JPH0656356B2 - 流体試料の粘度測定装置 - Google Patents
流体試料の粘度測定装置Info
- Publication number
- JPH0656356B2 JPH0656356B2 JP62193786A JP19378687A JPH0656356B2 JP H0656356 B2 JPH0656356 B2 JP H0656356B2 JP 62193786 A JP62193786 A JP 62193786A JP 19378687 A JP19378687 A JP 19378687A JP H0656356 B2 JPH0656356 B2 JP H0656356B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- fluid sample
- sample
- viscometer
- measuring device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、流体試料の温度を恒温槽及び恒温槽温度調節
器で温度管理するようにした流体試料の粘度測定装置に
関する。
器で温度管理するようにした流体試料の粘度測定装置に
関する。
（従来技術） 従来の流体試料粘度測定装置は、例えば、毛細管粘度計
については恒温水槽中に粘度計を浸漬し、恒温槽を温度
制御し粘度計内の流体試料と恒温水槽の温度が平衡温度
になるまで時間をおき、恒温水槽の温度を流体試料温度
とみなしていた。
については恒温水槽中に粘度計を浸漬し、恒温槽を温度
制御し粘度計内の流体試料と恒温水槽の温度が平衡温度
になるまで時間をおき、恒温水槽の温度を流体試料温度
とみなしていた。
又、回転粘度計については、流体試料温度は一般に試料
容器の周りをウォータージャケットでおおい、外部に設
置した恒温水槽より水をウォータージャケットに循環さ
せて制御していた。
容器の周りをウォータージャケットでおおい、外部に設
置した恒温水槽より水をウォータージャケットに循環さ
せて制御していた。
（発明が解決しようとする問題点） ところで上記従来技術に於て、両者共流体試料の温度に
より温度制御が行っておらず、又流体試料の熱伝導率が
異なるので流体試料温度を所定の温度に設定するには長
時間を要すると共に正確な設定は難しいという問題点が
あった。
より温度制御が行っておらず、又流体試料の熱伝導率が
異なるので流体試料温度を所定の温度に設定するには長
時間を要すると共に正確な設定は難しいという問題点が
あった。
即ち、第４図に示す如く、流体試料設定温度Ａ′に対し
て恒温槽温度Ｄは大きく上下に変動し、それにつられて
流体試料温度Ｂ′も変動し、くり返し現象を伴って時間
がたっても流体試料設定温度Ａ′になかなか一致しな
い。
て恒温槽温度Ｄは大きく上下に変動し、それにつられて
流体試料温度Ｂ′も変動し、くり返し現象を伴って時間
がたっても流体試料設定温度Ａ′になかなか一致しな
い。
（問題点を解決するための手段） 本発明は上記問題点を解決することを目的とし、恒温槽
中に粘度計の流体試料を浸漬して温度管理を行う如くし
た粘度測定装装置に於て、粘度計から出力された試料温
度と、試料設定温度との差を測定し、該差温度を関数と
して温度制御の実験の結果から求めた実験式により演算
された温度により恒温槽温度を試料設定温度になる如く
制御する恒温槽温度調節器を配設したことを特徴とする
ものである。
中に粘度計の流体試料を浸漬して温度管理を行う如くし
た粘度測定装装置に於て、粘度計から出力された試料温
度と、試料設定温度との差を測定し、該差温度を関数と
して温度制御の実験の結果から求めた実験式により演算
された温度により恒温槽温度を試料設定温度になる如く
制御する恒温槽温度調節器を配設したことを特徴とする
ものである。
以下、図示した実施例に基づいて詳細に説明する。１は
恒温槽、２は粘度検出器、３は流体試料、４はその容
器、５は粘度検出器２を保持するスタンド、６は恒温槽
１の温度調節器で、粘度検出器２に設置されたセンサに
検出され粘度表示器７に表示された信号が温度調節器６
にフィードバックされる。
恒温槽、２は粘度検出器、３は流体試料、４はその容
器、５は粘度検出器２を保持するスタンド、６は恒温槽
１の温度調節器で、粘度検出器２に設置されたセンサに
検出され粘度表示器７に表示された信号が温度調節器６
にフィードバックされる。
次に第３図について本発明の作用を説明する。流体試料
設定温度Ａを３０℃とする。Ｂは流体試料の温度であ
る。流体試料温度Ｂから出力された試料温度を恒温槽温
度調節器６にフィードバックして試料設定温度Ａとの差
を測定し、該差温度を関数とする予め組み立てられた特
定制御式により演算された恒温槽設定温度Ｃにより恒温
槽１の温度を制御する。
設定温度Ａを３０℃とする。Ｂは流体試料の温度であ
る。流体試料温度Ｂから出力された試料温度を恒温槽温
度調節器６にフィードバックして試料設定温度Ａとの差
を測定し、該差温度を関数とする予め組み立てられた特
定制御式により演算された恒温槽設定温度Ｃにより恒温
槽１の温度を制御する。
前記演算式は幾多の検討を重ねた結果、一般式として、 Ｃ＝Ａ＋Ｋp(Ａ−Ｂ（ｉ））＋τＫI・Σｉ Ｊ＝０（Ａ
−Ｂ（ｊ）） を用いるのが好ましいことが判明した。ここに、Ａは流
体試料設定温度の設定値でありＢ(i)とＢ(j)は温度制御
開始後の時間ｉおよびｊにおける流体試料のそれぞれの
検出温度であり、Ｋpは比例定数、ＫIは積分定数、およ
びτは制御周期（control period）である。Ｋpおよび
ＫIの各数値は、使用する恒温槽、流体試料設定温度、
流体試料容器などを予め選択、決定した上で、温度制御
の実験の結果から求めておく。上式から明らかな通り、
恒温槽の温度調節器へフィードバックさせる恒温槽設定
温度は、当初は、流体試料の検出温度の変化に従って変
化することになる。
−Ｂ（ｊ）） を用いるのが好ましいことが判明した。ここに、Ａは流
体試料設定温度の設定値でありＢ(i)とＢ(j)は温度制御
開始後の時間ｉおよびｊにおける流体試料のそれぞれの
検出温度であり、Ｋpは比例定数、ＫIは積分定数、およ
びτは制御周期（control period）である。Ｋpおよび
ＫIの各数値は、使用する恒温槽、流体試料設定温度、
流体試料容器などを予め選択、決定した上で、温度制御
の実験の結果から求めておく。上式から明らかな通り、
恒温槽の温度調節器へフィードバックさせる恒温槽設定
温度は、当初は、流体試料の検出温度の変化に従って変
化することになる。
このように、流体試料温度Ｂと恒温槽温度Ｄとは約３５
分の短時間経過で一致する。
分の短時間経過で一致する。
（効 果） 本発明によると、恒温槽中に粘度計の流体試料を浸漬し
て温度管理を行う如くした粘度測定装置に於て、粘度計
から出力された試料温度と、試料設定温度との差を測定
し、該差温度を関数として温度制御の実験の結果から求
めた実験式により演算された温度により恒温槽温度を試
料設定温度になる如く制御する恒温槽温度調節器を配設
しているので、流体試料温度を短時間に設定温度に一致
させることができる。
て温度管理を行う如くした粘度測定装置に於て、粘度計
から出力された試料温度と、試料設定温度との差を測定
し、該差温度を関数として温度制御の実験の結果から求
めた実験式により演算された温度により恒温槽温度を試
料設定温度になる如く制御する恒温槽温度調節器を配設
しているので、流体試料温度を短時間に設定温度に一致
させることができる。
第１図は本発明の全体概略正面図、第２図は第１図の恒
温槽斜視図、第３図は本発明の流体試料の温度制御実施
例グラフ、第４図は従来装置の流体試料の温度制御の一
例グラフである。 １……恒温槽、２……粘度検出器、３……流体試料 ６……恒温槽の温度調節器、Ａ……試料設定温度、Ｂ…
…試料温度 Ｃ……恒温槽設定温度、Ｄ……恒温槽温度
温槽斜視図、第３図は本発明の流体試料の温度制御実施
例グラフ、第４図は従来装置の流体試料の温度制御の一
例グラフである。 １……恒温槽、２……粘度検出器、３……流体試料 ６……恒温槽の温度調節器、Ａ……試料設定温度、Ｂ…
…試料温度 Ｃ……恒温槽設定温度、Ｄ……恒温槽温度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石渡 章介 埼玉県熊谷市月見町２丁目１番１号 秩父 セメント株式会社関連製品本部内 (72)発明者 大島 秀明 埼玉県熊谷市月見町２丁目１番１号 秩父 セメント株式会社関連製品本部内 (56)参考文献 特開 昭59−198342（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】恒温槽中に粘度計の流体試料を浸漬して温
度管理を行う如くした粘度測定装置に於て、粘度計から
出力された試料温度と、試料設定温度との差を測定し、
該差温度を関数として温度制御の実験の結果から求めた
実験式により演算された温度により恒温槽温度を試料設
定温度になる如く制御する恒温槽温度調節器を配設した
ことを特徴とする流体試料の粘度測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62193786A JPH0656356B2 (ja) | 1987-08-04 | 1987-08-04 | 流体試料の粘度測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62193786A JPH0656356B2 (ja) | 1987-08-04 | 1987-08-04 | 流体試料の粘度測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6438630A JPS6438630A (en) | 1989-02-08 |
| JPH0656356B2 true JPH0656356B2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=16313771
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62193786A Expired - Fee Related JPH0656356B2 (ja) | 1987-08-04 | 1987-08-04 | 流体試料の粘度測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0656356B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5373497B2 (ja) * | 2009-07-21 | 2013-12-18 | 日本分光株式会社 | 恒温槽の制御機能を含んだ測定装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59198342A (ja) * | 1983-04-26 | 1984-11-10 | Kobe Steel Ltd | 高温高圧粘度計 |
-
1987
- 1987-08-04 JP JP62193786A patent/JPH0656356B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6438630A (en) | 1989-02-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0850109A (ja) | ガス分析方法 | |
| JPH0656356B2 (ja) | 流体試料の粘度測定装置 | |
| JPH0229984B2 (ja) | ||
| JP3114137B2 (ja) | 熱伝導率式ガス濃度分析計 | |
| KR920009890B1 (ko) | 점도 측정용 항온조의 온도 제어수단 | |
| JP4371804B2 (ja) | 絶対温度測定装置と方法 | |
| RU2018117C1 (ru) | Способ комплексного определения теплофизических свойств материалов | |
| US5217690A (en) | All tantallum stopped flow microcalorimeter | |
| JPS59187233A (ja) | 電子体温計 | |
| JPS57206839A (en) | Measuring apparatus for heat capacity | |
| CA1332292C (en) | Temperature controlling means for a thermostat for use in measuring viscosity | |
| SU596869A1 (ru) | Термоэлектрическое устройство дл контрол металлов | |
| SU742780A1 (ru) | Устройство дл контрол состава сплавов методом термо-эдс | |
| SE7610151L (sv) | Elektronisk vermemengdmetare | |
| JPS5923369B2 (ja) | 零位法熱流計 | |
| Bell et al. | Precision temperature control | |
| JP3246861B2 (ja) | 熱特性測定装置及びこれを用いた土壌水分率測定装置 | |
| SU513304A1 (ru) | Устройство дл определени теплоемкости материалов | |
| JPH0675682B2 (ja) | 恒温槽による流体試料温度制御装置 | |
| Fujieda et al. | Microcomputer-aided control system for a precision water bath in the heat-exchange calorimeter | |
| SU148260A1 (ru) | Устройство дл автоматического определени коэффициента температуропроводности твердых тел | |
| Fujieda et al. | Microcomputer-aided optimal selection of control input for the precision water bath of a heat exchange calorimeter | |
| JPS60189021A (ja) | 恒温槽 | |
| JPS57157146A (en) | Measuring device for heat constant | |
| SU1191753A2 (ru) | Устройство дл измерени температуры вспышки нефтепродуктов |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |