JPH0657330B2 - 王冠カットエッジ部塗布装置 - Google Patents

王冠カットエッジ部塗布装置

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JPH0657330B2
JPH0657330B2 JP60167725A JP16772585A JPH0657330B2 JP H0657330 B2 JPH0657330 B2 JP H0657330B2 JP 60167725 A JP60167725 A JP 60167725A JP 16772585 A JP16772585 A JP 16772585A JP H0657330 B2 JPH0657330 B2 JP H0657330B2
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JP
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crown
belts
cut edge
coating
belt
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JP60167725A
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良明 八木
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Kirin Brewery Co Ltd
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Kirin Brewery Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は王冠カットエッジ部塗布装置に係り、特に王冠
のカットエッジ部に防錆液を塗布するのに好適な王冠カ
ットエッジ部塗布装置に関する。
〔従来技術とその問題点〕
ビール、ジュース等の液体容器としての飲料用壜の多く
は、金属性の王冠を使用して壜口部を密封している。従
来、王冠は表面に印刷を施し、裏面に接着ニスを塗布し
た鉄板を打抜き、絞り加工しているため、切断部すなわ
ち王冠のカットエッジ部は金属素材が露出したままにな
っている。そのため、そのままの状態で飲料用壜に打栓
すると、長時間の貯蔵や、店頭での雨ざらし、或るいは
高湿下での保管等により金属面が露呈したカットエッジ
部に錆が発生し、かつ壜口部に汚れが付着し、非衛生的
であり、外観上も好ましくない。
そこで、王冠を形成した後に、そのカットエッジ部にも
保護剤を塗布することが試みられており、斯る塗布装置
として、例えば特公昭59−40074号公報に記載の
ものがある。これは、磁力や負圧等による吸着力を利用
した保持具によって王冠を回転可能に保持する一方、ス
ポンジ等の柔軟な材料から形成された塗布器に塗布すべ
き保護剤を含浸させ、前記保持具を塗布器に沿って移動
させることにより王冠を塗布器上を転動させ、王冠のカ
ットエッジ部に保護剤を塗布するようにしたものであ
る。
しかしながら、王冠カットエッジ部に保護剤を塗布する
ための上記装置では、王冠を磁力等により吸着する保持
具によって回転可能に保持している処から、保持具の保
持力も大きくし過ぎると、王冠と保持具との間の摩擦力
が大きくなり過ぎて王冠を回転させることができず、反
対に保持力を小さくすると摩擦力が低減されるため王冠
は滑らかに回転するが確実に保持できない場合があり、
即ち、保持力と摩擦力との調整が微妙で難しいという問
題点があった。また、保持具に吸着された王冠が塗布器
上を転動している間に芯ずれを起こしたり、或いは、前
記したように保持力と摩擦力との調整不良から、王冠に
回転むらが生じ易く、カットエッジ部全周に均一塗布が
できないという問題点があった。さらに、保持具の保持
力を調整するために、磁力や負圧力を適宜調整する必要
がある処から、装置構造が複雑となり、装置が高価にな
るという問題点があった。しかも、保持具に吸着力を付
与したり、除去したりすることによって塗布装置に王冠
の供給、排出を行っているため、この供給,排出動作が
比較的難しかった。
〔発明の目的〕
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたもので、その目
的とする処は、上述した従来の塗布装置が有する問題点
を解消し、王冠カットエッジ部に防錆液を塗布むらなく
全周に均一に塗布することができる簡易な構造の王冠カ
ットエッジ部塗布装置を提供することにある。
〔発明の概要〕
上記目的を達成するために、本発明は、同一方向に走行
する走行速度の異なる2本のベルトを対向して平行に並
設し、前記ベルトの少なくとも一方に塗布液を塗着させ
る塗着装置を設け、前記両ベルト間に王冠をその半径方
向に起立させて挟み転動させるようにしたことを特徴と
するものであって、走行速度の異なる2本のベルトに王
冠を供給して両ベルト間に王冠を所定圧で挟むと、両ベ
ルトの走行速度差に基づいて王冠の外周には、その進行
方向に向かうスピンが与えられて転動し始めるととも
に、前記ベルトの少なくとも一方には塗着装置により塗
布液が塗着されているため、上記転動によって王冠外周
のカットエッジ部に塗布液が均一に塗布される。
〔発明の実施例〕
以下、本発明に係る王冠カットエッジ部塗布装置の一実
施例を第1図乃至第2図を参照して説明する。
第1図は王冠カットエッジ部塗布装置1の概略図を示す
もので、第1図において、符号2は塗布ベルトであり、
この塗布ベルト2は無端状ベルトからなっていて駆動プ
ーリ3と従動プーリ4間に巻架されている。上記塗布ベ
ルト2は王冠との接触面に凹凸を有するベルトであり、
例えばラフトップベルト又は縦溝付ベルトからなり、こ
の塗布ベルト2の走行方向は、第1図において矢印の如
く右側から左側であり、その走行速度はV1に設定され
ている。
また、前記塗布ベルト2と対向して平行に並設された加
圧ベルト6も無端状ベルトからなっていて駆動プーリ7
と従動プーリ8間に巻架されている。上記加圧ベルト6
の走行方向は、第1図において矢印の如く右側から左側
であり、その走行速度はV2に設定されており、加圧ベ
ルト6の走行速度V2の方が塗布ベルト2の走行速度V1
より速く設定されている。そして、塗布ベルト2と加圧
ベルト6との配設間隔は、両ベルト2,6間に挟まれる
王冠10の外径よりやや小さく設定されている。
一方、前記塗布ベルト2の下方には、塗布液転移ローラ
12が配設され、この12の外周面の一部は常に塗布ベ
ルト2の外面に接触されるようになっている。そして、
上記転移ローラ12の下部が常に防錆液からなる塗布液
13に浸される様に、塗布液13を入れた塗布液槽14
が設けられている。
また、前記両ベルト2,6間には、上下各一対の案内部
材16,17がベルト走行方向に沿って配設されてい
る。
次に前述のように構成された本発明に係る王冠カットエ
ッジ部塗布装置1の動作について説明する。
第1図に示されるように、王冠10は案内部材16,1
7に案内されて、塗布ベルト2及び加圧ベルト6間に供
給されると、両ベルト2,6によってその外周カットエ
ッジ部が所定圧力で挟まれる。すると、両ベルト2,6
間の速度差V2−V1に相当する周速度のスピンが王冠1
0に与えられて進行方向に転動(第1図において反時計
方向に回転)を開始する。一方、塗布ベルト2の外面に
は、塗布液13内にその一部が浸漬された転移ローラ1
2によって塗布液が転移される。そして、斯る塗布液が
塗着された塗布ベルト2上を加圧ベルト6により所定圧
で押しつけられつつ王冠10が転動するため、王冠外周
のカットエッジ部10aに塗布液が均一に塗布される。
第1図乃至第2図に示した実施例においては、従動プー
リ4,8は左右に自由に移動させることができ、駆動プ
ーリ3,7との距離を自由に変更することができる。し
たがって、王冠への塗布液の塗布回数は塗布ベルト2及
び加圧ベルト6の長さを増減することにより簡単に変更
することができる。又、上記塗布回数は、塗布ベルト2
及び加圧ベルト6の走行速度差を増減することによって
も簡単に変更できる。
一方、王冠への塗布量の調整は、塗布液転動ローラ12
の回転速度の増減又は塗布液転移ローラ12に液絞りの
ためのローラ等(図示せず)を当接させることにより簡
単に行うことができる。
なお、第1図乃至第2図に示した実施例においては、本
装置を縦置した場合について示したが、本装置を傾斜し
て設置しても使用可能である。また、塗布ベルトの材
質、形状を適宜選択することにより、王冠以外の形状の
もの、例えば円盤状物品等にも応用することができる。
〔発明の効果〕
以上、実施例の説明から明らかなように、本発明におい
ては、同一方向に走行する走行速度の異なる2本のベル
トを対向して平行に並設し、前記ベルトの少なくとも一
方に塗布液を塗着させる塗着装置を設け、前記両ベルト
間に王冠をその半径方向に起立させて挟み転動させるよ
うにしたため、両ベルト間に王冠を供給して挟むと、両
ベルトの走行速度差に基いて王冠の外周には進行方向に
向かうスピンが与えられ転動を開始するとともに、前記
ベルトの少なくとも一方に塗布液が塗着されるため、上
記転動によって王冠外周のカットエッジ部全周に塗布液
を均一に塗布することができる。したがって、従来の装
置のように王冠を保持具で保持しつつ滑らかに回転させ
るために微妙な調整を行う必要がない。しかも、転動し
ている王冠に回転むらが生ずる恐れが全くないため、塗
布液を王冠のカットエッジ部全周に均一に塗布すること
ができる。
また、本発明においては、王冠への塗布回数は、2本の
ベルトの長さを増減するか、または、両ベルトの走行速
度差を増減することによって簡単に調整できる。そし
て、王冠への塗布量も、塗布液転移ローラからベルトに
塗布液を塗着させる量をコントロールすることによって
適宜調整できる。
さらに、本発明においては、2本のベルト間に王冠を送
り込むだけで、塗布装置に王冠を供給することができ、
又、何ら特別な操作をしなくてもベルト終端で王冠を自
然に排出することができ、即ち、本装置への王冠の供
給,排出が極めて容易である。そして、本装置への王冠
の供給が連続的に列なるように行われても、或るいは間
欠的に離れて行われても、何ら供給間隔を調整する必要
がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る王冠カットエッジ部塗布装置の一
実施例を示す概略正面図、第2図は同装置の縦断側面図
である。 1……王冠カットエッジ部塗布装置、2……塗布ベル
ト、3,7……駆動プーリ、4,8……従動プーリ、6
……加圧ベルト、10……王冠、12……塗布液転移ロ
ーラ、13……塗布液、14……塗布液槽、16,17
……案内部材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一方向に走行する走行速度の異なる2本
    のベルトを互いに対向して上下に平行に並設するととも
    に、上記両ベルト間に王冠をその半径方向に起立させた
    状態に保持案内する一対の案内部材をベルト走行方向に
    沿って配設し、かつ、前記ベルトの少なくとも一方のベ
    ルトの外面に接触され、塗布液槽内の塗布液に一部浸漬
    された回転ローラを設け、上記案内部材によって起立状
    態に保持された王冠の外周部を上記上下のベルト間に挟
    みその王冠を転動させるようにしたことを特徴とする王
    冠カットエッジ部塗布装置。
  2. 【請求項2】前記ベルトの少なくとも一方には王冠との
    接触面に凹凸が形成されていることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の王冠カットエッジ部塗布装置。
JP60167725A 1985-07-31 1985-07-31 王冠カットエッジ部塗布装置 Expired - Lifetime JPH0657330B2 (ja)

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