JPH0653003U - 刃先検出装置 - Google Patents

刃先検出装置

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JPH0653003U
JPH0653003U JP9318892U JP9318892U JPH0653003U JP H0653003 U JPH0653003 U JP H0653003U JP 9318892 U JP9318892 U JP 9318892U JP 9318892 U JP9318892 U JP 9318892U JP H0653003 U JPH0653003 U JP H0653003U
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axis
measuring
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英孝 柴田
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Okuma Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱変位による主軸中心のX軸方向の変位量に
関係なく常に主軸中心に対して工具刃先のX軸位置を検
出することのできる刃先検出装置を提供する。 【構成】 上方と主軸2正面の2位置に割出し可能な旋
回アーム5上に、流体圧シリンダ22によりX軸方向に
移動可能に移動体13を設け、移動体のX軸位置をセン
サ15により検出可能とし、主軸チャック3中心穴の基
準リング4の基準穴4aのX軸方向プラス側とマイナス
側の面に測定球18を当てて計測したセンサの数値より
演算により測定球が主軸中心にあるときの移動体のX軸
位置の数値を求め、これを基に測定球中心よりX軸方向
に所定寸法離れた刃先当接面21aに工具Tの刃先を当
接して、主軸中心に対する刃先位置を検出する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はNC旋盤のタレット刃物台等に取り付けられた工具刃先の検出位置に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、工具刃先の検出装置として種々研究され提案されているが、出願人も先 に実開昭60-153743 号において刃先検出装置を提案した。このものは図3に示す ように主軸前面に旋回位置決めされ主軸方向に移動可能なアーム101上に、工 具刃先の変位を検出する検出装置102をフローティング状態に設け、主軸10 3に嵌着したチャック中心に検出装置の位置決めピン104と嵌合する案内ブッ シュ105を設け、案内ブッシュに位置決めピンを嵌合した状態で工具Tの刃先 検出を行うものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べた刃先検出装置は、案内ブッシュに円滑に位置決めピンを嵌 合させるためにはある程度の隙間が必要である。そのうえ切削熱により案内ブッ シュの内径寸法が変化すると隙間が設定量より更に大きくなって測定誤差が生じ 易いという問題を有している。 本考案は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、そ の目的とするところは、熱変位によって生じる主軸中心線のX軸方向の変位量を 正確に自動補正する機能を有する刃先検出装置を提供しようとするものである。
【0004】
【作用】
旋回アームを主軸前面に割出し、測定アーム先端の測定球をチャック中心の基 準リングの基準穴内に挿入し、移動体をX軸方向プラス側とマイナス側に移動し て、測定球が基準穴のX軸方向両側の内面に当接したときの移動体のX軸位置の 数値をそれぞれ読み取って、演算により測定球が主軸中心にあるときの移動体の X軸位置の数値を求めて記憶し、測定球中心からX軸方向へ所定寸法離れた刃先 当接面にタレット刃物台に取り付けた工具の刃先を当て、先に記憶した主軸中心 にあるときの数値を基に刃先のX軸位置を検出する。
【0005】
【実施例】
以下実施例について図面を参照して説明する。 NC旋盤の主軸台1に主軸2が回転可能に支持されており、主軸2の先端同心 にチャック3が嵌着されている。チャック3中心穴の前端に基準リング4が嵌着 されており、基準リング4の中心穴は基準穴4aに形成されている。主軸台1の 前端面にはL形の旋回アーム5が旋回可能に枢支されており、旋回アームに固着 の回転中心軸6の先端にピニオン7が嵌着されている。そして主軸台1の前端面 に固着の流体圧シリンダ8のピストンロッド9に連結されZ軸方向に移動可能な ラック11にピニオン7が噛合されており、旋回アーム5は流体圧シリンダ8に より上方の待機位置とチャック前面の検出位置とに割り出される。
【0006】 アーム5の先端部上にはX軸方向の案内12が固着されており、案内12上に 移動体13が移動可能に載置されている。更にアーム5上には案内12と平行に リニアスケール14が取り付けられており、リニアスケール14のセンサ15を 有するカーソルが移動体13側に固着されている。移動体13上にZ軸方向主軸 側向きに流体圧シリンダ16が固着されており、流体圧シリンダ16のピストン と一体の測定アーム17は先端に測定球18を有し、流体圧シリンダ16により 前進端の測定位置と後退端の退避位置に移動される。
【0007】 更に移動体13のタレット刃物台19側端面に先端面が工具Tの刃先当接面2 1aに形成されている測定子21がX軸方向を向いて取り付けられており、刃先 当接面21aと測定アーム17,測定球18中心間のX軸距離は、正確な数値が 予めNC装置内に記憶されている。移動体13にはアーム5上に固着の推力の弱 い流体圧シリンダ22のピストンロッド23の先端が固着されており、移動体1 3の流体圧シリンダ22により移動されるX軸位置の数値がセンサ15より出力 されるようになっている。
【0008】 続いて本実施例の作用について図2のフローチャートの順に説明する。 今、旋回アーム5は待機位置に割り出されて待機し、測定アーム17は退避位 置に格納されている。工具Tの刃先検出が開始されると、ステップS1において 、流体圧シリンダ8の後室に流体圧を供給し、ラック11,ピニオン7を介して 旋回アーム5を検出位置に回動して、測定球18を主軸2中心線を通るX軸平面 上に割り出す。次いでステップS2において、流体圧シリンダ16の後室に圧力 流体を送って測定アーム17を測定位置に押し出して、測定球18を基準リング 4の基準穴4a内に挿入し、ステップS3において、流体圧シリンダ22の後室 に圧力流体が送られて移動体13がX軸方向プラス側に移動し、測定球18が基 準穴4aのプラス側の面に当接し、流体圧シリンダ22の弱い力に抗して移動体 13が停止する。
【0009】 これによりセンサ15の位置検出データの変化がなくなったのを検知して流体 圧シリンダへの圧力流体の供給を停止し、センサ15の示す移動体13のX軸位 置の数値が読み取られる。次いでステップS4において、流体圧シリンダ22の 前室に圧力流体が送られて移動体13がX軸方向マイナス側に移動し、測定球1 8が基準穴4aのマイナス側の面に当接して移動体13が停止し、センサ15が 示す移動体13のX軸位置の数値が読み取られる。次いでステップS5において 、読み取ったプラス側とマイナス側のX軸位置の数値から測定球18が基準穴( 主軸)と同心のときの移動体13のX軸位置の数値を演算により求めて記憶する 。
【0010】 次いでステップS6において、測定球18を基準穴4aに接触しない任意の位 置に移動位置決めし、ステップS7において、タレット刃物台19のX軸方向マ イナス側への移動で工具Tの刃先を測定子21の刃先当接面21aに接触させ、 移動体13が僅かに移動してセンサ15がこの移動を検知した信号でタレット刃 物台19を停止し、このときの刃物台のX軸座標値と、センサ15が示す移動体 13のX軸位置の数値とを読み取る。次いでステップS8において、読み取った 刃先当接時の移動体13のX軸位置の数値と、先に求めた測定球18,基準穴4 a同心時の移動体13のX軸位置の数値と、予め記憶する測定球18中心と刃先 当接面21a間のX軸寸法から主軸中心から刃先までのX軸寸法を求め、ステッ プS9において、求めた主軸中心から刃先までのX軸寸法と、読み取ったタレッ ト刃物台19のX軸座標値を比較して補正量を求めて工具補正を行う。
【0011】
【考案の効果】
本考案は上述のとおり構成されているので次に記載する効果を奏する。 旋回アームに基準穴計測用測定アーム及び工具刃先が当接する測定子を備える 移動体のX軸位置を検出する手段を設けて、主軸中心線に対する移動体のX軸位 置の数値を求め、この数値を基に刃先のX軸位置を検出するようにしたので、機 械の熱変位に関係なく常に主軸中心に対する刃先位置の検出が可能となり正確な 工具補正により加工精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の刃先検出装置の正面図である。
【図2】本実施例の作用の流れを示すフローチャート図
である。
【図3】従来の技術の刃先検出装置の正面図である。
【符号の説明】
2 主軸 3 チャック 4 基準リング 5 旋回アーム 8,16,22 流体圧シリンダ 15 センサ 17 測定アーム 18 測定球 21 測定子 21a 刃先当接
面 T 工具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋盤のタレット刃物台に取り付けた工具
    刃先のX軸位置検出装置において、主軸前面に位置決め
    される旋回アーム先端部にX軸方向に移動可能に設けら
    れた移動体と、該移動体を移動する駆動手段と、前記移
    動体のX軸位置を検出する手段と、主軸に嵌着したチャ
    ック中心に設けられた基準リングと、前記移動体にZ軸
    方向に移動可能に設けられ前記基準リングの内周に当接
    する測定球を先端に有する測定アームと、該測定アーム
    を測定位置と退避位置とに移動する駆動手段と、前記移
    動体に固着され前記測定球中心よりX軸方向タレット刃
    物台側に所定量離れた位置に刃先当接面を有する測定子
    とを含んでなり、基準リングを計測して求めた主軸中心
    線に対する移動体のX軸位置を基に刃先のX軸方向の位
    置を検出することを特徴とする刃先検出装置。
JP1992093188U 1992-12-24 1992-12-24 刃先検出装置 Expired - Lifetime JP2574031Y2 (ja)

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JPH0653003U true JPH0653003U (ja) 1994-07-19
JP2574031Y2 JP2574031Y2 (ja) 1998-06-11

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WO2001094061A1 (fr) * 2000-06-02 2001-12-13 Citizen Watch Co., Ltd. Procede et dispositif permettant de positionner un outil de coupe et dispositif electrique de positionnement d'outil
JP2005074584A (ja) * 2003-09-01 2005-03-24 Toyoda Mach Works Ltd 溝加工方法及び数値制御装置
JP2011093069A (ja) * 2009-11-02 2011-05-12 Murata Machinery Ltd 工作機械

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