JPH0569198A - ロールコンパクター - Google Patents
ロールコンパクターInfo
- Publication number
- JPH0569198A JPH0569198A JP23011791A JP23011791A JPH0569198A JP H0569198 A JPH0569198 A JP H0569198A JP 23011791 A JP23011791 A JP 23011791A JP 23011791 A JP23011791 A JP 23011791A JP H0569198 A JPH0569198 A JP H0569198A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- casing
- powder
- screw
- filter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B15/00—Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
- B30B15/30—Feeding material to presses
- B30B15/302—Feeding material in particulate or plastic state to moulding presses
- B30B15/308—Feeding material in particulate or plastic state to moulding presses in a continuous manner, e.g. for roller presses, screw extrusion presses
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 粉体を成型するための従来のロールコンパク
ターは、生産性をあげるために周速をあげると品質、歩
留まりが低下し、さらには成型が不可能となる。本発明
の目的は、高周速でも安定的に成型が可能なロールコン
パクターを提供することにある。 【構成】 本発明は、それらの原因がロールバイト部の
空気圧の上昇にあることに着目し、ロールバイト直上に
あるスクリューケーシング、ホッパー壁を通気性のある
構造とし、ロールバイト部の空気圧が上昇した場合には
そこから空気が系外に排出されることにより、高周速で
も安定的な成型が可能なものとした。
ターは、生産性をあげるために周速をあげると品質、歩
留まりが低下し、さらには成型が不可能となる。本発明
の目的は、高周速でも安定的に成型が可能なロールコン
パクターを提供することにある。 【構成】 本発明は、それらの原因がロールバイト部の
空気圧の上昇にあることに着目し、ロールバイト直上に
あるスクリューケーシング、ホッパー壁を通気性のある
構造とし、ロールバイト部の空気圧が上昇した場合には
そこから空気が系外に排出されることにより、高周速で
も安定的な成型が可能なものとした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、微細な粉体を相対する
ロール間で成型、固化するロールコンパクターに関わる
ものである。
ロール間で成型、固化するロールコンパクターに関わる
ものである。
【０００２】
【従来の技術】微細な粉体を成型するニーズは、薬品か
ら粉炭の成型に到たるまで産業界に広く拡がっている。
これらの成型には、製品として板状のもの、あるいは粒
状、ブリケット状のものといった違い、また原料粉粒体
に水などのバインダーを混ぜる場合、混ぜない場合とい
った違いなどがある。
ら粉炭の成型に到たるまで産業界に広く拡がっている。
これらの成型には、製品として板状のもの、あるいは粒
状、ブリケット状のものといった違い、また原料粉粒体
に水などのバインダーを混ぜる場合、混ぜない場合とい
った違いなどがある。
【０００３】一方、ロールコンパクターは、一般的には
対向する２つのロールを水平に配置し、ロールのバイト
部の直上にホッパーを設置し、ホッパーに貯留された粉
体を相対するロールで逐次成型、固化する構造となって
いる。この場合、ロールバイト直上のホッパー内にスク
リューを設け、粉粒体を強制的にロールバイト間にフィ
ードする方式と、粉粒体の自重でロール間にフィードす
る方式の２とおりがある。
対向する２つのロールを水平に配置し、ロールのバイト
部の直上にホッパーを設置し、ホッパーに貯留された粉
体を相対するロールで逐次成型、固化する構造となって
いる。この場合、ロールバイト直上のホッパー内にスク
リューを設け、粉粒体を強制的にロールバイト間にフィ
ードする方式と、粉粒体の自重でロール間にフィードす
る方式の２とおりがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ロールコンパクターに
よるこれらの成型、固化を工業的に大規模に行おうとす
るとき問題となるのは、ある規模以上の生産能力で成型
をおこなおうとしてロール周速を上げると歩留りや、強
度がおちて所定の成型が行えなくなったり、著しい場合
には成型そのものが全く不可能になることである。
よるこれらの成型、固化を工業的に大規模に行おうとす
るとき問題となるのは、ある規模以上の生産能力で成型
をおこなおうとしてロール周速を上げると歩留りや、強
度がおちて所定の成型が行えなくなったり、著しい場合
には成型そのものが全く不可能になることである。
【０００５】これらの限界は、粉体の種類、性状、バイ
ンダーの有無や、ロールの大きさ、形状により異なり、
設備供給者、設備使用者はそれぞれ経験的な判断ないし
は個別に実験することにより限界内で操業しているのが
現状である。
ンダーの有無や、ロールの大きさ、形状により異なり、
設備供給者、設備使用者はそれぞれ経験的な判断ないし
は個別に実験することにより限界内で操業しているのが
現状である。
【０００６】先述のように、粉体をロールで成型しよう
とする際に、その生産速度、すなわちロール周速を上げ
ていくと成型物の歩留まり、強度がおち、ついには成型
そのものが不可能となる。これらの現象を実験的に調査
した結果、成型物の歩留まり、強度が落ちたり、成型そ
のものが不可能となるような高周速の条件においては、
ロールバイト直上部での空気圧があがっていることが判
った。この空気圧の上昇はつぎのように説明することが
できる。
とする際に、その生産速度、すなわちロール周速を上げ
ていくと成型物の歩留まり、強度がおち、ついには成型
そのものが不可能となる。これらの現象を実験的に調査
した結果、成型物の歩留まり、強度が落ちたり、成型そ
のものが不可能となるような高周速の条件においては、
ロールバイト直上部での空気圧があがっていることが判
った。この空気圧の上昇はつぎのように説明することが
できる。
【０００７】すなわち、粉体粒子の真密度をρ0 、ホッ
パー内に搬入された粉体密度をρ1、成型物の密度をρ2
としたとき、ホッパー内に搬入された粉体密度ρ1 が
低ければ低いほど、また成型物の密度ρ2 が真密度に近
ければ近いほど、ロールでの成型過程で逃がさねばなら
ない空気量は多くなる。これらの空気は、ホッパー内の
粉炭の粒子間を通過し上部へ抜けていくか、あるいはロ
ールの端など成型がおこなわれず粉体がロールバイトか
ら落下している部分からロール下に抜けていくか、ある
いは成型物の内部に閉じ込められるか、いずれかの形で
バランスが保たれている。ところが、ロールの周速をあ
げて生産量をあげていくと処理しなければならない空気
量が、逃がしうる空気量を上回ることになりロール直上
部に空気が滞留し、その結果空気圧が高まってくる。
パー内に搬入された粉体密度をρ1、成型物の密度をρ2
としたとき、ホッパー内に搬入された粉体密度ρ1 が
低ければ低いほど、また成型物の密度ρ2 が真密度に近
ければ近いほど、ロールでの成型過程で逃がさねばなら
ない空気量は多くなる。これらの空気は、ホッパー内の
粉炭の粒子間を通過し上部へ抜けていくか、あるいはロ
ールの端など成型がおこなわれず粉体がロールバイトか
ら落下している部分からロール下に抜けていくか、ある
いは成型物の内部に閉じ込められるか、いずれかの形で
バランスが保たれている。ところが、ロールの周速をあ
げて生産量をあげていくと処理しなければならない空気
量が、逃がしうる空気量を上回ることになりロール直上
部に空気が滞留し、その結果空気圧が高まってくる。
【０００８】これらのプロセスで空気圧が高まると成型
物の歩留まり、強度は著しく劣化する。さらに周速を上
げアンバランス量が多くなると空気圧を内在する粉体
は、流動性が極めて高くなり、粉体とロール表面の摩擦
係数が著しく小さくなり正常なロールでの噛み込み、成
型ができなくなる。
物の歩留まり、強度は著しく劣化する。さらに周速を上
げアンバランス量が多くなると空気圧を内在する粉体
は、流動性が極めて高くなり、粉体とロール表面の摩擦
係数が著しく小さくなり正常なロールでの噛み込み、成
型ができなくなる。
【０００９】本発明は、これらの工業上の限界を大きく
引上げ、高品質の成型物を高い生産性で製造するための
画期的な技術を提供することにある。
引上げ、高品質の成型物を高い生産性で製造するための
画期的な技術を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記工業上の
限界を大きく引き上げるために、ロールバイト直上部に
スクリューを設け、粉粒体を強制的にロールバイト間に
フィードする方式のロールコンパクターにおいて、スク
リューのケーシング、またはスクリュー直下のホッパー
壁、またはその両者を通気性のある構造としたものであ
る。
限界を大きく引き上げるために、ロールバイト直上部に
スクリューを設け、粉粒体を強制的にロールバイト間に
フィードする方式のロールコンパクターにおいて、スク
リューのケーシング、またはスクリュー直下のホッパー
壁、またはその両者を通気性のある構造としたものであ
る。
【００１１】
【作用】本発明は、高生産性、すなわち高いロール周速
での成型を阻害する要因が、系外に排出できないアンバ
ランス空気にあることに着目し、スクリューフィード方
式のロールコンパクターにおいて、スクリューのケーシ
ングやスクリュー直下のホッパー壁を通気性のある構造
としたものであって、その作用はロールバイト部て発生
したアンバランス空気がその自圧により、通気性を有す
るケーシングやホッパー壁より系外に自律的に排出さ
れ、粉体の流動性が高まることなく安定的な成型を可能
とするものである。
での成型を阻害する要因が、系外に排出できないアンバ
ランス空気にあることに着目し、スクリューフィード方
式のロールコンパクターにおいて、スクリューのケーシ
ングやスクリュー直下のホッパー壁を通気性のある構造
としたものであって、その作用はロールバイト部て発生
したアンバランス空気がその自圧により、通気性を有す
るケーシングやホッパー壁より系外に自律的に排出さ
れ、粉体の流動性が高まることなく安定的な成型を可能
とするものである。
【００１２】
【実施例】図１に本発明の実施例を示す。ロールコンパ
クター１は、ロール２，２’およびスクリューフィーダ
ー３より構成され、上部ホッパー４の上に設置されたス
クリューコンベアなどの粉体搬送手段５から上部ホッパ
−４に送られた粉体をスクリューフィーダー３によりロ
ールのバイト部に送り込み、板状、あるいは粒状、ブリ
ケット状のものに成型している。本発明の特徴は、スク
リューのケーシング６、あるいはスクリュー直下のホッ
パー壁７を通気性のある構造としたことであり、本実施
例では、スクリューのケーシング６が図２、図３に示す
ように、開孔部を有する鋼板などにより構成されるケー
シング内壁８、粉体が外部に漏れないようケーシング内
壁８に外側に設置されたフィルター９により構成されて
いる。このフィルターは、例えば集塵用のテフロンフィ
ルター等を使用し、通気性がよく、しかも粉体を通過さ
せないものとする。ロール直上で空気圧が高くなった場
合には、空気は自圧によりケーシング内壁８の開孔部、
フィルター９、さらにケーシング６の開孔部１０を通っ
て大気中に放散される。
クター１は、ロール２，２’およびスクリューフィーダ
ー３より構成され、上部ホッパー４の上に設置されたス
クリューコンベアなどの粉体搬送手段５から上部ホッパ
−４に送られた粉体をスクリューフィーダー３によりロ
ールのバイト部に送り込み、板状、あるいは粒状、ブリ
ケット状のものに成型している。本発明の特徴は、スク
リューのケーシング６、あるいはスクリュー直下のホッ
パー壁７を通気性のある構造としたことであり、本実施
例では、スクリューのケーシング６が図２、図３に示す
ように、開孔部を有する鋼板などにより構成されるケー
シング内壁８、粉体が外部に漏れないようケーシング内
壁８に外側に設置されたフィルター９により構成されて
いる。このフィルターは、例えば集塵用のテフロンフィ
ルター等を使用し、通気性がよく、しかも粉体を通過さ
せないものとする。ロール直上で空気圧が高くなった場
合には、空気は自圧によりケーシング内壁８の開孔部、
フィルター９、さらにケーシング６の開孔部１０を通っ
て大気中に放散される。
【００１３】
【発明の効果】本発明では、高いロール周速のためにロ
ールバイト直上部の空気圧が高まってきた場合には、通
気性のあるスクリューケーシング、あるいはスクリュー
直下のホッパー壁から空気が系外に排出されるため、粉
体の流動性が高まることなく安定的に成型が可能とな
る。したがって、従来は不可能であった高周速での成型
が可能となり、極めて高い生産性を実現することができ
る。
ールバイト直上部の空気圧が高まってきた場合には、通
気性のあるスクリューケーシング、あるいはスクリュー
直下のホッパー壁から空気が系外に排出されるため、粉
体の流動性が高まることなく安定的に成型が可能とな
る。したがって、従来は不可能であった高周速での成型
が可能となり、極めて高い生産性を実現することができ
る。
【図１】本発明の実施例ロールコンパクター全体図。
【図２】図１のＡ−Ａ断面図。
【図３】図２のＢ−Ｂ断面図。
１ ロールコンパクター ２ ロール ３ スクリューフィーダー ４ 上部ホッパ
ー ５ 粉体搬送手段 ６ スクリュー
のケーシング ７ スクリュー直下のホッパー壁 ８ ケーシング
内壁 ９ フィルター １０ 開孔部
ー ５ 粉体搬送手段 ６ スクリュー
のケーシング ７ スクリュー直下のホッパー壁 ８ ケーシング
内壁 ９ フィルター １０ 開孔部
Claims (1)
- 【請求項１】 ロールバイト直上部にスクリューを設
け、粉粒体を強制的にロールバイト間にフィードする方
式のロールコンパクターにおいて、スクリューのケーシ
ング、あるいはスクリュー直下のホッパー壁、あるいは
その両者を通気性のある構造としたことを特徴とするロ
ールコンパクター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23011791A JPH0569198A (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | ロールコンパクター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23011791A JPH0569198A (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | ロールコンパクター |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0569198A true JPH0569198A (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=16902843
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23011791A Pending JPH0569198A (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | ロールコンパクター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0569198A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999052705A1 (fr) * | 1998-04-09 | 1999-10-21 | Freund Industrial Co., Ltd. | Dispositif et procede pour traiter une substance pulverulente ou granulaire |
| JP2008201900A (ja) * | 2007-02-20 | 2008-09-04 | Nippon Steel Corp | 成形炭の製造方法 |
| JP2012245499A (ja) * | 2011-05-31 | 2012-12-13 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | フィルタ付きベースブロック |
| CN112976383A (zh) * | 2021-02-05 | 2021-06-18 | 五方智工(北京)技术有限公司 | 切割工作台 |
-
1991
- 1991-09-10 JP JP23011791A patent/JPH0569198A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999052705A1 (fr) * | 1998-04-09 | 1999-10-21 | Freund Industrial Co., Ltd. | Dispositif et procede pour traiter une substance pulverulente ou granulaire |
| US6513424B1 (en) | 1998-04-09 | 2003-02-04 | Freund Industrial Co., Ltd. | Device and method for processing powder and granular material |
| JP2008201900A (ja) * | 2007-02-20 | 2008-09-04 | Nippon Steel Corp | 成形炭の製造方法 |
| JP2012245499A (ja) * | 2011-05-31 | 2012-12-13 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | フィルタ付きベースブロック |
| CN112976383A (zh) * | 2021-02-05 | 2021-06-18 | 五方智工(北京)技术有限公司 | 切割工作台 |
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