JPH065201Y2 - 大型自動車用車輪のセンタ−キャップの取付け構造 - Google Patents

大型自動車用車輪のセンタ−キャップの取付け構造

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Publication number
JPH065201Y2
JPH065201Y2 JP1984098948U JP9894884U JPH065201Y2 JP H065201 Y2 JPH065201 Y2 JP H065201Y2 JP 1984098948 U JP1984098948 U JP 1984098948U JP 9894884 U JP9894884 U JP 9894884U JP H065201 Y2 JPH065201 Y2 JP H065201Y2
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JP
Japan
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center cap
hub nut
hub
wheel
mounting structure
Prior art date
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Application number
JP1984098948U
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JPS6114102U (ja
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了 岡本
俊雄 五十嵐
好夫 堀
勝 佐野
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はトラック、バス、小型トラック等の大型自動車
に使用する自動車用車輪のセンターキャップの取付け構
造の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に自動車用車輪は車輌の外観を引立たせるために、
車輌と調和のとれた塗装色に塗装することがよく行なわ
れている。
しかし、一部には塗装では車輪が引立たない場合があ
り、しかも一般的に大型自動車用車輪のデザインは車輪
の構造上単調であるため、第3図に示すように一部には
車輌を美しく見せるのにクロムメッキをした大型のフル
キャップ13を車輪1に装着している。
しかしながら、上記大型のフルキャップは高価であると
いう欠点の他に、次のような欠点を有している。
すなわち、自動車用車輪はブレーキドラム2に取付けら
れるので、車輌の走行中にタイヤから受ける熱と、ブレ
ーキから発生する熱により車輪そのものの温度が100
℃以上となることがある。このような温度雰囲気にある
車輪全体を大型のフルキャップで覆ってしまうと、車輪
1の放熱状態が悪くなり、ブレーキの効きが悪くなると
共に、熱によるタイヤの劣化が著しくなるという欠点が
ある。
また、最近では自動車の外観も非常に美しくなり、これ
にともなって車輪に対しても車輌の美しさと同等のもの
が要望されるようになってきた。この要望に応えるよう
にして最近はクロムメッキを施した装飾性の優れた車輪
が使用されるようになってきた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このようにクロムメッキを施した車輪は車輪自体が美し
い外観をしているので、従来のように高価な大型のフル
キャップを装着する必要もなくなったが、車輌のハブ部
は車輌や車輪の美しさに比較して非常に見劣るものとな
った。
このハブ部の外観を美しくする要望が非常に高まってき
た。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記問題点を解決するためになされたものであ
り、ハブナットによってブレーキドラムに取付けられる
車輪のディスクのハブボルト穴との当接部と頭部との間
に円環状の鍔部を一体的に形成したハブナットと、ハブ
ボルトと螺合した複数の前記ハブナットの鍔部に内接す
る仮想円の直径より大きく外方に略円弧状に突出した係
合部を開口端縁の全周にわたって設けたセンターキャッ
プとからなり、上記ハブナットの鍔部のディスク側の面
とディスクとの間に形成された空間部に前記センターキ
ャップの係合部を係合し、センターキャップをハブナッ
トの鍔部とディスクとの間で弾性的に緊密に保持させる
ことにより車輌のハブ部の外観を美しくしたセンターキ
ャップの取付け構造を提供するものである。
〔実施例〕
第1図(イ)及び(ロ)に示すように、1はブレーキドラム2
に取付けられた自動車用車輪であり、第1図(イ)は複輪
タイプ、同図(ロ)は単輪タイプを示している。
なお、図中3はハブ部であり、複輪タイプの場合は単輪
タイプに比べて車輌の構造上、この突出が大きくなって
いる。
ブレーキドラム2に固定されているハブボルト4に車輪
1のディスク5に設けられたハブボルト穴6を嵌め込
み、ハブナット7により締付け固定する。
上記ハブナット7は第2図に示すように、ディスク5の
ハブボルト穴6との当接部7aと頭部7bとの間にハブ
ナットの頭部7bの外接円より大なる直径を有する円環
状の鍔部8が一体的に設けられており、上記鍔部8とデ
ィスク5との間でセンターキャップ9を弾性的に保持固
定する。
上記ハブナット7の鍔部8によるセンターキャップ9の
固定は、第2図に示すようにセンターキャップ9の開口
端縁10に外方に突出する略円弧状の係合部11を全周にわ
たって設け、上記センターキャップ9の係合部11をディ
スク5と鍔部8との間に形成された空間部14に嵌合して
固定する。
上記センターキャップ9の係合部11の最大直径は、車輪
1がハブナット7により締付け固定された時、各ハブナ
ット7の夫々の鍔部8に内接する仮想円の直径より大き
くなるように形成されている。
なお、センターキャップの着脱を容易にするため、セン
ターキャップの係合部に適当数のスリットを設けること
もできる。
さらに、ハブナット7に形成された鍔部8はハブナット
7と同一材料で一体成形するか、あるいはゴム、ウレタ
ン等の材料で形成し一体的に固着することも可能であ
る。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように構成されているため、ディスクに
特別の加工を施すことなく、車輪を独立してハブ(ブレ
ーキドラム)にしっかりと固定できる。また、ハブボル
トに螺合した鍔部を有するハブナットに種々のセンター
キャップを取り付ける場合、センターキャップを斜めに
して嵌め込めばよく、簡単かつ確実に取付けることがで
き、しかも、一旦センターキャップを装着すれば人為的
な力を加えない限り脱落することはない。
さらに、センターキャップ着脱時における取扱いも極め
て容易となる等、安全性の確保と作業の容易性を有す
る。また、センターキャップはハブナットに取り付けら
れるので、装飾的にも従来にない優れた効果を有すると
ともに、車輌のハブ部のみを覆っているため、車輪の放
熱効果を妨げず、ブレーキ性能やタイヤに対する悪影響
を防止できる。
さらに、センターキャップの係合部が鍔部とディスクと
の間に弾性的で、かつ緊密に係合されているのでハブナ
ットが緩むことがなく、しかも泥水、砂、土等が入り込
まず、洗浄が不要になるという優れた実用的効果を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のセンターキャップの取付け構造を示
し、(イ)は複輪タイプを示す断面図、(ロ)は単輪タイプを
示す断面図、第2図は本考案の一実施例を示す要部断面
図、第3図は従来のホイールキャップの取付け構造を示
す断面図である。 1……車輪 2……ブレーキドラム 3……ハブ部 4……ハブボルト 5……ディスク 6……ハブボルト穴 7……ハブナット 8……鍔部 9……センターキャップ 10……開口端縁 11……係合部 12……凹部 13……フルキャップ 14……空間部
フロントページの続き (72)考案者 堀 好夫 大阪府池田市住吉1丁目17―36 (72)考案者 佐野 勝 大阪府箕面市桜井3丁目−1−30 (56)参考文献 特開 昭58−145504(JP,A) 実開 昭52−155860(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハブナットによってブレーキドラムに取付
    けられる車輪のディスクのハブボルト穴との当接部と頭
    部との間に円環状の鍔部を一体的に形成したハブナット
    と、ハブボルトと螺合した複数の前記ハブナットの鍔部
    に内接する仮想円の直径より大きく外方に略円弧状に突
    出した係合部を開口端縁の全周にわたって設けたセンタ
    ーキャップとからなり、上記ハブナットの鍔部のディス
    ク側の面とディスクとの間に形成された空間部に前記セ
    ンターキャップの係合部を係合し、センターキャップを
    ハブナットの鍔部とディスクとの間で弾性的に緊密に保
    持させることを特徴とする大型自動車用車輪のセンター
    キャップの取付け構造。
JP1984098948U 1984-06-30 1984-06-30 大型自動車用車輪のセンタ−キャップの取付け構造 Expired - Lifetime JPH065201Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6114102U JPS6114102U (ja) 1986-01-27
JPH065201Y2 true JPH065201Y2 (ja) 1994-02-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58145504A (ja) * 1982-02-25 1983-08-30 Nissan Motor Co Ltd ホイ−ルセンタオ−ナメント

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JPS6114102U (ja) 1986-01-27

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