JPH0655049U - 燃料噴射弁 - Google Patents
燃料噴射弁Info
- Publication number
- JPH0655049U JPH0655049U JP9220292U JP9220292U JPH0655049U JP H0655049 U JPH0655049 U JP H0655049U JP 9220292 U JP9220292 U JP 9220292U JP 9220292 U JP9220292 U JP 9220292U JP H0655049 U JPH0655049 U JP H0655049U
- Authority
- JP
- Japan
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- injection nozzle
- fuel
- nozzle
- injection
- injection valve
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- Nozzles For Spraying Of Liquid Fuel (AREA)
- Nozzles (AREA)
- Spray-Type Burners (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 気化し易い液化燃料が噴射ノズル本体内で気
化することがないのみならず、燃料噴射ノズルからの噴
霧角を拡大し得る燃料噴射弁を提供する。 【構成】 ノズルケース5の内周面と、ノズルケース5
内に装着した液体燃料供給路1,2を有する噴射ノズル
本体3及びその先端の噴射ノズル4の外周面との間に冷
却空気が流入するエアギャップ7を形成すると共に、噴
射ノズル4内にエアギャップ7に連通し、かつ噴射ノズ
ル4内のコーン状の渦巻室9に沿う複数の冷却空気噴気
孔11を配設したことを特徴とする。
化することがないのみならず、燃料噴射ノズルからの噴
霧角を拡大し得る燃料噴射弁を提供する。 【構成】 ノズルケース5の内周面と、ノズルケース5
内に装着した液体燃料供給路1,2を有する噴射ノズル
本体3及びその先端の噴射ノズル4の外周面との間に冷
却空気が流入するエアギャップ7を形成すると共に、噴
射ノズル4内にエアギャップ7に連通し、かつ噴射ノズ
ル4内のコーン状の渦巻室9に沿う複数の冷却空気噴気
孔11を配設したことを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、気化し易い液体燃料、例えば、液化ブタン等を噴霧させるガスター ビン燃焼器の燃料噴射弁に関するものである。
【0002】
従来、ガスタービンの燃料として、ケロシンや天然ガスが使用されていたが、 エネルギー危機を契機に代替燃料として、気化し易い液体燃料、例えば、液化ブ タン等が使用されるようになった。 ところが、燃料噴射弁から噴霧される燃料のフローパターンは、液化ブタン燃 料の方がケロシンに比べて噴霧角度が小さくなるとともに、大流量側で細長いパ ターンとなることが知られている。
【0003】 また、液化ブタンの場合、噴射差圧が小さい領域では、流量が急激に減少し、 2相流が発生するなどの不具合が発生することも知られている。すなわち、液化 ブタンなど気化し易い液体燃料は、噴霧燃料の広がりが十分でないのみならず、 燃料噴射弁が高温雰囲気中に設置されている場合、気化してベーパロックを起こ し、所定の流量を流し難い。また、不安定な流動を起こすという問題がある。
【0004】
本考案は、係る従来の問題を克服するためになされたものであり、その目的は 、気化し易い液化燃料が噴射ノズル本体内で気化することがないのみならず、燃 料噴射ノズルからの噴霧角を拡大し得る燃料噴射弁を提供することにある。
【0005】
上記の目的を達成するため、本考案の燃料噴射弁は、ノズルケースの内周面と 、該ノズルケース内に装着した液体燃料供給路を有する噴射ノズル本体及びその 先端の噴射ノズルの外周面との間に冷却空気が流入するエアギャップを形成する とともに、前記噴射ノズル内に前記エアギャップに連通し、かつ前記噴射ノズル 内のコーン状の渦巻室に沿う複数の冷却空気噴気孔を配設したことを特徴とする ものである。
【0006】 上記の構成からなる燃料噴射弁は、噴射ノズル本体と噴射ノズルをエアギャッ プの断熱空気層によって熱遮断して液体燃料の気化を防止すると共に、噴射ノズ ルから噴霧される液体燃料の広がり角度を噴気孔から噴射する冷却空気の吸引効 果によって拡大し、微粒化することができる。
【0007】
以下、図面により本考案の実施例を説明する。 図1は、燃料に液化燃料を用いたガスタービン燃焼器の燃料噴射弁を示し、筒 状のノズルケース5の内周面と、ノズルケース5内に装着した噴射ノズル本体3 及びその先端に設けた噴射ノズル4の外周面との間に冷却空気が流入するエアギ ャップ7が形成されている。 噴射ノズル本体3は、その軸方向に1次燃料供給路1と2次燃料供給路2の2 つの液化燃料供給路を有している。また、エアギャップ7内には、供給口6から 冷却空気Aが流入し、断熱空気層を形成するようになっている。
【0008】 更に、図2に示すように、噴射ノズル4の内部には、1次燃料供給路1に連通 する1次渦巻室8と2次燃料供給路2に連通する2次渦巻室9とが設けられ、1 次及び2次渦巻室8,9を通過した1次及び2次液体燃料が噴射ノズル4の噴口 から噴霧するようになっている。
【0009】 さらに、噴射ノズル4の内部には、エアギャップ7に連通するとともに、先細 コーン形状の2次渦巻室9に沿う複数の噴気孔11を設けている。そして、ノズ ルケース5の先端部には、スワーラ10が設けられている。 しかして、供給口6からエアギャップ7内に供給された冷却空気Aによって噴 射ノズル本体3と噴射ノズル4とが冷却されると共に、エアギャップ7の空気層 によって熱遮断され、噴射ノズル本体3及び噴射ノズル4内での液化燃料の気化 が抑えられる。
【0010】 さらに、噴射ノズル4内の噴気孔11からコーン形状の2次渦巻室9に沿って 噴出する冷却空気Aが、噴霧燃料に対するアシストエアとして作用し、その吸引 効果によって噴霧燃料の広がり角が拡大する。 上記の燃料噴射弁を、ガスタービンの燃焼器に採用することにより、その着火 、全負荷遮断、負荷制御などの燃料流量制御を全運転範囲にわたって円滑に行な うことができる。
【0011】
上記のように、本考案の燃料噴射弁によれば、液化ブタンなど気化し易い燃料 を燃料噴射弁内でガス化させないで、液状のままで使用可能である。このことは 、ガス化した気体燃料を供給する場合に比べて燃料供給系の再液化による信頼性 の低減を防止できる一方、液化燃料をガス化するベーパライザなどが不要となる ので配管が小口径となり、それだけコストダウンが計れることになる。
【0012】 また、液体燃料のガス化に要するエネルギーが不要なので、ブタン燃料の1, 000kwガスタービン熱併給発電設備では、ガス燃焼に比較して液燃は総合熱 効率が1.25%上昇する。 さらに、液化燃料の蒸発エネルギーが火炎の断熱火炎温度の低下につながり、 低NOx 燃焼となるという利点もある。 さらに、燃料噴射ノズルからの噴霧角を拡大し得るようになる。
【図1】本考案に係る燃料噴射弁の断面図である。
【図2】本考案に係る燃料噴射弁の要部拡大断面図であ
る。
る。
1 1次燃料供給路 2 2次燃料供
給路 3 噴射ノズル本体 4 噴射ノズル 5 ノズルケース 7 エアギャッ
プ 8 1次渦巻室 9 2次渦巻室 11 噴気孔
給路 3 噴射ノズル本体 4 噴射ノズル 5 ノズルケース 7 エアギャッ
プ 8 1次渦巻室 9 2次渦巻室 11 噴気孔
Claims (1)
- 【請求項1】 ノズルケースの内周面と、該ノズルケー
ス内に装着した液体燃料供給路を有する噴射ノズル本体
及びその先端の噴射ノズルの外周面との間に冷却空気が
流入するエアギャップを形成するとともに、前記噴射ノ
ズル内に前記エアギャップに連通し、かつ前記噴射ノズ
ル内のコーン状の渦巻室に沿う複数の冷却空気噴気孔を
配設したことを特徴とする燃料噴射弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992092202U JP2524003Y2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 燃料噴射弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992092202U JP2524003Y2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 燃料噴射弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0655049U true JPH0655049U (ja) | 1994-07-26 |
JP2524003Y2 JP2524003Y2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=14047866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992092202U Expired - Lifetime JP2524003Y2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 燃料噴射弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2524003Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012107855A (ja) * | 2010-11-11 | 2012-06-07 | General Electric Co <Ge> | 燃焼器を点火燃焼させるための装置及び方法 |
JP2012122468A (ja) * | 2010-12-06 | 2012-06-28 | Hyundai Motor Co Ltd | Lpiインジェクター |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5923513U (ja) * | 1982-07-29 | 1984-02-14 | 石川島播磨重工業株式会社 | 燃料噴射弁 |
JPS63143423A (ja) * | 1986-12-05 | 1988-06-15 | Yanmar Diesel Engine Co Ltd | ガスタ−ビン燃焼器 |
-
1992
- 1992-12-22 JP JP1992092202U patent/JP2524003Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5923513U (ja) * | 1982-07-29 | 1984-02-14 | 石川島播磨重工業株式会社 | 燃料噴射弁 |
JPS63143423A (ja) * | 1986-12-05 | 1988-06-15 | Yanmar Diesel Engine Co Ltd | ガスタ−ビン燃焼器 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012107855A (ja) * | 2010-11-11 | 2012-06-07 | General Electric Co <Ge> | 燃焼器を点火燃焼させるための装置及び方法 |
JP2012122468A (ja) * | 2010-12-06 | 2012-06-28 | Hyundai Motor Co Ltd | Lpiインジェクター |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2524003Y2 (ja) | 1997-01-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |