JPH065653Y2 - 磁界計測用昇降装置 - Google Patents

磁界計測用昇降装置

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JPH065653Y2
JPH065653Y2 JP8512887U JP8512887U JPH065653Y2 JP H065653 Y2 JPH065653 Y2 JP H065653Y2 JP 8512887 U JP8512887 U JP 8512887U JP 8512887 U JP8512887 U JP 8512887U JP H065653 Y2 JPH065653 Y2 JP H065653Y2
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magnetic
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隆俊 堀田
友次 吉川
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、磁界計測器を地中に埋設し、地上に位置す
る大型器材の磁気を検出するために使用される磁界計測
用昇降装置に関する。
(ロ)従来の技術 第3図は、磁気検出器を使用して、地上に位置する大型
器材(例えば戦車)の磁気を検出する状態を示す説明正
面図である。
従来の磁気検出操作は、ローラ(図示せず)に巻取り収
納された長尺なケーブル72の先端部を磁気検出器71
に止着し、地中に開口した検査用下孔73に対し、磁気
検出器71を落とし込む。この時、ローラに捲回される
ケーブルの長さを設定することで、磁気検出器の地中位
置を設定、例えばX1メートル、或いはX2メートルと設
定し、この落し込み位置における地上の被磁気検出物体
(戦車)8の磁気を計測する。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 一般に、磁界(H)は、 で表される。
ここで、πは円周率、μ0は磁性の透磁率、Xは距離
(被測定物体からの距離)、Mは被測定物体の持つ磁気
モーメントである。この式から判るように、地上よりの
距離が僅かでも狂いがあると、磁界(H)に大きな影響
があることが理解できる。つまり、磁気量は距離の3乗
で減衰する。従って、磁気計測に際しては磁気検出器を
所定位置(例えば所望のX1位置、或いはX2位置)に精
確に位置させることが計測精度上、必要である。
ところで、上記、従来の磁気検出方式では、単に磁気検
出器に接続するケーブルの長さを設定、つまり地中内に
落し込むケーブル長さによって、磁気検出器の地中位置
を設定する方式である。
このため、測定用下孔に吊下されるケーブルは、それ自
身の伸張性によって落し込み状態において伸びる虞れが
あり、磁気検出器が所定位置に精確に設定し得ず、磁気
測定結果が不正確である等の不利がある。また、鉛直方
向以外の3成分磁力測定を行う3軸磁気検出器を用いる
場合は、ケーブルによって単に吊下されるだけの磁気検
出器の向きが位置ずれする虞れがあり、磁気特性が変化
し、水平方向の設置誤差が大きい不利があった。
更に、測定の都度、例えば磁気検出距離の設定変更毎
に、ケーブルの引出し、巻戻し作業を実行しなければな
らず、この作業が手間である許かりでなく、引出し巻戻
し作業の間にケーブルを損傷する等の不利があった。
この考案は、以上のような問題点を解消させ、極めて簡
易に磁気検出器の距離を精確に設定し得る磁界計測用昇
降装置を提供することを目的とする。
(ニ)問題点を解決するための手段及び作用 この目的を達成させるために、この考案の磁界計測用昇
降装置は、次のような構成としている。
磁界計測用昇降装置は、地中に開口された計測用下孔に
対し嵌脱可能に嵌着され、上部に水平回動用手段を備
え、且つ筒内部にガイド突条を備えた計測用筒体と、こ
の筒体の上下方向へ一定間隔を存して配備されベルトを
捲回した一対のプーリに止着され、前記ガイド突条に係
合するガイド溝部を備えた昇降架台と、この昇降架台に
配備された磁気検出器と、この磁気検出器に一端を接続
し重り部材に周回し、且つ前記筒体内に内装されたケー
ブルとから構成されている。
このような構成を有する磁界計測用昇降装置では、計測
用筒体の内部に昇降架台(磁気検出器)とケーブルとが
内装されている。計測に際しては、予め開口した計測用
下孔にこの筒体を嵌入する。この状態において、昇降架
台のガイド溝部が筒体のガイド突条に対し係合してい
る。従って、昇降架台の水平方向への横振れが阻止され
る。更に、昇降架台(磁気検出器)を所定距離進退させ
る場合は、一対のプーリ(特に筒体上開口部側に位置す
る駆動側プーリ)を駆動させることで、昇降架台は昇降
する。この時、例えば駆動側プーリにロータリエンコー
ダを付設することで、極めて精確な昇降位置を設定し得
る。また、昇降架台内部の磁気検出器には、筒体内部に
装備するケーブルが接続してあり、このケーブルは重り
部材により常時下方向へ付勢させてある。従って、重り
部材を周回するケーブルは、昇降架台(磁気検出器)の
昇降に応じて、重り部材に当接する位置が変位するのみ
で、ケーブルの引出し、巻戻し作業が不用となる。更
に、磁気検出器として鉛直方向以外の3成分磁力測定を
行う3軸磁気検出器を用いる場合において、磁気検出器
の水平方向回動位置合わせが必要な場合は、筒体の上開
口部に備える回動手段を駆動させることで、筒体が回
動、つまり磁気検出器の回動微調を設定し得、精確な磁
気測定を達成し得る。
(ホ)実施例 第1図は、この考案に係る磁界計測用昇降装置を示す断
面図である。
磁界計測用昇降装置は、地面に開口した計測用下穴6に
嵌着する計測用筒体1と、この筒体1の内部に昇降可能
に内装される昇降架台2と、この昇降架台2の内部に配
備された磁気検出器3と、この磁気検出器3に止着され
た重り部材5を周回し、筒体1内部に配備されたケーブ
ル4とから構成されている。
計測用筒体1は、非磁性材料で成形された上下開口の円
筒で、上開口周縁に外方へ突出する鍔板状フランジ片1
1を突設している。このフランジ片11の下側には、回
動用コロ12が軸承配備してあり、この回動用コロ12
を下穴6の上開口面に設けた支承用レール部61に連繋
させている。そして、筒体1のフランジ片11の面内
(上面)に、ラック13とピニオン14とから成る回動
手段15を配備し、この回動手段(ピニオン14)15
を回転させることで、筒体1を水平回動可能にしてい
る。
また、筒体1の筒内周面には適当間隔を存して、カイド
突条16を設け後述する昇降架台2の昇降動作の円滑化
を図っている。更に、この筒体1の筒内部には上下方向
へ一定間隔を存して一対のプーリ17、17aを対向配
置し、この一対のプーリ17,17a間にベルト18を
捲回配備している。そして、このベルト18の適所に後
述する昇降架台2を止着配備している。実施例では、一
対のプーリ17、17aの駆動側プーリ17にロータリ
エンコーダ(図示せず)を配備し、プーリの回転制御
(第2図で示すプーリ17の駆動突出軸17bの回転制
御)を実行し、後述する昇降架台(磁気検出器3)2の
昇降位置を精確に設定する。ロータリーエンコーダとし
ては、種々のもの(例えば、機械的符号器)があるが、
実施例では複数の透孔を備えた回転板の両側に受・発光
素子を対向配置し、光学的にパルス数を読取る光学的エ
ンコーダを採用している(図示せず)。
上記昇降架台2は、非磁性材料で形成された角筒状ケー
ス体で、内部中央に磁気検出器3を固定配備している。
この昇降架台2は、上記ベルト18の切欠き一端部を上
端係止部21に止着し、切欠き他端部を下端係止部22
に止着してプーリ17、17aの回動と共に、昇降する
ように設定されている。また、第2図で示すようにこの
昇降架台(角筒)2の角部にはガイド溝部23を備えた
回転子24を軸承配備し、前述のガイド突条16に係合
し、昇降架台2の水平状の回動を阻止し、且つスムーズ
な昇降動作を企図している。
前記磁気検出器3は、従来例と同様の公知の検出器を使
用し、この検出器3の下端部にケーブル4の一端部を止
着している。ケーブル4は、昇降架台2の下部から下方
へ垂下させ、重り部材(カウンタウエート)5を周回し
て筒体1の上開口部から地上に引出されて固定されてい
る。この重り部材5は、ケーブル4に対し常時下方への
引張力を作用させており、常時、パランスが保持される
位置に設定されている。従って、昇降架台2の昇降に際
し、ケーブル4の引出し、巻戻す作業が不用であり、昇
降架台2の昇降によってケーブル4の重り部材5に当接
する位置が変位するのみである。
このような構成を有する磁界計測用昇降装置を使用し
て、大型器材(例えば戦車)の磁気特性を計測するに
は、従来同様に、大型器材を位置させる地面に対し予め
開口した計測用下孔6に、筒体1を嵌入する。この状態
において、昇降架台2のガイド溝部(回転子24)23
が筒体1のガイド突条16に対し係合する。ここにおい
て、昇降架台2の水平方向への横振れが阻止され、且つ
円滑な昇降動が保持される。更に、昇降架台(磁気検出
器3)2を地上より所定距離、進退させる場合は、一対
のプーリ(駆動側プーリ17)を駆動させることで、昇
降架台2が昇降する。この時、駆動側プーリ17に付設
するロータリエンコーダにより、筒体1を貫通突設する
駆動軸17b(第2図参照)が機械的遠隔操作により駆
動され、極めて精確な昇降位置を設定し得る。また、昇
降架台2内部の磁気検出器3には、筒体1内部に装備す
るケーブル4が接続してあり、このケーブル4は重り部
材5により常時下方向へ付勢させてある。従って、重り
部材5を周回するケーブル4は、昇降架台(磁気検出器
3)2の昇降に応じて、重り部材5に周回当接する位置
が変位するのみで、ケーブル4の引出し、巻戻し作業が
不用となる。更に、磁気検出器3として鉛直方向以外の
3成分磁力測定を行う3軸磁気検出器を用いる場合にお
いて、磁気検出器3の水平方向回動位置合わせが必要な
場合は、筒体1の上開口部に備える回動手段(ピニオン
14)15を回転させることで、ラック13つまり筒体
1が回動する。従って、磁気検出器3の回動方向が適正
に微調設定し得、精確な磁気測定を達成し得る。
尚、実施例では筒体1内部に単一の昇降架台(磁気検出
器3)2を配備した例を示したが、大径筒体1に、複数
の磁気検出器3を配備し、同時に複数の磁気検出器3の
深さ距離設定を行うようにしても良いこと勿論である。
また、駆動側プーリ17の回転軸17bをフレキシブル
シャフト或いはユニバーサルジョイント等とし、軸移動
可能に設定することで、筒体1の水平回動の円滑性を達
成させても良い。更に、昇降架台2の内部にジンバル機
構を設け、磁気検出器3の鉛直精度を向上させても良
い。
(ヘ)考案の効果 この考案では、以上のように、測定用下穴に対し嵌入す
る筒体内部に磁気検出器を備えた昇降架台を昇降自在に
配備し、磁気検出器に接続するケーブルを重り部材を周
回させ、且つ筒体内部に収納することとしたから、昇降
架台(磁気検出器)は筒体内部の一対のプーリにより、
簡易に所望適正位置に昇降設定し得、この昇降架台の昇
降時にケーブルの引出し、巻戻し作業を必要としない。
従って、従来のように測定用下穴に対しケーブルで吊下
した状態で磁気検出器を垂下させる方式に比し、安定し
た状態で磁気検出器を適正位置に設置し得、精確な磁気
特性を計測できる。しかも、計測に際しケーブルの引出
し、巻戻し作業が不用となる結果、ケーブル損傷の虞れ
が全くなく、簡易な作業で精確な計測を達成し得る等、
考案目的を達成した優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例磁界計測用昇降位置を示す断面図、第
2図は、実施例磁界計測用昇降装置を示す平面図、第3
図は、従来の磁界計測方式を示す説明正面図である。 1:計測用筒体、2:昇降架台、 3:磁気検出器、4:ケーブル、 5:重り部材、15:回動手段、 17・17a:プーリ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】地中に開口された計測用下孔に対し嵌脱可
    能に嵌着され、上部に水平回動用回動手段を備え、且つ
    筒内部にガイド突条を備えた計測用筒体と、この筒体の
    上下方向へ一定間隔を存して配備されベルトを捲回した
    一対のプーリに止着され、前記ガイド突条に係合するガ
    イド溝部を備えた昇降架台と、この昇降架台に配備され
    た磁気検出器と、この磁気検出器に一端を接続し重り部
    材に周回し、且つ前記筒体内に内装されたケーブルとか
    ら成る磁界計測用昇降装置。
JP8512887U 1987-05-30 1987-05-30 磁界計測用昇降装置 Expired - Lifetime JPH065653Y2 (ja)

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JPS63193377U JPS63193377U (ja) 1988-12-13
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