JPH0654719U - 使い捨て手術用ガウン - Google Patents

使い捨て手術用ガウン

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JPH0654719U
JPH0654719U JP54893U JP54893U JPH0654719U JP H0654719 U JPH0654719 U JP H0654719U JP 54893 U JP54893 U JP 54893U JP 54893 U JP54893 U JP 54893U JP H0654719 U JPH0654719 U JP H0654719U
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JP
Japan
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sheet
gown
breathable
plastic film
film
Prior art date
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Pending
Application number
JP54893U
Other languages
English (en)
Inventor
哲 野崎
秀行 石川
Original Assignee
ユニテック株式会社
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Publication date
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Publication of JPH0654719U publication Critical patent/JPH0654719U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使い捨て手術用ガウンを防水性が高く、か
つ、製作容易な構造にする。 【構成】 使い捨て手術用ガウンの前身頃2と左右後身
頃3とからなる主体1を一枚の不織布からなる通気性主
体シート7によってつくり、主体1の前身頃2には不透
液性かつ通気性のプラスチックフィルム9と、フィルム
9を被覆する通気性不織布からなる補助シート8とを順
次積層し、これらシート7,8とフィルム9とを接着ま
たは溶着により間欠的に接合する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、外科医などが使用する不織布製の使い捨て手術用ガウンに関する 。
【0002】
【従来の技術】
この種ガウンの従来技術の一つ、特開平3−66366号公報では、前身頃と 袖とを、内外面の透湿性不織布とこれらの間に介在する不透液性かつ透湿性プラ スチックフィルムとの貼り合せ生地から形成している。この前身頃には、それと 同じ生地、または不織布からなる左右の後身頃を縫合し、該縫合部にはテープ状 の不透液性フィルムを接着剤を介して接合することによりミシン目によって不透 液性が損なわれることを防止している。なお、この技術における透湿性は、水蒸 気の透過性を意味しており、この考案において使用する通気性に包含される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来のガウンでは、後身頃を透湿性不織布でつくり、これを前身頃と縫合 すれば、着用者は背中に汗をかいても蒸れることがなく快適になる。しかし、そ の縫合部はミシン目から液が浸透しないように、例えば不透液性フィルムを貼着 して防水性を確保する必要があり、その貼着作業には多大の手間を要するという 問題がある。また、このガウンでは当然のことながら、前身頃の材料と、後身頃 の材料とを別体で用意し、接合しなければならないという問題がある。
【0004】 そこで、この考案は、ガウンの主体を一枚の通気性不織布で構成し、その前身 頃は、不透液性かつ通気性のプラスチックフィルムと、このフィルムを覆う通気 性不織布とを順次積層した構造とすることにより、前記問題を解決することを課 題にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この考案が前記課題を解決するために手段とするところは、以下のとおりであ る。
【0006】 この考案が前提とするのは、前身頃およびこれに連続する左右後身頃からなり 着用者の胴体を覆う主体と、着用者の腕を覆う両袖とを有する使い捨て手術用ガ ウンである。
【0007】 かかる前提において、この考案が特徴とするところは、前記主体を一枚の通気 性不織布からなる第1シートによって構成し、第1シートの前身頃部分には不透 液性かつ通気性のプラスチックフィルムと、このフィルムを被覆する通気性不織 布からなる第2シートとを順次積層するとともに、これら第1、第2シートとプ ラスチックフィルムとの間を接着または溶着により間欠的に接合することにある 。
【0008】 この考案の実施態様の一つにおいては、第2シートが第1シートと実質的に同 形同大であって、これらを互いに間欠的に接合する。その他の実施態様として、 プラスチックフィルムと第2シートとを第1シートの内面に積層する場合と、第 1シートの外面に積層する場合とがある。
【0009】
【作用】
かかる構成の手術用ガウンでは、主体を前後身頃を一体にした一枚の不織布か らなる通気性第1シートでつくり、プラスチックフィルムや第2シートを接着ま たは溶着で接合してあるから、縫合によるミシン目でガウンの防水性を損なうこ とがない。また、前後身頃を別体で用意し、それらを縫合するという手間が不要 になる。
【0010】 不透液性かつ通気性のプラスチックフィルムは主体の前身頃を防水性にし、こ のフィルムと通気性の第1、第2シートとが主体を通気性にする。第1、第2シ ートはプラスチックフィルム表面に布様の肌触りをもたらす。
【0011】
【実施例】
この考案に係る手術用ガウンの詳細を添付の図面に基づいて説明すると、以下 のとおりである。
【0012】 図1および図2において、ガウンは、前身頃2および前身頃2が左右に延出し てなる左右後身頃3によって構成する主体1と、この主体1の肩部から延びる袖 4とを有している。主体1は、着用者の胴体をその前面から背側へかけて覆い、 左右の後身頃3が重なり合う大きさに形成してある。左右後身頃3には、図示し ていないが、結び紐を取り付ける。袖4は着用者の肩から手首を覆う長さに形成 し、その先端に伸縮性かつ撥水性の袖口5を接合する。なお、袖4は、半袖に形 成することもある。
【0013】 図示例では、前身頃2は着用者の前側と背側の一部とを覆う幅を有し、左右後 身頃3は前身頃2で覆い足りない着用者の背側を覆う幅を有しているが、この考 案では「前身頃」とは、着用者の少なくとも前側を覆う幅を有し、「左右後身頃 」とは、これら全体で着用者の背側の少なくとも一部を覆う幅を有していること を意味している。
【0014】 図3は、図2におけるA−A線断面図であって、主体1の構成を示す。主体1 は、外面の通気性不織布からなる主体シート7と、主体シート7の前身頃内面に 設けた通気性不織布からなる補助シート8と、これら両シート7,8の間に介在 する不透液性かつ通気性のプラスチックフィルム9とで構成してある。主体シー ト7に対してプラスチックフィルム9はホットメルト接着剤10を介して間欠的 に接合してある。補助シート8は、ホットメルト接着剤10を介してプラスチッ クフィルム9に間欠的に接合するとともに、フィルム9の左右両側縁から延出す る部分がホットメルト接着剤による接合線12Aを介して主体シート7に接合し てある。この接合線12Aは、ガウンの丈方向に連続して形成することができる 。
【0015】 このような構成からなるガウンを着用すると、薬液や体液が付着する可能性の 高い前身頃は不透液性のプラスチックフィルム9により防水性であって、それら の液の浸透を防止することができ、しかも、汗をかいたときには、シート7,8 とプラスチックフィルム9とが通気性であるから蒸れることがない。薬液や体液 の付着の可能性が殆どない後身頃は、通気性の主体シート7だけで構成してある から前身頃より通気性がよく、快適な着心地を提供することができる。主体シー ト7は、これをレーヨン繊維からなる不織布や合成繊維からなる不織布を親水化 処理したものにしてあると、後身頃を吸汗性にすることができる。一方、このシ ート7に合成繊維からなる不織布またはそれを撥水処理したものを使うことによ り、疎水性または撥水性をもたせると、ガウン全体の防水性を向上させることが できる。補助シート8には親水性の不織布を使い、吸汗性をもたせることが好ま しい。
【0016】 接合線12においては、主体シート7の繊維が接着剤によってその間隙を埋め られたり、溶融してフィルム化していると、前身頃2に付着した薬液等が毛管作 用によって後身頃3方向へ浸透するのを防止することができる。
【0017】 図3の断面形状を有する主体1は、補助シート8がガウンの外面となるように 使用してもよい。その場合には、主体シート7と補助シート8とが共に親水性で あるようにつくるか、または主体シート7が親水性であって補助シート8が疎水 性であるようにつくることが好ましい。
【0018】 図4は、図3と同様な断面図によってこの考案の実施態様の一つを示す。図に おいて、補助シート8は主体シート7と実質的に同形同大にしてあり、プラスチ ックフィルム9の両側縁から延出する部分がホットメルト接着剤10を介して間 欠的に接合してある。プラスチックフィルム9は、図3と同様に前身頃2だけに 設けてあり、その両側縁に沿って補助シート8が連続した接合線12Aにより主 体シート7に接合してある。このような構成のガウンは、主体シート7だけでは 後身頃3の強度が不足する場合や、主体シート7を疎水性または撥水性にしてガ ウン外面全体の防水性を高め、補助シート8は親水性にしてガウン内面全体に吸 汗性を持たせる場合などに利用することができる。
【0019】 なお、不透液性かつ通気性のプラスチックフィルム9は、熱可塑性プラスチッ ク原料にフィラーを混合し、これをフィルム化しながら延伸して、通気・不透液 性の微細孔を形成する周知の技術により得ることができる。ガウンに使用するに はJIS P 8117による通気度が70〜300sec/100ml、JI S L 1096による耐水度が100mmH2O以上であることが好ましい。 そのようなフィルムは、一般に水蒸気の透過性についても所要のレベルにある。 また、シート7,8には、目付100g/m2以下の不織布を使用すればガウン として十分な通気性が得られる。第1、第2シートおよびプラスチックフィルム の間欠的接合にはホットメルト接着剤やその他の周知の接着剤による接着のほか に、これらシートやフィルムのいずれかが熱溶融性である場合には、熱溶着技術 を利用することができる。また、接着と溶着とを併用することもできる。
【0020】
【考案の効果】
この考案に係るガウンは、前身頃と後身頃とを一枚の主体シートにより構成し 、これに不透液性かつ通気性のプラスチックフィルムと通気性の補助シートとを 接着または溶着により接合したから、防水性が高く、縫合によるミシン目から薬 液等が身体側へ浸透する恐れがない。また、このようなガウンは、縫合作業、お よびミシン目に対する防水加工が不要であり、製作が簡単である。
【0021】 補助シートを主体シートと同形同大にしたガウンでは、外面を疎水性または撥 水性にして防水性を高める一方、内面を親水性にして吸汗性をもたせることがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】手術用ガウンの着用状態の正面図。
【図2】手術用ガウンの展開状態の正面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】実施態様の一例を示す図3と同様の断面図。
【符号の説明】
1 主体 2 前身頃 3 後身頃 4 袖 7 第1シート(主体シート) 8 第2シート(補助シート) 9 プラスチックフィルム

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前身頃およびこれに連続する左右後身頃か
    らなり着用者の胴体を覆う主体と、着用者の腕を覆う両
    袖とを有する使い捨て手術用ガウンであって、 前記主体を一枚の通気性不織布からなる第1シートによ
    って構成し、該第1シートの前身頃部分には不透液性か
    つ通気性のプラスチックフィルムと、該フィルムを被覆
    する通気性不織布からなる第2シートとを順次積層する
    とともに、これら第1、第2シートとフィルムとの間が
    接着または溶着により間欠的に接合してあることを特徴
    とする前記ガウン。
  2. 【請求項2】前記第2シートが前記第1シートと実質的
    に同形同大であって、これらが互いに間欠的に接合して
    ある請求項1に記載のガウン。
  3. 【請求項3】前記プラスチックフィルムと第2シートと
    が前記第1シートの外面に積層してある請求項1に記載
    のガウン。
  4. 【請求項4】前記プラスチックフィルムと第2シートと
    が前記第1シートの内面に積層してある請求項1に記載
    のガウン。
JP54893U 1993-01-12 1993-01-12 使い捨て手術用ガウン Pending JPH0654719U (ja)

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JP (1) JPH0654719U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000033687A1 (fr) * 1998-12-10 2000-06-15 Uni-Charm Co., Ltd. Veste jetable et procede de fabrication associe
WO2001003527A1 (fr) * 1999-07-12 2001-01-18 Uni-Charm Co., Ltd. Vetement jetable

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000033687A1 (fr) * 1998-12-10 2000-06-15 Uni-Charm Co., Ltd. Veste jetable et procede de fabrication associe
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A02 Decision of refusal

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Effective date: 19981110