JPH0654288A - デジタルビデオ編集用処理装置 - Google Patents
デジタルビデオ編集用処理装置Info
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- JPH0654288A JPH0654288A JP5059411A JP5941193A JPH0654288A JP H0654288 A JPH0654288 A JP H0654288A JP 5059411 A JP5059411 A JP 5059411A JP 5941193 A JP5941193 A JP 5941193A JP H0654288 A JPH0654288 A JP H0654288A
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Abstract
合成して一つのデジタルビデオ出力信号にする能力を有
する単チップ専用デジタルビデオ処理装置(VPU)を
利用するデジタルビデオ編集装置を得る。 【構成】 VPU103は、入デジタルビデオ信号の各
部分を受け、記憶し、操作するための一組の指令のもと
に作動するマイクロプロセッサと、ある特定の指令が加
えられるべき特定の部分がまだ記憶されていない場合に
その指令の実行を遅延させるための、マイクロプロセッ
サに結合された遅延回路とを含む。
Description
処理に関し、具体的には、いくつかの異なるデジタルビ
デオ入力信号を合成して一つのデジタルビデオ出力信号
にする能力を有する単チップ専用デジタルビデオマイク
ロプロセッサを利用するデジタルビデオ編集装置に関す
る。
は新規なものではない。例えばテレビスタジオは、多様
なビデオソース信号を取り込み、それらの信号ソースを
合成して、普通はソース信号の合成体もしくは複合体で
ある一つの出力信号にする能力を有するビデオ編集装置
を以前から備えている。ソースの合成は、複雑さにおい
て、シーンを切換える場合のようなあるソースから別の
ソースへの単なる切換えから、段階的な置換処理によっ
てあるソースを別のソースに切り換える複雑なフェー
ド、ワイプおよびディゾルブにまで及ぶ、多様な方法で
行うことができる。このような装置はまた、あるソース
を別のソースの上に重畳する能力をも有している。これ
が、字幕をシーンの上に重ねることを容易にし、あるシ
ーンからの物体を別のシーンに見られる背景の上に重ね
る、当該技術においてクロマキーイングとして知られる
処理を可能にする。
ミーガ(Amiga) コンピュータとともに作動し、4個のビ
デオ入力を取り込み、それらの入力の間での切換えを可
能にする。このシステムは、間にディゾルブを入れるこ
となく、ある入力から別の入力へと単に切換えを行うこ
とによってそれを行う(当該技術においてはA/Bロー
ラと呼ぶ)。そのようなものであるため、入力を混合し
たり合成したりすることには備えない。切換えはすべて
アナログ回路によってアナログ信号方向に行われる(ア
ナログ領域中)。切換えによってソースを選択したの
ち、選択したソースをデジタル化して、スクリーン流か
ら1スクリーン分のデータを捕捉することを可能にす
る。このシステムは、主に、ソースから1フレーム分の
ビデオを抽出して、特に、ビデオテープに録画するため
の、動きをもった図形を生成することを可能にするため
に設計されている。このシステムは主に1スクリーン分
のデータを捕捉するために設計されているため、多数の
ビデオデータ流(stream of videodata)を扱うには不
適当であり、そのようなビデオデータ流を合成して動的
に一つの出力信号にすることができず、したがって、市
場におけるそのような能力に対する要求を満たすことが
できない。
において処理する。ビデオのアナログ処理は、他のタイ
プのデータをアナログ的に処理する際に見られるものと
同じ欠点を有している。
ータの連続的な複写が、複写および処理の繰返しによる
劣化を被ることである、生成損失である。換言すると、
データは、連続的に複写の回数を重ねるにつれ、解像度
および忠実度の点でますます悪化してゆく。実際的に
は、生成を3回ほど行うと、解像度および忠実度が受け
入れられないものになってしまう。データをデジタル的
に操作することにより、データがアナログ形態からデジ
タル形態に変換され、再び元に戻されるとき、データは
1回の生成損失にしか付されないため、デジタル形態に
ある間には無限回数の操作が可能になる。
をアナログ形態で記憶、回収することは困難であり、費
用がかかる。データを、おそらくは標準的なデジタルデ
ータ圧縮アルゴリズムに付したのち、デジタル形態に変
換し、記憶するほうがはるかに容易である。
とは不可能である。したがって、デジタルデータは、圧
縮形態にあるならば、後の回収に備えてはるかに効率的
に記憶することができる。
ナログビデオ処理装置用に設計されていなければならな
いため、そのような処理装置は高価である。一方、デジ
タル処理装置は、汎用コンピュータとともに使用するこ
とができ、したがって、コンピュータの付随機器を使用
して、既存のハードウェアを利用することができる。
行技術は、データのアナログ処理に限定され、そのよう
な処理に付随する欠点をすべて伴う。上述のシステムの
いずれも、いくつかの異なるデジタルビデオ入力信号を
合成して一つのデジタルビデオ出力信号にすることはで
きず、そのため、デジタルビデオ編集装置として働くこ
とはできない。
デジタルビデオ信号の各部分を受け、記憶し、操作する
ための一組の指令のもとに作動するマイクロプロセッサ
と、ある特定の指令が加えられるべき特定の部分がまだ
記憶されていない場合にその指令の実行を遅延させるた
めの、マイクロプロセッサに結合された遅延回路とを含
むデジタルビデオ処理装置(VPU)を提供することで
ある。
タル化(digitized)ビデオ信号を実時間に処理するデ
ジタルVPUを提供することである。
オデータを受信する速度を大幅に上回るため、多数のデ
ジタルデータ流を時分割的に処理することができるデジ
タルVPUを提供することである。
ル流の多数の画素を同時に処理するデジタルVPUを提
供することである。
ル化ビデオ信号を受けるための手段と、デジタル化ビデ
オ信号の各部分を別々に記憶するための手段と、各部分
に論理演算を実施して、それにより、別々のデジタル化
ビデオ信号を合成して一つのデジタル化ビデオ信号にす
るための手段とを含むデジタルVPUを提供することで
ある。
を縮尺してデータのより効率的な処理を可能にするデジ
タルVPUを提供することである。
ータの中にある既存のハードウェアを利用するために、
そのようなコンピュータとともに作動するデジタルVP
Uを提供することである。
れる廉価な汎用コンピュータであるパーソナルコンピュ
ータとともに作動するデジタルVPUを提供することで
ある。
された専用のビデオ処理装置を含むデジタルVPUを提
供することである。
ビデオ流をコンピュータモニタ画面上で同時に見て、ビ
デオデータを下見し、それをいかに処理すべきかを最善
に決定することができるようにするデジタルVPUを提
供することである。
明を図面とともに参照することによって明らかになるで
あろう。
な説明をよりよく理解することができるよう、本発明の
特徴および技術的利点を概説したものである。本発明の
請求の範囲の主題を形成する、本発明のさらなる特徴お
よび利点は以下に説明する。開示される概念および具体
的な実施例を、本発明に変形を加えたり、本発明と同じ
効果を生む他の構造を設計したりするための基礎として
利用することが容易であるということが当業者によって
理解されるであろう。また、そのような同等な構成は、
請求の範囲に述べた本発明の真髄および範囲から逸脱す
るものではないということが当業者によって理解されよ
う。
ク図である図1を参照すると、ビデオ編集用処理装置
(VEP)100が示されている。VEP100は、好
ましい実施例においては、一つのチップに載り、ビデオ
母線制御装置(VBC)101と、入力縮尺装置(IS
U)102と、VPU103(ライン114を介してI
SU102に、ライン115を介してVBC101に結
合)と、ピクセル母線104、編集ウィンドー装置(E
WU)105(入力ライン106および出力ライン10
7を介してVPUに結合)と、表示書込み装置108
と、ホスト制御装置109と、デシメータ縮尺器126
とを含む。これらの機能および相互関係は後で説明す
る。
オデータの流れもしくは連続を表す信号)、すなわち入
出力ライン110、111、112に得られるビデオ信
号を一度に扱うために設けられている。入出力ライン1
10は、ピクセルごとに多重化(全二重)されたライン
であり、一つのクロックサイクルにおいて、VBC10
1が、1ピクセル分の情報を特定のラインに結合された
出力装置に送ることができ、同時に、同じラインに結合
された入力装置から1ピクセル分の情報を受けることを
意味する。入出力ライン111は、フィールド多重化さ
れ、入出力ライン112は、ソフトウェア制御のもとで
多重化(構成的に多重化)されている。入出力ライン1
10上を通信されるビデオ信号は15メガヘルツの帯域
幅を有しているため、入出力ライン110は、30メガ
ヘルツの帯域幅を扱う能力を有し、それにより、全二重
処理を可能にする。
器141および復号器142からなる符号/復号器(C
ODEC)140に結合されている。符号器141は、
図示によると、第一のビデオカセットレコーダ150に
結合され、復号器142は、図示によると、第二のビデ
オカセットレコーダ151に結合されている。
150、151は、多くの家庭に見られるような容易に
手に入る録画装置である。広く理解されているように、
これらのビデオカセットレコーダ150、151は、ビ
デオテープを録画することも再生することもできるた
め、入力装置としても出力装置としても機能することが
できる。しかし、一度に両方を行うことはできないた
め、本発明が処理を行うべきところの周辺状況において
は、第一のビデオカセットレコーダ150を出力装置と
してのみ扱い、第二のビデオカセットレコーダ151を
入力装置としてのみ扱う。
号、この場合は標準的なNTSCアナログ信号を取り込
み、その信号をデジタル形態、この場合は標準的なCC
IR601(もしくはD1)デジタルデータ流に変換す
るために設計されている。D1は、ビデオおよび放送の
分野において認められた標準フォーマットであり、デジ
タル化ビデオ信号を処理するために設計された機器に広
く使用されている。したがって、本発明は、D1規格に
適合するあらゆる機器と互換性であり、それらとともに
使用することができるように設計されている。
に、復号器144からなるCODEC143に結合され
ている。復号器144は、図で示されるように、入力装
置であると一般に理解されるビデオカメラ152に結合
されている。
は、図で示されるように、ビデオカセットレコーダおよ
びビデオカメラにそれぞれ取り付けられているが、必ず
しもこうである必要はないことを明確に理解すべきであ
る。実際には、アナログビデオ信号を復号器と互換性の
フォーマットにおいて送信したり受信したりすることが
できるいかなる機器をビデオ編集装置に取り付けてもよ
く、それを本発明の範囲に含める。さらに、CODEC
140およびCODEC143をVEP100から切り
離すことができる(別々のチップに設けるという意味)
ため、これらを同様に他のものによって置き換えてもよ
い。例えば、CODEC140をデジタル圧縮チップセ
ットによって置き換えて、ビデオ信号を、それがまだデ
ジタルD1フォーマットにあるうちに、多様な周知の方
法の一つによって圧縮してコンピュータの周辺ハードウ
ェアにより効率的に記憶することができるフォーマット
にして、後の回収に備えることもできる。データ圧縮を
必要としない用途の場合、デジタル入出力記憶装置をV
EP100に直結してもよい。これらの可能性はすべて
本発明の範囲内である。
ス109に結合されている。このホストインタフェース
109は、本発明の好ましい処理環境においてはIBM
互換機であるパーソナルコンピュータ160へのインタ
フェースとして設計されている。しかし、いかなる汎用
コンピュータも、マイクロコンピュータであるかどうか
にかかわらず、本発明とともに働くように適合させるこ
とができる。このように、本発明は、特定の用途におい
て連係することになるコンピュータによって範囲を限定
されることはない。ホスト制御装置109は、アドレス
およびデータをそれぞれ扱うバッファ161および16
2を介してコンピュータ160に結合されている。バッ
ファ161および162はそれぞれ母線163および1
64を介してコンピュータ160に結合されている。I
BM互換機のコンピュータ160は、アドレスおよびデ
ータを異なる母線の上に運ぶように設計されており、よ
って、2本の母線163、164および2個のバッファ
161、162が必要になる。しかし、ホスト制御装置
109は、1本の母線166上を通信されるアドレスお
よびデータを多重化するマルチプレクサ(詳述せず)を
含む。
ィックアダプタ(VGA)制御装置171およびビデオ
フレームバッファ172、173を含むビデオドライバ
カード170に結合されている。ビデオドライバカード
170は、その制御装置171およびバッファ172、
173ともども、容易に手に入る製品であり、したがっ
て当業者にはなじみのものである。
はISU102に結合されており、一方、このISU
は、ライン114を介してVPU103に結合されてい
る。VBC101はまた、図示するように、ライン11
5を介してVPU103に直結している。このように、
VBC101からVPU103に至る二つの経路があ
る。VBC101の中での多重化制御(詳述せず)が、
デジタル化ビデオ信号のうち、どれを、ISU102に
よって処理したのちにVPU103に送るべきか、ま
た、どれを、ビデオ母線装置101からライン115を
介してVPU103に直行させるかを指示する。
びデシメータ縮尺器126を介してフレームバッファ1
20にデータを送る。このフレームバッファは以下に説
明する。
データを表す入デジタル信号を取り込み、そのフレーム
を1フレームの分数比に縮尺するように設計されてい
る。換言すると、ISU102は、便宜性および効率を
考慮して、ビデオフレームを収縮させて、それをVPU
103において操作し易くする。しかし、VPU103
はISU102の存在を必要とせず、したがって、本発
明は、好ましい実施例が処理を行うところの環境におい
て起こりうるいかなる前処理の縮尺からも独立している
ことを理解すべきである。
VPU103が停止条件を決定することができるよう、
カウンタ状態情報を提供することにより、VPU103
と連係する。EWU105はまた、VPU103が処理
するデータのアドレスを生成する。VPU103とEW
U105との連結は双方向性であり(別々の母線10
6、107を介する)、EWU105が、VPU103
において行われる動作に応答して、カウンタ(詳述せ
ず)の状態をいつ変更すべきかを知ることを可能にす
る。VPU103は、クロック信号をVPU103に対
して、また、クロックアウトポート(図示せず)を介し
てVEP100中の他の構成部品に対して発するクロッ
ク(詳述せず)を含む。
うに、VPU103が処理されたビデオ信号をVBC1
01に送出して、それをさらに出力装置または記憶装置
に回すことを可能にする出力ライン113を含む。
れる個々のビデオランダムアクセスメモリ(VRAM)
121、122、123、124からなるフレームバッ
ファ120が図示されている。フレームバッファ120
は、VEP100によってそこに送られてきたデータを
記憶する。
換処理装置127、ズーム処理装置128、VGA変換
器129、参照テーブル(LUT)130、カーソル制
御装置(CCU)131、RGB制御装置132、13
3、134およびホストインタフェース135からなる
デジタル−アナログ変換器(DAC)が図示されてい
る。DACは、フレームバッファ120からそこに送ら
れてきた、モニタ136(後述)の画面の何分の1かに
収まるように縮尺されたフレームを受け、それにより、
多数のデータフレームを同じコンピュータスクリーン上
に見ることができるようにする。DACは、図示のよう
に結合されたデシメータ縮尺器126、VRAM12
1、122、123、124、フォーマット処理装置1
25、変換処理装置127およびズーム処理装置128
によってそこに送られてきたデータをフォーマットし、
変換し、ズーム処理する。ISU102および/または
デシメータ縮尺器126によって先に縮尺されてるデー
タは、これら3個の処理装置125、127、128に
より、選択しうる縮尺率に補間される。データが元の大
きさに復元されると、そのデータは、参照テーブル13
0に通され、コンピュータ160によって生成され、ビ
デオグラフィックアレイ制御装置171からライン17
4を介して送られてきたデータと合成される。合成され
たデータは、参照テーブル130からハードウェアカー
ソル制御装置131およびRGB制御装置132、13
3、134を介してモニタ136に通され、表示され
る。このようにして、データがウィンドーに入り、編集
を行う人が処理の前に信号をすべて見る機会を得る。こ
れにより、信号をどのように処理することを望むかに関
して賢明な決定を下すことができる。
ック図である図2を参照すると、演算・論理装置(AL
U)201ならびに先入れ先出し(FIFO)レジスタ
202、203、204、205、206、207およ
び208が示されている。各レジスタ202〜208は
単方向性であり、それぞれが別々の入力ラインおよび出
力ラインを有している。ピクセル母線209が、レジス
タ202〜208を一斉に、図1のEWU105にある
種々の編集ウィンドーレジスタ(図2には示さず)に結
合している。編集ウィンドーレジスタは双方向性であ
り、したがって、レジスタ206〜208からデータを
取り込むこともできるし、レジスタ202〜205にデ
ータを与えることもできる。ALU201は、レジスタ
202〜204からそれぞれライン210〜212を介
して入力を受けることができる。レジスタ206は、A
LU201からライン213を介して入力を受ける。レ
ジスタ207および208は、いずれも図1に示すVB
C101およびISU102からそれぞれライン115
および114を介して入力を受ける。
ジスタ207および208に達する。以下に詳述する指
示がALU201に命令して、データをレジスタ207
および208からEWU105中の特定の編集ウィンド
ーに移動させる。この指示はさらに、そのオペランドに
依存しながら、データを編集ウィンドーから特定のレジ
スタに動かしたり、ある特定のレジスタから別のレジス
タに動かしたり、編集ウィンドーとALUとの間で行き
来させたりすることができる。このようにして、実時間
に到着するビデオデータを動かし、処理して、一つのビ
デオ出力流を生成し、これをレジスタ205からライン
113を介してVBC101に送ることができる。AL
U102は、VPU103がレジスタ202〜204に
記憶されたデータに対して演算・論理処理を実施するこ
とを可能にする。実際には、汎用のマイクロプロセッサ
に利用しうる一般的な演算(とりわけ加算、減算、論理
積、論理和、排他的論理和および否定)を利用すること
ができる。これらの演算は、特定のピクセルもしくはピ
クセル群の属性(色、輝度、クロミナンスなど)を表す
バイトに適用されると、出力信号に変化が現れるように
そのような属性を変化させ、それにより、出力されたフ
レームの見かけを変化させる。このような変化は、ディ
ゾルブであるか、重畳であるか、その他の方法で入力信
号を合成したものであるかにかかわりない。
が、レジスタ207、208が処理すべきデータをいつ
有しているかを決定する能力を有することである。ビデ
オデータは実時間に到着し、VPU103を駆動するク
ロックと同期していないため、特定の指令がVPU10
3に命令して、取り出されるべきデータをまだ受け取っ
ていない特定のレジスタからそのデータを取り出させる
ということが起こりうる。ALU201は、レジスタを
継続的にポーリングして、それらのレジスタがまだ未処
理のデータを含むかどうかを調べる。まだ実行すること
ができない指令に達すると、VPU103はその指令を
未処理として単にマークし、代わりに用意ができている
次の指令を処理する。VPU103は、その各指令をル
ープにおいて実施するため、ループを次に通過する際に
もう一度そのマークした指令を処理する機会を得る。こ
のようにして、VPU103は、特定のデータが到着す
るのを待つ必要がなく、ただ処理を続けるだけである。
実際には、データは常に1サイクル内に到着する。換言
すると、VPU103は、異なる時間に、同じループの
異なるサイクルにおいてデータを処理していることがで
きる。この特徴により、VPU103はデータをより効
率的に処理することができる。
もう一つの特徴は、そのクロック速度が、データがソー
スから出る速度の倍数に設定されていることである。こ
のようにして、VPU103は、データを時分割的に処
理することができ、そのため、各データを同時進行的に
処理しているように見える。この特徴が上述の指令スキ
ップの特徴と調和的に働き、いかなる場合にもVPU1
03が入データを実時間に扱うことができるように見せ
る。
ーケンサ動的制御装置のフローチャートである図3を参
照すると、入口点(マスタスパン状態制御と呼ばれ、こ
こではMSSC1およびMSSC2と呼び、合わせてM
SSCnと呼ぶ)が示されている。入口点の後には、レ
ジスタにある、順番に処理されるスパン状態指令(SS
I)が続く。最後に、条件が満たされたときに特定のル
ープからの出口を提供する終了点に達する。
1本は、MSSC1に始まる、ビデオの奇数ラインに相
当するループであり、もう1本は、MSSC2に始ま
る、ビデオの偶数ラインに相当するループである。奇数
および偶数のラインは、奇数および偶数のビデオフィー
ルドを形成する。ビデオライン同士は交錯しているた
め、特定のビデオフレームの中の奇数ラインおよび偶数
ラインは異なる時間に処理される。図示するように、処
理は、ビデオの奇数ラインのMSSC1に始まり、奇数
ラインを処理する各SSIを通過し、終了条件が満たさ
れたところで終了する。終了すると、トグル終了点が処
理をMSSC2に回して、ビデオの奇数ラインの処理に
備える。処理はMSSC2においてその終了条件が満た
されるまで継続し、その後で再度MSSC1に戻る。
例えば、指令SSI14がマークされて、次にループを
通過する際に実行されることになっているならば、この
ループは、指令SSI14が処理され、偶数ライン中に
処理すべきデータがなくなったときまで処理を終了する
ことはない。
ジスタを示す図4を参照すると、レジスタ00〜15の
中にあるSSI指令が、それらの相当するMSSCn、
MおよびBTN制御とともに示されている。SSI中の
プログラム流を制御するものが三つある。SSI中のB
TNフィールドおよびMフィールドならびにシーケンサ
マスタ制御レジスタ中のMSSC1フィールドおよびM
SSC2フィールドである。シーケンサは、MSSC1
処理とMSSC2処理との間をトグルする。MSSC1
およびMSSC2は、SSI装置中の絶対アドレスであ
り、ベクトルとしては扱われない。
フラグを立てる。SSI装置は、ビデオフィールドトグ
ル状態を検出するごとに、BTNフィールドによって指
示される指令を取り込み、M=1の指令を見つけるまで
それらを実行し続ける。SSIは、M=1の指令を実行
したのち、他のMSSCループに分岐する。各MSSC
ループは出口点(すなわちM=1の指令)を有しなけれ
ばならない。さもなければ、シーケンサが両方のビデオ
フィールドを同じMSSCループによって処理してしま
うことになる。
またはブランチのベクトルである。取り込み、実行すべ
き次の指令は、現在の指令からBTN+1だけ変位した
ところにある。BTN=0ならば、シーケンサは次の指
令にステップするだけである。BTN=31ならば、シ
ーケンサは現在の指令にロックし、再プログラムされる
かオフにされるまで、その指令を繰り返す。
デジタルビデオ信号の各部分を受け、記憶し、操作する
ための一組の指令のもとに作動するマイクロプロセッサ
と、ある特定の指令が加えられるべき特定の部分がまだ
記憶されていない場合に、その指令の実行を遅延させる
ための、マイクロプロセッサに結合された遅延回路とを
含む新規なVPUを提供するということが明らかであ
る。
たが、請求の範囲に定める本発明の真髄および範囲から
逸脱することなく、種々の変形、代用および変更を本発
明に加えうるということを理解すべきである。
テムのブロック図である。
御装置のフローチャートである。
す図である。
Claims (35)
- 【請求項1】 デジタルビデオ信号の各部分を受け、記
憶するためのメモリと、 ある特定の指令が加えられるべき特定の部分がまだ記憶
されていない場合にその指令の実行を遅延させるための
手段を含む、記憶された該部分に加わる指令を処理する
ための演算・論理装置とを含むことを特徴とするビデオ
処理装置。 - 【請求項2】 デジタル化ビデオ信号を実時間に処理す
る請求項1記載のビデオ処理装置。 - 【請求項3】 多数のデジタルデータ流を処理する請求
項2記載のビデオ処理装置。 - 【請求項4】 一つのデジタル流の多数の画素を同時に
処理する請求項3記載のビデオ処理装置。 - 【請求項5】 一つのデジタル流の16個の画素を同時
に処理する請求項4記載のビデオ処理装置。 - 【請求項6】 縮尺された入ビデオデータを受信する請
求項5記載のビデオ処理装置。 - 【請求項7】 汎用コンピュータとともに作動する請求
項6記載のビデオ処理装置。 - 【請求項8】 汎用マイクロコンピュータとともに作動
する請求項7記載のビデオ処理装置。 - 【請求項9】 一つのチップに配設された専用のビデオ
処理装置からなる請求項8記載のビデオ処理装置。 - 【請求項10】 見る人が多数のビデオ信号をコンピュ
ータモニタ画面上で同時に見て、ビデオデータを下見
し、それをいかに処理すべきかを最善に決定することが
できるようにする請求項9記載のビデオ処理装置。 - 【請求項11】 二つの別々のデジタル化ビデオ信号を
受けるための手段と、該デジタル化ビデオ信号の各部分
を別々に記憶するための手段と、該部分に論理演算を実
施して、それにより、該別々のデジタル化ビデオ信号を
合成して一つのデジタル化ビデオ信号にするための手段
とからなる請求項10記載のビデオ処理装置。 - 【請求項12】 入デジタルビデオ信号の各部分を受
け、記憶し、操作するための一組の指令のもとに作動す
るマイクロプロセッサと、 ある特定の指令が加えられるべき特定の部分がまだ記憶
されていない場合にその指令の実行を遅延させるため
の、該マイクロプロセッサに結合された遅延回路とを含
むことを特徴とするビデオ処理装置。 - 【請求項13】 デジタル化ビデオ信号を実時間に処理
する請求項12記載のビデオ処理装置。 - 【請求項14】 多数のデジタルデータ流を処理する請
求項13記載のビデオ処理装置。 - 【請求項15】 一つのデジタル流の多数の画素を同時
に処理する請求項14記載のビデオ処理装置。 - 【請求項16】 一つのデジタル流の16個の画素を同
時に処理する請求項15記載のビデオ処理装置。 - 【請求項17】 縮尺された入ビデオデータを受信する
請求項16記載のビデオ処理装置。 - 【請求項18】 汎用コンピュータとともに作動する請
求項17記載のビデオ処理装置。 - 【請求項19】 汎用マイクロコンピュータとともに作
動する請求項18記載のビデオ処理装置。 - 【請求項20】 一つのチップに配設された専用のビデ
オ処理装置からなる請求項19記載のビデオ処理装置。 - 【請求項21】 見る人が多数のビデオ信号をコンピュ
ータモニタ画面上で同時に見て、ビデオデータを下見
し、それをいかに処理すべきかを最善に決定することが
できるようにする請求項20記載のビデオ処理装置。 - 【請求項22】 二つの別々のデジタル化ビデオ信号を
受けるための手段と、該デジタル化ビデオ信号の各部分
を別々に記憶するための手段と、該部分に論理演算を実
施して、それにより、該別々のデジタル化ビデオ信号を
合成して一つのデジタル化ビデオ信号にするための手段
とからなる請求項21記載のビデオ処理装置。 - 【請求項23】 デジタル化信号を受けるための手段
と、 該デジタル化信号の各部分を記憶するための手段と、 連続的に処理されるループの論理演算を、各論理演算が
次に実施すべき論理演算を示しながら、該部分に対して
実施するための手段とを含むことを特徴とするマイクロ
プロセッサ。 - 【請求項24】 該実施手段が、論理演算のループを2
本しか有していない請求項23記載のマイクロプロセッ
サ。 - 【請求項25】 該ループが、一定の条件が存在すると
きに特定のループからの出口を提供するための終了点を
含む請求項23記載のマイクロプロセッサ。 - 【請求項26】 該特定のループからの該出口が別のル
ープへの入口になる請求項25記載のマイクロプロセッ
サ。 - 【請求項27】 該デジタル化ビデオ信号を実時間に処
理する請求項26記載のマイクロプロセッサ。 - 【請求項28】 多数のデジタルデータ流を処理する請
求項27記載のマイクロプロセッサ。 - 【請求項29】 一つのデジタル流の多数の要素を同時
に処理する請求項28記載のマイクロプロセッサ。 - 【請求項30】 二つの別々のデジタル化信号を受ける
ための手段と、該デジタル化信号の各部分を別々に記憶
するための手段と、該部分に論理演算を実施して、それ
により、該別々のデジタル化信号を合成して一つのデジ
タル化信号にするための手段とからなる請求項29記載
のビデオ処理装置。 - 【請求項31】 デジタル化ビデオ信号を処理する請求
項30記載のマイクロプロセッサ。 - 【請求項32】 一つのデジタル流の16個の画素を同
時に処理する請求項31記載のマイクロプロセッサ。 - 【請求項33】 縮尺された入ビデオデータを受信し
て、該データをより効率的に処理することができるよう
にする請求項32記載のマイクロプロセッサ。 - 【請求項34】 一つのチップに配設された専用のビデ
オ処理装置からなる請求項33記載のマイクロプロセッ
サ。 - 【請求項35】 見る人が多数のビデオ信号をコンピュ
ータモニタ画面上で同時に見て、ビデオデータを下見
し、それをいかに処理すべきかを最善に決定することが
できるようにする請求項34記載のマイクロプロセッ
サ。
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-
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