JPH0651612A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0651612A
JPH0651612A JP4203582A JP20358292A JPH0651612A JP H0651612 A JPH0651612 A JP H0651612A JP 4203582 A JP4203582 A JP 4203582A JP 20358292 A JP20358292 A JP 20358292A JP H0651612 A JPH0651612 A JP H0651612A
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JP
Japan
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photosensitive drum
image
carrier
transfer
toner
Prior art date
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JP4203582A
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English (en)
Inventor
Toru Ishihara
徹 石原
Katsuyuki Ito
克之 伊藤
Toshiro Murano
敏郎 村野
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】クリーニングレスプロセスとオゾンフリープロ
セスを組み合わせた画像形成装置において、ポジ残像を
発生しにくくする。 【構成】転写が終了した後に像担持体の表面に残留した
現像剤を、帯電が終了した後で、転写が開始する前に回
収する。そして、前記像担持体に接触して回転部材が配
設され、表面を均一に帯電させ、表面電位を発生させ
る。該回転部材は、回転手段によって回転させられ、回
転方向を前記像担持体の回転方向と逆にし、該回転部材
の表面速度を前記像担持体の表面速度より高くしてあ
る。したがって、像担持体の表面に残留した現像剤はほ
ぐされ、像担持体への束縛力が小さくなる。また、この
時、残留した現像剤が存在する箇所の付近は均一かつ十
分に帯電させられる。前記回転部材を導電性発泡体で形
成した場合、導電性発泡体特有の表面形状が、残留した
現像剤を移動させるのに効果的に作用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真装置などの乾
式の現像剤を用いる画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真プリンタのように電子写
真方式を利用した画像形成装置においては、一般に像担
持体、すなわち感光体ドラムの表面を一様かつ均一に帯
電する帯電工程、帯電させられた該感光体ドラムに静電
潜像を書き込む潜像形成工程、乾式の現像剤、すなわち
トナーによって前記静電潜像を現像する現像工程、前記
感光体ドラムの表面のトナーを転写材に転写する転写工
程、該転写材上のトナーを定着する定着工程、及び前記
転写工程後に感光体ドラムの表面に残留したトナーを清
掃するクリーニング工程によって画像を形成するように
なっている。また、前記転写が終了した後で、次の帯電
が開始する前に、感光体ドラムに残像が形成されるのを
防止するために除電工程を設けているものもある。そし
て、前記帯電工程及び転写工程においては、一般にコロ
ナ放電によって帯電及び転写が行われる。
【0003】ところが、該コロナ放電を用いると、オゾ
ンなどの有害物質が発生してしまう。このため、フィル
タなどによって有害物質を補集するようにしているが、
長時間フィルタを使用すると補集効率が低下したり、フ
ィルタを交換する必要がある。そこで、ローラ方式転写
(電子通信学会論文誌 '77/4 Vol.J60-C N0.4 P.213-8
参照) によってオゾンが発生しないようにしたオゾンフ
リープロセスが提供されている。
【0004】前記ローラ方式転写によるオゾンフリープ
ロセスにおいては、現像によって感光体ドラムの表面に
形成されたトナー像に転写材を重ね、その上から転写ロ
ーラを押し当て、該転写ローラにトナーと逆極性の電圧
を印加するようにしている。これによって、前記転写材
とトナー像の上層部間の空間に電界が発生し、該電界の
静電気力によってトナーが転写材に転写される。また、
ローラ方式転写と同様の原理で帯電を行うようにしたも
のも提供されている。
【0005】また、クリーニング工程を省略したクリー
ニングレスプロセスが提供されている(Japan Hard-Cop
y '89 論文集 P.143-6参照)。該クリーニングレスプロ
セスにおいては、露光によって感光体ドラムの表面電位
が減衰した部分にトナーが反転現像によって付着させら
れ、同時に、未露光部分に残留して薄く付着しているト
ナーは現像装置に回収される。すなわち、感光体ドラム
の表面に残留したトナーは帯電工程で帯電させられる
が、帯電された感光体ドラムの表面電位と現像バイアス
との差により、トナーが静電気力によって現像装置に吸
引されてしまう。
【0006】前記クリーニングレスプロセスを利用する
と、画像形成装置を小型化することが可能であるととも
に、残留したトナーを現像工程で回収することができる
ので、トナーを廃棄する必要がなく、極めて効率良くト
ナーを使用することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の画像形成装置においては、オゾンフリープロセスの
場合、残留したトナーをクリーニングブレードによって
回収する方式を採っており、回収したトナーを処理する
必要がある。また、クリーニングレスプロセスの場合、
帯電工程及び転写工程でコロナ放電を行う方式を採って
おり、オゾンなどの有害物質が発生してしまう。したが
って、発生した有害物質をフィルタによって補集してい
るが、補集効率は画像形成装置の使用時間が増加すると
ともに徐々に低下してしまうだけでなく、フィルタを交
換するための保守・管理が必要となり作業が煩わしくな
る。
【0008】そこで、両プロセスを組み合わせることが
考えられるが、以下の理由で困難である。すなわち、ク
リーニングレスプロセスにおいて、帯電ローラなどによ
る接触帯電方法すなわちオゾンフリーとなる帯電方法を
採用すると、転写工程後に残留したトナーに起因するポ
ジ残像(転写工程後に残留したトナーが現像工程で回収
することができずに、次の転写工程でバックグラウンド
上に転写されて可視像となるもの。)がコロナ放電など
による非接触帯電方法を採用する場合と比較して発生し
やすい。
【0009】これは、次の理由によるものと考えられ
る。すなわち、非接触帯電方法では、残留したトナーは
主に鏡像力によって感光体ドラムに付着している。した
がって、感光体ドラムへの鏡像力に抗して残留したトナ
ーをクリーニング装置(現像装置)内に転移させるため
には、主に感光体ドラムの電位と現像ローラの電位によ
って定められるクリーニング電界(現像電界)と残留し
たトナー粒子の電荷との積で与えられるクーロン力が必
要であり、しかも該クーロン力が前記鏡像力を上回るこ
とが必要になる。そして、そのような条件が満たされた
ときにポジ残像の無い良好な画像を得ることができる。
【0010】一方、接触帯電方法では、帯電部材は適当
な圧力で感光体ドラムに接することが必要であるため残
留したトナーは鏡像力に加えてファン・デル・ワールス
力(例えば、機械的な力などの非クーロン力)も受け、
感光体ドラムに付着することになる。すなわち、非接触
帯電方法の場合と比較して、残留したトナーの感光体ド
ラムへの束縛力がファン・デル・ワールス力の分だけ大
きくなるため、その分クリーニングすることが困難にな
ってしまう。
【0011】また、接触帯電方法では、非接触帯電方法
の場合のように感光体ドラムの表面における残留したト
ナーが存在する箇所の付近を均一に帯電させることが難
しく、局部的に帯電の不十分な場所が生じやすい。その
場合、残留したトナーをクリーニングするに当たって、
クリーニング電界の強さを決定する感光体ドラムの表面
電位が所期の値よりも小さくなってしまうことが考えら
れる。
【0012】本発明は、前記従来の画像形成装置の問題
点を解決して、クリーニングレスプロセスとオゾンフリ
ープロセスを組み合わせた画像形成装置において、ポジ
残像が発生しにくく、良好な画像を得ることができる画
像形成装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の画
像形成装置においては、転写が終了した後に像担持体の
表面に残留した現像剤を、帯電が終了した後で、転写が
開始する前に回収するようになっている。そして、前記
像担持体に接触して回転部材が配設され、表面を均一に
帯電させ、表面電位を発生させる。該回転部材は、回転
手段によって回転させられ、回転方向を前記像担持体の
回転方向と逆にし、該回転部材の表面速度を前記像担持
体の表面速度より高くする。
【0014】前記回転部材を導電性発泡体で形成するこ
とができる。
【0015】
【作用】本発明によれば、前記のように転写が終了した
後に像担持体の表面に残留した現像剤を、帯電が終了し
た後で、転写が開始する前に回収するようになってい
る。そして、前記像担持体に接触して回転部材が配設さ
れ、表面を均一に帯電させ、表面電位を発生させる。表
面が帯電させられた像担持体の表面には静電潜像が形成
され、該静電潜像に現像剤が付着させられて現像が行わ
れる。現像が行われた後の像担持体は、転写材と接触し
て現像剤の像が転写される。
【0016】この時、像担持体の表面に残留した現像剤
は前記回転部材と接触する。該回転部材は、回転手段に
よって回転させられ、回転方向を前記像担持体の回転方
向と逆にし、該回転部材の表面速度を前記像担持体の表
面速度より高くしてある。したがって、像担持体の表面
に残留した現像剤はほぐされ、像担持体への束縛力が小
さくなる。また、この時、残留した現像剤が存在する箇
所の付近は均一かつ十分に帯電させられる。
【0017】前記回転部材を導電性発泡体で形成した場
合、導電性発泡体特有の表面形状が、残留した現像剤を
移動させるのに効果的に作用する。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の画像形成装置の
概略図である。図において、1は矢印A方向に回転する
感光体ドラムである。本実施例では、負極性のOPC
(有機感光体)を用いており、誘電層の誘電率εP は εP =3.5ε0 である。ただし、真空誘電率ε0 を8.855×10
-12 〔c/v・m〕、誘電層の厚さを20〔μm〕とす
る。2は導電性ゴムローラから成る帯電ローラであり、
感光体ドラム1に所定の圧力で接触し、回転する。前記
帯電ローラ2の電気抵抗は100 〜109 〔Ω〕程度と
されるが、本実施例では電気抵抗が105 〔Ω〕の導電
性ゴムローラを用いている。ここでいう電気抵抗は、帯
電ローラ2の表面の感光体ドラム1との接触部分(ニッ
プ幅×長手方向長さの部分)と導電シャフト2a間の電
気抵抗をいう。2bは前記導電シャフト2aに電圧を供
給するための電源である。
【0019】3は感光体ドラム1に静電潜像を書き込む
静電潜像書込装置である。本実施例ではLEDアレイを
用いているが、ほかにレーザビーム走査装置、液晶シャ
ッタアレイ等を用いることもできる。4はトナー担持体
となる現像ローラであり、所定の圧力で感光体ドラム1
に接触し、矢印B方向に回転する。
【0020】前記現像ローラ4の電気抵抗は100 〜1
9 〔Ω〕程度とするが、本実施例では電気抵抗を10
6 〔Ω〕とする。図示しない手段によって数十ミクロン
に薄層化された現像ローラ4上の現像剤すなわちトナー
は、現像ローラ4の回転に伴って、感光体ドラム1との
接触部分である現像領域に入り、現像が行われる。トナ
ーは感光体ドラム1の帯電極性と同極性の電荷を有し、
反転現像が行われる。4bは導電シャフト4aに電圧を
供給するための電源であり、該電源4bによって感光体
ドラム1の画像部の電位と非画像部の電位の中間の電位
が現像バイアスとして現像ローラ4に付与される。
【0021】また、5は転写ローラであり、図示しない
手段によって矢印C方向に搬送させられる転写材6上に
感光体ドラム1の表面のトナー像を転写させる。該転写
ローラ5は、所定の圧力で感光体ドラム1に接触し、従
動する構造になっている。転写ローラ5のほかに実質的
にその性能が満足される他の転写手段を使用することも
できる。
【0022】本実施例で用いた転写ローラ5の電気抵抗
は、帯電ローラ2の場合と同様に定義され、転写ローラ
5の表面の感光体ドラム1との接触部分と導電シャフト
5a間の電気抵抗をいい、100 〜109 〔Ω〕程度と
するが、本実施例では108〔Ω〕とする。前記トナー
像が転写された転写材6は感光体ドラム1から分離さ
れ、図示しない定着装置に導入され、定着が終了した後
に印刷物として画像形成装置の外に排出される。5bは
導電シャフト5aに電圧を供給するための電源である。
【0023】転写が終了した後に感光体ドラム1の表面
に残留したトナーは、感光体ドラム1の矢印A方向の回
転によって帯電ローラ2と接触するが、感光体ドラム1
に付着したまま通過し、感光体ドラム1の回転によって
現像領域に達する。この段階において、画像部には、静
電潜像書込装置3によって静電潜像の書込みが行われる
が、該画像部に残留したトナーはそのまま感光体ドラム
1に付着しており、その上から更に現像が行われる。一
方、非画像部に残留したトナーは主に静電気力、すなわ
ちクーロン力で現像ローラ4によって回収される。
【0024】本実施例においては、帯電ローラ2を図に
示す矢印D方向(感光体ドラム1の回転方向と逆方向)
に回転させるようにしている。これに対して、感光体ド
ラム1と同方向に帯電ローラ2を回転させると、接触す
る表面の摩擦が極めて大きくなるためにジッタが発生す
るとともに均一な圧力で帯電ローラ2が感光体ドラム1
に接することが困難になるために帯電むらが発生し、良
好な画像を得ることができなかった。
【0025】なお、本実施例では感光体ドラム1の回転
を図示しないギヤで分けることによって帯電ローラ2の
駆動力を得ているが、その他の手段、例えば帯電ローラ
2のみを回転させるモータなどの動力手段によって得る
ことも可能である。図2は画像形成装置を使用して出力
した画像上のポジ残像強度を示す図である。
【0026】図において、Vr /VP は帯電ローラ2の
表面速度Vr と感光体ドラム1の表面速度VP の速度比
である。また、帯電ローラ2をコロナ放電帯電器(非接
触帯電方法)に交換した時に得られる画像上のポジ残像
強度も併せて示している。測定条件及び測定対象におい
て、感光体ドラム1の表面に残留したトナーの濃度は2
〔g/m2 〕となるように転写条件を設定し、現像ロー
ラ4上のトナー層厚は20〔μm〕に設定した。また、
現像バイアス電位は−300〔V〕とし、ポジ残像強度
は、色彩色差計(ミノルタ・カメラ株式会社製 CR−
200)を使用して測定した用紙上の正常部(ポジ残像
の無いバックグラウンド部)とポジ残像部の光学的反射
率の差と定義し、これを測定した。この値が大きいほど
ポジ残像はより顕著であるということが分かる。
【0027】帯電ローラ2を使用した場合、感光体ドラ
ム1の表面電位が高く、また、速度比Vr /VP が大き
くなるに従ってポジ残像強度は小さくなる。帯電ローラ
2を、 Vr /VP =1 の条件で使用した場合、感光体ドラム1の表面電位が1
100〔V〕以上でポジ残像が発生することがなくなる
が、感光体ドラム1の誘電層の実用耐圧が50〔V/μ
m〕程度であることを考えると、このような条件の設定
は実質的に不可能である。すなわち、前述したように本
実施例の感光体ドラム1の誘電層の厚さは20〔μm〕
であるので耐電圧は、 50〔V/μm〕×20〔μm〕=1000〔V〕 となる。したがって、感光体ドラム1の表面電位を10
00〔V〕以上に設定することは望ましくない。このよ
うに、 Vr /VP =1 の条件ではポジ残像を発生させずに良好な画像を得るこ
とができない。
【0028】一方、速度比Vr /VP が1.1,1.
5,2のそれぞれの条件では感光体ドラム1の表面電位
がそれぞれ700,600,500〔V〕より低い電位
であっても、ポジ残像を発生させずに良好な画像を得る
ことができる。これは、帯電ローラ2と感光体ドラム1
の表面速度に差を持たせることによって感光体ドラム1
に残留し強く付着したトナー粒子をほぐし(すなわちフ
ァン・デル・ワールス力を小さくし)、同時に感光体ド
ラム1の表面における残留したトナーが存在する箇所の
付近を均一かつ十分に帯電することができ、必要なクリ
ーニング電界の強さを確保することができるためである
と考えられる。
【0029】すなわち、 Vr /VP >1 の条件のときは、用紙上のバックグラウンド部に不規則
な黒点が増加することから、かぶりではなく、正規の現
像であることが分かっている。この場合、感光体ドラム
1の表面が均一に帯電されにくく、局部的に帯電不足が
生じるためにこのような不具合が発生してしまうと考え
られる。
【0030】一方、コロナ放電帯電器を使用する場合、
感光体ドラム1の表面電位が900〔V〕を超えるとポ
ジ残像が発生する。この場合、残留したトナーは実質的
に鏡像力のみによって感光体ドラム1に付着していると
考えられる。したがって、帯電ローラ2の場合のように
大きな感光体ドラム1の表面電位(大きなクリーニング
電界)を必要とすることなく十分なクリーニングが可能
である。逆に、感光体ドラム1の表面電位が高いときは
残留したトナーの電荷も大きく鏡像力がクリーニング電
界を上回ってしまうため、ポジ残像が発生してしまう。
【0031】このように、クリーニングレスプロセスに
おいて、接触帯電方法と非接触帯電方法とでは残留した
トナーに作用する力は同じではない。したがって、接触
帯電方法において、 Vr /VP =1 の条件では良好な画像を得ることができない。すなわ
ち、 Vr /VP >1 の条件では良好な画像を得ることができる。
【0032】図3は帯電ローラの材質が残留したトナー
のクリーニングに及ぼす影響を示す図である。感光体ド
ラム1の表面電位は500〔V〕とした。この条件で、
導電性ゴムの帯電ローラ2を使用した場合、 Vr /VP =2 の条件としなければポジ残像の発生を抑制することがで
きないが、導電性発泡体(例えば、ウレタン発泡体、シ
リコーン、EPDM発泡体等)の帯電ローラ2を使用し
た場合は、 Vr /VP =1.1 の条件でポジ残像の発生をほとんど抑制することがで
き、 Vr /VP =1.5 の条件のとき、ポジ残像の発生は完全に防止することが
できる。
【0033】なお、前記導電性発泡体のセル数は50個
/平方インチ以上とする。これ以下であると、残留した
トナーを移動させる能力が低下する。また、電気抵抗は
10 5 〜1011〔Ω・cm〕とする。105 〔Ω・c
m〕以下になると感光体ドラム1が絶縁破壊を発生する
危険性があり、1011〔Ω・cm〕以上では感光体ドラ
ム1の帯電不良を起こす。
【0034】これは、帯電性発泡体特有の表面形状が、
感光体ドラム1の表面に残留したトナーを移動させるの
に効果的に作用するためと考えられる。この実験は、導
電性発泡体の導電性ゴムに対する優位性を確認するため
に、前述したように感光体ドラム1の表面電位を500
〔V〕の低い値とした。そのため、 Vr /VP >1 の条件でもポジ残像が発生する領域があるが、感光体ド
ラム1の表面電位を700〔V〕以上に設定すると、導
電性ゴムの帯電ローラ2及び導電性発泡体の帯電ローラ
2のいずれもポジ残像が発生しない。
【0035】すなわち、導電性発泡体を帯電ローラ2に
使用したとき、導電性ゴムを帯電ローラ2に使用したも
のに比較してポジ残像の発生を一層抑えることができ
る。なお、本発明は前記実施例に限定されるものではな
く、本発明の趣旨に基づいて種々変形することが可能で
あり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、像担持体の表面に残留した現像剤は前記回転部材
と接触するようになっていて、該回転部材は、回転手段
によって回転させられ、回転方向を前記像担持体の回転
方向と逆にし、該回転部材の表面速度を前記像担持体の
表面速度より高くしてある。したがって、像担持体の表
面に残留した現像剤はほぐされ、像担持体への束縛力が
小さくなる。また、この時、残留した現像剤が存在する
箇所の付近が均一にかつ十分に帯電させられるため、必
要なクリーニング電界を形成することができる。
【0037】したがって、像担持体のクリーニングを十
分に行うことができ、ポジ残像が発生するのを防止する
ことができる。そして、前記回転部材を導電性発泡体で
形成した場合、導電性発泡体特有の表面形状が、残留し
た現像剤を移動させるのに効果的に作用する。したがっ
て、像担持体のクリーニングを一層十分に行うことがで
き、ポジ残像が発生するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の概略図である。
【図2】画像形成装置を使用して出力した画像上のポジ
残像強度を示す図である。
【図3】帯電ローラの材質が残留したトナーのクリーニ
ングに及ぼす影響を示す図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 帯電ローラ 3 静電潜像書込装置 4 現像ローラ 6 転写材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写が終了した後に像担持体の表面に残
    留した現像剤を、帯電が終了した後で、転写が開始する
    前に回収する画像形成装置において、(a)前記像担持
    体に接触して配設され、前記像担持体の表面を均一に帯
    電させる回転部材と、(b)該回転部材を回転させ、回
    転方向を前記像担持体の回転方向と逆にし、該回転部材
    の表面速度を前記像担持体の表面速度より高くする回転
    手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記回転部材が導電性発泡体で形成され
    る請求項1記載の画像形成装置。
JP4203582A 1992-07-30 1992-07-30 画像形成装置 Pending JPH0651612A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015004958A (ja) * 2013-05-22 2015-01-08 キヤノン株式会社 画像形成装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0434566A (ja) * 1990-05-31 1992-02-05 Toshiba Corp 記録装置

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