側面ライン
はコンクリートライニングの壁面ラインの基準となるも
のである。
【0006】そこで、本発明者等は、上記上部工を基準
として護岸壁面のコンクリートライニング施工用の型枠
を固定すると共に、捨て型枠を採用することにより、前
記のごとき護岸壁面の美観向上の要請に応えうることに
着目し、本発明に到達した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記のごと
き河川や水路などの護岸壁面の美観向上の要請に応える
ためになされたものであり、その目的とするところは、
護岸壁の壁面のコンクリートライニング施工時に、その
壁面の傾斜に追従して固定が可能な可変型枠支保材に、
着脱可能な捨て型枠を採用して、護岸壁面の美観を向上
できる護岸壁面へのコンクリートライニング捨て型枠工
法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の護岸壁面へのコンクリートライニング捨て
型枠工法は、上部ブラケットに縦バリを任意の角度で調
節可能、又は固定可能に結合した逆L字形部材を横バリ
で所定間隔に連結し、かつ縦バリの内側に捨て型枠を着
脱可能に取り付けた型枠の上部ブラケットを、護岸壁の
上部工の上に、ジャッキを介して載置すると共に、護岸
壁の壁面に対して、所定の間隔をおいて上記縦バリを平
行に固定し、コンクリート打設後に、捨て型枠を離脱
し、上記型枠支保材を撤去することを特徴としている。
【0009】上記の工法によれば、護岸壁面が垂直であ
っても、傾斜していても、逆L字形部材の上部ブラケッ
トに対する縦バリの結合角度を調節することにより、壁
面に合わせて型枠を固定でき、しかも施工後のコンクリ
ートライニング表面は、捨て型枠の面で形成され、美し
く仕上げることができる。
【0010】
【実施例】以下図面を参照して本発明の工法を採用した
各実施例を説明する。まず、図1に示す実施例1は、河
川、または水路に構築されたコンクリート製の護岸壁3
0の傾斜壁面の全面をコンクリート20でライニングす
る場合であり、このコンクリートライニング施工時に、
まず逆L字形部材からなる型枠40を護岸壁30の壁面
に対して、所定の間隔をおいて平行に固定する。
【0011】この逆L字形部材は、上部ブラケット12
に、縦バリ13を、結合ボルト30を介して相互に任意
の角度で調節可能に結合して逆L字形をなすものであ
り、図1の実施例では角度Aのごとく傾斜して結合して
いる。次に、2本の逆L字形部材は横バリ14でその上
下を連結されて一体化された強固な型枠40を形成して
おり、その縦バリ13の内側に捨て型枠15をボルトな
どで着脱可能に取り付けている。
【0012】この捨て型枠15としては、プレキャスト
コンクリートパネル、樹脂パネル、グラファイト・レイ
ンフォースド・コンクリート、すなわち、GRCパネル
等どのようなパネルを使用してもよい。以上のごとく捨
て型枠15を取り付けた型枠40をクレーンなどで吊り
下げて、護岸壁30の上部工3の上に上部ブラケット1
2に取り付けたジャッキ16を介して載置し、護岸壁3
0の壁面に対して、所定の間隔をおいて、縦バリ13を
平行にするように、縦バリ13の下部を固定金物31で
護岸壁30の下部に固定する。
【0013】上記型枠40は、その自重と、下部の固定
金物31でコンクリート20の打設時にかかる側圧を支
持し、捨て型枠15を護岸壁30の壁面と平行な状態に
位置するようにしている。この状態でコンクリート20
を打設し、養生固化後に、捨て型枠15をボルト取外し
により離脱した状態の型枠支保材40を撤去すること
で、捨て型枠15の面がコンクリートライニングの表面
となる。
【0014】以上により河川または水路の護岸壁30の
水面W以下の部位から上部工3の上面レベルまでの壁面
全体を捨て型枠15の美しい面で仕上げることができ
る。次に、図2の実施例は、鋼矢板1からなる鋼構造護
岸の垂直な壁面と、その上部のコンクリート護岸壁30
の上部工3上面までの垂直な壁面とを、水面W以下の部
位から上部工3の上面レベルまでの全ての壁面にコンク
リートライニング施工する場合であり、図1と同じ部品
は同じ符号で示している。
【0015】この場合、図1と同じ、または同様な逆L
字形部材からなる型枠40の上部ブラケット12と縦バ
リ13との結合を、角度Rのごとく直角に調節しておく
ものとし、図1と同様に上部工3の上に、型枠40を上
部ブラケット12のジャッキ16を介して載置する。そ
の際、護岸壁30に直角に設けられた上部セパレータ2
4と、鋼矢板1に溶接した連結金物26を介して取付け
た下部セパレータ27とを、それぞれ縦バリ13に連結
された横バリ14の間隙に通して、各セパレータ端部ナ
ット28で締め固定し、後刻、コンクリート20の打設
時に型枠40にかかる側圧力を、上下のセパレータ24
と27、および縦バリ13と横バリ14とで支持すると
共に、型枠の縦バリ13が上部工3の水面W側の壁面ラ
インと平行になるように固定している。なお、図2にお
いて、19で示すのは底板形成棒であり、打設するコン
クリート型枠の底板を形成するものである。
【0016】
【発明の効果】以上に説明した本発明の護岸壁面へのコ
ンクリートライニング捨て型枠工法によれば、河川や水
路の護岸壁の壁面が垂直の場合にも、傾斜している場合
にも、そのコンクリートライニング用に同じ型枠を、そ
の結合角度を調節することによっても使用できるので経
済的である。
【0017】また、上記の型枠に着脱可能な捨て型枠を
取付けてライニング施工するので、護岸壁面の美観を向
上でき、さらにコンクリートやモルタルの中性化、劣化
を防止することと共に、ライニング表面が、捨て型枠の
面で形成されるのできれいに仕上がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の工法を採用してコンクリートライニン
グを施工する実施例1に係る河川などの護岸壁に型枠を
固定した状態の側断面図である。
【図2】本発明の実施例2に係る鋼構造護岸壁に型枠を
固定した状態の側断面図である。
【符号の説明】
3 上部工 12 上部ブラケ
ット 13 縦バリ 14 横バリ 15 捨て型枠 16 ジャッキ 20 コンクリート 30 護岸壁 40 型枠

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部ブラケットに、縦バリを任意の角度
    に連結した逆L字形部材を横バリで所定間隔に連結し、
    かつその縦バリの内側に捨て型枠を着脱可能に取り付け
    た型枠の上部ブラケットを、護岸壁の上部工の上に載置
    すると共に、護岸壁の壁面に対して、所定の間隔をおい
    て上記縦バリを平行に固定し、コンクリート打設後に、
    捨て型枠を離脱した上記型枠支保材を撤去する護岸壁面
    へのコンクリートライニング捨て型枠工法。
JP21773393A 1993-09-01 1993-09-01 護岸壁面へのコンクリートライニング捨て型枠工法 Pending JPH0771018A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010071858A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Denso Corp センサ信号処理装置
JP4776043B1 (ja) * 2010-09-06 2011-09-21 株式会社西田工業 海上構造物の拡張工法
JP2016148197A (ja) * 2015-02-12 2016-08-18 株式会社 南組 既設堤体補修用構造物及び既設堤体の補修方法
CN113955667A (zh) * 2021-11-18 2022-01-21 芜湖天航重工股份有限公司 钢结构加工提升机

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