JPH0651114U - 窓付きの箱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 実用新案登録願、窓付きの箱に係る目的
は、従来のビール瓶等用の箱側面に見られる窓の形状を
変えて持ち易くする事にある。 【構成】 第４図の如く、箱側面に設けられた窓の立
上がり部縁（又は上辺部縁）を斜めの形状とし、持ち易
く且効率的に高所に積み重ねられる効果を提供するもの
である。

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、一般にビール瓶用箱等に代表される窓付き箱の窓の形状を変えて、 労力の軽減を図ったものである。 従来の技術 従来の窓部の形状は一部には角部が若干丸みをおびているものはあっても、相 対する上辺、下辺、及び左右立上がり部縁が平行であった。 考案が解決しようとする問題点 従来の形状の窓のものは、窓部縁に手をかけ持ち上げるに際し、指に不均衡に 力が加わり、特に高所に上げる際に人差し指部を手前に引きつける動作の効が薄 く、多量の作業に於て多大、且余分の労力を必要としている。 問題点を解決するための手段 従来の斯る欠点を解決する為、次の様な構造とする。第６図ａは従来のものを 示し、立上がり部Ｋ縁を第１図ｂの如く斜めの形状に、又は窓の上辺部Ｈ縁を第 ２図の如く斜めの形状に、又は窓の立上がり部Ｋ縁及び上辺部Ｈ縁を第３図の如 く斜めの形状とする。 作用 第１図ｂに示した実施例では高所に上げる作業に際し効を奏し、第４図の如く （１）を矢印Ｃ−Ｄの如く上げる時、手首を矢印Ｅの如く、つまり人差し指部を 特に強く引きつける動作の効果が極めて良く発揮される。又、第２図例では窓（ ５）の相対する上辺縁（６′）又は（６）に手をかけ持ち上げるに際し、全部の 指内側に均等に力が加わる。第３図例に於ては上述何れの持ち方ににも対応出来 、各応分の効を奏する。 実施例 第１実施例は第１図ｂ、第２実施例は第２図、第３実施例は第３図に、又細部 変形態様は第６図ｂ、ｃ、第７図に示される。 第１実施例 箱（１）の相対する側壁Ｂ、Ｂ′、又は相対する側壁Ａ、Ａ′、又は何れの側 壁の窓（２）の立上がり部縁（３）、又は（３′）、又は何れも図の如くその上 部が下部より窓（２）の中央部寄りの斜めの形状に形成する。尚、第４図示のも のにあっては第１図ａ中側壁Ａ、Ａ′の窓部に実施されたものに手を掛けて持ち 上げた様子を示す。又第１図ｂ図示の立ち上がり部縁（３）、（３′）の上下角 部に於て第６図ｂ、ｃに示した如く多少の変形も為し得、又立上がり部縁（３） 、（３′）を多少の凹又は凸状の弯曲としても良い。要は指のかかる大方の部分 を斜めの形状とする。 第２実施例 第２図の如く、箱（４）の相対する側壁の任意窓（５）、又は何れの窓（５） の上辺縁（６）、又は（６′）又は何れの上辺縁（６）、（６′）をその中央部 より外方方向部へかけて下方への斜めの形状とする。尚、上辺縁（６）、（６′ ）の端に丸みをつけても良く、又、上辺縁（６）、（６′）を多少の凹又は凸状 の弯曲としてもよい。要は指のかかる大方の部分を斜めの形状とする。 第３実施例 第１実施例と第２実施例を併せ兼ね備えた構造とする。つまり、第３図の如く 、箱（７）の相対する任意窓（８）、又は何れの窓（８）の任意立上がり部縁（ ３）、又は（３′）、又は何れも第１実施例の如く斜めの形状とし、且任意上辺 縁（６）、又は（６′）、又は何れも第２実施例の如く斜めの形状とする。尚、 立上がり部縁（３）、（３′）、上辺縁（６）、（６′）等の端の角部に丸みを つけたもの等の変形も為し得、又、立上がり部縁（３）、（３′）、上辺縁（６ ）、（６′）を多少の凹又は凸状の弯曲としても良い。要は指のかかる大方の部 分を斜めの形状とする。 以上第１〜３実施例を述べたが、細部の変形として、第１実施例の立上がり部 縁（３）、（３′）の上部部分Ｇ、下部部分Ｆ（第６図に図示）を第６図ｂ、ｃ 図中点線の如くにしても良い。（第３頁第１６行乃至第１８行に重複）又、第５ 図は第１実施例を１、８リットル瓶用箱（９）に実施した事を示し、窓（１０） の立上がり部縁（１１）、（１１′）等を斜めの形状とする。又、窓部の変形と して、第７図の如く、箱（１２）の従来の如き窓（１３）の他に、手かけ用の窓 （１４）、（１４′）を図の如く斜めの形状とする。又、第２実施例、第３実施 例に於ても同様に手かけ用窓の形態で構成する事が出来る。 以上、本考案の詳細を述べたが、本明細書中、外方方向とは各矢印Ｊ方向、立 上がり部縁とはＫ、該上部部分とはＧ、該下部部分とはＦ、上辺部縁とはＨ、中 央部とはＩ、等々、各大方の部分を示す。 考案の効果 本考案の窓付きの箱に依れば、窓縁立上がり部を掴んで持ち上げるに際して、 特に指内側の人差し指部の引きつけの動作が極めて効を奏する結果となり、又窓 上辺部に手をかけて持ち上げる時は、指内側に均等に力が加わり、多量、且長時 間の作業、又高所への積上げ作業等に於て、大幅な労力の軽減を図れる効果を呈 するものである。

【図面の簡単な説明】 第１図ａは平面図、第１図ｂは第１実施例を示す側面
図、第２図は第２実施例を示す側面図、第３図は第３実
施例を示す側面図、第４図は第１実施例の使用中を示す
側面図、第５図は側面図、第６図ａは側面図、第６図
ｂ、ｃは細部変形を示す側面図、第７図は変形を示す側
面図である。 （１）・・箱 （２）・・窓 （３）・・立上がり部縁（３′）・・立上がり部縁 （４）・・箱 （５）・・窓 （６）・・上辺縁 （６′）・・上辺縁 （７）・・箱 （８）・・窓 （９）・・箱 （１０）・・窓 （１１）・・立上がり部縁 （１１′）・・立上がり部
縁 （１２）・・箱 （１３）・・窓 （１４）・・手かけ用窓 （１４′）・・手かけ用窓 Ａ・・側壁 Ａ′・・側壁 Ｂ・・側壁 Ｂ′・・側壁 Ｃ・・矢印 Ｄ・・矢印 Ｅ・・矢印 Ｆ・・下部部分 Ｇ・・上部部分 Ｈ・・上辺部 Ｉ・・中央部 Ｊ・・外方方向矢印 Ｋ・・立上がり部 ａ・・図面符号 ｂ・・図面符号 ｃ・・図面符号

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １、箱側壁に設けた窓又は手かけ用窓の立上がり部縁を
   該窓下部々分より該窓上部々分が該窓中央部寄りの斜め
   の形状とした窓付きの箱。 ２、箱側壁に設けた窓又は手かけ用窓の上辺部縁を中央
   部寄り部分より上辺部外方々向部へかけて下方への斜め
   の形状とした窓付きの箱。 ３、実用新案登録請求の範囲第１項及び第２項記載の形
   状を併せ持つ形状の窓を設けた窓付きの箱。