JPH065363U - 片持軸受モータ - Google Patents

片持軸受モータ

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JPH065363U
JPH065363U JP5041492U JP5041492U JPH065363U JP H065363 U JPH065363 U JP H065363U JP 5041492 U JP5041492 U JP 5041492U JP 5041492 U JP5041492 U JP 5041492U JP H065363 U JPH065363 U JP H065363U
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JP
Japan
Prior art keywords
side plate
bearing
output shaft
bearing holder
fixed
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Pending
Application number
JP5041492U
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English (en)
Inventor
広志 坂下
淳 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸受ホルダ及びスラスト軸受に安価且つ軽量
な合成樹脂を用いることができ、しかも軸垂直度を維持
したままノイズの発生を抑えることができる片持軸受モ
ータを提供すること。 【構成】 取付基板5に装着される側板21とこの側板
21を固定したステータケース22とにより電気的に導
通された中空のケース本体20が構成され、ケース本体
20から一端25aを突出させた状態で側板21に固定
された軸受ホルダ23の内周面23bに出力軸25が回
転可能に支持され、軸受ホルダ23の内周面23bと面
一状態となるまで側板21の一部を延出して出力軸25
と電気的に導通されたアース接続部21aを設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、取付基板に装着される側板とこの側板を固定したステータケースと により電気的に導通された中空のケース本体と、該ケース本体に固定された軸受 ホルダと、前記ケース本体から一端が突出された状態で前記軸受ホルダに回転可 能に支持された出力軸とを備えた片持軸受モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図5に示すように、側板1を固定したステータケース2により全体が電 気的に導通された中空のモータケース3がビス4を介して基板5に固定されてい ると共に、側板1に固定された軸受ホルダ6の軸受筒部6aに軸受7,7を介し て回転可能に支持された出力軸8を備えた片持軸受モータaがある。
【0003】 出力軸8は、一端8aがモータケース3から突出されていると共に、ステータ ケース2に固定された絶縁樹脂からなるスラスト軸受9に他端8bが当接した状 態で軸受ホルダ6に保持されている。また、出力軸8はステータケース2に装着 されたアーマチェア10に巻回されたコイル11,11へコミテータ12及びブ ラシ13を介して給電することにより、ステータケース2の内周面に固定された マグネット14との磁気作用で回転トルクを得るように構成されている。
【0004】 軸受ホルダ6は絶縁樹脂から成形されていて、図6に示すように、予め成形さ れた金属からなる側板1を成形金型15にセットした状態でキャビティ16内に 樹脂原料を供給することにより側板1と一体に成形される。
【0005】 このことにより、軸受ホルダ6を安価で、しかも、別途の組付け作業コストや 固定部品コストを必要とすることなく軸受ホルダ6の成形と同時に側板1に対す る固定を行なえるという利点を有するばかりでなく、側板1に対して出力軸8を 垂直に保持するための精密精度、即ち、側板1と軸受筒部6aとの垂直精度を高 くすることができるという効果を有する。
【0006】 なお、図6において、16aはキャビティ16内に原料を供給するためのラン ナー、17aは上型、17bは下型、17cはベース、18はベース17cに固 定されてキャビティ16内に望まされたセンターピンである。このセンターピン 18の出力軸8と同軸でその直径は軸受7と同一径に設定されている。また、1 9はセンターピン18と同軸に側板1をセットするための位置決め部材である。
【0007】 このように構成された片持軸受モータaにあっては、回転軸8の回転出力によ り、一端8aに磁気テープを当接させて走行させたり、一端8aにプーリを固定 してベルトの回動移動によりフライホイールに回転を伝達させたりする。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記の如く構成された片持軸受モータaにあっては、モータケース 3は基板5にアースされているものの、軸受ホルダ6及びスラスト軸受9が軽量 で安価な絶縁樹脂から成形されているためにモータケース3と出力軸8とは電気 的に絶縁され、出力軸8と磁気テープとの間に発生する静電気やプーリとベルト との間に発生する静電気を側板1を介して基板5にアースさせることができず、 この静電気の帯電によるノイズの発生や、コイル11,11への給電切換に起因 してモータケース3の内部で発生した高周波の電磁波ノイズが外部へ飛び出し易 いという問題が生じていた。
【0009】 本考案は、上記実状に鑑み、軸受ホルダ及びスラスト軸受に安価且つ軽量な合 成樹脂を用いることができ、しかも軸垂直度を維持したままノイズの発生を抑え ることができる片持軸受モータを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、その目的を達成するため、取付基板に装着される側板とこの側板を 固定したステータケースとにより電気的に導通された中空のケース本体と、前記 側板に固定された軸受ホルダと、前記ケース本体から一端が突出された状態で前 記軸受ホルダの内周面に回転可能に支持された出力軸とを備えた片持軸受モータ において、前記軸受ホルダの前記内周面と面一状態となるまで前記側板の一部を 延出して前記出力軸と電気的に導通されたアース接続部を設けたことを要旨とす る。
【0011】
【作用】
このような構成においては、電気的に全体が導通された中空のケース本体が取 付基板に装着される側板とこの側板を固定したステータケースとにより構成され 、この側板に固定された軸受ホルダの内周面にケース本体から一端が突出された 状態で出力軸が回転可能に支持され、出力軸と電気的に導通されたアース接続部 が軸受ホルダの内周面と面一状態となるまで延出された側板の一部により設けら れる。
【0012】 このとき、アース接続部により出力軸とモータケースとが電気的に導通され、 出力軸の回転に伴って発生する静電気は側板を介して基板にアースさせることが でき、この静電気の帯電によるノイズの発生を防止することができる。
【0013】
【実施例】
次に、本考案の片持軸受モータの実施例を図面に基づいて説明する。
【0014】 図1(A)は片持軸受モータの要部の縦断面図、図1(B)は要部の横断面図 である。この図1において、Aはビス4を介して基板5に固定された導電性材料 からなる側板21と、この側板21を固定したステータケース22とにより電気 的に導通されたモータケース20を備えた片持軸受モータである。
【0015】 側板21には、軸受筒部23aに導電性の軸受24,24を介して出力軸25 を回転可能に支持した軸受ホルダ23が設けられている。また、側板21には、 その一部が軸受筒部23aの内周面23bと面一状態となるまで延出されて軸受 24を介して出力軸25と電気的に導通されたアース接続部21aが形成されて いる。このアース接続部21aは、図1(B)に示すように、3箇所形成されて いる。
【0016】 軸受ホルダ23は、合成樹脂により形成されていて、図2に示すように、予め 成形された側板21を成形金型30にセットした状態でキャビティ31内に樹脂 原料を供給することにより側板21と一体に成形される。
【0017】 なお、図2において、32はキャビティ31内に原料を供給するためのランナ ー、33は上型、34は下型、35はベース、36はベース35に固定されてキ ャビティ31内に望まされたセンターピンである。このセンターピン36は出力 軸25と同軸でその直径は軸受24と同一径に設定されている。
【0018】 このとき、側板21よりも上方に位置した部分への溶融樹脂の流入は側板21 の延出されていない端部21bとセンターピン36との間から流入され、この端 部21bとセンターピン36との間に流入された溶融樹脂は端部21bに係合さ れた嵌着部23cとなる。
【0019】 このことにより、側板21のアース接続部21aがセンターピン36の外壁面 36aに当接することにより側板21の位置決めが容易になされ、従来の成形金 型15の下型17bに設けられた位置決め部材19のように、下型17bと別体 となっているために側板1に対する軸受7への位置精度が一定せず、もって側板 1に対する軸受ホルダ6の位置精度(同軸とならない)が安定しないという欠点 が解消され、モータとしてのコギング特性やW/F特性が悪くなるという欠点も 解消される。
【0020】 なお、この成形金型30は、図3に示すように、下型37に側板21のアース 接続部21aを下方から支持する支持部材38を設け、キャビティ31内に供給 された溶融樹脂の流入圧力によりアース接続部21aが図示下方へ強制的に変位 されて出力軸25との導通状態が達成されないばかりでなく、この変位によるセ ンターピン36への損傷を防止するように構成してもよい。図3において、図2 に示したものと同一の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0021】 出力軸25は、その一端25a(図示上部)がモータケース20から突出され ていると共に、ステータケース22に固定されたスラスト軸受26に他端25b が当接した状態で軸受ホルダ23に保持されている。また、出力軸25はステー タケース22に装着されたアーマチェア27に巻回されたコイル27a,27a へコミテータ28及びブラシ29を介して給電することにより、ステータケース 22の内周面に固定されたマグネットMとの磁気作用で回転トルクを得るように 構成されている。
【0022】 このように構成された片持軸受モータAにあっては、回転軸25の回転出力に より、一端25aに磁気テープを当接させてこの磁気テープを走行させたり、一 端25aにプーリを固定してベルトの回動移動によりフライホイールに回転を伝 達させたりする。
【0023】 このとき、出力軸25と磁気テープとの間に発生した静電気やプーリとベルト との間に発生した静電気、或いは、モータケース20の内部で発生した高周波の 電磁波ノイズは出力軸25から軸受24、アース接続部21a、側板21と経て 基板5にアースさせることができ、静電気の帯電によるノイズの発生を抑えるこ とができる。
【0024】 ところで、上記実施例ではアース接続部21aは、その端面が軸受24に当接 するように構成されているものを開示したが、例えば、図4(A),(B)に示 すように、側板41の一部を延出すると共に出力軸25の軸線に沿って折曲して 筒部41aを形成し、この筒部41aの内周面41bに軸受24を支持させるこ とにより導通状態を大きく確保する等、上記実施例に限定されるものではない。 なお、図4(A),(B)において、上記実施例と同一の構成には同一の符号を 付してその説明を省略する。
【0025】 なお、図示を略した成形金型により側板41に軸受ホルダ43を一体に成形す る際には、側板41よりも上方に位置した部分への溶融樹脂の流入は軸受ホルダ 43の保持部43aに対応した部分から流入される。
【0026】 また、出力軸25を一対の軸受24,24を介して軸受ホルダ23に支持した 構成のものを開示したが、この軸受24,24の設置数等は特に限定されるもの ではなく、少なくとも一つ以上の軸受を設ける場合にはその少なくとも一つが導 電性であるものを使用し、その導電性軸受にアース接続部21aを当接させる。
【0027】 さらに、上記実施例では片持軸受モータAにコア付き、スロット付き、ブラシ 付きの片持軸受モータを開示したが、コアレス、スロットレス、ブラシレスの片 持軸受モータでも良く、本考案を逸脱しない範囲でなされる各種の設計事項の変 更等に適用することができることは勿論である。
【0028】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の片持軸受モータにあっては、出力軸と電気的に 接続されたアース接続部を側板と一体に設けたことにより、安価且つ軽量な軸受 ホルダ及びスラスト軸受に合成樹脂を用いることができ、しかも軸垂直度を維持 したままノイズの発生を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の片持軸受モータを示し、(A)は要部
の縦断面図、(B)は同じく要部の横断面図である。
【図2】同じく、軸受ホルダを形成する成形金型の縦断
面図である。
【図3】スラスト軸受を形成する成形金型の他例を示す
縦断面図である。
【図4】本考案の片持軸受モータの他の実施例を示し、
(A)はその要部の縦断面図、(B)はその要部の横断
面図である。
【図5】従来の片持軸受モータを示す要部の縦断面図で
ある。
【図6】同じく、軸受ホルダを形成する金型の縦断面図
である。
【符号の説明】
A 片持軸受モータ 5 基板 20 モータケース 21 側板 21a アース接続部 22 ステータケース 23 軸受ホルダ 23a 内周面 25 出力軸 25b 他端

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付基板に装着される側板とこの側板を
    固定したステータケースとにより電気的に導通された中
    空のケース本体と、前記側板に固定された軸受ホルダ
    と、前記ケース本体から一端が突出された状態で前記軸
    受ホルダの内周面に回転可能に支持された出力軸とを備
    えた片持軸受モータにおいて、 前記軸受ホルダの前記内周面と面一状態となるまで前記
    側板の一部を延出して前記出力軸と電気的に導通された
    アース接続部を設けたことを特徴とする片持軸受モー
    タ。
JP5041492U 1992-06-26 1992-06-26 片持軸受モータ Pending JPH065363U (ja)

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JP5041492U JPH065363U (ja) 1992-06-26 1992-06-26 片持軸受モータ

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JP5041492U JPH065363U (ja) 1992-06-26 1992-06-26 片持軸受モータ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014187759A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Mitsuba Corp モータ装置
JP2014226028A (ja) * 2013-04-19 2014-12-04 アスモ株式会社 軸受ホルダ及びこれを備えた直流モータ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS607656B2 (ja) * 1975-10-04 1985-02-26 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト 重合体用可塑剤

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990518