JPH0656296A - ベルト搬送装置のベルト寄り制御方法及びその装置 - Google Patents
ベルト搬送装置のベルト寄り制御方法及びその装置Info
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- JPH0656296A JPH0656296A JP22505492A JP22505492A JPH0656296A JP H0656296 A JPH0656296 A JP H0656296A JP 22505492 A JP22505492 A JP 22505492A JP 22505492 A JP22505492 A JP 22505492A JP H0656296 A JPH0656296 A JP H0656296A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- edge guide
- endless belt
- roll
- deviation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Structure Of Belt Conveyors (AREA)
- Control Of Conveyors (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エッジガイドに対するスプリング部材の初期
弾性付勢力を最適に設定する作業を容易に行えるように
する。 【構成】 無端状ベルト2がエッジガイド3の安定規制
位置に到達すべく移動している時の無端状ベルト2の寄
り方向の移動速度情報を求めた後、エッジガイド3の安
定規制位置が一定になるように、求められた移動速度情
報に応じてステアリングロール1bのアライメントを調
整するようにする。
弾性付勢力を最適に設定する作業を容易に行えるように
する。 【構成】 無端状ベルト2がエッジガイド3の安定規制
位置に到達すべく移動している時の無端状ベルト2の寄
り方向の移動速度情報を求めた後、エッジガイド3の安
定規制位置が一定になるように、求められた移動速度情
報に応じてステアリングロール1bのアライメントを調
整するようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、無端状ベルトを用い
たカラープリンタ等の画像の位置ずれ等を防止する上で
必要になるベルト搬送装置のベルト寄り制御方法及びそ
の装置に係り、特に、スプリング部材にて弾性付勢され
るエッジガイド(所謂コンプライアント型エッジガイ
ド)にて無端状ベルトの端部位置を規制するようにした
タイプのベルト寄り制御方法及びその装置に関する。
たカラープリンタ等の画像の位置ずれ等を防止する上で
必要になるベルト搬送装置のベルト寄り制御方法及びそ
の装置に係り、特に、スプリング部材にて弾性付勢され
るエッジガイド(所謂コンプライアント型エッジガイ
ド)にて無端状ベルトの端部位置を規制するようにした
タイプのベルト寄り制御方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のベルト搬送装置は例えばタ
ンデム型のカラープリンタに使用されるが、この種のタ
ンデム型のカラープリンタにおいては、ベルト搬送装置
にて搬送される一枚の記録シートに対して複数の色系統
のトナー像を多重転写する構成になっているため、色ず
れのない高品位のカラー画像を得るには、記録シートが
せ予め定められた経路上を正確に搬送されることが必要
であり、記録シートを搬送するベルトの幅方向の蛇行を
有効に防止するように設計することが重要な技術的課題
になっている。
ンデム型のカラープリンタに使用されるが、この種のタ
ンデム型のカラープリンタにおいては、ベルト搬送装置
にて搬送される一枚の記録シートに対して複数の色系統
のトナー像を多重転写する構成になっているため、色ず
れのない高品位のカラー画像を得るには、記録シートが
せ予め定められた経路上を正確に搬送されることが必要
であり、記録シートを搬送するベルトの幅方向の蛇行を
有効に防止するように設計することが重要な技術的課題
になっている。
【0003】ところが、ベルト及びロールの成形の不完
全さ、ベルトの張架するロール群の平行度等を考慮する
と、ベルトの幅方向の蛇行を完全に防止することは実質
的に不可能であり、従来にあっては、ベルトの幅方向の
蛇行を防止する手段が設けられている。この種のベルト
の蛇行防止手段としては、例えばスプリング部材にて弾
性付勢されるエッジガイドをベルト端部に当接させ、ベ
ルトの幅方向の蛇行をエッジガイドで補正するようにし
たものが既に提供されている(例えば特開平4−159
911号参照)。 このタイプにあっては、ベルトのエッジラインが成形上
うねっていても、エッジガイド自体が動くことにより、
ベルトのエッジラインのうねりは有効に吸収され、ま
た、ベルトが動こうとする力に対してはスプリング部材
の力によってそれを阻止するように働くのである。
全さ、ベルトの張架するロール群の平行度等を考慮する
と、ベルトの幅方向の蛇行を完全に防止することは実質
的に不可能であり、従来にあっては、ベルトの幅方向の
蛇行を防止する手段が設けられている。この種のベルト
の蛇行防止手段としては、例えばスプリング部材にて弾
性付勢されるエッジガイドをベルト端部に当接させ、ベ
ルトの幅方向の蛇行をエッジガイドで補正するようにし
たものが既に提供されている(例えば特開平4−159
911号参照)。 このタイプにあっては、ベルトのエッジラインが成形上
うねっていても、エッジガイド自体が動くことにより、
ベルトのエッジラインのうねりは有効に吸収され、ま
た、ベルトが動こうとする力に対してはスプリング部材
の力によってそれを阻止するように働くのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のベルト蛇行防止手段を用いたベルト搬送装置にあって
は、時間当たりに移動する距離が微小なベルトの動きを
正確に検知して速く調整する上で、エッジガイドに対す
るスプリング部材の初期弾性付勢力を最適に設定するこ
とが必要になるが、 スプリング部材の取り付け誤差
や、エッジガイドの成形誤差等の各種の影響を考慮し
て、エッジガイドに対するスプリング部材の初期弾性付
勢力を最適に設定する作業は極めて面倒なものであり、
最終的にベルトの動きが安定するのを待ちながら、何回
も試行錯誤を繰り返す方法では多大な時間がかかってし
まう。時に、スプリング部材の初期弾性付勢力を大きく
設定し過ぎてしまい、ベルトのエッジ自体がダメージを
受けてしまい、かつ、ベルトのエッジラインの成形上の
うねりをエッジガイドで吸収できないという事態も生ず
る懸念があった。
のベルト蛇行防止手段を用いたベルト搬送装置にあって
は、時間当たりに移動する距離が微小なベルトの動きを
正確に検知して速く調整する上で、エッジガイドに対す
るスプリング部材の初期弾性付勢力を最適に設定するこ
とが必要になるが、 スプリング部材の取り付け誤差
や、エッジガイドの成形誤差等の各種の影響を考慮し
て、エッジガイドに対するスプリング部材の初期弾性付
勢力を最適に設定する作業は極めて面倒なものであり、
最終的にベルトの動きが安定するのを待ちながら、何回
も試行錯誤を繰り返す方法では多大な時間がかかってし
まう。時に、スプリング部材の初期弾性付勢力を大きく
設定し過ぎてしまい、ベルトのエッジ自体がダメージを
受けてしまい、かつ、ベルトのエッジラインの成形上の
うねりをエッジガイドで吸収できないという事態も生ず
る懸念があった。
【0005】この発明は、以上の技術的課題を解決する
ために為されたものであって、エッジガイドに対するス
プリング部材の初期弾性付勢力を最適に設定する作業を
容易に行えるようにしたベルト搬送装置のベルト寄り制
御方法及びその装置を提供するものである。
ために為されたものであって、エッジガイドに対するス
プリング部材の初期弾性付勢力を最適に設定する作業を
容易に行えるようにしたベルト搬送装置のベルト寄り制
御方法及びその装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
図1に示すように、少なくとも駆動ロール1a及びアラ
イメント調整用のステアリングロール1bが含まれる複
数のロール群1を平行配置すると共に、これらのロール
群1に無端状ベルト2を掛け渡し、この無端状ベルト2
の片側若しくは両側にスプリング部材4で弾性付勢され
るエッジガイド3を配設して無端状ベルト2の寄りを規
制するようにしたベルト搬送装置を前提とし、無端状ベ
ルト2がエッジガイド3の安定規制位置に到達すべく移
動している時の無端状ベルト2の寄り方向の移動速度情
報を求めた後、エッジガイド3の安定規制位置が同一点
に収まるように、求められた移動速度情報に応じてステ
アリングロール1bのアライメントを調整するようにし
たものである。
図1に示すように、少なくとも駆動ロール1a及びアラ
イメント調整用のステアリングロール1bが含まれる複
数のロール群1を平行配置すると共に、これらのロール
群1に無端状ベルト2を掛け渡し、この無端状ベルト2
の片側若しくは両側にスプリング部材4で弾性付勢され
るエッジガイド3を配設して無端状ベルト2の寄りを規
制するようにしたベルト搬送装置を前提とし、無端状ベ
ルト2がエッジガイド3の安定規制位置に到達すべく移
動している時の無端状ベルト2の寄り方向の移動速度情
報を求めた後、エッジガイド3の安定規制位置が同一点
に収まるように、求められた移動速度情報に応じてステ
アリングロール1bのアライメントを調整するようにし
たものである。
【0007】また、この方法発明を具現化する装置発明
は、少なくとも駆動ロール1a及びアライメント調整用
のステアリングロール1bが含まれる複数のロール群1
を平行配置すると共に、これらのロール群1に無端状ベ
ルト2を掛け渡し、この無端状ベルト2の片側若しくは
両側にスプリング部材4で弾性付勢されるエッジガイド
3を配設して無端状ベルト2の寄りを規制するようにし
たベルト搬送装置を前提とし、無端状ベルト2がエッジ
ガイド3の安定規制位置に到達すべく移動している時の
無端状ベルト2の寄り方向の移動速度情報を検出するベ
ルト寄り速度検出手段5と、このベルト寄り速度検出手
段5で検出された無端状ベルト2の寄り方向の移動速度
情報に応じてステアリングロール1bのアライメントを
調整し、エッジガイド3の安定規制位置を一定に保つア
ライメント調整手段6とを備えたことを特徴とするもの
である。
は、少なくとも駆動ロール1a及びアライメント調整用
のステアリングロール1bが含まれる複数のロール群1
を平行配置すると共に、これらのロール群1に無端状ベ
ルト2を掛け渡し、この無端状ベルト2の片側若しくは
両側にスプリング部材4で弾性付勢されるエッジガイド
3を配設して無端状ベルト2の寄りを規制するようにし
たベルト搬送装置を前提とし、無端状ベルト2がエッジ
ガイド3の安定規制位置に到達すべく移動している時の
無端状ベルト2の寄り方向の移動速度情報を検出するベ
ルト寄り速度検出手段5と、このベルト寄り速度検出手
段5で検出された無端状ベルト2の寄り方向の移動速度
情報に応じてステアリングロール1bのアライメントを
調整し、エッジガイド3の安定規制位置を一定に保つア
ライメント調整手段6とを備えたことを特徴とするもの
である。
【0008】このような技術的手段において、上記ベル
ト寄り速度検出手段5としては、無端状ベルト2の寄り
速度を無端状ベルト上に付けられたマークの移動速度等
から直接的に検出するようにしても差し支えないが、エ
ッジガイド3にかかる圧力の変化、エッジガイド3又は
無端状ベルト2のエッジ位置の変化からの情報により、
無端状ベルト2の寄り速度を間接的に検出するようにし
てもよい。
ト寄り速度検出手段5としては、無端状ベルト2の寄り
速度を無端状ベルト上に付けられたマークの移動速度等
から直接的に検出するようにしても差し支えないが、エ
ッジガイド3にかかる圧力の変化、エッジガイド3又は
無端状ベルト2のエッジ位置の変化からの情報により、
無端状ベルト2の寄り速度を間接的に検出するようにし
てもよい。
【0009】また、アライメント調整手段6としては、
ステアリングロール1bのアライメントを調整するもの
であれば適宜選定して差し支えないが、無端状ベルト2
の張力を不必要に変えないという観点からすれば、ベル
ト2の進行方向に対して略直角な方向にステアリングロ
ール1bを傾けるように構成することが好ましい。
ステアリングロール1bのアライメントを調整するもの
であれば適宜選定して差し支えないが、無端状ベルト2
の張力を不必要に変えないという観点からすれば、ベル
ト2の進行方向に対して略直角な方向にステアリングロ
ール1bを傾けるように構成することが好ましい。
【0010】更に、エッジガイド3に対するスプリング
部材4の初期弾性付勢力の設定作業をより容易に行うと
いう観点からすれば、エッジガイド3の安定規制位置に
対応した部位にエッジガイド3が配置されているか否か
を判定するエッジガイド位置判定手段7を設けることが
好ましい。
部材4の初期弾性付勢力の設定作業をより容易に行うと
いう観点からすれば、エッジガイド3の安定規制位置に
対応した部位にエッジガイド3が配置されているか否か
を判定するエッジガイド位置判定手段7を設けることが
好ましい。
【0011】
【作用】上述したような技術的手段によれば、ベルト寄
り速度検出手段5は、無端状ベルト2がエッジガイド3
の安定規制位置に到達すべく移動している時の無端状ベ
ルト2の寄り方向の移動速度情報を検出する。このと
き、無端状ベルト2の寄り方向の移動速度情報は無端状
ベルト2の寄り力に比例するので、エッジガイド3への
作用力(エッジフォース)を測定することで、無端状ベ
ルト2の寄り方向の移動速度情報を検出することに相当
する。また、エッジガイド3にはスプリング部材4が付
いているため、エッジガイド3の動きは安定したところ
で止まる。このため、その安定した位置を検出すること
も、エッジガイド3への作用力を検出する方法の一つで
ある。更に、無端状ベルト2上のマークの動きを測定す
れば、無端状ベルト2のより方向の移動速度情報を検出
することに相当する。また、アライメント調整手段6
は、上記ベルト寄り速度検出手段5で検出された無端状
ベルト2の寄り方向の移動速度情報に応じてステアリン
グロール1bのアライメントを調整し、エッジガイド3
の安定規制位置を一定に保つ。これらの作用を図2に模
式的に示す。すなわち、今、ベルト寄り速度検出手段5
が実測移動速度情報v1を検出したすると、この速度条
件では、エッジガイド3がその速度情報の差に対応する
分δだけ安定規制位置から変位した位置に設定されてし
まう。このような状況下において、もともとエッジガイ
ド3が理想移動速度情報v0のときにエッジガイド3が
安定規制位置に設定されることを予め求めておけば、実
測移動速度情報v1が理想移動速度情報v0になるよう
に上記アライメント調整手段6でステアリングロール1
bのアライメントを調整することにより、エッジガイド
3のスプリング部材4の初期弾性付勢力は最適なものに
設定される。
り速度検出手段5は、無端状ベルト2がエッジガイド3
の安定規制位置に到達すべく移動している時の無端状ベ
ルト2の寄り方向の移動速度情報を検出する。このと
き、無端状ベルト2の寄り方向の移動速度情報は無端状
ベルト2の寄り力に比例するので、エッジガイド3への
作用力(エッジフォース)を測定することで、無端状ベ
ルト2の寄り方向の移動速度情報を検出することに相当
する。また、エッジガイド3にはスプリング部材4が付
いているため、エッジガイド3の動きは安定したところ
で止まる。このため、その安定した位置を検出すること
も、エッジガイド3への作用力を検出する方法の一つで
ある。更に、無端状ベルト2上のマークの動きを測定す
れば、無端状ベルト2のより方向の移動速度情報を検出
することに相当する。また、アライメント調整手段6
は、上記ベルト寄り速度検出手段5で検出された無端状
ベルト2の寄り方向の移動速度情報に応じてステアリン
グロール1bのアライメントを調整し、エッジガイド3
の安定規制位置を一定に保つ。これらの作用を図2に模
式的に示す。すなわち、今、ベルト寄り速度検出手段5
が実測移動速度情報v1を検出したすると、この速度条
件では、エッジガイド3がその速度情報の差に対応する
分δだけ安定規制位置から変位した位置に設定されてし
まう。このような状況下において、もともとエッジガイ
ド3が理想移動速度情報v0のときにエッジガイド3が
安定規制位置に設定されることを予め求めておけば、実
測移動速度情報v1が理想移動速度情報v0になるよう
に上記アライメント調整手段6でステアリングロール1
bのアライメントを調整することにより、エッジガイド
3のスプリング部材4の初期弾性付勢力は最適なものに
設定される。
【0012】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例に基づいてこの
発明を詳細に説明する。図3はこの発明が適用された所
謂タンデム型のカラープリンタである。同図において、
符号20a〜20d(全体については20で示す)は夫
々シアン系、マゼンタ系、イエロ系、ブラック系のトナ
ー像を電子写真プロセスにて形成する像形成ユニットで
あり、各像形成ユニット20は、感光ドラム21と、こ
の感光ドラム21表面を予め帯電する帯電コロトロン2
2と、帯電された感光ドラム21上に静電潜像を書き込
む半導体レーザ23と、シアン、マゼンタ、イエロ、ブ
ラックの各色系のトナーが収容される現像器24と、感
光ドラム21上の残留トナーを除去するためのクリーナ
25とを備えている。
発明を詳細に説明する。図3はこの発明が適用された所
謂タンデム型のカラープリンタである。同図において、
符号20a〜20d(全体については20で示す)は夫
々シアン系、マゼンタ系、イエロ系、ブラック系のトナ
ー像を電子写真プロセスにて形成する像形成ユニットで
あり、各像形成ユニット20は、感光ドラム21と、こ
の感光ドラム21表面を予め帯電する帯電コロトロン2
2と、帯電された感光ドラム21上に静電潜像を書き込
む半導体レーザ23と、シアン、マゼンタ、イエロ、ブ
ラックの各色系のトナーが収容される現像器24と、感
光ドラム21上の残留トナーを除去するためのクリーナ
25とを備えている。
【0013】また、符号30は記録シート39を搬送す
るシート搬送系であり、図示外の駆動モータによって回
転駆動される駆動ロール31と、この駆動ロール31に
対して平行配置され、後述するアライメント調整機構に
よりアライメント調整されるステアリングロール32
と、駆動ロール31,ステアリングロール32に対して
平行配置される適宜数の従動ロール33〜36と、これ
らのロール群31〜36に掛け渡され、記録シート39
を静電吸着保持して搬送する無端状搬送ベルト37とを
備えている。尚、この実施例において、上記ステアリン
グロール32及び従動ロール33〜36としてはその外
周部に多数の弾性支持フィンを備えた所謂LLF(Low
Lateral Force)ロールが採用されている(特開昭58
−177811号公報参照)。
るシート搬送系であり、図示外の駆動モータによって回
転駆動される駆動ロール31と、この駆動ロール31に
対して平行配置され、後述するアライメント調整機構に
よりアライメント調整されるステアリングロール32
と、駆動ロール31,ステアリングロール32に対して
平行配置される適宜数の従動ロール33〜36と、これ
らのロール群31〜36に掛け渡され、記録シート39
を静電吸着保持して搬送する無端状搬送ベルト37とを
備えている。尚、この実施例において、上記ステアリン
グロール32及び従動ロール33〜36としてはその外
周部に多数の弾性支持フィンを備えた所謂LLF(Low
Lateral Force)ロールが採用されている(特開昭58
−177811号公報参照)。
【0014】更に、上記搬送ベルト37にはシート給送
カセット38からの記録シート39をタッキングするた
めのタッキングロール40が設けられ、また、全ての像
形成ユニット20に対応した搬送ベルト37の裏面側に
は静電転写ロール26が配設され、各像形成ユニット2
0の感光ドラム21上に形成されたトナー像を搬送ベル
ト37上の記録シート39に静電転写するようになって
おり、更に、搬送ベルト37上の記録シート39はステ
アリングロール32に対応したコーナ部にて搬送ベルト
37から分離され、分離された記録シート39は定着器
27を経て排出トレイ41へ排出されるようになってい
る。そしてまた、この実施例においては、上記搬送ベル
ト37には張力調整用ロール(テンションロール)42
が押圧配置されて適宜の張力が付与されており、また、
上記搬送ベルト37には搬送ベルト37に付着した紙粉
等を清掃するクリーナ43が設けられている。
カセット38からの記録シート39をタッキングするた
めのタッキングロール40が設けられ、また、全ての像
形成ユニット20に対応した搬送ベルト37の裏面側に
は静電転写ロール26が配設され、各像形成ユニット2
0の感光ドラム21上に形成されたトナー像を搬送ベル
ト37上の記録シート39に静電転写するようになって
おり、更に、搬送ベルト37上の記録シート39はステ
アリングロール32に対応したコーナ部にて搬送ベルト
37から分離され、分離された記録シート39は定着器
27を経て排出トレイ41へ排出されるようになってい
る。そしてまた、この実施例においては、上記搬送ベル
ト37には張力調整用ロール(テンションロール)42
が押圧配置されて適宜の張力が付与されており、また、
上記搬送ベルト37には搬送ベルト37に付着した紙粉
等を清掃するクリーナ43が設けられている。
【0015】更に、この実施例における搬送ベルト37
の蛇行防止装置を図4に示す。同図において、上記ステ
アリングロール32の一端側支持部はフレーム50にラ
ジアルベアリング51を介して回転支承されており、ス
テアリングロール32の他端側支持部はラジアルベアリ
ング52にて回転支承されるが、このラジアルベアリン
グ52はモータ53にて偏心回転する偏心カム54上に
載置され、偏心カム54の偏心位置に応じて適宜上下動
するようになっており、これにより、ステアリングロー
ル32のアライメント調整が行われるようになってい
る。尚、符号55は後述する寄り速度を入力することに
より、予め設定された基準寄り速度との差に基づくアラ
イメント補正量を決定し、上記偏心カム54の偏心位置
を規制するアライメント調整回路である。
の蛇行防止装置を図4に示す。同図において、上記ステ
アリングロール32の一端側支持部はフレーム50にラ
ジアルベアリング51を介して回転支承されており、ス
テアリングロール32の他端側支持部はラジアルベアリ
ング52にて回転支承されるが、このラジアルベアリン
グ52はモータ53にて偏心回転する偏心カム54上に
載置され、偏心カム54の偏心位置に応じて適宜上下動
するようになっており、これにより、ステアリングロー
ル32のアライメント調整が行われるようになってい
る。尚、符号55は後述する寄り速度を入力することに
より、予め設定された基準寄り速度との差に基づくアラ
イメント補正量を決定し、上記偏心カム54の偏心位置
を規制するアライメント調整回路である。
【0016】また、上記ステアリングロール32の一端
側支持部にはエッジガイド60がスライドベアリング6
1を介して可動支持されると共に、このエッジガイド6
0とフレーム50との間には所定の弾性を有するコイル
スプリング62が介装され、このコイルスプリング62
の弾性付勢力が調整ねじ(この実施例ではボルト部材6
3aを回転させることによりナット部材63bが軸方向
に沿って進退する調整ねじ)63が介装されている。
側支持部にはエッジガイド60がスライドベアリング6
1を介して可動支持されると共に、このエッジガイド6
0とフレーム50との間には所定の弾性を有するコイル
スプリング62が介装され、このコイルスプリング62
の弾性付勢力が調整ねじ(この実施例ではボルト部材6
3aを回転させることによりナット部材63bが軸方向
に沿って進退する調整ねじ)63が介装されている。
【0017】更に、上記調整ねじ63のナット部材63
bの頂面部には鈎状の支持ブラケット71を介して光学
式センサ70(この実施例では発光素子及び受光素子か
らなる)がエッジガイド60の端部位置近傍に配置され
ている。この実施例においては、光学式センサ70は、
ナット部材63bの頂部面から距離Aだけ離間した位置
に配置され、この位置にエッジガイド60が進入してき
たときに、受光素子からの出力変化にてそのことを検知
するものである。尚、符号72は上記光学式センサ70
の出力を表示するモニタである。
bの頂面部には鈎状の支持ブラケット71を介して光学
式センサ70(この実施例では発光素子及び受光素子か
らなる)がエッジガイド60の端部位置近傍に配置され
ている。この実施例においては、光学式センサ70は、
ナット部材63bの頂部面から距離Aだけ離間した位置
に配置され、この位置にエッジガイド60が進入してき
たときに、受光素子からの出力変化にてそのことを検知
するものである。尚、符号72は上記光学式センサ70
の出力を表示するモニタである。
【0018】更にまた、この実施例においては、搬送ベ
ルト37の幅方向一端側のシート吸着領域から外れた領
域には三角形状のマーク80(図5参照)が印刷されて
おり、このマーク80に対応した領域の上方には搬送ベ
ルト37の進行方向に沿う方向のマーク幅を検出するた
めの光学式センサ81が配設されており、マーク幅検出
器82は前記光学センサ81からの出力によってマーク
幅を検出する。例えば図5(a)に示すように、出射さ
れた光がマーク80を横切った際に、マーク幅m1に対
応したパルス幅の光信号が検出され、この光信号に対応
する信号をマーク幅信号とする。
ルト37の幅方向一端側のシート吸着領域から外れた領
域には三角形状のマーク80(図5参照)が印刷されて
おり、このマーク80に対応した領域の上方には搬送ベ
ルト37の進行方向に沿う方向のマーク幅を検出するた
めの光学式センサ81が配設されており、マーク幅検出
器82は前記光学センサ81からの出力によってマーク
幅を検出する。例えば図5(a)に示すように、出射さ
れた光がマーク80を横切った際に、マーク幅m1に対
応したパルス幅の光信号が検出され、この光信号に対応
する信号をマーク幅信号とする。
【0019】更に、符号83はベルト変位量表示器であ
り、例えばあるタイミングにおいて図5(a)に示すよ
うなm1のマーク幅信号を得、更に、所定時間経過後の
タイミングにおいて図5(b)に示すようなm2のマー
ク幅信号を得たとすると、両者のマーク幅信号m1,m
2から搬送ベルト37の変位量(ベルトの幅方向の移動
量に相当)δを計算して表示するものである。また、符
号84はベルト寄り速度演算回路であり、ベルト変位量
表示器83にて表示された搬送ベルト37の変位量δを
マーク幅検出条件(例えばマーク幅検出タイミングが搬
送ベルト37の所定回転毎に行われるような場合には、
その搬送ベルト37の回転数、移動量)にて搬送ベルト
37の寄り方向の移動速度(以下寄り速度という)に変
換するものである。
り、例えばあるタイミングにおいて図5(a)に示すよ
うなm1のマーク幅信号を得、更に、所定時間経過後の
タイミングにおいて図5(b)に示すようなm2のマー
ク幅信号を得たとすると、両者のマーク幅信号m1,m
2から搬送ベルト37の変位量(ベルトの幅方向の移動
量に相当)δを計算して表示するものである。また、符
号84はベルト寄り速度演算回路であり、ベルト変位量
表示器83にて表示された搬送ベルト37の変位量δを
マーク幅検出条件(例えばマーク幅検出タイミングが搬
送ベルト37の所定回転毎に行われるような場合には、
その搬送ベルト37の回転数、移動量)にて搬送ベルト
37の寄り方向の移動速度(以下寄り速度という)に変
換するものである。
【0020】また、この実施例では、上述のような手法
にて求められた搬送ベルト37の寄り速度vとステアリ
ングロール32に対して必要とされるアライメント補正
量k(単位:調整ねじの目盛量)との関係を適宜数のポ
イントで求めたところ、例えば図6に示すような関係が
得られ、この特性グラフに対応するデータがアライメン
ト調整回路55に予め格納されている。
にて求められた搬送ベルト37の寄り速度vとステアリ
ングロール32に対して必要とされるアライメント補正
量k(単位:調整ねじの目盛量)との関係を適宜数のポ
イントで求めたところ、例えば図6に示すような関係が
得られ、この特性グラフに対応するデータがアライメン
ト調整回路55に予め格納されている。
【0021】次に、この実施例に係るカラープリンタに
おけるベルト搬送装置に対するエッジガイド60の初期
設定作業について説明する。先ず、モニタ72にて光学
式センサ70の出力変化を見ながら、調整ねじ63を適
宜移動させてエッジガイド60を所定位置へ移動させ
る。この後、例えば搬送ベルト37の所定回転毎にマー
ク幅が測定されるという所定のマーク幅検出条件を設定
し、このマーク幅検出条件に従ってマーク幅検出を行
い、ベルト寄り速度演算回路84にて、ベルト変位量表
示器83からの変位量データ及びマーク幅検出条件に基
づき、搬送ベルト37の寄り速度vを演算する。しかる
後、演算された寄り速度vをアライメント調整回路55
に入力すると、アライメント調整回路55は上記寄り速
度vに対応するアライメント補正量kを取り出し、これ
に基づいてモータ53を駆動制御し、上記ステアリング
ロール32のアライメントを補正する。これによって、
上記エッジガイド60は所定の初期弾性付勢力にて搬送
ベルト37の端部に弾性付勢され、搬送ベルト37のエ
ッジラインのうねりに対してはエッジガイド60が追従
移動し、また、搬送ベルト37が寄り方向へ移動しよう
とすると、その搬送ベルト37の寄り方向の移動は効果
的抑えられる。尚、この実施例においては、モニタ72
にて光学式センサ70の出力変化を見ながら、搬送ベル
ト37の寄り速度を求めるようにしてもよいし、また、
ステアリングロール32のアライメントを手動にて調整
するようにしてもよい。また、この実施例では、ロール
交換等のメンテナンス作業時においてもエッジガイド6
0の初期設定作業と同様な作業が行われる。
おけるベルト搬送装置に対するエッジガイド60の初期
設定作業について説明する。先ず、モニタ72にて光学
式センサ70の出力変化を見ながら、調整ねじ63を適
宜移動させてエッジガイド60を所定位置へ移動させ
る。この後、例えば搬送ベルト37の所定回転毎にマー
ク幅が測定されるという所定のマーク幅検出条件を設定
し、このマーク幅検出条件に従ってマーク幅検出を行
い、ベルト寄り速度演算回路84にて、ベルト変位量表
示器83からの変位量データ及びマーク幅検出条件に基
づき、搬送ベルト37の寄り速度vを演算する。しかる
後、演算された寄り速度vをアライメント調整回路55
に入力すると、アライメント調整回路55は上記寄り速
度vに対応するアライメント補正量kを取り出し、これ
に基づいてモータ53を駆動制御し、上記ステアリング
ロール32のアライメントを補正する。これによって、
上記エッジガイド60は所定の初期弾性付勢力にて搬送
ベルト37の端部に弾性付勢され、搬送ベルト37のエ
ッジラインのうねりに対してはエッジガイド60が追従
移動し、また、搬送ベルト37が寄り方向へ移動しよう
とすると、その搬送ベルト37の寄り方向の移動は効果
的抑えられる。尚、この実施例においては、モニタ72
にて光学式センサ70の出力変化を見ながら、搬送ベル
ト37の寄り速度を求めるようにしてもよいし、また、
ステアリングロール32のアライメントを手動にて調整
するようにしてもよい。また、この実施例では、ロール
交換等のメンテナンス作業時においてもエッジガイド6
0の初期設定作業と同様な作業が行われる。
【0022】◎エッジガイド60の寄り速度検出の変形
例 図7は調整ねじ63のナット部材63bの頂部面に支持
ブラケット74を介して変位センサ(うず電流式、光学
式等)73を設け、この変位センサ73によってエッジ
ガイド60との間の距離xを検出し、これを変位量表示
器91に表示すると共に、ベルト寄り速度演算回路92
にて上記変位量及び変位量検出条件(変位量の複数の検
出タイミング)から搬送ベルト37の寄り速度vを演算
する。また、図8は調整ねじ63のナット部材63bの
頂部面に圧力センサ101を張り付け、この圧力センサ
101にスプリング部材62を弾接させる一方、この圧
力センサ101の出力を圧力表示器102に表示させ、
更に、ベルト寄り速度演算回路103にて、上記圧力値
及び圧力検出条件(圧力の複数の検出タイミング)から
エッジガイド60への作用力変化を求めた後、搬送ベル
ト37の寄り速度vを演算する。更に、図9エッジガイ
ド60の端部位置を機械的に取り出して表示したもので
あり、具体的には、エッジガイド60の外側面にベルト
位置表示針111の支持ロッド111aを当接させると
共に、軽い付勢力の抑えスプリング112にて押圧保持
させ、ベルト位置表示針111に対応した部分にはスケ
ール113を配設し、ベルト位置表示針111のスケー
ル113目盛りから搬送ベルト37の端部位置を直接的
に目視できるようにしたものである。尚、符号114は
上記支持ロッド111aを進退方向に対して安定的に移
動させるスライドガイドである。このタイプにおいて
は、所定の位置検出タイミングにて夫々ベルト位置表示
針111の目盛り値を測定し、搬送ベルト37の寄り速
度を求めるようにすればよい。
例 図7は調整ねじ63のナット部材63bの頂部面に支持
ブラケット74を介して変位センサ(うず電流式、光学
式等)73を設け、この変位センサ73によってエッジ
ガイド60との間の距離xを検出し、これを変位量表示
器91に表示すると共に、ベルト寄り速度演算回路92
にて上記変位量及び変位量検出条件(変位量の複数の検
出タイミング)から搬送ベルト37の寄り速度vを演算
する。また、図8は調整ねじ63のナット部材63bの
頂部面に圧力センサ101を張り付け、この圧力センサ
101にスプリング部材62を弾接させる一方、この圧
力センサ101の出力を圧力表示器102に表示させ、
更に、ベルト寄り速度演算回路103にて、上記圧力値
及び圧力検出条件(圧力の複数の検出タイミング)から
エッジガイド60への作用力変化を求めた後、搬送ベル
ト37の寄り速度vを演算する。更に、図9エッジガイ
ド60の端部位置を機械的に取り出して表示したもので
あり、具体的には、エッジガイド60の外側面にベルト
位置表示針111の支持ロッド111aを当接させると
共に、軽い付勢力の抑えスプリング112にて押圧保持
させ、ベルト位置表示針111に対応した部分にはスケ
ール113を配設し、ベルト位置表示針111のスケー
ル113目盛りから搬送ベルト37の端部位置を直接的
に目視できるようにしたものである。尚、符号114は
上記支持ロッド111aを進退方向に対して安定的に移
動させるスライドガイドである。このタイプにおいて
は、所定の位置検出タイミングにて夫々ベルト位置表示
針111の目盛り値を測定し、搬送ベルト37の寄り速
度を求めるようにすればよい。
【0023】◎アライメント調整機構の変形例 実施例のものはステアリングロール32の一端側のみを
上下動させることによりアライメント調整を行っている
が、これに限られるものではなく、例えば図10(a)
(b)(c)に示すように、ステアリングロール32の
両端支持部を互いに180゜偏心した関係にある偏心カ
ム121,122で支承し、これらの偏心カム121,
122を共通の回転軸123で適宜同期回転させ、ステ
アリングロール32のセンタ部分にアライメントの仮想
回転中心124を設けるようにしてもよい。このタイプ
によれば、ステアリングロール32の一端側を回転中心
としてアライメント調整を行うタイプに比べて、少しの
調整量で素早くアライメントを変化させられるの点で優
れる。また、図11は、ステアリングロール32の支持
ブラケット132をメインフレーム131の中央支持シ
ャフト133に対して回転支持し、また、ステアリング
ロール32の支持ブラケット132とメインフレーム1
31とを調整ねじ134,135にて連結自在な連結ブ
ラケット136を介して連結固定する構成を備えてい
る。このタイプにおいては、最初にメインフレーム13
1に対して支持ブラケット132を適宜回転させること
により、ステアリングロール32のアライメント調整を
した後、このアライメント調整された位置関係を保った
まま連結ブラケット136にてメインフレーム131と
支持ブラケット132とを連結固定するものである。こ
の場合、ステアリングロール32の中央部のベルト位置
は常に一定なので、アライメントを調整したとしても、
他のロール等との位置関係は変わらない。よって、ベル
ト駆動系の特性は変化せず、ベルト駆動系に対する制御
を行い易い。尚、図11に示すタイプにあっては、ステ
アリングロール32をスプリング137にて付勢するこ
とにより、ステアリングロール32とテンションロール
42とを共用化する構成にしている。
上下動させることによりアライメント調整を行っている
が、これに限られるものではなく、例えば図10(a)
(b)(c)に示すように、ステアリングロール32の
両端支持部を互いに180゜偏心した関係にある偏心カ
ム121,122で支承し、これらの偏心カム121,
122を共通の回転軸123で適宜同期回転させ、ステ
アリングロール32のセンタ部分にアライメントの仮想
回転中心124を設けるようにしてもよい。このタイプ
によれば、ステアリングロール32の一端側を回転中心
としてアライメント調整を行うタイプに比べて、少しの
調整量で素早くアライメントを変化させられるの点で優
れる。また、図11は、ステアリングロール32の支持
ブラケット132をメインフレーム131の中央支持シ
ャフト133に対して回転支持し、また、ステアリング
ロール32の支持ブラケット132とメインフレーム1
31とを調整ねじ134,135にて連結自在な連結ブ
ラケット136を介して連結固定する構成を備えてい
る。このタイプにおいては、最初にメインフレーム13
1に対して支持ブラケット132を適宜回転させること
により、ステアリングロール32のアライメント調整を
した後、このアライメント調整された位置関係を保った
まま連結ブラケット136にてメインフレーム131と
支持ブラケット132とを連結固定するものである。こ
の場合、ステアリングロール32の中央部のベルト位置
は常に一定なので、アライメントを調整したとしても、
他のロール等との位置関係は変わらない。よって、ベル
ト駆動系の特性は変化せず、ベルト駆動系に対する制御
を行い易い。尚、図11に示すタイプにあっては、ステ
アリングロール32をスプリング137にて付勢するこ
とにより、ステアリングロール32とテンションロール
42とを共用化する構成にしている。
【0024】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1又は
2記載の発明によれば、ベルトの寄り方向の移動速度情
報に着目してステアリングロールのアライメント調整を
行うことにより、エッジガイドに対するスプリング部材
の初期弾性付勢力を最適に設定する作業を容易に行うこ
とができる。特に、請求項3記載の発明によれば、エッ
ジガイドの基本位置調整を目視しながら行うことができ
るので、エッジガイドに対するスプリング部材の初期弾
性付勢力の設定作業をより容易に行うことができる。
2記載の発明によれば、ベルトの寄り方向の移動速度情
報に着目してステアリングロールのアライメント調整を
行うことにより、エッジガイドに対するスプリング部材
の初期弾性付勢力を最適に設定する作業を容易に行うこ
とができる。特に、請求項3記載の発明によれば、エッ
ジガイドの基本位置調整を目視しながら行うことができ
るので、エッジガイドに対するスプリング部材の初期弾
性付勢力の設定作業をより容易に行うことができる。
【図1】 この発明に係るベルト搬送装置のベルト寄り
制御方法及びその装置の構成を示す説明図である。
制御方法及びその装置の構成を示す説明図である。
【図2】 その作用を示す説明図である。
【図3】 この発明が適用されたカラープリンタの一実
施例を示す説明図である。
施例を示す説明図である。
【図4】 実施例で用いられるベルト寄り防止装置の詳
細を示す説明図である。
細を示す説明図である。
【図5】 実施例で用いられるマーク幅検出器、ベルト
変位量表示器の動作を示す説明図である。
変位量表示器の動作を示す説明図である。
【図6】 寄り速度とアライメント補正量との関係を示
すグラフである。
すグラフである。
【図7】 エッジガイドの寄り速度検出の変形例を示す
説明図である。
説明図である。
【図8】 エッジガイドの寄り速度検出の他の変形例を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図9】 エッジガイドの寄り速度検出の更に他の変形
例を示す説明図である。
例を示す説明図である。
【図10】 (a)はアライメント調整機構の変形例を
示す説明図、(b)(c)は夫々矢印A,B方向から見
た矢視図である。
示す説明図、(b)(c)は夫々矢印A,B方向から見
た矢視図である。
【図11】 アライメント調整機構の他の変形例を示す
説明図である。
説明図である。
1…ロール群,1a…駆動ロール,1b…ステアリング
ロール,2…無端状ベルト,3…エッジガイド,4…ス
プリング部材,5…ベルト寄り速度検出手段,6…アラ
イメント調整手段,7…エッジガイド位置判定手段
ロール,2…無端状ベルト,3…エッジガイド,4…ス
プリング部材,5…ベルト寄り速度検出手段,6…アラ
イメント調整手段,7…エッジガイド位置判定手段
フロントページの続き (72)発明者 野口 武史 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも駆動ロール(1a)及びアラ
イメント調整用のステアリングロール(1b)が含まれ
る複数のロール群(1)を平行配置すると共に、これら
のロール群(1)に無端状ベルト(2)を掛け渡し、こ
の無端状ベルト(2)の片側若しくは両側にスプリング
部材(4)で弾性付勢されるエッジガイド(3)を配設
して無端状ベルト(2)の寄りを規制するようにしたベ
ルト搬送装置において、無端状ベルト(2)がエッジガ
イド(3)の安定規制位置に到達すべく移動している時
の無端状ベルト(2)の寄り方向の移動速度情報を求め
た後、エッジガイド(3)の安定規制位置が同一点に収
まるように、求められた移動速度情報に応じてステアリ
ングロール(1b)のアライメントを調整するようにし
たベルト搬送装置のベルト寄り制御方法。 - 【請求項2】 少なくとも駆動ロール(1a)及びアラ
イメント調整用のステアリングロール(1b)が含まれ
る複数のロール群(1)を平行配置すると共に、これら
のロール群(1)に無端状ベルト(2)を掛け渡し、こ
の無端状ベルト(2)の片側若しくは両側にスプリング
部材(4)で弾性付勢されるエッジガイド(3)を配設
して無端状ベルト(2)の寄りを規制するようにしたベ
ルト搬送装置において、無端状ベルト(2)がエッジガ
イド(3)の安定規制位置に到達すべく移動している時
の無端状ベルト(2)の寄り方向の移動速度情報を検出
するベルト寄り速度検出手段(5)と、このベルト寄り
速度検出手段(5)で検出された無端状ベルト(2)の
寄り方向の移動速度情報に応じてステアリングロール
(1b)のアライメントを調整し、エッジガイド(3)
の安定規制位置を一定に保つアライメント調整手段
(6)とを備えたことを特徴とするベルト搬送装置のベ
ルト寄り制御装置。 - 【請求項3】 請求項2記載のものにおいて、エッジガ
イド(3)の安定規制位置に対応した部位にエッジガイ
ド(3)が配置されているか否かを判定するエッジガイ
ド位置判定手段(7)を設けたことを特徴とするベルト
搬送装置のベルト寄り制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22505492A JPH0656296A (ja) | 1992-08-01 | 1992-08-01 | ベルト搬送装置のベルト寄り制御方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22505492A JPH0656296A (ja) | 1992-08-01 | 1992-08-01 | ベルト搬送装置のベルト寄り制御方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0656296A true JPH0656296A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=16823322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22505492A Pending JPH0656296A (ja) | 1992-08-01 | 1992-08-01 | ベルト搬送装置のベルト寄り制御方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0656296A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103434814A (zh) * | 2013-09-05 | 2013-12-11 | 鞍钢集团矿业公司 | 皮带运输机皮带跑偏检测装置 |
CN108263805A (zh) * | 2017-01-03 | 2018-07-10 | 五冶集团上海有限公司 | 一种皮带机可复位两级跑偏开关安装方法 |
-
1992
- 1992-08-01 JP JP22505492A patent/JPH0656296A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103434814A (zh) * | 2013-09-05 | 2013-12-11 | 鞍钢集团矿业公司 | 皮带运输机皮带跑偏检测装置 |
CN103434814B (zh) * | 2013-09-05 | 2015-07-01 | 鞍钢集团矿业公司 | 皮带运输机皮带跑偏检测装置 |
CN108263805A (zh) * | 2017-01-03 | 2018-07-10 | 五冶集团上海有限公司 | 一种皮带机可复位两级跑偏开关安装方法 |
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