JPH0655749U - 自動刻印装置 - Google Patents

自動刻印装置

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JPH0655749U
JPH0655749U JP306493U JP306493U JPH0655749U JP H0655749 U JPH0655749 U JP H0655749U JP 306493 U JP306493 U JP 306493U JP 306493 U JP306493 U JP 306493U JP H0655749 U JPH0655749 U JP H0655749U
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JP
Japan
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marking
work
manipulator
marking device
automatic
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Pending
Application number
JP306493U
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English (en)
Inventor
剛 中崎
治郎 坂本
和治 出口
Original Assignee
株式会社小松製作所
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Publication date
Application filed by 株式会社小松製作所 filed Critical 株式会社小松製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型かつ形状複雑なワークの刻印作業を加
工、組立ラインにおいてFAネットワークに接続して自
動刻印を可能にした自動刻印装置を提供する。 【構成】 ワークの加工、組立ライン先端部に刻印装置
を備え前後,上下および左右方向に可動自在なマニプレ
ータを設置したうえ、FAネットワークに接続してホス
トコンピュータからの刻印情報により、これらマニプレ
ータ、刻印装置を制御して自動刻印作業を行なうように
した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はワーク、特に建設機械における構成部材の如き大型で、かつ形状複雑 なワークの刻印作業をFAシステムからなるオンラインにより制御されるマニプ レータで自動的に行なうようにした自動刻印装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ワークの刻印を自動的に行なう装置は従来から知られているが、公知の自動刻 印装置は定置されたコンパクトな凾状からなり、この装置内のテーブルにワーク を搬入載置したうえ行うようになっており、従って刻印可能なワークは小物の板 状、或いは凾状のものに限定されていた。従って図8で示すような建設機械にお ける構成部材の如き大型で、かつ形状複雑なワークに対する刻印作業には使用で きずポンチなどによる手作業で行なわれていた。
【0003】
【考案が解決しようする課題】
しかし、かような大型で複雑な形状のワークにポンチ等による手作業による刻 印は加工ラインの流れに従って、その都度、機種,機番等の記号を所定位置に正 確に行なうことは手間と疲労および騒音(苦渋作業)を伴う非能率なものである うえ、省人化の面からも問題であった。
【0004】 本考案は上記の問題点を解消するためになされたものであって、大型で複雑な 形状のワークに対する刻印を可能とすると共に、この刻印作業を加工、組立ライ ンのFAシステムのネットワークに接続して自動的に行なうことを可能にした自 動刻印装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために、ワークの加工,組立ラインにおいて先端 部に刻印装置を備え、前後,上下および左右の各方向に可動自在なマニプレータ を設置したうえ、これらマニプレータ,刻印装置をホストコンピュータ,中継器 からなるFAシステムのネットワークに接続して予め前記ホストコンピュータか ら情報として指令されたワークの刻印位置情報および記号等の刻印情報により前 記マニプレータ,刻印装置をオンライン制御して自動的に刻印作業を行なうよう にして既述の目的を達成したものである。
【0006】
【作用】
従って大型かつ複雑な形状のワークを自動刻印装置の近傍所定位置にクレーン またはコンベア等で搬送載置したうえ、FAネットワークのホストコンピュータ 中継器に接続されている制御盤の操作によってマニプレータが始動してホストコ ンピュータからの指令信号によって前後,上下および左右の各方向に可動してワ ークの所定刻印位置に近寄り位置決めしたうえ、次いで刻印装置が作動して機種 、機番などの記号をワーク表面に刻印する。この刻印作業が完了すると前記マニ プレータは原点に復帰して、このワークの刻印作業としての1サイクルを完了し 次のワークの搬入に備えることになる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図面により詳述する。図1は本考案に係る自動 刻印装置,特にマニプレータの動作を示した概略説明図であり、図2〜図7は、 該刻印装置の構造を示したものである。そして図8は本実施例において刻印対象 のワークを、また図9はFAネットワークにおける自動刻印の制御フローチャー トである。
【0008】 本自動刻印装置はマニプレータS1 と刻印装置S2 から構成されており、先ず マニプレータS1 の動作を図1により説明すると、メインスタンド1に取付けら れたモータ減速機2の回転駆動によりX軸フレーム3をピニオン11,ラック1 2を介して前後方向(X軸方向)に可動させ、またモータ減速機4の回転駆動に より前記X軸フレーム3の先端に取着されたブラケット5に取付けられたZ軸フ レーム6をピニオン16,ラック17を介して上下方向(Z軸方向)に可動させ 、更にモータ減速機7の回転駆動により刻印装置S2 を支承するプレート8をピ ニオン19,ラック20を介して左右方向(Y軸方向)に可動させるようになっ ている。
【0009】 次に上記マニプレータS1 のX,Z,Yの各軸方向の可動構造について図2〜 図7により説明する。先ずX軸方向においては、図において立設されたメインス タンド1の上端部にX軸フレーム3の基端部が図6に示すようなメインスタンド 1に取着されたガイド部材9,10によって片持ち構造で支持されると共に、メ インスタンド1の側面部に取付けられたモータ減速機2のモータ軸に軸支された ピニオン11とX軸フレーム3の側面に長手方向に取付けられたラック12が噛 合い、前記モータ減速機2の駆動によりピニオン11が回転し、このピニオン1 1と噛合うラック12を介してX軸フレーム3は前記ガイド部材9,10に沿っ て前後方向(X軸方向に)スライドするようになっている。
【0010】 Z軸方向の可動構造は上記したX軸フレーム3の先端部に取着されたブラケッ ト5に刻印装置S2 を支承するZ軸フレーム6が図示しない、ガイド部材によっ て支持されると共に、メインスタンド1の後面部に取付けられたモータ減速機4 のモータ軸に基端部を軸支されたスプライン軸15がX軸フレーム3に並行して 前方に延在し、その先端部は図5に示すように前記ブラケット5に保持されたう えピニオン16が取付けられており、このピニオン16がZ軸フレーム6に取着 されたラック17と噛合い、前記モータ減速機4の駆動によりピニオン16が回 転し、このピニオン16と噛合するラック17を介してZ軸フレーム6は前記ガ イド部材13,14に沿って上下方向(Z軸方向)にスライドするようになって いる。
【0011】 Y軸方向の可動構造は図5に示すように上記したZ軸フレーム6の下部片部6 aに刻印装置S2 の支承用プレート8が上下の各ガイド部材18によって支持さ れると共に、前記Z軸フレーム6に内蔵されたモータ減速機7のモータ軸に軸支 されたピニオン19と前記プレート8に取付けられたラック20が噛合い、前記 モータ減速機7の駆動によりピニオン19が回転し、このピニオン19と噛合う ラック20を介してプレート8は前記ガイド部材18に沿って左右方向(Y軸方 向)にスライドするようになっている。
【0012】 そして、このようにX,Y,Zの各軸方向に可動自在になっているマニプレー タS1 の先端部に取着されたプレート8に刻印装置S2 がボルト21により着脱 可能に支承されている。この刻印装置S2 は市販されている周知のものであって 、エアーペン22がエアーの供給を受けて先端の超硬製ペン先を200Hz程度の 振動発生と同時にワークの表面に0.5kg程度の押付力を加えながら送りによっ て文字,記号を刻印する。
【0013】 なお図2示した23の部材はメインスタンド1内に設けたカウンタウエイトで あって、該ウエイト23はスプライン軸15に回転方向モーメントを付与するも のであり、スプライン軸15に挿通されていると共に、このスプライン軸15に よって軸方向のスライドは可能であるが自由回転は拘束された上下滑車24に噛 合したチェン25に吊下されている。そしてX軸フレーム3の前後方向の可動に 伴って前後に可動するスプライン軸15は滑車24が静止した状態を保ちながら スライドするようになっている。また、このスプライン軸15の回転する度に滑 車24が正逆転してチェン25を巻込み、巻戻してカウンタウエイト23を上下 動するようになっている。また、図4に示す26は自動刻印装置の操作盤である 。
【0014】 次いで、これらマニプレータS1 および刻印装置S2 のFAシステムによる自 動刻印の制御について述べる。図8は本実施例における刻印対象のワーク27を 示し、このワーク27は建設機械である油圧式掘削機の上部旋回体のレボフレー ムであって、レボフレーム上には運転室,エンジン,油圧機器および後部にカウ ンタウエイトが、そして前部にバケット,アーム,ブームからなる作業機が装着 されるようになっている。従ってレボフレームは図示の如く大型で形状複雑であ るうえ、自動車などの車両と同様に外部から見える個所(P1 )と見えない個所 (P2 )の2個所に夫々同一の機種,機番を刻印するようになっている。
【0015】 上記ワーク27としてのレボフレーム(P1 ),(P2 )における刻印作業に 際しては図9に示すFAシステムにおけるネットワークとしてホストコンピュー タ28から加工,組立ラインに配置されている各加工装置,組立装置に中継器2 9を介してオンラインによって接続されており、本自動刻印装置も、このFAネ ットワークに組み込まれている。かかるFAネットワークにおける自動刻印作業 の制御を図示フローチャートに従って説明すると、制御として刻印準備ステップ 、P1 刻印作業ステップ,P2 刻印作業ステップおよび刻印作業完了に伴うマニ プレータ原点復帰ステップに分けられる。
【0016】 先ず30の自動起動スイッチON操作により手動,半自動,全自動の各運転モ ードのうち通常は全自動モード運転が選定される。この30のスイッチON操作 についで31のマニプレータS1 の初期化運転として操作盤26のマニプレータ S1 および刻印装置S2 の主電源がONされる。これらの30,31のON操作 により32の刻印装置S2 が原点復帰が行なわれたうえ、33の全自動モード運 転34のワークセット完了の信号がホストコンピュータ28にフィードバックさ れると、ホストコンピュータ28から35により刻印対象ワークに対する刻印位 置決め情報および刻印情報の指令信号が中継器29を介して入力されると36の 刻印対象の機種がチェック37で刻印作業の段取りコードが生成され刻印作業の 準備が完了する。
【0017】 上記刻印作業の段取りが完了すると、(P1 )刻印作業に入り、38のマニプ レータ起動、39の刻印装置起動,40の刻印作業実施が手順通り行なわれたう え41で(P1 )刻印作業が完了する。
【0018】 次いで(P2 )刻印作業に移り42で(P2 )位置にマニプレータS1 が移動 して位置決めを行うと、(P1 )と同様に43で刻印装置S2 が起動され、44 で刻印実施したうえ45で(P2 )の刻印作業が完了する。
【0019】 このように(P1 ),(P2 )の刻印作業が完了すると、マニプレータS1 の 原点復帰が行われ、先ず46でマニプレータS1 を起動し、47で原点に復帰す ると48で該ワークの刻印作業が総て完了して49に示すように、これらの各ス テップによって1サイクルが完了する。そして刻印をおえたワークは再びクレー ン,コンベア等で次の工程に搬送される。
【0020】
【考案の効果】
本考案は以上の如く加工,組立てラインにおける大型かつ形状複雑なワークへ の刻印作業としてのマニプレータの採用とFAネットワークとの接続により自動 化したから刻印の可動範囲が広くなって各種ワークの寸法,形状にとらわれない ために刻印作業が加工,組立ラインに一元化させたからFAシステムが一段と進 展すると共に、作業の効率化、省人化に大きく貢献し、更には従来の手作業によ る騒音による難聴問題も併せて解消されるという効果も見逃せない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自動刻印装置のマニプレータの動
作を示す説明図である。
【図2】同自動刻印装置の全体図である。
【図3】同平面図である。
【図4】図2のA−A矢視断面図である。
【図5】同マニプレータ先端の刻印装置支承部の一部破
断拡大側面図である。
【図6】図3のB−B矢視断面図である。
【図7】図5のC−C矢視によるマニプレータの刻印装
置支承部を示す正面図である。
【図8】本考案に係る実施例としてのワークの斜視図で
ある。
【図9】本考案に係る自動刻印装置の制御を示すフロー
チャート図である。
【符号の説明】
1 マニプレータ 23 カウンタウ
エイト S2 刻印装置 24 滑車 1 メインスタンド 25 チェン 2,4,7, モータ減速機 26 操作盤 3 X軸フレーム 27 ワーク 5 ブラケット 28 ホストコン
ピュータ 6 Z軸フレーム 29 中継器 8 プレート 9,10,18 ガイド部材 11,16,19 ピニオン 12,17,20 ラック 15 スプライン軸 22 エアーペン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの加工、組立ラインにおいて先端
    部に刻印装置を備え、前後,上下および左右の各方向に
    可動自在なマニプレータを設置したうえ、これらマニプ
    レータ,刻印装置をホストコンピュータ,中継器からな
    るFAシステムのネットワークに接続して前記ホストコ
    ンピュータから情報として指令されたワークの刻印位置
    情報および記号等の刻印情報により、前記マニプレー
    タ,刻印装置を制御してオンラインにより自動的に刻印
    作業を行なうようにしたことを特徴とする自動刻印装
    置。
JP306493U 1993-01-12 1993-01-12 自動刻印装置 Pending JPH0655749U (ja)

Priority Applications (1)

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JP306493U JPH0655749U (ja) 1993-01-12 1993-01-12 自動刻印装置

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JP306493U JPH0655749U (ja) 1993-01-12 1993-01-12 自動刻印装置

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JPH0655749U true JPH0655749U (ja) 1994-08-02

Family

ID=11546905

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JP306493U Pending JPH0655749U (ja) 1993-01-12 1993-01-12 自動刻印装置

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JP (1) JPH0655749U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2598901A4 (en) * 2010-07-27 2017-11-01 Intest Corporation Positioner system and method of positioning

Cited By (1)

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