JPH0657313U - Mr装置の傾斜磁場発生装置 - Google Patents

Mr装置の傾斜磁場発生装置

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JPH0657313U
JPH0657313U JP141793U JP141793U JPH0657313U JP H0657313 U JPH0657313 U JP H0657313U JP 141793 U JP141793 U JP 141793U JP 141793 U JP141793 U JP 141793U JP H0657313 U JPH0657313 U JP H0657313U
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JP
Japan
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magnetic field
gradient magnetic
ring conductor
coil
low
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Pending
Application number
JP141793U
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English (en)
Inventor
徹男 荻野
康司 加藤
孝至 石黒
Original Assignee
ジーイー横河メディカルシステム株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ローパス型バードケージコイルを利用して傾
斜磁場を発生する。 【構成】 ローパス型バードケージコイル2の第1のリ
ング導体RaにコンデンサCaを設け、そのコンデンサ
Caの両側から第1の傾斜磁場電流を給電する。また、
第2のリング導体RbにコンデンサCbを設け、そのコ
ンデンサCbの両側から前記第1の傾斜磁場電流と逆向
きの第2の傾斜磁場電流を給電する。これにより、ロー
パス型バードケージコイルの内部に、傾斜磁場を形成す
る。RFパルスまたはNMR信号から見て、コンデンサ
C1,C2,…,Ca、Cbは無視できるから、バード
ケージコイル2は、RFコイルとしての機能も失わな
い。 【効果】 別の傾斜磁場コイルが不要となり、構造を簡
略化できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、MR装置の傾斜磁場発生装置に関し、さらに詳しくは、RFコイ ルとして使用されるローパス型バードケージコイルを利用して傾斜磁場を発生さ せるMR装置の傾斜磁場発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、従来公知のローパス型バードケージコイルの斜視図である。 このローパス型バードケージコイル52は、中央にコンデンサC1,C2,… を介設した多数のエレメントE1,E2,…を、第1のリング導体Raと第2の リング導体Rbの間に接続した構造で、RFコイルとして使用される。 エレメントEnに介設されたコンデンサCnの両側にRFパルスを給電すると 共に、そこからNMR信号を取り出すようになっている。
【0003】 ところで、傾斜磁場を効率的に印加するためには、傾斜磁場コイルがなるべく 診断部位の近くにあることが望ましい。この観点から、図4に示すように、RF コイルの近傍に傾斜磁場コイルGa,Gbを配置することが提案されている。な お、53a,53bは、傾斜磁場電流源である。また、図5に示すように、RF コイルの外側に傾斜磁場コイルGa,Gbを配置することが提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の技術では、RFコイルとは別に、傾斜磁場コイルを設ける必要があ るため、装置構成が複雑になる問題点がある。 そこで、この考案の目的は、RFコイルを利用して傾斜磁場を発生させること が出来るMR装置の傾斜磁場発生装置を提供することにより、装置構成を簡単化 することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この考案によるMR装置の傾斜磁場発生装置は、第1のリング導体と第2のリ ング導体の間に多数のエレメントを接続し,それらエレメントに直流または低周 波遮断部を介設した構造で,RFコイルとして使用されるローパス型バードケー ジコイルに対して、前記第1のリング導体に第1の直流または低周波遮断部を設 け、その第1の直流または低周波遮断部の両側に前記第1のリング導体に第1の 傾斜磁場電流を流す第1の傾斜磁場電流源を接続し、前記第2のリング導体に第 2の直流または低周波遮断部を設け、その第2の直流または低周波遮断部の両側 に前記第2のリング導体に前記第1の傾斜磁場電流と逆向きの第2の傾斜磁場電 流を流す第2の傾斜磁場電流源を接続し、前記第1のリング導体と前記第2のリ ング導体が生成する磁場により前記ローパス型バードケージコイルの内部に傾斜 磁場を形成させることを構成上の特徴とするものである。
【0006】
【作用】
ローパス型バードケージコイルは、エレメントに直流または低周波遮断部を介 設した構造であるため、傾斜磁場電流源から見て第1のリング導体と第2のリン グ導体とが分離されている。 そこで、第1のリング導体に第1の直流または低周波遮断部を設け,その第1 の直流または低周波遮断部の両側から第1のリング導体に第1の傾斜磁場電流を 給電し、また、第2のリング導体に第2の直流または低周波遮断部を設け,その 第2の直流または低周波遮断部の両側から第2のリング導体に前記第1の傾斜磁 場電流と逆向きの第2の傾斜磁場電流を給電することにより、第1のリング導体 と第2のリング導体が逆向きの磁場を独立に生成する。 そして、これらの磁場は、ローパス型バードケージコイルの内部で合成され、 傾斜磁場を形成する。 一方、RFパルスまたはNMR信号から見て、直流または低周波遮断部は無視 できるから、従来と同様にRFコイルとして機能する。 かくして、傾斜磁場コイルが不要となり、構造を簡略化できる。
【0007】
【実施例】 以下、図に示す実施例によりこの考案をさらに詳しく説明する。なお、これに よりこの考案が限定されるものではない。 図1は、この考案によるMR装置の傾斜磁場発生装置1の概略図である。 この傾斜磁場発生装置1は、RFコイルとして使用されるローパス型バードケ ージコイル2と、第1の傾斜磁場電流源3aと、第2の傾斜磁場電流源3bとか ら基本的に構成されている。
【0008】 このローパス型バードケージコイル2は、中央にコンデンサC1,C2,…を 介設した多数のエレメントE1,E2,…を、第1のリング導体Raと第2のリ ング導体Rbの間に接続し、さらに、第1のリング導体Raの一部にコンデンサ Caを介設し、第2のリング導体Rbの一部にコンデンサCbを介設した構造で ある。 さらに、コンデンサCaの両端には、第1の傾斜磁場電流源3aが接続されて いる。また、コンデンサCbの両端には、第2の傾斜磁場電流源3bが接続され ている。
【0009】 エレメントEnに介設されたコンデンサCnの両側にRFパルスを給電すると 共に、そこからNMR信号を取り出す。このとき、高周波に対してコンデンサC 1〜Cn,Ca,Cbは導通状態になるから、従来と同様のRFコイルとして機 能する。
【0010】 次に、このMR装置の傾斜磁場発生装置1の動作を説明する。 エレメントE1,E2,…は、コンデンサC1,C2,…により、直流的に遮 断されている。また、第1のリング導体Raは、コンデンサCaにより、一部で 直流的に遮断されている。また、第2のリング導体Rbは、コンデンサCbによ り、一部で直流的に遮断されている。そこで、傾斜磁場電流から見たとき、第1 のリング導体Raと第2のリング導体Rbは、図2の(a)に示すように、それ ぞれ1回巻のループコイルとなる。ここで、第1の傾斜磁場電流源3aと第2の 傾斜磁場電流源3bとにより、第1のリング導体Raと第2のリング導体Rbに 互いに逆向きの傾斜磁場電流(直流電流)を流せば、図2の(b)に示すように 、傾斜磁場が発生する。傾斜磁場電流源3a,3bの電流値を調整すれば、傾斜 磁場の傾きや中心位置を調整することが出来る。
【0011】 以上のように、RFコイルとして使用されるローパス型バードケージコイル2 を利用して傾斜磁場を発生できるから、別の傾斜磁場コイルが不要となり、構造 を簡略化できる。
【0012】 他の実施例としては、コンデンサC1〜Cn,Ca,Cbを、直列共振回路に 置換したものが挙げられる。
【0013】
【考案の効果】
この考案のMR装置の傾斜磁場発生装置によれば、RFコイルとして使用され るローパス型バードケージコイルを利用して傾斜磁場を発生できる。このため、 別の傾斜磁場コイルが不要となり、構造を簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるMR装置の傾斜磁場発生装置の
一実施例の概略図である。
【図2】図1のMR装置の傾斜磁場発生装置の動作説明
図である。
【図3】従来のローパス型バードケージコイルの説明図
である。
【図4】従来の傾斜磁場コイルの説明図である。
【図5】従来の傾斜磁場コイルの別の説明図である。
【符号の説明】
1 MR装置の傾斜磁場発生装置 2 ローパス型バードケージコイル 3a 第1の傾斜磁場電流源 3b 第2の傾斜磁場電流源 Ra 第1のリング導体 Rb 第2のリング導体 E1,E2,En エレメント Ca,Cb コンデンサ C1,C2,Cn コンデンサ Ga,Gb 傾斜磁場コイル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のリング導体と第2のリング導体の
    間に多数のエレメントを接続し,それらエレメントに直
    流または低周波遮断部を介設した構造で,RFコイルと
    して使用されるローパス型バードケージコイルに対し
    て、前記第1のリング導体に第1の直流または低周波遮
    断部を設け、その第1の直流または低周波遮断部の両側
    に前記第1のリング導体に第1の傾斜磁場電流を流す第
    1の傾斜磁場電流源を接続し、前記第2のリング導体に
    第2の直流または低周波遮断部を設け、その第2の直流
    または低周波遮断部の両側に前記第2のリング導体に前
    記第1の傾斜磁場電流と逆向きの第2の傾斜磁場電流を
    流す第2の傾斜磁場電流源を接続し、前記第1のリング
    導体と前記第2のリング導体が生成する磁場により前記
    ローパス型バードケージコイルの内部に傾斜磁場を形成
    させることを特徴とするMR装置の傾斜磁場発生装置。
JP141793U 1993-01-25 1993-01-25 Mr装置の傾斜磁場発生装置 Pending JPH0657313U (ja)

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JP141793U JPH0657313U (ja) 1993-01-25 1993-01-25 Mr装置の傾斜磁場発生装置

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JP141793U JPH0657313U (ja) 1993-01-25 1993-01-25 Mr装置の傾斜磁場発生装置

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JPH0657313U true JPH0657313U (ja) 1994-08-09

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ID=11500898

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JP141793U Pending JPH0657313U (ja) 1993-01-25 1993-01-25 Mr装置の傾斜磁場発生装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006014987A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 磁気共鳴用コイル、マグネットシステムおよび磁気共鳴撮影装置
JP2006051110A (ja) * 2004-08-10 2006-02-23 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 勾配コイルおよびmri装置

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