JPH0653567A - 積層型圧電アクチュエータ - Google Patents

積層型圧電アクチュエータ

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Publication number
JPH0653567A
JPH0653567A JP4199830A JP19983092A JPH0653567A JP H0653567 A JPH0653567 A JP H0653567A JP 4199830 A JP4199830 A JP 4199830A JP 19983092 A JP19983092 A JP 19983092A JP H0653567 A JPH0653567 A JP H0653567A
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JP
Japan
Prior art keywords
electrode
layer
main body
insulating layer
electrode layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP4199830A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Omote
孝司 表
Mineharu Tsukada
峰春 塚田
Nobuo Kamehara
伸男 亀原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は積層型圧電アクチュエータに関し、
製造し易い構造を実現することを目的とする。 【構成】 本体21は、第1の電極層22、圧電材層2
3、第2の電極層24、圧電材層23の順で積層された
柱状をなす。この本体21の特定した一の側面25に、
帯状の絶縁層26を設けて、端部22a,24aを選択
的に覆う。この側面25に、第1外部電極27を、端部
22aと接続させて設け、第2の外部電極28を、端部
24aと接続させて設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は積層型圧電アクチュエー
タに関する。
【0002】積層型圧電アクチュエータは、装置に組込
み易い構造であること、及び製造し易い構造であること
が望ましい。
【0003】
【従来の技術】図7は特開昭60−1286831号に
示される従来の1例の積層型圧電アクチュエータ1を示
す。
【0004】2は柱状の本体であり、第1の電極層3、
圧電材層4、第2の電極層5、圧電材層4の順で積層さ
れたものである。
【0005】6は絶縁層であり、本体2の一の側面7
に、第2の電極層5の上記側面7へ露出する端部を覆っ
て形成してある。
【0006】8は別の絶縁層であり、本体2のうち上記
一の側面7とは反対側の側面9に、第1の電極層3の上
記側面9へ露出する端部を覆って形成してある。
【0007】10は第1の外部電極であり、本体2の側
面7の全面に形成してある。
【0008】この第1の外部電極10は、第1の電極層
3と電気的に接続されている。
【0009】11は第2の外部電極であり、本体2の側
面9の全面に形成してある。
【0010】この第2の外部電極11は、第2の電極層
5と電気的に接続されている。
【0011】12,13はリード線であり、夫々第1,
第2の外部電極10,11に接続されて、引き出されて
いる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】絶縁層及び外部電極を
形成する作業が、側面7及び側面9について必要とな
り、製造工数が多くなり、コスト高となる。
【0013】リード線12,13が、本体2の互いに反
対側の側面から引き出されているため、圧電アクチュエ
ータ1を装置に組込む場合に、裏側となるリード線を引
き廻したりする作業が必要となり、組立て作業がしにく
くなる。
【0014】そこで、本発明は、本体の一の側面に、第
1,第2の外部電極を設けた構成として、製造し易い構
造を実現した積層型圧電アクチュエータを提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、第1
の電極層、圧電材層、第2の電極層、圧電材層の順で積
層された柱状の本体と、該本体の一の側面に、その積層
方向上に延在して帯状に形成された第1の外部電極及び
第2の外部電極と、上記本体の上記の側面に形成してあ
り、該側面に露出している上記第1の電極層の端部と上
記第2の外部電極との間に介在すると共に、上記一の面
に露出している上記第2の電極層の端部と上記第1の外
部電極との間に介在する絶縁層とよりなる構成としたも
のである。
【0016】請求項2の発明は、請求項1の絶縁層は、
帯状の絶縁層よりなり、該帯状絶縁層が、 X=2d・cos θ ここで、dは上記第1の電極層と上記第2の電極層との
間の寸法、Xは帯状絶縁層の間隔、θは帯状絶縁層の第
1,第2の電極層に対する角度である。を満足するよう
に形成してある構成としたものである。
【0017】
【作用】請求項1の絶縁層は、本体の複数の側面のうち
絶縁層が形成してある側面に、第1の外部電極と第2の
外部電極との両方を、第1の外部電極については、第2
の電極層とは絶縁させ、第1の電極層と接続させて設け
られ、第2の外部電極については、第1の電極層とは絶
縁させ、第2の電極層と接続させて設けられるように作
用する。
【0018】請求項1の第1,第2の外部電極を本体の
同じ側面に設けた構成は、二本のリード線を本体の一の
側面から引き出すことを可能とするように作用する。
【0019】請求項2の規則的な帯状の絶縁層は、第1
の電極層の端部及び第2の電極層の端部を選択的に覆う
ための絶縁層の形成を容易とするように作用する。
【0020】
【実施例】図1は本発明の一実施例になる積層型圧電ア
クチュエータ20を示す。
【0021】21は本体であり、図3に示すように、第
1の電極層22、圧電材層23、第2の電極層24、圧
電材層23の順で積層されたものであり、柱状をなす。
Zが積層方向である。
【0022】25は、柱状の本体21の一の側面であ
る。
【0023】この側面25に、第1の電極層22の端部
22a及び第2の電極層24の端部24aが露出してい
る。
【0024】26は帯状の絶縁層であり、本体21の上
記側面25上に、図4に示すように並んで形成してあ
る。
【0025】絶縁層26は、端部22aのうちの右側寄
りの部分と、端部24aのうちの左側寄りの部分を覆っ
ている。
【0026】ここで、Xを隣り合う絶縁層26の間の間
隔、dを電極層22と24との間の距離、θを絶縁層2
6の電極層22,24に対する角度とした場合に、絶縁
層26は次式 X=2d・cos θ を満足するように形成してある。
【0027】なお、角度θは、1度である。
【0028】絶縁層26が形成された状態で、本体21
の側面25のうち左側寄りの部分は、端部22aが露出
しており、右側寄りの部分は、端部24aが露出してい
る。図1中、27は第1の外部電極であり、本体21の
上記側面25のうち左側寄りの部分に、積層方向に帯状
に延在して形成してある。
【0029】28は第2の外部電極であり、本体21の
上記側面25のうち右寄りの部分に、積層方向に帯状に
延在して形成してある。
【0030】第1の外部電極27は、図2(A)に併せ
て示すように、端部24aに対しては絶縁層26によっ
て絶縁されて、端部22aに対してのみ電気的に接続さ
れている。
【0031】第2の外部電極28は、図2(B)に併せ
て示すように、端部22aに対しては絶縁層26によっ
て絶縁されて、端部24aに対してのみ電気的に接続さ
れている。
【0032】図1中、29,30は夫々リード線であ
り、外部電極27,28と接続されて、本体21の上記
側面25から引き出されている。
【0033】ここで、リード線29に+電圧、リード線
30に−電圧を印加すると、外部電極27を介して、各
第1の電極層22が+電圧が印加され、外部電極28を
介して第2の電極層24が−電圧に印加され、各圧電材
層23が伸縮し、圧電アクチュエータ20がZ方向に数
μm伸縮する。
【0034】なお、上記角度θが45度を越えると、絶
縁層26が圧電アクチュエータ20の伸縮を妨げるた
め、上記角度θは、45度以下であることが必要であ
る。
【0035】次に、上記圧電アクチュエータ20の適用
例について、図5を参照して説明する。
【0036】40はプリンタ1ドット素子を示す。
【0037】41は本体、42は拡大機構、43はワイ
ヤである。
【0038】圧電アクチュエータ20は、矢印で示すよ
うに本体41内にはめ込んで組付けられる。
【0039】リード線29,30が本体21の同一側面
25から延出しているため、上記のはめ込みが可能とな
っている。
【0040】次に、上記圧電アクチュエータ20の製造
方法について、図6を参照して説明する。
【0041】まず、印刷工程50を行い、乾燥したグリ
ーンシート60の上面に、Ag−Pdペースト6を印刷
する。
【0042】次いで、積層焼成工程51を行い、グリー
ンシートを積み重ね、所定の温度、圧力で積層し、所定
の温度で焼成して焼成体62を得る。
【0043】次いで、切断工程52を行い、焼成体62
を切断し、図3の本体21が複数個連なった大きさの本
体集合体63を得る。
【0044】次に、絶縁層形成工程53を行う。
【0045】ここでは、本体等合体63の片面63aに
硼珪酸ガラスを主成分とする絶縁ペーストを塗布して、
帯状の絶縁層26を形成する。
【0046】次に、外部電極形成工程54を行う。
【0047】ここでは、同じく、本体集合体63の片面
63aに、Agペーストを印刷し、これを焼き付けて、
外部電極27,28を形成する。
【0048】次に、切断リード線接続工程55を行う。
【0049】ここでは、本体集合体63を線64に沿っ
て切断して、本体21を切り出し、リード線29,30
を半田付けする。
【0050】上記より分かるように、作業は、全て、本
体集合体63の片面63aに対して行うだけで足りる。
このため、作業を本体集合体の両側の側面に対して行う
場合に比べて、製造工数は半分となる。
【0051】
【発明の効果】以上説明した様に、請求項1の発明によ
れば、本体の一の側面に対してのみ作業を行えば足り、
然して外部電極を本体の二つの側面に一つずつ設けた構
成に比べて、製造工程を略半分とし得、製造がし易く、
製造コストを安価と出来る。
【0052】また、二本のリード線が本体の同じ側面か
ら引き出されるため、圧電アクチュエータを組み込む場
合に、リード線が引き出されないない側面側からはめ込
んで組み込むことが出来、組立作業がし易くなる。
【0053】請求項2の発明によれば、絶縁層を帯状で
ある簡単なパターン形状とし得、然して絶縁層を形成し
易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例になる積層型圧電アクチュエ
ータの斜視図である。
【図2】図1中、IIA−IIA線及びIIB−IIB線に沿う
断面図である。
【図3】図1中、本体を示す図である。
【図4】本体に帯状の絶縁層が形成された状態を示す図
である。
【図5】図1の積層型圧電アクチュエータの適用例を示
す図である。
【図6】図1の積層型圧電アクチュエータの製造方法を
説明する図である。
【図7】従来の積層型圧電アクチュエータの1例を示す
図である。
【符号の説明】
20 積層型圧電アクチュエータ 21 柱状の本体 22 第1の電極層 23 圧電材層 24 第2の電極層 24a 端部 25 側面 26 帯状の絶縁層 27 第1の外部電極 28 第2の外部電極 29,30 リード線 40 プリンタ1ドット素子 41 本体 42 拡大機構 43 ワイヤ 50 印刷工程 51 積層の焼成工程 52 切断工程 53 絶縁層形成工程 54 回部電極形成工程 55 切断リード線接続工程 60 グリーンシート 61 Ag−Pdペースト 62 焼成体 63 本体集合体 63a 片面 64 切断線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電極層(22)、圧電材層(2
    3)、第2の電極層(24)、圧電材層(23)の順で
    積層された柱状の本体(21)と、 該本体の一の側面(25)に、その積層方向上に延在し
    て帯状に形成された第1の外部電極(27)及び第2の
    外部電極(28)と、 上記本体の上記の側面(25)に形成してあり、該側面
    に露出している上記第1の電極層の端部(22a)と上
    記第2の外部電極との間に介在すると共に、上記一の面
    に露出している上記第2の電極層の端部(24a)と上
    記第1の外部電極との間に介在する絶縁層(26)とよ
    りなる構成としたことを特徴とする積層型圧電アクチュ
    エータ。
  2. 【請求項2】 請求項1の絶縁層は、帯状の絶縁層(2
    6)よりなり、 該帯状絶縁層が、 X=2d・cos θ ここで、dは上記第1の電極層と上記第2の電極層との
    間の寸法、 Xは帯状絶縁層の間隔、 θは帯状絶縁層の第1,第2の電極層に対する角度であ
    る。を満足するように形成してある構成としたことを特
    徴とする積層型圧電アクチュエータ。
JP4199830A 1992-07-27 1992-07-27 積層型圧電アクチュエータ Pending JPH0653567A (ja)

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JP4199830A JPH0653567A (ja) 1992-07-27 1992-07-27 積層型圧電アクチュエータ

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JP4199830A JPH0653567A (ja) 1992-07-27 1992-07-27 積層型圧電アクチュエータ

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ID=16414354

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JP (1) JPH0653567A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1132978A4 (en) * 1998-10-29 2006-03-01 Hitachi Ltd MULTILAYER ELECTRONIC COMPONENTS, THE PREPARATION METHOD, TWO-DIMENSIONAL ELEMENT PACKING STRUCTURE, AND THEIR MANUFACTURING METHOD
CN103311431A (zh) * 2012-02-29 2013-09-18 株式会社腾龙 层叠式压电驱动器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1132978A4 (en) * 1998-10-29 2006-03-01 Hitachi Ltd MULTILAYER ELECTRONIC COMPONENTS, THE PREPARATION METHOD, TWO-DIMENSIONAL ELEMENT PACKING STRUCTURE, AND THEIR MANUFACTURING METHOD
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Effective date: 20001121