JPH0655043B2 - 土壌消毒方法 - Google Patents

土壌消毒方法

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JPH0655043B2
JPH0655043B2 JP59067974A JP6797484A JPH0655043B2 JP H0655043 B2 JPH0655043 B2 JP H0655043B2 JP 59067974 A JP59067974 A JP 59067974A JP 6797484 A JP6797484 A JP 6797484A JP H0655043 B2 JPH0655043 B2 JP H0655043B2
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JP
Japan
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soil
film
mulch film
ridge
ridges
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JP59067974A
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春義 本多
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Iseki and Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、土壌消毒とマルチフィルムの敷設とを同時
に行なう方法に関する。
〔従来技術〕
フィルムとフィルムとの間をあけずに圃場全体を被覆す
る全面マルチ作業機を本出願人が過去に提案している
が、この敷設作業時に畝全面に薬液を注入する方法及び
装置は今まで存在していない。
土壌を消毒する公知の文献としては、例えば実開昭57
−203786号公報がある。
[発明が解決しようとする課題] 前記の公報に記載されたものは、ロータリ作業機の後方
に畝成形板とマルチング装置とを順次連設し、ロータリ
ーケースの下部後方に設けた1本のノズルから消毒液を
噴出させて耕起中の土壌を消毒し、その後、マルチフィ
ルムで被覆すると共に、マルチング装置後部に設けた土
寄せ輪で表土を掻き集めてマルチフィルム上面に土を載
せるようにしたものである。
この装置を用いる場合、土寄せ輪で土を横に移動させる
だけの表土空間を必要とするために、隣接する畝と畝と
の間にはマルチフィルムで覆われていない露出した土の
部分が発生することになる。
すると、この部分からガスが大気中に洩れだし、消毒効
果が薄れて土壌消毒液が無駄になったり、悪臭を放った
りすることがあり、最悪の場合にはガスが作業者の目や
鼻の粘膜を傷つけたりする不具合があった。
〔問題を解決するための手段〕
この発明は上記問題点に鑑みて提案するものであって、
次の技術的手段を講じた。
すなわち、往復しながら畝に対して土壌消毒液の注入と
マルチフィルムの被覆とを行なう方法であって、マルチ
フィルムの敷設に先立って畝幅方向の複数箇所の土壌中
に土壌消毒液を噴出し、その後、マルチフィルムを畝に
被覆し、現行程のマルチフィルムの端と前行程で被覆し
たマルチフィルムの端とを重ね、消毒液噴出部近くの土
を1ヶ所に集めてこれを左右方向に分配させながら、そ
の分配された土を前記フィルムの重なった部分に落して
畝全面をマルチフィルムで被覆するようにしたことを特
徴とする土壌消毒方法とするものである。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。
左右一対の車輪16、16(第3図)の後方には耕耘装
置5が設けられている。そして、第2図に示すように、
この耕耘装置5の後方の機枠7に培土装置1、1、1…
が左右横方向に設けられ、一対の車輪16、16の中間
を中心として左右に対称な一対の畝8、8を作るよ
うにしている。
そして、第2図および第3図に示すように、左右一対の
前後方向の回転軸18、18から一対のノズル2、2が
設けられている。
これらのノズル2、2は第1図に示すように、下端に至
る程後方に向かうように緩やかに彎曲させて設けた分土
可能な注入爪11、11の背部に沿わせて固着してい
る。
そして、前進方向イ(第2図参照)に対して左側のノズ
ル2、2が下向きになって作動し、右側のノズル2、2
が反時計方向に90度回動して休止するようにしてい
る。
左側のノズル2、2のうちの、外側のノズル2は注入爪
11とともに前の行程で作られた畝8の中に側方から
突入してポンプ17(左側のポンプは図示せず)から吐
出した薬液を畝8内に散布するようにしている。ま
た、その内側のノズル2は、左側に作られている畝8
の前で土壌に薬液を注入するように構成している。
第2図に示すように、機体の中心に対して左に偏った位
置にマルチフィルム3を巻き取ったリール12が設け
られ、これから繰り出されたマルチフィルム3が前記
の畝8と8の上に掛けられ、そのフィルム3の横
端が一対の転圧輪13、13で畝8、8の外側の谷
、9に押しつけられるようにしている。
耕耘装置5によって耕起された土の一部を斜め後上方に
搬送するコンベア15は、その下端部が培土器1の前に
臨むように位置させて設けられ、上端部には、搬送され
た土を3つに分配すべく3本のシュータ14、14、1
4が1カ所にまとめて設けられている。そして、それら
のシュータ14、14、14の下端部を左右方向に振り
分けて上記畝8、8の間の谷9でマルチフィルム3
の中央およびそれぞれの畝8、8の外側の谷
、9でマルチフィルム3の両端上に搬送した土
を落下させて風でマルチフィルム3が飛ばされるのを
防止するようにしている。
また、機枠7は、ヒッチ6でトラクタに接続され、土壌
消毒装置の薬液がパイプ10でノズル2に導かれるよう
に構成している。フイルム敷設装置4は、リール12、
転圧輪13等で構成され、このフィルム敷設装置4は、
前記コンベア15とシュータ14とで構成される側面視
山型状空間部の下方に配設される。第1図から明らかな
ようにノズル2の噴出口と、コンベア15の始端部は近
い位置に設けられている。
上記の装置は、一定方向に回るようにして運転すると、
前行程で作られた畝8と、現行程で作られた畝8
に薬液が施されたのち、これらがマルチフィルム3
覆われる。
また、フィルム敷設装置4を左右に移動自在とし、第2
図の前進イに対して帰りの行程でその横を折り返すよう
に通るとき、このフィルム敷設装置4を第2図で右側に
移動させ、右側のノズル2、2を下向きにするととも
に、左側のノズル2、2を横向きにして休止させる。す
ると、折り返し運転が行なわれ、作業の能率が向上す
る。
この場合、前行程で畝に被覆したマルチフィルム3
端と現行程で被覆中のマルチフィルム3の端とは重な
った状態となり、この重なった部分にシュータからの土
が放出落下されるので、露出した地面は皆無となる。こ
のため、土壌消毒液が蒸発する土壌空間が全く存在しな
いことになり、薬液の蒸発が抑えられて薬液の無駄がな
くなる。
[発明の効果] この発明は前記の如く構成したので、次のような効果を
奏する。
即ち、この発明は、往復しながら畝に対して土壌消毒液
の注入とマルチフィルムの被覆とを行なう方法であっ
て、マルチフィルムの敷設に先立って畝幅方向の複数箇
所の土壌中に土壌消毒液を噴出し、その後、マルチフィ
ルムを畝に被覆し、現行程のマルチフィルムの端と前行
程で被覆したマルチフィルムの端とを重ね、土壌消毒液
噴出部近くの土を1ヶ所に集めてこれを左右方向に分配
させながら、その分配された土を前記フィルムの重なっ
た部分に落して畝全面をマルチフィルムで被覆するよう
にしたものであるから、覆土のための土を集中的、且つ
迅速に供給し得て、マルチフィルムの両端に土を落して
これを確実に押さえることができる。
また、畝の全面はマルチフィルムで完全に被覆されてい
るので、土壌中に万遍なく浸透した薬液の蒸発が抑えら
れ、ガス洩れが少なくて消毒効果を高めることができ
る。
更に、従来は蒸発していた薬液を、この発明では大気中
に発散させず、ほとんど消毒液として利用できるので、
少ない薬液を有効に活用することができることになり、
経費を抑えることができて経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を施した土壌消毒装置の側面図、第2
図はその平面図、第3図はその背面図である。 符号の説明 1……培土器 2……ノズル 3……マルチフィルム 4……フィルム敷設装置 8……畝 16……車輪

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】往復しながら畝に対して土壌消毒液の注入
    とマルチフィルムの被覆とを行なう方法であって、マル
    チフィルムの敷設に先立って畝幅方向の複数箇所の土壌
    中に土壌消毒液を噴出し、その後、マルチフィルムを畝
    に被覆し、現行程のマルチフィルムの端と前行程で被覆
    したマルチフィルムの端とを重ね、消毒液噴出部近くの
    土を1ヶ所に集めてこれを左右方向に分配させながら、
    その分配された土を前記フィルムの重なった部分に落し
    て畝全面をマルチフィルムで被覆するようにしたことを
    特徴とする土壌消毒方法。
JP59067974A 1984-04-04 1984-04-04 土壌消毒方法 Expired - Lifetime JPH0655043B2 (ja)

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JP6144795A Division JPH07255294A (ja) 1995-03-22 1995-03-22 全面マルチフィルム敷設装置

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JPS60210938A JPS60210938A (ja) 1985-10-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04133106U (ja) * 1991-05-30 1992-12-10 株式会社クボタ 田植機取付用作業装置
JP2564578Y2 (ja) * 1991-10-07 1998-03-09 ヤンマー農機株式会社 マルチ土壌消毒作業機

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JPS57203786U (ja) * 1981-06-24 1982-12-25
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JPS5836295U (ja) * 1981-09-02 1983-03-09 中川防蝕工業株式会社 タンクのアニユラ−部防水構造

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JPS60210938A (ja) 1985-10-23

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