JPH0657313B2 - 乾式造粒装置 - Google Patents

乾式造粒装置

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JPH0657313B2
JPH0657313B2 JP63028822A JP2882288A JPH0657313B2 JP H0657313 B2 JPH0657313 B2 JP H0657313B2 JP 63028822 A JP63028822 A JP 63028822A JP 2882288 A JP2882288 A JP 2882288A JP H0657313 B2 JPH0657313 B2 JP H0657313B2
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powder
roll
motor
compression
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良宏 鈴木
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動力炉・核燃料開発事業団
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B11/00Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
    • B30B11/005Control arrangements
    • B30B11/006Control arrangements for roller presses
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/30Feeding material to presses
    • B30B15/302Feeding material in particulate or plastic state to moulding presses
    • B30B15/308Feeding material in particulate or plastic state to moulding presses in a continuous manner, e.g. for roller presses, screw extrusion presses

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Glanulating (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種セラミックス粉末
の乾式造粒、二酸化ウラン粉末の乾式造粒、プラトニウ
ム−ウラン混合酸化物粉末の乾式造粒など、粉末を圧
粉、解砕して所定粒度に造粒する乾式造粒装置に関す
る。さらに詳しくは、本発明は、この造粒装置の圧紛工
程における圧紛体の密度の制御手段に関する。
【0002】
【従来の技術】原子炉の核燃料ペレットを成形焼結する
場合、粉末原料を微粉末のまま成型すると、成型装置の
ダイスに効率良く装填することができない。そのため、
微粉末の原料を所定粒度に造粒し、その後に成型焼結し
ている。造粒するについて、例えば溶媒に分解し易い成
分がある場合などには、湿式の造粒装置では都合が悪い
ので、乾式の造粒装置が用いられる。
【0003】この乾式の造粒措置は、一般に、結合剤入
りの微小な粉末を溜めるホッパと、このホッパの中の粉
末を送るスクリュフィーダと、スクリュフィーダの下流
側に設けられ圧紛してフレーク状の圧紛体にする圧縮ロ
ールと、この圧縮ロールの下流側に設けられ圧紛体を砕
いて粒体とする解砕ロールと、この解砕ロールの下流側
に設けられ粒体を分級して所定粒度の整粒体を得る分級
機とから構成されている。
【0004】ここで、所定粒度の整粒体を得るようにし
ているのは、核燃料では焼結体の密度を一定にする必要
があるからである。分級機において、粒体は所望粒度の
整粒体それより大きい粒度の粗粒体、および所望粒度よ
り小さい微流体のそれぞれに分級される。そして、粗粒
体は、別置の解砕ロールにて再解砕した後、再度分級機
に戻して分級される。また、微粒体は、再度ホッパに戻
され、圧紛、解砕、分級が行われる。
【0005】解砕ロールによる解砕工程において粒体の
粒分布が広いと、再解砕、再圧紛などの頻度が多くな
り、所定粒度の整粒体の生産効率が悪くなる。再度分布
を狭い範囲に絞るためには、圧紛工程における圧紛体の
密度を一定にする必要がある。 圧紛工程における圧粉体の密度を一定にするため、例え
ば、特開昭55−39273号公報に記載された造粒装
置は、圧縮ロールを一対の固定ロールから構成して圧縮
ロールのギャップを所定値に固定し、一方の固定ロール
側にロール圧(造粒圧)を検出する圧力検出器を設け、
検出した造粒圧に応じてスクリューフィーダ駆動用モー
タの回転数を変化させて粉末の送り量を変えるように構
成されている。
【0006】これによると、圧力検出器により検出した
造粒圧が設定値を下回れば、モータの回転数を増加して
粉末の供給量を増大させ、圧縮ロールを通過する粉末量
を多くして造粒圧を上げようとする。逆に、検出した造
粒圧が設定値を越えれば、モータの回転数を減少させて
粉末の供給量を減少させて、造粒圧を下げようとする。
【0007】また、同じく圧粉工程における圧粉体の密
度を一定にするため、例えば、特公昭53−42474
号公報に記載された造粒装置は、圧縮ロールを固定ロー
ルと可動ロールとから構成し、可動ロールをスプリング
により固定ロール側に押圧し、固定ロールと可動ロール
との間のギャップを検出するギャップ検出器を設け、検
出したギャップの大きさに応じてスクリューフィーダ駆
動用モータの回転数を変化させて粉末の送り量を変える
ように構成されている。
【0008】これによると、ギャップ検出器により検出
したギャップが設定値を下回れば、モータの回転数を増
加して粉末の供給量を増大させ、圧縮ロールを通過する
粉末量を多くして造粒圧を上げようとする。逆に、検出
したギャップが設定値を越えれば、モータの回転数を減
少させて粉末の供給量を減少させて、造粒圧を下げよう
とする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
55−39273号公報に記載された造粒装置による
と、圧縮ロールが一対の固定ロールからなり、そのギャ
ップが常に空いているので、粉末供給開始直後、粉末供
給終了直前または粉末供給量が少ないときには、粉末が
圧紛されずにそのまま圧縮ロールの間を通過してしまう
ことになる。そのため、整粒体を得るための分級回数が
多くなる問題があった。
【0010】また、ロール圧(造粒圧)を検出する圧力
検出器を設け、検出した造粒圧に応じて粉末の送り量を
変えるようにしているので、検出時に圧縮ロールの駆動
系のギアの噛み合い精度などによる機械的振動や圧縮ロ
ール間を通過する粉末量の過渡的な変化を拾ってしま
い、センサ出力の雑音成分が多くなり、出力のピークや
ディップによって行き過ぎ制御が起きる。このため、成
形品の圧粉特性の安定性に欠け、焼結体の低密度化を図
る場合に添加する有機粉末の成形品に対する閉じ込め性
能がばらつき、焼結密度のばらつきも大きくなる。
【0011】これに対して、特公昭53−42474号
公報に記載された造粒装置によると、圧縮オールを固定
ロールと固定ロール側に押圧される可動ロールとから構
成しているので、粉末供給量直後、粉末供給終了直前ま
たは粉末供給量が少ないときにはギャップが零に近づい
て圧粉を行うようにする利点がある。また、ギャップ検
出器の出力に基づいて粉末の供給量を制御するので、駆
動系の機械的振動などのによる雑音成分が多く入ること
が防止される利点がある。
【0012】ところが、この特公昭53−42474号
公報に記載された造粒装置では、可動ロールをスプリン
グで押圧しているので、圧縮ロールのギャップの大きさ
に対して押圧力が一定でなく、また駆動系のギヤの噛み
合い精度や供給粉末の投入量の過度的変動に対してギャ
ップの変化が増大(共振時)したり、変動が減衰するの
に時間がかかったりする。このため、制御系に入力され
るセンサ信号には、これらに起因する雑音が重畳されて
おり、見掛け上正しく制御されていたとしても成形品の
圧粉性が均一であるとは限らない問題があった。
【0013】本発明の目的は、ギャップの大きさを検出
して粉末供給量を変えるギャップ可変型の装置におい
て、機械的振動や供給粉末の過渡的変動などに起因する
雑音を極力除去することにより、造粒圧を精度良く一定
に制御する乾式乾式造粒装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の造粒装置は、圧縮ロールが固定ロールと可
動ロールとから成り、可動ロールを所定の圧力(造粒
圧)で固定ロールの側に押圧する押圧機構とし油圧ユニ
ットが設けられ、圧縮ロールのギャップを検出するギャ
ップ検出器が設けられ、ギャップ検出器により検出した
ギャップ検出値を比較時間内で平均化してギャップが設
定範囲を越えたりあるいは下回ったりすると判定すると
ギャップ検出器の出力によってモータの回転を減速ある
いは増速させ、ギャップが設定範囲にある時にはモータ
の回転制御を停止してフィードバック不要範囲としてモ
ータが制御停止直前の回転数で一定に回転するようにし
て、ギャップが常に設定範囲内になるように粉末の供給
量を制御するように構成されている。
【0015】
【作用】本発明の造粒装置によると、可動ロールが固定
ロール側に油圧ユニットにより押圧されるので、圧縮ロ
ールのギャップの大きさに対して押圧力が一定となり、
また駆動系のギヤの噛み合い精度や供給粉末の投入量の
過渡的変動による雑音成分が油圧ユニットのダンピング
効果により吸収されて検出信号に重畳されることが極小
に抑えられる。
【0016】また、ギャップ検出器により検出したギャ
ップの検出値を比較時間内で平均化したり、ギャップが
設定範囲内にある時におけるフィードバック不要範囲を
設定しているので、雑音成分が確実に除去される。
【0017】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図を参照して説明
する。
【0018】以下には原子炉の核燃料ペレットについて
説明しているが、本発明の適用はこれに限定されるもの
ではなく、各種セラミックス粉末の造粒など、粉末を圧
粉した後に解砕して所定粒度の整粒体を得るようにした
乾式造粒装置一般に適用できる。
【0019】図1および図2には、原子炉の核燃料ペレ
ットを成型焼結するに当って、微小な粉末原料から所定
粒度の粒体原料を造る造粒装置1が例示されている。
【0020】この造粒装置1は、ホッパ2と、このホッ
パ2の下流側に設けられた攪拌機3および粉末供給機で
あるスクリューフィーダ4と、このスクリューフィーダ
4の下流側に設けられた圧縮ロール5の、この圧縮ロー
ル5の下流側に設けられた解砕ロール6とを備えてい
る。また、攪拌機3とスクリューフィーダ4とを回転さ
せるモータ7が設けられている。
【0021】図2に示されているように、解砕ロール6
により得られた粒体を収容した搬送容器8を分級機9の
ホッパ10の位置まで搬送する搬送機構11A、11
B、11Cが設けられている。分級機9は、粒体を所望
粒度の整粒体、所望粒度より粒度の大きい粗粒体および
所望粒度より粒度の小さい微粒体の三とおりに分級する
ように構成されている。
【0022】ホッパ2に結合剤を混合した粉末12を供
給し、攪拌機3およびスクリューフィーダ4により、圧
縮ロール5に送り出し、圧縮ロール5により圧粉体13
とし、この圧粉体13を解砕ロール6により解砕して粒
体14とし、この粒体14をホッパ15に溜めてから搬
送容器8に投入する。次に、搬送機構11A、11B、
11Cにより搬送容器8を分級機9まで搬送して粒体を
分級し、所望粒度の整粒体は、ホッパ161から取り出
すようにする。また、粗粒体は、第2の解砕ロール17
により再解砕された後、ホッパ163から排出し、搬送
容器8および搬送機構11A、11B、11Cを介して
再び分級機9に戻すようにしている。さらに、微粒体
は、ホッパ162から最初のホッパ2に戻して圧粉工程
に戻すようにしている。
【0023】以上までの構成は従来公知のものと同様で
あるが、本発明では以下で説明するような圧縮ロールの
所定圧(造粒圧)による押圧機構、さらにギャップ検出
器およびその検出信号によるモータの回転制御手段が付
加され、これらの構成によって粉末の供給を特別に制御
し、圧粉体の密度を一定にするものである。
【0024】図1に示されているように、圧縮ロール5
は固定ロール18と可動ロール19とからなり、可動ロ
ール19を所定の造粒圧(例えば0.5〜5ton)で
固定ロール18側に押圧するために押圧ユニット20と
油圧シリンダ21とが設けられている。このように圧縮
ロール5の押圧機構として油圧ユニット20が用いられ
ているので、圧縮ロール5のギャップGの大きさに対し
て押圧力が一定となり、また駆動系のギアの噛み合い精
度や供給粉末の投入量の過渡的変動に起因する雑音が検
出信号に重畳されることを極小に抑えることができる。
【0025】本来であれば、可動ロール19を所定の造
粒圧で固定ロール18側へ押圧すれば、そこを通過する
圧粉体の密度が所望のものとなるので、油圧ユニット2
0による押圧力制御でけで十分といえる。しかし、圧縮
ロール5の間を通過する粉末の量の変動により圧縮ロー
ル5のギャップGが変動し、このために圧粉体の密度が
大きく変動するおそれがあるので、本発明では圧縮ロー
ル5のギャップGを所定範囲に制御している。
【0026】すなわち、ギャップGが所定範囲(例えば
0.5〜1.5mm、好ましくは0.7〜1.0mm)
になるように、モータ7の回転数(スクリューフィーダ
4の回転数に等しい)を制御している。
【0027】このギャップ制御を行うため、圧縮ロール
5のギャップGを検出するギャップ検出器22と、ギャ
ップGを予め所望の設定範囲に設定するギャップ設定器
23と、ギャップ検出器22から出力された検出値とギ
ャップ設定器23に入力された設定値とを比較するコン
パレータ24と、コンパレータ24の出力を入力してモ
ータ7の回転数を指示するモータドライバ25とが設ら
れている。
【0028】ここで、ギャップ設定器23として、ギャ
ップGの変位を直線的に検出する高周波検出器や磁気検
出器などが望ましいが、その他任意の検出器が使用可能
である。また、ギャップ設定器23と、コンパレータ2
4と、モータドライバ25とからモータの回転制御手段
が構成されている。
【0029】そして、検出値が設定値を越えている場合
にはモータ7の回転数を下げて粉末の供給量を減少さ
せ、検出値が設定値よりも下回る場合にはモータ7の回
転数を上げて粉末の供給量を増大させるように制御され
る。一方、ギャップGが設定範囲内にある場合には、モ
ータ7の回転制御を停止させ、モータ7が制御停止直前
の回転数で一定に回転するように制御される。
【0030】制御動作例1 上記のように構成された実施例の制御動作の一例が、図
3および図4に示されている。
【0031】図3(イ)に示されたギャップの上限H
(例えば1.0mm)と下限(0.7mm)の間の範囲
がギャップGの設定値であり、この設定値を越えたり下
回る範囲内をフィードバック範囲とし、設定値の範囲内
をフィードバック制御を解除するフィードバック不要範
囲とする。
【0032】図(イ)(ロ)に示されているように、予
め設定した比較時間Tcの一定割合時間(この例では比
較時間Tcの1/2)以上ギャップ検出器22の検出値
が設定値を下回る場合にはモータ7の回転数を1段ずつ
増加してギャップGを零から次第に大きくして、検出値
を越える場合には7の回転数を1段ずつ減少してギャッ
プGを次第に小さくするようにしている。
【0033】このように適宜設定した比較時間Tcのギ
ャップGの検出値を平均化して、設定値を越えるか、下
回るか判定するので、ギャップGが瞬間的に設定範囲を
越えたり下回るにすぎない変化により制御系に影響を及
ぼすことがなくなり、行き過ぎ制御を防止できる。
【0034】また、圧粉時以外は圧縮ロール5のギャッ
プGは零となるので、粉末供給開始直後、粉末供給完了
直前または供給粉末が少ない時に、粉末が圧粉されずに
そのまま圧縮ロール5を通過するようなことが防止され
る。
【0035】このよにギャップGが設定値を越えたり下
回る場合にはフィードバックを行うが、設定範囲内では
モータ7の回転制御を停止してモータ7を制御停止直前
の回転数で一定に回転するようにしているので、モータ
7の回転数が0と最大値の間を往復するハンチングを防
止できる。
【0036】この制御動作例が図4のフローチャートに
表されている。
【0037】タイマT1比較時間Tcを設定するもので
あり、タイマT2とタイマT4とはこの比較時間Tcの1
/2にセットされる。そして、比較時間Tc内に比較時
間Tcの1/2以上検出値が設定値を越えたり下回る場
合にモータ7の回転を減速または増速するようにする。
タイマT3は、検出値が所定時間Tl3以上設定値を下回
ることにより、粉末供給の終了を検出するものである。
またタイマT4は、検出値が所定時間Th3以上設定値を
越えることにより、粉末の詰まりによる圧縮ロール5の
過負荷を検出するものである。ここで所定時間Tl3
Th3は、比較時間Tcの1/2より長い時間である。
【0038】ステップ26、27、28に示されている
ように、検出値が設定値を下回ると、タイマT2、タイ
マT3がカウントを開始する。そして、ステップ29、
30に示すように、検出値が所定時間(比較時間Tc内
に比較時間Tcの1/2以上)下回るならば、モータ7
を零から1段ずつ増速する。
【0039】しかし、ステップ31、32に示すよう
に、所定時間Tl3以上検出値が設定値を下回るときに
は、粉末供給終了としてモータ7を停止する。
【0040】一方、ステップ33、34、35に示され
ているように、検出値が設定値を越えると、タイマ
3、タイマT4がカウントを開始する。そして、ステッ
プ36、37に示すように、所定時間(比較時間Tcの
1/2以上)検出値が設定値を越えるならばモータ7を
1段ずつ減速する。
【0041】しかし、ステップ38、32に示すよう
に、所定時間Th3以上検出値が設定値を越えたとき
は、圧縮ロール5に過負荷が作用したものとしてモータ
7を停止する。
【0042】制御動作例2 次に、図5および図6を参照して、他の制御動作例を説
明する。
【0043】この制御は、図5に示すように、設定範囲
H−Lの外側であるフィードバック範囲をH1、H2およ
びL1、L2とそれぞれ2段階に分け、検出値がH1、L1
領域にあるときと、H2、L2領域にあるときとで、モー
タ7の増減速の幅を変えるものである。
【0044】すなわち、図6のステップ39、40、4
1、42で示されているように、検出値が所定時間(比
較時間Tcの1/2)以上L2にあると、モータ7を所
定の大速度幅で零から1段ずつ増速させる。
【0045】また、ステップ43、44、45、46に
示されているように、検出値が所定時間L1領域にある
と、モータ7を所定の小速度幅だけ1段ずつ減速させ
る。
【0046】また、ステップ47、48、49、50に
示されているように、検出値が所定時間1領域にある
と、モータ7を所定の小速度幅だけ1段ずつ減速させ
る。
【0047】さらにまた、ステップ51、52、53、
54に示されているように、検出値が所定時間以上H2
領域にあると、モータ7を所定の大減速幅で1段ずつ減
速させる。
【0048】この制御動作例によると、L2、H2領域で
は大速度幅で制御するのでギャップGを早く設定範囲内
に戻すことができ、しかもL1、H1領域では小速度幅で
制御するので行き過ぎ制御を防止できる。
【0049】なお、本発明は、上述の実施例に限定され
るものではなく、種々の変形例が実施可能である。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、圧縮ロ
ールが固定ロールと可動ロールとから成り、油圧ユニッ
トにより可動ロールを固定ロール側に押圧しているの
で、圧縮ロールのギャップの大きさに対して押圧力が一
定となり、また駆動系のギアの噛み合い精度や供給粉末
の投入量の過度的変動に起因する雑音成分が油圧ユニッ
トのダンピング効果により吸収されるので検出信号に重
畳されることが極小に抑えられる。
【0051】また、圧縮ロールのギャップを検出するギ
ャップ検出器が設けられ、ギャップ検出器により検出し
たギャップの検出値を比較時間内で平均化してギャップ
が設定範囲を越えたり下回ったりすると判定するとギャ
ップ検出器の出力によってモータの回転を減速あるいは
増速させ、またギャップが設定範囲にある時にはモータ
の回転制御を停止してフィードバック不要範囲としてモ
ータが制御停止直前の回転数で一定に回転するので、駆
動系のギヤの噛み合い精度や供給粉末の投入量の過渡的
変動に起因する雑音成分を除去できる。
【0052】したがって、造粒圧を精度良く一定に制御
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の造粒装置の一実施例を説明するための
概略図である。
【図2】図1の造粒装置を示す斜視図である。
【図3】図1の造粒装置の制御動作の一例を示す説明図
であり、(イ)はギャップの変化を示す図、(ロ)はモ
ータ回転数の変化を示す図である。
【図4】図3の制御動作を説明するフローチャートであ
る。
【図5】他の制御動作を示す説明図で、(イ)はギャッ
プの変化を示す図、(ロ)はモータの回転数を示す図で
ある。
【図6】図5の制御動作のフローチャートである。
【符号の説明】
1 造粒装置 4 スクリューフィーダ 5 圧縮ロール 6 解砕ロール 7 モータ 20 油圧ユニット(押圧機構) 21 油圧シリンダ 22 ギャップ検出器 23 ギャップ設定器(モータの回転制御手段) 24 コンパレータ(モータの回転制御手段) 25 モータドライバ(モータの回転制御手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉末を供給する粉末供給装置と、該粉末供
    給装置を駆動するモータと、該粉末供給装置によって供
    給された粉末を圧粉する圧縮ロールと、該圧縮ロールに
    よって圧粉された圧粉体を解砕する解砕ロールとからな
    り、粉末を圧粉して圧粉体を形成して後、これを解砕し
    て所定粒度の粒体を造粒する乾式造粒装置において、 前記圧縮ロールが固定ロールと可動ロールとから成り、
    該可動ロールを所定の圧力(造粒力)で固定ロール側に
    押圧する押圧機構として油圧ユニットが設けられ、前記
    圧縮ロールのギャップを検出するギャップ検出器が設け
    られ、該ギャップ検出器により検出したギャップの検出
    値を比較時間内で平均化して該ギャップが設定範囲を越
    えたりあるいは下回ったりすると判定すると該ギャップ
    検出器の出力によって前記モータの回転を減速あるいは
    増速させ、ギャップが設定範囲内にある時にはモータの
    回転制御を停止してフィードバック不要範囲として該モ
    ータが制御停止直前の回転数で一定に回転するようにし
    て、ギャップが常に設定範囲内になるように粉末の供給
    量を制御することを特徴とする乾式造粒装置。
JP63028822A 1988-02-12 1988-02-12 乾式造粒装置 Expired - Lifetime JPH0657313B2 (ja)

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