JPH0651310B2 - 成形コンパウンドの圧縮成形方法 - Google Patents
成形コンパウンドの圧縮成形方法Info
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- JPH0651310B2 JPH0651310B2 JP3069705A JP6970591A JPH0651310B2 JP H0651310 B2 JPH0651310 B2 JP H0651310B2 JP 3069705 A JP3069705 A JP 3069705A JP 6970591 A JP6970591 A JP 6970591A JP H0651310 B2 JPH0651310 B2 JP H0651310B2
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- molding
- vacuum
- vacuum chamber
- molding compound
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C70/00—Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts
- B29C70/04—Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts comprising reinforcements only, e.g. self-reinforcing plastics
- B29C70/28—Shaping operations therefor
- B29C70/40—Shaping or impregnating by compression not applied
- B29C70/42—Shaping or impregnating by compression not applied for producing articles of definite length, i.e. discrete articles
- B29C70/46—Shaping or impregnating by compression not applied for producing articles of definite length, i.e. discrete articles using matched moulds, e.g. for deforming sheet moulding compounds [SMC] or prepregs
- B29C70/48—Shaping or impregnating by compression not applied for producing articles of definite length, i.e. discrete articles using matched moulds, e.g. for deforming sheet moulding compounds [SMC] or prepregs and impregnating the reinforcements in the closed mould, e.g. resin transfer moulding [RTM], e.g. by vacuum
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C43/00—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
- B29C43/32—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C43/36—Moulds for making articles of definite length, i.e. discrete articles
- B29C43/3607—Moulds for making articles of definite length, i.e. discrete articles with sealing means or the like
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S425/00—Plastic article or earthenware shaping or treating: apparatus
- Y10S425/06—Vacuum
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- Composite Materials (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Press Drives And Press Lines (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形コンパウンドの圧
縮成形方法、さらに詳しくは、揮発性成分を含む成形コ
ンパウンドを成形し、完成した成形品が本質的に表面に
欠陥がない極めて滑らかな表面を呈する完成成形品であ
って、該成形品が、成形キヤビテイを有し、真空室を真
空室シールと組み合わせた加熱型を使用する装置におい
て成形される圧縮成形方法に関する。
縮成形方法、さらに詳しくは、揮発性成分を含む成形コ
ンパウンドを成形し、完成した成形品が本質的に表面に
欠陥がない極めて滑らかな表面を呈する完成成形品であ
って、該成形品が、成形キヤビテイを有し、真空室を真
空室シールと組み合わせた加熱型を使用する装置におい
て成形される圧縮成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】繊維強化熱硬化樹脂材料の成形品は、そ
の商品としての使用が増加の一途を辿っている。かかる
成形品は金型に装入した、樹脂と強化繊維の混合物を圧
縮することによって普通には製造される。金型は成形機
内に装着される、全体としてダイセットと呼ばれる2個
以上の部品、すなわち型から一般には構成される。金型
の個々の型を相互に接近させると、かかる型は成形品の
形をした金型キャビティを形成する。金型は樹脂材料を
加熱、硬化させて熱硬化状態にする、結合された加熱装
置を有する。この種成形技術でごく普通に使用されてい
る材料は、ガラス、ポリアミド、炭素繊維などの強化用
繊維を含む樹脂である。樹脂材料は、又1つ以上の固体
粒子状充填材を包含する。一般に、かかるコンパウンド
は室温では比較的粘性に富んでいるが、熱硬化剛性状態
に設定した熱金型を介して加熱するとすぐに硬化する。
の商品としての使用が増加の一途を辿っている。かかる
成形品は金型に装入した、樹脂と強化繊維の混合物を圧
縮することによって普通には製造される。金型は成形機
内に装着される、全体としてダイセットと呼ばれる2個
以上の部品、すなわち型から一般には構成される。金型
の個々の型を相互に接近させると、かかる型は成形品の
形をした金型キャビティを形成する。金型は樹脂材料を
加熱、硬化させて熱硬化状態にする、結合された加熱装
置を有する。この種成形技術でごく普通に使用されてい
る材料は、ガラス、ポリアミド、炭素繊維などの強化用
繊維を含む樹脂である。樹脂材料は、又1つ以上の固体
粒子状充填材を包含する。一般に、かかるコンパウンド
は室温では比較的粘性に富んでいるが、熱硬化剛性状態
に設定した熱金型を介して加熱するとすぐに硬化する。
【0003】樹脂材料は、取扱の便宜上、成形コンパウ
ンドのシートに成形されるのが普通であり、かかるシー
トを数枚積重ねたものが、所定の形に成形される完成品
よりも大きな厚みを有する装填材料である。かかる装填
材料を金型の下型の上に載せ、ついで金型を介して加圧
すると共に、ゆるやかに加熱するとすぐに、シート状成
形コンパウンドは流動して金型キヤビテイを充填する。
ンドのシートに成形されるのが普通であり、かかるシー
トを数枚積重ねたものが、所定の形に成形される完成品
よりも大きな厚みを有する装填材料である。かかる装填
材料を金型の下型の上に載せ、ついで金型を介して加圧
すると共に、ゆるやかに加熱するとすぐに、シート状成
形コンパウンドは流動して金型キヤビテイを充填する。
【0004】上記成形技術を使用して製造された成形品
は、形の複雑なことがよくあり、しかも種々のリブ、ボ
スなどの突起物、つまり複雑な寸法形状のものが含まれ
ているので、金型は、その全体が成形コンパウンドによ
って同時に充填されるということはない。充填速度が、
金型内で同一でないことに起因して、空気が成形品の内
部に閉じ込められ、そのため相当な多孔度をもった成形
品が製造されることになる。充填が均等に行われないた
め、成形コンパウンドの構成成分の金型内での分散が不
充分になる。多孔度及び特に、強化用繊維の不均等分散
に起因して、表面欠陥が生じる。シート状成形コンパウ
ンドの層と層との間に空気が閉じ込められても、上述の
表面欠陥と耐久性の欠除とを招く。
は、形の複雑なことがよくあり、しかも種々のリブ、ボ
スなどの突起物、つまり複雑な寸法形状のものが含まれ
ているので、金型は、その全体が成形コンパウンドによ
って同時に充填されるということはない。充填速度が、
金型内で同一でないことに起因して、空気が成形品の内
部に閉じ込められ、そのため相当な多孔度をもった成形
品が製造されることになる。充填が均等に行われないた
め、成形コンパウンドの構成成分の金型内での分散が不
充分になる。多孔度及び特に、強化用繊維の不均等分散
に起因して、表面欠陥が生じる。シート状成形コンパウ
ンドの層と層との間に空気が閉じ込められても、上述の
表面欠陥と耐久性の欠除とを招く。
【0005】種々の異なる理由から、成形品の表面欠陥
は望ましいものではない。先ず、組立体の一員としての
成形品を、他の部品と不都合なくとけ合うようにするた
め、成形品は、その多くの塗装金属表面に共通して施さ
れるような、滑らかにして、光沢ある仕上げを受入れ可
能なものでなければならない。次に、上記表面欠陥と過
剰な多孔度とをもつ成形品は、最終仕上げの前にかかる
欠陥を補修するため、余分の労力を費して行う作業が必
要である。かかる余分の作業段階が加わるため、余分の
コストが相当にかかり、それによって通常の金属プレス
加工法や溶金鋳造法に比肩し得るシート状成形コンパウ
ンド成形品の能力が減殺されることになる。
は望ましいものではない。先ず、組立体の一員としての
成形品を、他の部品と不都合なくとけ合うようにするた
め、成形品は、その多くの塗装金属表面に共通して施さ
れるような、滑らかにして、光沢ある仕上げを受入れ可
能なものでなければならない。次に、上記表面欠陥と過
剰な多孔度とをもつ成形品は、最終仕上げの前にかかる
欠陥を補修するため、余分の労力を費して行う作業が必
要である。かかる余分の作業段階が加わるため、余分の
コストが相当にかかり、それによって通常の金属プレス
加工法や溶金鋳造法に比肩し得るシート状成形コンパウ
ンド成形品の能力が減殺されることになる。
【0006】表面多孔度を減少させ、かつ成形したまま
の成形品の平滑度を増すための方法の一つが、ラインフ
オースド プラスチック コンポジツド インスチチユ
ート(Reinforced Plastic Composite Institute)刊の
「第33回アニユアルテクニカルコンフアレンス、19
78年(The 33rd Annual Technical Conference, 19
78)」の第9−下節、第1頁乃至第7頁に記載されて
いる。ゴルブチ(Gorsuch )及び他の執筆による上記報
文には、浅絞りタイプのシート状成形コンパウンドの圧
縮成形を、成形期間中、金型キヤビテイを真空に引くこ
とによって行う一つの試みが記載されている。この報文
の執筆者達は、成形に関する問題は改善された面がある
反面、「・・・しかしながら、同時に、表面粗さと肉眼
で見ての多孔度の、一般に受容できる程の増加が・・
・」認められたと報告している。この論文は、シート状
成形コンパウンド技術の専門家によって堅持されてきた
意見、すなわち真空の作用下で行う成形法は平滑で非孔
質の表面構造を得るには不適当な技術であるという見解
を示唆している。
の成形品の平滑度を増すための方法の一つが、ラインフ
オースド プラスチック コンポジツド インスチチユ
ート(Reinforced Plastic Composite Institute)刊の
「第33回アニユアルテクニカルコンフアレンス、19
78年(The 33rd Annual Technical Conference, 19
78)」の第9−下節、第1頁乃至第7頁に記載されて
いる。ゴルブチ(Gorsuch )及び他の執筆による上記報
文には、浅絞りタイプのシート状成形コンパウンドの圧
縮成形を、成形期間中、金型キヤビテイを真空に引くこ
とによって行う一つの試みが記載されている。この報文
の執筆者達は、成形に関する問題は改善された面がある
反面、「・・・しかしながら、同時に、表面粗さと肉眼
で見ての多孔度の、一般に受容できる程の増加が・・
・」認められたと報告している。この論文は、シート状
成形コンパウンド技術の専門家によって堅持されてきた
意見、すなわち真空の作用下で行う成形法は平滑で非孔
質の表面構造を得るには不適当な技術であるという見解
を示唆している。
【0007】平滑面を有する成形品を圧縮成形法により
製造する方法は商業的に成功を収めているが、この製造
法は平滑にして、気孔のない表面を得るため、金型から
取出さずに、成形ずみ成形品に被覆を施すという概念に
基づいている。かかる技術と、同技術に使用して有用な
コンパウンドの代表例とが、米国特許第4,081,5
78号に開示されている。この特許には、表面欠陥をな
くすため、完全に硬化してしまった圧縮成形品、又は射
出成形品に被覆を施す方法が記載されている。この方法
は、成形品がまだ金型内に保持されている間に、被覆を
施すべきかかる成形品の表面に硬化可能な熱硬化性の被
覆用コンパウンドを被覆する工程を含んでいる。金型中
の成形品に被覆を施した後、金型を閉じ、この熱硬化性
被覆に充分な圧力を加えて上記被覆用コンパウンドが被
覆された成形品の表面を概して一様に覆って該表面に浸
透するようにする。熱硬化性材料の射出成形は熱金型を
使用して行われるので、金型中に蓄えられている熱は被
覆用コンパウンドを硬化させ、この被覆用コンパウンド
をその下に横たわる処理さるべき表面に接着させるため
に使用される。こうして出来た被覆成形品を金型から取
出す。被覆を施すことによって、気孔や空洞が充填さ
れ、概して平滑な表面をもった成形品が得られることに
なる。
製造する方法は商業的に成功を収めているが、この製造
法は平滑にして、気孔のない表面を得るため、金型から
取出さずに、成形ずみ成形品に被覆を施すという概念に
基づいている。かかる技術と、同技術に使用して有用な
コンパウンドの代表例とが、米国特許第4,081,5
78号に開示されている。この特許には、表面欠陥をな
くすため、完全に硬化してしまった圧縮成形品、又は射
出成形品に被覆を施す方法が記載されている。この方法
は、成形品がまだ金型内に保持されている間に、被覆を
施すべきかかる成形品の表面に硬化可能な熱硬化性の被
覆用コンパウンドを被覆する工程を含んでいる。金型中
の成形品に被覆を施した後、金型を閉じ、この熱硬化性
被覆に充分な圧力を加えて上記被覆用コンパウンドが被
覆された成形品の表面を概して一様に覆って該表面に浸
透するようにする。熱硬化性材料の射出成形は熱金型を
使用して行われるので、金型中に蓄えられている熱は被
覆用コンパウンドを硬化させ、この被覆用コンパウンド
をその下に横たわる処理さるべき表面に接着させるため
に使用される。こうして出来た被覆成形品を金型から取
出す。被覆を施すことによって、気孔や空洞が充填さ
れ、概して平滑な表面をもった成形品が得られることに
なる。
【0008】上述の被覆技術を使用すれば、成形品のも
つ欠陥を覆い隠くした、平滑な成形表面が一般には得ら
れるけれども、かかる解決法を取る限り、成形品を金型
中に残すことが必要であり、しかも被覆を施すという第
2の操作が必要になる。成形品に対して余分の操作を行
わなければならないということは貴重な機械占有時間を
浪費することであるし、このことは又単一金型を使用し
て獲得可能であった生産量を減少させることにもなる。
その上、この種技術に依存する限り、被覆すべき成形品
の表面に被覆が不都合なく接着されるようにし、しかも
かかる被覆が被覆すべき表面の気泡に対し相容性を有す
ると共に、かかる気泡を充填可能とするためには、高度
に複雑な被覆技術を使用しなければならない。その上、
この技術を使用する限り、被覆が処理すべき表面を均等
に覆うように適正な用量の被覆用コンパウンドを成形金
型内に正しく分散させるためには、高度に複雑な被覆塗
布機構が必要である。
つ欠陥を覆い隠くした、平滑な成形表面が一般には得ら
れるけれども、かかる解決法を取る限り、成形品を金型
中に残すことが必要であり、しかも被覆を施すという第
2の操作が必要になる。成形品に対して余分の操作を行
わなければならないということは貴重な機械占有時間を
浪費することであるし、このことは又単一金型を使用し
て獲得可能であった生産量を減少させることにもなる。
その上、この種技術に依存する限り、被覆すべき成形品
の表面に被覆が不都合なく接着されるようにし、しかも
かかる被覆が被覆すべき表面の気泡に対し相容性を有す
ると共に、かかる気泡を充填可能とするためには、高度
に複雑な被覆技術を使用しなければならない。その上、
この技術を使用する限り、被覆が処理すべき表面を均等
に覆うように適正な用量の被覆用コンパウンドを成形金
型内に正しく分散させるためには、高度に複雑な被覆塗
布機構が必要である。
【0009】
【発明の構成】本発明は、揮発性成分を含む成形コンパ
ウンドを成形し、完成した成形品が本質的に表面に欠陥
がない極めて滑らかな表面を呈する完成成形品であっ
て、該成形品が、成形キヤビテイを有し、真空室を真空
室シールと組み合わせた加熱型を使用する装置において
成形される圧縮成形方法であって、 型が開いた位置にあるとき、成形される成形コンパウン
ド材料を成形キヤビテイ内に入れるステップ、 型表面の全てが成形コンパウンド材料に接触する前に上
記真空室シールと係合する部分的に閉じた位置に型を置
くステップ、 真空室を排気して水銀柱178mm(7inch)以下の減圧
にし、該排気を成形コンパウンド材料内の揮発性成分の
損失を最小にするように該排気を20秒以内に迅速に行
うステップ、 型を閉じた成形状態にし、真空室を減圧に維持したまま
成形コンパウンド材料を押し広げて成形キヤビテイ内に
充填するステップ、 成形コンパウンド材料を硬化して完成成形品を形成する
ステップ、及び 型を開いて成形品を取り出すステップ からなることを特徴とする成形コンパウンドの圧縮成形
方法である。
ウンドを成形し、完成した成形品が本質的に表面に欠陥
がない極めて滑らかな表面を呈する完成成形品であっ
て、該成形品が、成形キヤビテイを有し、真空室を真空
室シールと組み合わせた加熱型を使用する装置において
成形される圧縮成形方法であって、 型が開いた位置にあるとき、成形される成形コンパウン
ド材料を成形キヤビテイ内に入れるステップ、 型表面の全てが成形コンパウンド材料に接触する前に上
記真空室シールと係合する部分的に閉じた位置に型を置
くステップ、 真空室を排気して水銀柱178mm(7inch)以下の減圧
にし、該排気を成形コンパウンド材料内の揮発性成分の
損失を最小にするように該排気を20秒以内に迅速に行
うステップ、 型を閉じた成形状態にし、真空室を減圧に維持したまま
成形コンパウンド材料を押し広げて成形キヤビテイ内に
充填するステップ、 成形コンパウンド材料を硬化して完成成形品を形成する
ステップ、及び 型を開いて成形品を取り出すステップ からなることを特徴とする成形コンパウンドの圧縮成形
方法である。
【0010】
【発明の効果】本発明の成形コンパウンドの圧縮成形方
法によれば、型が開いた位置にあるとき、成形される成
形コンパウンド材料を成形キヤビテイ内に入れるステッ
プ、 型表面の全てが成形コンパウンド材料に接触する前に上
記真空室シールと係合する部分的に閉じた位置に型を置
くステップ、 真空室を排気して水銀柱178mm(7inch)以下の減圧
にし、該排気を成形コンパウンド材料内の揮発性成分の
損失を最小にするように該排気を20秒以内に迅速に行
うステップ、 型を閉じた成形状態にし、真空室を減圧に維持したまま
成形コンパウンド材料を押し広げて成形キヤビテイ内に
充填するステップ、 成形コンパウンド材料を硬化して完成成形品を形成する
ステップ、及び 型を開いて成形品を取り出すステップを有することを特
徴として構成される。
法によれば、型が開いた位置にあるとき、成形される成
形コンパウンド材料を成形キヤビテイ内に入れるステッ
プ、 型表面の全てが成形コンパウンド材料に接触する前に上
記真空室シールと係合する部分的に閉じた位置に型を置
くステップ、 真空室を排気して水銀柱178mm(7inch)以下の減圧
にし、該排気を成形コンパウンド材料内の揮発性成分の
損失を最小にするように該排気を20秒以内に迅速に行
うステップ、 型を閉じた成形状態にし、真空室を減圧に維持したまま
成形コンパウンド材料を押し広げて成形キヤビテイ内に
充填するステップ、 成形コンパウンド材料を硬化して完成成形品を形成する
ステップ、及び 型を開いて成形品を取り出すステップを有することを特
徴として構成される。
【0011】従って、本発明の成形コンパウンドの圧縮
成形方法によれば、肉眼で見ての多孔度や表面粗さを実
質的に増大させることなく、シート状成形コンパウンド
を真空の作用下で成形することができる。
成形方法によれば、肉眼で見ての多孔度や表面粗さを実
質的に増大させることなく、シート状成形コンパウンド
を真空の作用下で成形することができる。
【0012】この結果、この方法による成形品は塗装等
の仕上げを施すことが可能であるのみならず、余分の仕
上げ段階、つまり金型内で、又は金型から取出して被覆
作業を何ら行うことなく最終製品として使用可能であ
る。
の仕上げを施すことが可能であるのみならず、余分の仕
上げ段階、つまり金型内で、又は金型から取出して被覆
作業を何ら行うことなく最終製品として使用可能であ
る。
【0013】
【実施例】図2乃至図4は、本発明の工程を実行する過
程で使用される一連の成形操作のうち、主要段階を描い
たものである。圧縮成形用金型10は、上部可動プラテ
ンに装着された可動上型12と、下部固定台18に装着
された固定下型16とを有する。
程で使用される一連の成形操作のうち、主要段階を描い
たものである。圧縮成形用金型10は、上部可動プラテ
ンに装着された可動上型12と、下部固定台18に装着
された固定下型16とを有する。
【0014】上型12と下型16は対になっていて、型
の閉じた位置において、金型を形成する。対の上型12
及び下型16は、入れ子方式で嵌め合わされる時は対の
垂直面20及び22にそって滑動可能であって、第3図
に示す半ば閉じた位置から第4図に示す完全に閉じた位
置まで移動する。上型12は、油圧アクチュエータ、又
は空気圧アクチュエータなどのアクチュエータ装置の作
用を受けて、固定下型16に対して垂直に移動する。か
かるアクチュエータ装置は、上部固定プラテン26に取
付けられていて、上部可動プラテン14に取付けられた
1個乃至数個のラムを介して作動する。上型12とこれ
に結合された可動プラテン14は、上型と下型とを整合
関係に維持する、垂直な固定案内部材28にそって、垂
直に移動する。案内部材28の下端は、下部固定台18
に強固に取付けられている。
の閉じた位置において、金型を形成する。対の上型12
及び下型16は、入れ子方式で嵌め合わされる時は対の
垂直面20及び22にそって滑動可能であって、第3図
に示す半ば閉じた位置から第4図に示す完全に閉じた位
置まで移動する。上型12は、油圧アクチュエータ、又
は空気圧アクチュエータなどのアクチュエータ装置の作
用を受けて、固定下型16に対して垂直に移動する。か
かるアクチュエータ装置は、上部固定プラテン26に取
付けられていて、上部可動プラテン14に取付けられた
1個乃至数個のラムを介して作動する。上型12とこれ
に結合された可動プラテン14は、上型と下型とを整合
関係に維持する、垂直な固定案内部材28にそって、垂
直に移動する。案内部材28の下端は、下部固定台18
に強固に取付けられている。
【0015】上型12及び下型16は、かかる型と結合
した真空シール装置30を有する。図2乃至図4に示す
ように、上記真空シール装置の、上型12に取付けられ
ている部分はL形ブラケット部材32を包含し、このブ
ラケット部材は上型12に取付けられた垂直脚部34
と、上型12から、上型に対して垂直外方に延びる水平
脚部36とを有する。このL形ブラケット部材32は固
着管状部材38を有する。真空シール装置30の下部
は、下型16から、下型に対して垂直外方に延びる垂直
配置の棚部材40と、この棚部材に載設された光頭突起
状ビード42とを包含する。このビード42は、型が完
全に閉じて金型10内の金型キヤビテイ46が部分とし
て含まれる密封真空室47を形成するに至る前に、図3
に示す中間位置において、管状部材38と係合可能であ
る。管状部材38の直径は、成形コンパウンド44が流
動して金型を充填するに至る前に真空シールを形成する
に充分な大きさであるが、真空シールに充分な行程を許
容するに足る大きさであり、従って型は真空シールを損
傷せずに完全に閉じることが可能である。
した真空シール装置30を有する。図2乃至図4に示す
ように、上記真空シール装置の、上型12に取付けられ
ている部分はL形ブラケット部材32を包含し、このブ
ラケット部材は上型12に取付けられた垂直脚部34
と、上型12から、上型に対して垂直外方に延びる水平
脚部36とを有する。このL形ブラケット部材32は固
着管状部材38を有する。真空シール装置30の下部
は、下型16から、下型に対して垂直外方に延びる垂直
配置の棚部材40と、この棚部材に載設された光頭突起
状ビード42とを包含する。このビード42は、型が完
全に閉じて金型10内の金型キヤビテイ46が部分とし
て含まれる密封真空室47を形成するに至る前に、図3
に示す中間位置において、管状部材38と係合可能であ
る。管状部材38の直径は、成形コンパウンド44が流
動して金型を充填するに至る前に真空シールを形成する
に充分な大きさであるが、真空シールに充分な行程を許
容するに足る大きさであり、従って型は真空シールを損
傷せずに完全に閉じることが可能である。
【0016】シート状成形コンパウンド44の一片が、
型が完全に開いている時、型の片方の上、又は型の中に
装填される。型を閉じて上型12と下型16が、図4に
示す、閉じた圧縮成形位置になると、上型と下型との間
に形成された金型キヤビテイ46内に装填されていたシ
ート状成形コンパウンド44はゆるやかに押広げられ
て、この金型キヤビテイ46充填する。
型が完全に開いている時、型の片方の上、又は型の中に
装填される。型を閉じて上型12と下型16が、図4に
示す、閉じた圧縮成形位置になると、上型と下型との間
に形成された金型キヤビテイ46内に装填されていたシ
ート状成形コンパウンド44はゆるやかに押広げられ
て、この金型キヤビテイ46充填する。
【0017】圧縮成形技術に共通することであるが、シ
ート状成形コンパウンド中に含まれている樹脂を硬い熱
硬化状態にするに充分なエネルギを得るため、型を蒸
気、オイルなどの加熱装置によって加熱する。図1に示
すフローダイヤグラムを参照して説明する。どんな圧縮
成形工程を行うにしても、まず最初に取るべき段階は、
適当な成形機と共に、型と硬化基材とを準備することで
ある。そのための成形機としては、金型を閉じた時、シ
ート状成形コンパウンド(SMC)を金型キャビテイ内
に行きわたらせるに必要な圧力が印加可能なものを使用
する。圧縮成形工程は、一般には、型が開いた位置にあ
る段階50から出発する。この段階において、金型は、
普通には一枚以上のシートとして装填される所定量のシ
ート状成形コンパウンドを、金型の上型と下型との間に
装入する(段階52)に充分な間隔が設けられている状
態にある。金型に装填される成形コンパウンドは、方形
に造形する必要はなく、上から見て犬の骨に似た形をし
ていても、或は型の中を流動する成形材料が描くような
別の形をしていてもよい。造形装填材料がよく使用され
るが、これは装填材料から流出する成形コンパウンドが
金型の外部に到達するまでにかかる時間を等しくするた
めである。
ート状成形コンパウンド中に含まれている樹脂を硬い熱
硬化状態にするに充分なエネルギを得るため、型を蒸
気、オイルなどの加熱装置によって加熱する。図1に示
すフローダイヤグラムを参照して説明する。どんな圧縮
成形工程を行うにしても、まず最初に取るべき段階は、
適当な成形機と共に、型と硬化基材とを準備することで
ある。そのための成形機としては、金型を閉じた時、シ
ート状成形コンパウンド(SMC)を金型キャビテイ内
に行きわたらせるに必要な圧力が印加可能なものを使用
する。圧縮成形工程は、一般には、型が開いた位置にあ
る段階50から出発する。この段階において、金型は、
普通には一枚以上のシートとして装填される所定量のシ
ート状成形コンパウンドを、金型の上型と下型との間に
装入する(段階52)に充分な間隔が設けられている状
態にある。金型に装填される成形コンパウンドは、方形
に造形する必要はなく、上から見て犬の骨に似た形をし
ていても、或は型の中を流動する成形材料が描くような
別の形をしていてもよい。造形装填材料がよく使用され
るが、これは装填材料から流出する成形コンパウンドが
金型の外部に到達するまでにかかる時間を等しくするた
めである。
【0018】次に、金型10が閉じられ、型は真空シー
ル装置30が係合状態になり、しかも金型の内部キヤビ
テイ46が真空室47の一部として大気から実質的に密
封されている排気位置に到達する。これが段階54であ
る。この排気位置には、上型12がSMCと接触する前
に到達する。本発明を実施する場合、SMCの可塑性流
れは真空室47に維持されている実質的に減圧された環
境中に主として存在していることが望ましい。
ル装置30が係合状態になり、しかも金型の内部キヤビ
テイ46が真空室47の一部として大気から実質的に密
封されている排気位置に到達する。これが段階54であ
る。この排気位置には、上型12がSMCと接触する前
に到達する。本発明を実施する場合、SMCの可塑性流
れは真空室47に維持されている実質的に減圧された環
境中に主として存在していることが望ましい。
【0019】段階56において、真空室47は排気され
て、所定の動作圧に達する。一般に、金型キヤビテイ内
の圧力は、水銀柱約178ミリメートル(7インチ)絶
対圧以下に、シート状成形コンパウンドを硬化させる最
終成形工程に先立ち減圧される。シート状成形コンパウ
ンドは、溶媒、反応体、架橋剤、触媒などとして使用さ
れる若干量の低分子量モノマー材料、又はポリマー材料
を含んでいることが多いため、シート状成形コンパウン
ドを硬化させる工程に先立ちかかるコンパウンドが減圧
に暴露される時間を最小限にすることが望ましい。減圧
に暴露される時間を最小限にすれば、シート状成形コン
パウンドの母材から減圧作用により引出される低分子量
成分の量も当然最小限になる。低分子量成分を減圧大気
中で気化ささせることは周知の事実であり、従ってこれ
以上詳しく論じる必要はない。特に、低い収縮性を有す
るポリエステル材料は、主成分としてのポリエステル反
応体及び熱可塑性材料に加えて、若干量のスチレンモノ
マーを含んでいる。過剰な量のスチレンが成形品の表面
から引出されると、成形品は肉眼で見ての多孔度を増し
たり、変色する恐れを生じたりする。従って、ポリエス
テルを使用する場合、真空室の排気時間は20秒を超え
ぬように制限することが望ましい。
て、所定の動作圧に達する。一般に、金型キヤビテイ内
の圧力は、水銀柱約178ミリメートル(7インチ)絶
対圧以下に、シート状成形コンパウンドを硬化させる最
終成形工程に先立ち減圧される。シート状成形コンパウ
ンドは、溶媒、反応体、架橋剤、触媒などとして使用さ
れる若干量の低分子量モノマー材料、又はポリマー材料
を含んでいることが多いため、シート状成形コンパウン
ドを硬化させる工程に先立ちかかるコンパウンドが減圧
に暴露される時間を最小限にすることが望ましい。減圧
に暴露される時間を最小限にすれば、シート状成形コン
パウンドの母材から減圧作用により引出される低分子量
成分の量も当然最小限になる。低分子量成分を減圧大気
中で気化ささせることは周知の事実であり、従ってこれ
以上詳しく論じる必要はない。特に、低い収縮性を有す
るポリエステル材料は、主成分としてのポリエステル反
応体及び熱可塑性材料に加えて、若干量のスチレンモノ
マーを含んでいる。過剰な量のスチレンが成形品の表面
から引出されると、成形品は肉眼で見ての多孔度を増し
たり、変色する恐れを生じたりする。従って、ポリエス
テルを使用する場合、真空室の排気時間は20秒を超え
ぬように制限することが望ましい。
【0020】金型を適当に排気して金型内の圧力を水銀
柱約178ミリメートル(約7インチ)絶対圧以下に減
圧した後型を閉じ、シート状成形コンパウンドを押広げ
て金型キヤビテイに充填させる段階58の硬化位置に型
をもたらす。成形機は、圧力がシート状成形コンパウン
ドのすみからすみまで一様に行きわたるように型に圧力
を加え続けて、段階60の間、型を閉じた硬化位置に維
持する。硬化して熱硬化性材料になる熱硬化性樹脂の成
分間に化学反応を起させるため、型は加圧と同時に加熱
される。こうして、熱硬化性樹脂は団結し、繊維強化材
を強固な団結状態に保持する。
柱約178ミリメートル(約7インチ)絶対圧以下に減
圧した後型を閉じ、シート状成形コンパウンドを押広げ
て金型キヤビテイに充填させる段階58の硬化位置に型
をもたらす。成形機は、圧力がシート状成形コンパウン
ドのすみからすみまで一様に行きわたるように型に圧力
を加え続けて、段階60の間、型を閉じた硬化位置に維
持する。硬化して熱硬化性材料になる熱硬化性樹脂の成
分間に化学反応を起させるため、型は加圧と同時に加熱
される。こうして、熱硬化性樹脂は団結し、繊維強化材
を強固な団結状態に保持する。
【0021】型が図4に示すように完全に閉じてしまえ
ば、真空室47内の圧力は大気圧に戻されるが、それは
成形材料が押広げられて金型キャビテイを完全に充填し
てしまえば、真空はもはや不要であり、実はむしろ有害
となるからである。金型キヤビテイ46、真空室47及
び結合された真空装置48の概線図である図5を参照し
て説明する。真空装置は真空貯蔵タンク、真空ポンプ、
複数個の弁から成る。図5の金型キヤビテイ46は、図
3と図4に示すような金型が真空室47内に配設されて
いるところを略図に描いたものである。この真空室47
はその内部から発する真空管路50を有する。真空管路
50はこの管路50に取付けられた大気暴露弁54を有
し、この大気暴露弁は大気中の空気を(真空管路中に設
けられた)上記大気暴露弁に流入させる第1の開いた位
置と、空気が大気中から真空管路の中に流入するのを阻
止する第2の閉じた位置とを切換えて動作可能である。
ば、真空室47内の圧力は大気圧に戻されるが、それは
成形材料が押広げられて金型キャビテイを完全に充填し
てしまえば、真空はもはや不要であり、実はむしろ有害
となるからである。金型キヤビテイ46、真空室47及
び結合された真空装置48の概線図である図5を参照し
て説明する。真空装置は真空貯蔵タンク、真空ポンプ、
複数個の弁から成る。図5の金型キヤビテイ46は、図
3と図4に示すような金型が真空室47内に配設されて
いるところを略図に描いたものである。この真空室47
はその内部から発する真空管路50を有する。真空管路
50はこの管路50に取付けられた大気暴露弁54を有
し、この大気暴露弁は大気中の空気を(真空管路中に設
けられた)上記大気暴露弁に流入させる第1の開いた位
置と、空気が大気中から真空管路の中に流入するのを阻
止する第2の閉じた位置とを切換えて動作可能である。
【0022】制御弁54が、真空貯蔵タンク58の結合
された真空ポンプ56と大気暴露弁52との間で、真空
路管50中に設けられている。開いた位置で、制御弁5
4は、真空ポンプ56とこれに結合された真空貯蔵タン
ク58とを、真空管路50に接続する。閉じた位置で、
制御弁54は、真空ポンプ56とこれに結合された真空
貯蔵タンク58とを、真空系の残余から遮断する。
された真空ポンプ56と大気暴露弁52との間で、真空
路管50中に設けられている。開いた位置で、制御弁5
4は、真空ポンプ56とこれに結合された真空貯蔵タン
ク58とを、真空管路50に接続する。閉じた位置で、
制御弁54は、真空ポンプ56とこれに結合された真空
貯蔵タンク58とを、真空系の残余から遮断する。
【0023】管路中に配設された第2の制御弁を有する
第2の真空管路60を介して、3個の真空貯蔵タンク5
8が第1の真空管路50にそれぞれ個別に接続されてい
る。開いた位置で、この第2の制御弁62は、第2の真
空管路60を、この管路に結合された真空貯蔵タンク5
8の中に存在している真空に露出させる。閉じた位置
で、この第2の制御弁62は、この結合された真空貯蔵
タンク58を、この真空系の残余から遮断する。
第2の真空管路60を介して、3個の真空貯蔵タンク5
8が第1の真空管路50にそれぞれ個別に接続されてい
る。開いた位置で、この第2の制御弁62は、第2の真
空管路60を、この管路に結合された真空貯蔵タンク5
8の中に存在している真空に露出させる。閉じた位置
で、この第2の制御弁62は、この結合された真空貯蔵
タンク58を、この真空系の残余から遮断する。
【0024】真空ポンプ56は、真空管路50の末端に
恒久的に接続されている。本発明で使用を考えている真
空ポンプは、オイルシール付きで、水冷方式の回転羽根
式容積形ポンプである。かかるポンプは当該技術分野で
周知の標準タイプのものである。他のタイプの真空ポン
プも又使用可能なことは言うまでもない。使用の真空貯
蔵タンク58は標準の水タンク、又はプロパンガス用タ
ンクであってもよいが、かかるタンクは真空室47の内
部が排気されて水銀柱約178ミリメートル(7イン
チ)の絶対圧になっている時大気圧に充分耐え得る強度
を有するものとする。
恒久的に接続されている。本発明で使用を考えている真
空ポンプは、オイルシール付きで、水冷方式の回転羽根
式容積形ポンプである。かかるポンプは当該技術分野で
周知の標準タイプのものである。他のタイプの真空ポン
プも又使用可能なことは言うまでもない。使用の真空貯
蔵タンク58は標準の水タンク、又はプロパンガス用タ
ンクであってもよいが、かかるタンクは真空室47の内
部が排気されて水銀柱約178ミリメートル(7イン
チ)の絶対圧になっている時大気圧に充分耐え得る強度
を有するものとする。
【0025】金型キヤビテイを排気する装置(図5)の
動作について説明する。金型10が図3に示す排気位置
にあり、しかも真空シールを備えているとき、大気暴露
弁52は閉じ真空管路50に接続された制御弁54は開
いて金型キヤビテイの内部を真空ポンプ56のポンプ作
用にさらす。真空貯蔵タンク58に結合された制御弁6
2が、たとえば約1秒乃至4秒の短い時間、開き、次に
閉じ、真空室47中に含まれていた相当量の空気を取込
み上記真空貯蔵タンクに閉じ込める。第2の真空貯蔵タ
ンク58に結合された制御弁62が約1秒乃至4秒の間
開き、真空室47に含まれている残余の大気の相当部分
を引出して上記第2の真空貯蔵タンクの中に取込む。こ
の時、上記第2の制御弁は閉じ第3の制御弁が開き、真
空室47をこの第3の制御弁に結合された第3の真空貯
蔵タンクへの迅速排気作用にまかせる。上記3個の真空
貯蔵タンクが順次開いてしまってから後も、真空ポンプ
は金型キヤビテイ46が所定の減圧に達する迄尚も排気
を続ける。この減圧状態に到達した時、型は閉じて第4
図に示す圧縮成形位置、つまり成形品を成形する位置に
到達する。この完全に閉じた位置に金型10が到達して
しまうと、真空管路に接続されている第1の制御弁54
は閉じて真空ポンプとこれに結合された真空貯蔵タンク
とを真空系から遮断すると共に、大気暴露弁52は開い
て大気圧にある空気を真空室47の中に流入させる。真
空管路に接続されている第1の制御弁54が閉じてしま
うと、真空貯蔵タンク58に結合されている、3個の制
御弁62は開き真空ポンプ56は次の成形サイクルに備
えて3つの真空貯蔵タンクを排気して空にする。
動作について説明する。金型10が図3に示す排気位置
にあり、しかも真空シールを備えているとき、大気暴露
弁52は閉じ真空管路50に接続された制御弁54は開
いて金型キヤビテイの内部を真空ポンプ56のポンプ作
用にさらす。真空貯蔵タンク58に結合された制御弁6
2が、たとえば約1秒乃至4秒の短い時間、開き、次に
閉じ、真空室47中に含まれていた相当量の空気を取込
み上記真空貯蔵タンクに閉じ込める。第2の真空貯蔵タ
ンク58に結合された制御弁62が約1秒乃至4秒の間
開き、真空室47に含まれている残余の大気の相当部分
を引出して上記第2の真空貯蔵タンクの中に取込む。こ
の時、上記第2の制御弁は閉じ第3の制御弁が開き、真
空室47をこの第3の制御弁に結合された第3の真空貯
蔵タンクへの迅速排気作用にまかせる。上記3個の真空
貯蔵タンクが順次開いてしまってから後も、真空ポンプ
は金型キヤビテイ46が所定の減圧に達する迄尚も排気
を続ける。この減圧状態に到達した時、型は閉じて第4
図に示す圧縮成形位置、つまり成形品を成形する位置に
到達する。この完全に閉じた位置に金型10が到達して
しまうと、真空管路に接続されている第1の制御弁54
は閉じて真空ポンプとこれに結合された真空貯蔵タンク
とを真空系から遮断すると共に、大気暴露弁52は開い
て大気圧にある空気を真空室47の中に流入させる。真
空管路に接続されている第1の制御弁54が閉じてしま
うと、真空貯蔵タンク58に結合されている、3個の制
御弁62は開き真空ポンプ56は次の成形サイクルに備
えて3つの真空貯蔵タンクを排気して空にする。
【0026】一般に、使用すべき真空貯蔵タンクの容積
は、型が排気位置にある時の金型キヤビテイの容積に依
存する。排気すべき真空室と略等しい容積を有する真空
貯蔵タンクを使用すれば、排気しつつある真空貯蔵タン
クを排気系に露出させる度毎に約1/2 の比率で真空室内
の圧力を減ずることが可能である。従って、3個の真空
貯蔵タンクを使用することによって、金型キヤビテイ内
の圧力をおよそ3秒乃至12秒で当初の圧力の約1/8 に
減圧することが可能である。もっと大きく減圧する必要
があれば、より大きな容積の真空室を使用するか、それ
ともより多くの数の真空室を使用すればよい。
は、型が排気位置にある時の金型キヤビテイの容積に依
存する。排気すべき真空室と略等しい容積を有する真空
貯蔵タンクを使用すれば、排気しつつある真空貯蔵タン
クを排気系に露出させる度毎に約1/2 の比率で真空室内
の圧力を減ずることが可能である。従って、3個の真空
貯蔵タンクを使用することによって、金型キヤビテイ内
の圧力をおよそ3秒乃至12秒で当初の圧力の約1/8 に
減圧することが可能である。もっと大きく減圧する必要
があれば、より大きな容積の真空室を使用するか、それ
ともより多くの数の真空室を使用すればよい。
【0027】所望の圧力を達成するため真空室から排出
すべきガス量を減らすための別法は、金型キヤビテイの
内容積を減ずることである。真空シール装置30が型の
周縁にそって配設されているため、真空シール内に含ま
れている真空室の容積は相当な量になる。これは特にそ
の通りであって、シールの形と金型の上におけるシール
の位置とに関して若干の妥協が必要となる成形機の中で
機能し得るような形にシールを造形しなければならない
ことを考えれば明らかである。圧縮作用を受けない真空
室の部分は、その全部又は一部を、独立気泡フオーム材
料で充填することが可能であり、こうすることによって
排気サイクル中に排気すべき容積が有効に減少する。
すべきガス量を減らすための別法は、金型キヤビテイの
内容積を減ずることである。真空シール装置30が型の
周縁にそって配設されているため、真空シール内に含ま
れている真空室の容積は相当な量になる。これは特にそ
の通りであって、シールの形と金型の上におけるシール
の位置とに関して若干の妥協が必要となる成形機の中で
機能し得るような形にシールを造形しなければならない
ことを考えれば明らかである。圧縮作用を受けない真空
室の部分は、その全部又は一部を、独立気泡フオーム材
料で充填することが可能であり、こうすることによって
排気サイクル中に排気すべき容積が有効に減少する。
【0028】図5から明らかなように、図示の排気系に
は3個の真空貯蔵タンクが使用されている。より多数の
真空貯蔵タンクを必要に応じて使用することもできる
が、約4個乃至5個を超える数の真空貯蔵タンクを使用
すれば真空室を排気するため相当数の操作が必要にな
り、又3個以上の真空貯蔵タンクを使用することは生産
上の見地から一般に好ましくない。金型キヤビテイ内の
排気すべき空所に等しい容積の真空貯蔵タンクを唯一個
だけ使用すれば圧力を1/2 の比率で減少させることがで
きるに過ぎないけれども、かかる真空貯蔵タンクを複数
個使用すれば、不当に複雑な機械装置や制御機構を用い
ずに、真空室を所望通り迅速に排気し得ることが分かっ
た。
は3個の真空貯蔵タンクが使用されている。より多数の
真空貯蔵タンクを必要に応じて使用することもできる
が、約4個乃至5個を超える数の真空貯蔵タンクを使用
すれば真空室を排気するため相当数の操作が必要にな
り、又3個以上の真空貯蔵タンクを使用することは生産
上の見地から一般に好ましくない。金型キヤビテイ内の
排気すべき空所に等しい容積の真空貯蔵タンクを唯一個
だけ使用すれば圧力を1/2 の比率で減少させることがで
きるに過ぎないけれども、かかる真空貯蔵タンクを複数
個使用すれば、不当に複雑な機械装置や制御機構を用い
ずに、真空室を所望通り迅速に排気し得ることが分かっ
た。
【0029】図6、図7及び図8は、本発明を実施する
上で有用な別の構成を示す。第6図について、先ず説明
する。上型12の外面は平滑にして平行な状態に仕上げ
られている。可動リング64が、成形機のフレーム(図
示せず)に取付けられた空気圧シリンダ68から半径方
向内側に延びる水平アーム部材64に装着されている。
この可動リング64は、上型12の側壁に接触するよう
な位置に配設されたワイパーブレード兼用シール70を
有する。下型は、その外表面に、型壁から外側に垂直に
延びる1つのフランジを備えた(断面が)L形のカラー
72が取付けられている。このカラー72の上表面に
は、シリコンチユーブなどのストリップ状のチユーブ7
3が載設されていて、この載設位置において上記チユー
ブ73は可動リング64の水平に延びるフランジ74と
接触する。型が閉じて排気位置に達すると、フランジ7
4はチユーブ73と接触する。
上で有用な別の構成を示す。第6図について、先ず説明
する。上型12の外面は平滑にして平行な状態に仕上げ
られている。可動リング64が、成形機のフレーム(図
示せず)に取付けられた空気圧シリンダ68から半径方
向内側に延びる水平アーム部材64に装着されている。
この可動リング64は、上型12の側壁に接触するよう
な位置に配設されたワイパーブレード兼用シール70を
有する。下型は、その外表面に、型壁から外側に垂直に
延びる1つのフランジを備えた(断面が)L形のカラー
72が取付けられている。このカラー72の上表面に
は、シリコンチユーブなどのストリップ状のチユーブ7
3が載設されていて、この載設位置において上記チユー
ブ73は可動リング64の水平に延びるフランジ74と
接触する。型が閉じて排気位置に達すると、フランジ7
4はチユーブ73と接触する。
【0030】図7は上型12と台16とにそれぞれ周設
された2個の、相補関係にある、エラストマー材料の部
材から成る密封装置を示す。第1の密封部材76は、第
2の密封部材78に向かって延びる吊設リップ80を有
する。第2の密封部材78は、リップ80を受入れて密
封を形成するようになっている溝82を有する。図8は
図6と類似の密封装置を示すが、相違する点は可動リン
グ64がこのリングを可動上型に密封する可撓性ダイヤ
フラム84を有していることにある。このダイヤフラム
の外周は可動リング64に取付けられているのに、ダイ
ヤフラムの内縁は上型に取付けられている。
された2個の、相補関係にある、エラストマー材料の部
材から成る密封装置を示す。第1の密封部材76は、第
2の密封部材78に向かって延びる吊設リップ80を有
する。第2の密封部材78は、リップ80を受入れて密
封を形成するようになっている溝82を有する。図8は
図6と類似の密封装置を示すが、相違する点は可動リン
グ64がこのリングを可動上型に密封する可撓性ダイヤ
フラム84を有していることにある。このダイヤフラム
の外周は可動リング64に取付けられているのに、ダイ
ヤフラムの内縁は上型に取付けられている。
【0031】種々の変更および修正を本発明の精神と範
囲にもとることなく実行できることは、当業者にとって
明らかである。本発明は、以上述べた例示としての実施
態様に限定されるものではないと解すべきである。
囲にもとることなく実行できることは、当業者にとって
明らかである。本発明は、以上述べた例示としての実施
態様に限定されるものではないと解すべきである。
【図1】本発明の方法を説明する工程系統図である。
【図2】圧縮成形に先立ち、シート状成形コンパウンド
を装填した、開いた金型の断面図である。
を装填した、開いた金型の断面図である。
【図3】部分的に閉じた、排気位置にある図2の金型の
側断面図である。
側断面図である。
【図4】完全に閉じた、圧縮成形位置にある図3の金型
の側断面図である。
の側断面図である。
【図5】本発明を実行する上で有用な、金型キヤビテイ
を排気する装置を示す略線図である。
を排気する装置を示す略線図である。
【図6】本発明による金型キヤビテイを密封する装置を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図7】本発明による金型キヤビテイを密封する装置を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図8】本発明による金型キヤビテイを密封する装置を
示す説明図である。
示す説明図である。
10 圧縮成形用金型 12 可動上型 14 上部可動プラテン 16 固定下型 18 下部固定台 20、22 垂直面 26 固定プラテン 30 真空シール装置 36 水平脚部 42 ビード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−1522(JP,A) 特開 昭49−74746(JP,A)
Claims (4)
- 【請求項1】 揮発性成分を含む成形コンパウンドを成
形し、完成した成形品が本質的に表面に欠陥がない極め
て滑らかな表面を呈する完成成形品であって、該成形品
が、成形キヤビテイを有し、真空室を真空室シールと組
み合わせた加熱型を使用する装置において成形される圧
縮成形方法であって、 型が開いた位置にあるとき、成形される成形コンパウン
ド材料を成形キヤビテイ内に入れるステップ、 型表面の全てが成形コンパウンド材料に接触する前に上
記真空室シールと係合する部分的に閉じた位置に型を置
くステップ、 真空室を排気して水銀柱178mm(7inch)以下の減圧
にし、該排気を成形コンパウンド材料内の揮発性成分の
損失を最小にするように該排気を20秒以内に迅速に行
うステップ、 型を閉じた成形状態にし、真空室を減圧に維持したまま
成形コンパウンド材料を押し広げて成形キヤビテイ内に
充填するステップ、 成形コンパウンド材料を硬化して完成成形品を形成する
ステップ、及び 型を開いて成形品を取り出すステップ からなることを特徴とする成形コンパウンドの圧縮成形
方法。 - 【請求項2】 上記成形コンパウンド材料が、スチレン
を有する熱硬化性ポリエステル樹脂を包含する請求項1
記載の方法。 - 【請求項3】 上記真空室の排気が、真空室を予め排気
した複数の真空タンクに連通することによってなれる請
求項1記載の方法。 - 【請求項4】 上記真空室シールが、下側金型型の周囲
の水平面と係合する弾性シールを有する垂直可動のリン
グ部材によって形成され、該リング部材は1個又は複数
のシリンダーによって支持され、金型が部分的に閉じた
位置に移動したとき、真空室シールを形成する請求項1
記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
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