JPH0652713U

JPH0652713U - 柄付きパット

Info

Publication number: JPH0652713U
Application number: JP9429292U
Authority: JP
Inventors: 千惠子野村
Original assignee: 千惠子野村
Priority date: 1992-12-21
Filing date: 1992-12-21
Publication date: 1994-07-19

Abstract

(57)【要約】【目的】コットンパフ、ガーゼ、ティッシュペーパー
などパフのみを取り付け取り外しが簡単にできるもの、
また、パット部が容器になっていて、化粧液を入れ、顔
や身体をパッティングし、血行を良くするとともに、清
潔なパットを提供すること。【構成】板状の周縁部２の近傍にパフを挟むための切
り溝３が設けられて中程を舌状片４に形成されたもの、
また、容器状に形成されたパット部１の一面に僅な圧力
で化粧液が染み出る機構５を設けた柄付きパットとし、
スポンジより少し硬めに成形し、また、異った化粧液を
次に使う場合に取り替えが簡単にできるようになってい
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、化粧水、乳液、オイルなど化粧液を顔或いは身体に塗布及びパッティングするための柄付きパットに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の柄付きパットは、図９に示すようにスポンジパフＳＰに柄が固定して設けられ、背中の方にも塗れるものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、パッティングをするのは、化粧水をつけるだけが目的ではなく、叩いて刺激を与え血行を良くすることにも役立てようとすることには、スポンジでは柔すぎ、また、スポンジは化粧水を含ませるために連孔多孔質のため、異なった化粧液を使おうとする場合、多孔質の中に入った前の化粧液を洗い出すのに手間がかかる、また、きれいにもみ洗いをするとスポンジが早くいたんでしまう。そのため、例えば、海水浴に行った場合、身体に日やけ止め或いはボディオイルをパフＳＰで塗布し、帰りには身体を洗い落とした後に化粧水で日やけをおさえることもある。そのような場合、スポンジパフＳＰを複数本用意しなければならない。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

そこで、柄部の上端にパット部が設けられた柄付きパットにおいて、パット部（１）が板状の周縁部２近傍にパフ（例えばコットンパフ、脱脂綿、ガーゼ、ティッシュペーパーなど）Ｐを挟むための切り溝３が設けられて中程を舌状片４に形成されたもの、また、容器状に形成されたパット部１の一面に、僅の圧力で化粧液が染み出る機構５とした柄付パットとし、スポンジより少し硬めであること、また、異なった化粧液を次に使う場合にパフのみの取り替えが簡単にできるようにしたパットとした。

【０００５】

【作用】

周縁部２近傍にパフＰを挟むための切り溝３を設けて舌状片４が形成されているので、周縁部２或いは舌状片４を押し開き、周縁部２と舌状片４の間にパフＰを挟み、舌状片４の上端に設けられたストッパー６を周縁部２の反対側にくぐらせて止めパフＰを挟持させる。パフＰはフワフワとして厚みがあり、舌状片４上に重って周縁部２より膨んだ状態で取り付けられるので、このパフＰに化粧液を含ませ長めの柄部７で顔や身体をポンポンと叩いても、周縁部２は肌に強く当たらない。パフを取り替えたいときは、ストッパー６を周縁部２からくぐらせて開放しパフＰを引っ張って抜き取れば簡単に取れる。そして、異なつた化粧液を使いたい場合は、また新しいパフＰを上記のように挟持させて行う。また、化粧液が染み出る機構５を設けたパット部１の場合、パット部１が容器状に形成されているので、この中に化粧液を入れることができる。しかも、この容器状のパット部１の一面に化粧液を入れたままでは染み出ないが、軽く肌を叩くとか、肌にこすりつけるなど僅かの圧力で染み出る程度の孔を複数個設けている。その為、パフＰを使わなくてもよい。また、スポンジパフより少し硬めなので刺激を与え血行を良くする。

【０００６】

【実施例】

図面に基づいて本考案の実施例を説明する。図１ないし図４は第１の実施例の柄付きパットである。弾性のある長めの柄部７の上端に設けられたパット部１は、弾力性のある板状で、頬や額を叩くのに邪魔にならない程度の大きさ及び形状とする。そのため、図面の形状に限定するものではない。このパット部１は、周縁部２の近傍で下方を残した周縁部２に沿って切り溝３が設けられ、中程を弾性ある舌状片４に形成されている。舌状片４の上端には周縁部２の上辺に僅かに係止できるように小突起のストッパー６が設けられている。この場合、パット部１の厚みが比較的薄い、例えば０．５〜２．０ミリ程度の塩ビ或いはポリプロピレン或いはポリエチレン或いは金属板の材質の方が、ストッパー６が係止しやすい。また、舌状片４が２．０ミリ以上の厚みのある場合は、周縁部２の部分はゴム或いはポリエチレンなど少し柔軟性のある材質のものが好ましい。しかし、上記の素材に限定するものではなく、適宜選択設定すればよい。

【０００７】図５及び図６は第２の実施例の柄付きパットである。前記実施例と主に異なるところは、パット部１の中程の舌状片４が化粧液が入れられる容器体４ａとなっていて、一面に僅の圧力で化粧液が染み出る機構５となっているところであり、その他は前記実施例と同様のため、図面に同符号を付して説明を省略する。この染み出る機構５は、小孔５ａを多数設けたものである。この小孔５ａは、化粧液を入れたままであると表面張力によって染み出ることがないが、顔や身体を叩くと適量出て来る程度の大きさとする。なお、小孔５ａが設けてない他の面には足部５ｂを設けてもよい。また、化粧液を出し入れする口部及びキャップ８は、容器体４ａの先端に設けてもよく、また、小孔５ａが設けてない他の面に設けたものとしてもよい。

【０００８】図７は第３の実施例の柄付きパットである。前記実施例と主に異なるところはパット部１に切り溝３を設けないで、全体が容器体４ｂであり、染み出る機構５が細かい目の網状５ｃとなっているところである。その他は前記実施例と同様のため、図面に同符号を付して説明を省略する。

【０００９】図８に示すものは第４の実施例の柄付きパットである。前記実施例と主に異なるところは、パット部１の全体が容器体４ｂであり、染み出る機構５が一面に凹部５ｄを設け、この凹部５ｄに球体５ｅをはめ込み、球体５ｅの半分以上を保持させ球体５ｅが回転可能に設けられたところであり、その他は前記実施例と同様のため、図面に同符号を付して説明を省略する。凹部５ｄから出てくる化粧液を球体５ｅの表面に付着させ凹部５ｄ内を転りながらマッサージをして肌に塗る。この場合の化粧液は粘性のあるものを入れて用いるとよい。なお、上記のパット部１の、周縁部２近傍の切り溝３を設け、中程を容器体４ａとしたものの場合の、染み出る機構５を上記第３の実施例或いは第４の実施例に記載したものであってもよい。

【００１０】

【考案の効果】

請求項１の場合は、板状のパット部の周縁部近傍に、パフを挟むための切り溝を設け中程を舌状片としているので、パフの着脱が可能でパフが汚れてもすぐ取り替えられ、常に清潔なお化粧ができるとともに、異った化粧液をつけるときでも、一本のパットで使い分けができる。また、舌状片の上端にストッパーが設けてあるので、力強くパッティングをしてもパフが落ちることがない。また、板状の舌状片に重なって支えられているので、柔かすぎず肌に刺激を与え血行も良くなる。請求項２の場合は、パット部が容器体となっていて、僅な圧力で化粧液が適量染み出る機構を設けているので、使っているときは化粧液は染みでるが使わないときは染み出ないので、パフ材を使わなくてもよく経済的である。容器体であるので中が洗いやすい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案第１の実施例の平面図である。

【図２】第１の実施例の舌状片と周縁部を開きパフを挟
持させる状態を示す部分斜視図である。

【図３】第１の実施例のパット部にパフを挟持した状態
を示す部分平面図である。

【図４】第１の実施例のパフを挟持した状態の側面図で
ある。

【図５】本考案第２の実施例の平面図である。

【図６】第２実施例の側面図である。

【図７】本考案第３の実施例のパット部の部分斜視図で
ある。

【図８】本考案第４の実施例のパット部の部分斜視図で
ある。

【図９】従来の技術の平面図である。

【符号の説明】

１‥‥‥パット部７‥‥‥柄部２‥‥‥周縁部８‥‥‥口部及びキャッ
プ３‥‥‥切り溝Ｐ‥‥‥パフ４‥‥‥舌状片５‥‥‥染み出る機構６‥‥‥ストッパー

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】柄部の上端にパット部が設けられた柄付
きパットにおいて、板状のパット部（１）の周縁部
（２）近傍にパフ（Ｐ）を挟むための切り溝（３）が設
けられて中程を略舌状片（４）に形成され、この舌状片
（４）の上端にはストッパー（６）が設けられた柄付き
パット。
【請求項２】容器体（４ａ）に形成されたパット部
（１）の少くとも一面に、僅な圧力で化粧液が適量染み
出る機構（５）を設けた請求項１記載の柄付きパット。