JPH0653789U - 遠心ポンプ - Google Patents

遠心ポンプ

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Publication number
JPH0653789U
JPH0653789U JP8058192U JP8058192U JPH0653789U JP H0653789 U JPH0653789 U JP H0653789U JP 8058192 U JP8058192 U JP 8058192U JP 8058192 U JP8058192 U JP 8058192U JP H0653789 U JPH0653789 U JP H0653789U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
chamber
motor
pump chamber
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP8058192U
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English (en)
Inventor
五郎 柿沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oken Seiko Co Ltd
Original Assignee
Oken Seiko Co Ltd
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Priority to JP8058192U priority Critical patent/JPH0653789U/ja
Publication of JPH0653789U publication Critical patent/JPH0653789U/ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 流体の漏れがなく、ポンプの形状が小さくな
る。 【構成】 モータ室47内の刷子57に通電するとモー
タ回転子を構成する回転子鉄心52が回転し、これと一
体に磁石からなる駆動磁性体59が回転する。これによ
り、非磁性の仕切部43を挟んで駆動磁性体と磁気結合
している従動磁性体64も回転し、これと一体のインペ
ラー62も回転するので、流体は流入口65からポンプ
室46に流入し吐出口66から吐出される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、お湯を送る給湯ポンプなどに適応してきわめて有効な小形の遠心 ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、給湯ポンプなどには、構造が簡単で形が小さくなり、しかも比較的 に安価にできる遠心ポンプが広く利用されている。 図2は従来の遠心ポンプの一例の断面図を示すものである。1はケーシング、 2はポンプ駆動用のモータ3を取り付けるための取付板、4はケーシング1とと もにポンプ室5を形成するための仕切板である。ケーシング1と取付板2は仕切 板4を挟んで隣接し、ビス6によって密封状に一体に組立られている。7はモー タ3の出力軸である。
【0003】 8は出力軸7に結合されこれと一体に回転する回転体、9は流体を送るために 回転体8に形成された複数のインペラー、10は回転体8の軸受部、11はケー シング1の中心部に形成された軸支持部、12はこの軸支持部11に固定された 軸受部10を軸支する軸である。13はケーシング1に形成された流体を流入す るための流入口、14は同じく流体を吐出するための吐出口、15はケーシング 1と仕切板4の間に設けられた密封用のOリング、16は仕切板4と出力軸7の 間に設けられた同じくOリングである。 モータ3が回転するとインペラー9が一体に回転し、この回転により流体が流 入口13からポンプ室5内に吸入され、吐出口14から吐出される。 しかしながら、このような遠心ポンプは、出力軸7とOリング16が回転接触 しているので、シールが十分になされず、この部分から流体が漏れることがあり 、漏れは絶対に不可とする用途には使用できない。
【0004】 このような欠点を改良したものとして図3に示すような遠心ポンプが提案され ている。 図3において、21はケーシング、22はポンプ駆動用のモータ23を取り付 けるための取付板、24はケーシング21とともにポンプ室25を形成するため の仕切板である。ケーシング21と取付板22は仕切板24を挟んで隣接し、ビ ス26によって密封状に一体に組立られている。27はモータ23の出力軸であ る。 28は出力軸27に固定されたブッシュ、29はこのブッシュ28に取り付け られたヨーク板、30はヨーク板29上に非磁性材からなる仕切板24に対向し て設けられた駆動磁石である。
【0005】 31はケーシング21の中心部に形成された軸受部、32はこの軸受部31に 回転自在に軸支された軸、33は軸32に固定された回転体、34は流体を送る ために回転体33に形成された複数のインペラー、35は回転体33に設けられ たヨーク板、36は同じく従動磁石である。この従動磁石36は仕切板24に対 向して配置される。37はケーシング21に形成された流体を流入するための流 入口、38は同じく流体を吐出するための吐出口、39はケーシング21と仕切 板24の間に設けられた密封用のOリングである。 モータ23が回転すると駆動磁石30が回転し、この回転により駆動磁石と磁 気的に結合している従動磁石が回転させられ、この回転により回転体33ととも にインペラー34が回転して流体が流入口37からポンプ室25内に吸入され、 吐出口38から吐出される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このような図3に示した従来の遠心ポンプでは、図2に示した遠心ポ ンプに比して回転部分をOリングでシールするようなことはないので、流体の漏 れの問題は解決されるが、別の新たな問題が生じる。 すなわち、ポンプ室を完全に密封にするためにモータからの回転力を直接にポ ンプ室に伝えず、磁石を介して行っているため、駆動磁石と従動磁石が軸方向に 重ねた構造となる。このために、ポンプの全体形状が長くなり、使用機器に対し てポンプの取付スペースが大きくなってしまうという欠点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案における遠心ポンプは、流体を流入する流入口(65)と流体を吐出す る吐出口(66)を有し密封状に形成されたポンプ室(46)と、このポンプ室 に隣接して設けられ内部に界磁石(56)および刷子(57)を有するモータ室 (47)と、ポンプ室とモータ室の中心部に両室内を貫通して設けられた軸(4 9)と、モータ室内にこの軸のまわりに回転自在に設けられ界磁石と磁気的に結 合する回転子鉄心(52)および刷子に摺動接触する整流子(54)を有する回 転子と、この回転子のポンプ室側に回転子と一体に設けられた駆動磁性体(59 )と、ポンプ室内に軸のまわりに回転自在に設けられたインペラー(62)と、 このインペラーのモータ室側にインペラーと一体に設けられ、駆動磁性体と磁気 結合する従動磁性体(64)と、ポンプ室とモータ室の間を密封する封止部材( 67)とから構成したものである。
【0008】
【作用】
刷子に通電するとモータ回転子を構成する回転子鉄心が回転し、これと一体に 磁石からなる駆動磁性体が回転する。これにより、駆動磁性体と磁気結合してい る従動磁性体も回転し、一体のインペラーも回転するので、流体は流入口からポ ンプ室に流入し吐出口から吐出される。
【0009】
【実施例】
以下、本考案に係る遠心ポンプを詳細に説明する。図1は、本考案の遠心ポン プの正面断面図である。 図1において、41はケーシング、42は底面となる仕切部43を有するカッ プ状のケース、44はケース42の蓋となるブラケットである。ケーシング41 とケース42はビス45によって密封状に一体に組立られ、このケーシング41 とケース42の仕切部43とによってポンプ室46が形成される。このポンプ室 46に仕切部43を挟んで隣接してケース42とブラケット44に囲まれたモー タ室が形成される。 48はケーシング41の中心部に形成された軸支部49とブラケット44の中 心部の間にポンプ室46とモータ室47を貫通して固定された軸である。
【0010】 次にモータ室47内に設けられた駆動モータ部分を構成する各部品について説 明する。50は軸48に回転自在に支持された軸受部、51はこの軸受部50に 一体に形成されたブッシュ、52は中心部をブッシュ51に固定された直流モー タの回転子鉄心、53はこの回転子鉄心52に巻かれたコイル、54はブッシュ 51に固定された整流子である。 55はケース42の内周に固定されたヨーク、56はこのヨーク55に取り付 けられ回転子鉄心52にその内周面が対向する界磁石、57はブラケット44に 取り付けられた刷子である。以上の部品で通常の小形直流モータが構成される。 58はブッシュ51の上端に固定されたヨーク板、59はこのヨーク板58上 に非磁性材からなる仕切部43に対向して設けられた駆動磁石である。
【0011】 次にポンプ室46内に設けられたポンプ部分を説明する。60は軸48に回転 自在に支持された軸受部、61はこの軸受部60に一体に形成されたポンプ回転 体、62は流体を送るためにポンプ回転体61に形成された複数のインペラー、 63はポンプ回転体61に設けられたヨーク板、64は同じく従動磁石である。 この従動磁石64は仕切部43に対向して配置される。65はケーシング41に 形成された流体を流入するための流入口、66は同じく流体を吐出するための吐 出口、67は外部とポンプ室46との間を密封するためにケーシング41とケー ス42の間に設けられたOリング、68はポンプ室46とモータ室47との間を 密封するために軸48と仕切部43の間に設けられたOリングである。
【0012】 モータ端子が外部の電源に接続され刷子57に電圧が印加されると、整流子5 4を介してコイル53に電流が流れて回転子鉄心52が回転する。これによって 、ブッシュ51に一体に固定されている駆動磁石59が回転し、この回転により 駆動磁石59と磁気的に結合している従動磁石64が回転させられる。この従動 磁石64の回転によりポンプ回転体61に一体に固定されているインペラー62 が回転し、流体が流入口65からポンプ室46内に吸入され、吐出口66から吐 出される。 なお、この実施例では駆動磁石と従動磁石はともに永久磁石で構成したが、い ずれか一方は透磁率の高い軟鉄の磁性材でもよい。
【0013】 この実施例の遠心ポンプにおいては、ポンプ室とモータ室を貫通する固定の軸 を設けたことにより、図3の従来例のように駆動磁石を収納する特別の室を用意 する必要がなくなり、モータ部分を含めた全体の長さが大幅に短くなり、ポンプ の全体形状を小形に構成することが可能となる。また、軸の周囲がOリングでシ ールされているが、図2の従来例のように軸が回転することがないので、Oリン グが摩耗することがなく、長期に安定な特性が得られる。 さらに、モータ部分を偏平にすれば、より大幅な小型化が可能になる。
【0014】
【考案の効果】
本考案によると、ポンプ室とモータ室を隣接して設けるとともに両室内を貫通 する固定の軸を設け、この軸にモータ部材とポンプ部材を回転自在に支持した構 成にしたので、ポンプの長さを短くでき、かつ軸が回転しないのでシール特性が 長期に保持できて漏れが生じないという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遠心ポンプの一実施例の正面断面図で
ある。
【図2】従来の遠心ポンプの一例の正面断面図である。
【図3】従来の遠心ポンプの他の例の正面断面図であ
る。
【符号の説明】
41 ケーシング 42 ケース 43 仕切部 46 ポンプ室 47 モータ室 52 回転子鉄心 59 駆動磁石 62 インペラー 64 従動磁石 65 流入口 66 吐出口 67、68 Oリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を流入する流入口と流体を吐出する
    吐出口を有し、密封状に形成されたポンプ室と、 このポンプ室に隣接して設けられ、内部に界磁石および
    刷子を有するモータ室と、 ポンプ室とモータ室の中心部に両室内を貫通して設けら
    れた軸と、 モータ室内にこの軸のまわりに回転自在に設けられ、界
    磁石と磁気的に結合する回転子鉄心および刷子に摺動接
    触する整流子を有する回転子と、 この回転子のポンプ室側に回転子と一体に設けられた駆
    動磁性体と、 ポンプ室内に軸のまわりに回転自在に設けられたインペ
    ラーと、 このインペラーのモータ室側にインペラーと一体に設け
    られ、駆動磁性体と磁気結合する従動磁性体と、 ポンプ室とモータ室の間を密封する封止部材とからなる
    遠心ポンプ。
JP8058192U 1992-10-09 1992-10-09 遠心ポンプ Pending JPH0653789U (ja)

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JP8058192U JPH0653789U (ja) 1992-10-09 1992-10-09 遠心ポンプ

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JP8058192U JPH0653789U (ja) 1992-10-09 1992-10-09 遠心ポンプ

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Publication Number Publication Date
JPH0653789U true JPH0653789U (ja) 1994-07-22

Family

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JP8058192U Pending JPH0653789U (ja) 1992-10-09 1992-10-09 遠心ポンプ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101237022B1 (ko) * 2010-05-19 2013-02-25 주식회사 아모텍 완전 방수구조를 갖는 유체 펌프

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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