JPH0651996U - 電子的共振回路等のピン止めタイプ万引防止タグとその抜取り防止手段 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本考案は、万引防止タグに関するものであって、特にピ
ン止めタイプの電子的共振タグのピン引き抜き防止手段
である。 【目的】高価な商品の万引を防ぐのに、各種の電子手段
が考えられているが、その電子手段をその商品から外さ
れるとその装置は万引防止に役立たなくなる。したがっ
て、その電子タグを商品に止めるピンが外されないよう
にする手段を提供することを目的とする。 【構成】ピン止めタイプの電子的共振回路等の万引防止
タグの止めピンの頭部にはめられる透明な樹脂製のワッ
シャータイプの小さな破壊着色容器で、その破壊着色容
器の中に難脱色性着色液を入れたものとした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、万引防止用等の電子的共振回路等のピン止めタイプ万引防止タグに 関するものであり、特にピン止めタイプの電子的共振回路等の万引防止タグ取り 付け手段に使用の共振タグ抜取り防止手段に関するものである。

【０００２】 就中、ペンチ等で力任せに電子的共振回路等のピン止めタイプ万引防止タグ取 り付け手段を抜取ることを精神的に防止しようとする、電子的共振回路等のピン 止めタイプ万引防止タグとその抜取り防止手段に関するものである。

【０００３】

【従来の技術】

従来、万引防止用等の電子的共振回路等の万引防止タグは、商品等に取り付け られそのまま商店等の出口から出ようとすると、その商店等の出口等に設置の装 置に共振してその商品等が万引等のものであることをその装置が知らせるもので ある。

【０００４】 ところが、この共振タグをその商品等からはずされてしまうと、その商品等が 万引等で持ち出されてもその共振タグはその装置の設置の箇所に近ずかないゆえ に、その商品が無断で持ち出されていることを知らせない。そこで、非常に高価 な商品については、その共振タグが容易に外されないように、ピン止めタイプの 共振タグが使われている。これは、非常に強力な磁石を使用しない限り一般には 外せない。

【０００５】 ところが、店員等の目を盗んで、ペンチ等でその共振タグの止めピンを回しな がら引き抜いてその共振タグを外してしまう者がいる。そこで、図３に示す側面 分解図のごとくに、そのピン１０が抜けないようにそのピンの頭２１がそのピン 本体２２に空回りするようにしたものが考えられた。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、これもペンチ等でそのピンの頭１１を引っ張って無理やりに回すと、 その摩擦力でそのピン本体１２が回転してしまい、その保持手段２０の止めロー ラ２１を回転させその止めローラー２１から徐々にずれてそのピン１０がその保 持手段２０から外れてしまう。

【課題を解決するための手段】

【０００７】 本考案にかかる電子的共振回路等のピン止めタイプ万引防止タグとその抜取り 防止手段は、以上の問題点に鑑みてピン止めタイプの電子的共振回路等の万引防 止タグの止めピンの頭部にはめられる透明な樹脂製のワッシャータイプの小さな 破壊着色容器で、その破壊着色容器の中に難脱色性着色液を入れたものとした。

【０００８】 以下に、本考案にかかる電子的共振回路等のピン止めタイプ万引防止タグとそ の抜取り防止手段の具体的な構成を詳細に記載する。最初に、本考案の第１の考 案にかかる電子的共振回路等のピン止めタイプ万引防止タグ抜取り防止手段の構 成を説明する。まず、これは万引等無断持ち出し防止装置のピン止めタイプの電 子的共振回路等の万引防止タグのピン止め手段に使用されるものである。しかし て、透明な樹脂製のワッシャータイプの小さな破壊着色容器がある。これは、上 記の止めピンの頭部にはめられるものである。つぎに、難脱色性着色液がある。 これは、上記の破壊着色容器の中に封入されたものである。

【０００９】 つぎに、本考案の第２の考案にかかる電子的共振回路等のピン止めタイプ万引 防止タグとその抜取り防止手段の構成を説明する。まず、万引等無断持ち出し防 止装置のピン止めタイプの電子的共振回路等の万引防止タグがある。つぎに、ピ ン止め手段がある。このピン止め手段は、上記の電子的共振回路等の万引防止を 目的物に止めるものである。そして、透明な樹脂製のワッシャータイプの小さな 破壊着色容器がある。この破壊着色容器は、上記の止めピンの頭部にはめられる ものである。最後に、難脱色性着色液がある。これは、上記の破壊着色容器の中 に封入されたものである。

【００１０】

【作用】

本考案にかかる電子的共振回路等のピン止めタイプ万引防止タグとその抜取り 防止手段は、以上のごとくに構成したゆえに以下のごとき作用が生じた。最初に 本考案の第１の考案にかかる電子的共振回路等のピン止めタイプ万引防止タグ抜 取り防止手段の作用成を説明する。まず、これは万引等無断持ち出し防止装置の ピン止めタイプの電子的共振回路等の万引防止タグのピン止め手段に使用される ものである。しかして、透明な樹脂製のワッシャータイプの小さな破壊着色容器 が、上記の止めピンの頭部にはめられるようになっている。一方、難脱色性着色 液が上記の破壊着色容器の中に封入されているゆえに、上記の電子的共振回路等 の万引防止タグが上記の破壊着色容器と共に上記のピン止め手段で目的物に止め られたときには、ペンチ等でそのピンの頭部を無理やり挟むとその破壊着色容器 が壊れる。そして、その破壊着色容器は、透明ゆえに着色液がその破壊着色容器 の中にあることが外部からよく見えるようになっていて、それが壊れたときの結 果がわかるようになっている。

【０００１１】 つぎに、本考案の第２の考案にかかる電子的共振回路等のピン止めタイプ万引 防止タグとその抜取り防止手段の作用を説明する。まず、ピン止め手段が、上記 の電子的共振回路等の万引防止タグを目的物に止める。そして、透明な樹脂製の ワッシャータイプの小さな破壊着色容器が、上記の止めピンの頭部にはめられる ようになっている。一方、難脱色性着色液が上記の破壊着色容器の中に封入され ているゆえに、上記の電子的共振回路等の万引防止タグが上記の破壊着色容器と 共に上記のピン止め手段で目的物に止められたときには、ペンチ等でそのピンの 頭部を無理やり挟むとその破壊着色容器が壊れる。そして、その破壊着色容器は 透明ゆえに、着色液がその破壊着色容器の中にあることが外部からよく見えるよ うになっていてそれが壊れたときの結果がわかるようになっている。

【００１２】

【実施例】

以下に、本考案にかかる電子的共振回路等のピン止めタイプ万引防止タグとそ の抜取り防止手段をその一実施例を用いて添付の図面と共に詳細に述べる。図１ は、本考案にかかる電子的共振回路等のピン止めタイプ万引防止タグ抜取り防止 手段を含んだ第２の発明の電子的共振回路等のピン止めタイプ万引防止タグとそ の防止手段の一実施例の分解鳥かん図である。図２は、図１のものを目的物に装 着したときの正面断面図を示したものである。図３は、従来の電気的共振タグの 一実施例の分解側面断面図を示したものである。

【００１３】 まず、万引等無断持ち出し防止装置のピン止めタイプの電子的共振回路等の万 引防止タグ１０がある。これは、親器からの電波に共振して共振信号を親機に与 えるもので、コイルとコンデンサ（図示なし）からなる共振回路の入った従来の タグ１０である。つぎに、ピン止め手段２０がある。これは、上記の電子的共振 回路等の万引防止タグ１０を商品等の目的物３０に止めるもので、図３に示す従 来の電気的共振タグの一実施例の分解側面断面図のようになっている。すなわち その頭部２１が空回りするピン本体２２と保持手段２３からなっている。この保 持手段２３は、上記のタグ１０と一体に成形され、一対のピン締め付けボールと それを下から押すバネからなっている。

【００１４】 そして、透明な樹脂製のワッシャータイプの小さな破壊着色容器４０がある。 この破壊着色容器４０は、上記の止めピンの頭部２１に図２に示すごとくにはめ られるものである。最後に、難脱色性着色液４１がある。これは、上記の破壊着 色容器４０の中に封入されたものである。しかして、この破壊着色容器４０の形 状は、図１や４のごとくに特に限定されるものではなく、図５ないし図８に示す 正面断面図のごとくにいろいろ考えられる。すなわち、上記の止めピン２２の頭 部２１をペンチ等で挟もうとすると、この破壊着色容器４０がそのペンチに同時 に挟まれ破壊する形状ならよいのである。

【００１５】

【考案の効果】

本考案にかかる電子的共振回路等のピン止めタイプ万引防止タグとその抜取り 防止手段は、以上のごとくになしたゆえに、ペンチ等でその止めピンの頭部を挟 んで強引に回すとその破壊着色溶器が壊れ、その中の難脱色性着色液が飛び出し その商品等の目的物を台無しにして使用できなくしてしまう。したがって、第１ に、そのようなことを抑止する精神的な防止効果がある。そして、第２に、その 容器が破壊されると、その着色により店員等の担当者に見つかってしまいその無 断持ち出しを防止できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案にかかる第１の考案の電子的共振回路等
のピン止めタイプ万引防止タグ抜取り防止手段を含んだ
第２の考案の電子的共振回路等のピン止めタイプ万引防
止タグとその抜取り防止手段の一実施例の分解鳥かん図
である。

【図２】図１のものを目的物に装着したときの正面断面
図を示したものである。

【図３】従来の電気的共振タグの一実施例の分解側面断
面図を示したものである。

【図４】図１の考案の電子的共振回路等のピン止めタイ
プ万引防止タグ抜取り防止手段の正面断面図である

【図５】本考案の破壊着色容器の別な実施例の正面断面
図である。

【図６】本考案の破壊着色容器のさらに別な実施例の正
面断面図である。

【図７】本考案の破壊着色容器のまた別な実施例の正面
断面図である。

【図８】本考案の破壊着色容器のそのまた別な実施例の
正面断面図である。

【符号の説明】

１０ 電子的共振回路等の万引防止タグ ２０ ピン止め手段 ２１ 頭部 ４０ 破壊着色容器 ４１ 難脱色着色液

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】万引等無断持ち出し防止装置のピン止めタ
   イプの電子的共振回路等の万引防止タグのピン止め手段
   に使用されるものであって、その止めピンの頭部にはめ
   られる透明な樹脂製のワッシャータイプの小さな破壊着
   色容器、該破壊着色容器の中に封入された難脱色性着色
   液、より構成されたことを特徴とする電子的共振回路等
   のピン止めタイプ万引防止タグ抜取り防止手段。
2. 【請求項２】万引等無断持ち出し防止装置のピン止めタ
   イプの電子的共振回路等の万引防止タグ、該電子的共振
   回路等の万引防止タグを目的物に止めるピン止め手段、
   該ピン止め手段の止めピンの頭部にはめられる透明な樹
   脂製のワッシャータイプの小さな破壊着色容器、該破壊
   着色容器の中に封入された難脱色性着色液、より構成さ
   れたことを特徴とする電子的共振回路等のピン止めタイ
   プ万引防止タグとその抜取り防止手段。