JPH065626Y2 - 溶融金属の試料採取装置 - Google Patents

溶融金属の試料採取装置

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JPH065626Y2
JPH065626Y2 JP1987026872U JP2687287U JPH065626Y2 JP H065626 Y2 JPH065626 Y2 JP H065626Y2 JP 1987026872 U JP1987026872 U JP 1987026872U JP 2687287 U JP2687287 U JP 2687287U JP H065626 Y2 JPH065626 Y2 JP H065626Y2
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JP
Japan
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metal
base metal
sampling device
sampling
molten metal
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JP1987026872U
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English (en)
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JPS63135165U (ja
Inventor
喜輝 繁田
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KAWASO ELECTRIC INDUSTRIAL KABUSHIKI KAISHA
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KAWASO ELECTRIC INDUSTRIAL KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は溶融金属の試料を採取する溶融金属の試料採取
装置に関するものである。
(従来の技術) 従来において溶融金属の試料採取装置は実開昭61−6
1465号公報、実開昭58−77469号公報、実公
昭55−25417号公報等に公知である。
これらのものは採取試料を分析室へ送ることを前提とし
ているため試料が大きく、構造も複雑であり及び凝固に
時間がかかり過ぎていた。
従って現場で直ちに分析(オンサイト分析)するには不
適当であり新しい装置を開発する必要があった。
一方特公昭46−9987号及び実公昭53−4799
8号公報が公知であるがこれらは台金に固着一体化した
試料を得るためのものではなかった。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は以上の従来の問題を解決しオンサイト分析に適
する構造が単純で台金に固着一体化した試料が迅速に採
取出来る溶融金属の試料採取装置の提供を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は以上の目的達成のために筒状の本体の下端部に
設けられた採取室と、該採取室の側壁を構成しシェルモ
ールドで作られた側壁材と、前記採取室の頂壁を構成す
る熱伝導性のよい耐火性材料で作られた試料冷却体と、
採取室の底壁を構成し流入路を有する金属の台金と、採
取室へと突出しその外周表面に溝が設けられた前記台金
の突部と、前記台金の底面に装着され前記流入路に連通
される貫通孔を有する底板とからなる溶融金属の試料採
取装置を提案するものである。
(実施例) 以下本考案の溶融金属の試料採取装置を図面に示す実施
例に従い説明する。
第1図及び第2図は本考案の採取装置を示し、該採取装
置(1)は紙管等で作られた筒状の本体(2)の下端部に設け
られた例えば内径8mm乃至16mmの採取室(4)を有
する。
該採取室(4)の側壁はシェルモールドの側壁材(5)で構成
される。
次に採取室(4)の頂壁は鉄、セラミックス等の熱伝導性
のよい耐火性材料で作られた試料冷却体(6)で構成され
る。
更に採取室(4)の底壁は流入路(11)を有する金属の台金
(8)で構成される。
該台金(8)は採取室(4)へと突出しその外周表面に溝が設
けられた突部(9)を有する。
ここで台金(8)には第4図に示す様に突部(9)の基部にフ
ランジ(16)を設けてもよい。
このフランジ(16)は分析装置に取り付けられる台金(8)
の周壁部に溶融金属が流出凝固することを防止して分析
装置への台金(8)の確実な取り付けを確保するものであ
る。
採取室(4)は以上の側壁材(5)、試料冷却体(6)及び台金
(8)で囲まれて形成されることになる。
次に台金(8)の底面に採取装置(1)の下端面としての浸漬
に耐え得る強度及び耐熱性を有し台金(8)を溶融金属か
ら熱的に遮断するためのシェルモールド、セラミックス
等で作られた底板(12)が装着される。
但し底板(12)の材質としては採取装置(1)を引き上げた
後金属試料を取り出す際に衝撃を加えることにより容易
に破壊される材料であるシェルモールドで作ることがよ
り望ましい。
この場合(シェルモールドで作る場合)底板(12)には第
5図に示す様に前記台金(8)の流入路(11)に連通される
貫通孔(13)を有するセラミックスで作られたガイド筒(1
4)を耐火材(15)で固定し流入時の溶融金属へのシェルモ
ールド構成材の混入を防止してもよい。
又底板(12)には前記台金(8)の流入路(11)に連通される
貫通孔(13)が設けられる。
更に試料採取時にスラグ等の侵入を防止するため前記貫
通孔(13)を被覆し溶融金属により溶失する鉄、紙等で作
られた保護キャップ(図示せず)を底板(12)の下部に装
着することが望ましい。
以上の実施例で示した本考案の溶融金属の試料採取装置
の作用は次の通り。
すなわち採取装置(1)は溶銑、溶鋼等の溶融金属中に下
端部から浸漬される。
これにより溶融金属はガイド筒(14)の貫通孔(13)を通過
後台金(8)の流入路(11)を通って採取室(4)へと流入す
る。
この際採取室(4)内にガスが発生するが、シェルモール
ドで作られた側壁材(5)は気孔性を有するので該ガスは
外部に排出される。
従ってガス抜き孔を設けなくても良好な試料の採取が可
能であるが場合によってはガス抜き孔を設けてもよい。
溶融金属は流入路(11)を通る際に台金(8)に熱を奪われ
予冷される。
次に溶融金属は採取室(4)へと流入し採取室(4)において
試料冷却体(6)及び台金(8)に熱を奪われ凝固する。
ここで台金(8)への金属試料(19)の固着一体化は台金(8)
の突部(9)の外周表面に溝が設けられていることにより
促進される。
以上の通り溶融金属の試料を採取した採取装置(1)は溶
融金属中から引き上げられた後その下端部に衝撃が与え
られる。
これによりシェルモールドの側壁材(5)(底板(12)がシ
ェルモールドで作られた場合には底板(12)も)は容易に
割れて第3図に示す様に台金(8)に凝固した金属試料(1
9)が固着一体化したものが取り出される。
次に台金(8)において分析装置に取り付けられた金属試
料(19)はオンサイト分析されることになる。
ここで金属試料(19)の仕上り表面は分析のため理想的に
は平面であることが望ましいが便宜上やや凸面状に、従
って試料冷却体(6)の表面はやや凹面状に、することが
可能である。
(考案の効果) 本考案の溶融金属の試料採取装置は以上の通りでありそ
の効果を次に列記する。
(1)本考案の採取装置は特に台金に金属試料を固着一体
化させるため構造が単純であると共に試料が迅速に凝固
し分析作業が迅速に行える。
(2)本考案の採取装置は特に側壁材がシェルモールドで
作られているため金属試料の取り出しが容易で現場に作
業負担をかけない。
(3)本考案の採取装置は特に台金の突部の外周表面に溝
が設けられるため試料の台金への固着一体化が確実とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の採取装置の一部断面正面図 第2図は同上採取装置の採取室付近の縦断面図 第3図は同上採取装置により採取された金属試料の縦断
面図 第4図及び第5図は本考案の他の採取装置の採取室付近
の縦断面図 1:採取装置、2:本体 4:採取室、5:側壁材 6:試料冷却体、8:台金 9:突部、11:流入路 12:底板、13:貫通孔 14:ガイド筒、15:耐火材 16:フランジ、19:金属試料

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状の本体の下端部に設けられた採取室
    と、該採取室の側壁を構成しシェルモールドで作られた
    側壁材と、前記採取室の頂壁を構成する熱伝導性のよい
    耐火性材料で作られた試料冷却体と、採取室の底壁を構
    成し流入路を有する金属の台金と、採取室へと突出しそ
    の外周表面に溝が設けられた前記台金の突部と、前記台
    金の底面に装着され前記流入路に連通される貫通孔を有
    する底板とからなる溶融金属の試料採取装置
JP1987026872U 1987-02-25 1987-02-25 溶融金属の試料採取装置 Expired - Lifetime JPH065626Y2 (ja)

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JPS63135165U JPS63135165U (ja) 1988-09-05
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JPS5347998U (ja) * 1976-09-24 1978-04-22

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