JPH0654657B2 - 箔シールランプおよびその製造方法 - Google Patents

箔シールランプおよびその製造方法

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JPH0654657B2
JPH0654657B2 JP2412943A JP41294390A JPH0654657B2 JP H0654657 B2 JPH0654657 B2 JP H0654657B2 JP 2412943 A JP2412943 A JP 2412943A JP 41294390 A JP41294390 A JP 41294390A JP H0654657 B2 JPH0654657 B2 JP H0654657B2
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    • H01J61/02Details
    • H01J61/36Seals between parts of vessels; Seals for leading-in conductors; Leading-in conductors
    • HELECTRICITY
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    • H01K1/40Leading-in conductors
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モリブデン箔を利用し
た箔シールランプおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、石英ガラスを使用した白熱電
球、放電灯などのランプにおけるシール構造としては、
金属箔を利用した箔シールが広く採用されている。
【0003】具体的に説明すると、例えば図1に示すよ
うに、白熱電球10の両端に形成されたピンチシール部3
内にはモリブデン箔2が埋設され、このモリブデン箔2
の一端に熔接により接続されたリード4がシール部3の
外端面3Aから外方に突出するように設けられ、封体1
内にはフィラメント5が配設されてその両端が内部リー
ド6を介してモリブデン箔2に接続されている。
【0004】而して、このような白熱電球10のシール部
3においては、図2に拡大して示すように、リード4の
周囲には、シール部3の外端面3Aからモリブデン箔2
に至る微小な空隙Gが形成されてしまう。これは、封体
1を形成する石英ガラスと当該リード4との熱膨張係数
の差によるものであり、このような空隙Gの形成を防止
することは、実際上不可能である。
【0005】然るに、このリード4の周囲に形成される
空隙Gは、シール部3の外端面3Aからモリブデン箔2
に至るものであるため、この空隙Gを介して大気中の酸
素が進入してモリブデン箔2の酸化が促進され、その結
果、モリブデン箔2が早期に破断するようになり、ラン
プに長い使用寿命を得ることができない。このことは、
シール部温度が 350℃以上になる場合は、特に顕著であ
る。
【0006】このような欠点を解決する手段として、図
3に示すように、低融点ガラス粉末よりなるペースト状
の封着ガラス15をシール部3の外端面3Aにおけるリー
ド4の外周に塗布し、その後この封着ガラス15を溶融さ
せ、これにより空隙Gの開口を塞ぐようにする手段が知
られている。
【0007】また、米国特許 4,835,439号明細書には、
同様の問題点を解決するために、アルカリ金属の珪酸塩
溶液を空隙G内に注入することが開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、低融点
ガラスよりなる封着ガラス15により空隙Gを封塞する手
段においては、ランプの点灯および消灯が頻繁に繰り返
される場合には、当該封着ガラスが点灯時に溶融しまた
消灯時に固化することを繰り返すこととなり、その度毎
に空気中の酸素が空隙G内に進入することとなる。従っ
て、当該空隙Gの封塞する効果が不十分であり、結局、
当該ランプに長い使用寿命を得ることができない。しか
も、封着ガラス15の材料がペースト状であるためにその
塗布作業の自動化が困難である、という問題もある。
【0009】また、米国特許 4,835,439号明細書に開示
された技術においては、アルカリ金属の珪酸塩の溶液が
高い流動性を有するのでこれを空隙G内に注入すること
は比較的容易であるが、封止部温度が 350℃以上になる
場合は、実際に得られる酸化防止効果は十分に高いもの
ではない。しかも、充填された溶液の乾燥に相当に長い
時間を必要とするという問題がある。
【0010】本発明は以上の如き事情に基づいてなされ
たものであって、本発明の第1の目的は、シール部にモ
リブデン箔が埋設されてなる箔シールランプにおいて、
リードの周囲に形成されたシール部の微小な空隙内で露
出するモリブデン箔の表面を十分に被覆することがで
き、従ってモリブデン箔の酸化が促進されず、長い使用
寿命が得られる箔シールランプを提供することにある。
【0011】本発明の第2の目的は、シール部のリード
周囲に形成された空隙内に封着剤を充填するための作業
が容易であり、従って低いコストで使用寿命の長い箔シ
ールランプを容易に製造することのできる方法を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の箔シールランプ
は、封体のシール部にモリブデン箔が埋設され、当該モ
リブデン箔に前記シール部の外方に伸びるリードが接続
されてなる箔シールランプにおいて、前記シール部にお
いて、前記リードに沿って前記モリブデン箔に至るよう
形成された微小な空隙内で露出するモリブデン箔の表面
が、酸化鉛または酸化鉛を主成分とする封着物質により
被覆されてなることを特徴とする。
【0013】本発明の箔シールランプの製造方法は、モ
リブデン箔が埋設され、当該モリブデン箔に外方に伸び
るリードが接続されてなる封体のシール部において、前
記リードに沿って前記モリブデン箔に至るよう形成され
た微小な空隙内に、熱分解により酸化鉛を生成する封着
剤が溶解されてなる封着剤の溶液を注入する工程と、そ
の後、当該封着剤を熱分解させて酸化鉛または酸化鉛を
主成分とする封着物質を生成させる工程とを有すること
を特徴とする。
【0014】
【作用】本発明の箔シールランプにおいては、シール部
のリードに沿った空隙内のモリブデン箔の表面が酸化鉛
または酸化鉛を主成分とする封着物質により被覆されて
おり、そのため空気中の酸素による酸化が防止されるこ
とを見出した。
【0015】また、本発明の製造方法においては、使用
する封着剤の溶液が高い流動性を有するものであるた
め、当該封着剤の溶液がシール部のリードに沿った空隙
内に容易に注入され、従って容易に所期の性能を有する
箔シールランプを製造することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明について具体的に説明する。本
発明においては、ランプを構成する石英ガラス製封体の
シール部であって、当該シール部にはモリブデン箔が埋
設され、このモリブデン箔に当該シール部の外方に伸び
るリードの一端が接続されたものにおいて、当該リード
の周囲に形成された空隙内で露出するモリブデン箔の表
面が、酸化鉛または酸化鉛を主成分とする封着物質によ
り被覆されて箔シールランプを構成する。
【0017】このような箔シールランプは、次のように
して製造することができる。すなわち、熱分解されたと
きに酸化鉛または酸化鉛を主成分とする封着物質を生成
する封着剤を適当な溶剤に溶解させて封着剤の溶液を調
製し、図4に示すように、この封着剤の溶液Lを、適宜
の注入器により、シール部3の外端面3Aにおけるリー
ド4の外周に適量滴下すると、封着剤の溶液Lは、開口
から空隙G内へ進入する。而して、この封着剤の溶液L
は粘度の低い高流動性のものであるため、きわめて円滑
に空隙G内に流入するようになり、従って特別な手段や
機器を用いる必要なしに、空隙G内に十分に充填され
る。
【0018】このようにしてシール部3の空隙G内に注
入された封着剤の溶液Lを乾燥させ、その後、当該シー
ル部3を例えば 500℃に加熱することによって封着剤の
溶液Lの封着剤を熱分解させ、これにより、図5に示す
ように、空隙G内で露出するモリブデン箔2の表面が、
酸化鉛または酸化鉛を主成分とする封着物質Sにより被
覆された状態で生成させる。
【0019】以上において、封着剤の溶液Lのための封
着剤の好適な具体例としては、硝酸鉛および酢酸鉛を挙
げることができる。これらの物質は水に対する溶解度が
高いので、封着剤の溶液Lを調製するための溶剤として
水を用いることができる。しかし、溶剤が水に限定され
るものではない。また、溶剤として水を用いる場合にお
いても、例えば若干量のアルコールなどを含有させるこ
とも可能であり、これにより、封着剤の溶液の流動性を
一層高い状態とすることができる場合がある。このよう
に、封着剤の溶液Lとして硝酸鉛水溶液または酢酸鉛水
溶液を用いる場合において、その濃度は0.2mol/リット
ル以上であることが好ましい。これらの水溶液は飽和水
溶液であってもよい。一方、濃度が 0.2 mol/リットル
未満の硝酸鉛水溶液または酢酸鉛水溶液を封着剤の溶液
Lとして用いる場合には、被覆の厚みが薄くなり目的と
する効果を十分に得ることができない場合が多い。
【0020】硝酸鉛水溶液または酢酸鉛水溶液よりなる
封着剤の溶液Lには、更にアルカリ金属塩、ホウ酸およ
びメタホウ酸の一種または二種以上を添加剤として添加
することができる。これらの添加剤は、硝酸鉛水溶液ま
たは酢酸鉛水溶液に容易に溶解され、しかも粘度を上昇
させることもないので、得られる封着剤の溶液Lは、同
様にシール部の空隙G内に容易に注入することができ
る。そして、この添加剤により、硝酸鉛水溶液または酢
酸鉛水溶液から生成される酸化鉛よりなる封着物質中に
アルカリ金属塩、ホウ酸またはメタホウ酸が微量成分と
して残留することとなり、これにより、目的とする空隙
Gの封塞効果を一層優れたものとすることができる。
【0021】以上において、アルカリ金属塩としては、
例えばリチウム、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ
金属の硝酸塩、水酸化物、塩化物、炭酸塩などの水溶性
塩類を好適に使用することができる。
【0022】本発明において使用する封着剤の溶液にお
いて、上記添加剤の添加割合は、当該封着剤の溶液中に
含有される鉛(Pb )の1モルに対して、アルカリ金属
塩は0.12モル以下、ホウ酸またはメタホウ酸は0.02モル
以下であることが好ましい。封着剤の溶液における添加
剤の割合が過大であると、モリブデン箔が腐食されて目
的とする効果が得られないおそれがある。
【0023】本発明においては、上記の封着剤の溶液
に、更に染料を溶解させることができる。硝酸鉛水溶液
または酢酸鉛水溶液よりなる封着剤の溶液には、水溶性
染料を好適に使用することができる。斯かる水溶性染料
の具体例としては、アマランス(赤色)、インジゴカル
ミン(青色)、アシドバイオレット6B(紫色)、ロー
ダミンB(紅色)などを挙げることができる。このよう
に、染料を含有する封着剤の溶液は、その色素によって
それ自体を視認することが可能であるため、当該封着剤
の溶液の注入作業において、シール部の空隙内における
充填の状態を目視により容易に確認することができる。
【0024】封着剤の溶液の空隙内への注入は、当該封
着剤の溶液が高い流動性を有するものであるため、例え
ばガラス棒を介して滴下する手段、注射器などを用いる
手段などを利用して、容易に行うことができ、確実にシ
ール部の空隙内に充填することができる。
【0025】以上、封体がその両端にシール部を有する
白熱電球を例として本発明について説明したが、本発明
は、モリブデン箔が埋設されたシール部を有するランプ
であれば、いずれのものにも適用することができる。例
えば図6に示すように、2枚あるいはそれ以上のモリブ
デン箔2が埋設されたシール部3をその一端に有する封
体1を備えた一端封止型白熱電球20についても、または
図7に示すように、モリブデン箔2に放電電極25,26 が
接続されて球状の封体1内に配置されてなり、モリブデ
ン箔2にはリード4が接続された放電灯30についても、
全く同様に本発明を適用することができる。図6におい
て5はフィラメント、6は内部リードである。
【0026】以下、本発明の実施例について説明する。 実施例1 <封着剤の溶液の調製>以下の物質が溶解された水溶液
に赤色の水溶性染料アマランスを溶解させて封着剤溶液
1〜6を調製した。
【0027】<箔シールランプの製造>試料ランプとし
て、モリブデン箔が埋設されたシール部を有する各タイ
プの白熱電球を用い、各シール部のリードの周囲に前記
封着剤の溶液1〜6の各々を注射器により供給した。こ
こで、供給された封着剤の溶液は円滑に空隙内に進入
し、その全領域に封着剤の溶液が注入されたことが認め
られた。その後、温度 500℃の炉中において加熱して熱
分解反応を行った。このとき、水溶性染料は分解されて
封着剤の溶液の色は消失していた。
【0028】<点灯テスト>以上のようにして得られ
た、封着剤の溶液1〜6による処理が施されたランプ1
〜6の各々について、種々の条件下で点灯テストを行っ
た。また比較のため、シール部の空隙の封塞処理を施さ
なかったランプ、封着剤として低融点ガラスを用いたラ
ンプおよび封着剤として珪酸カリウム水溶液を用いたラ
ンプについても、同様の点灯テストを行った。点灯テス
トに使用したランプタイプの詳細および点灯条件は以下
の通りである。
【0029】 ランプタイプ
【0030】ここで、シングルエンドタイプとは、2枚
のモリブデン箔が埋設されたシール部が封体の一端に形
成されたものをいい、ダブルエンドタイプとは、1枚の
モリブデン箔が埋設されたシール部が封体の両端に形成
されたものをいう。
【0031】 点灯条件 I :灯具中で1時間の点灯の後30分間の消灯の繰り返
し II :電気炉中、温度 600℃で連続試験 III :電気炉中、温度 500℃で連続試験 結果は表1に示すとおりである。ここで、表1の実施例
と対照例の欄に記載された数値は、酸化によってモリブ
デン箔の破断が生じるまでの時間を示している。但し、
「180 以上」、「220 以上」、「440 以上」という記載
は、それぞれランプを 180時間、 220時間、 440時間点
灯した後において、酸化によるモリブデン箔の破断は生
じなかったが、他の理由によってランプが使用できなく
なったことを意味するものである。この表1から、点灯
条件II,III において、本発明の箔シールランプは、モ
リブデン箔における耐酸化性が従来のものに比べて著し
く優れていることが理解される。勿論、点灯条件Iにお
いても、本発明の箔シールランプは従来のものに比べて
優れている。
【0032】
【表1】
【0033】 実施例2 種々の濃度の硝酸鉛の水溶液を調製し、その各々を用い
て、実施例1の実験Aの場合と同様にしてDYSタイプ
の箔シールランプのシール部の封塞処理を行い、点灯条
件Iでテストを行った。そして、用いた封着剤の溶液の
硝酸鉛の濃度と、ランプの使用寿命との関係を求めたと
ころ、図8に示す曲線が得られた。図8に示す曲線は、
次の意味を有する。同図において、縦軸は、モリブデン
箔の破断によりランプが使用できなくなるまでの時間t
B を、フィラメントの設計寿命時間t L で除した値(t
B /t L )を百分率で示したものである。従って、例え
ば 100%は、ランプを点灯したとき、フィラメントの設
計寿命時間t L に至るまで、モリブデン箔の破断が生じ
なかったことを意味する。また、例えば50%は、ランプ
を点灯したとき、フィラメントの設計寿命時間t L の半
分の時間でモリブデン箔の破断が生じたことを意味す
る。この図8から、硝酸塩の濃度が薄い程、モリブデン
箔の破断が早く発生することが理解される。この理由
は、前記したように、硝酸塩の濃度が薄い場合には、形
成される酸化鉛の被覆膜も薄くなるので、酸化鉛による
モリブデン箔の酸化防止効果が十分に得られないからで
ある。図8の結果から、封着剤の溶液における硝酸鉛の
濃度が0.2mol/リットル以上であれば十分に長い使用寿
命が得られることが理解される。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、モリブデン箔を利用し
た箔シールランプにおいて、シール部のリードに沿った
空隙内で露出するモリブデン箔の表面が、酸化鉛または
酸化鉛を主成分とする封着物質により被覆されているた
め、空気中の酸素による酸化が十分に防止され、従って
モリブデン箔における耐酸化性が高く、長い使用寿命が
得られる箔シールランプを提供することができる。
【0035】また、本発明の製造方法によれば、使用す
る封着剤の溶液が流動性の高いものであるため、当該封
着剤の溶液がシール部のリードに沿った空隙内に容易に
注入され、従って封着剤の溶液の注入のための作業が容
易であってその自動化も十分に可能であり、その結果、
低いコストで使用寿命の長いランプを容易に製造するこ
とのできる箔シールランプの製造方法を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される白熱電球の一例を示す説明
用正面図である。
【図2】図1のシール部の状態を拡大して示す説明用断
面図である。
【図3】従来の封塞手段を示す説明用断面図である。
【図4】本発明の箔シールランプの製造方法について工
程順に示す要部の拡大断面図である。
【図5】本発明の箔シールランプの製造方法について工
程順に示す要部の拡大断面図である。
【図6】本発明が適用される白熱電球の他の例を示す説
明用正面図である。
【図7】本発明が適用される放電灯の一例を示す説明用
正面図である。
【図8】封着剤の溶液における硝酸鉛の濃度と、処理さ
れた箔シールランプの使用寿命との関係を示す曲線図で
ある。
【符号の説明】
1 封体 2 モリブデン箔 3 ピンチシール部 3A 外端面 4 リード 5 フィラメント 6 内部リード 10 白熱電球 15 封着ガラス 20 一端封止型白熱電球 25 放電電極 26 放電電極 30 放電灯 G 空隙 L 封着剤の溶液 S 封着物質

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 封体のシール部にモリブデン箔が埋設さ
    れ、当該モリブデン箔に前記シール部の外方に伸びるリ
    ードが接続されてなる箔シールランプにおいて、前記シ
    ール部において、前記リードに沿って前記モリブデン箔
    に至るよう形成された微小な空隙内で露出するモリブデ
    ン箔の表面が、酸化鉛または酸化鉛を主成分とする封着
    物質により被覆されてなることを特徴とする箔シールラ
    ンプ。
  2. 【請求項2】 モリブデン箔が埋設され、当該モリブデ
    ン箔に外方に伸びるリードが接続されてなる封体のシー
    ル部において、前記リードに沿って前記モリブデン箔に
    至るよう形成された微小な空隙内に、熱分解により酸化
    鉛を生成する封着剤が溶解されてなる封着剤の溶液を注
    入する工程と、その後、当該封着剤を熱分解させて酸化
    鉛または酸化鉛を主成分とする封着物質を生成させる工
    程とを有することを特徴とする箔シールランプの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 封着剤の溶液が、濃度 0.2 mol/リット
    ル以上の硝酸鉛水溶液または酢酸鉛水溶液であることを
    特徴とする請求項2に記載の箔シールランプの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 封着剤の溶液は、含有される鉛に対しモ
    ル比で12%以下となる割合のアルカリ金属塩を含有する
    ことを特徴とする請求項3に記載の箔シールランプの製
    造方法。
  5. 【請求項5】 封着剤の溶液は、含有される鉛に対しモ
    ル比で2%以下となる割合のホウ酸またはメタホウ酸を
    含有することを特徴とする請求項3または請求項4に記
    載の箔シールランプの製造方法。
  6. 【請求項6】 封着剤の溶液が、更に染料を含有するこ
    とを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれかに記載
    の箔シールランプの製造方法。
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