JPH0652968U - 紫外線及び赤外熱線の照明装置 - Google Patents

紫外線及び赤外熱線の照明装置

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JPH0652968U
JPH0652968U JP9424292U JP9424292U JPH0652968U JP H0652968 U JPH0652968 U JP H0652968U JP 9424292 U JP9424292 U JP 9424292U JP 9424292 U JP9424292 U JP 9424292U JP H0652968 U JPH0652968 U JP H0652968U
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JP
Japan
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infrared heat
filter
rays
heat rays
ultraviolet
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Pending
Application number
JP9424292U
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English (en)
Inventor
清和 中條
秀逸 仁科
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Moritex Corp
Original Assignee
Moritex Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 後加熱工程不要の紫外線硬化樹脂の加熱硬化
用照明装置を得ることを目的とする。 【構成】 リフレクタ2を具備した高圧水銀キセノンラ
ンプ1の下方に必要量の赤外熱線を透過する第1のフィ
ルター4aと、第1のフィルター4aより多くの必要量
の赤外熱線を透過する第2のフィルター4bを並設した
ステージ9を配置し、このステージ9の下方に前記フィ
ルターの透過光を受光する光ファイバーを配置し、ステ
ージ9上のフィルターは切換え出来る構造とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は紫外線硬化樹脂として知られる、紫外線により急速に硬化する光学レ ンズ、電子部品及び精密部品の組立用接着剤の硬化用照射装置の改良に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
紫外線硬化接着剤は急速な硬化が得られ、組立工程の効率向上に有効なため多 くの産業分野での利用が急速に普及しつゝある。 これに伴って高圧水銀ランプなどを用いた紫外線照射装置が各種開発されてき た。 紫外線硬化接着剤は、紫外線エネルギーにより励起される触媒を含有し、これ による硬化が進行するが、硬化の初期段階で光線中に赤外熱線を含む時低分子成 分の揮散、発泡等の不都合が発生するので、一般に光線経路中に赤外熱線をカッ トするフィルターを設置することが従来行われている。 一方紫外線硬化接着剤の硬化反応を完結させ接着力を十分に上げるため、紫外 線硬化した製品を加熱装置内で後加熱処理をすることが行われてきた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
紫外線硬化後の反応完結のための製品の後加熱は、工程数が一工程増加するこ とになり、又加熱することが望ましくない部分が含まれる製品全体を加熱してし まうことになるので問題である。 そこで本案は、望ましくない後加熱工程を省略する手段を提供するものである 。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の課題を解決するためになされたもので、ランプから放射される 紫外線及び赤外熱線を異なる光学特性のミラー又はフィルターを用いてこれを切 換えることにより、任意の比率で複数のステップで対照物に照射する構造とし、 これにより後加熱工程を省略するものである。
【0005】 一般に放射する光線内に紫外線成分を多く含むランプとして高圧水銀灯として 知られる水銀キセノンランプが使用される。 水銀キセノンランプの与えられた電力エネルギーの光線転換率は約20%であ り、残余は赤外熱線として放射される。 事実上この赤外熱線の存在は紫外線硬化反応の初期段階では不都合であるため 、フィルター又はミラーにより除去されるが、反応の後期の完結のためにはこれ を利用することができる。
【0006】
【実施例】
図1は本考案の実施例を示す模式図で、1は高圧水銀ランプ、2はランプ及び リフレクタから出射する光線軸に対し45度の角度をもって設置された光線のリ フレクタであり、3は出射される光線の経路を示す。4aは赤外熱線を透過し又 は吸収する第1のフィルターミラーであり、紫外線は5の経路を経て、7で示す 光ファイバー又は光ファイバー束7に入力し硬化対象物迄伝達される。 4aが赤外線透過のフィルターである場合、赤外熱線は6の経路により出射し 系外に除かれる。 4bは同じくランプ及びリフレクタから出射する光線軸に対して45度に設置 された第2のフィルターミラーであり、第1のフィルターミラー4aより多くの 必要量の赤外熱線を反射し、これも光ファイバー又は光ファイバー束7に入射さ せ硬化対象物迄伝達させる。 両方のフィルターミラーは同一のステージ8上に設けられモータと駆動系(図 示しない)により位置を交替する。
【0007】 一般に照射時間は、電子回路により光線経路中にあるシャッターの開閉をコン トロールすることで自動的に行われて居り、同様の電子回路の信号出力を電子レ レーに伝え、第1のフィルターミラー4aから第2のフィルターミラー4bへの 移動、又は逆の移動の時間的コントロール、又第2フィルターミラー4bの使用 時の時間コントロールも容易にプログラムさせることができる。
【0008】 図2は本考案の他の実施態様を示す截断側面図で、1は水銀キセノンランプ、 2はリフレクタ、3は出射する光線の経路を示す。4aは出射する光線の中心軸 に垂直に設置された熱線を吸収し紫外線を透過する第1のフィルターであり、透 過した紫外線は5の経路を経て光ファイバー又は光ファイバー束7に入射し対象 物に伝達される。 4bは同じく出射する光線の中心軸に対し垂直に設置された第2のフィルター であり、第1のフィルター4aより多くの必要量の赤外熱線を透過して、5の経 路により光ファイバーは光ファイバー束7に伝達する。両方のフィルターは9で 示される同一ステージ上に設けられる。 その他の機構は図1の態様の場合と同一である。 必要量の赤外熱線とは過大な熱量により光ファイバーライトガイドや対象物に 不都合を起すことなく、また可及的短時間に硬化反応を終結するに足る量の赤外 熱線を意味する。 図2に示した実施例では、水銀キセノンランプ1としてウシオ電機(株)製、 SH250D,250ワットを使用し、リフレクタ2として楕円リフレクタミ ラーを装着した。 また第1のフィルター4aとして紫外線透過、赤外熱線吸収の(株)ケンコー 製U340フイルターを使用し、第2のフィルター4bとしては(株)ケンコー 製UV28紫外透過性で、3μmの熱線に対し約50%の透過率のものを用いた 。又図示しなかったが光学経路内に、予めセットされた時間的プログラムに従っ て開閉する電子リレー経由の電磁ソレノイドシャッターを設置した。 以上説明した図2に示した照射装置を用い、紫外線硬化樹脂をアルミニウム板 と石英製ウインドウにはさみ、当該装置により第1のフィルター4aを通して1 0秒,第2のフィルター4bを通して20秒照射を行った。得られた接着硬化は 必要充分な強度に達していることが認められた。 一方第1のフィルターで10秒照射したのみの試験片は充分な強度に達して居 らず、手ではがれる程度であり、後加熱工程が必要であった。
【0009】
【考案の効果】
本考案に係る照射装置は、紫外線効果樹脂の反応完結のために後工程を添加す るこなく、生産工程の効率化に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例の斜視図である。
【図2】本考案の第2の実施例の截断側面図である。
【符号の説明】
1 高圧水銀ランプ 2 リフレクタ 3,5,6 光線の経路 4a,4b フィルターミラー 7 光ファイバー又は光ファイバ束 8,9 ステージ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫外線及び赤外熱線を放射するランプを
    もち、光線経路上に赤外熱線を通過又は吸収し紫外線を
    放射させるミラーと赤外熱線も反射するミラーを備え、
    このミラーの一方が必要量の光線経路上に存在するよう
    に任意に切換えられることを特徴とする紫外線及び赤外
    熱線の照明装置
  2. 【請求項2】 紫外線及び赤外熱線を放射するランプを
    もち、光線経路内に赤外熱線を吸収し紫外線を透過する
    フィルターと、赤外熱線の必要量を透過するフィルター
    を備え、このフィルターの一方が光線経路内に存在する
    ように任意に切換えられることを特長とする紫外線及び
    赤外熱線の照明装置
JP9424292U 1992-12-24 1992-12-24 紫外線及び赤外熱線の照明装置 Pending JPH0652968U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006070488A1 (ja) * 2004-12-27 2006-07-06 Hoya Corporation 光学レンズのコーティング装置

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