JPH0657324U - 白内障手術時に用いる調節機能を持たせた眼内レンズ - Google Patents
白内障手術時に用いる調節機能を持たせた眼内レンズInfo
- Publication number
- JPH0657324U JPH0657324U JP889693U JP889693U JPH0657324U JP H0657324 U JPH0657324 U JP H0657324U JP 889693 U JP889693 U JP 889693U JP 889693 U JP889693 U JP 889693U JP H0657324 U JPH0657324 U JP H0657324U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- intraocular lens
- function used
- cataract surgery
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】前嚢の緊張作用をいかした白内障手術に用いら
れる調節機能を持たせた眼内レンズ。 【構成】従来の眼内レンズの光学部本体と支持ループと
の角度を逆(マイナス)方向に作成した。
れる調節機能を持たせた眼内レンズ。 【構成】従来の眼内レンズの光学部本体と支持ループと
の角度を逆(マイナス)方向に作成した。
Description
【考案の詳細な説明】 日本において、わずか8年前に、認可された眼内レンズは、今や、白内障手術 時の9割をしめるようになってきている。その(眼内レンズの)材質・形状には 、さまざまな工夫を凝らした物がある。現在販売されているすべてのレンズは、 前房レンズを除いては、後房レンズである。つまり、白内障で混濁した、レンズ が入っていた部分(場所)に、置き換えるレンズである。眼内レンズは、人の水 晶体と違い膨らんだり薄くなったりしない。人の水晶体の代わりになるレンズは 、「人工レンズ」と呼ぶこととすると眼科学会で定めており、まったく別物であ り、本請求とは、無関係である。
さて、現在市販されている後房眼内レンズは、白内障で混濁した、レンズ前面 より、前嚢に切開を加え、そこより水晶体核および皮質を吸引する手術(超音波 乳化吸引術・計画嚢外水晶体摘出術)に適合するように、作成されている。しか し、人間の本来の調節機能は、水晶体後嚢よりほとんど前嚢にある。したがって 、手術方法を、変えることができれば、水晶体前面を残しておき、後嚢より眼内 レンズを挿入することで、前嚢の緊張の変化を利用して、調節力を持つ眼内レン ズが作成可能となる。その時に必要とされる眼内レンズを考案したので、報告す る。
まず、従来のレンズは、前嚢を切開し、後嚢保存を前提としていたため、レン ズ光学部と支持ループとの間には、0度から10度の角度が、レンズを眼内に挿 入したときにレンズを後方に押しつけるように付いていた。この度、私が考案し た手術方によれば、むしろレンズは眼内において、前方に押しつけられなければ ならない。従って、ループとレンズ本体の角度は、従来のレンズと逆になる。従 来のレンズの角度を、プラス方向とすれば、マイナス方向の角度が必要である。
レンズの素材・形状には現在さまざまなものがある。たとえば、レンズ本体(光 学部)がシリコン製のもの、PMMA(ポリメチルメタクリレート)製のもの、 表面加工をしたもの、UV(紫外線)カットできるもの、自然な色に見えるよう 着色を施したもの、等である。またループにも、本体と同一素材からなる一体型 のもの・素材の違う柔らかいもの、等があり、ループの形状としては、J型・C 型・ショートC型等がある。しかしこれらのレンズはすべて後嚢に押しつけられ るようにプラス角度で出来ている。その理由は、そうしないと、虹彩に引っかか り、(Iris Capture)虹彩に損傷をあたえ、ひどいときには前房に 出てきて角膜内皮をこすって損傷し、水胞性角膜炎を引き起こす危険性があるた めである。
現在、眼科の手術は驚くばかりのスピードで、進歩しており、いずれ毛様体偏 平部(Pars plana)よりの水晶体摘出操作が、内視鏡の進歩とともに 可能となるものと信じている。その時には、いかなる素材のレンズであれ、ルー プとの角度は、マイナス方向、つまり前嚢に本体を押しつけるものが必要とされ るだろう。
【図1】考案した眼内レンズ
(1)スリーピース眼内レンズ、ループはJ型・ポジシ
ョニングホール0コ (2)上記レンズ+ポジショニングホール2コ (3)スリーピース眼内レンズ、ループはショートC型
・ポジショニングホール2コ (4)ワンピース眼内レンズ・光学部分は両凸(バイコ
ンベックス)Cループ ポジショニングホール0コ (5)上記レンズショートCループ (6)楕円レンズ(小切開用)眼内レンズ
ョニングホール0コ (2)上記レンズ+ポジショニングホール2コ (3)スリーピース眼内レンズ、ループはショートC型
・ポジショニングホール2コ (4)ワンピース眼内レンズ・光学部分は両凸(バイコ
ンベックス)Cループ ポジショニングホール0コ (5)上記レンズショートCループ (6)楕円レンズ(小切開用)眼内レンズ
【図2】 実際の使用図 (7)虹彩 (8)水晶体前嚢 (9)考案した眼内レンズ (10)水晶体後嚢(一部分穴が開いている)
Claims (1)
- 【請求項1】前嚢に密着するようループ角度をかえた眼
内レンズ
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP889693U JPH0657324U (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 白内障手術時に用いる調節機能を持たせた眼内レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP889693U JPH0657324U (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 白内障手術時に用いる調節機能を持たせた眼内レンズ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0657324U true JPH0657324U (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=11705450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP889693U Pending JPH0657324U (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 白内障手術時に用いる調節機能を持たせた眼内レンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0657324U (ja) |
-
1993
- 1993-01-25 JP JP889693U patent/JPH0657324U/ja active Pending
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