JPH0652084U - タイムコード処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 Ｒ・ＤＡＴが可変速再生した状態でも編集機
での編集動作が正常に行なえるようにする。 【構成】 Ｒ・ＤＡＴの磁気テープのメイントラックの
両端部付近のサブコードエリアから再生されたタイムコ
ードの時間データにおけるフレーム周期と、編集機の編
集動作で使用されているタイムコードの時間データにお
けるフレーム周期との比率に従って、Ｒ・ＤＡＴから再
生されたタイムコードの時間データを、時間変換部２に
よって編集機の編集動作で使用されているタイムコード
の時間データの時間データに変換する。変換された時間
データを初期値設定レジスタ３に設定し、前記の初期値
のデータをプリセットされた計数器５〜１２を外部ビデ
オ同期信号によってインクリメントすることにより、連
続的な時間データが得られるようにし、前記の連続的な
時間データをタイムコードの時間データとして所定フォ
ーマットのタイムコードにフォーマット変換する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はタイムコード処理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

ＶＴＲを用いて映像信号(ビデオ信号)を記録した記録済みビデオテープに記録 されている画像内容の編集を行なうことは従来から広く実施されて来ているが、 前記したビデオテープの編集に際しては、編集点の位置を正確に知ることが必要 とされる。ところで、ビデオテープの編集が手切りスプライスによって行なわれ る場合には、ビデオテープの編集点の位置(切断位置)におけるビデオテープの磁 性面にマークを付け、その位置で切断したビデオテープを繋ぎあわせるだけで、 ビデオテープの編集を正確に行なうことができたが、ビデオテープの編集が、所 謂、電子編集によって行なわれる場合には、ビデオテープの全般的な位置情報が 必要とされるようになり、そのためにビデオテープにアドレス情報を記録して、 前記のアドレス情報がビデオテープの編集時に使用されるようになった。

【０００３】 そして、ビデオテープにおける前記のアドレス情報としては、図２に示すよう な１フレーム・８０ビットをもつフレームアドレスの基本部分を、まとめ上げて １９７０年１２月にＳＭＰＴＥで推奨規格としたものが、ＰＡＬ，ＳＥＣＡＭ方 式にも適用できるように標準化されて１９７４年にＩＥＣ規格とされて、所謂、 ＳＭＰＴＥタイムコードまたはＥＢＵタイムコードとして使用されており、ビデ オテープの編集機によるビデオテープの編集動作も、前記のＳＭＰＴＥタイムコ ードを使用して編集点を設定して行なわれていること等は周知のとおりである。 すなわち、ビデオテープの編集機における編集動作は、例えば図３に示してあ るように、２台のＶＴＲのビデオテープＴ1，Ｔ2を、ＳＭＰＴＥタイムコードで 指定されたプログラムの切換える位置（ＥＤＩＴ−ＩＮ）よりも数秒以前の位置 （図３中のプリロール点）までを巻戻し（プリロールし）、オリジナルビデオテ ープＴ2はその巻戻し位置からテープの走行速度を加速，減速等の態様で可変し て再生のスタートを行ない、他方のビデオテープＴ1はオリジナルビデオテープ Ｔ2上の編集点との位置合わせを行なって、ＥＤＩＴ−ＩＮ位置からオリジナル ビデオテープＴ2のプログラムが、他方のビデオテープＴ1に記録されるようにし ているのである。

【０００４】 ところで、ドラムの周面の一部へ巻回された状態で移動する磁気テープに、図 ４に例示されているように、磁気テープＴの長手方向に傾斜した状態のビデオ信 号による記録跡ｔv（ビデオトラックｔｖ）が回転磁気ヘッドによって形成され るようにして、ビデオ信号の記録再生動作が行なわれるようにした構成形態のＶ ＴＲ、所謂、ヘリカルスキャン型のＶＴＲにおけるＳＭＰＴＥタイムコードのデ ータは、固定の音声磁気ヘッドによってビデオテープＴの縁部付近の長手方向 に延長する状態で形成される音声トラックｔａと平行に、固定の磁気ヘッドによ って形成されるタイムコード用のトラックｔcに記録するようにしたり、前記 したのように固定磁気ヘッドによってＳＭＰＴＥタイムコードのデータをタイ ムコード用のトラックｔcに記録するとともに、回転磁気ヘッドによってビデオ テープに形成されるビデオトラックｔｖの一部に記録するようにしている。

【０００５】 ＳＭＰＴＥタイムコードのデータが、前記したのようにビデオテープＴの長 手方向に延長する状態で形成されるタイムコード用のトラックｔcに記録されて いる場合には、編集動作時にビデオテープＴが可変速度で移動した状態において も、ＳＭＰＴＥタイムコードのデータの再生は可能であるが、ビデオテープが静 止した状態ではＳＭＰＴＥタイムコードのデータの再生は不可能であり、また前 記したのようにＳＭＰＴＥタイムコードのデータがビデオトラックｔｖの一部 に記録されていた場合には、ビデオテープが静止した状態でも回転磁気ヘッドに よってＳＭＰＴＥタイムコードのデータの再生は可能となるが、ビデオテープＴ が可変速度で移動した状態においては、回転磁気ヘッドの回転軌跡がビデオトラ ックｔｖを横切るために必らずしもＳＭＰＴＥタイムコードのデータが再生され るとは限らないので、回転磁気ヘッドによってビデオトラックｔｖからＳＭＰＴ Ｅタイムコードのデータが再生できなかった場合には、タイムコード用のトラッ クｔcから再生されたＳＭＰＴＥタイムコードのデータで補間するようにしてい た。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、近年になって、ドラムの周面の一部へ巻回された状態で移動する磁 気テープに、磁気テープの長手方向に傾斜した状態の主記録跡(メイントラック) が回転磁気ヘッドによって形成されるようにして、デジタルオーディオ信号の記 録再生動作を行なうロータリーデジタルオーディオテープレコーダ(Ｒ・ＤＡＴ) を用いて、音響信号の記録再生が行なわれるようになったのに伴い、ＩＥＣの規 格によってＲ・ＤＡＴにおけるＳＭＰＴＥタイムコードは、Ｒ・ＤＡＴの磁気テ ープＴの記録パターンを示している図５中のメイントラックｔｍ中の一部に設け られたサブコードエリアＳａ1，Ｓａ2に記録されることになった。 それで、Ｒ・ＤＡＴを可変速再生した場合には、回転磁気ヘッドの回転軌跡が メイントラックｔｍを横切るために、必らずしもＳＭＰＴＥタイムコードが再生 されるとは限らないということが起こる。

【０００７】 一方、従来から使用されている編集機は、ＳＭＰＴＥタイムコードはビデオテ ープＴの長手方向に延長する状態で形成されるタイムコード用のトラックｔcに 記録されていることを前提とし、ＳＭＰＴＥタイムコードが欠除することなく供 給される状態で編集動作が行なわれるように構成されているために、Ｒ・ＤＡＴ から再生された音響信号を編集しようとしても、Ｒ・ＤＡＴの可変速再生時には 前記のように回転磁気ヘッドの回転軌跡がメイントラックｔｍを横切って、ＳＭ ＰＴＥタイムコードが再生されない場合があるために、そのようなときには編集 機が編集動作を中止してしまったり、あるいは何度となく同じ動作を繰返すなど して、正常な編集動作を行なわないという事態が生じることが問題になり、それ の解決手段が求められた。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

本考案はドラムの周面の一部へ巻回された状態で移動する磁気テープに、磁気 テープの長手方向に傾斜した状態の主記録跡を回転磁気ヘッドによって形成させ るようにして、デジタルオーディオ信号の記録再生動作が行なわれるようなデジ タルオーディオテープレコーダから、磁気テープの主記録跡における両端部付近 のサブコードエリアから再生されたタイムコードを、編集機の編集動作に適する タイムコードに変換するためのタイムコード処理装置であって、デジタルオーデ ィオテープレコーダから再生されたタイムコードの時間データにおけるフレーム 周期と、編集機の編集動作で使用されているタイムコードの時間データにおける フレーム周期との比率に従って、デジタルオーディオテープレコーダから再生さ れたタイムコードの時間データを、編集機の編集動作で使用されているタイムコ ードの時間データにおけるフレーム周期の時間データに変換する時間データ変換 手段と、前記した時間データ変換手段から出力された時間データを初期値として 、外部ビデオ同期信号によってインクリメントする計数手段と、前記した計数手 段からの出力計数値を時間データとして所定フォーマットのタイムコードにフォ ーマット変換する手段とを備えてなるタイムコード処理装置を提供する。

【０００９】

【作用】

Ｒ・ＤＡＴの磁気テープのメイントラックの両端部付近のサブコードエリアか ら再生されたタイムコードの時間データにおけるフレーム周期と、ＶＴＲから再 生されたタイムコードの時間データにおけるフレーム周期との比率に従って、デ ジタルオーディオテープレコーダから再生されたタイムコードの時間データを、 ＶＴＲから再生されたタイムコードの時間データにおけるフレーム周期の時間デ ータに変換して、その変換された時間データを初期値として、外部ビデオ同期信 号によってインクリメントして、外部ビデオ同期信号が供給される毎に連続的な 時間データが得られるようにする。前記の連続的な時間データをタイムコードの 時間データとして所定フォーマットのタイムコードにフォーマット変換する。

【００１０】

【実施例】

以下、添付図面を参照して本考案のタイムコード処理装置の具体的な内容を詳 細に説明する。図１は本考案のタイムコード処理装置の一例の概略構成を示すブ ロック図であり、図において１はドラムの周面の一部へ巻回された状態で移動す る磁気テープに、磁気テープの長手方向に傾斜した状態の主記録跡(メイントラ ック)が回転磁気ヘッドによって形成されるようにして、デジタルオーディオ信 号の記録再生動作を行なうロータリーデジタルオーディオテープレコーダ(Ｒ・Ｄ ＡＴ)であり、２は時間変換部である。 ところで、前記したＲ・ＤＡＴにおける回転磁気ヘッドの回転数は、日本電子 機械工業会(ＥＩＡＪ)の推奨シリンダ仕様｛回転ドラムの直径が３０ｍｍ、回転 磁気ヘッドと磁気テープとの相対速度が３.１３３ｍ／ｓ、ドラムに対する磁気 テープの有効巻付角が９０度｝が採用されている場合には毎分２０００回転であ り、また２ヘッドのヘリカルスキャン型のＶＴＲにおける回転磁気ヘッドの回転 数は、記録再生の対象にされている映像信号が、例えば、毎秒像数が３０枚で２ 対１の飛越走査（フィールド周期が１／６０秒）の走査標準のものであったとす れば１８００回転である。

【００１１】 さて、前記のような走査標準に従う映像信号が、毎分１８００回転の回転磁気 ヘッドを用いてビデオテープに記録再生動作が行なわれる場合におけるＳＭＰＴ Ｅタイムコードの時間データのフレーム周期は１８００／６０＝１／３０秒であ るのに対して、Ｒ・ＤＡＴの回転磁気ヘッドの回転数が、前記のように毎分２０ ００回転の場合のＲ・ＤＡＴのタイムコードにおける時間データのフレーム周期 は、２０００／６０（約１／３３.３３３）秒であるために、ＶＴＲにおける記 録再生動作時に使用されていた前記のＳＭＰＴＥタイムコードをそのままＲ・Ｄ ＡＴにおけるタイムコードとしては使用できないから、Ｒ・ＤＡＴで使用される タイムコードの時間データとしては、前記の各フレーム周期の比率で換算して得 た時間データが用いられる。 それで、Ｒ・ＤＡＴから再生されたＳＭＰＴＥタイムコードの時間データは、 ＶＴＲにおける記録再生動作時に使用されているＳＭＰＴＥタイムコードとは異 なっているから、時間変換部２においてＲ・ＤＡＴで使用されたタイムコードの 時間データを、既述した各フレーム周期の比率で換算して、ＶＴＲにおける記録 再生動作時に使用されているＳＭＰＴＥタイムコードの時間データに復原させる のであり、前記の時間変換部２によって時間変換されたＳＭＰＴＥタイムコード の時間データは、初期値設定レジスタ３に記憶される。

【００１２】 前記した初期値設定レジスタ３に設定されたＳＭＰＴＥタイムコードの時間デ ータにおけるフレームの１の桁のデータは、計数器５にプリセットされ、また、 フレームの１０の桁のデータは計数器６にプリセットされ、さらに秒の１の桁の データは計数器７にプリセットされ、以下同様にして、秒の１０の桁のデータは 計数器８にプリセットされ、分の１の桁のデータは計数器９にプリセットされ、 分の１０の桁のデータは計数器１０にプリセットされ、時の１の桁のデータは計 数器１１にプリセットされ、時の１０の桁のデータは計数器１２にプリセットさ れる。 前記した各計数器５〜１２は図１に示されているように縦続的に接続されてい て、初期値設定レジスタ３からフレームの１の桁のデータがプリセットされる計 数器５に対して、入力端子４からビデオ同期信号が被計数信号として供給されて いる。そして、編集の対象にされる複数の信号が、例えば既述した設例の場合に は、前記の計数器５では、それの計数値が９から１０になる際にキャリー信号を 発生して、そのキヤリー信号を次段の計数器６、すなわち、初期値設定レジスタ ３からフレームの１０の桁のデータがプリセットされる計数器６に対して被計数 信号として供給する。

【００１３】 前記の計数器６は、それの計数値が２から３になる際にキャリー信号を発生し て、そのキヤリー信号を次段の計数器７、すなわち、初期値設定レジスタ３から 秒の１の桁のデータがプリセットされる計数器７に対して被計数信号として供給 する。前記の計数器７は、それの計数値が９から１０になる際にキャリー信号を 発生して、そのキヤリー信号を次段の計数器８、すなわち、初期値設定レジスタ ３から秒の１０の桁のデータがプリセットされる計数器８に対して被計数信号と して供給する。 以下、同様にして各計数器９〜１２は、それぞれの計数器の前段の計数器で発 生されたキャリー信号を被計数信号として計数動作を行なって、各計数器９〜１ １では、それぞれ予め定められた計数値に達したときに発生するキャリー信号を それぞれ次段の計数器１０〜１２に対して被計数信号として供給する。

【００１４】 それで、初期値設定レジスタ３に設定されたＳＭＰＴＥタイムコードの時間デ ータにおける既述したような各所定の部分データが、それぞれプリセットされて いた前記した各計数器５〜１２の計数値は、入力端子４に対して順次に供給され るビデオ同期信号によって順次に連続的に所定の態様で変化している状態になる のであり、前記した各計数器５〜１２の計数値が供給されているＳＭＰＴＥタイ ムコードフォーマット変換部１３からは、時間軸上で連続したＳＭＰＴＥタイム コードの時間データが出力されることになる。

【００１５】 ところで、前記した初期値設定レジスタ３は、Ｒ・ＤＡＴから出力されたタイ ムコードの時間データと対応するＳＭＰＴＥタイムコードの時間データが供給さ れる度毎に、前記のＳＭＰＴＥタイムコードの時間データが設定されるような動 作を行なっているから、例えば、Ｒ・ＤＡＴの回転磁気ヘッドの回転軌跡が磁気 テープＴのメイントラックｔｍを正しく追跡している状態で再生動作を行なって いる場合には、前記の初期値設定レジスタ３では、磁気テープＴの順次のメイン トラックｔｍから欠落することなく読出された順次のタイムコードが時間変換部 ２において時間変換された状態の順次のＳＭＰＴＥタイムコードの時間データに よる初期設定動作を繰返えしており、前記した初期値設定レジスタ３に設定され たＳＭＰＴＥタイムコードの時間データによって順次にプリセットされる各計数 器５〜１２におけるプリセット値は、前記した順次のＳＭＰＴＥタイムコードの 時間データと同一となる。

【００１６】 そして、前記の状態において前記した初期値設定レジスタ３に設定されたＳＭ ＰＴＥタイムコードの時間データによって順次にプリセットされる各計数器５〜 １２におけるプリセット値が変化する周期は、端子４から計数器５に被計数信号 として供給されているビデオ同期信号の周期と同一で、かつ同期しているから、 この場合に端子４から計数器５に被計数信号として供給されているビデオ同期信 号は計数器５〜１２の計数値には何の影響も及ぼさず、ＳＭＰＴＥタイムコード フォーマット変換部１３からは、Ｒ・ＤＡＴの回転磁気ヘッドによって磁気テー プＴの順次のメイントラックｔｍから欠落することなく読出された順次のタイム コードが時間変換部２において時間変換された状態の順次のＳＭＰＴＥタイムコ ードの時間データが出力されることになる。

【００１７】 次に、例えば、Ｒ・ＤＡＴの磁気テープＴの走行速度が標準の走行速度とは異 なる走行速度で走行している状態とされていて、回転磁気ヘッドの回転軌跡が磁 気テープＴのメイントラックｔｍを横切るような状態でＲ・ＤＡＴが再生動作を 行なっている場合には、回転磁気ヘッドによって磁気テープＴのメイントラック ｔｍ中のタイムコードの時間データを間欠的にしか読出せないことも起こるが、 Ｒ・ＤＡＴがこのような再生動作を行なっていたとしても、本考案のタイムコー ド処理装置では、磁気テープＴのメイントラックｔｍから回転磁気ヘッドによっ て間欠的にでも読出すことができたタイムコードが時間変換部２において時間変 換された状態の順次のＳＭＰＴＥタイムコードの時間データが、初期値設定レジ スタ３に設定されて、前記の初期値設定レジスタ３に設定されたＳＭＰＴＥタイ ムコードの時間データによってプリセットされる各計数器５〜１２におけるプリ セット値が、端子４から計数器５に被計数信号として供給されているビデオ同期 信号によって順次に変化されるようにしてあるから、回転磁気ヘッドの回転軌跡 が磁気テープＴのメイントラックｔｍを横切るような状態でＲ・ＤＡＴが再生動 作を行なっていて、回転磁気ヘッドによって磁気テープＴのメイントラックｔｍ 中のタイムコードの時間データが間欠的にしか読出せない場合であっても、各計 数器５〜１２の計数値は、入力端子４に対して順次に供給されるビデオ同期信号 によって順次に連続的に所定の態様で変化している状態になり、したがって、前 記した各計数器５〜１２の計数値が供給されているＳＭＰＴＥタイムコードフォ ーマット変換部１３からは、時間軸上で連続したＳＭＰＴＥタイムコードの時間 データが出力されることになり、既述した編集機による編集作業は支障なく行な えることになる。 なお、本考案のタイムコード処理装置は、複数のＲ・ＤＡＴ間の記録情報の編 集動作をＳＭＰＴＥタイムコードの時間データを用いて行なう場合にも良好に使 用できることはいうまでもない。

【００１８】

【考案の効果】

以上、詳細に説明したところから明らかなように本考案のタイムコード処理装 置は、Ｒ・ＤＡＴの磁気テープのメイントラックの両端部付近のサブコードエリ アから再生されたタイムコードの時間データにおけるフレーム周期と、編集機の 編集動作で使用されているタイムコードの時間データにおけるフレーム周期との 比率に従って、デジタルオーディオテープレコーダから再生されたタイムコード の時間データを、編集機の編集動作で使用されているタイムコードの時間データ におけるフレーム周期の時間データに変換して、その変換された時間データを初 期値として、外部ビデオ同期信号によってインクリメントして、外部ビデオ同期 信号が供給される毎に連続的な時間データが得られるようにし、前記の連続的な 時間データをタイムコードの時間データとして所定フォーマットのタイムコード にフォーマット変換するようにしているために、編集機による編集動作に際して Ｒ・ＤＡＴが可変速度の再生状態にされていても、編集機には連続的にタイムコ ードの時間データが供給されている状態にされるために、編集機は正常な編集動 作を行なうことができるのであり、本考案によれば既述した問題点は良好に解決 できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のタイムコード処理装置の一例の概略構
成を示すブロック図である。

【図２】ＳＭＰＴＥタイムコード信号の構成を示す図で
ある。

【図３】編集機の動作を説明するための図である。

【図４】ビデオテープのトラックパターンの一例を示す
平面図である。

【図５】Ｒ・ＤＡＴの磁気テープのトラックパターンの
一例を示す平面図である。

【符号の説明】

１…Ｒ・ＤＡＴ、２…時間変換部、３…初期値設定レジ
スタ、４…ビデオ同期信号の入力端子、５〜１２…計数
器、１３…ＳＭＰＴＥタイムコードフォーマット変換
部、

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁵ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０４Ｎ 5/93 Ｚ 4227−5Ｃ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ドラムの周面の一部へ巻回された状態で
   移動する磁気テープに、磁気テープの長手方向に傾斜し
   た状態の主記録跡を回転磁気ヘッドによって形成させる
   ようにして、デジタルオーディオ信号の記録再生動作が
   行なわれるようなデジタルオーディオテープレコーダか
   ら、磁気テープの主記録跡における両端部付近のサブコ
   ードエリアから再生されたタイムコードを、編集機の編
   集動作に適するタイムコードに変換するためのタイムコ
   ード処理装置であって、デジタルオーディオテープレコ
   ーダから再生されたタイムコードの時間データにおける
   フレーム周期と、編集機の編集動作で使用されているタ
   イムコードの時間データにおけるフレーム周期との比率
   に従って、デジタルオーディオテープレコーダから再生
   されたタイムコードの時間データを、編集機の編集動作
   で使用されているタイムコードの時間データにおけるフ
   レーム周期の時間データに変換する時間データ変換手段
   と、前記した時間データ変換手段から出力された時間デ
   ータを初期値として、外部ビデオ同期信号によってイン
   クリメントする計数手段と、前記した計数手段からの出
   力計数値を時間データとして所定フォーマットのタイム
   コードにフォーマット変換する手段とを備えてなるタイ
   ムコード処理装置。