JPH0651790B2 - ヨードニウム塩重合体、それの製造方法および熱硬化性組成物 - Google Patents
ヨードニウム塩重合体、それの製造方法および熱硬化性組成物Info
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- JPH0651790B2 JPH0651790B2 JP63239107A JP23910788A JPH0651790B2 JP H0651790 B2 JPH0651790 B2 JP H0651790B2 JP 63239107 A JP63239107 A JP 63239107A JP 23910788 A JP23910788 A JP 23910788A JP H0651790 B2 JPH0651790 B2 JP H0651790B2
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Description
【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は、感光性ヨードニウム重合体並びにかかる感光
性ヨードニウム重合体と助触媒としての銅化合物を併用
して成る熱硬化性のカチオン重合体組成物に関するもの
である。
性ヨードニウム重合体と助触媒としての銅化合物を併用
して成る熱硬化性のカチオン重合体組成物に関するもの
である。
本発明以前には、ワイ・ヤマダおよびエム・オオカワラ
(Y.Yamada & M.Okawara)が主鎖上の側基としてヨー
ドニウム構造を有するフェニルポリスチリルヨードニウ
ム塩の合成を報告している[Macromol.Chem.,152,153,1
63(1972)]。エイチ・エイ・リビングストンおよびジ
ェイ・ダブリュー・サリバン(H.K.Livingston & J.W.
Sulivan)はまた、ジカルボン酸およびオルガノヨード
ソジアセテートの縮合を含む各種の方法によって重合ヨ
ードニウム物質を合成した[J.Polym.Sci. C., 195(19
68)]。更にまた、4,4′−メチレンビス(フェニルヨ
ードソジアアセテート)とジフェニルメタンとを反応さ
せればヨードニウム塩のオリゴマーが得られることがワ
イ・ヤマダ、ケイ・カシマおよびエム・オオカワラ(Y.
Yamada,K.Kashima & M.Okawara)によって報告されて
いる[J.Polym.Sci.,Polym.Let.Ed.,14,65(1976)]。
(Y.Yamada & M.Okawara)が主鎖上の側基としてヨー
ドニウム構造を有するフェニルポリスチリルヨードニウ
ム塩の合成を報告している[Macromol.Chem.,152,153,1
63(1972)]。エイチ・エイ・リビングストンおよびジ
ェイ・ダブリュー・サリバン(H.K.Livingston & J.W.
Sulivan)はまた、ジカルボン酸およびオルガノヨード
ソジアセテートの縮合を含む各種の方法によって重合ヨ
ードニウム物質を合成した[J.Polym.Sci. C., 195(19
68)]。更にまた、4,4′−メチレンビス(フェニルヨ
ードソジアアセテート)とジフェニルメタンとを反応さ
せればヨードニウム塩のオリゴマーが得られることがワ
イ・ヤマダ、ケイ・カシマおよびエム・オオカワラ(Y.
Yamada,K.Kashima & M.Okawara)によって報告されて
いる[J.Polym.Sci.,Polym.Let.Ed.,14,65(1976)]。
本発明は、下記のごとき方法によって主鎖中にヨードニ
ウム塩成分を含有する高分子量の樹脂を製造し得るとい
う発見に基づいている。詳しく述べれば、先ず最初に、
式 (式中、RはC( 1 − 8 )アルキル基であり、Xはハロ
ゲン原子であり、そしてaは0〜3の整数である)で表
わされるジカルボキシジアルキルジフェニルヨードニウ
ム硫酸水素塩の二酸ハロゲン化物とジアミン、二官能性
アルコールまたはフェノール類との界面重合によって対
応するヨードニウム含有ポリアミドまたはポリエステル
が生成される。このようにして、式 [式中、R1およびR2はC( 6 − 1 4 )アリーレン基
または界面重合に際して不活性な1〜4個の1価置換基
を有するC( 6 − 1 4 )アリーレン基であり、Qは (ただし、R3は2価のC( 1 − 1 4 )炭化水素基また
は界面重合に際して不活性な1価の置換基を有する2価
のC( 1 − 1 4 )炭化水素基であり、またR4およびR
5は水素原子もしくはC( 1 − 8 )アルキル基であっ
て、それらは同じであっても相異なっていてもよい)お
よび−OR6O−(ただし、R6は2価のC( 2 − 3 0 )
有機基である)から成る群より選ばれた1員である]で
表わされる化学結合単位から成る感光性ヨードニウム塩
重合体が得られる。次に、式 MYFn (3) (式中、Mは水素、ナトリウム、カリウムまたはマグネ
シウムであり、Yはホウ素、リン、ヒ素またはアンチモ
ンであり、そしてnは4〜6の値を有する整数である)
で表わされるアルカリ金属またはアルカリ土類金属ポリ
フルオロ化合物と共に上記のヨードニウム塩重合体の複
分解を行えば、対応するヨードニウム重合体のポリフル
オロ金属または半金属塩を得ることができる。
ウム塩成分を含有する高分子量の樹脂を製造し得るとい
う発見に基づいている。詳しく述べれば、先ず最初に、
式 (式中、RはC( 1 − 8 )アルキル基であり、Xはハロ
ゲン原子であり、そしてaは0〜3の整数である)で表
わされるジカルボキシジアルキルジフェニルヨードニウ
ム硫酸水素塩の二酸ハロゲン化物とジアミン、二官能性
アルコールまたはフェノール類との界面重合によって対
応するヨードニウム含有ポリアミドまたはポリエステル
が生成される。このようにして、式 [式中、R1およびR2はC( 6 − 1 4 )アリーレン基
または界面重合に際して不活性な1〜4個の1価置換基
を有するC( 6 − 1 4 )アリーレン基であり、Qは (ただし、R3は2価のC( 1 − 1 4 )炭化水素基また
は界面重合に際して不活性な1価の置換基を有する2価
のC( 1 − 1 4 )炭化水素基であり、またR4およびR
5は水素原子もしくはC( 1 − 8 )アルキル基であっ
て、それらは同じであっても相異なっていてもよい)お
よび−OR6O−(ただし、R6は2価のC( 2 − 3 0 )
有機基である)から成る群より選ばれた1員である]で
表わされる化学結合単位から成る感光性ヨードニウム塩
重合体が得られる。次に、式 MYFn (3) (式中、Mは水素、ナトリウム、カリウムまたはマグネ
シウムであり、Yはホウ素、リン、ヒ素またはアンチモ
ンであり、そしてnは4〜6の値を有する整数である)
で表わされるアルカリ金属またはアルカリ土類金属ポリ
フルオロ化合物と共に上記のヨードニウム塩重合体の複
分解を行えば、対応するヨードニウム重合体のポリフル
オロ金属または半金属塩を得ることができる。
発明の記載 本発明に従えば、式 (式中、R1、R2、Q、Yおよびnは前記に定義され
た通りである)で表わされる化学結合単位から成るヨー
ドニウム塩重合体が提供される。
た通りである)で表わされる化学結合単位から成るヨー
ドニウム塩重合体が提供される。
式(1)および(2)中のR、R4およびR5によって
表わされる基は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基、ペンチル基、ヘキシル基などのごときC( 1 −
8 )アルキル基である。R3によって表わされる基とし
ては、たとえば、メチレン基、ジメチレン基、トリメチ
レン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサ
メチレン基などのごとき2価のアルキレン基、およびフ
ェニレン基、キシリレン基、トリレン基、ナフチレン
基、アントリレン基などのごときアリーレン基が挙げら
れる。R1およびR2によって表わされる基としては、
たとえば、R3によって表わされるアリーレン基、およ
びC( 1 − 4 )アルキル基、ハロゲン原子(たとえば塩
素原子)、ニトロ基、アルコキシ基などの置換基を有す
る上記のごときアリーレン基が挙げられる。R6によっ
て表わされる基としては、たとえば、C( 1 − 8 )アル
キレン基、C( 6 − 1 4 )アリーレン基(たとえば、フ
ェニレン基、キシリレンキシレン、トリレン基など)、
および式 [式中、Zは−O−、−S−、 および−Cx(H2)x− (ただし、xは1〜5の整数である)から成る群より選
ばれた2価の基であり、そしてbは0または1に等し
い]で表わされる2価の基が挙げられる。
表わされる基は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基、ペンチル基、ヘキシル基などのごときC( 1 −
8 )アルキル基である。R3によって表わされる基とし
ては、たとえば、メチレン基、ジメチレン基、トリメチ
レン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサ
メチレン基などのごとき2価のアルキレン基、およびフ
ェニレン基、キシリレン基、トリレン基、ナフチレン
基、アントリレン基などのごときアリーレン基が挙げら
れる。R1およびR2によって表わされる基としては、
たとえば、R3によって表わされるアリーレン基、およ
びC( 1 − 4 )アルキル基、ハロゲン原子(たとえば塩
素原子)、ニトロ基、アルコキシ基などの置換基を有す
る上記のごときアリーレン基が挙げられる。R6によっ
て表わされる基としては、たとえば、C( 1 − 8 )アル
キレン基、C( 6 − 1 4 )アリーレン基(たとえば、フ
ェニレン基、キシリレンキシレン、トリレン基など)、
および式 [式中、Zは−O−、−S−、 および−Cx(H2)x− (ただし、xは1〜5の整数である)から成る群より選
ばれた2価の基であり、そしてbは0または1に等し
い]で表わされる2価の基が挙げられる。
本発明の実施に際しては、先ず最初に、無水酢酸、硫酸
および不活性有機溶剤の存在下でアルキル置換アリール
カルボン酸(たとえばo−トルイル酸)とアルカリ金属
ヨウ素酸塩(たとえばヨウ素酸カリウム)とを反応させ
ることにより、式(1)によって表わされるようなジカ
ルボキシジアリールヨードニウム硫酸水素塩が生成され
る。その際に使用し得る不活性有機溶剤の代表例として
は、塩化メチレン、クロロホルム、ニトロメタン、ニト
ロエタン、ニトロプロパン、四塩化炭素およびo−ジク
ロロベンゼンが挙げられる。かかるヨードニウム硫酸水
素塩の生成は、反応混合物を約−30〜30℃の温度に維持
しながら硫酸を滴下することによって行えばよい。滴下
の終了後、反応混合物は室温下で数日間にわたって撹拌
される。
および不活性有機溶剤の存在下でアルキル置換アリール
カルボン酸(たとえばo−トルイル酸)とアルカリ金属
ヨウ素酸塩(たとえばヨウ素酸カリウム)とを反応させ
ることにより、式(1)によって表わされるようなジカ
ルボキシジアリールヨードニウム硫酸水素塩が生成され
る。その際に使用し得る不活性有機溶剤の代表例として
は、塩化メチレン、クロロホルム、ニトロメタン、ニト
ロエタン、ニトロプロパン、四塩化炭素およびo−ジク
ロロベンゼンが挙げられる。かかるヨードニウム硫酸水
素塩の生成は、反応混合物を約−30〜30℃の温度に維持
しながら硫酸を滴下することによって行えばよい。滴下
の終了後、反応混合物は室温下で数日間にわたって撹拌
される。
ヨードニウム硫酸水素塩を回収するためには、常法に従
い、反応混合物に水を添加して濾過を行えばよい。
い、反応混合物に水を添加して濾過を行えばよい。
こうして得られたジカルボキシジアリールヨードニウム
硫酸水素塩を対応する二酸ハロゲン化物に転化するため
には、常法に従って塩化チオニルのごときハロゲン化剤
を使用すればよい。たとえば、ジカルボキシジアリール
ヨードニウム硫酸水素塩と塩化チオニルとの混合物を加
熱還流して塩化水素を分離すればよい。
硫酸水素塩を対応する二酸ハロゲン化物に転化するため
には、常法に従って塩化チオニルのごときハロゲン化剤
を使用すればよい。たとえば、ジカルボキシジアリール
ヨードニウム硫酸水素塩と塩化チオニルとの混合物を加
熱還流して塩化水素を分離すればよい。
式(1)によって表わされるジカルボキシジアリールヨ
ードニウム硫酸水素塩の二酸ハロゲン化物と有機ジアミ
ンとを共重合させるためには、光の不存在下かつ有機溶
剤および塩基の存在下で、約0〜60℃の温度を維持しな
がら撹拌を行えばよい。その際には、ジカルボキシジア
リールヨードニウム硫酸水素塩の二酸ハロゲン化物およ
び有機ジアミンをほぼ等モル量で使用すればよい。本発
明の実施に際してヨードニウムポリアミドを製造するた
めに使用し得る有機ジアミンは、式 (式中、R3、R4およびR5は前記に定義された通り
である)で表わされる化合物である。使用し得る有機ジ
アミンの実例としては、エチレンジアミン、1,6−ヘキ
サメチレンジアミン、1,3−プロパンジアミン、1,4−ブ
タンジアミン、1,4−シクロヘキサンジアミン、1,4−フ
ェニレンジアミン、1,3−フェニレンジアミン、トルエ
ン−2,4−ジアミン、1,4−ナフタレンジアミン、4,4′
−メチレンジアニリン、4,4′−オキシジアニリン、2,5
−ジメチルピペラジン、ピペラジンおよび4,4′−スル
ホニルジアニリンが挙げられる。
ードニウム硫酸水素塩の二酸ハロゲン化物と有機ジアミ
ンとを共重合させるためには、光の不存在下かつ有機溶
剤および塩基の存在下で、約0〜60℃の温度を維持しな
がら撹拌を行えばよい。その際には、ジカルボキシジア
リールヨードニウム硫酸水素塩の二酸ハロゲン化物およ
び有機ジアミンをほぼ等モル量で使用すればよい。本発
明の実施に際してヨードニウムポリアミドを製造するた
めに使用し得る有機ジアミンは、式 (式中、R3、R4およびR5は前記に定義された通り
である)で表わされる化合物である。使用し得る有機ジ
アミンの実例としては、エチレンジアミン、1,6−ヘキ
サメチレンジアミン、1,3−プロパンジアミン、1,4−ブ
タンジアミン、1,4−シクロヘキサンジアミン、1,4−フ
ェニレンジアミン、1,3−フェニレンジアミン、トルエ
ン−2,4−ジアミン、1,4−ナフタレンジアミン、4,4′
−メチレンジアニリン、4,4′−オキシジアニリン、2,5
−ジメチルピペラジン、ピペラジンおよび4,4′−スル
ホニルジアニリンが挙げられる。
ポリエステル共重合体が所望される場合には、式HO−R
6−OH(ただし、R6は前記に定義された通りである)
で表わされるような有機ジヒドロキシ化合物を使用すれ
ばよい。
6−OH(ただし、R6は前記に定義された通りである)
で表わされるような有機ジヒドロキシ化合物を使用すれ
ばよい。
かかる有機ジヒドロキシ化合物の実例としては、エチレ
ングリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−プロパンジ
オール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,6−ヘキサン
ジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、ビスフェノールA、ヒドロキノン、レソルシノー
ル、カテコール、4,4′−オキシジフェノール、4,4′−
ジフェノール、4,4′−チオジフェノール、1,4−シクロ
ヘキサンジメタノールおよびネオペンチルグリコールが
挙げられる。
ングリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−プロパンジ
オール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,6−ヘキサン
ジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、ビスフェノールA、ヒドロキノン、レソルシノー
ル、カテコール、4,4′−オキシジフェノール、4,4′−
ジフェノール、4,4′−チオジフェノール、1,4−シクロ
ヘキサンジメタノールおよびネオペンチルグリコールが
挙げられる。
また、塩化フタロイル、塩化イソフタロイルおよび塩化
テレフタロイルのごとき芳香族ジカルボン酸ハロゲン化
物をコモノマーとして使用することにより、得られる感
光性のヨードニウム塩含有重合体の常用有機溶剤に対す
る溶解性を向上させれば有利な場合があることも判明し
た。その際には、得られる重合体の感光性が悪影響を受
けるのを避けるため、かかる芳香族ジカルボン酸ハロゲ
ン化物はジカルボキシジアリールヨードニウム硫酸水素
塩の二酸ハロゲン化物と芳香族ジカルボン酸ハロゲン化
物との合計量を基準として50(モル)%までの割合で使
用すればよい。
テレフタロイルのごとき芳香族ジカルボン酸ハロゲン化
物をコモノマーとして使用することにより、得られる感
光性のヨードニウム塩含有重合体の常用有機溶剤に対す
る溶解性を向上させれば有利な場合があることも判明し
た。その際には、得られる重合体の感光性が悪影響を受
けるのを避けるため、かかる芳香族ジカルボン酸ハロゲ
ン化物はジカルボキシジアリールヨードニウム硫酸水素
塩の二酸ハロゲン化物と芳香族ジカルボン酸ハロゲン化
物との合計量を基準として50(モル)%までの割合で使
用すればよい。
こうして得られた、式(2)の化学結合単位から成る感
光性ヨードニウム重合体は、式(3)のアルキル金属ま
たはアルカリ土類金属ポリフルオロ化合物と共に複分解
することができる。
光性ヨードニウム重合体は、式(3)のアルキル金属ま
たはアルカリ土類金属ポリフルオロ化合物と共に複分解
することができる。
その方法については、本発明の場合と同じ譲受人に譲渡
されたクリベルロ(Crivello)の米国特許第3981897号
明細書を参照されたい。なお、好適な感光性ヨードニウ
ム重合体はそれの重量を基準として0.1〜10(重量)%
のアンチモンを含有すものである。
されたクリベルロ(Crivello)の米国特許第3981897号
明細書を参照されたい。なお、好適な感光性ヨードニウ
ム重合体はそれの重量を基準として0.1〜10(重量)%
のアンチモンを含有すものである。
更にまた、化学結合したYFn基を含有する感光性ヨード
ニウム重合体を助触媒として有効な量の銅化合物を組合
わせて使用すれば、下記に定義されるような熱硬化性組
成物が得られることも判明した。使用可能な銅化合物と
しては、たとえば、塩化第二銅、硫酸第一銅、ステアリ
ン酸第二銅のごとき銅塩、およびアセチルアセトン銅の
ごとき銅キレートが挙げられる。
ニウム重合体を助触媒として有効な量の銅化合物を組合
わせて使用すれば、下記に定義されるような熱硬化性組
成物が得られることも判明した。使用可能な銅化合物と
しては、たとえば、塩化第二銅、硫酸第一銅、ステアリ
ン酸第二銅のごとき銅塩、およびアセチルアセトン銅の
ごとき銅キレートが挙げられる。
本発明の熱硬化性組成物は、カチオン重合性有機物質を
基材として製造することができる。使用可能なカチオン
重合性有機物質としては、たとえば、エポキシ樹脂、熱
硬化性の有機縮合樹脂、有機ビニルプレポリマー、環状
エーテル、環状アミン、ラクトンなどが挙げられる。
基材として製造することができる。使用可能なカチオン
重合性有機物質としては、たとえば、エポキシ樹脂、熱
硬化性の有機縮合樹脂、有機ビニルプレポリマー、環状
エーテル、環状アミン、ラクトンなどが挙げられる。
かかる熱硬化性組成物中においては、感光性ヨードニウ
ム重合体は熱硬化性組成物の全重量を基準として少なく
とも1(重量)%好ましくは1〜10(重量)%のヨウ素
を与えるのに十分な量で使用される。また、銅化合物は
感光性ヨードニウム重合体の重量を基準として10〜70
(重量)%の銅を与えるのに十分な量で使用すればよ
い。
ム重合体は熱硬化性組成物の全重量を基準として少なく
とも1(重量)%好ましくは1〜10(重量)%のヨウ素
を与えるのに十分な量で使用される。また、銅化合物は
感光性ヨードニウム重合体の重量を基準として10〜70
(重量)%の銅を与えるのに十分な量で使用すればよ
い。
かかる熱硬化性組成物はまた、カチオン重合性有機物質
100部当り500部までの不活性成分を含有することもでき
る。かかる不活性成分としては、シリカ、粘土、タル
ク、ガラス繊維、増量剤、水和アルミナ、炭素繊維、加
工助剤などが挙げられる。当業者が本発明の実施を一層
良く理解し得るようにするため、以下に実施例を示す。
これらの実施例は本発明の例示を目的とするものであっ
て、本発明の範囲を限定するものではない。なお、全て
の重量である。
100部当り500部までの不活性成分を含有することもでき
る。かかる不活性成分としては、シリカ、粘土、タル
ク、ガラス繊維、増量剤、水和アルミナ、炭素繊維、加
工助剤などが挙げられる。当業者が本発明の実施を一層
良く理解し得るようにするため、以下に実施例を示す。
これらの実施例は本発明の例示を目的とするものであっ
て、本発明の範囲を限定するものではない。なお、全て
の重量である。
実施例1 40.85g(0.3モル)のo−トルイル酸、250g(0.116モ
ル)のヨウ素酸カリウム、120mlの塩化メチレンおよび5
0mlの無水酢酸から成る混合物を0〜5℃に冷却しなが
ら、その中に25mlの濃硫酸を滴下した。濃硫酸の滴下が
完了にした後、反応混合物を室温下で数日間にわたって
撹拌した。次に、50mlの水を添加することにより、反応
中に生成した硫酸水素カリウムを溶解した。塩化メチレ
ン層を分離して濾過することにより、オフホワイトの生
成物を回収した。このようにて19.1gの生成物が得られ
たが、これは製造方法に基づけば4,4′−ジメチル−3,
3′−ジカルボキシジフェニルヨードニウム硫酸水素塩
であった。このことは、生成物のプロトンNMRスペクト
ルを調べることによって確認された。
ル)のヨウ素酸カリウム、120mlの塩化メチレンおよび5
0mlの無水酢酸から成る混合物を0〜5℃に冷却しなが
ら、その中に25mlの濃硫酸を滴下した。濃硫酸の滴下が
完了にした後、反応混合物を室温下で数日間にわたって
撹拌した。次に、50mlの水を添加することにより、反応
中に生成した硫酸水素カリウムを溶解した。塩化メチレ
ン層を分離して濾過することにより、オフホワイトの生
成物を回収した。このようにて19.1gの生成物が得られ
たが、これは製造方法に基づけば4,4′−ジメチル−3,
3′−ジカルボキシジフェニルヨードニウム硫酸水素塩
であった。このことは、生成物のプロトンNMRスペクト
ルを調べることによって確認された。
19.1gの上記ジ(3−カルボキシ−4−メチルフェニ
ル)ヨードニウム硫酸水素塩と70mlの塩化チオニルとの
混合物を加熱還流したところ、塩化水素ガスの発生が認
められた。5時間にわたって還流を続けた後、減圧下で
過剰の塩化チオニルを留去した。こうして得られた黄色
の固体を窒素下で乾燥し、次いで塩化メチレンとジエチ
ルエーテルとの混液から再結晶したところ、13gの白色
生成物が得られた。製造方法に基づけば、この生成物は
4,4′−ジメチル−3,3′−ジカルボキシジフェニルヨー
ドニウム硫酸水素塩の二酸塩化物であった。このことは
生成物の元素分析によって確認された。すなわち、理論
値が炭素36.2%、水素2.26%、ヨウ素23.9%および塩素
13.2%であるのに対し、実測値は炭素36.39%、水素2.5
3%、ヨウ素23.79%および塩素13.16%であった。
ル)ヨードニウム硫酸水素塩と70mlの塩化チオニルとの
混合物を加熱還流したところ、塩化水素ガスの発生が認
められた。5時間にわたって還流を続けた後、減圧下で
過剰の塩化チオニルを留去した。こうして得られた黄色
の固体を窒素下で乾燥し、次いで塩化メチレンとジエチ
ルエーテルとの混液から再結晶したところ、13gの白色
生成物が得られた。製造方法に基づけば、この生成物は
4,4′−ジメチル−3,3′−ジカルボキシジフェニルヨー
ドニウム硫酸水素塩の二酸塩化物であった。このことは
生成物の元素分析によって確認された。すなわち、理論
値が炭素36.2%、水素2.26%、ヨウ素23.9%および塩素
13.2%であるのに対し、実測値は炭素36.39%、水素2.5
3%、ヨウ素23.79%および塩素13.16%であった。
実施例2 7mlの塩化メチレンに溶解した1.62g(0.0145モル)のtr
ans−2,5−ジメチルピペラジン、5mlの5%ラウリル酸
ナトリウム溶液、および0.025モルの水酸化ナトリウム
を含有する38mlの氷水から成る混合物を撹拌しながら、
10mlの塩化メチレンに溶解した6.5g(0.0123モル)の4,
4′−ジメチル−3,3′−ジクロロカルボニルジフェニル
ヨードニウム硫酸水素塩を添加した。こうして得られた
反応混合物を約12時間にわたって撹拌した。この反応混
合物を濾過したところ、3gの白色生成物が得られた。こ
の生成物は、製造方法に基づけば、式 で表わされる化学結合単位から主として成るポリ(アミ
ドヨードニウム硫酸水素塩)であった。
ans−2,5−ジメチルピペラジン、5mlの5%ラウリル酸
ナトリウム溶液、および0.025モルの水酸化ナトリウム
を含有する38mlの氷水から成る混合物を撹拌しながら、
10mlの塩化メチレンに溶解した6.5g(0.0123モル)の4,
4′−ジメチル−3,3′−ジクロロカルボニルジフェニル
ヨードニウム硫酸水素塩を添加した。こうして得られた
反応混合物を約12時間にわたって撹拌した。この反応混
合物を濾過したところ、3gの白色生成物が得られた。こ
の生成物は、製造方法に基づけば、式 で表わされる化学結合単位から主として成るポリ(アミ
ドヨードニウム硫酸水素塩)であった。
実施例3 3.25gの4,4′−ジメチル−3,3′−ジクロロカルボニル
ジフェニルヨードニウム硫酸水素塩および1.25gの塩化
フタロイルを含有する塩化メチレン溶液を使用して上記
の操作を繰返した。遮光しながら、反応混合物を約12時
間にわたって撹拌した。反応の進行に伴い、反応混合物
の粘度は上昇した。この反応混合物を水中に注ぎ込んで
油状の半固体を分離した後、メタノールで洗浄したとこ
ろ、1.6gの固体生成物が得られた。この生成物は、製造
方法に基づけば、式 で表わされる化学結合単位から成るヨードニウムポリア
ミドであった。
ジフェニルヨードニウム硫酸水素塩および1.25gの塩化
フタロイルを含有する塩化メチレン溶液を使用して上記
の操作を繰返した。遮光しながら、反応混合物を約12時
間にわたって撹拌した。反応の進行に伴い、反応混合物
の粘度は上昇した。この反応混合物を水中に注ぎ込んで
油状の半固体を分離した後、メタノールで洗浄したとこ
ろ、1.6gの固体生成物が得られた。この生成物は、製造
方法に基づけば、式 で表わされる化学結合単位から成るヨードニウムポリア
ミドであった。
上記の重合体を乾燥した後、それをクロロホルム中に再
溶解し、そしてガラス板上に流延した。溶媒を蒸発させ
た後、得られたフィルムに画像照射を施した。照射は、
GE H3T7中圧水銀ランプを用いて5分間にわたり行っ
た。フィルムを1,4−ジオキサンで洗浄して現像を行っ
たところ、マスクの鮮明なポジ画像が得られた。
溶解し、そしてガラス板上に流延した。溶媒を蒸発させ
た後、得られたフィルムに画像照射を施した。照射は、
GE H3T7中圧水銀ランプを用いて5分間にわたり行っ
た。フィルムを1,4−ジオキサンで洗浄して現像を行っ
たところ、マスクの鮮明なポジ画像が得られた。
実施例4 0.39g(0.0098モル)の水酸化ナトリウムを含有する30m
lの水および6mlの5%ラウリル硫酸ナトリウム溶液に1.
12g(0.0049モル)のビスフェノールAを溶解して成る
溶液を激しく撹拌しながら、1.3g(0.00245モル)の4,
4′−ジメチル−3,3′−ジクロロカルボニルジフェニル
ヨードニウム硫酸水素塩、0.5g(0.00245モル)の塩化
フタロイルおよび15mlの塩化メチレンを添加した。こう
して得られた淡黄色の溶液を1晩にわたり撹拌した後、
アセトン中に注ぎ込んだ。得られた固体生成物アセトン
で洗浄し、次いで乾燥した。この生成物は、製造方法に
基づけば、式 で表わされる化学結合単位から主として成る重合体であ
った。
lの水および6mlの5%ラウリル硫酸ナトリウム溶液に1.
12g(0.0049モル)のビスフェノールAを溶解して成る
溶液を激しく撹拌しながら、1.3g(0.00245モル)の4,
4′−ジメチル−3,3′−ジクロロカルボニルジフェニル
ヨードニウム硫酸水素塩、0.5g(0.00245モル)の塩化
フタロイルおよび15mlの塩化メチレンを添加した。こう
して得られた淡黄色の溶液を1晩にわたり撹拌した後、
アセトン中に注ぎ込んだ。得られた固体生成物アセトン
で洗浄し、次いで乾燥した。この生成物は、製造方法に
基づけば、式 で表わされる化学結合単位から主として成る重合体であ
った。
実施例3の手順に従って試験したところ、この生成物の
フィルムは感光性を示し、従ってホトレジストとして有
用であることが判明した。
フィルムは感光性を示し、従ってホトレジストとして有
用であることが判明した。
実施例5 20mlの塩化メチレンに溶解した0.41g(0.0035モル)のc
is,trans−2,5−ジメチルピペラジン、1.25mlの5%ラ
ウリル硫酸ナトリウム溶液、および0.25g(0.0125モ
ル)の水酸化ナトリウムを含有する15mlの氷水から成る
混合物を激しく撹拌しながら、10mlの塩化メチレンに溶
解した0.81g(0.0015モル)の4,4′−ジメチル−3,3′
−ジクロロカルボニルジフェニルヨードニウム硫酸水素
塩および0.31g(0.0015モル)の塩化フタロイルを添加
した。こうして得られた反応混合物を約20時間にわたっ
て撹拌した。濁った反応混合物を水中に注ぎ込んで濾過
したところ、1.02gの白色蝋状固体が得られた。
is,trans−2,5−ジメチルピペラジン、1.25mlの5%ラ
ウリル硫酸ナトリウム溶液、および0.25g(0.0125モ
ル)の水酸化ナトリウムを含有する15mlの氷水から成る
混合物を激しく撹拌しながら、10mlの塩化メチレンに溶
解した0.81g(0.0015モル)の4,4′−ジメチル−3,3′
−ジクロロカルボニルジフェニルヨードニウム硫酸水素
塩および0.31g(0.0015モル)の塩化フタロイルを添加
した。こうして得られた反応混合物を約20時間にわたっ
て撹拌した。濁った反応混合物を水中に注ぎ込んで濾過
したところ、1.02gの白色蝋状固体が得られた。
上記の生成物を10mlのジオキサンに溶解した後、5mlの
水に溶解した1.0gのヘキサフルオロアンチモン酸ナトリ
ウムをそれに添加した。この混合物を3時間にわたって
60〜70℃に加熱し、次いで水中に注ぎ込んだところ、ヨ
ードニウムヘキサフルオロアンチモン酸塩基を含有する
0.5gのポリアミドが得られた。元素分析によれば、この
ポリアミド3.5(重量)%のアンチモンを含有すること
が判明した。
水に溶解した1.0gのヘキサフルオロアンチモン酸ナトリ
ウムをそれに添加した。この混合物を3時間にわたって
60〜70℃に加熱し、次いで水中に注ぎ込んだところ、ヨ
ードニウムヘキサフルオロアンチモン酸塩基を含有する
0.5gのポリアミドが得られた。元素分析によれば、この
ポリアミド3.5(重量)%のアンチモンを含有すること
が判明した。
上記の重合体を乾燥した後、4−ビニルシクロヘキセン
ジオキシド中に2%の重合体を溶解した。この溶液をガ
ラス板上に流延した後、得られた薄いフィルムを GE
H3T7中圧水銀ランプで照射した。このフィルムは90秒間
の紫外線照射によって硬化した。
ジオキシド中に2%の重合体を溶解した。この溶液をガ
ラス板上に流延した後、得られた薄いフィルムを GE
H3T7中圧水銀ランプで照射した。このフィルムは90秒間
の紫外線照射によって硬化した。
他方、上記の溶液に0.2%の安息香酸第二銅を添加し、
得られた混合物をアルミニウム製のなべに注ぎ込んだ。
このなべをホットプレート上に載せて100℃で2分間に
わたり加熱したところ、硬質の硬化樹脂が得られた。
得られた混合物をアルミニウム製のなべに注ぎ込んだ。
このなべをホットプレート上に載せて100℃で2分間に
わたり加熱したところ、硬質の硬化樹脂が得られた。
以上、本発明の若干の実施例を記載したが、これらは本
発明の数多くの実施の態様のほんの一部を例示するもの
に過ぎない。本発明は、これらの実施例に先立つ記載中
に示される通り、遥かに広い範囲の感光性ヨードニウム
硫酸水素塩重合体、かかる重合体を式(3)のアルカリ
金属またはアルカリ土類金属ポリフルオロ化合物と共に
複分解して得られるヨードニウム塩重合体、並びにかか
るヨードニウム塩重合体を使用して成る熱硬化性および
光硬化性組成物に関するものであることを理解すべきで
ある。
発明の数多くの実施の態様のほんの一部を例示するもの
に過ぎない。本発明は、これらの実施例に先立つ記載中
に示される通り、遥かに広い範囲の感光性ヨードニウム
硫酸水素塩重合体、かかる重合体を式(3)のアルカリ
金属またはアルカリ土類金属ポリフルオロ化合物と共に
複分解して得られるヨードニウム塩重合体、並びにかか
るヨードニウム塩重合体を使用して成る熱硬化性および
光硬化性組成物に関するものであることを理解すべきで
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 77/00 LQY 9286−4J
Claims (16)
- 【請求項1】式 [式中、R1およびR2はC( 6 − 1 4 )アリーレン基
または界面重合に際して不活性な1〜4個の1価置換基
を有するC( 6 − 1 4 )アリーレン基であり、Qは (ただし、R3は2価のC( 1 − 1 4 )炭化水素基また
は界面重合に際して不活性な1価の置換基を有する2価
のC( 1 − 1 4 )炭化水素基であり、またR4およびR
5は水素原子もしくはC( 1 − 8 )アルキル基であっ
て、それらは同じであっても相異なっていてもよい)お
よび−OR6O−(ただし、R6は2価のC( 2 − 3 0 )
有機基である)から成る群より選ばれた1員であり、Y
はホウ素、リン、ヒ素またはアンチモンであり、そして
nは4〜6の値を有する整数である]で表わされる化学
結合単位から成ることを特徴とするヨードニウム塩重合
体。 - 【請求項2】Qが (ただし、R3は2価のC( 1 − 1 4 )炭化水素基であ
り、またR4およびR5は水素原子もしくはC( 1 − 8
)アルキル基であって、それらは同じであっても相異な
っていてもよい)である請求項1記載のヨードニウム塩
重合体。 - 【請求項3】Qが−OR6O−(ただし、R6は2価のC
( 2 − 3 0 )有機基である)である請求項1記載のヨー
ドニウム塩重合体。 - 【請求項4】Qがcis−2.5−ジメチルピペラジン基とtr
ans−2.5−ジメチルピペラジン基との混合物である請求
項1記載のヨードニウム塩重合体。 - 【請求項5】QがビスフェノールA単位である請求項1
記載のヨードニウム塩重合体。 - 【請求項6】Qが化学結合したフタロイル基を含む請求
項1記載のヨードニウム塩重合体。 - 【請求項7】Yがアンチモンである請求項1記載のヨー
ドニウム塩重合体。 - 【請求項8】式 (式中、RはC( 1 − 8 )アルキル基であり、そしてa
は0〜3の整数である)で表わされるカルボキシヨード
ニウム硫酸水素塩。 - 【請求項9】(a)式 (式中、RはC( 1 − 8 )アルキル基であり、Xはハロ
ゲン原子であり、そしてaは0〜3の整数である)で表
わされるジアリールジハロカルボニルヨードニウム硫酸
水素塩および式 (式中、R3は2価のC( 1 − 1 4 )炭化水素基であ
り、またR4およびR5は水素原子もしくはC( 1 − 8
)アルキル基であって、それらは同じであっても相異な
っていてもよい)で表わされる有機ジアミンのほぼ等モ
ル量を界面重合条件下で反応させ、次いで(b)得られ
た反応混合物から感光性ヨードニウムポリアミドを回収
する両工程から成ることを特徴とする感光性ヨードニウ
ム重合体の製造方法。 - 【請求項10】(a)式 (式中、RはC( 1 − 8 )アルキル基であり、Xはハロ
ゲン原子であり、そしてaは0〜3の整数である)で表
わされるジアリールジハロカルボニルヨードニウム硫酸
水素塩および式 HO−R6−OH (式中、R6は2価のC( 2 − 3 0 )有機基である)で
表わされる有機ジヒドロキシ化合物のほぼ等モル量を界
面重合条件下で反応させ、次いで(b)得られた反応混
合物から感光性ヨードニウムポリエステルを回収する両
工程から成ることを特徴とする感光性ヨードニウム重合
体の製造方法。 - 【請求項11】(a)カチオン重合性有機物質、(b)
式 [式中、R1およびR2はC( 6 − 1 4 )アリーレン基
または界面重合に際して不活性な1〜4個の1価置換基
を有するC( 6 − 1 4 )アリーレン基であり、Qは (ただし、R3は2価のC( 1 − 1 4 )炭化水素基また
は界面重合に際して不活性な1価の置換基を有する2価
のC( 1 − 1 4 )炭化水素基であり、またR4およびR
5は水素原子もしくはC( 1 − 8 )アルキル基であっ
て、それらは同じであっても相異なっていてもよい)お
よび−OR6O−(ただし、R6は2価のC( 2 − 3 0 )
有機基である)から成る群より選ばれた1員であり、Y
はホウ素、リン、ヒ素またはアンチモンであり、そして
nは4〜6の値を有する整数である]で表わされる化学
結合単位から成るヨードニウム塩重合体、並びに(c)
有効量の銅化合物の諸成分から成ることを特徴とする熱
硬化性組成物。 - 【請求項12】前記カチオン重合性有機物質がエポキシ
樹脂である請求項11記載の熱硬化性組成物。 - 【請求項13】Yがアンチモンである請求項11記載の熱
硬化性組成物。 - 【請求項14】(a)カチオン重合性有機物質、並びに
(b)式 [式中、R1およびR2はC( 6 − 1 4 )アリーレン基
または界面重合に際して不活性な1〜4個の1価置換基
を有するC( 6 − 1 4 )アリーレン基であり、Qは (ただし、R3は2価のC( 1 − 1 4 )炭化水素基また
は界面重合に際して不活性な1価の置換基を有する2価
のC( 1 − 1 4 )炭化水素基であり、またR4およびR
5は水素原子もしくはC( 1 − 8 )アルキル基であっ
て、それらは同じであっても相異なっていてもよい)お
よび−OR6O−(ただし、R6は2価のC( 2 − 3 0 )
有機基である)から成る群より選ばれた1員であり、Y
はホウ素、リン、ヒ素またはアンチモンであり、そして
nは4〜6の値を有する整数である]で表わされる化学
結合単位から成るヨードニウム塩重合体の両成分から成
ることを特徴とする光硬化性組成物。 - 【請求項15】前記カチオン重合性有機物質がエポキシ
樹脂である請求項14記載の光硬化性組成物。 - 【請求項16】Yがアンチモンである請求項14記載の光
硬化性組成物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/103,156 US4840977A (en) | 1987-10-01 | 1987-10-01 | Polymeric iodonium salts, method for making, and heat curable compositions |
US103,156 | 1987-10-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01144416A JPH01144416A (ja) | 1989-06-06 |
JPH0651790B2 true JPH0651790B2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=22293684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63239107A Expired - Lifetime JPH0651790B2 (ja) | 1987-10-01 | 1988-09-26 | ヨードニウム塩重合体、それの製造方法および熱硬化性組成物 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4840977A (ja) |
EP (1) | EP0310881A3 (ja) |
JP (1) | JPH0651790B2 (ja) |
KR (1) | KR890006703A (ja) |
GB (1) | GB2210379B (ja) |
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WO1992004396A1 (en) * | 1990-08-30 | 1992-03-19 | The Regents Of The University Of California | Photogenerated conducting organic polymers |
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DE102007015261A1 (de) | 2007-03-27 | 2008-10-02 | Aacure Aadhesives Gmbh | Reaktivmasse und Verfahren zur Aufbringung hierfür |
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1988
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