JPH065287U - スピーカーユニット - Google Patents

スピーカーユニット

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JPH065287U
JPH065287U JP2577693U JP2577693U JPH065287U JP H065287 U JPH065287 U JP H065287U JP 2577693 U JP2577693 U JP 2577693U JP 2577693 U JP2577693 U JP 2577693U JP H065287 U JPH065287 U JP H065287U
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rod
frame
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JP2577693U
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村 克 己 越
池 明 夫 小
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株式会社西電工
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 厚さの小さい薄型平面スピーカーを、壁面に
スピーカーの表側からの作業だけで簡単に取付ける。 【構成】 厚さの小さい薄型平面スピーカー70の外周
囲にスピーカー枠12を設け、このスピーカー枠12を
表側から裏側に向けて貫通して取付けられた棒状ねじ部
材13に、これと直交する方向に偏平な押え部を有する
揺動羽根14を螺合し、棒状ねじ部材13の貫通位置付
近に揺動羽根の揺動位置決めストッパ16を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は平らな壁面などに容易に取付けることのできるスピーカーユニットに 係り、とりわけ厚味の薄い全面駆動型平面スピーカーを壁面と略面位置に取付け ることのできるスピーカーユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
第7図は本考案の適用される全面駆動型平面スピーカーの一例を示す断面図で ある。このような全面駆動型平面スピーカー70は、特公昭58−1600号公 報、特公昭58−11158号公報あるいは実公昭57−50871号公報など により知られており、平板71上に複数個のマグネット72を所定の間隔で並設 し、このマグネット72をそれぞれ覆う複数の略かまぼこ状の突条73aにより 形成された振動体73を振動させることにより再生音を得る構造となっている。
【0003】 全面駆動型平面スピーカーは、一般に使用されている1つのボイスコイルを有 する、いわゆる集中駆動型のスピーカーに比べ、その厚さを大幅に薄くすること ができるという特徴を有しており、この特徴を利用して種々の設置態様、使用方 法が検討されている。例えば平面スピーカーを壁面に埋込み、壁面の一部として 使用するようにすれば、スピーカーが壁面から突出しない美観に優れた音響ルー ムを構成でき、また多数個の平面スピーカーを壁面に埋込み使用することにより 、変化に富んだ音響効果を得ることができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このようなスピーカーの使用態様は、従来型のスピーカーではその奥行き寸法 が大きすぎ、壁面に大きな空洞を設けなければならないなどきわめて困難である 。
【0005】 本考案はこのような点を考慮してなされたものであり、厚さの小さい薄型平面 スピーカーを壁面にスピーカーの表側からの作業だけで簡単容易に取付けること のできるスピーカーユニットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は壁面などに容易に取付けることのできるスピーカーユニットであって 、厚さの小さい平面スピーカーと、この平面スピーカーに対しその外周囲を取囲 むように取付けられた取付けフランジ部を有するスピーカー枠と、スピーカー枠 を表側から裏側に向けて貫通して取付けられた棒状ねじ部材と、スピーカー枠の 裏側に一端部を前記棒状ねじ部材に螺合させて配設され偏平な押え部を有する揺 動羽根と、スピーカー枠の裏側の棒状ねじ部材の貫通位置付近に設けられた、揺 動羽根の揺動位置を決めるストッパと、から構成されている。
【0007】
【作用】
本考案によれば、スピーカー枠をその取付けフランジ部を壁面の表側に当接さ せ、その他を壁面に形成された取付孔に嵌め込み、棒状ねじ部材を回動して揺動 羽根を壁面の裏側で拡大方向に揺動させた後、棒状ねじ部材を用いて揺動羽根を 壁面の裏側に強固に当接させ、取付けフランジ部と揺動羽根とにより壁面を挟持 することによりスピーカーユニットを壁面に固着することができる。
【0008】
【実施例】
以下、第1図乃至第5図を参照して本考案の一実施例について説明する。 図において符号70は全面駆動型平面スピーカーであり、平板上に並設された 複数のマグネットと、この複数のマグネットをそれぞれ覆う複数の突条により形 成された振動体とを備えている(第7図参照)。符号70aは高音用ツイータで ある。この平面スピーカー70は略正方形状をしており、その外周囲を取囲むよ うにスピーカー枠12が取付けられている。スピーカー枠12は、壁面に当接す る取付けフランジ部12aとその内側に形成された平面スピーカー70のフラン ジ部が接合される接合部12b(第5図参照)とを備え、これらを略正方形の枠 体に構成することにより作られている。このスピーカー枠12の取付けフランジ 部12aと接合部12bとの間の四隅部にはボルトが挿通するボス12cが設け られている。
【0009】 ボス12cには、それぞれスピーカー枠12の表側から裏側に貫通する貫通孔 が設けられ、この貫通孔を通して棒状ねじ部材、例えばボルト13が頭部13a をスピーカー枠12の表側に、ねじ部13bをスピーカー枠12の裏側に位置さ せるようにして挿入されている。
【0010】 それぞれのボルト13のねじ部13bには、細長い板状の揺動羽根14が、そ の一端部に形成されたメスねじ部15を螺合させることにより、ボルト13と直 交する方向に取付けられている。
【0011】 第4図に示すように、揺動羽根14のメスねじ部15は、肉厚に形成されると ともに、スロット15aが設けられている。また、メスねじ部15の内径はボル ト13のねじ部13bの外径よりやや小さく形成されている。これによりねじ部 13bをメスねじ部15で弾性把持することができ、揺動羽根14をボルト13 に対し空回りすることなく確実に取付けることができる。
【0012】 揺動羽根14は、スピーカー枠12の対角線外方向に向けて揺動した際、所定 の長さ、例えば揺動羽根14の半分の長さがスピーカー枠12から外方へ突出す るだけの長さを有している。また揺動羽根14は、未使用時にはスピーカー枠1 2の内方に折りたたまれており、その先端部をスピーカー枠12の裏面に設けら れた突部12dに当接させた状態で固定されている。この固定は、ボルト13を 回動し揺動羽根14をスピーカー枠12の突部12dまで移動させることにより 行うことができる。スピーカー枠12のボス12cの近くには、揺動羽根14の 揺動位置を決めるストッパ16が設けられている。
【0013】 次にこのような構成からなる本実施例の作用について説明する。 スピーカーユニットの壁面への取付けは、所定の厚味(例えば10〜20mm) を有する壁面ボードを、あらかじめコンクリート壁のような厚肉壁の表面から揺 動羽根14の挿入し得る間隔をあけて固着しておき、この壁面ボードを利用して 行なわれる。すなわち、壁面ボードに、スピーカー枠12の4つのボス12cに より囲まれる四角形状よりやや大きい略四角形状の貫通孔(取付孔)をあけ、こ の貫通孔に対しスピーカー枠12をはめ込む。この場合揺動羽根14は、スピー カー枠12の内方に折りたたまれ、その先端がボルト13の締付け力により突部 12d上に当接させた状態で固定されている(第3図参照)。スピーカー枠12 の取付けフランジ部12aを壁面ボードB(第5図参照)に当接させた状態でボ ルト13を緩める方向に回動し、ボルト13の頭部13aと揺動羽根14との間 隔を拡大させる。この間隔が壁面ボードBの厚さ以上に拡大した後、ボルト13 をスピーカー枠12のボス12cに設けられた貫通孔に沿って押し込むと、揺動 羽根14は突部12dを離れ壁面ボードBの裏側位置まで後退移動させられる。 次にボルト13を締付け方向に回動して揺動羽根14を第3図矢印方向に揺動さ せる。揺動羽根14はストッパ16により停止させられるまで揺動し、スピーカ ー枠12の取付けフランジ部12aを越えて外方に広がった状態となる(第1図 乃至第3図に2点鎖線で示す)。
【0014】 さらにボルト13を締付け方向に回動すると、揺動羽根14は拡張状態を維持 しつつボルト頭部13aに接近する方向に移動し、壁面ボードBの裏面に当接す る。続いてボルト13を締付けると、スピーカー枠12の取付けフランジ部12 aと揺動羽根14により壁面ボードBが強く挟みつけられ、スピーカー枠12が 壁面ボードBに固着される。
【0015】 このように本実施例によれば、壁面ボードBに対しねじ穴など設けることなく 簡単、容易にスピーカー枠12を取付け固定することができる。またスピーカー ユニットを、特別の取付け装置を用いることなく取付けることができ、取付けス ペースを最小限とすることができる。壁面ボードBにねじ穴を設けることなく取 付けることができるので、壁面ボードBがねじ穴加工の難しい比較的柔かい材質 、あるいは石膏のようにねじ穴加工の不可能な材質であっても、スピーカーユニ ットを固着することができる。
【0016】 このようにして壁面ボードBに取付けられたスピーカーユニットは、壁面ボー ドBの表面からわずかに突出しているのみであり、設置スペースを小さくできる など平面スピーカーの特徴を十分に生かすことができる。また、壁面ボードBを スピーカーのバッフル板として利用することができ、スピーカーの性能、特に低 音領域の性能を大幅に向上させることができる。また、スピーカーユニットを壁 面の一部として利用することができ、美観に優れた音響ルームを得ることができ る。
【0017】 第6図は本考案の他の実施例を示す部分断面図である。この実施例においては コイルばね21がスピーカー枠12の裏側と揺動羽根14との間に配設され、そ の両端部がそれぞれスピーカー枠12の裏側面および揺動羽根14の基端部に接 続されている。コイルばね21は、スピーカー枠12のボス12cの外周囲を取 囲むように配設することが望ましい。
【0018】 このコイルばね21を配設したことにより、揺動羽根14がボルト13の軸線 方向に常にばね力により付勢され、揺動羽根14のボルト13の軸線方向移動を スムーズに行うことができる。また、揺動羽根14をコイルばね21のねじり力 により常に折りたたまれた状態に維持することができ、スピーカー枠12の壁面 ボードBへの装着が不用意に拡張された揺動羽根14により邪魔されることなく スムーズに行なわれる。さらに揺動羽根14が誤ってボルト13のねじ部13b から外れても落下することがなく、揺動羽根14の紛失を防止することができる 。
【0019】 なお、上述した実施例においては、壁面ボードBにスピーカー枠12を取付け た例を示したが、この他に壁以外の板材(プレート)あるいはC型チャンネルを 用いて組立てられた壁面などにも簡単に取付けることができる。また、スピーカ ーユニットを互いに密接して取付けることができるので、多数個のスピーカーユ ニットを壁面に密接配置することにより、1つのスピーカーでは得られない特徴 ある音響効果を得ることができる。
【0020】 また第6図に示した実施例において、コイルばね21の両端部をそれぞれスピ ーカー枠12の裏側面および揺動羽根14の基端部に接続せず、単に両者間に配 設しただけでも、揺動羽根14の軸線方向移動および回転移動をスムーズに行う 上で効果がある。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、全面駆動型平面スピーカーのような厚さ の小さい平面スピーカーを壁面に簡単、容易に取付けることができ、平面スピー カーの特徴を良好に発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるスピーカーユニットの一実施例を
示す外観斜視図。
【図2】図1に示したスピーカーユニットの側面図。
【図3】一部切欠部を含むスピーカーユニットの裏面
図。
【図4】揺動羽根の一例を示す正面図。
【図5】揺動羽根によりスピーカー枠を取付け固定した
状態を示す部分断面図。
【図6】本考案の他の実施例を示す第5図相当図。
【図7】全面駆動型平面スピーカーの一例を示す断面
図。
【符号の説明】
12 スピーカー枠 12a 取付けフランジ部 12c ボス 13 ボルト 14 揺動羽根 15 メスねじ部 16 ストッパ 21 コイルばね 70 全面駆動型平面スピーカー B 壁面ボード

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚さの小さい薄型平面スピーカーと、 この平面スピーカーに対しその外周囲を取囲むように取
    付けられた取付けフランジ部を有するスピーカー枠と、 スピーカー枠を表側から裏側に向けて貫通して取付けら
    れた棒状ねじ部材と、 スピーカー枠の裏側に一端部を前記棒状ねじ部材に螺合
    させて棒状ねじ部材と直交する方向に配設され、偏平な
    押え部を有する細長い平板状の揺動羽根と、 前記スピーカー枠の裏側の前記棒状ねじ部材の貫通位置
    付近にそれぞれ設けられ、前記揺動羽根の揺動位置を決
    めるストッパと、 からなるスピーカーユニット。
  2. 【請求項2】揺動羽根とスピーカー枠の裏面との間に、
    コイルばねが棒状ねじ部材を取囲むように配設されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のスピーカーユニッ
    ト。
JP1993025776U 1993-05-18 1993-05-18 スピーカーユニット Expired - Lifetime JP2534732Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993025776U JP2534732Y2 (ja) 1993-05-18 1993-05-18 スピーカーユニット

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JP1993025776U JP2534732Y2 (ja) 1993-05-18 1993-05-18 スピーカーユニット

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Publication Number Publication Date
JPH065287U true JPH065287U (ja) 1994-01-21
JP2534732Y2 JP2534732Y2 (ja) 1997-05-07

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ID=12175255

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JP1993025776U Expired - Lifetime JP2534732Y2 (ja) 1993-05-18 1993-05-18 スピーカーユニット

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5350413U (ja) * 1976-10-01 1978-04-28
JPS5852777A (ja) * 1981-09-24 1983-03-29 Fujitsu Ltd リスキヤン機能をもつ文字認識装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5350413U (ja) * 1976-10-01 1978-04-28
JPS5852777A (ja) * 1981-09-24 1983-03-29 Fujitsu Ltd リスキヤン機能をもつ文字認識装置

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