JPH0657074U - 交流電動機 - Google Patents

交流電動機

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JPH0657074U JP16593U JP16593U JPH0657074U JP H0657074 U JPH0657074 U JP H0657074U JP 16593 U JP16593 U JP 16593U JP 16593 U JP16593 U JP 16593U JP H0657074 U JPH0657074 U JP H0657074U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構成で交流電動機の径を小さくする。 【構成】 本体に軸支された回転軸1と、回転軸1に、
整流子片4−1,…4−8が周設された整流子4と、整
流子片4−1,…4−8と接触して交流電流を供給する
カーボン接触片5a,5bと、回転子コイル14−1,
…14−8を保持する押え板9a,9bとを備えた。回
転子コイル14−1,…14−8は回転軸1に直交する
面内でループを形成するように巻回された。回転子コイ
ル14−1,…14−8のループ面と対向して本体に配
置され、回転軸1に直交する面内でループを形成するよ
うに巻回され、交流電流が供給される固定子コイル20
−1,20−2を備えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、交流電源を供給して回転軸を回転させる交流電動機に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
従来の交流電動機として、中心部に回転軸と結合した電機子回転子を有し、こ の回転子の周面と対向する(半径方向の)外側に界磁固定子(電磁石)を配した 構造が知られている。この従来の交流電動機は、固定子の界磁巻線に交流電流を 流して回転子と固定子との間に順次吸引、反発力を生じさせて回転トルクを発生 させ、回転軸を回転させるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来の一般的な交流電動機においては、回転子の外側に固定子が 配置されていたので必然的にその径が大きくなっていた。
【0004】 この考案は、前記従来の課題を解決するもので、簡易な構成で交流電動機の径 を小さくすることができる交流電動機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る交流電動機は、本体に軸支された回転軸と、この回転軸に固定 され、複数の整流子片が周設された整流子と、前記整流子片と接触して交流電流 を供給する接触片と、前記回転軸に周設された保持部材と、前記保持部材の同一 半径上、一定間隔で保持されるとともに、前記回転軸に直交する面内でループを 形成するように巻回された複数の回転子コイルと、前記回転子コイルのループ面 の少なくとも一方面側で対向するように上記本体に配置されるとともに、前記回 転軸に直交する面内でループを形成するように巻回された所定数の固定子コイル とを備え、上記交流電流が上記回転子コイル及び上記固定子コイルに供給される ようになされているものである。
【0006】
【作用】
この考案の交流電動機によれば、磁界方向が回転軸の軸方向になる磁界を発生 させる複数の回転子コイルと所定数の固定子コイルとの吸引力及び反発力によっ て回転軸が回転する。このため、固定子コイルを回転軸からの距離が回転子コイ ルとほぼ等距離の位置になるように配置することができる。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面を参照しながら説明する。 図1は、この考案に係る交流電動機の一実施例を示す縦断面図である。
【0008】 同図において、1は回転軸であり、この回転軸1は、両端を玉軸受2,3によ って支持されている。回転軸1は、このように2箇所で支持された状態でその中 心軸1aを中心として回転自在になっている。この中心軸1aの右端は、負荷と 連結可能な連結用部材1bで形成されている。
【0009】 4は、回転軸1の左端側に固定された整流子であり、この整流子4は、境界面 がマイカ板等により互いに絶縁された8個の銅材の整流子片4−1,4−2,… ,4−8を円筒形に組立てて構成されたものである。
【0010】 5a,5bは回転軸1の回転に伴ってそれぞれ整流子4の整流子片4−1,4 −2,…,4−8の1つと順次接触してゆくカーボン接触片であり、整流子4を 中間に挾んで互いに対向するように配置されている。これらのカーボン接触片5 a,5bはそれぞれ後端に配置されたバネ6a,6bにより整流子4側に押圧さ れ、これにより常に安定的に整流子片4−1,4−2,…,4−8のいずれかに 接触するようになっている。
【0011】 7a,7bは交流電源(商用電源)からの交流電流を入力するための入力端子 であり、入力端子7aはカーボン接触片5aと電気的接続されている真鍮端子8 aと導線により接続されている。また、入力端子7bは、同様に、カーボン接触 片5bと電気的接続されている真鍮端子8bと導線により接続されている。この 構成により、カーボン接触片5a,5bに接触している整流子4の互いに反対側 に位置する整流子片のそれぞれには、交流電源より入力端子7a,7b,真鍮端 子8a,8b及びカーボン接続片5a,5bを介して電流が供給されることにな る。また、上記入力端子7a,7bは、後述する第1〜第3の固定子のコイル2 0−1,20−2と導線によりそれぞれ接続されている。
【0012】 10a,10bは回転軸1に所定間隔を有して固定された所定長の回転中心部 材である。この回転中心部材10a,10bの両端には周方向に、図3に示すよ うに、略扇形の切り欠き100が、例えば等間隔で複数形成されている。また、 回転中心部材10a,10bには、外縁部の軸方向であって上記各切り欠き10 0間に整流子片4−1,4−2,…,4−8から回転子鉄心に巻回されたコイル 14−1,14−2,…,14−8へ接続される導線の通路としての溝101が 複数本形成されている。
【0013】 9a,9b及び9c,9dは、図2に示すように、中心部に上記回転中心部材 10a,10bの切り欠き100に嵌合する嵌合孔11を有し、その外側同一半 径上に8個の略扇形の開孔12−1,12−2,…,12−8を有して後述する 回転子鉄心を保持する押え板である。そして、押え板9a,9b及び押え板9c ,9dを回転中心部材10a,10bの切り欠き100に嵌合した状態でビス止 め等を行なうことにより、押え板9a,9b及び押え板9c,9dの中心側が回 転中心部材10a,10bに固定される。このように押え板9a,9b及び押え 板9c,9dを回転中心部材10a,10bの切り欠き100に嵌合させること により、この嵌合部を介して押え板9a,9b及び押え板9c,9dに加わる後 述する右回りのトルクを回転中心部材10a,10bに伝達することができる。 従って、上記固定用のビス等へ上記右回りのトルクが全て加わることがなく、上 記固定用のビス等の上記トルクに対する負担が軽減される。
【0014】 また、押え板9a,9b及び押え板9c,9dは互いに等間隔の対向した状態 で保持されるように、外縁部にドーナツ状の保持用板13a,13bをそれぞれ 介在させている。
【0015】 図4は図1のX−Y面より矢印A方向(右方向)に交流電動機の回転子を見た 図である。13−1,13−2,…,13−8は、一定間隔で保持された押え板 9a(9b)の開孔12−1,12−2,…,12−8(図2)のそれぞれに1 個ずつ嵌め込まれて固定された8個の回転子鉄心を示している。これらの回転子 鉄心13−1,13−2,…,13−8は、多数枚の略H字状の磁性板(図1) からなり、これらの磁性板を積層状に重ねることにより形成されている。また、 回転子鉄心13−1,13−2,…,13−8のそれぞれには、回転軸1に直交 する面内でループを形成するように回転子巻線としてのコイル14−1,14− 2,…,14−8が同一方向に巻回されており、このコイルの巻回により回転軸 1の軸方向の磁界Hが発生するようになっている。この押え板9a,9b、回転 子鉄心13−1,13−2,…,13−8及びコイル14−1,14−2,…, 14−8により第1の回転子が形成される。なお、押え板9c,9dは、押え板 9a,9bと同様に回転子鉄心13−1,13−2,…,13−8及びコイル1 4−1,14−2,…,14−8が配設され、これにより第2の回転子が形成さ れる。
【0016】 また、回転子鉄心13−1,13−2,…,13−8のそれぞれには、押え板 9a,9bの対向面側であって径方向の開孔12−1,12−2,…,12−8 の内側に当接する突起130(図1)が形成されている。これにより回転子鉄心 13−1,13−2,…,13−8が開孔12−1,12−2,…,12−8か ら抜け落ちないように規制している。従って、製造時において回転子鉄心13− 1,13−2,…,13−8をそれぞれ開孔12−1,12−2,…,12−8 に嵌合させた状態で押え板9a,9b(押え板9c,9d)間に挾み込むだけで 回転子鉄心13−1,13−2,…,13−8を保持することができる。
【0017】 図5は図1のX−Y面より矢印B方向(左方向)に交流電動機の固定子を見た 図である。15a,15bは、中心部に回転軸1が遊嵌状に貫通される円形孔1 6aを有し、その外側同一半径上に2個の略扇形の開孔17−1,17−2を有 する後述する固定子鉄心を保持する押え板である。この押え板15a,15bは 互いに等間隔の対向した状態で保持されるように、外縁部にドーナツ状の保持用 板18a,18´aを介在させている。
【0018】 19−1,19−2は、一定間隔で保持された押え板15a,15bの開孔1 7−1,17−2のそれぞれに1個ずつ嵌め込まれ固定された2個の固定子鉄心 を示している。これらの固定子鉄心19−1,19−2は、多数枚の略H字状の 磁性板(図1)からなり、これらの磁性板を積層状に重ねることにより形成され ている。また、固定子鉄心19−1,19−2のそれぞれには、回転軸1に直交 する面内でループを形成するように固定子巻線としてのコイル20−1,20− 2が巻回されており、このコイルの巻回により回転軸1の軸方向の磁界Hが発生 するようになっている。この押え板15a,15b、固定子鉄心19−1,19 −2及びコイル20−1,20−2により第1の固定子が形成される。
【0019】 そして、この押え板15a,15bは、それぞれの外縁部が継鉄ケース21の 内側に形成された固定部材22a,22bと嵌合して固定され、固定子の機能を 有するようになっている。
【0020】 また、固定子鉄心19−1,19−2のそれぞれには、押え板15a,15b の対向面側であって径方向の開孔17−1,17−2の内側に当接する突起19 0(図1)が形成されている。これにより固定子鉄心19−1,19−2が開孔 17−1,17−2から抜け落ちないように規制している。従って、製造時にお いて固定子鉄心19−1,19−2をそれぞれ開孔17−1,17−2に嵌合さ せた状態で押え板15a,15b(押え板15c,15d及び押え板15e,1 5f)間に挾み込むだけで固定子鉄心19−1,19−2を保持することができ る。
【0021】 なお、押え板15c,15d及び押え板15e,15fは、押え板15a,1 5bと同様にそれぞれ固定子鉄心19−1,19−2、コイル20−1,20− 2及び保持用板18b,18b´(18c,18c´)が配設され、更にそれぞ れの外縁部が継鉄ケース21の固定部材22a,22bと嵌合して固定されるこ とにより、第2,第3の回転子が形成されている。
【0022】 また、押え板15a,15b、押え板15c,15d、押え板15e,15f は、それぞれ固定子鉄心19−1,19−2間を境に略半円状に分割されるよう に形成されており、図5の二点鎖線に示すように、蝶番等を有する一端側を支点 に開閉可能になっている。また、保持用板18a,18b,18c及び継鉄ケー ス21も上記押え板15a,15b等に応じて分割されており、上記押え板15 a,15b等の開閉に応じて開閉可能になっている。これにより、製造時におい て継鉄ケース21に第1〜第3の固定子をそれぞれ固定した状態で継鉄ケース2 1を開成することで、回転軸1をこの交流電動機に容易に取り付けることができ る。
【0023】 また、固定子鉄心19−1のコイル20−1と固定子鉄心19−2のコイル2 0−2とは、互いに極性が逆方向になるように巻回形成されている。さらに、第 1〜第3の固定子の各コイル20−1(20−2)は互いに接続されている。
【0024】 また、第1の固定子と第2の固定子間に所定のギャップを介して第1の回転子 が介在し、第2の固定子と第3の固定子間に所定のギャップを介して第2の回転 子が介在し得るように第1〜第3の固定子間の寸法が設定されている。
【0025】 次に、図6を用いて、整流子片4−1,4−2,…,4−8と回転子鉄心13 −1,13−2,…,13−8のコイル14−1,14−2,…,14−8との 電気的接続の構成の一例を説明する。なお、上記第1の回転子のコイル14−1 は第2の回転子のコイル14−1と並列接続され、以下同様に、上記第1の回転 子のコイル14−2,…,14−8が第2の回転子のコイル14−2,…,14 −8とそれぞれ並列接続されているが、便宜上、第1の回転子のコイル14−1 ,14−2,…,14−8のみで説明する。
【0026】 同図に示すように、整流子片4−1から出たコイルは回転子鉄心13−1に巻 回され整流子片4−2に戻る。同様にして、整流子4−2から出たコイルは、回 転子鉄心13−2に巻回されて整流子片4−3に戻る。このようにして、整流子 片4−1,…,4−8の8個の整流子片から出たコイルは、各回転子鉄心13− 1,13−2,…,13−8に巻回される。
【0027】 従って、同図に示すように、電圧の極性がプラス側となったカーボン接触片5 aが整流子4−1と接触し、マイナス側となったカーボン接触片5bが整流子片 4−5と接触している間には、交流電源からの電流は右半分側の回転子鉄心13 −1,13−2,…,13−4のコイルを流れる電流と左半分側の回転子鉄心1 3−8,13−7,…,13−5のコイルを流れる電流に2分されて、カーボン 接触片5aからカーボン接触片5bへ流れる。
【0028】 これによって、右半分側の回転子鉄心13−1,…,13−4と左半分側の回 転子鉄心13−8,…,13−5で互いに逆方向の磁界が発生することになる。
【0029】 なお、電圧の極性が反転しても、あるいは整流子4が回転して、カーボン接触 片5a,5bが接触する整流子片が変化しても、同じ動作により、右半分側と左 半分側に位置するコイルには逆方向の磁界が発生することになる。
【0030】 次いで、固定子鉄心19−1,19−2のコイル20−1,20−2の極性に ついて説明する。
【0031】 すなわち、コイル20−1とコイル20−2とは互いに極性が逆方向になるよ うに巻回されているため、図7に示すように、交流電流がコイル20−1,20 −2に流れることによりコイル20−1の一方にS極が現われている時点では、 その同一面側のコイル20−2にN極が現われる。
【0032】 次に、図7及び図8を用いて、本実施例の交流電動機の回転動作について説明 する。
【0033】 図7は、第1の回転子に対向する第1の固定子側の面を示しており、説明の都 合上、固定子鉄心19−1,19−2を4つの領域A1,A2,A3,A4に分けて ある。領域A1とA2は固定子鉄心19−1上の領域にあるために同一極、ここで はS極が現われている。A3とA4は固定子鉄心19−2上の領域であるために同 一極、ここではN極が現われている。
【0034】 図8は、図7に対応すべく第1の固定子に対向する第1の回転子側の面を示し ており、電流C1が流れるコイルが巻かれている回転子鉄心13−1,…,13 −4にはS極が現われている。他方、電流C2が流れるコイルが巻かれている回 転子鉄心13−8,…,13−5にはN極が現われている。
【0035】 これにより、固定子側と回転子側間には、領域A1と回転子鉄心13−7,8 との間で吸引力、領域A2と回転子鉄心13−1,13−2との間で反発力、領 域A3と回転子鉄心13−3,13−4との間で吸引力、領域A4と回転子鉄心1 3−5,13−6との間で反発力が生じ、さらに領域A2とA3の間の領域に一部 を位置する回転子鉄心13−2,13−3には、図中、時計回りのトルク、領域 A1とA4の間の領域に一部を位置する回転子鉄心13−6,13−7にも、図中 、時計回りのトルクが発生する。従って、回転子鉄心側に、図中、右回りのトル クが発生し、これにより回転子鉄心と結合された回転軸1が、図中、右方向に回 転することになる。
【0036】 なお、電流の極性が反転したときには、回転子鉄心の極性も反転し、回転子鉄 心13−1,…,13−4にはN極が現われ、他方、回転子鉄心13−8,…, 13−5にはS極が現われるが、このとき固定子鉄心の極性も反転し、固定子鉄 心19−1にはN極が現われ、他方、固定子鉄心19−2にはS極が現われてい る。従って、上述した場合と同様の動作により右回りのトルクが発生する。また 、左側の円板15bと回転子鉄心間でも同様の動作により右回りのトルクが発生 する。
【0037】 以上説明したように、回転子の回転子鉄心13−1,13−2,…13−8を 押え板9a,9b及び押え板9c,9dの開孔12−1,12−2,…12−8 に嵌め込める構成にしたので、製造時において回転子鉄心13−1,13−2, …,13−8は分離した状態で回転子コイル14−1,14−2,…14−8を 回転軸1と直角方向に容易に巻回でき、後に押え板9a,9b及び押え板9c, 9dの開孔12−1,12−2,…12−8に嵌め込める。また、固定子にあっ ても固定子鉄心19−1,19−2を押え板15a,15b、押え板15c,1 5d及び押え板15e,15fの開孔17−1,17−2に嵌め込める構成にし たので、上記と同様に、製造時において固定子コイル20−1,20−2を回転 軸1と直角方向に容易に巻回でき、この後開孔17−1,17−2に嵌め込める 。このため、回転子鉄心と固定子鉄心を回転軸1よりほぼ等しい位置に対向させ ることができ、交流電動機の径を小さくすることができ、簡易な構成で交流電動 機の小型化が達成できる。
【0038】 また、第1,第2の回転子を第1〜第3の固定子間にそれぞれ挾まれるように 配置したので、各回転子の両面に生じた磁極が各固定子に生じた磁極にそれぞれ 対向することになり、各回転子及び各固定子に生じた磁極を有効利用することが できる。
【0039】 なお、第1〜第3の固定子への交流電源の接続としては、カーボン接触片5a ,5bから各固定子のコイルへそれぞれ並列接続するものであってもよく、ある いは直列接続するものであってもよい。また、入力端子7aからカーボン接触片 5aへ接続し、一方、入力端子7bから各固定子のコイルへ直列接続したのちに カーボン接触片5bへ接続するようにしてもよい。さらに、回転子のコイルと固 定子のコイルとを直列接続するようにしてもよい。
【0040】 また、本実施例では、第1,第2の回転子は、第1〜第3の固定子間にそれぞ れ挾まれるように配置して回転トルクを増大させたが、少なくとも一方面側に配 置されれば、回転トルクを発生させることができる。また、本実施例では、かか る回転子と固定子との対面構成を軸方向に2段並設したが、1段であってもよく 、一方3段以上に並設すればより大きな回転力を得ることができる。更に、本実 施例では、回転子鉄心を8個、固定子鉄心を2個としたが、この考案の回転原理 の範囲内において、これらの個数は所要のものを採用することができるものであ る。
【0041】
【考案の効果】
以上の実施例から明らかなように、この考案によれば、磁界方向が回転軸の軸 方向になる磁界を発生させる複数の回転子コイルと所定数の固定子コイルとの吸 引力及び反発力によって回転軸が回転するので、固定子コイルを、回転軸からの 距離が回転子コイルとほぼ等距離の位置になるように配置することができ、簡易 な構成により交流電動機の径を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る交流電動機の一実施例を示す縦
断面図である。
【図2】この考案の交流電動機の回転子の押え板の正面
図である。
【図3】この考案の交流電動機の回転中心部材の斜視図
である。
【図4】図1のX−Y面より矢印A方向に交流電動機の
回転子を見た図である。
【図5】図1のX−Y面より矢印B方向に交流電動機の
固定子を見た図である。
【図6】この考案の交流電動機における整流子片と回転
子鉄心の電気的接続の状態を示す構成図である。
【図7】この考案の交流電動機における固定子と回転子
の相互作用を説明するための固定子側を示す正面図であ
る。
【図8】この考案の交流電動機における固定子と回転子
の相互作用を説明するための回転子側を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 回転軸 4−1,4−2,…,4−8 整流子片 4 整流子 5a,5b カーボン接触片(接触片) 9a,9b,9c,9d 回転子の押え板 13−1,13−2,…,13−8 回転子鉄心 14−1,14−2,…,14−8 回転子コイル 15a,15b,15c,15d,15e,15f 回
転子の押え板 19−1,19−2 固定子鉄心 20−1,20−2 固定子コイル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に軸支された回転軸と、この回転軸
    に固定され、複数の整流子片が周設された整流子と、前
    記整流子片と接触して交流電流を供給する接触片と、前
    記回転軸に周設された保持部材と、前記保持部材の同一
    半径上、一定間隔で保持されるとともに、前記回転軸に
    直交する面内でループを形成するように巻回された複数
    の回転子コイルと、前記回転子コイルのループ面の少な
    くとも一方面側で対向するように上記本体に配置される
    とともに、前記回転軸に直交する面内でループを形成す
    るように巻回された所定数の固定子コイルとを備え、上
    記交流電流が上記回転子コイル及び上記固定子コイルに
    供給されるようになされていることを特徴とする交流電
    動機。
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JPH0161872U (ja) * 1987-10-14 1989-04-20
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