JPH0653203B2 - オイルフイルタの製造方法 - Google Patents

オイルフイルタの製造方法

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JPH0653203B2
JPH0653203B2 JP60187704A JP18770485A JPH0653203B2 JP H0653203 B2 JPH0653203 B2 JP H0653203B2 JP 60187704 A JP60187704 A JP 60187704A JP 18770485 A JP18770485 A JP 18770485A JP H0653203 B2 JPH0653203 B2 JP H0653203B2
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恭次 原田
卓司 谷口
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Aisin AW Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は2つのブロックに分割された油圧連絡系におい
て、これらに配設される油路に対して除塵機能を果たす
ことのできるオイルフィルタの製造に関する。
[従来の技術] 2つのブロックに分割された油圧連絡系、例えば自動車
の自動変速機の作動用加圧油の油圧調整及び分配用バル
ブボディの構造は、それぞれ複数の油路の組合せからな
るアッパ及びロアーバルブボディの間に、これら上下両
油路群の連通用孔群を設けたセパレータプレートを介在
させたうえ、これら三者を締結合体させるように構成さ
れており、各油路を結ぶ適宜の個所の油路内に嵌込むよ
うにしてカートリッジ型のオイルストレーナ(オイルフ
ィルタ)を取付けることが行われてきた。
[発明の解決しようとする課題] 上記の自動変速機のバルブボディ内に組込まれている従
来のカートリッジ型オイルストレーナは、複雑な形状を
備えた油路群のそれぞれの油路形状に合せるようにして
様々な形状寸法のものを用意する必要があり、新規にオ
イルストレーナを付加する場合にはバルブボディの油路
形状の変更を行わなければならない煩わしさがあった。
また円筒状フィルタとその取付用フレーム部材との組合
せからなるオイルストレーナは、油路への組込みに手数
を要するうえにオイルストレーナの掃除にも手間がかか
った。
そこで本発明は、2つのブロックに分割された油圧連絡
系の間に配設される構造が単純で容易に組付ることので
きるオイルフィルタの製造方法を提供することを目的と
する。
[課題を解決するための手段] 本発明のオイルフィルタの製造方法は、光硬化性高分子
化合物のモノマーを薄板状そのほか任意の形状にキャス
ティングしてオイルフィルタの基板体を形作らせる工程
と、該キャスティング層に除塵用スクリーンを包埋させ
る工程と、前記キャスティング層の所定部分に光を当て
て前記モノマーをポリマー化させる工程と、光の当たら
なかった貫孔に残存するモノマーを溶剤等を用いて除去
して前記除塵用スクリーンを溶出させる工程とからな
り、該モノマー除去工程によって前記基板体に形成され
た前記貫孔を前記除塵用スクリーンを備えた油路孔とし
て使用することを構成とするオイルフィルタの製造方法
である。
[作用及び発明の効果] 上記の構成よりなる本発明のオイルフィルタの製造方法
は、光硬化性高分子化合物の出発原料としての液状をな
すモノマーまたはモノマーを部分的にポリマー化させた
プレポリマーを、任意の厚みを有する板状その他の任意
の形状にキャスティングし、このキャスティング層に除
塵用スクリーンを包埋させたうえ、該キャスティング層
に油路孔を設ける部分を除いて紫外線などの光を照射す
ることによってモノマーに光硬化反応を起こさせ、有機
溶媒などによって溶解あるいは膨潤することのないポリ
マーに変質させる。光のあたらなかった部分は溶媒に溶
けやすいモノマーあるいはプレポリマーの状態にとどま
っているので、この部分を溶媒などにより除去すること
によって前記除塵用スクリーンによる除塵機能を備えた
油路孔を形成することができる。これにより除塵用スク
リーンに多数の油路孔が複雑な配置をもって設けられて
いるオイルフィルタの一部分の油路孔には除塵機能を備
えた油路孔として使用することができる。
[実施例] 以下、本発明のオイルフィルタの製造方法を図面に基づ
いて説明する。
第1図は本発明の第1の製法実施例である。1は光硬化
性高分子化合物からなるオイルフィルタの基板体、1
は光硬化性高分子化合物モノマーのキャスティング層、
6は除塵用スクリーンであってステンレススチールある
いはフッソ樹脂などの合成樹脂製で作られている。30は
光硬化性高分子化合物のモノマーのキャスティング層1
の所定部分に光を当てるための局部遮光用フィルムで
あって、透明な合成樹脂やガラス等からなり、光の透過
を遮る貫孔には遮光性インキないしは塗料31、32、33が塗
布されている。35、37は除塵用スクリーンを欠いた油路
孔、36は除塵用スクリーンを設けた油路孔、Lは紫外
線である。第1図の(ニ)に示されるように基板体1に
設けられる複数の油路孔のうちで除塵機能を必要としな
い油路孔に対応する個所にはa〜dで示されたようにく
りぬき孔が設けてある。
第1図に示される実施例の製法では、前述の如くくりぬ
き孔を有する除塵用スクリーン6を光硬化性高分子化合
物のキャスティング用鋳型内に配設した後、キャスティ
ングを行う図中(ホ)。ついでキャスティング層1
上面に局部遮光用フィルム30をあてがったうえ、キャス
ティング層1に図中(ト)の如く紫外線Lを照射して
光重合を行わせる。ついで光が遮られたために未硬化の
状態で残存するモノマーを溶媒によって除去し、図中
(チ)に示されたごとき除塵用スクリーン6が設けられ
ている油路孔36と、除塵用スクリーン6を欠く油路孔3
5、37とを備えたオイルフィルタ(基板体)1が完成す
る。
第2図は本発明の第2の製法実施例であり、オイルフィ
ルタ基板体1の全面にわたって除塵用スクリーンを包埋
させる無駄を省き、除塵を要する油路孔部分だけに小片
状の除塵用スクリーン6′を配設するオイルフィルタの
製造方法である。
第3図は本発明の第3の製法実施例であり、除塵用スク
リーンにくりぬき孔を設けずに光重合の工程第1図中
(ト)と溶媒による油路孔形成工程を経てすべての油路
孔に除塵用スクリーン6が張設された状態(リ)にある
オイルフィルタ基板体1の油路孔群のうち、除塵機能を
要しない油路孔35、37に対しては、除塵用スクリーン6
の材質が金属であればパンチングによって、また合成樹
脂製スクリーンであれば熱溶融させるなどして除塵用ス
クリーン6を除去することによって(チ)の状態が完成
する。
このオイルフィルタは図示のように四角形の平板状をな
しており、2つのブロックに分割可能な油圧連絡系、例
えば自動車の自動変速機に組込まれている、アッパ及び
ロアーの2つのブロックの合体からなるバルブボディの
平坦な衝接面の間に挟み込んで使用される。
オイルフィルタ基板体の素材である光硬化性高分子化合
物としては例えば印刷業界で合成樹脂性凸版を作るのに
用いられているような光硬化性組成物が適している。即
ち側鎖または主鎖に光重合性不飽和基をもった不飽和ポ
リアミドや不飽和ポリエステルに光増感剤としてのアン
トラノンやベンゾフェノンなどを配合した組成物、ある
いはこの組成物に更に光重合性モノマーであるトリエチ
レングリコールジアクリレートやペンタエリトリトール
トリアクリレートなどを配合した処方、ないしアルコー
ル可溶性ナイロン、セルロース、ポリアクリレート、ポ
リウレタンなどの飽和ポリマーに前記の光重合性モノマ
ーと光増感剤を配合した処方などである。
上記実施例では紫外線の照射を受けて重合反応を起こし
して硬化するタイプの合成樹脂を使用する方法について
説明されているが、その他にも例えば電子線などの電離
性照射エネルギーなどを受けて重合・架橋タイプの合成
樹脂を使用することもできる。
第4図ないし第7図に、本発明の製造方法によって形成
されるオイルフィルタの形状事例及び使用個所の具体例
を示す。
第4図は自動車用自動変速機に組込まれるオイルストレ
ーナの平面図であって、Aはオイルストレーナ、101〜1
06・・・は除塵用スクリーンが張設されている油路孔
を、また110〜117・・・は除塵用スクリーンが設けられ
ていない油路孔を示している。
第5図は第4図に示されたオイルストレーナAが組込ま
れた自動変速機の横断面図であって、40は自動変速機の
本体、41はハウジング、42と43はハウジング41内に組付
けられた変速機の作動用加圧油の油圧調整と分配を行う
弁機構群が集約されているアッパバルブボディとロアー
バルブボディであり、a1,a2・・・及びb1,b2・・・はそ
れぞれのバルブボディ内に形成された油路群である。オ
イルストレーナAはこの両油路群間を連通させるように
して両バルブボディ42と43の間に挟み込まれる。44はオ
イルパン、45はマニュアルシフトレバーシャフト、46は
パーキングレバー、47はオイルレベルゲージである。
第6図は本発明の製法によって作られるオイルフィルタ
の別の使用個所を例示した。自動変速機の縦断面図であ
って、50はトルクコンバータ、51はトルクコンバータの
出力軸、52はトルクコンバータハウジング、53はこの出
力軸に直結された歯車式オイルポンプ、54はオイルポン
プボディ、55はオイルポンプカバー、56はオーバードラ
イブケース、57はトランスミッションケース、58はバル
ブボディカバー、59はエクステンションハウジング、60
は自動変速機の出力軸、61はオイルパンである。オイル
フィルタはアッパ及びロアー両バルブボディ42、43の間
B以外にも、ロアーバルブボディ43とバルブボディカバ
ー58の間のD、オイルポンプボディ54とオイルポンプカ
バー55の間E、オーバードライブケース56とオイルポン
プカバー55との間F、オーバードライブケース56とトラ
ンスミッションケース57との間G、そしてトランスミッ
ションケース57とエクステンションハウジング59との間
Hなどに組込んで使用することができる。
第7図は単なる平板状ではなく、L字形の立体形状を備
えたオイルフィルタ1′を示している。38、39はオイル
フィルタ1′を挟み込んでいる機器の壁体である。もち
ろんL字形以外にも、他様々な外形を備えたオイルフィ
ルタを作ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のオイルフィルタの製造方法による第1
の実施例の製造工程説明図、第2図及び第3図は本発明
の第2、第3の実施例を示す、第4図は本発明の製法に
よって作られたオイルフィルタの形状を例示した平面
図、第5図は第4図のオイルフィルタの使用個所を説明
した自動車用自動変速機の横断面図、第6図はオイルフ
ィルタの別の使用箇所を示した自動変速機の縦断面図、
第7図はオイルフィルタの別の形状事例を示した側断面
図である。 図中 1……オイルフィルタ基板体 1……光硬化性合成樹脂のキャスティング層 6……除塵用スクリーン 30……局部遮光用フィルム 31〜33……遮光性インキ 36……除塵機能を備えた油路孔 35、37……除塵機能を欠く油路孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光硬化性高分子化合物のモノマーを薄板状
    そのほか任意の形状にキャスティングしてオイルフィル
    タの基板体を形作らせる工程と、該キャスティング層に
    除塵用スクリーンを包埋させる工程と、前記キャスティ
    ング層の所定部分に光を当てて前記モノマーをポリマー
    化させる工程と、光の当たらなかった貫孔に残存するモ
    ノマーを溶剤等を用いて除去して前記除塵用スクリーン
    を溶出させる工程とからなり、 該モノマー除去工程によって前記基板体に形成された前
    記貫孔を前記除塵用スクリーンを備えた油路孔として使
    用することを特徴とするオイルフィルタの製造方法。
  2. 【請求項2】前記除塵用スクリーンの除塵機能を必要と
    しない油路孔には予めくりぬき孔を設けたことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のオイルフィルタの製造
    方法。
  3. 【請求項3】前記除塵用スクリーンは除塵機能を要する
    油路孔部分だけに小片状の除塵用スクリーンを配設する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のオイルフ
    ィルタの製造方法。
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