JPH0656096A - 飛行機の離陸装置 - Google Patents

飛行機の離陸装置

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Publication number
JPH0656096A
JPH0656096A JP22912992A JP22912992A JPH0656096A JP H0656096 A JPH0656096 A JP H0656096A JP 22912992 A JP22912992 A JP 22912992A JP 22912992 A JP22912992 A JP 22912992A JP H0656096 A JPH0656096 A JP H0656096A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
airplane
tunnel
rail
runway
carriage
Prior art date
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Pending
Application number
JP22912992A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsutaka Namita
光敬 波田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Corp filed Critical Fujita Corp
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Publication of JPH0656096A publication Critical patent/JPH0656096A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 飛行機の離陸時の助走区間としてトンネル内
を利用することにより、地上の滑走路を短くする。 【構成】 滑走路上及びトンネル内に配設されたレール
1と、所定の位置に電磁石4a,4bが設けられ、飛行
機3を搭載しながらレール1に沿って走行する台車2と
を有し、台車2がトンネル内を走行している時に、電磁
石4a,4bを通電し、台車2がトンネルから滑走路に
出た時に、電磁石4a,4bの通電を止めるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、滑走路の短い場所から
飛行機を飛び立たせるのに好適な飛行機の離陸装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来では、狭い場所から飛行機を飛び立
たせるための装置として、カタパルト(飛行機射出機)
等が知られている。このカタパルトは、艦船に多く用い
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、飛
行機が離陸するための速度に達するためには、ある程度
の助走区間が必要であり、この助走区間をトンネル内に
設定すると飛行機が浮上してトンネル壁面と衝突する恐
れがある。
【0004】そこで、本発明は、前記従来技術の問題点
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、飛
行機の離陸時の助走区間としてトンネル内を利用するこ
とにより、地上の滑走路を短くすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、地上に設けられた滑走路と、この滑走
路に飛行機を誘導するためのトンネルと、滑走路上及び
トンネル内に配設されたレールと、所定の位置に電磁石
が設けられ、飛行機を搭載しながらレールに沿って走行
する台車とを有し、台車がトンネル内を走行している時
に、上記電磁石を通電し、台車がトンネルから滑走路に
出た時に、この電磁石の通電を止めるように構成した。
また、前記台車は、第1の車輪と第2の車輪とを有し、
前記レールは、第1のレールと第2のレールとから成
り、第1の車輪と第1のレールとで台車及び飛行機の荷
重を支えるように構成し、さらに、第2の車輪と第2の
レールとで台車の浮き上がりを防止するように構成し
た。
【0006】
【作用】本発明によれば、飛行機の離陸時の助走区間と
してトンネル内を利用することが可能になるので、地上
の滑走路を短くすることができる。つまり、トンネル内
走行時は、電磁石は通電されているので、飛行機は電磁
力により台車に固定される。これにより、飛行機の揚力
により飛行機が浮き上がってしまうのを防止できる。こ
の結果、トンネル内を、離陸時の助走区間として利用で
きるのである。これに対して、従来技術では、トンネル
内で助走を行なおうとすると、飛行機の揚力により車体
が浮き上がってしまい危険なので、トンネル内での助走
は行えなかった。そして、飛行機がトンネルから滑走路
に出た時に、電磁石の通電は止まり、飛行機と台車との
結合は解除される。滑走路に出た時点では、飛行機は離
陸速度に達しているので、離陸は円滑に行なわれる。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図1により説明する。地
上に設けられた滑走路上及び滑走路に飛行機を誘導する
ためのトンネル内には、飛行機3の走行経路に沿ってレ
ール1が配設されている。そして、このレール1に沿っ
て台車2が走行するようになっている。この台車2の上
には、離陸させるべき飛行機3が搭載されている。ま
た、台車2の所定の位置には、電磁石4a,4bが配置
されている。この電磁石4a,4bの間隔は、飛行機3
の前後の車輪5a,5bの間隔に対応している。
【0008】そして、台車2に飛行機3を搭載する際、
飛行機3の前後の車輪5a,5bが、それぞれ電磁石4
a,4bの真上にくるように位置決めされる。この電磁
石4a,4bに電流を流すと、電磁力により、車輪5a
と電磁石4a及び車輪5bと電磁石4bとがそれぞれ固
定される。この結果、飛行機3が台車2に固定される。
一方、電磁石4a,4bに電流を流すのを止めると、飛
行機3と台車2との結合が解かれる。
【0009】次に、台車2の軸受部の詳細を図2に示す
(便宜上、中心より片側断面の構造のみを示す)。地上
の床版コンクリート6の上には、枕木7を介してレール
1a,レール1bがそれぞれ配設されている。このレー
ル1a,1bと枕木7と床版コンクリート6は、アンカ
ーボルト8によって固定されている。レール1aは、断
面が略H型の形状をしている。レール1bは、断面が略
コ字型の形状をしている。
【0010】一方、台車2の下面には軸受9が固設され
ている。この軸受9には、車軸10が台車2に水平に貫
通しており、この車軸10の端部に車輪11aが取り付
けられている。車輪11aはレール1aの上を走行し、
さらに、この車輪11aとレール1aとで台車2及び飛
行機3の荷重を支えている。また、軸受9の下端には、
車輪11bが取り付けられている。この車輪11bは、
コ字型のレール1bの間隙部と嵌合して、飛行機3の揚
力により台車2が浮き上がってしまうのを防止する。
【0011】次に、飛行機の離陸動作を図3により説明
する。図3の区間Aはトンネル(12)内走行区間を示
し、区間Bは離陸の瞬間を示し、区間Cは離陸完了時を
示し、区間Dは台車走行の終点区間をそれぞれ示す。ま
ず、トンネル内走行区間Aでは、電磁石4a,4bに電
流を流して、電磁力により飛行機3を台車2に固定す
る。飛行機3を搭載した台車2は、トンネル12内をレ
ール1に沿って飛行機3のエンジンにより自力走行する
ことが可能である。
【0012】この際、台車2の車輪11bは、図2に示
すように、床版コンクリート6に固定されたレール1b
と嵌合しているので、台車2が浮き上がることはない。
さらに、飛行機3と台車2とは電磁力により固定されて
いるので、飛行機3がこの台車2から離れてしまうこと
はない。よって、飛行機3を搭載した台車2がトンネル
12内を走行している間は、飛行機3が揚力により浮き
上がってしまうことはない。この結果、トンネル内走行
区間Aを助走区間として有効に利用できる。
【0013】そして、トンネル内走行区間Aを通過し
て、飛行機3を搭載した台車2がトンネル12の外側に
設けられた滑走路13に出た時点(区間B)で、電磁石
4a,4bの電流を止めて台車2と飛行機3との結合を
解く。この時点では、飛行機3は離陸に必要な速度に達
しているので、比較的短い区間で飛行機3の離陸が円滑
に行われる。区間Cでは飛行機の離陸は完了しており、
飛行機3との結合が解かれた台車2のみがレール1に沿
って走行する。最後に、台車2は終点である区間Dに到
着して離陸動作がすべて完了する。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、飛行機の離陸時の助走
区間としてトンネル内を利用することが可能になるの
で、地上の滑走路を短くすることができる。つまり、ト
ンネル内走行時は、電磁石は通電されているので、飛行
機は電磁力により台車に固定される。これにより、飛行
機の揚力により飛行機が浮き上がってしまうのを防止で
きる。 さらに、飛行機がトンネルから滑走路に出た時
に、電磁石の通電は止まり、飛行機と台車との結合は解
除される。滑走路に出た時点では、飛行機は離陸速度に
達しているので、離陸は円滑に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】台車の軸受部の詳細を示す図である。
【図3】飛行機の離陸動作を示す図である。
【符号の説明】
1 レール 2 台車 3 飛行機 4 電磁石 5 飛行機の車輪 9 軸受 11 台車の車輪 12 トンネル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上に設けられた滑走路と、この滑走路
    に飛行機を誘導するためのトンネルと、滑走路上及びト
    ンネル内に配設されたレールと、所定の位置に電磁石が
    設けられ、飛行機を搭載しながらレールに沿って走行す
    る台車とを有し、台車がトンネル内を走行している時
    に、上記電磁石を通電し、台車がトンネルから滑走路に
    出た時に、この電磁石の通電を止めるように構成したこ
    とを特徴とする飛行機の離陸装置。
  2. 【請求項2】 前記台車は、第1の車輪と第2の車輪と
    を有し、前記レールは、第1のレールと第2のレールと
    から成り、第1の車輪と第1のレールとで台車及び飛行
    機の荷重を支えるように構成し、さらに、第2の車輪と
    第2のレールとで台車の浮き上がりを防止するように構
    成したことを特徴とする請求項1の飛行機の離陸装置。
JP22912992A 1992-08-05 1992-08-05 飛行機の離陸装置 Pending JPH0656096A (ja)

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JP22912992A JPH0656096A (ja) 1992-08-05 1992-08-05 飛行機の離陸装置

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JPH0656096A true JPH0656096A (ja) 1994-03-01

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KR20220110019A (ko) 2021-01-29 2022-08-05 김형주 항공기 비상 안전착륙장치

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