JPH065631Y2 - 口腔用検査具 - Google Patents
口腔用検査具Info
- Publication number
- JPH065631Y2 JPH065631Y2 JP3222487U JP3222487U JPH065631Y2 JP H065631 Y2 JPH065631 Y2 JP H065631Y2 JP 3222487 U JP3222487 U JP 3222487U JP 3222487 U JP3222487 U JP 3222487U JP H065631 Y2 JPH065631 Y2 JP H065631Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- saliva
- test
- oral
- support
- test element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、唾液を採取、検査して口腔環境や口腔及び唾
液に現れる全身疾患をチェックする口腔用検査具に関す
るものである。
液に現れる全身疾患をチェックする口腔用検査具に関す
るものである。
[従来の技術] 唾液のpHや、唾液中のグルコース、乳酸、血液等を検査
して、口腔環境や口臭歯槽のう漏、歯肉炎等の口腔疾患
をチェックすることは、既に知られており、たとえば、
昭和薬品化工株式会社の「サリバスター」(登録商
標)、「RDテスト昭和」、東洋濾紙株式会社の「タバ
コ試験紙」、サンスター株式会社の「イオン、バランス
テスター」等の試験紙が市販されている。そして、これ
らの試験紙による口腔環境等の検査は、試験紙を直接な
めたり、試験紙に唾液を吐きつけたり、容器に採取した
唾液をスポイトによって試験紙に滴下させたり、あるい
は容器に採取した唾液に試験紙を浸漬させることによっ
て行っている。
して、口腔環境や口臭歯槽のう漏、歯肉炎等の口腔疾患
をチェックすることは、既に知られており、たとえば、
昭和薬品化工株式会社の「サリバスター」(登録商
標)、「RDテスト昭和」、東洋濾紙株式会社の「タバ
コ試験紙」、サンスター株式会社の「イオン、バランス
テスター」等の試験紙が市販されている。そして、これ
らの試験紙による口腔環境等の検査は、試験紙を直接な
めたり、試験紙に唾液を吐きつけたり、容器に採取した
唾液をスポイトによって試験紙に滴下させたり、あるい
は容器に採取した唾液に試験紙を浸漬させることによっ
て行っている。
しかしながら、試験紙を直接なめることは、唾液の採取
及び検査が容易であるという利点を有するが、試薬を含
有する試験紙を直接なめること、及び唾液の付着によっ
て試験紙の色質が変化することによる抵抗感が大きいば
かりでなく、試験残に付着する唾液量のばらつきが大き
く、また試薬によっては、なめることが好ましくないと
いう問題がある。
及び検査が容易であるという利点を有するが、試薬を含
有する試験紙を直接なめること、及び唾液の付着によっ
て試験紙の色質が変化することによる抵抗感が大きいば
かりでなく、試験残に付着する唾液量のばらつきが大き
く、また試薬によっては、なめることが好ましくないと
いう問題がある。
一方、試験紙に唾液を吐きつけることは、周囲を汚損し
易く、また容器に採取した唾液を試験紙に滴下したり、
唾液に試験紙を浸漬したりすることは、他の器具を必要
とするばかりでなく操作が面倒である。
易く、また容器に採取した唾液を試験紙に滴下したり、
唾液に試験紙を浸漬したりすることは、他の器具を必要
とするばかりでなく操作が面倒である。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は、試薬の種類に無関係に簡単に唾液を採取でき
るとともに、唾液の採取のみによって所望の検査を行う
ことができる口腔用検査具を得ることを、解決しようと
する問題点とするものである。
るとともに、唾液の採取のみによって所望の検査を行う
ことができる口腔用検査具を得ることを、解決しようと
する問題点とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案の口腔用検査具は、唾液の付着により発色又は色
質の変化を生じる口腔検査用試薬を含有させた検査素子
を、支持体に取付け、該検査素子の表面を無色透明のテ
ープで被覆すると共に、支持体の上記検査素子を取付け
た部分に、該検査素子に対して唾液を透過、浸透させる
唾液浸透部を形成したことを特徴とするものである。
質の変化を生じる口腔検査用試薬を含有させた検査素子
を、支持体に取付け、該検査素子の表面を無色透明のテ
ープで被覆すると共に、支持体の上記検査素子を取付け
た部分に、該検査素子に対して唾液を透過、浸透させる
唾液浸透部を形成したことを特徴とするものである。
[作用] 支持体の検査素子を取付けた部分を口腔内の適所に接触
させることにより、周囲を汚したり他の器具を必要とす
ることなしに、唾液を簡単に採取することができる。上
記唾液の採取は、支持体を介して行うので、試薬を含有
するする検査素子が直接口腔に触れることによる抵抗感
を解消できるばかりでなく、試薬の種類に無関係に唾液
を採取することができる。
させることにより、周囲を汚したり他の器具を必要とす
ることなしに、唾液を簡単に採取することができる。上
記唾液の採取は、支持体を介して行うので、試薬を含有
するする検査素子が直接口腔に触れることによる抵抗感
を解消できるばかりでなく、試薬の種類に無関係に唾液
を採取することができる。
採取した唾液は支持体の浸透部を通って自然と検査素子
に浸透し、反応するので、唾液の採取操作を行うだけ
で、反応させるための特別な操作を行う必要がなく、ま
た、唾液の付着により生じる検査素子の発色又は色質変
化は、透明テープを通じて直接目視することにより、口
腔環境や口腔疾患を正確にチェックすることができる。
に浸透し、反応するので、唾液の採取操作を行うだけ
で、反応させるための特別な操作を行う必要がなく、ま
た、唾液の付着により生じる検査素子の発色又は色質変
化は、透明テープを通じて直接目視することにより、口
腔環境や口腔疾患を正確にチェックすることができる。
[実施例] 第1図及び第2図は本考案の一実施例を示すもので、こ
の口腔用検査具は、支持体1、該支持体1に取付けた検
査素子2、該検査素子2の表面を被覆する唾液採取部
3、及び採取部3で採取した唾液を検査素子2に浸透さ
せる浸透部4を備えている。
の口腔用検査具は、支持体1、該支持体1に取付けた検
査素子2、該検査素子2の表面を被覆する唾液採取部
3、及び採取部3で採取した唾液を検査素子2に浸透さ
せる浸透部4を備えている。
支持体1は、ポリエチレン、ポリエステル、塩化ビニー
ル等の合成樹脂薄板、金属薄板等の弾性体、紙、合成紙
等の薄くて保形性を有する素材で構成されているが、そ
の形状は第1図に示す長方形に限定されるものではな
く、正方形、円、楕円、T字形等、その一部を把持して
唾液採取部3により唾液を採取できる形状であればよ
い。
ル等の合成樹脂薄板、金属薄板等の弾性体、紙、合成紙
等の薄くて保形性を有する素材で構成されているが、そ
の形状は第1図に示す長方形に限定されるものではな
く、正方形、円、楕円、T字形等、その一部を把持して
唾液採取部3により唾液を採取できる形状であればよ
い。
上記検査素子2は、唾液の付着による発色及び色質の変
化により、唾液のpH、唾液中のグルコース、亜硝酸、メ
ルカプタン、アミノ酸、乳酸、血液、酸素等の1種また
は2種以上を検出し、これによって口腔環境や口臭、歯
槽のう漏、歯肉炎等の口腔疾患などをチェックするもの
で、これらを検出する所望の試薬を含有させた紙または
多層フィルムで構成されており、セロファンテープのよ
うな無色透明の接着テープ6によって支持体1の先端一
側面に取付けられている。
化により、唾液のpH、唾液中のグルコース、亜硝酸、メ
ルカプタン、アミノ酸、乳酸、血液、酸素等の1種また
は2種以上を検出し、これによって口腔環境や口臭、歯
槽のう漏、歯肉炎等の口腔疾患などをチェックするもの
で、これらを検出する所望の試薬を含有させた紙または
多層フィルムで構成されており、セロファンテープのよ
うな無色透明の接着テープ6によって支持体1の先端一
側面に取付けられている。
支持体1における検査素子2の取付部には、支持体の厚
さ方向に貫通する複数の貫通孔7,・・・が開設されてお
り、支持体1における検査素子2の取付側と反対側の貫
通孔7の開口によって上記唾液採取部3が、貫通孔7に
よって上記浸透部4が構成される。
さ方向に貫通する複数の貫通孔7,・・・が開設されてお
り、支持体1における検査素子2の取付側と反対側の貫
通孔7の開口によって上記唾液採取部3が、貫通孔7に
よって上記浸透部4が構成される。
上記実施例は、支持体1を把持して唾液採取部3を舌等
の口腔内の適所に接触させることにより、容器等の他の
器具を使用することなしに簡単に唾液を採取することが
でき、しかも検査素子で唾液を直接採取する場合と異な
り、直ちに検査素子2に色質等の変化が生じないので、
唾液採取の抵抗感を解消できるばかりでなく、口腔に直
接接触させない方が良い試薬を使用することもできる。
の口腔内の適所に接触させることにより、容器等の他の
器具を使用することなしに簡単に唾液を採取することが
でき、しかも検査素子で唾液を直接採取する場合と異な
り、直ちに検査素子2に色質等の変化が生じないので、
唾液採取の抵抗感を解消できるばかりでなく、口腔に直
接接触させない方が良い試薬を使用することもできる。
採取された唾液は、貫通孔7,・・・を通って検査素子2
に浸透するので、唾液の採取後何らの操作をしなくて、
検査素子2によって口腔環境や口腔疾患などをチェック
することができる。
に浸透するので、唾液の採取後何らの操作をしなくて、
検査素子2によって口腔環境や口腔疾患などをチェック
することができる。
この場合、貫通孔7,・・・の孔径や数によって検査素子
2に浸透する唾液量を制御できるので、検査の精度を高
めることができる。
2に浸透する唾液量を制御できるので、検査の精度を高
めることができる。
また、検査素子2は、無色透明の接着テープ6によって
支持体1に取付けられているので、検査素子2の色質変
化の目視に支障がないばかりでなく、唾液採取部3によ
る唾液の採取時に検査素子2が口腔に触れることを防止
することができる。
支持体1に取付けられているので、検査素子2の色質変
化の目視に支障がないばかりでなく、唾液採取部3によ
る唾液の採取時に検査素子2が口腔に触れることを防止
することができる。
[考案の効果] このように、本考案によれば、試薬を含有する検査素子
を支持体に取付けて、該検査素子を無色透明のテープで
被覆すると共に、支持体における検査素子の取付部分に
該検査素子に対して唾液を透過、浸透させる唾液浸透部
を形成したので、該唾液浸透部を口腔に接触させるだけ
で、試薬を含む検査素子を直接口腔に触れることなく、
唾液の採取と、採取した唾液と試薬との接触による反応
とを簡単且つ安全に行うことができ、また、検査素子の
発色又は色質変化を透明テープを通じて直接目視するこ
とができるので、わずかな発色又は色質変化であっても
それを正確且つ迅速に読み取り、口腔環境や口腔疾患等
について正しい判定を下すことができ、更に、支持体は
単に検査素子を取付け得るものであれば良いため、任意
の素材を使用してそれを形成することができる。
を支持体に取付けて、該検査素子を無色透明のテープで
被覆すると共に、支持体における検査素子の取付部分に
該検査素子に対して唾液を透過、浸透させる唾液浸透部
を形成したので、該唾液浸透部を口腔に接触させるだけ
で、試薬を含む検査素子を直接口腔に触れることなく、
唾液の採取と、採取した唾液と試薬との接触による反応
とを簡単且つ安全に行うことができ、また、検査素子の
発色又は色質変化を透明テープを通じて直接目視するこ
とができるので、わずかな発色又は色質変化であっても
それを正確且つ迅速に読み取り、口腔環境や口腔疾患等
について正しい判定を下すことができ、更に、支持体は
単に検査素子を取付け得るものであれば良いため、任意
の素材を使用してそれを形成することができる。
第1図は本考案の一実施例の正面図、第2図は同上縦断
面図である。 1……支持体、2……検査素子 3……唾液採取部、4……浸透部
面図である。 1……支持体、2……検査素子 3……唾液採取部、4……浸透部
Claims (1)
- 【請求項1】唾液の付着により発色又は色質の変化を生
じる口腔検査用試薬を含有させた検査素子を、支持体に
取付け、該検査素子の表面を無色透明のテープで被覆す
ると共に、支持体の上記検査素子を取付けた部分に、該
検査素子に対して唾液を透過、浸透させる唾液浸透部を
形成したことを特徴とする口腔用検査具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3222487U JPH065631Y2 (ja) | 1987-03-05 | 1987-03-05 | 口腔用検査具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3222487U JPH065631Y2 (ja) | 1987-03-05 | 1987-03-05 | 口腔用検査具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63139546U JPS63139546U (ja) | 1988-09-14 |
JPH065631Y2 true JPH065631Y2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=30838699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3222487U Expired - Lifetime JPH065631Y2 (ja) | 1987-03-05 | 1987-03-05 | 口腔用検査具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH065631Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01184501A (ja) * | 1988-01-20 | 1989-07-24 | Mitsubishi Electric Corp | ディジタル制御装置 |
US6391261B1 (en) * | 2000-04-14 | 2002-05-21 | Lifepoint, Inc. | Device for detecting analytes related to sample pH |
JP6773951B2 (ja) * | 2014-05-30 | 2020-10-21 | 学校法人東京医科大学 | 唾液試料の調製方法 |
-
1987
- 1987-03-05 JP JP3222487U patent/JPH065631Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63139546U (ja) | 1988-09-14 |
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