JPH0657186A - 印字方法 - Google Patents

印字方法

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Publication number
JPH0657186A
JPH0657186A JP4229310A JP22931092A JPH0657186A JP H0657186 A JPH0657186 A JP H0657186A JP 4229310 A JP4229310 A JP 4229310A JP 22931092 A JP22931092 A JP 22931092A JP H0657186 A JPH0657186 A JP H0657186A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
ink
dye
agent
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4229310A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuko Kumano
康子 熊野
Toshihiko Negoro
俊彦 根来
Hideki Nagareo
秀樹 流尾
Yoshiaki Shiono
好章 塩野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Fujicopian Co Ltd
Original Assignee
Fuji Kagakushi Kogyo Co Ltd
Fujita Corp
Fujicopian Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Kagakushi Kogyo Co Ltd, Fujita Corp, Fujicopian Co Ltd filed Critical Fuji Kagakushi Kogyo Co Ltd
Priority to JP4229310A priority Critical patent/JPH0657186A/ja
Publication of JPH0657186A publication Critical patent/JPH0657186A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手や顔、衣服、家具等に付着した場合でも、
汚れを防止できる印字方法を提供すること。 【構成】 無色透明のインクで、且つ、発色剤が塗工さ
れ乾燥された用紙と反応して発色するインクを用いて印
字することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は玩具、各種伝票、レシー
ト、書道等に用いられて好適な印字方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スタンプ、クレヨン、絵の具等の玩具
や、各種の伝票、書道等に使われるインクは、一般に、
当初から色彩を有したものが用いられている。そして、
この種のインクは、手や顔、衣服、家具等に付着する機
会が多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらのインクが手や
顔、衣服等に付着すると、インクが水溶性でも、紙や布
を用いたふき取りや、水による洗浄を行なっても、汚れ
を落すには長時間を要し、しみとなって残存してしまう
場合が多い。本発明は前記事情に鑑み案出されたもの
で、本発明の目的は、手や顔、衣服、家具等に付着した
場合でも、汚れを防止できる印字方法を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、無色透明のインクで且つ、発色剤が塗工され乾
燥された用紙と反応して発色するインクを用いて印字す
ることを特徴とする。
【0005】本発明では、発色剤と反応した時のみイン
クが発色し、特定の用紙以外にインクが付着しても発色
しない。従って、本発明による印字方法によれば、イン
クが手や顔、衣服、家具等に付着した場合でも、汚れを
防止できる。
【0006】このようなインクを構成する色素と、発色
剤との組み合わせとしては、ロイコ染料と酸性顕色剤が
ある。例えば、フルオラン系染料とフェノール化合物、
フルオラン系染料と無機固体酸類、フルオラン系染料と
酸性物質、フェノチアジン系染料とフェノール化合物、
トリフェニルメタンフタリド系染料とフェノール化合物
等のロイコ染料と酸性顕色剤の組み合わせが挙げられ
る。具体的には、インクを構成する色素に3−ジブチル
アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオランを用い、
用紙に塗工させる発色剤にビスフェノールAを用いた場
合、色素は、発色剤との反応によって、無色から黒色に
発色する。
【0007】インクを構成する色素にクリスタルバイオ
レットラクトンを用い、用紙に塗工させる発色剤にビス
フェノールAを用いた場合、色素は、発色剤との反応に
よって、無色から青色に発色する。
【0008】本発明で用いられるインクは、上記色素
を、適当な染料溶解剤に加えて調製されるが、このよう
な染料溶解剤としては、ケトン類、エステル類、ハロゲ
ン系炭化水素、芳香族炭化水素等があり、具体的にはア
ルキルナフタレン,ジアリルアルカン,アルキルビフェ
ニル,水酸化ターフェニル,アルキルベンゼン,ベンジ
ルナフタレン,ジアリルアルキレンなどがある。このよ
うなインクは、染料溶解剤100重量部に対し、好まし
くは1〜10重量部の色素を含んでいる。さらにインク
は、色素に加えて他の添加剤を含有していてもよく、こ
のような添加剤としては、増粘剤、油、可塑剤、レジン
等や減感剤(アミン類)等が用いられる。
【0009】また、上記の発色剤(顕色剤)を、用紙に
塗工させる方法としては、発色剤を適当な溶剤に溶解し
て発色剤溶液を調製し、この発色剤溶液をカードに塗
布、噴霧などするか、発色剤溶液にカードを漬浸する方
法を例示できる。この際、発色剤溶液に用いられる溶剤
としては、水、ケトン類、エステル類、ハロゲン系炭化
水素、芳香族炭化水素等が用いられる。このような発色
剤溶液は、溶剤100重量部に対し、好ましくは1〜1
0重量部の発色剤を含んでいる。また、発色剤は、用紙
上でインク中の色素と接触した場合に、色素1に対して
0.2〜30(重量比)となるように塗工されることが
好ましい。このような発色剤溶液は、他の添加剤を含有
していてもよく、このような添加剤としては、各種クレ
ー、バインダー、レジン、保存性改良剤(耐光耐湿、そ
の他)等が用いられる。このような発色剤を塗工させる
用紙としては、紙や布、木等を用いることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を玩具用スタンプに適用した実
施例について説明する。図1は実施例に係るスタンプ本
体の斜視図、図2はスタンプ本体の印字部の平面図、図
3は帳面の平面図を示す。玩具用スタンプはスタンプ本
体1と、帳面3とで構成されている。前記スタンプ本体
1はロゴスタンプで、図2に示すように、その印字部1
Aは多孔性のゴムの部分に無色のインクが塗工されてい
る。本実施例では、インクとして、色素である3−ジブ
チルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオランが
2.0重量%で、染料溶解剤が98.0重量%の溶液が
用いられている。前記帳面3は図3に示すように紙製
で、一枚一枚に発色剤が塗工され、乾燥されたものが用
いられている。本実施例では、発色剤としてビスフェノ
ールAが用いられている。この発色剤は、溶剤としての
アセトンに溶解して発色剤溶液(発色剤含有量2.0重
量%)を調製し、この発色剤溶液を塗布することにより
帳面3に塗工されている。
【0011】このようなスタンプ本体1により帳面3に
100回印字したところ、図4に示すように、3秒で発
色し、発色性も良好であった。また、スタンプ本体1に
より発色剤を含まない物品に印字したところ、発色せ
ず、且つ、印字後、拭き取ることで、または、水洗いす
ることで、確実に落すことができた。また、上記と同一
の物品に水溶性の赤インクで印字し、上記と同一の条件
で、拭き取り、または、水洗いしたところ、完全に消し
取ることができなかった。
【0012】表1に、スタンプ本体1により印字し、洗
浄した場合と、従来の赤インクを用いて印字し、洗浄し
た場合の試験結果を示す。夫々の方法により、帳面3、
発色剤を含まないコピー用紙、ポリエステル布、木片、
人の指について試験を行なった。
【0013】
【表1】
【0014】表1で明らかなように、実施例に係るスタ
ンプにより帳面3に印字すると発色し、発色剤を含まな
い他のコピー用紙等にスタンプで印字しても発色しなか
った。また、帳面3にスタンプした後、水洗いすると、
その輪郭が僅かに残るものの、殆ど消し取ることができ
た。また、発色剤を含まないコピー用紙にスタンプした
後、水洗いすると、完全に消し取ることができた。ま
た、発色剤を含まないポリエステル布や木片にスタンプ
した後、洗剤を用いて水洗いすると、完全に消し取るこ
とができた。人の指の場合には、石鹸を用いて水洗いす
ると、完全に消し取ることができた。
【0015】また、従来の赤インクを用いた場合には、
帳面3やコピー用紙等全ての物に対して発色した。そし
て、水洗いした場合、帳面3、コピー用紙ではやや消し
取られるものの、字体は残った。また、洗剤を用いて水
洗いした場合、ポリエステル布では、やや消し取られる
ものの字体は残り、また、木片の場合には、消色しなか
った。また、石鹸を用いて水洗いした場合、人の指の場
合にはやや消色した程度であった。
【0016】尚、本発明の印字方法は実施例の玩具に限
定されず、クレヨン、絵の具等や、各種の伝票、書道等
に使われるインクにも適用される。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、無
色透明のインクで、且つ、発色剤が塗工され乾燥された
用紙と反応して発色するインクを用いて印字するように
したので、汚れを防止することが可能となり、これら商
品の実用的価値を格段と高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スタンプ本体の斜視図である。
【図2】スタンプ本体の印字部の平面図である。
【図3】帳面の平面図である。
【図4】印字された帳面の平面図である。
【符号の説明】
1 スタンプ本体 1A 印字部 3 帳面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 流尾 秀樹 大阪府大阪市西淀川区御幣島5丁目4番14 号 フジコピアン株式会社内 (72)発明者 塩野 好章 大阪府大阪市西淀川区御幣島5丁目4番14 号 フジコピアン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無色透明のインクで、且つ、発色剤が塗
    工され乾燥された用紙と反応して発色するインクを用い
    て印字する印字方法。
  2. 【請求項2】 前記インクを構成する色素としてロイコ
    染料が用いられ、発色剤としてフェノール化合物、無機
    固体酸類または酸性物質が用いられる請求項1記載の印
    字方法。
JP4229310A 1992-08-04 1992-08-04 印字方法 Pending JPH0657186A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4229310A JPH0657186A (ja) 1992-08-04 1992-08-04 印字方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4229310A JPH0657186A (ja) 1992-08-04 1992-08-04 印字方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0657186A true JPH0657186A (ja) 1994-03-01

Family

ID=16890139

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4229310A Pending JPH0657186A (ja) 1992-08-04 1992-08-04 印字方法

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JP (1) JPH0657186A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6893107B2 (en) * 2003-01-09 2005-05-17 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method and system for visualizing printed fluids using indicator media

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6893107B2 (en) * 2003-01-09 2005-05-17 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method and system for visualizing printed fluids using indicator media

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