JPH0656816B2 - 静止誘導機器 - Google Patents
静止誘導機器Info
- Publication number
- JPH0656816B2 JPH0656816B2 JP8813586A JP8813586A JPH0656816B2 JP H0656816 B2 JPH0656816 B2 JP H0656816B2 JP 8813586 A JP8813586 A JP 8813586A JP 8813586 A JP8813586 A JP 8813586A JP H0656816 B2 JPH0656816 B2 JP H0656816B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mixed
- magnetic shield
- ferromagnetic powder
- induction device
- solid insulator
- Prior art date
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- Regulation Of General Use Transformers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、静止誘導機器に関するものであり、とりわ
け、高圧充電部に対向するタンク内面に磁気シールドが
装着されている、変圧器のような静止誘導機器に関する
ものである。
け、高圧充電部に対向するタンク内面に磁気シールドが
装着されている、変圧器のような静止誘導機器に関する
ものである。
超高圧送電系統に使用される、例えば大容量変圧器にお
いては、巻線から発生するもれ磁束量が極めて大きくな
り、タンク壁等の変圧器構造物に局部的な温度上昇を発
生させる。このため銅やアルミニウム等の非磁性材や珪
素鋼板等の磁性材である磁気シールドをタンク内面等に
取付け、もれ磁束を遮蔽することが行われてきた。
いては、巻線から発生するもれ磁束量が極めて大きくな
り、タンク壁等の変圧器構造物に局部的な温度上昇を発
生させる。このため銅やアルミニウム等の非磁性材や珪
素鋼板等の磁性材である磁気シールドをタンク内面等に
取付け、もれ磁束を遮蔽することが行われてきた。
第2図は、例えば特開昭52−68923号公報に示さ
れた従来の静止誘導機器を示し、巻線部(1)より発生し
た矢印(2)で示すもれ磁束は磁気シールド(3)へ効率よく
ガイドされ、タンク壁(4)における局部加熱を防いでい
る。
れた従来の静止誘導機器を示し、巻線部(1)より発生し
た矢印(2)で示すもれ磁束は磁気シールド(3)へ効率よく
ガイドされ、タンク壁(4)における局部加熱を防いでい
る。
また巻線部(1)は高圧充電部であるため、接地電位であ
る磁気シールド(3)やタンク壁(4)との間に通常プレスボ
ードでなるバリア(5)を挿入し、バリア(5)と絶縁油によ
つて複合絶縁系を形成し、絶縁厚の縮小すなわち変圧器
の小形化と信頼性の向上をはかつている。
る磁気シールド(3)やタンク壁(4)との間に通常プレスボ
ードでなるバリア(5)を挿入し、バリア(5)と絶縁油によ
つて複合絶縁系を形成し、絶縁厚の縮小すなわち変圧器
の小形化と信頼性の向上をはかつている。
一方、近年、輸送制限や据付面積の制限等から、変圧器
の小形化が進むにつれて、巻線部(1)とタンク壁(4)の距
離が小さくなり、もれ磁束によるタンク壁(4)の局部加
熱の可能性が増大し、磁気シールド(3)を厚くする必要
が生じてきた。
の小形化が進むにつれて、巻線部(1)とタンク壁(4)の距
離が小さくなり、もれ磁束によるタンク壁(4)の局部加
熱の可能性が増大し、磁気シールド(3)を厚くする必要
が生じてきた。
以上のような従来の静止誘導機器では、磁気シールド
(3)を厚くすることは高圧充電部である巻線部(1)との距
離が短くなることを意味し、絶縁特性に悪影響を及ぼし
て信頼性を低下させ、小形化を充分達成できないという
問題点があつた。
(3)を厚くすることは高圧充電部である巻線部(1)との距
離が短くなることを意味し、絶縁特性に悪影響を及ぼし
て信頼性を低下させ、小形化を充分達成できないという
問題点があつた。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、タンク壁等の構造物へのもれ磁束による局部
加熱を防ぐとともに、絶縁に悪影響を及ぼさずに巻線部
とタンク壁との距離の縮小を図ることのできる静止誘導
機器を得ることを目的とする。
たもので、タンク壁等の構造物へのもれ磁束による局部
加熱を防ぐとともに、絶縁に悪影響を及ぼさずに巻線部
とタンク壁との距離の縮小を図ることのできる静止誘導
機器を得ることを目的とする。
この発明に係る静止誘導機器は、高圧充電部である巻線
部とタンク壁の間に絶縁特性向上のため挿入される固体
絶縁物の少なくとも一部に、強磁性粉が混入されてい
る。
部とタンク壁の間に絶縁特性向上のため挿入される固体
絶縁物の少なくとも一部に、強磁性粉が混入されてい
る。
この発明においては、固体絶縁物に混入された強磁性粉
の作用でもれ磁束を効率よくガイドするため、タンク壁
等へもれる磁束量が減少する。
の作用でもれ磁束を効率よくガイドするため、タンク壁
等へもれる磁束量が減少する。
第1図はこの発明の一実施例を示し、図において強磁性
粉を混入したプレスボード(6)が、磁気シールド(3)に対
向する側に挿入されている。
粉を混入したプレスボード(6)が、磁気シールド(3)に対
向する側に挿入されている。
その他、第2図におけると同一符号は同一部分を示して
いる。
いる。
以上の構成により強磁性粉を混入したプレスボード(6)
は、強磁性粉の作用で巻線部(1)より発生するもれ磁束
(2)の一部をガイドするため、磁気シールド(3)あるいは
タンク壁(4)へ進入するもれ磁束(2)の量を減少させる。
このため磁気シールド(3)の厚さを薄くしても充分シー
ルド効果があり、タンク壁(4)の局所加熱を防ぐことが
でき、変圧器の小形化が可能となる。
は、強磁性粉の作用で巻線部(1)より発生するもれ磁束
(2)の一部をガイドするため、磁気シールド(3)あるいは
タンク壁(4)へ進入するもれ磁束(2)の量を減少させる。
このため磁気シールド(3)の厚さを薄くしても充分シー
ルド効果があり、タンク壁(4)の局所加熱を防ぐことが
でき、変圧器の小形化が可能となる。
強磁性粉を混入したプレスボード(6)は、従来の珪素鋼
板と較べて加工,整形が容易で、通常のプレスボードと
同等に扱うことができるため、従来の製造工程を全く変
更することなく、また巻線部(1)をつつみ込む形となる
ため大きな磁気シールド効果が期待できる。
板と較べて加工,整形が容易で、通常のプレスボードと
同等に扱うことができるため、従来の製造工程を全く変
更することなく、また巻線部(1)をつつみ込む形となる
ため大きな磁気シールド効果が期待できる。
なお、上記実施例では、変圧器の場合について説明した
が、リアクトル等、他の静止誘導機器であつても上記実
施例と同様の効果を奏する。
が、リアクトル等、他の静止誘導機器であつても上記実
施例と同様の効果を奏する。
また、強磁性粉を混入した固体絶縁物を、強磁性粉を混
入しない固体絶縁物で挾む、または囲んで一体化しても
よい。
入しない固体絶縁物で挾む、または囲んで一体化しても
よい。
以上のように、この発明は、強磁性粉を混入したプレス
ボード等の固体絶縁物を磁気シールドと巻線間に配設し
たことにより、従来の磁気シールドをなくすか導くする
ことが可能となり、機器を小形,軽量になしうる効果が
ある。
ボード等の固体絶縁物を磁気シールドと巻線間に配設し
たことにより、従来の磁気シールドをなくすか導くする
ことが可能となり、機器を小形,軽量になしうる効果が
ある。
第1図はこの発明の一実施例の要部正断面図、第2図は
従来の静止誘導機器の要部正断面図である。 (1)……巻線部(高圧充電部)、(3)……磁気シールド、
(4)……タンク壁、(5)……プレスボード(固体絶縁物)
バリア、(6)……強磁性体を混入したプレスボード(固
体絶縁物)。 なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
従来の静止誘導機器の要部正断面図である。 (1)……巻線部(高圧充電部)、(3)……磁気シールド、
(4)……タンク壁、(5)……プレスボード(固体絶縁物)
バリア、(6)……強磁性体を混入したプレスボード(固
体絶縁物)。 なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (4)
- 【請求項1】高圧充電部に対向するタンク壁に取付けた
磁気シールドと、前記磁気シールドと前記高圧充電部間
に絶縁特性向上を目的として挿入される固体絶縁物の少
なくとも一部に強磁性粉を混入してなる静止誘導機器。 - 【請求項2】強磁性粉を混入した固体絶縁物を磁気シー
ルドと対向する位置に配置した特許請求の範囲第1項記
載の静止誘導機器。 - 【請求項3】強磁性粉を混入した固体絶縁物を強磁性粉
を混入しない固体絶縁物で挾んで一体化した特許請求の
範囲第1項記載の静止誘導機器。 - 【請求項4】固体絶縁物がプレスボードである特許請求
の範囲第1項記載の静止誘導機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8813586A JPH0656816B2 (ja) | 1986-04-18 | 1986-04-18 | 静止誘導機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8813586A JPH0656816B2 (ja) | 1986-04-18 | 1986-04-18 | 静止誘導機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62245612A JPS62245612A (ja) | 1987-10-26 |
JPH0656816B2 true JPH0656816B2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=13934484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8813586A Expired - Fee Related JPH0656816B2 (ja) | 1986-04-18 | 1986-04-18 | 静止誘導機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0656816B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04306811A (ja) * | 1991-04-03 | 1992-10-29 | Toshiba Corp | 箔巻変圧器 |
-
1986
- 1986-04-18 JP JP8813586A patent/JPH0656816B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62245612A (ja) | 1987-10-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |