JPH0655116A - 窯業系板材からなる凹凸模様付化粧板の作成方法及びその作成装置並びに該装置を用い作成された化粧板 - Google Patents
窯業系板材からなる凹凸模様付化粧板の作成方法及びその作成装置並びに該装置を用い作成された化粧板Info
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- JPH0655116A JPH0655116A JP21268592A JP21268592A JPH0655116A JP H0655116 A JPH0655116 A JP H0655116A JP 21268592 A JP21268592 A JP 21268592A JP 21268592 A JP21268592 A JP 21268592A JP H0655116 A JPH0655116 A JP H0655116A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 窯業系の建築用板材の表面に塗料による凹凸
模様を付与するに際し、凹凸模様の押圧不良部を皆無に
し、１mm以上の高低差を有する凹凸模様を効率的に作成
する方法及び装置とこの装置を用いて作成する新規な化
粧板を提供すること。 【構成】 所定の目止め処理がなされた板材の表面に高
粘度塗料を、板材の先頭部より塗布を始め次に、間欠的
あるいは段階的に塗布量を変化させて塗布し、塗布後型
ロールにて素材先端部より順次押圧することにより一様
な厚さをもつ凹凸模様を形成する方法及び該方法を実施
するためのコンベヤ、塗料吐出管、位置決め板などより
なる塗料塗布手段と型ロールなどからなる凹凸模様付与
手段からなる作成装置、並びに型ロールの押圧時期をず
らせることにより得られる各板毎に模様の繰り返しがな
い化粧板を特徴とする。
模様を付与するに際し、凹凸模様の押圧不良部を皆無に
し、１mm以上の高低差を有する凹凸模様を効率的に作成
する方法及び装置とこの装置を用いて作成する新規な化
粧板を提供すること。 【構成】 所定の目止め処理がなされた板材の表面に高
粘度塗料を、板材の先頭部より塗布を始め次に、間欠的
あるいは段階的に塗布量を変化させて塗布し、塗布後型
ロールにて素材先端部より順次押圧することにより一様
な厚さをもつ凹凸模様を形成する方法及び該方法を実施
するためのコンベヤ、塗料吐出管、位置決め板などより
なる塗料塗布手段と型ロールなどからなる凹凸模様付与
手段からなる作成装置、並びに型ロールの押圧時期をず
らせることにより得られる各板毎に模様の繰り返しがな
い化粧板を特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、窯業系板材からなる凹
凸模様付化粧板の作成方法及びその作成装置並びに該装
置により作成された化粧板に関する。
凸模様付化粧板の作成方法及びその作成装置並びに該装
置により作成された化粧板に関する。
【０００２】
【従来の技術】建築用の板材のうち壁面に用いる板材は
意匠性も高く、特に凹凸面を形成しているものは微細な
形状や粗い形状のものなど数多く使用されている。微細
なものでは印刷法による木目調の絵柄が多用され、イン
キの盛り上る物性を応用したものがあり、粗いものでは
骨材を含む塗料を塗布して砂粒状に板面を仕上げるリシ
ンや塗料を粒状に散布してその粒状表層の一部を平滑に
仕上げるスタッコなどが一般的である。
意匠性も高く、特に凹凸面を形成しているものは微細な
形状や粗い形状のものなど数多く使用されている。微細
なものでは印刷法による木目調の絵柄が多用され、イン
キの盛り上る物性を応用したものがあり、粗いものでは
骨材を含む塗料を塗布して砂粒状に板面を仕上げるリシ
ンや塗料を粒状に散布してその粒状表層の一部を平滑に
仕上げるスタッコなどが一般的である。
【０００３】一方板材自体の表面形状については、板材
の成形時において表面に種々の模様を有している型ロー
ルなどで押圧し模様を転写する方法をとっている。
の成形時において表面に種々の模様を有している型ロー
ルなどで押圧し模様を転写する方法をとっている。
【０００４】窯業系の建築用板材は殆どのものがセメン
ト系あるいは、けい酸カルシウム質系であり、補強材と
して繊維質を混入させており、軽量気泡コンクリートパ
ネルなどでは、鉄線を内部に配して補強している。いず
れにしても窯業系の板材に模様を押圧する場合は、水を
含んだ材料が半硬化した時点で押圧するから模様の凹部
凸部の境界面に急激な立上り面を形成すると材料にひび
が入ったり、繊維質が強く折出したりするので比較的な
だらかな境界面を形成せざるを得ず、又、これらの押圧
ロールは硬質のものが必要であり、コスト高を招くこと
になる。
ト系あるいは、けい酸カルシウム質系であり、補強材と
して繊維質を混入させており、軽量気泡コンクリートパ
ネルなどでは、鉄線を内部に配して補強している。いず
れにしても窯業系の板材に模様を押圧する場合は、水を
含んだ材料が半硬化した時点で押圧するから模様の凹部
凸部の境界面に急激な立上り面を形成すると材料にひび
が入ったり、繊維質が強く折出したりするので比較的な
だらかな境界面を形成せざるを得ず、又、これらの押圧
ロールは硬質のものが必要であり、コスト高を招くこと
になる。
【０００５】一方、塗料を用いて凹凸模様を形成する場
合は、材料が樹脂系であるので凹部と凸部の境界面は比
較的容易に急激な境界面を形成し得るものであるが、塗
料の塗布条件から流動性のある塗料に限られる。通常、
塗面は板材上に平滑にして一様であり、膜厚も厚い方で
５００μm近辺である。又、乾燥条件にしても急激な乾
燥は発泡の原因となり、半硬化時に型を押圧するにして
も結局凹凸面の高低差は、せいぜい０．５mm程度になっ
てしまう。
合は、材料が樹脂系であるので凹部と凸部の境界面は比
較的容易に急激な境界面を形成し得るものであるが、塗
料の塗布条件から流動性のある塗料に限られる。通常、
塗面は板材上に平滑にして一様であり、膜厚も厚い方で
５００μm近辺である。又、乾燥条件にしても急激な乾
燥は発泡の原因となり、半硬化時に型を押圧するにして
も結局凹凸面の高低差は、せいぜい０．５mm程度になっ
てしまう。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、窯業系板材に塗料系による１mm以上の高低差を有す
る凹凸模様を形成することができる作成方法及びその作
成装置並びに該装置を用い作成された化粧板を提供せん
とするものである。
は、窯業系板材に塗料系による１mm以上の高低差を有す
る凹凸模様を形成することができる作成方法及びその作
成装置並びに該装置を用い作成された化粧板を提供せん
とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の凹凸模様付化粧
板の作成方法は、所定の目止め処理がなされた建築用窯
業系板材の表面に高粘度塗料を、板材の先頭部より塗布
を始め、次に間欠的あるいは段階的に塗布量を変化させ
て塗布し、しかる後に凹凸模様を表面に施した型ロール
にて、塗布された塗料を板材先頭部より順次押圧して板
上に一様な厚さを持つ凹凸模様を形成することを特徴と
する。
板の作成方法は、所定の目止め処理がなされた建築用窯
業系板材の表面に高粘度塗料を、板材の先頭部より塗布
を始め、次に間欠的あるいは段階的に塗布量を変化させ
て塗布し、しかる後に凹凸模様を表面に施した型ロール
にて、塗布された塗料を板材先頭部より順次押圧して板
上に一様な厚さを持つ凹凸模様を形成することを特徴と
する。
【０００８】又、前記方法において高粘度塗料の塗布の
前に、同質で流動性のある塗料からなる平滑な塗膜を、
目止め処理層と凹凸模様層との間に介在させるようにす
るものである。
前に、同質で流動性のある塗料からなる平滑な塗膜を、
目止め処理層と凹凸模様層との間に介在させるようにす
るものである。
【０００９】本発明の凹凸模様付化粧板の作成装置とし
ては、窯業系板材を載置し搬送するコンベヤと、該コン
ベヤ上方に設けられ、前記板材の巾方向に摺動棒を介し
往復動する塗料吐出管を備える摺動子と、前記コンベヤ
端部に近接して設けられ、搬送される板材の側端面に当
接するための上下動可能に設けた位置決め板とよりなる
塗料塗布手段と、塗料が塗布された板材に型ロールによ
り凹凸模様を付与する凹凸模様付与手段とから構成す
る。
ては、窯業系板材を載置し搬送するコンベヤと、該コン
ベヤ上方に設けられ、前記板材の巾方向に摺動棒を介し
往復動する塗料吐出管を備える摺動子と、前記コンベヤ
端部に近接して設けられ、搬送される板材の側端面に当
接するための上下動可能に設けた位置決め板とよりなる
塗料塗布手段と、塗料が塗布された板材に型ロールによ
り凹凸模様を付与する凹凸模様付与手段とから構成す
る。
【００１０】更に前記装置を用い作成された化粧板であ
って、型ロールへの板材の投入に際し、型ロール表面の
特定位置に板材の先頭部を対応させず適宜に位置をずら
せて投入して模様付けし、板材上の凹凸模様が板端を基
準とした同一の繰り返し模様とならないような模様付け
がなされていることを特徴とする。
って、型ロールへの板材の投入に際し、型ロール表面の
特定位置に板材の先頭部を対応させず適宜に位置をずら
せて投入して模様付けし、板材上の凹凸模様が板端を基
準とした同一の繰り返し模様とならないような模様付け
がなされていることを特徴とする。
【００１１】
【実施例】図１は、本発明の塗料塗布手段の一実施例で
あり、高粘度塗料を間欠的にあるいは段階的に塗布量を
変化させて塗布するために装置される。図２は、間欠的
に塗料が塗布された板材の斜視図であり、図３は、本発
明の作成装置の一実施例を示す側面図である。図４は塗
料を段階的に変化させながら塗布した場合の板材の別実
施例を示す斜視図である。
あり、高粘度塗料を間欠的にあるいは段階的に塗布量を
変化させて塗布するために装置される。図２は、間欠的
に塗料が塗布された板材の斜視図であり、図３は、本発
明の作成装置の一実施例を示す側面図である。図４は塗
料を段階的に変化させながら塗布した場合の板材の別実
施例を示す斜視図である。
【００１２】図１において、駆動部の制御はシーケンス
制御がなされており、板材１の矢印Ｘ方向移動距離につ
いては、コンベヤ２の移動距離をエンコーダ（図示せ
ず）で読み取り、間欠送りを行なうようにしている。板
材１の先頭部が所定位置に近づいたとき減速されながら
位置決め板３に接して停止する。位置決め板３は駆動体
４ａ、４ｂにより上下動可能に支持されており、駆動力
はエヤシリンダ５により与えられる。塗料吐出管６は摺
動棒７ａ、７ｂ上を摺動する摺動子８内に貫通状態でに
固着され、摺動子８は、一側面に固着してなるタイミン
グベルト９を介してサーボモータ１０で駆動され、板材
１の巾方向Ｙへ所定の長さ分だけ移動可能に構成されて
いる。
制御がなされており、板材１の矢印Ｘ方向移動距離につ
いては、コンベヤ２の移動距離をエンコーダ（図示せ
ず）で読み取り、間欠送りを行なうようにしている。板
材１の先頭部が所定位置に近づいたとき減速されながら
位置決め板３に接して停止する。位置決め板３は駆動体
４ａ、４ｂにより上下動可能に支持されており、駆動力
はエヤシリンダ５により与えられる。塗料吐出管６は摺
動棒７ａ、７ｂ上を摺動する摺動子８内に貫通状態でに
固着され、摺動子８は、一側面に固着してなるタイミン
グベルト９を介してサーボモータ１０で駆動され、板材
１の巾方向Ｙへ所定の長さ分だけ移動可能に構成されて
いる。
【００１３】次いで高粘度塗料を板材１に塗布する状況
を説明する。先ず板材１がコンベヤ２により搬送され、
位置決め板３に先頭部が接近したとき急減速し、位置決
め板３に軽く接したところでコンベヤ２を停止させる。
次いで塗料吐出管６を板材１の一端から他端まで移動さ
せながら塗料１１を吐出させて、板材１の先頭部と位置
決め板３の接触上部を塗料でうめる。この動作の終了後
位置決め板３は降下するが位置決め板３に付着している
塗料１１は板材１がこすりとる格好となり、板材１の先
頭部に塗料は残る。このようにして後述する型ロールに
板材が突入するとき板材１の先頭部における塗料不足は
解消し、凹凸模様の柄付けが正確に行えることになる。
しかして、位置決め板３が降下した後、コンベヤ２は予
め定められた長さだけ進み、停止してから、サーボモー
タ１０を駆動して再び塗料を板材の巾方向に塗料を塗布
する。このような操作を繰り返し図２に示すような状態
となるように板材１上に塗料１１−１、１１−２、１１
−３、１１−４……が塗布される。塗料を間欠的に塗布
することにより、次工程において型ロールによって押し
のばされる塗料を必要最少限にでき、後述する離型剤の
巻き込みを防止することができる。
を説明する。先ず板材１がコンベヤ２により搬送され、
位置決め板３に先頭部が接近したとき急減速し、位置決
め板３に軽く接したところでコンベヤ２を停止させる。
次いで塗料吐出管６を板材１の一端から他端まで移動さ
せながら塗料１１を吐出させて、板材１の先頭部と位置
決め板３の接触上部を塗料でうめる。この動作の終了後
位置決め板３は降下するが位置決め板３に付着している
塗料１１は板材１がこすりとる格好となり、板材１の先
頭部に塗料は残る。このようにして後述する型ロールに
板材が突入するとき板材１の先頭部における塗料不足は
解消し、凹凸模様の柄付けが正確に行えることになる。
しかして、位置決め板３が降下した後、コンベヤ２は予
め定められた長さだけ進み、停止してから、サーボモー
タ１０を駆動して再び塗料を板材の巾方向に塗料を塗布
する。このような操作を繰り返し図２に示すような状態
となるように板材１上に塗料１１−１、１１−２、１１
−３、１１−４……が塗布される。塗料を間欠的に塗布
することにより、次工程において型ロールによって押し
のばされる塗料を必要最少限にでき、後述する離型剤の
巻き込みを防止することができる。
【００１４】図３は、本発明の作成装置を示す概略側面
図ありで、塗料塗布手段と凹凸模様付与手段からなって
いる。塗料塗布手段は先述した通りであるが、凹凸模様
付与手段はオフセット印刷機の原理を利用している。す
なわち型ロール１２とバックアップロール１３がロール
間隔を調整しうるような構造で配設され、離型剤１５を
適量、型ロール１２に添加するためのトランスファロー
ル１４と離型剤１５の量を調整するための軟質のドクタ
ーロール１６がそれぞれ配設される。塗料１１の塗布量
は板材の先頭部に所要量を一括して塗布しても良いが、
型ロール１２の前方に多量の塗料を押し出すことにな
り、離型剤１５を塗料１１の中に巻き込む危険性があ
り、適宜必要量を配るように塗布するのが好ましい。逆
に一つの凹凸状の柄について塗料１１の必要量を測定
し、その量を均一に板材１上に塗布した場合は、型ロー
ル１２が押圧するとき凹部凸部間に塗料１１の移動が瞬
時に行われなければならないから高粘度塗料の場合は不
可能である。
図ありで、塗料塗布手段と凹凸模様付与手段からなって
いる。塗料塗布手段は先述した通りであるが、凹凸模様
付与手段はオフセット印刷機の原理を利用している。す
なわち型ロール１２とバックアップロール１３がロール
間隔を調整しうるような構造で配設され、離型剤１５を
適量、型ロール１２に添加するためのトランスファロー
ル１４と離型剤１５の量を調整するための軟質のドクタ
ーロール１６がそれぞれ配設される。塗料１１の塗布量
は板材の先頭部に所要量を一括して塗布しても良いが、
型ロール１２の前方に多量の塗料を押し出すことにな
り、離型剤１５を塗料１１の中に巻き込む危険性があ
り、適宜必要量を配るように塗布するのが好ましい。逆
に一つの凹凸状の柄について塗料１１の必要量を測定
し、その量を均一に板材１上に塗布した場合は、型ロー
ル１２が押圧するとき凹部凸部間に塗料１１の移動が瞬
時に行われなければならないから高粘度塗料の場合は不
可能である。
【００１５】以上説明したように高粘度塗料１１を板材
１上に塗布するには、図２に示すように板材１の先頭部
に必ず全巾に亘って塗料の塗布が必要であるが、その後
に塗布される塗料１１は上記実施例のように間欠的でな
くてもよく、図４に示すように塗料１１−５のように蛇
行状に塗布してもよいが、この場合は、塗布量を塗料１
１−１に比較して少なめにのせるかあるいは、蛇行回数
を増減するなどして段階的に塗布量を変化させて付与す
れば良い。
１上に塗布するには、図２に示すように板材１の先頭部
に必ず全巾に亘って塗料の塗布が必要であるが、その後
に塗布される塗料１１は上記実施例のように間欠的でな
くてもよく、図４に示すように塗料１１−５のように蛇
行状に塗布してもよいが、この場合は、塗布量を塗料１
１−１に比較して少なめにのせるかあるいは、蛇行回数
を増減するなどして段階的に塗布量を変化させて付与す
れば良い。
【００１６】板材への塗料の付与方法の他の実施例とし
ては、図３に示す型ロール１２によって凹凸模様を板材
１に押圧した際、板材１の面積度や適切な粘度の塗料が
得られない場合には、型ロール１２の模様の凸部が板材
１の表面を強く押圧することになり、塗料１１が押し出
されて、板材１に形成された模様の凹部において塗料１
１が残留しないことになる。この場合塗料１１が板材１
の劣化を防止する機能を有する場合は大きな欠点となる
ので、予め高粘度の塗料と同質の低粘度の塗料を板材１
にフローコータあるいはスプレーなどによって均一に塗
布しておき、最少限必要な膜厚を付与したのち前記実施
例の方法を行なうものである。従って板材表面が粉っぽ
い場合には、直接高粘度塗料を塗布する場合よりはるか
に強い密着性が得られる。
ては、図３に示す型ロール１２によって凹凸模様を板材
１に押圧した際、板材１の面積度や適切な粘度の塗料が
得られない場合には、型ロール１２の模様の凸部が板材
１の表面を強く押圧することになり、塗料１１が押し出
されて、板材１に形成された模様の凹部において塗料１
１が残留しないことになる。この場合塗料１１が板材１
の劣化を防止する機能を有する場合は大きな欠点となる
ので、予め高粘度の塗料と同質の低粘度の塗料を板材１
にフローコータあるいはスプレーなどによって均一に塗
布しておき、最少限必要な膜厚を付与したのち前記実施
例の方法を行なうものである。従って板材表面が粉っぽ
い場合には、直接高粘度塗料を塗布する場合よりはるか
に強い密着性が得られる。
【００１７】しかして、塗料１１を板材１に所定形状に
塗布したのち、板材１はコンベヤ２により移動され、や
がて型ロール１２へ投入されるが、型ロール１２の柄の
スタート位置と板材の先頭部を特に一致させないように
すれば、板材１上の凹凸模様は板端を基準とした同一の
繰り返し模様とならず、石目調のような自然柄の形成の
場合は、柄の外観上に変化があって特に興味深いものと
なる。この場合、型ロールの直径は５０cm以上の方が変
化がもたせやすく、又、大型の型ロールを簡易に用いる
ためには平ゴム版をロールに巻きつける方式が好まし
い。これにより型ロールのコストを低減できる。
塗布したのち、板材１はコンベヤ２により移動され、や
がて型ロール１２へ投入されるが、型ロール１２の柄の
スタート位置と板材の先頭部を特に一致させないように
すれば、板材１上の凹凸模様は板端を基準とした同一の
繰り返し模様とならず、石目調のような自然柄の形成の
場合は、柄の外観上に変化があって特に興味深いものと
なる。この場合、型ロールの直径は５０cm以上の方が変
化がもたせやすく、又、大型の型ロールを簡易に用いる
ためには平ゴム版をロールに巻きつける方式が好まし
い。これにより型ロールのコストを低減できる。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように本発明の方法及び装
置により、表面に１mm以上の高低差を有する凹凸模様を
もつ窯業系板材が型ロールを交換するだけで簡単に形成
することができる。又、繊維強化セメント板や軽量気泡
コンクリートパネルなど板材自体に模様を付与すること
が難しいものについて特に有効であり、かつ、小ロット
の凹凸模様付化粧板の作成でも短時間で対応できるの
で、在庫を多くもつ必要がないなど、本発明の凹凸模様
付化粧板の作成上画期的効果を奏する。
置により、表面に１mm以上の高低差を有する凹凸模様を
もつ窯業系板材が型ロールを交換するだけで簡単に形成
することができる。又、繊維強化セメント板や軽量気泡
コンクリートパネルなど板材自体に模様を付与すること
が難しいものについて特に有効であり、かつ、小ロット
の凹凸模様付化粧板の作成でも短時間で対応できるの
で、在庫を多くもつ必要がないなど、本発明の凹凸模様
付化粧板の作成上画期的効果を奏する。
【図１】塗料塗布手段の一例を示す斜視図である。
【図２】塗料を間欠的に塗布した場合の板材を示す斜視
図である。
図である。
【図３】本発明の作成装置の一実施例を示す側面図であ
る。
る。
【図４】塗料を段階的に変化させながら塗布した場合の
板材の一例を示す斜視図である。
板材の一例を示す斜視図である。
１ 板材 ２ コンベヤ ３ 位置決め板 ６ 塗料吐出管 ７ａ 摺動棒 ７ｂ 〃 ８ 摺動子 ９ タイミングベルト １０ サーボモータ １１ 塗料 １２ 型ロール １３ バックアップロール １４ トランスファロール １５ 離型剤 １６ ドクターロール
Claims (4)
- 【請求項１】 所定の目止め処理がなされた建築用窯業
系板材の表面に高粘度塗料を、板材の先頭部より塗布を
始め、次に間欠的あるいは段階的に塗布量を変化させて
塗布し、しかる後に凹凸模様を表面に施したロールに
て、塗布された塗料を板材先頭部より順次押圧して板上
に一様な厚さをもつ凹凸模様を形成することを特徴とす
る窯業系板材からなる凹凸模様付化粧板の作成方法。 - 【請求項２】 請求項１に記載の作成方法において高粘
度塗料の塗布の前に、同質で流動性のある塗料からなる
平滑な塗膜を、目止め処理層と凹凸模様層との間に介在
させるようにする凹凸模様付化粧板の作成方法。 - 【請求項３】 窯業系板材を載置し搬送するコンベヤ
と、該コンベヤ上方に設けられ、前記板材の巾方向に摺
動棒を介し往復動する塗料吐出管を備える摺動子と、前
記コンベヤ端部に近接して設けられ、搬送される板材の
側端面に当接するための上下動可能に設けた位置決め板
とよりなる塗料塗布手段と、塗料が塗布された板材に型
ロールにより凹凸模様を付与する凹凸模様付与手段とか
らなる凹凸模様付化粧板の作成装置。 - 【請求項４】 請求項３の装置を用いて作成された化粧
板であって、型ロールへの板材の投入に際し、型ロール
表面の特定位置に板材の先頭部を対応させず適宜に位置
をずらせて投入して模様付けし、板材上の凹凸模様が板
端を基準とした同一の繰り返し模様とならないような模
様付けがなされていることを特徴とする凹凸模様付化粧
板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4212685A JP2811034B2 (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | 窯業系板材からなる凹凸模様付化粧板の作成方法及びその作成装置並びに該装置を用い作成された化粧板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4212685A JP2811034B2 (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | 窯業系板材からなる凹凸模様付化粧板の作成方法及びその作成装置並びに該装置を用い作成された化粧板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0655116A true JPH0655116A (ja) | 1994-03-01 |
| JP2811034B2 JP2811034B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=16626726
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4212685A Expired - Fee Related JP2811034B2 (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | 窯業系板材からなる凹凸模様付化粧板の作成方法及びその作成装置並びに該装置を用い作成された化粧板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2811034B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112338211A (zh) * | 2020-10-29 | 2021-02-09 | 福大利珠宝(深圳)有限公司 | 一种自动车片机 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5230010A (en) * | 1975-09-01 | 1977-03-07 | Naka Tech Lab | Cuarddrail for building |
-
1992
- 1992-08-10 JP JP4212685A patent/JP2811034B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5230010A (en) * | 1975-09-01 | 1977-03-07 | Naka Tech Lab | Cuarddrail for building |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112338211A (zh) * | 2020-10-29 | 2021-02-09 | 福大利珠宝(深圳)有限公司 | 一种自动车片机 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2811034B2 (ja) | 1998-10-15 |
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