JPH0651548U - 直動転がり案内ユニット - Google Patents

直動転がり案内ユニット

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JPH0651548U
JPH0651548U JP091498U JP9149892U JPH0651548U JP H0651548 U JPH0651548 U JP H0651548U JP 091498 U JP091498 U JP 091498U JP 9149892 U JP9149892 U JP 9149892U JP H0651548 U JPH0651548 U JP H0651548U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、下面シールを側面シールに他の固
着部品を必要とせずに直接取り付けることができ、寸法
上の加工誤差があっても該誤差を許容でき、下面シール
の座屈等の変形が発生しない直動転がり案内ユニットを
提供する。 【構成】 この直動転がり案内ユニットは、エンドキャ
ップ5の外側に配置した側面シール6の下端に一対の突
起部7,7を形成し、下面シール12の長手方向端部に
係止用切欠部16を形成する。下面シール12をケーシ
ング2とエンドキャップ5との下面に密着させ、突起部
7,7を係止用切欠部16に挿入し、突起部7,7の先
端部を折り曲げて下面シール12の芯金部材にかしめて
下面シール12を側面シール6に取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、スライダを軌道レール上で摺動可能に構成した直動転がり案内ユ ニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、直動転がり案内ユニットにおいて、スライダが軌道レール上を摺動する 場合に、スライダと軌道レールとの間の摺動部のシールは、エンドキャップの両 端に配置した側面シール及びケーシングとエンドキャップとの下面に配置した下 面シールによって行われている。
【0003】 また、図6に示すような直動転がり案内ユニットが開示されている。図6は従 来の直動転がり案内ユニットの一例を示す斜視図である。図6に示すように、直 動転がり案内ユニットは、主として、長手方向両側壁面11に軌道溝9を形成し た軌道レール1と該軌道レール1上を跨架して摺動可能に装着されたスライダ1 9から構成されている。スライダ19は、軌道レール1に対して相対摺動可能で あり且つ各軌道溝9に対向する位置に軌道溝8を形成したケーシング2、対向す る軌道溝8,9間で相対移動可能に転走する多数の転動体であるボール4、及び ケーシング2の摺動方向即ち長手方向両端にそれぞれ取り付けたエンドキャップ 5を有している。エンドキャップ5には、軌道レール1とスライダ19との間の シールを達成する側面シール6が取り付けられると共に、軌道レール1とスライ ダ19間の摺動面に潤滑材を供給するためグリースニップル18が取り付けられ ている。更に、ケーシング2から転動体即ちボール4が脱落するのを防止するた め、保持バンド17が多数のボール4を囲むようにケーシング2に取り付けられ ている。また、ケーシング2及びエンドキャップ5と軌道レール1の長手方向両 側壁面11との間の摺動部をシールするため、エンドキャップ5とケーシング2 との下面に下面シール3が配置されている。
【0004】 このスライダ19は、軌道レール1に跨架した状態に載置され、軌道レール1 の軌道溝9に沿って循環する複数のボールから成る転動体4の介在で自在に摺動 するものである。即ち、軌道レール1の軌道溝9を走行する負荷域の転動体4は 、エンドキャップ5内に形成された方向転換路に導かれ、更にケーシング2の上 方で軌道溝8と平行に形成されたリターン通路孔10に移動し、多数の転動体4 は無限循環路内を無限循環するものである。このように、スライダ19に形成さ れた軌道溝8と軌道レール1の軌道溝9との間に位置する負荷されたボール4の 転動により、軌道レール1とスライダ19とが摺動自在に相対運動することがで きる。
【0005】 しかしながら、下面シール3は、肉薄で単純な形状であり、容易に製作できる という効果を有していたが、軌道溝8,9を形成しているケーシング2及び軌道 レール1との位置決め誤差や、該下面シール3が薄板であるため外力等により変 形し易い等の問題があった。
【0006】 上記の問題を解決するため、例えば、実開平3−118317号公報に開示さ れた直動案内軸受がある。該直動案内軸受のアンダーシール装置は、下面シール に相当するアンダーシールの軸方向の両端部に軸方向に延びる突部を形成すると 共に、側面シールの下端面に前記アンダーシールの突部が嵌合する嵌合孔を形成 したものから成る。上記のように、アンダーシールの突部を側面シールに形成し た嵌合孔に嵌め込むだけで抜け止めされるため簡単迅速に取り付けられる。そし て、前記突部の弾性変形や、前記嵌合部分に弾性片を配置することによって、前 記突部と嵌合孔との寸法誤差を容易に吸収することができるようにしている。
【0007】 また、他の例として、実開平3−121220号公報に開示された直動案内軸 受がある。該直動案内軸受のアンダーシール装置は、アンダーシールの軸方向の 両端部に、ハ字状に開くと共に相互に接近する方向に弾性変形可能な2叉突起を スライダの下面に向けて突設し、前記スライダの下端面の軸方向の両端部には前 記アンダーシールの2叉突起が嵌合する縦穴とこの縦穴に直交すると共にスライ ダの袖部を貫通する貫通孔とを設け、該貫通孔に前記アンダーシールの2叉突起 を嵌合するようにしたものである。アンダーシールの取り付けが、スライダの下 面に設けた縦穴にアンダーシールの2叉突起を差し込むことにより取り付けられ 、係止突起の係合により脱落が阻止される。同時に、前記縦穴に嵌合した2叉突 起の一方が縦穴内で弾性変形し、その弾性力で案内レールの側壁面に摺接するア ンダーシールのリップ部に予圧が負荷される。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
前記実開平3−118317号公報に開示された直動案内軸受は、アンダーシ ールと側面シールとの嵌合に当って寸法誤差を吸収することができても、アンダ ーシールをスライダ下面に密着させるための寸法精度が求められる、仮に、寸法 誤差がある場合、アンダーシールをスライダ下面に適切な強さで密着させること ができなくなる恐れが生じる。また、実開平3−121220号公報に開示され た直動案内軸受は、側面シールの挿入用縦穴及び貫通孔の構造が複雑で製作が困 難である。そして、該挿入用縦穴及び2叉状突起等に寸法誤差があると、アンダ ーシールのシール性能が損なわれる構造である。
【0009】 更に、これらの直動案内軸受では、アンダーシールの熱膨張等による伸長に対 し対策が講じられていないため、アンダーシールが伸長した場合、良好なシール 状態を確保できなくなるという問題があった。即ち、アンダーシールの側面シー ル又はエンドキャップとの係合が固定的であると、エンドキャップ及びケーシン グとアンダーシールとの熱膨張差でアンダーシールの側面シール又はエンドキャ ップ係合部間の長さに変化が生じ、そのためアンダーシールに座屈が発生して変 形し、アンダーシールのシール状態が損なわれる。
【0010】 そこで、この考案の目的は、上記の課題を解決することであり、下面シールを 側面シールに取り付ける簡単な構造によって他の固着手段を不要にし、下面シー ルの取付け取外しを容易にし、側面シールに対する下面シールの位置決めを容易 にし、しかも、それらの寸法誤差を吸収できるようにすると共に下面シールの熱 膨張等による伸長を許容できるように構成して良好なシール状態を確保できる直 動転がり案内ユニットを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記の目的を達成するために、次のように構成されている。即ち 、この考案は、長手方向両側壁面に軌道溝を形成した軌道レール、該軌道レール に対して相対摺動可能であり且つ前記各軌道溝に対向する位置に軌道溝を形成し たケーシング、該ケーシングの長手方向両端に取り付けたエンドキャップ、該エ ンドキャップの外側に設けた側面シール、対向する前記軌道溝間を循環移動可能 に転走する複数の転動体、並びに前記ケーシング、前記エンドキャップ及び前記 軌道レールに対してシールするシール部材と該シール部材を固着した芯金部材と から成る下面シールを有する直動転がり案内ユニットにおいて、前記側面シール の下端には下方に伸び且つ幅方向に隔置した一対の突起部が形成され、前記下面 シールの長手方向端部には前記突起部に対応した位置に係止用切欠部が形成され 、前記突起部は前記係止用切欠部に挿通し且つ前記突起部の先端部が幅方向に折 り曲げられた係止部で前記下面シールの前記芯金部材にかしめられていることを 特徴とする直動転がり案内ユニットに関する。
【0012】 また、この直動転がり案内ユニットにおいて、前記下面シールの前記係止用切 欠部の幅方向の端面と該端面に対する前記突起部の対向面との間に隙間が形成さ れているものである。
【0013】 また、この直動転がり案内ユニットにおいて、前記下面シールの前記係止用切 欠部と前記側面シールの前記突起部とによって前記下面シールの位置決めができ るものである。
【0014】
【作用】
この考案による直動転がり案内ユニットは、ケーシング、エンドキャップ及び 軌道レールに対してシールするための下面シールをスライダに組み込むために、 側面シールに下面シールを取り付けたものであり、側面シールの下端に幅方向に 隔置して一対の突起部を形成し、該突起部に対応して下面シールの長手方向端部 に係止用切欠部を形成する。突起部を係止用切欠部に挿通し、下面シールをケー シングとエンドキャップとの下面に密着させた状態で、突起部の先端部を幅方向 で且つ互いに離れる方向に折り曲げて下面シールの芯金部材に対してかしめる。 突起部のかしめ加工によって、下面シールは前記ケーシングとエンドキャップと の下面に密着し、且つ下面シールのリップ部がレール側壁面に当接するようにス ライダに組み込むことができる。
【0015】 従って、下面シールは側面シールの突起部の折り曲げられた先端部で支持され ており、突起部を弾性部材で作製して突起部がばね力を有している場合には、下 面シールは側面シールに弾性的に支持されることになる。そこで、前記下面シー ルが外力、熱膨張差等により長手方向に伸びた場合には、下面シールの長手方向 の伸びを側面シール下部に形成した突起部の弾性で許容することができる。また 、前記下面シールの前記係止用切欠部の幅方向の端面と該端面に対する前記突起 部の対向面との間に隙間を形成しておけば、下面シールの軌道レールに対する移 動を突起部のばね力に抗して下面シールがスリップすることができる。従って、 下面シールのリップ部の摩耗に応じて下面シールを軌道レール側へ移動させて摩 耗調整を行うことができる。
【0016】
【実施例】
以下、図面を参照して、この考案による直動転がり案内ユニットの実施例を説 明する。図1はこの考案による直動転がり案内ユニットの一実施例の一部を示す 一部破断の端面図、図2は図1の直動転がり案内ユニットの一部を示す下面図、 図3は図1の直動転がり案内ユニットにおける側面シールと下面シールとの取付 構造を示す内面図、図4は図1の直動転がり案内ユニットにおける側面シールと 下面シールとの組み立て説明のための分解斜視図、図5は側面シールと下面シー ルの取付け状態を示す斜視図である。各図面において、図6に示す部品に付した 符号と同一の作用を有する部品には同一の符号を付している。
【0017】 この考案による直動転がり案内ユニットは、図6に示す直動転がり案内ユニッ トと基本的には同一の構成を有するものであり、直動転がり案内ユニットにおけ る下面シール12を側面シール6に取付けた構造に特徴を有するものである。即 ち、この直動転がり案内ユニットは、図示していないが、図6を参照すると、長 手方向両側壁面11に軌道溝9を形成した軌道レール1、及び軌道レール1に跨 架して相対摺動可能なスライダ19から構成されている。このスライダ19は、 軌道レール1に対して相対摺動可能であり且つ前記各軌道溝9に対向する位置に 軌道溝8を形成したケーシング2、対向する軌道溝8,9間で相対移動可能に転 走する多数の転動体4、ケーシング2の長手方向両端に取り付けたエンドキャッ プ5、エンドキャップ5の反ケーシング側に配置された側面シール6、ケーシン グ2とエンドキャップ5との下面に配置された下面シール12を有している。
【0018】 下面シール12は、軌道レール1、ケーシング2及びエンドキャップ5に対し てシールを行うものである。下面シール12は、スチール等の金属材料から成る 芯金部材13と該芯金部材13に固着したゴム、プラスチック等の弾性材料から 成るシール部材14とから構成されている。シール部材14は、軌道レール1の 側壁面11に当接してシール状態を形成するリップ部15を備えている。また、 側面シール6は、スチール等の金属材料から成る金属プレート28と、スライダ 19と軌道レール1との間の摺動部をシールするため、金属プレート28に固着 したゴム、プラスチック等の弾性材料から成るシール部材29とから構成されて いる。
【0019】 この直動転がり案内ユニットにおいて、特に、下面シール12の長手方向両端 部には、係止用切欠部16が形成されている。エンドキャップ5の外側即ち反ケ ーシング側に配置される側面シール6の下端には、一対の突起部7,7が形成さ れている。側面シール6の突起部7を下面シール12の両端部に形成した係止用 切欠部16に挿入し、下面シール12がケーシング2及びエンドキャップ5の下 面に密着状態に配置された状態で、突起部7の先端部は幅方向に折り曲げられ、 下面シール12の芯金部材13に突起部7がかしめられて係止部25が形成され る。そして、下面シール12は、側面シール6の突起部7の折り曲げた係止部2 5で支持される。従って、軌道レール1を設置するベットとスライダ19(図6 )の下面との距離H(図1)を大きくすることができ、設計の自由度が大きいも のとなる。
【0020】 また、この直動転がり案内ユニットにおいて、側面シール6に対する下面シー ル12の位置決めについては、上下方向の位置決めは、側面シール6の下端面2 3と下面シール12の上面20とを当接させることで行われ、次いで、突起部7 の先端部を幅方向に折り曲げて係止部25の上面22を下面シール12の下面に 接触させて、下面シール12を側面シール6で支持する。幅方向の位置決めは、 側面シール6の突起部7の幅方向面24と係止用切欠部16の幅方向面26とで 行われる。また、長手方向の位置決めは、係止用切欠部16の底面21と突起部 7の長手方向内面27とで行われる。従って、この直動転がり案内ユニットにお いて、側面シール6に対する下面シール12の位置決めは全方向の位置決めを行 うことができる。しかも、この直動転がり案内ユニットは、側面シール6への下 面シール12の組み込みにおいて他の固着部品を必要としない簡単な取付構造で ある。
【0021】 係止用切欠部16の形状は、図1では、方形であって、係止用切欠部16の切 り欠き幅は、芯金部材13に形成した係止用切欠部よりもシール部材14に形成 した切欠部30の方が若干大きく形成されている。突起部7の先端部即ちかしめ た部分即ち係止部25は、芯金部材13に直接接触することになり、突起部7の 芯金部材13へのかしめを強固な構造に構成している。係止用切欠部16の切り 欠き幅は、芯金部材13及びシール部材14とも同じ幅であっても良く、この場 合、突起部7,7はシール部材14の外側からかしめられることになる。また、 係止用切欠部16の切り欠き深さ即ち係止用切欠部16の長手方向長さは、少な くとも側面シール6の突起部7,7の位置決めを行うことができる深さに形成し 、場合によっては、係止用切欠部16の切り欠き深さをより深く形成し、下面シ ールが伸長した場合に、下面シール12が係止爪7,7に対して当接することな く摺動できるスペースを形成することもできるが、この場合には、位置決めを容 易にするためシム等を介在させてもよい。
【0022】 また、突起部7の形状を、図では略平行に突出させたものが示されているが、 幅方向に傾斜し、一対の突起部7,7でハの字状に拡開させた形状に形成しても よく、芯金部材13の厚さ分だけ基部を突出させ、その先端に爪部を形成する等 の設計変更が可能である。
【0023】 上記実施例では、下面シール12は、下面シール12のリップ部15を軌道レ ール1の側壁部11に当接する側にのみ設けたものを示したが、下面シール12 にはリップ部15とは反対側にケーシング2とエンドキャップ5との下面に当接 するリップ部を設けることもできる。また、下面シール12には1つの係止用切 欠部16を長手方向両端部に形成し且つ側面シール6に一対の突起部7を形成し て、下面シール12の両端部で側面シール6の突起部7をかしめるものを示した が、下面シール12に一対の係止用切欠部を形成し、各係止用切欠部に側面シー ルの一対の突起部をそれぞれ挿入してかしめることもできる。更に、図面では、 下面シール12を全体形状として平板状のものを示したが、下面シール12の形 状はケーシング2とエンドキャップ5との下面の形状に対応させて形成すればよ い。
【0024】
【考案の効果】
この考案による直動転がり案内ユニットは、上記のように構成されており、次 のような効果を有する。即ち、この直動転がり案内ユニットにおけるスライダの ケーシングとエンドキャップとの下面に配置させた下面シールの装着は、下面シ ールに形成した係止用切欠部に側面シールに形成した突起部を挿入し、ケーシン グとエンドキャップとの下面に下面シールが密着した状態で、突起部の先端部を かしめることによって下面シールを側面シールに取け付けることができる。従っ て、下面シールの側面シールへの取付けがきわめて容易であり且つ簡単な構造で ある。しかも、側面シールに対する下面シールの位置決めは、突起部と係止用切 欠部とで全方向の位置決めを行なうことができ、側面シールへの下面シールの組 み込みで他の固着部品を必要としない簡単な構造に構成することができる。
【0025】 また、下面シールや側面シールに寸法上の加工誤差があっても、その加工誤差 を吸収して下面シールを側面シールに確実に取り付けることができ、しかも、下 面シールをケーシングとエンドキャップとの下面に確実に密着させることができ 、シール性能を低下させることがない。更に、下面シールのスライダへの組み込 みが、側面シールの下端に突出した突起部を下面シールの芯金部材に対してかし めて固定するため、該取付部分が下面シールの下方に突出することがない状態に 形成できる。従って、軌道レールを設置するベットとスライダの下面との距離H を大きくすることができ、設計の自由度が大きいものである。
【0026】 また、下面シールは側面シールの下端に突出した突起部の折り曲げた係止部の みで支持されているので、下面シールが熱膨張差等で長手方向に伸長した場合に 、前記突起部が弾性変形し下面シールの伸長を許容することができる。また、下 面シールのリップ部先端が予圧を受けて軌道レールの側壁面に当接されているた め、突起部が反軌道レール側に弾性変形している。このため、長期使用により前 記リップ部の先端が軌道レールの側壁面との摺接により摩耗しても、弾性変形し た突起部が復元して摩耗調整をすることができ、下面シールのリップ部による軌 道レールの側壁面とのシール状態が良好に維持される。場合によっては、前記係 止用切欠部の形状として、該係止用切欠部にかしめた突起部が幅方向内側に移動 することができるスペース即ち隙間を形成しておくと、下面シールのリップ部の 摩耗に対しても摩耗調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による直動転がり案内ユニットの一実
施例の一部を示す一部破断の端面図である。
【図2】図1の直動転がり案内ユニットの一部を示す下
面図である。
【図3】図1の直動転がり案内ユニットにおける側面シ
ールと下面シールとの取付構造を示す内面図である。
【図4】図1の直動転がり案内ユニットにおける側面シ
ールと下面シールとの組み立て説明のための分解斜視図
である。
【図5】図1の直動転がり案内ユニットにおける側面シ
ールと下面シールの取付け状態を示す斜視図である。
【図6】従来の直動転がり案内ユニットの一例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 軌道レール 2 ケーシング 5 エンドキャップ 6 側面シール 7 突起部 8,9 軌道溝 11 側壁面 12 下面シール 13 芯金部材 14 シール部材 15 リップ部 16 係止用切欠部 19 スライダ 25 係止部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向両側壁面に軌道溝を形成した軌
    道レール、該軌道レールに対して相対摺動可能であり且
    つ前記各軌道溝に対向する位置に軌道溝を形成したケー
    シング、該ケーシングの長手方向両端に取り付けたエン
    ドキャップ、該エンドキャップの外側に設けた側面シー
    ル、対向する前記軌道溝間を循環移動可能に転走する複
    数の転動体、並びに前記ケーシング、前記エンドキャッ
    プ及び前記軌道レールに対してシールするシール部材と
    該シール部材を固着した芯金部材とから成る下面シール
    を有する直動転がり案内ユニットにおいて、前記側面シ
    ールの下端には下方に伸び且つ幅方向に隔置した一対の
    突起部が形成され、前記下面シールの長手方向端部には
    前記突起部に対応した位置に係止用切欠部が形成され、
    前記突起部は前記係止用切欠部に挿通し且つ前記突起部
    の先端部が幅方向に折り曲げられた係止部で前記下面シ
    ールの前記芯金部材にかしめられていることを特徴とす
    る直動転がり案内ユニット。
  2. 【請求項2】 前記下面シールの前記係止用切欠部の幅
    方向の端面と該端面に対する前記突起部の対向面との間
    に隙間が形成されていることを特徴とする請求項1に記
    載の直動転がり案内ユニット。
  3. 【請求項3】 前記下面シールの前記係止用切欠部と前
    記側面シールの前記突起部とによって前記下面シールの
    位置決めができることを特徴とする請求項1に記載の直
    動転がり案内ユニット。
JP1992091498U 1992-12-17 1992-12-17 直動転がり案内ユニット Expired - Lifetime JP2563002Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992091498U JP2563002Y2 (ja) 1992-12-17 1992-12-17 直動転がり案内ユニット
US08/165,831 US5374127A (en) 1992-12-17 1993-12-14 Linear motion rolling guide unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992091498U JP2563002Y2 (ja) 1992-12-17 1992-12-17 直動転がり案内ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0651548U true JPH0651548U (ja) 1994-07-15
JP2563002Y2 JP2563002Y2 (ja) 1998-02-18

Family

ID=14028083

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