JPH0654294B2 - フレ−ム分光光度法用アトマイザ装置 - Google Patents

フレ−ム分光光度法用アトマイザ装置

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Publication number
JPH0654294B2
JPH0654294B2 JP62015752A JP1575287A JPH0654294B2 JP H0654294 B2 JPH0654294 B2 JP H0654294B2 JP 62015752 A JP62015752 A JP 62015752A JP 1575287 A JP1575287 A JP 1575287A JP H0654294 B2 JPH0654294 B2 JP H0654294B2
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JP
Japan
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hydrogen gas
vibrator
chamber
burner
sample liquid
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Application number
JP62015752A
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JPS63182551A (ja
Inventor
高俊 沢野
彰 小平
Original Assignee
有限会社光信理化学製作所
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Publication date
Application filed by 有限会社光信理化学製作所 filed Critical 有限会社光信理化学製作所
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はフレーム分光光度法用アトマイザ装置に関す
る。
従来の技術 フレーム分光光度法用アトマイザ装置としては霧吹き形
式のものと超音波形式のものとが知られている。これら
ふたつの形式のもののうち、前者すなわち霧吹き形式の
ものは現在広く実用されているが、後者、すなわち超音
波形式のものは実用化研究が試みられている段階にあ
る。
発明が解決しようとする課題 フレーム分光光度法用アトマイザ装置として超音波形式
のものが注目されているのは霧吹き形式のものの欠点を
回避したアトマイザ装置の開発が望まれているという事
情による。具体的に言えば、霧吹き形式のものはドレー
ンとして失われる試料液の量が多いばかりである噴霧粒
子の大きさのばらつき大きく分析精度の低下を余儀なく
されるのに対し超音波形式のものはドレーンとして失わ
れる試料液の量を0にすることができると共に、噴霧粒
子の大きさのばらつきを殆どなくし得るという利点があ
るのである。超音波形式のものが上記の利点をもつにも
拘わらず多くの場合、霧吹き形式のものが使用されるの
は超音波形式のものにおいては超音波発振器により生成
された噴霧をバーナに誘導する系が複雑化して製作費が
かさむと共にこの複雑化した系の分解,組み立ておよび
清掃が極めて煩わしいものとなることによるものと考え
られる。
課題を解決するための手段 本発明によるものは、底部に取り付けられた超音波発振
器により発生される振動が内部空間を流過させられる冷
却用媒体を介して頂部に取り付けられた振動板に伝達さ
れる起振器を設け、横断面積が大きいと共に水平方向に
長い大形の室を上記起振器の振動板とバーナの燃焼導入
口との間に介在させ、起振器の振動板上に試料液を流下
させる試料液供給口と、起振器により生成された噴霧に
水素ガスを添加する水素ガス添加口と、1回の分解作業
が終了した状態において洗浄水を噴出させて上記大形の
室の内面に付着残留する試料液を洗い落して次に行われ
る分析作業を待機させる洗浄水噴出口とを上記の室に設
け、水素ガスを浮上用媒体として上昇する噴霧粒子の流
れ方向を変えて水素ガスと噴霧粒子との間の混和を促進
させる湾曲した形状を上記の室に与え、噴霧粒子の浮上
用媒体としての水素ガスがバーナにおいて酸素の添加に
より燃焼させられるようにされていることを特徴とす
る。
起振器の外殻とそれに取り付けられる振動板とは共に石
英ガラス製とすることが好ましく、その場合、振動板の
厚さは0.1mm〜0.12mm程度とされる。
作用 上記大形の室に供給される水素ガスは、起振器の振動板
により発生される噴霧に添加されて噴霧粒子の浮上用媒
体として作用する。上記の室には横断面積が大きいと共
に水平方向に長く、しかも大形且つ湾曲した形状が与え
られている。このため、この室は超音波発振器により霧
化された試料液の粒子が水素ガスを浮上用媒体としてバ
ーナに至るに際し、粒子と水素ガスとの混和を促進させ
る作用を行う。さらに、この室は広い表面をもつことよ
りして料液供給口、水素ガス添加口、洗浄水噴出口等の
相対的位置関係を緩やかなものにしつつ設置しうるよう
にする。水素ガスにより搬送されてバーナに流入する試
料液の噴霧はバーナにおいて添加される酸素ガスにより
燃焼させられて分光分析用の燃焼炎を生成する。
実施例 第1図は本発明によるアトマイザ装置の1例を示す垂直
断面図、第2図は第1図の1部を拡大して示す部分図で
ある。
これらの図において、1は起振器、2は起振器1とバー
ナ3との間に設けられた大形の室である。この大形の室
2には試料液供給口4と水素ガス供給口5のほかに洗浄
水噴出口6,7が取り付けられている。
第2図の拡大図に示すごとく、起振器1には、頂部に振
動板8が設けられていると共に、底部に超音波発振器9
が取り付けられている。超音波発振器9としては加濕器
として普通に使用される1.7MHzの振動数のものを使用
することができる。振動板8は流入口10より流入して
流出口11より流出させられる起振器1の冷却用媒体を
介して冷却される。
起振器1は着脱自在の要素で、このものは室2の器体1
2の下方部分により弗素樹脂製シール材13を介し液密
を保って支持されている。
室2を形成している器体12には、振動板8の振動によ
り霧化された試料液の粒子と該粒子の浮上用媒体として
の水素ガスとの混和を良好にするごとく湾曲ぶをもつ形
状が与えられている。振動板8により生成された噴霧は
添加された水素ガスにより浮上させられて器体12の湾
曲部上に設けられ凹面部14に至ってその流れの方向を
まず横方向に変えられ、次いで、流れの方向を鉛直上方
に変えられてバーナ3の内筒15に流入させられる。バ
ーナ3に至った試料液の噴霧および水素ガスの流れには
酸素供給管16よりも酸素が添加されて分光光度法が行
われるべきフレームが生成される。17はバーナ3の外
筒で窒素供給管より供給される窒素ガスにより冷却され
る。
バーナ3および室2の器体12は耐熱ガラス製、起振器
1の外殻19および振動板8は石英製である。
なお、第2図に符号20を付して示すのは試料液または
洗浄水を適宜排出するのに使用される排出弁である。
発明の効果 本発明はフレーム分光光度法用アトマイザ装置として現
在広く採用されている霧吹き形式のものの欠点(ドレー
ンとして失われる試料液の量が多いという欠点)のない
超音波形式のものの難点、具体的に言えば「ドレーンと
して失われる試料液の量を0にすることができると共
に、噴霧粒子の大きさのばらつきを殆どなくし得るとい
う利点があるにも拘わらず噴霧をバーナに誘導する系が
複雑化して製作費がかさみ、且つ複雑化した上記系の分
解,洗浄が極めて煩わしいものとなるという難点」を回
避させる効果をもたらすものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるアトマイザ装置の1例を示す垂直
断面図、第2図は第1図の1部を拡大して示す部分図で
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部に取り付けられた超音波発振器により
    発生される振動が内部空間を流過させられる冷却用媒体
    を介して頂部に取り付けられた振動板に伝達される起振
    器を設け、横断面積が大きいと共に水平方向に長い大形
    の室を上記起振器の振動板とバーナの燃料導入口との間
    に介在させ、起振器の振動板上に試料液を流下させる試
    料液供給口と、起振器により生成された噴霧に水素ガス
    を添加する水素ガス添加口と、1回の分析作業が終了し
    た状態において洗浄水を噴出させて上記大形の室の内面
    に付着残留する試料液を洗い落して次に行われる分析作
    業を待機させる洗浄水噴出口とを上記の室に設け、水素
    ガスを浮上用媒体として上昇する噴霧粒子の流れ方向を
    変えて水素ガスと噴霧粒子との間の混和を促進させる湾
    曲した形状を上記の室に与え、噴霧粒子の浮上用媒体と
    しての水素ガスがバーナにおいて酸素の添加により燃焼
    させられるようにされていることを特徴とする、フレー
    ム分光光度法用アトマイザ装置。
JP62015752A 1987-01-26 1987-01-26 フレ−ム分光光度法用アトマイザ装置 Expired - Lifetime JPH0654294B2 (ja)

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JPS63182551A JPS63182551A (ja) 1988-07-27
JPH0654294B2 true JPH0654294B2 (ja) 1994-07-20

Family

ID=11897503

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56130642A (en) * 1980-03-19 1981-10-13 Hitachi Ltd Gas chromatography
JPS5850451A (ja) * 1981-09-21 1983-03-24 Agency Of Ind Science & Technol 炎光分析用バ−ナ装置
US4582654A (en) * 1984-09-12 1986-04-15 Varian Associates, Inc. Nebulizer particularly adapted for analytical purposes

Also Published As

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JPS63182551A (ja) 1988-07-27

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