JPH0651071A - 接触式検知装置 - Google Patents

接触式検知装置

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JPH0651071A
JPH0651071A JP22083692A JP22083692A JPH0651071A JP H0651071 A JPH0651071 A JP H0651071A JP 22083692 A JP22083692 A JP 22083692A JP 22083692 A JP22083692 A JP 22083692A JP H0651071 A JPH0651071 A JP H0651071A
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JP
Japan
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contact
movable body
fixed body
winding
sensor device
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Withdrawn
Application number
JP22083692A
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Inventor
Noriyuki Kitagawa
紀之 北川
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電気的導通や光学的検知が困難な材質、サイズ
であっても検知可能となる接触式検知装置を提供する。 【構成】接触子11と共に動く可動体13と、可動体1
3に空隙を介して対向しかつ巻線15を施した固定体1
4とを有する。可動体13と固定体14の少なくともい
ずれかの一部または全部を磁石により構成すると共に、
他の部分を磁性体により構成する。接触子11の動きに
より生じる可動体13と固定体14との間の通過磁束の
変化を巻線15により電気信号として検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、検知すべき固体または
流体が接触してこれらにより動かされる接触子を備えた
接触式検知装置に係り、特に自動織機用横糸検知装置と
して用いるに好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】図5(A)は自動織機における従来の横
糸検知装置を説明する斜視図、(B)は横糸の方向に見
た検知装置の作用説明図である。自動織機においては、
交互に配置される上下の縦糸1a、1b間に横糸2を水
噴出方式あるいは空気噴出方式で通す。すなわち、横糸
2を片側から空気あるいは水を高圧で噴射してその噴出
力により空気あるいは水の噴流に横糸2を沿わせて他側
へ通す。この横糸2を通した後に、通称筬(おさ)と呼
ばれる織り込み櫛3(この織り込み櫛3の歯3aは軸3
b中心として図示しないモータによりカム機構3c介し
て矢印aのように往復揺動するフレーム3dに取付けら
れている)によりすでに織られている反物5に横糸2を
織り込み、上下の縦糸1a、1bを反転させて更に織り
込むという作業を繰り返す。その横糸2の両端は図示し
ないカッタにより切断される。
【0003】ここで、何らかの原因で横糸2が上下の縦
糸間に供給されないと、所望の品質に布が織られないた
め、横糸2を縦糸1a、1b間に通した出口側で櫛3の
フレーム3dに取付けられた検知装置4により検知し、
横糸2が検知されない場合には上述の織り込み動作を中
断する。この検知装置4として、水噴出方式の場合に
は、2つの電極4a、4b間が図5(B)の実線で示す
織り込み3aの位置で水の付いた横糸2で電気的に短絡
されたか否かで横糸2の存在を検知している。また、空
気噴出方式では、発光、受光素子を用いて横糸2を検知
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図5に示した
ように、横糸2に含まれた水分で電極4a、4b間が電
気的に導通するか否かで横糸2の検知を行うものにおい
ては、横糸2が合成繊維の単繊維あるいはそれに近いも
のになると、水が吸着しなくなり、電気的導通で存在を
検知することが困難である。近年、絹に近い織物の要望
が増し、極細の糸を用いた検知困難なケースが増えてき
ている。一方、光学式に検知するものにおいても、横糸
2の色調が白系統になるか、あるいは極細になると光で
の検知が困難になる。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑み、電気的導通
や光学的検知が困難な材質、サイズであっても検知可能
となる接触式検知装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、検知すべき固体または流体が接触してこ
れらにより動かされる接触子を備えた接触式検知装置に
おいて、前記接触子と共に動く可動体と、該可動体に空
隙を介して対向しかつ巻線を施した固定体とを有し、前
記可動体と固定体の少なくともいずれかの一部または全
部を磁石により構成すると共に、他の部分を磁性体によ
り構成し、前記接触子の動きにより生じる前記可動体と
固定体との間の通過磁束の変化を前記巻線により電気信
号として検出するように構成したことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明は、上述の構造を有するものであって、
検知すべき物が接触子に接触して動かされると、これに
より可動体も動き、これにより固定体との間の通過磁束
が増減するので、固定体に巻かれた巻線より電気信号が
得られる。
【0008】
【実施例】図1(A)は本発明による検知装置の基本的
実施例を示す斜視図、図2はその原理説明図である。図
1(A)において、10は軸受(図示せず)により回転
自在に支持された軸、11は該軸10に嵌着された接触
子取付けブロック12に半径方向に突出させて植設した
針状接触子、13は前記軸10を中心として矢印b方向
に回動自在に取付けられた永久磁石でなるU字形の可動
体である。14は前記U字形可動体13に空隙を介して
対向する軟磁性材でなるU字形の固定体、15は該固定
体14に巻かれた巻線である。
【0009】図1(B)に示すように、可動体13と固
定体14とは、可動体13の回動位置によっては、その
両先端が固定体14の先端に最も近接し、接触子11が
検知すべきものの接触により軸10と共に回動すると、
可動体13も固定体14の磁芯に対して直角方向に回動
するように、軸10の軸芯を固定体14の中心cに一致
させている。16は可動体13が軸10の軸芯に対して
直角方向に揺動する場合に接触子11による慣性力によ
り軸10を中心として旋回すること、あるいは回転部分
の重心の偏心による旋回を防止するためのバランサであ
る。
【0010】図2(A)は前記可動体13の回転角度と
固定体14を通る磁束φとの関係を示す図であり、可動
体13の先端e、fが固定体14の先端g、hが正面に
対向する図1(B)に示した位置(θ=0度)、または
その反対に先端e、fがそれぞれh、gに対向する位置
(θ=180度)で通過磁束φが最大となり、90度で
ゼロとなる。
【0011】また、図2(B)に示すように、永久磁石
でなる可動体13と軟磁性材でなる固定体14との間の
トルク応力は、0度(180度)で最大、90度で最小
となる。
【0012】また、図2(C)に示すように、可動体1
3の角度変化、すなわち接触子11の単位動き量に対す
る通過磁束の変化量dφ/dθ、すなわち出力電圧e
は、90度(270度)で最大、0度(180度)で最
小となる。
【0013】図2(C)に示したように、接触子11の
動きを電気信号として取り出すには、動き量に対しての
検出電気信号(出力電圧e)の大きさ、およびS/N比
を良好にする上では、可動体13が固定体14に対して
90の角度を中心として回動する範囲で使用するのが良
い。しかしながら、この位置では、図2(B)で示した
ようにトルクが発生しないので、横糸2の動きを検出す
る場合のように、接触子11が原位置に復帰させる必要
がある場合には、ばね等の復帰手段を必要とする。この
ような復帰手段は、慣性モーメントを増大させるので、
横糸2が浮遊した状態のように、質量が小さいものを機
械的に検知するためには、0度<θ<90度の範囲、よ
り好ましくは45度を中心として例えば20度<θ<7
0度(Δθ=50度)の範囲内で使用することにより、
永久磁石でなる可動体13による吸引力を利用して自動
復帰を行わせることが好ましい。
【0014】図3は従来技術で述べた横糸検知装置に本
発明を適用した例であり、前記織り込み櫛3のフレーム
3dに取付けられ、織り込み櫛の歯3aにより横糸2が
織り込まれて移動することにより、接触子11が横糸2
に接触して回動し、巻線15から電圧eを発生させるも
のである。
【0015】図4(A)は前記横糸2の検知に用いる装
置として構成された本発明による検知装置の具体例を示
す縦断面図、図4(B)はそのE−E断面図であり、樹
脂製ケース20内にしんちゅうのような非磁性材でなる
支持体21を取付けねじ22で止着し、該支持体21に
前記軸10を回動自在に支持させ、該軸10に樹脂等で
なる接触子取付けブロック12を嵌着し、該ブロック1
2に針状接触子13とバランサ16とを取付け、軸10
の先端に樹脂等でなる可動体取付けブロック17をねじ
18により固定し、該取付けブロック17に軸10の延
長上にU字形の中心が位置するように永久磁石でなる可
動体13をねじ19により止着している。また、軟磁性
材でなるU字形の固定体14は前記支持体21にねじ2
3により止着し、該固定体14に巻線15を施してい
る。
【0016】また、可動体13の固定体14に対する回
動角θの範囲を前記45度を中心とした範囲におさめる
ため、接触子11の動きの範囲を規制するストッパ機構
を、ケース20に嵌める蓋24に設けている。すなわ
ち、蓋24に長孔25を設けて該長孔25に接触子11
を通し、接触子11の動き得る範囲を長孔25の範囲に
規制することにより、接触子11が横糸2により図4
(B)の2点鎖線iの位置に動いた後、可動体13と固
定体14との間の磁気吸引力によって実線位置jに戻る
ように構成したものである。
【0017】このように、接触子11が横糸2の動きに
より動かされてその動きから固定体14の磁束の変化を
発生させ、巻線15より電気信号として取り出すように
することにより、横糸2が水分を含むか否か、あるいは
色調に関わりなく、横糸2を検知することができる。
【0018】以上本発明を実施例により説明したが、本
発明においては上記実施例に以外に本発明の要旨を逸脱
しない範囲で種々の変更、付加が可能である。例えば可
動体13は永久磁石と磁性材とを組合わせたものとして
もよく、また、可動体13には永久磁石を含まず、磁性
材のみとし、固定体14の一部または全部を永久磁石と
しても良く、勿論可動体13、固定体14のいずれか一
部あるいは全部を永久磁石としても良い。また、固定体
14に磁石を設ける場合、永久磁石ではなく電磁石とし
ても良く、さらに、固定体に交流電流を流す入力巻線と
出力巻線とを設けて出力巻線からの交流出力信号の波高
を監視して検知するようにしても良い。さらにまた、可
動体13や固定体14は磁芯方向に動くような構成とし
てもよく、可動体13や固定体14の形もI形にした
り、非磁性材でなる円筒体に等間隔に磁石を設けた構造
としても良く、小形に形成する場合には、磁性材や巻線
等を蒸着や印刷等の成膜技術により形成したものであっ
ても良い。また、本発明は、固体の検出のみでなく、気
体や液体などの流体の検知にも用いられる。
【0019】
【発明の効果】請求項1によれば、検知すべき物を接触
子に接触させて動かすことにより、固定体に対向する可
動体を動かし、これにより可動体と共に磁気回路を構成
する固定体に巻かれた巻線より出力を得るようにしたの
で、光学式検知装置のように色調の影響を受けず、また
導電性を利用して検知する検知装置のように導電性の有
無の影響を受けず、例えば極細の横糸等の検知が可能と
なる。
【0020】請求項2によれば、接触子を原位置に復帰
させるための手段が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明による検知装置の基本的実施例
を示す斜視図、(B)はその原理説明用平面図である。
【図2】(A)は図1の実施例における可動体の固定体
に対する回動角と磁束との関係図、(B)は前記回動角
とトルクとの関係図、(C)は前記回動角と出力信号と
の関係図である。
【図3】本発明の適用例である横糸検知装置の取付け状
態を示す斜視図である。
【図4】(A)は図3の横糸検知装置を示す縦断面図、
(B)は(A)のE−E断面図である。
【図5】(A)は従来の横糸検知装置を示す斜視図、
(B)はその検知原理を説明する図である。
【符号の説明】
1a、1b 縦糸 2 横糸 3 織り込み櫛 10 軸 11 接触子 12 接触子取付けブロック 13 可動体 14 固定体 15 巻線 16 バランサ 20 ケース 24 蓋 25 長孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検知すべき固体または流体が接触してこれ
    らにより動かされる接触子を備えた接触式検知装置にお
    いて、前記接触子と共に動く可動体と、該可動体に空隙
    を介して対向しかつ巻線を施した固定体とを有し、前記
    可動体と固定体の少なくともいずれかの一部または全部
    を磁石により構成すると共に、他の部分を磁性体により
    構成し、前記接触子の動きにより生じる前記可動体と固
    定体との間の通過磁束の変化を前記巻線により電気信号
    として検出するように構成したことを特徴とする接触式
    検知装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記可動体と固定体と
    の磁気吸引力を前記接触子の復元力として利用した構成
    を有することを特徴とする接触式検知装置。
JP22083692A 1992-07-28 1992-07-28 接触式検知装置 Withdrawn JPH0651071A (ja)

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JPH0651071A true JPH0651071A (ja) 1994-02-25

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 19991005