JPH0651402A - プロジェクタの光源装置 - Google Patents
プロジェクタの光源装置Info
- Publication number
- JPH0651402A JPH0651402A JP4218818A JP21881892A JPH0651402A JP H0651402 A JPH0651402 A JP H0651402A JP 4218818 A JP4218818 A JP 4218818A JP 21881892 A JP21881892 A JP 21881892A JP H0651402 A JPH0651402 A JP H0651402A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mirror surface
- light beams
- lamp bulb
- reflector
- light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Projection Apparatus (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 リフレクタで反射しない直接光のうち外方へ
放射される光の光利用率の向上を図るとともに、鏡面を
できるだけ小さくできるものを得ることを目的とするも
のである。 【構成】 ランプバルブ１１のガラス壁面であって、こ
のランプバルブ１１からの直接光線が、前記被照射体１
４外に放射される光線透過部分に、鏡面部４０を形成
し、この鏡面部４０は、ランプバルブ１１のガラス内壁
面にリング状に蒸着するか、またはリング状の鏡面体を
取り付けてなるものである。ランプバルブ１１からの直
接光線であって、被照射体１４外に放射されていた従来
の損失光線は、鏡面部４０によって反射され、さらにリ
フレクタ１２で平行光線となり、有効な光線となる。ま
た、鏡面部４０は、ランプバルブ１１のガラス壁面に形
成されるので、極めて小型化でき、コストアップになる
ことはない。
放射される光の光利用率の向上を図るとともに、鏡面を
できるだけ小さくできるものを得ることを目的とするも
のである。 【構成】 ランプバルブ１１のガラス壁面であって、こ
のランプバルブ１１からの直接光線が、前記被照射体１
４外に放射される光線透過部分に、鏡面部４０を形成
し、この鏡面部４０は、ランプバルブ１１のガラス内壁
面にリング状に蒸着するか、またはリング状の鏡面体を
取り付けてなるものである。ランプバルブ１１からの直
接光線であって、被照射体１４外に放射されていた従来
の損失光線は、鏡面部４０によって反射され、さらにリ
フレクタ１２で平行光線となり、有効な光線となる。ま
た、鏡面部４０は、ランプバルブ１１のガラス壁面に形
成されるので、極めて小型化でき、コストアップになる
ことはない。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ランプバルブから被照
射体外に放射される光を可能な限り有効利用して光利用
率を向上せしめたプロジェクタの光源装置に関するもの
である。
射体外に放射される光を可能な限り有効利用して光利用
率を向上せしめたプロジェクタの光源装置に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】図３は、透過型映像投影装置（スライド
プロジェクタ、液晶プロジェクタなど）の概念図であ
る。この図３において、光源１０からの光線がコンデン
サレンズ１３で集光され、フィルム、液晶などの被照射
体としての映像源１４、投写レンズ１５を経てスクリー
ン１６に投影されるものである。このスクリーン１６に
投影される映像は、大画面になる場合が多いため、光源
１０には大きなパワーを有するものが要求される。しか
し、単純に大きなパワーを有するものを用いるだけで
は、消費電力の増大や温度の異常な上昇などの問題があ
る。そのため、小さめのパワーの光源１０の利用率を可
能な限り向上することが重要である。
プロジェクタ、液晶プロジェクタなど）の概念図であ
る。この図３において、光源１０からの光線がコンデン
サレンズ１３で集光され、フィルム、液晶などの被照射
体としての映像源１４、投写レンズ１５を経てスクリー
ン１６に投影されるものである。このスクリーン１６に
投影される映像は、大画面になる場合が多いため、光源
１０には大きなパワーを有するものが要求される。しか
し、単純に大きなパワーを有するものを用いるだけで
は、消費電力の増大や温度の異常な上昇などの問題があ
る。そのため、小さめのパワーの光源１０の利用率を可
能な限り向上することが重要である。
【０００３】このため、図２に示すように、放物面状の
リフレクタ１２をランプバルブ１１の後に設置して、平
行な反射光を得るのが一般的な手段である。このリフレ
クタ１２だけでは、図２の斜線部Ａに示すように、反射
しない直接光のうち外方へ放射される光が多く存在し、
これが損失光となる。そこで、図２の鎖線にて示すよう
に、リフレクタ１２の外周縁に、ランプバルブ１１を中
心点とする球面リフレクタ２１を設け、この球面リフレ
クタ２１により、光源１０のランプバルブ１１中心に集
め、このランプバルブ１１を透過したり、反射したりし
て２次的な光源として再度利用しようとすることが行わ
れている。また、リフレクタ１２は、放物面の代わりに
回転楕円面鏡やレンズなどを組み合わせたものも存在し
ている。
リフレクタ１２をランプバルブ１１の後に設置して、平
行な反射光を得るのが一般的な手段である。このリフレ
クタ１２だけでは、図２の斜線部Ａに示すように、反射
しない直接光のうち外方へ放射される光が多く存在し、
これが損失光となる。そこで、図２の鎖線にて示すよう
に、リフレクタ１２の外周縁に、ランプバルブ１１を中
心点とする球面リフレクタ２１を設け、この球面リフレ
クタ２１により、光源１０のランプバルブ１１中心に集
め、このランプバルブ１１を透過したり、反射したりし
て２次的な光源として再度利用しようとすることが行わ
れている。また、リフレクタ１２は、放物面の代わりに
回転楕円面鏡やレンズなどを組み合わせたものも存在し
ている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような球
面リフレクタ２１によりランプバルブ１１中心に集めら
れた光は、ランプバルブ１１の外周面や発光部分にて散
乱してランプバルブ１１から発射されたものとはなら
ず、理論的な光利用率の向上とはかけ離れたものとなる
という問題があった。また、球面リフレクタ２１は、そ
の支持機構が複雑で、かつ、球面リフレクタ２１自身の
重量や空間占有体積が大きいなど、物理的な問題があ
り、さらにコストアップになるという問題があった。
面リフレクタ２１によりランプバルブ１１中心に集めら
れた光は、ランプバルブ１１の外周面や発光部分にて散
乱してランプバルブ１１から発射されたものとはなら
ず、理論的な光利用率の向上とはかけ離れたものとなる
という問題があった。また、球面リフレクタ２１は、そ
の支持機構が複雑で、かつ、球面リフレクタ２１自身の
重量や空間占有体積が大きいなど、物理的な問題があ
り、さらにコストアップになるという問題があった。
【０００５】本発明は、リフレクタで反射しない直接光
のうち外方へ放射される光の光利用率の向上を図るとと
もに、鏡面をできるだけ小さくできるものを得ることを
目的とするものである。
のうち外方へ放射される光の光利用率の向上を図るとと
もに、鏡面をできるだけ小さくできるものを得ることを
目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、ランプバルブ
１１からの光線をリフレクタ１２で反射して、プロジェ
クタの被照射体１４に光線を送るための光源１０におい
て、前記ランプバルブ１１のガラス壁面であって、この
ランプバルブ１１からの直接光線が、前記被照射体１４
外に放射される光線透過部分に、鏡面部４０を形成し、
この鏡面部４０は、ランプバルブ１１のガラス内壁面に
リング状に蒸着するか、またはリング状の鏡面体を取り
付けてなるものである。
１１からの光線をリフレクタ１２で反射して、プロジェ
クタの被照射体１４に光線を送るための光源１０におい
て、前記ランプバルブ１１のガラス壁面であって、この
ランプバルブ１１からの直接光線が、前記被照射体１４
外に放射される光線透過部分に、鏡面部４０を形成し、
この鏡面部４０は、ランプバルブ１１のガラス内壁面に
リング状に蒸着するか、またはリング状の鏡面体を取り
付けてなるものである。
【０００７】
【作用】ランプバルブ１１からの直接光線であって、被
照射体１４外に放射されていた従来の損失光線は、ラン
プバルブ１１のガラス壁面であって、このランプバルブ
１１からの直接光線が前記被照射体１４外に放射される
光線透過部分に形成した鏡面部４０によって反射され、
さらにリフレクタ１２で平行光線となり、有効な光線と
なる。また、鏡面部４０は、ランプバルブ１１のガラス
壁面に形成されるので、極めて小型化でき、コストアッ
プになることはない。
照射体１４外に放射されていた従来の損失光線は、ラン
プバルブ１１のガラス壁面であって、このランプバルブ
１１からの直接光線が前記被照射体１４外に放射される
光線透過部分に形成した鏡面部４０によって反射され、
さらにリフレクタ１２で平行光線となり、有効な光線と
なる。また、鏡面部４０は、ランプバルブ１１のガラス
壁面に形成されるので、極めて小型化でき、コストアッ
プになることはない。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図１において、リフレクタ１２の焦点位置に、ラ
ンプバルブ１１が設けられている。このランプバルブ１
１のランプ支持部１７は、光軸２３と一致するように、
リフレクタ１２の中心を貫通してソケット１９にて取付
けられている。
する。図１において、リフレクタ１２の焦点位置に、ラ
ンプバルブ１１が設けられている。このランプバルブ１
１のランプ支持部１７は、光軸２３と一致するように、
リフレクタ１２の中心を貫通してソケット１９にて取付
けられている。
【０００９】このような光源１０において、本発明で
は、ランプバルブ１１のガラス壁面にに、ランプバルブ
１１からの直接光線であって、前記被照射体１４外に放
射される光線を反射するための鏡面部４０を設けたもの
である。この鏡面部４０は、被照射体１４外に放射され
る光線だけを反射し、直接被照射体１４を照射する光線
は透過するように、リング状に形成される。この鏡面部
４０の形成には、ランプバルブ１１のガラス壁面（好ま
しくは内壁面の方がよいが、場合よっては外壁面であっ
てもよい）に、反射率が高く、熱に強い金属を蒸着によ
り形成する。また、蒸着に代えて、予め形成した鏡面部
４０を接着などにより取付けてもよい。
は、ランプバルブ１１のガラス壁面にに、ランプバルブ
１１からの直接光線であって、前記被照射体１４外に放
射される光線を反射するための鏡面部４０を設けたもの
である。この鏡面部４０は、被照射体１４外に放射され
る光線だけを反射し、直接被照射体１４を照射する光線
は透過するように、リング状に形成される。この鏡面部
４０の形成には、ランプバルブ１１のガラス壁面（好ま
しくは内壁面の方がよいが、場合よっては外壁面であっ
てもよい）に、反射率が高く、熱に強い金属を蒸着によ
り形成する。また、蒸着に代えて、予め形成した鏡面部
４０を接着などにより取付けてもよい。
【００１０】以上のような構成において、ランプバルブ
１１からの直接光線であって、被照射体１４外に放射さ
れていた従来の損失光線は、鏡面部４０によって反射さ
れ、さらに、リフレクタ１２にて反射されて有効な光線
となる。
１１からの直接光線であって、被照射体１４外に放射さ
れていた従来の損失光線は、鏡面部４０によって反射さ
れ、さらに、リフレクタ１２にて反射されて有効な光線
となる。
【００１１】
【発明の効果】本発明は、上述のように、ランプバルブ
１１からの光線をリフレクタ１２で反射して、プロジェ
クタの被照射体１４に光線を送るための光源１０におい
て、前記ランプバルブ１１のガラス壁面であって、この
ランプバルブ１１からの直接光線が、前記被照射体１４
外に放射される光線透過部分に、鏡面部４０を形成した
ので、リフレクタ１２だけによる集光手段に比較して、
大幅な光利用率の向上を図ることのできる。また、鏡面
部４０は、蒸着などで形成するので、構成が簡単で、か
つ、空間占有体積が小さく、さらにコストアップになる
こともない。
１１からの光線をリフレクタ１２で反射して、プロジェ
クタの被照射体１４に光線を送るための光源１０におい
て、前記ランプバルブ１１のガラス壁面であって、この
ランプバルブ１１からの直接光線が、前記被照射体１４
外に放射される光線透過部分に、鏡面部４０を形成した
ので、リフレクタ１２だけによる集光手段に比較して、
大幅な光利用率の向上を図ることのできる。また、鏡面
部４０は、蒸着などで形成するので、構成が簡単で、か
つ、空間占有体積が小さく、さらにコストアップになる
こともない。
【図１】本発明によるプロジェクタの光源装置の一実施
例を示す断面図である。
例を示す断面図である。
【図２】従来の光源の断面図である。
【図３】透過型映像投影装置（スライドプロジェクタ、
液晶プロジェクタなど）の概念図である。
液晶プロジェクタなど）の概念図である。
１０…光源、１１…ランプバルブ、１２…リフレクタ、
１３…コンデンサレンズ、１４…被照射体としての映像
源、１５…投写レンズ、１６…スクリーン、１７…ラン
プ支持部、２１…球面リフレクタ、２３…光軸、２５…
先端部、３０…ドーナツ状レンズ、３１…レンズ部、３
２…平面部、３３…透孔、４０…鏡面部４０。
１３…コンデンサレンズ、１４…被照射体としての映像
源、１５…投写レンズ、１６…スクリーン、１７…ラン
プ支持部、２１…球面リフレクタ、２３…光軸、２５…
先端部、３０…ドーナツ状レンズ、３１…レンズ部、３
２…平面部、３３…透孔、４０…鏡面部４０。
Claims (2)
- 【請求項１】 ランプバルブ１１からの光線をリフレク
タ１２で反射して、プロジェクタの被照射体１４に光線
を送るための光源１０において、前記ランプバルブ１１
のガラス壁面であって、このランプバルブ１１からの直
接光線が、前記被照射体１４外に放射される光線透過部
分に、鏡面部４０を形成したことを特徴とするプロジェ
クタの光源装置。 - 【請求項２】 鏡面部４０は、ランプバルブ１１の球状
体ガラス内壁面にリング状に蒸着するか、またはリング
状の鏡面体を取り付けてなる請求項１記載のプロジェク
タの光源装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4218818A JPH0651402A (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | プロジェクタの光源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4218818A JPH0651402A (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | プロジェクタの光源装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0651402A true JPH0651402A (ja) | 1994-02-25 |
Family
ID=16725831
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4218818A Pending JPH0651402A (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | プロジェクタの光源装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0651402A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020051333A (ko) * | 2000-12-22 | 2002-06-29 | 이형도 | 조명효율을 높여주는 반사경 구조 |
| WO2004063792A1 (ja) * | 2003-01-14 | 2004-07-29 | Seiko Epson Corporation | 照明光学装置及びプロジェクタ |
| KR100786065B1 (ko) * | 2001-02-01 | 2007-12-17 | 엘지전자 주식회사 | 액정 프로젝터의 광원 |
| US7367677B2 (en) | 2002-04-06 | 2008-05-06 | Samsung Electronics Co., Ltd. | High efficiency lighting system, scrolling unit and projection system employing the same |
-
1992
- 1992-07-27 JP JP4218818A patent/JPH0651402A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020051333A (ko) * | 2000-12-22 | 2002-06-29 | 이형도 | 조명효율을 높여주는 반사경 구조 |
| KR100786065B1 (ko) * | 2001-02-01 | 2007-12-17 | 엘지전자 주식회사 | 액정 프로젝터의 광원 |
| US7367677B2 (en) | 2002-04-06 | 2008-05-06 | Samsung Electronics Co., Ltd. | High efficiency lighting system, scrolling unit and projection system employing the same |
| WO2004063792A1 (ja) * | 2003-01-14 | 2004-07-29 | Seiko Epson Corporation | 照明光学装置及びプロジェクタ |
| JPWO2004063792A1 (ja) * | 2003-01-14 | 2006-05-18 | セイコーエプソン株式会社 | 照明光学装置及びプロジェクタ |
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