JPH0510286A - 電動ポンプ - Google Patents

電動ポンプ

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JPH0510286A
JPH0510286A JP18698491A JP18698491A JPH0510286A JP H0510286 A JPH0510286 A JP H0510286A JP 18698491 A JP18698491 A JP 18698491A JP 18698491 A JP18698491 A JP 18698491A JP H0510286 A JPH0510286 A JP H0510286A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
pump
rotor magnet
magnet
stator
Prior art date
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Pending
Application number
JP18698491A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotaka Kumada
博孝 熊田
Akira Kobayashi
公 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP18698491A priority Critical patent/JPH0510286A/ja
Publication of JPH0510286A publication Critical patent/JPH0510286A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動ポンプのシール性を向上させ、かつ部品
点数を少なくする。 【構成】 羽車2と共通の軸3に回転子磁石(永久磁
石)5を固定する。ケーシング1の、少なくとも前記磁
石5の周囲部分は非磁性材料で構成する。そしてこのケ
ーシング1を間に挟み、前記回転子磁石5の周囲に固定
子8を配置する。この固定子8のコイル7に3相交流を
供給して回転磁界を発生させ、回転子磁石5を回転さ
せ、これと一体化されている羽車2を回転させる。こう
して、入口17から取込んだ流体を出口18へ吐出させ
る。このポンプの電源としては、エンジンの回転軸に連
結された発電機で発生される3相交流を使用するのがよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動ポンプに関し、特
に、車両に搭載され、冷却水、燃料ならびにオイルなど
を供給したり循環させたりするのに用いられる電動ポン
プに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両に搭載されて用いられるポン
プは、エンジンの回転軸に装着されたプーリの回転をベ
ルトによってポンプに動力が伝達され運転されているこ
とが多い。前記ポンプはこのようにベルト駆動されてい
たので、その取付位置がエンジン近くの極めて限定され
た場所となっていた。そのためにエンジンルーム内での
他の構成部品の配置も限定されて設計の自由度が低いと
いう問題点があった。
【0003】これに対して、図3,図4に示したような
電動ポンプを車載用に用いることが考えられる。同図に
示したポンプは冷却水循環用のポンプである。まず、図
3において、ポンプのケーシング1には羽車2が配設さ
れている。この羽車2は軸受11,12でケーシング1
に支持される。そして、前記羽車2の軸3の一端には、
カプラ(継手)13を介してモータ14の軸14aが連
結されている。前記軸受12の周りおよび軸3の周りに
は、液密を確保するためのシール部材(Oリング)1
5,16がそれぞれ配置されている。このような構成に
よりモータ14を回転させると、冷却水が入口17から
取込まれ、出口18から吐出される。
【0004】次に、図4において、羽車2の軸3には複
数の永久磁石(内側磁石)19が等角度間隔で配置され
ている。この電動ポンプでは羽車2の軸3はケーシング
1から外には突出さず、内部で支持されている。ケーシ
ング1を間に挟んで、前記内側磁石19と対応する位置
には、この内側磁石19と同数の永久磁石(外側磁石)
20が配置されている。この外側磁石20はブラケット
21によってモータ14の軸14aに固定されている。
【0005】このような構成により、モータ14を回転
させると、外側磁石20が回転し、これに追従して内側
磁石19が回転される。つまり内側磁石19と外側磁石
20とはカップリングを構成していて一体的に回転す
る。こうして、内側磁石19が回転すると、羽車2によ
って冷却水が入口17から取込まれ、出口18から吐出
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の電動ポンプ
には、次のような問題点があった。まず、図3に示した
電動ポンプでは、構成は簡単であるが、シール部材1
5,16の定期的な交換など、比較的頻度の高いメンテ
ナンスを要求される。また、図4に示した電動ポンプで
は、その効率を考慮して、ケーシング1と外側磁石20
との間隙はできるだけ小さくしているが、この間隙をあ
まり小さくすると回転体である外側磁石20が外部に露
出しているため、間隙にゴミやほこりが付着しやすく回
転に支障を生じることがある。これを回避するためには
完全な防塵カバーが必要となる。さらに当然ながら両者
共に、モータを必要とする。
【0007】このように、従来の電動ポンプでは、確実
なメンテナンスと、モータやカバーなど多くの部品を必
要とするなどの問題点がある。本発明の目的は、前述の
問題点を解決し、液密が確実で、部品点数を減少させる
こともできる電動モータを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、本発明は、羽車と共通の軸の周りに、等角度間
隔で配置されて固定された回転子磁石と、少なくとも前
記回転子磁石の周囲を取囲む部分が非磁性材料で形成さ
れたケーシングと、前記ケーシングを間に挟んで前記回
転子磁石の周囲に配置された、回転磁界発生用の固定子
とを具備した点に特徴がある。
【0009】
【作用】前記の特徴を有する本発明では、前記固定子の
コイルに交流を供給すると回転磁界が発生し、回転子磁
石が回転する。そして、この回転子磁石と共通の軸を有
する羽車も回転してポンプとしての機能を果たす。
【0010】前記固定子は、ケーシングによってポンプ
内の回転子磁石と離隔するようにしたので、ポンプの液
密は確実に維持できる。また、固定子は、当然ながら回
転部分を有していないので、ゴミやほこりによって動作
が悪影響を受けない。
【0011】
【実施例】以下に図面を参照して、本発明を詳細に説明
する。図1は本発明の一実施例を示す車載用電動ポンプ
の断面図、図2は図1のA−A位置での断面図である。
【0012】同図において、ケーシング1の内部には、
羽車2が配設されている。この羽車2の軸3にはハブ4
が固定され、さらにハブ4の円周上には軸3を中心とし
て等角度間隔で配置された複数個の永久磁石つまり回転
子磁石5が固着されている。軸3はケーシング1内に固
定された軸受11,12で回転自在に支持されている。
【0013】一方、ケーシング1を間に挟んで前記回転
子磁石5の周囲には固定子8が設けられている。この固
定子8は鉄心6およびこの鉄心6の磁極10に巻回され
たコイル7からなる。前記磁極10および回転子磁石5
の数は、回転磁界をつくるという点と、ポンプの回転を
滑らかにするという点を考慮して任意に設定できる。前
記ケーシング1のうち、少なくとも回転子磁石5と固定
子8に挟まれた部分は誘導電流が流れないように樹脂な
どの非磁性材料で形成する。
【0014】次に、以上のように構成されたポンプを駆
動させる電源について説明する。図5は、自動車の電源
系統の概要を示す図である。同図において、エンジン
(図示せず)の出力軸に連結される交流発電機(AC
G)22は、エンジンの回転に同期して3相交流を発生
する。この3相交流は、整流器23で整流されてバッテ
リ24に供給される。本発明の電動ポンプのコイル7に
は、ACG22で作られた3相交流を、整流器23を通
さず直接電源として入力するようにする。
【0015】前記3相交流が前記コイルに供給される
と、固定子8には回転磁界が生じ、回転子磁石5がこの
回転磁界によって回転する。すなわち、回転子磁石5と
一体化されている羽車2がエンジンの回転と同期して回
転することになる。
【0016】羽車2の回転によって、入口17から水が
導入され、出口18から吐出される。これらの入口17
および出口18は例えばラジエータのジャケットに接続
され、冷却水を循環させることができる。
【0017】なお、電源としては、前記ACG22のほ
か、発振器を用いて位相が120°ずれた3相の正弦波
をつくり、これを利用してもよい。また、固定子8は機
械的な回転部分がないので、ゴミ、ほこりなどが直ちに
ポンプの運転に支障を及ぼすことはないが、固定子8に
カバー(図1の点線部分)を設ければ、さらにポンプの
耐久性は向上する。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のように効果が得られる。 (1) ポンプと一体的に組込まれた固定子と回転子磁
石とでモータの機能を果たすので、従来装置のようにモ
ータとポンプとの間に介在する部品を用いなくてもよく
なり、部品点数の低減を図れる。 (2) 軸受部分にシール部材を設けなくてもポンプの
液密を保持できるので、そのためのメンテナンスが不要
になる。 (3) 回転部分が露出していないので、ゴミやほこり
による回転不良が発生しない。 (4) 当該ポンプを車載用として使用する場合、ポン
プの電動化によってエンジンルーム内の各部品の配置の
自由度が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す電動ポンプの断面図
である。
【図2】 図1のA−A矢視図である。
【図3】 従来の電動ポンプを示す断面図である。
【図4】 従来の、他の電動ポンプを示す断面図であ
る。
【図5】 自動車の電源系統図である。
【符号の説明】
1…ケーシング、 2…羽車、 5…回転子磁石、 6
…鉄心、 7…コイル、8…回転子、 10…磁極、
11,12…軸受

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に配設された羽車を回転さ
    せて流体を吸入・吐出させる電動ポンプにおいて、 前記羽車と共通の軸の周りに、この軸を中心として等角
    度間隔で配置されて固定された回転子磁石と、 少なくとも前記回転子磁石の周囲を取囲む部分が非磁性
    材料で形成されたケーシングと、 前記ケーシングの非磁性材料部分を間に挟んで前記回転
    子磁石の周囲に配置された回転磁界発生用の固定子とを
    具備したことを特徴とする電動ポンプ。
  2. 【請求項2】 回転磁界発生用の固定子のコイル端子に
    車載の交流発電機を接続したことを特徴とする請求項1
    記載の電動ポンプ。
JP18698491A 1991-07-02 1991-07-02 電動ポンプ Pending JPH0510286A (ja)

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