JPH06509307A - 容器、容器の首、その蓋およびこれらの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本願書は我々の申請したＮｏ、ＰＣＴ／ＧＢ９１／８５０　（公開済み）とＮ。

、ＵＳ　０７／７０６８９１　（１９９１年５月２９日提出）を参照する。この 参照文献は容器と蓋の組み立て品を記述している。この参照文献の内容は参照に より本願発明に織り込まれる。

発明の関連分野 本発明は容器の種々の側面に関連するとともに、容器の首およびこの首を塞ぐ蓋 の種々の態様にも関連している。蓋を蓋の首に装着する時に、空気、液体、その 他の夾雑物が混入しにくいように封止できるよう設計されている容器に対して特 に、この発明の一つの態様は振り向けられている。とは言ってもこうした容器の み限るものではない。この発明の他の態様は、子供には開けにくい性質を持つ蓋 に振り向けられている。とは言ってもこうした蓋のみに限るものではない。さら に、この発明の他の態様においては、不正操作の証拠を残す性質を有する蓋に振 り向けられている。とは言ってもこうした蓋のみ限るものではない。さらに、本 発明の他の態様は容器の製造方法にも関連している。

本明細書において、いわゆる「子供には開けにくい」蓋（以後当該子供には開け にくい蓋と呼ぶ）は、内蓋と外蓋より構成されている。内蓋を一方向に回転させ ることにより容器の首に蓋をする。蓋を開ける場合は上記方向と逆向きに回転さ せる。内蓋に対応した外蓋は動くことができる。その範囲は設定された安定位置 と係合位置（変位）の間である。さらに、蓋は、内蓋を回転させる手段を有して いる。外蓋がその安定位置とその係合位置のいずれかにある時、内蓋は外蓋の所 定方向への回転に応じて回転する。また、蓋は、内蓋を回転させる別の手段を有 している。外蓋がその係合位置にある時、内蓋は外蓋の上記所定と違う方向への 回転に応じて回転する。しかし、外蓋がその安定位置にある時は、内蓋の回転に 抵抗するトルクが所定レベルより低い時のみ内蓋は回転する。

外蓋は、多くの設定された所定の角度範囲のいずれかの範囲内に内蓋が角度位置 を持つ時のみ、その係合位置を取ることができる。「所定の角度範囲」という語 は、範囲がゼロの場合もカバーしていることは、重要であろう。内蓋に関係した 所定の角度位置であるときのみ、外蓋はその係合位置を取ることができる。

発明の背景 封止する容器と蓋の組み立て品に関連した従来技術として、以下のものがある。

ＵＳ特許、ＮＯ５，４１７７９０６，３８９４６４７，４２７３２４８，４０９ ３０９６，４３１０１０１，４４９３４２７，４７４６０１６，４８５６６７４ ，３８６１５４９，４３２８９０５，４９５４１９０，１８５０９１１，２３１ ，３１６１，２０２６８８９，３７６７０７６，４３３５８２４，４６０５１３ ６、オランダの実施例Ｎｏ、Ｗｏ　９０１０４５４６゜不正操作証明ができる容 器と蓋の組み立て品に関連する従来技術としては以下のものがある。ＵＳ特許Ｎ ｏｓ、４１４７２６８．４１５７１４４．４７４６０２６．３９４４１０２．３ ７３７０６７．４４９３４２７゜更に、容器と蓋の組み立て品に関連する従来技 術としては以下のものがある。

ＵＳ特許、ＮＯ８，４６６２５３０，４６６９６２４，４２８９２４８，３３４ ７４０３、ヨーロッパはＮｏ、ＥＰ−Ａ−０１１７９４８，フランスＮｏｓ、２ ５７２３６９．２５５８４４３．２０３６２７２゜発明の要約 本発明の第１の態様は、一つあるいはそれ以上の発明の特徴を備えている容器に 関係している。本発明の第２の態様は、一つあるいはそれ以上の発明の特徴を備 えている容器の首に関係している。本発明の第３の態様は、一つあるいはそれ以 上の発明の特徴を備えている蓋に関係している。本発明の第４の態様は、一つあ るいはそれ以上の発明の特徴を備えている容器と蓋の組み合わせによる容器と蓋 の組み立て品に関係している。

本発明は、一つあるいはそれ以上の後述する独立した特徴により性格づけられる 。これらの特徴は独立して用いられても、幾つかの組み合わせで用いられてもよ い。独立した特徴は、従来技術の特定の領域の改良のために工夫されている。

この特徴は、以下の項目で明らかにされる（より望ましい実施例について以下に 述べるが、これにより発明を限定するとみなしてはならない）。

１／４回転するだけの自動蓋 （１）蓋は、全開位置から全閉位置へ動くことができる。このとき蓋は容器の首 に相対的に３６０°より小さい回転をする。望ましくは、１８０°以下、より好 ましくは９０″以下である。例を挙げれば、４５°−５０°である。

ねじ山は３つから４つのあるいはそれ以上のねじ山開始点を有している。この開 始点は容器の首の蓋の３つから４つのあるいはそれ以上の捩込み開始位置を許す 。

係合手段、あるいは捕捉突起を備えていることが望ましい。それは、容器の言上 あるいは容器の肩部の２つの捕捉突起と蓋の４つの捕捉突起でもよい。蓋上の突 起は９００の各度で配置し首の突起は１８００で配置している。この構成は蓋の 望ましい１／４回転の特徴という要請に応じている。この時、蓋を４つの捩込み 開始位置から回転させた時、蓋は上記捕捉突起により固定される。

（２）蓋と容器の首は、ねじ式により容器と蓋を固定するねじ山と、容器の首と 蓋上に備わっている協同保持手段有している。所定の外部からのねじをゆるめる トルクが蓋に作用するまて、この協同保持手段は、容器の首の所定の閉位置に蓋 を保持する。保持手段は、蓋上に一つあるいはそれ以上の内側に向いた突起を有 していてもよい。この蓋の突起は、容器の首側の一つあるいはそれ以上の外側に 向かい合う突起と協同して容器に蓋を固定する。

保持手段は、蓋が閉じ位置に達した時、良くわかるカチリという音を発生させり ことかできてよい。少なくとも、蓋が閉位置に移動する時、突起の一つは、他の 突起を乗り越え易い、周上の斜面という形を有していてもよい。しかし、この突 起は、蓋を緩める時は逆に急な半径方向に延びる当接面を持っていてもよい。

（３）蓋と容器の首は、蓋を蓋の首にねじ式で固定するためのねじ山備えている ２さらに、容器と蓋の組み立て品は、所定の閉位置あるいは所定の封止位置で、 蓋を実質的に締めすぎさせない手段を有している。

蓋と容器の首は、蓋がその容器の言上の閉位置にある時、封止を形成する相補的 封止面を有していてもよい。相補的封止面は、蓋を所定の位置をこえて、蓋を実 質的に締めすぎさせないための手段を形成してもよい。刺止面は、少なくとも、 径方向、軸方向に延ばされてもよい。このように構成すると、蓋が閉位置を越え て間約られ過ぎた時、刺止面はお互いを強（保持し、それにより、一層締付けに くくする。

他の態様による構成では、容器の首に周状に一つあるいはそれ以上の停止突起を 有している。この突起を越えた位置は閉位置を決定する。このような停止突起は 、蓋上の一つあるいはそれ以上の突起の、径方向に当接面を備えている。

（４）蓋と容器の首は、容器の言上に蓋をねじ式で固定するねじ山と、蓋と容器 の首との間の封止を形成するための封止手段とを備えている。さらに、上記蓋と 容器の組み立て品は、容器の言上の蓋の閉位置を積極的に決定するための手段を 有している。この位置は、蓋が容器の言上に封止状態で適切にはまっている位置 である。これにより蓋の締め過ぎを回避できる。

上記組み立て品は、さらに、蓋を保持するための手段を有していてもよい。この 保持手段は、使用中、所定のねじをゆるめる方向へのトルクが蓋と容器の首に作 用するまでは、閉位置に蓋を保持する。

閉位置を決定するための手段は、閉位置に達するとカチリという音を発生させる ようにしてもよい。

（５）容器の首と蓋は、容器の首と蓋を保持するために、少なくとも蓋と容器の 首のいずれか一つに、ねじ山手段を有している。さらに、蓋が容器の言上の封止 位置にある時、蓋と容器の首の間の封止を形成するための封止手段を有している 。また、蓋が封止位置の近くの時、蓋を自動的に封止位置へと付勢する蓋と容器 の首との間で協同して行われる付勢手段を有している。この付勢手段は、蓋に外 部から閉じる方向へのトルクが作用したか否かとは独立に蓋を付勢する。そして 、外部から充分なねじを緩めるトルクが作用するまで、蓋を封止位置に保持する 付勢手段は、蓋がその封止位置にある時、封止手段に力を保持してもよい。封止 位置で、蓋は特にきつくは捩込まれないかもしれないが、これにより、確実に、 封止手段のそれぞれの封止面がお互いしつかりはまめることかできる。

この構成は、封止手段により作用する力を増加させることができる。この力は蓋 をことさらにきつく捩込まなくても、改良された封止を達成できる。

付勢手段は、蓋上の第２手段と協同するための、容器の言上の第１手段を有して いてもよい。蓋が封止位置の近くにいる時、すくなくとも第１、第２手段のうち の一つは、蓋を封止位置の方向へ付勢するための方向へ延びている斜面（他方の 手段に対する）を備えていてもよい。

第１、第２手段は、それぞれ、蓋を封止位置の方向へ付勢するための方向へ延び ている斜面を備えていてもよい。

第１手段は、容器の言上の、一つあるいはより以上のの外側に向いている突起有 し、第２手段は、一つあるいはそれ以上の内側に向いた蓋上の突起を備えていて もよい。

第２手段の突起のそれぞれは、蓋の弾性のある部分に配置している。この部分は 、変形することができる。このため、蓋が封止位置へ捩込まれたり、封止位置か ら緩められたりする時、突起は第１手段の突起を乗り越えることができる。

突起は、導入斜面を、それぞれ備えていてもよい。使用中、お互い接触していて 、蓋がその封止位置に捩込まれた時、突起を乗り越え易くする。この時は、まだ 上記付勢力は上述した斜面に作用していない。

付勢手段は、回転付勢力を容器の首に関係した蓋へ作用させるよう構成されるか もしれない。

望ましくは、蓋は、その封止位置と全開位置の間を、相対回転１８０°以下（よ り好ましくは９０°以下）で移動できる。回転は、例えば、４５°−５０°ぐら いである。

蓋の材料の弾性は、付勢力を供給するために利用されてもよい。蓋は、第１、第 ２手段の突起がかみ合った時、その円形から楕円へすこし変形してもよい。蓋の 弾性は、バネの作用でその円形に戻ろうするために、蓋を付勢するという傾向を 持つ。

（６）容器の首と蓋は、蓋を容器の首の上に保持するために、蓋と容器の首の少 なくとも一つの上にねじ山手段と、蓋が容器の首の上の封止位置（予め決められ た誤差範囲内の可能な封止位置）である時、蓋とふたの首の間に封止を形成する ための封止手段と、蓋が誤差範囲内の可能な封止位置であるとき晴着をその封止 位置へ付勢（この時締めるために蓋に作用するトルクと独立に蓋を付勢し外部の 充分なねじを緩めるトルクが蓋に作用するまで封止位置に蓋を保持する）する蓋 と蓋の首の間で協同して実行する付勢手段と、を備えている。

本発明のこの態様により、蓋は、厳格な製造誤差基準を満たさなくても、自動的 に信頼できる封止を達成し、締め過ぎを避けるように、作成することができる。

そして、容器の首と蓋は、冬着の信頼性を損傷せずに、容易に廉価に製造される 。さらに、本発明は、もしこれらが消耗する例えば軟らかいプラスティック材料 でてきていた場合、蓋の消耗あるいは容器の首の消耗を補償できる。

このように達成される自動封止は、液密、気密な密封にすることができる。封止 は、容器に対する衝撃に耐えることができる。例えば、容器が落ちたり、押され た時（炭酸飲料のように）。このように、容器と蓋の組み立て品はあらゆる種類 の応用に適した容器である。この容器は食物や飲料を新鮮に保ち、炭酸飲料を清 涼に保ち、酒や香水を蒸散から防ぐ。

本発明は、蓋が言上に固定されるその部間このような封止を自動的に形成できる ことが特に有利である。

特に９０’以下の回転によって固定される蓋で、蓋をさほどきつく捩込まなくて もよい、量産に開けられ、子供には開けにくい特徴をもつ、例えば以下に記述す るような容器において、今まで、上記発明は、達成されていなかった。

フランジ（タブレバー）のトップ （７）蓋は、蓋上にハンドル手段を有し、ている。ハンドル手段は、容器の首か ら蓋をかぶせたりや除去するのを促進するよう配置された壁あるいは面を提供す るっ望ましくは、ハンドル手段は、直立したハンドル手段を有している。

蓋は、子供には開けにくい蓋でもよい。特に、当該子供には開けに（い蓋でもよ い。

蓋は、上述したように９０°以下の回転で開けることのできる１／４回転の蓋て あってもよい。

蓋は、不正操作証明用リングが嵌め込まれてもよい（例えば以下（２５）で述べ るような）。

蓋のハンドルは、容器がもちやすい形をしている時、簡単に開けるのだめの使用 に特に適している。例えば、容器は多角形の断面（方形）であってもよい。

ハンドル手段は、ひとつあるいはそれ以上の突起を、ひとつあるいは複数のフラ ンジとして、有していてもよい。フランジは、蓋の回転軸に平行な方向へ蓋から 突出していてもよい。

ハンドル手段は、特に、直径方向に延びる蓋の上部表面から直立するフランジを 有していてもよい。

蓋は、実質的に平坦な面を有していてもよい。この平坦面は、ハンドル手段の両 側面の近傍に広がっている。この平坦面は、使用者が蓋の上を軸方向に押し、下 げる面を提供する。

本発明中の子供には開けにくい蓋の場合は、ハンドル手段は、上記子供にはあけ にくい蓋の外蓋に一体で形成されてもよい。

自動気密、液密封止 （８）蓋は、スカート部を有している。その内側の面は、容器の首の外側の面に 対する封止に適用される。

望ましくは、封正に適用される蓋の内側の面は、径方向内側に面した面である。

この面は容器の首の径方向外側に対する封止に適用される面である。他の様態と して、内側の面は、容器の首の対応する先細りした部分と封止を形成するために 先細りにされている。

一つの実施例の中で、この構成は、容器の首に封止ウェブを接着している容器に 利用することができる。事故による接触以外の接触は、蓋をかぶせたりしめたり している時、蓋と容器の首のリップ間では起こらない。蓋のスカート部は、首の リップの上を衛生的に通るのに十分大きく作ることができる。そして、この蓋の スカート部分は首が径方向に広い領域において首と封止を形成する。

蓋のスカート部は、内側に先細りになった面を有している。この面は首の先細り の部分と当接（干渉フィツト）を形成する。望ましくは、ティパー角は、１゜と ４５°の間で、より好ましくは、１°と２５°の間である。特に、４°か５゜が よい。

（９）蓋は、スカート部を有するその内側の面は、容器の首の外側の封止面に対 する封正に適用される。そして、蓋を着脱可能に容器の首に保持するために、協 同固定手段は、蓋と容器の首の上に備えられる。容器の言上の保持手段は、容器 の首の封止面より容器の首の開口端からさらに遠くに位置づけられている。

（１０）蓋は、蓋がその閉位置にある時、容器の首の外側の面に対する封止のた めの第１封止手段を有している。また、蓋は、蓋がその閉位置にある時に容器の 首の内側の面に対する封止のための第２封止手段を有している。

封止を形成するために第１手段が適用される首の外側の面は、周状に外側の面に 向いていてもよい。あるいは、他の様態では、容器の首の外側に接した他の任意 の面、例えば、頂面でもよい。

第１と第２封止手段は、それぞれ容器の首と実際には直接お互い対向した位置で 形成してもよい。これにより、容器の首の壁を、第１、第２封止手段の間の楔に することによる封止効果をさらに改良できる。

第１封手段は、蓋のスカート部の内側の面を有していてもよい。この内側の面は 、首の封止に適用される。首の外側の面は、外側へ先細りをした部分を有してい てもよい。蓋のスカート部の内側の面は、首の先細り部分との当接（干渉フィツ ト）を形成するために適用されてもよい。蓋のスカート部は、首の外側に先細り した部分との相補的フィツトを形成するために内側に先細りした面を有している 。

先細りした部分のティパー角は、１″　と４５°の間、好ましくは、１６と２５ ０の間で、特に、４°か５°　ぐらいがよい。

第２封止手段は、蓋のプラグ部を有していてもよい。プラグ部は、容器の首の内 側に適合するよう形成される。プラグ部分の周状の面は、首の内側の面に対する 封止のために適用される。

容器の首の内側の面は、外側に先細りした部分を有していてもよい。プラグ部分 の周状の面は、首の先細りした部分との当接（干渉フィツト）を形成するのに適 用される。プラグ部は、外側に先細りになった首の内側の面との相補的フィツト を形成するための内側に先細りした面を有していてもよい。先細りした部分のテ ィパー角は、１°と４５°の間、好ましくは、１°と２５°の間で、特に、４° か５″　ぐらいがよい。

望ましくは、首の内側の面はのティパー角は、首の外側のティパー角に一致する 。

蓋の封止面には、蓋の内側の面上にＶ字型の谷が形成されてもよい。

継目のない気密と液密な封止 （１１）容器は、開口に対して着脱可能な蓋によって封止できる開口を有してい る。容器は、継目のない第１部分を有している。この第１部分は、開口の周辺に 延びる封止面を有している。封止面は、使用中、上記蓋対して封止するよう作ら れている。第２部分は、一つか複数の継目を有していてもよい。

第１部分は、射出成形により形成されてもよい。第２部分はブロー成形により形 成されてもよい。

容器は、プラスティック材料より形成されてもよい。第１、第２部分は、一体で 形成される。

容器の第１部分は、容器の首の辺り、少なくとも首の上部を有していてもよい。

特に、首の第１部分は、容器の開口から封止面までの首の部分を有している。

第２部分は、封止面の下の首の残り部分と容器のボディとを有している。

首は、開口を塞ぐための言上の蓋を着脱可能に保持するための手段を有していて もよい。このような手段は、ねじ山、あるいは、スナツプフィツト手段を有して いてもよい。保持手段を担う首の部分はブロー成形されたてもよい。

また、発明は、開口（開口は着脱可能な蓋によって封止される）によって封止さ れるような容器を作る方法を覆うように拡張する。この方法は、第１行程によっ て継目のない容器の第１部分形成することを有している。この第１部分は、開口 の周辺へ延びる封止面を有している。封止面は、使用中、上記蓋に対して封止す るように作られている。さらに、この方法は、第２工程により容器の第２部分を 形成すること有している。第２部分は、ひとつの継目あるいは複数の継目を有す る。

第１工程は、射出成型を有していてもよい。第２工程はブロー成形を有していて もよい。この方法は、中空の自由動するマンドレルの回りの容器の第１部分の射 出成形の工程を有していてもよい。そして、中空のマンドレルの中を通るブロー ガスを通して容器の第２部分のブロー成形の工程を実行する。

さらに、発明は、射出成形とブロー成形の工程によって上記したように容器を形 成する方法を覆うように拡張する。この方法は、浮いたマンドレルを有していて もよい。このマンドレルは、容器の継目のない第１部分を射出成型する。容器の 第１部分は、開口と封止面を有している。封止面は、使用中、開口を封止するた めの着脱可能に保持される蓋に対して、封止するために作られている。浮いたマ ンドレルは中空を有していて、これにより、容器の第２部分をブロー成形するた めのカスを吹き出す。

方形断面のねじ山 （１２）蓋と容器の首には、ねじ山形状が形成される。このねじ山は、容器と蓋 の間の遊び防止するために噛み合わされる。ねじ山は、容器の言上の蓋の軸方向 への動きを保証する。ねじ山は、ねじ山が最初にかみ合ったときに最大の安定（ それ以後徐々に増加する）を供給するための方形、あるいは長方形断面を有して いてもよい。このような全面的にかみ合うねじ山は、容器の首と蓋の嵌め込む突 起に関して有利である。これらの突起が、蓋に適用されるときこのねじ山はによ りつよい影響力を持つ。

二のような、ねじ山は、もし、蓋が不正操作証明用リングを装着している場合、 さらに有利である。このようなねじ山は、回転しているときの蓋の積極的軸方向 の移動を提供する。これにより、不正操作証明リングの分離や解放を促進する。

このことは、１７４回転の蓋にとって特に有利である。というのは、不正操作証 明用リングが解放されなければならない蓋の回転量は９０°以下に制限されてい るからである。

不正操作防止用剥ぎ取り封止体 （１３）容器の首は、それに付着した封止ウェブ、および容器の首のリップの外 側のエツジが切り取られることによって形成された、封止ウェブの下に位置する 少なくとも１つの周部を有している。これにより、封止ウェブの切り取られたエ ツジの上に横たわる部分を、ウェブのための引き剥がしタブとして用いることが できるようになる。そのような構造は、剥ぎ取るのに適するウェブに特に有用で ある。

１つの実施例において、封止ウェブは、最大でも容器の首のリップと同じ大きさ である。したがって、蓋が首に嵌合されるときに、封止ウェブが蓋によって傷付 けられることがない。

（１４）容器の首と蓋とは、蓋が容器の首に嵌合され、あるいは閉位置に位置し たとき、首の頂部の外側の面とこれに対応する蓋の内側の面との間にクリアラン スが存在するように構成されている。

このような構造であると、蓋は首のリップから完全に離れたままであり、それ故 その上に設けられる封止ウェブからも離れたままである。

封止ウェブが容器の首に設けられた場合、望ましくは蓋と封止ウェブの全周との 間にクリアランスが存在する。そのようにすれば、蓋が容器の首に嵌合したとき 、蓋が封止ウェブを傷付けることがない。

このクリアランスは、リップの外側の面に凹部を設けることによって形成するよ うにしてもよい。望ましくは、この凹部は、容器に張り出しリムを形成するよう 、容器の首の縦軸に対して傾斜した実質的に外側を向く面を有している。望まし くは、凹部の表面の傾斜は、はぼ１°とほぼ４５°との間であり、望ましくはほ ぼ２０°である。

（１５）容器の首は、それに付着した剥ぎ取り可能な封止ウェブを有しており、 封止ウェブの１または複数のエツジが容器の首から径方向に突出している。

容器の首は、封止ウェブの下に小径部を有していてもよい。

このような構造であると、封止ウェブの少なくとも１つのエツジが首の小径部か ら径方向に突出して、封止体を剥ぎ取ることができるタブを形成する。封止体の 全周が突出していてもよい。そのようにすれば、容器の首の回りに環状のタブが 形成される。

小径部は、容器の首の開口端に段差または溝として実質的に形成してもよい。

段差または溝の寸法は、使用者が封止ウェブの突出部を握って封止ウェブを剥ぎ 取るのに十分な大きさとする。

１つの実施例において、段差の側部は、径方向外側に向かうにしたがって容器の 首の開口端から離れるように切り落としてもよい。

蓋組み立て品は、望ましくは、蓋が容器の首に嵌合したとき蓋が封止ウェブを押 し下げないようにする。このようにすれば、封止ウェブが損傷されて完全な封止 が失われるのを回避することができる。

（１６）容器の首は、首のリムに付着された半硬性の封止ウェブを有しており、 ウェブの１つの二ソノは、剥ぎ取りによってウェブを容易に取り除くことができ るよう、リムを越えて外側に延びている。

半硬性のウェブは、半硬性の箔または半硬性の補強層を有する柔軟な箔の層を備 えていてもよる。

誘導溶着を使用して大量生産する場合には、ウェブはその下面に金属箔を備えて いてもよい。ウェブ全体を金属箔から構成してもよく、あるいは例えば箔がラミ ネートされる紙またはカードからなる上層を備えていてもよい。

ウェブの上面には印刷された宣伝要素を設けてもよい。このためにウェブは、要 素を容易に印刷することができるよう、カードまたは紙からなる上層を備えてい てもよい。

封止ウェブのエツジは、リムの全周においてリムから突出していてもよい。

容器の首が円形である場合には、封止ウェブは、３６０°の突出エツジを形成す るよう、首のリムの直径より若干大きい直径を有する円板を備えていてもよい（ １７）容器の首は、首のリムに付着された比較的硬性の封止ウェブを有しており 、リムから張り出すウェブのエツジにより一気に剥がすやり方でウェブを容易に 取り除くことができる。

硬性に形成されたウェブは、硬性材の層または硬性の補強に付着された柔軟なあ るいは半硬性の層として構成されていてもよい。ウェブの下面は、ウェブが誘導 溶着を確実に使用することができるよう、金属製にしてもよい。

着色フィルム （１８）容器の首は、それに付着された封止ウェブと、封止ウェブが一旦取り除 かれると見ることができる首のリムに色付けする手段とを有しており、それによ りリムに設けられた指標に、封止ウェブが取り除かれたことがあるということを 意味させることができる。

色付けするための手段は、リムの上に着色残留物を提供する手段を備えていても よく、それは封止ウェブが一旦取り除かれると見ることができる。

リムに着色残留物を提供する手段は、封止ウェブをリムに強固に取り付けるため に使用される着色粘着物を備えていてもよい。粘着物は、望ましくは、リムから こすり落としたり拭い落とすことが困難である。粘着物は、リムに薄い層または フィルムとして設けられる。

着色は、例えば緑色あってもよい。

着色は、望ましくは、使用者に直ちに明らかになるように、容器の首と対照的な 色にする。

子供には開けにくい機構 望ましくは、これは例えば老人あるいは障害者が容易に開けることができるよう にするものてあり、子供には開けにくいという特徴の信頼性を高めるものではな い。

（１９）蓋は、この発明に関連する子供には開けにくい蓋であり、容器の首と蓋 は、容器の首の閉位置に蓋を保持する手段を有し、保持手段は、使用中に、蓋を 閉位置に十分に強く保持しており、内蓋が安定位置に位置しているときには、外 蓋が内蓋に対して他の方向に回転可能である。

保持手段は、内蓋に形成された１以上の内側を向く突起を有しており、この突起 は容器の首に形成された１以上の外側を向く突起と協働する。

突起のうちの少なくとも１つは、蓋が閉位置に接近したとき、他の突起が比較的 容易に乗り越えることがてきる円周方向に延びる傾斜面と、蓋が閉位置から緩め られるとき、他の突起が当接する比較的急なあるいは径方向に延びる当接面とを 有していてもよい。

（２０）蓋は、この発明に関連した子供には開けにくい蓋であり、この蓋は、蓋 の一方の部品から他方の部品に向かって斜めに延びる複数の片持ちの板ばねを備 え、各片持ちの板ばねは、その自由端に向かって先細りである断面形状を有して いる。

各片持ちの板ばねとばねが延び出す蓋部品との鋭角をなす交差部は、丸められて いる。

付加的にまたは変更して、蓋の上記他の部品は、角度的に離れて配置された多数 のラチェット傾斜部を有していてもよく、このラチェット傾斜部は、板ばねに当 接して内蓋に対する外蓋の一方向への回転を制限するが、他方向への回転は許容 する。多数のラチェット傾斜部は、１６個であってもよい。

（２１）蓋は、３６０’より小さい角度、望ましくはほぼ９００またはそれより 小さい角度だけ相対回転することにより、全閉位置から全開位置まで動匂蓋はこ の発明に関連した子供には開けにくい蓋であり、上記予め定められた個々の角度 範囲の数は、外蓋要素が変位位置（係合位置）まで移動することができる隣接位 置間の、内蓋要素に対する外蓋要素の角度変位が４５６より大きくなく、望まし くは２５°より大きくないように定められている。

蓋は、外蓋要素がその変位位置まで移動することができる角度位置から離れるよ うに、外蓋要素を内蓋要素に対して回転方向に付勢する手段を有していてもよ角 度変位は、はぼ２２．５°であってもよく、その場合、外蓋要素は、内蓋要素に 対し１．２．２５６だけ回転することにより変位位置まで移動することができる 位置に正規の安定位置から移動するであろう。このような構造は、１６個の歯を 有する蓋によって達成される。それにおいては、係合のために要求される最大回 転は、１／１６回転だけ、すなわち２２．５°だけである。

この実施例においては、角度変位はほぼ２２．５°であってもよい。それ故、蓋 はほぼ９０°またはそれより小さい角度だけ相対回転することにより、全閉位置 から全開位置まで移動することができる。

（２２）蓋は、付勢手段を備えた子供には開けにくい蓋であり、その付勢手段は 、外蓋が変位位置を採用することができる角度変位位置から外蓋が変位位置を採 用することができない角度変位位置まで、外蓋を内蓋に対して回転方向に付勢す る。

回転付勢手段は、蓋の各部品の相対回転に抵抗するどのような摩擦トルクよりも 絶対値で大きいトルクを発生してもよい。

望ましい場合には、この発明の蓋は、外蓋が安定位置から変位位置まで瞬時に移 動することができる位置に瞬時に移動することができる。外蓋は、最初、そのよ うな変位が達成される前に、ある復帰力に抗して回転させなければならない。

内蓋を外蓋と共に回転させる手段はラチェット機構を含んでもよい。そのラチェ ット機構は、内蓋に対する外蓋の回転を、上記一方向には制限し、上記他方向に 対しては許容する。

回転付勢手段は、上記のまたは他のラチェット機構を備えていてもよい。

上記側々の角度範囲の数は、ラチェット機構の安定位置の数と等しくてもよい上 記側々の角度範囲の数は、少なくとも８個、望ましくは１６個であってもよい。

このようにすれば、蓋を比較的少ない回転で取り外すようにすることができる。

（２３）蓋は、当該子供には開けに（い蓋である。全面的にかみ合うことができ るねじ山を有している容器と蓋は、容器と蓋との間の遊びを無くすために形成さ れる。そして、暮と容器の軸方向の移動を確実にする。蓋は、９０°以下の内蓋 の回転によって全開から全閉位置へ動かすことができる。容器と蓋は、さらに、 閉位置で蓋を保持するための保持手段を有していてもよい。

保持手段は、蓋上のひとつあるいはそれ以上の突起と一体にするために容器の言 上にひとつあるいはそれ以上の突起を有していてもよい。全閉位置で、蓋が回転 して締められたり、緩められたりする時突起はパチンと音をたててもよい。

（２４）蓋は、当該子供には開けにくい蓋である。外蓋がその係合位置（変位位 置）へ移動できる角度位置は、外蓋と内蓋の各歯よって決定される。少な（とも 、８つ望ましくは１６の等角度で離れた歯が、少なくとも内蓋と外蓋の一方の上 にある。この歯は、外蓋が押え込まれた時に出会う。さらに、蓋は、内蓋と外蓋 を離すように付勢するための弾性的に付勢されたラチェット手段を有している。

また、この手段は、ある意味で、内蓋に関係した外蓋の回転を制限するためでも ある。しかし、別の意味で、歯がかみ合っていない時外蓋の回転は許容する。ラ チェット手段は、さらに、使用中、その係合位置へ外蓋が動くことができるよう な上記角度位置から離なす回転方向に外蓋を付勢している。蓋は、９０°以下の 相対回転により全開から全閉位置へ動（ことができる。容器の首と蓋は、さらに 、使用中、蓋を保持するための保持手段を有している。蓋は、上記内蓋が上記安 定位置にある時、内蓋に対応する外蓋が上記他方に回転可能な閉位置で十分強く 保持される。

保持手段は、蓋上の一つあるいはそれ以上の突起と一体にするための容器の言上 に一つあるいはそれ以上の突起を有していてもよい。全閉位置で、蓋が回転して 締められたり、緩められたりする時突起はパチンと音をたててもよい。

（２５）蓋は、不正操作証明用リングと組み合わせた当該子供にはあけにくい蓋 である。不正操作証明用リングは内蓋に張り付いているかあるいは、関係づけら れていてもよい。蓋は、３６０°以下、より好ましくは１８０°以下さらに好ま しくは９０°以下の相対回転で取り除いてもよい。

（２６）蓋は、不正操作証明用リングを有している。蓋が容器の首に嵌め込まれ ている時このリングは最初実質的に蓋により隠蔽されている。このような構成な ので、蓋が最初に容器の首から外された時、不正操作証明用リングは実質的に容 器の首の上で見えるように保持される。

不正操作証明用リングは、蓋と一体で形成されてもよい。すくなくとも、蓋の実 質てきな部分と一体て形成されてもよい。この証明用リングは、容器の首の上に 保持されるように適用されてもよい。

不正操作証明用リングは、容器の言上に可動に保持されてもよい。この組み立て 品はさらに、第１の位置で不正操作証明用リングを最初に保持するための解放可 能なホールド手段を有していてもよい。この位置で、実質的に蓋によりリングを 隠蔽できる。解放可能なホールド手段は、蓋が最初に容器から外された時不正操 作証明用リングを解放する。これにより、リングを第２の位置に移動させる。

この第２の位置ではリングは、蓋が容器の首から外された時、蓋により実質的に 隠蔽されていない。

ホールド手段は、不正操作証明用リングと蓋の間に幾つかの連結部分を有してい てもよい。これらの連結部は、蓋が最初に容器の首から外された時完全に切られ ている。このような切断可能な連結部は、不正操作証明用リングと蓋と一緒に一 体で形成されてもよい。

不正操作証明用リングは容器に対する目立つ色で色づけられていてもよい。こう すれば、蓋が最初に外された時不正操作証明用リングは、はっきり目立つし、− 目で分かる。例えば、不正操作証明用リングは危険を示す色の赤により色づけて もよい。

不正操作証明用リングが位置する容器の首の部分は、それが見えるとき第２の位 置は着色されてもよい。この色は容器の残りとも不正操作証明用リングとも違う 色である。不正操作証明用リングが隠蔽される時は、つまり、第１の位置では、 首の部分は見ることができる。この不正操作証明用リングの構成は作動していな いことを示すため、この部分を安全を示す色例えば青やグリーンで色づける。

不正操作証明用リングは、首の部分上にスライドさせて保持され、その上に保持 される。これにより、悪意を持って容器を不正操作する人が不正操作証明用リン グを外すことを防ぐ。

第２の位置では、不正操作証明用リングは、少な（とも不正操作証明用リングの 軸幅に等しい距離で蓋の下端から分離されても良い。このような構成では、使用 者は、不正操作証明用リングが蓋から外されたことを一目ではつき見ることがで きる。

蓋は、凹部あるいはクリアランスを有していてもよい。第１位置にそれが隠蔽さ れている時、その中で不正操作証明用リングは受け取られる。望ましくは、切断 可能な連結部は、凹部の内壁あるいは複数の壁と不正操作証明用リングのエツジ の間に作られている。凹部は、蓋のスカート部により決定されてもよい。蓋は、 不正操作証明用リングをカバーしている。

蓋は、子供には開けにくい蓋でもよい。例えば、本発明の子供には開けにくい蓋 てもよい。蓋は、（１，８）−（２４）で上述した特徴を有していてもよい。さ らに、他の様態では、蓋は、不正操作証明用リングを解放するための十分な開く ためのトルクを作用させることを促進するための直立するハンドル手段を有して いてもよい。例えば、ハンドル手段は、（７）で記述した特徴を有していてもよ Ｌｌ。

改良された不正操作証明用リング （２７）蓋は、すくなくとも蓋の実質的な部分ともなって不正操作証明用リング と一体に形成されている。不正操作証明用リングは、切断可能な連結によって連 結されている。連結のそれぞれは、蓋の相対的に広いあるいは厚い近傍部分と連 結が不正操作証明用リングと連結している位置で狭められた切断可能な領域を有 していてもよい。使用中、これにより不正操作証明用リングは、一度はずされる と、相対的に滑らかな面を有することができる。

これにより、切断可能な連結が破壊された時通常の不正操作証明用リングの表面 に残る望ましくない突き出た「ひげ」あるいは折れ残りを避けることができる切 断可能な連結は、不正操作証明用リングの上面と蓋の上面あるいは下面間に作ら れてもよい。

このような構成は、最初に蓋が容器の首からまだ外れていない晴着が実質的に不 正操作証明用リングを視界から隠蔽する場合特に有利である。

この構成に関して、切断可能な連結の厚いか広い部分は蓋の内面にくっついて隠 されたまま一体に保持される。

他の様態では、蓋は、不正操作証明用リング残る全てを隠さない形であるかもし れない。しかし、それは、切断可能な連結の厚いか広い折り残しを以前として隠 す。例えば、蓋は、スカート部を有していてもよい。不正操作されていない時ス カート部は、実質的に切断可能な連結を隠す。そして壊されると折れ残しを残す 。

内部スリーブ （２８）容器は、インサートあるいはライナが提供される。これらは、容器の首 を通過させて装着することができる。インサートは容器の利用可能な容積を減じ る。インサートは、上述した他の独立した特徴と共に使われる時、特に有利であ る。

ひとつの実施例では、容器は、第１断面領域の容器部分と第２の断面領域の首部 分を有している。第２部分は第１部分より小さい。そして、容器より容量の少な い開口の管状のライナて、首を通じて容器に挿入できる。これにより、容器は、 全容器容量でもライナにより減じられた容量でも使用できる。

この特徴により、同じ容器の大きさでも多くの減じられた内容量で使用できる。

本実施例は、老人あるいは障害者が容易に開けられる容器のために以前記述され た特徴を有している容器の場合特に有益である。容器の外形は、容器をつかみ易 くてきることが望ましい。例えば、それは、断面が多角形（例えば、長方形か方 形）でもよい。容器の大きさは手で容易にもてることが望ましい。本実施例のラ イナを使うことにより、容器のホデイは、容器の全容量より少量の容量に保つよ う使うことができる。これは、例えば、錠剤または薬剤にたいしては有益なこと かもしれない。

このため、この特徴は、容易に開けられるので相対的に大きな容器使用する時に 重要であるだろう。そうした場合、容器の容積が小さい体積しか占めない内容に とって不適切であるだろうからである。

水滴防止リム （２９）容器は水滴防止リムを有している。容器が液体を注ぐときに使われる時 このリムは液の無駄と飛散を減じる。水滴防止リムは、首の開口の端の近傍の首 の外あるいは径方向の外面に形成される環状の凹部を有していてもよい。

水滴防止リムは、張り出し部を提供するために首の開口端から離れたリムを内側 に面取りすることによって形成されてもよい。リムは段状を有していてもよい。

封止ウェブはリムを覆って接着されていてもよい。封止ウェブは、はぎ取るある いは持ち上げるためタブを提供するため径方向外にリムを越えて突き出している ウェブのひとつのエツジあるいは複数のエツジを有する。封止ウェブは、例えば 、（１３）−（１７）で配した特徴を有していてもよい。

上記した（番号を付した）独立した特徴は、分離して利用してもよい。しかし、 ひとつあるいはそれ以上の特徴を一緒に組み合わせるとさらに、有利である。

本願はそうした全ての組み合わせ含む。

図面の説明 第１図は、容器の首とねじ付き蓋の第１実施例の部分断面図である。

第２図は、蓋が容器の首にスナツプフィツトされる第２実施例の部分断面図であ る。

第３図は、リップのエッヂが切り取られた第２実施例の部分断面図である。

第４図は、容器の首のための他の封止構造を示す側面図である。

第５図は、子供には開けにくい蓋の外蓋の縦断面図である。

第６図は、第５図の外蓋の底面図である。

第７図は、上記外蓋に対応する内蓋の平面図である。

第８図は、第７図の内蓋の底面図である。

第９図は、第７図、第８図の内蓋の縦断面図である。

第１０図は、第７図〜第９図の内蓋の側面図である。

第１１図は、組み立てられて容器の首に保持された蓋の縦断面図である。

第１２図は、板バネの形をなす羽根の外形を示す側面図であ。

第１３図は、子供が開けにくい従来の蓋を示す側面図である。

第１４図は、子供が開けにくい蓋（第５図〜第１２図のような蓋）の側面図であ る。

第１５図は、第１４図の蓋の平面図である。

第１６図は、蓋の一部を破断にして示す、容器の首と蓋の他の実施例の側面図で ある。

第１７図は、第１６図に似ているが異なる実施例を示す側面図である。

第１８図は、第１６図、１７図に似ているがさらに異なる実施例を示す側面図で ある。

第１９図は、不正操作証明用のリングを有する容器と蓋の組立品を、蓋を取り除 いて示す側面図である。

第２０図は、蓋を装着した状態で示す、第１９図の容器と蓋の組立品の側面図で ある。

第２１図は、第２０図の容器と蓋の組立品の詳細を示す断面図である。

第２２図は、第２１図と似ているが、容器と蓋の組立品の改良を示す断面図であ る。

第２３図は、不正操作証明用のリングを有する容器と蓋の組立品の他の態様を示 す側面図である。

第２４図は、付勢手段を備えた容器と蓋の組立品を、蓋を断面にして示す側面図 である。

第２５図は、第２４図の蓋の半分を示す底面図である。

第２６図は、第２４図の容器の首の半分を示す平面図である。

第２７図〜第２９図は、蓋が全閉位置に近付く際の付勢手段の作用図である。

第３０図は、封止手段を有するねじ付き蓋の一部の断面図である。

第３１図は、第３０図と似ているがスナツプフィツト蓋を有する蓋組立品の断面 図である。

第３２図は、第３１図に改良を加えた蓋組立品の断面図である。

第３３図は、継目なしの封止面を有する容器の上半分の斜視図である。

第３４図は、第３３図の容器の首の側面図である。

第３５図は、第３３図の容器を形成するための最初の工程を示す図である。

第３６図は、第３３図の容器を形成するための第２の工程を示す図である。

第３７図は、容器の容量を減じるためのライナを選択的に取り付けた容器の側面 図である。

実施例の説明 本発明の特徴を表した種々の実施例について、添付図面を参照しながら説明する 。

第１図−第３図 箔て封止された容器は、種々の目的、特に医療用容器、コーヒーのびんや飲物の 容器に用いられている。一般に、これらは、容器の内容物が決められた期間にお いて消費され、あるいは排出されるような使用態様で用いられる。この場合、箔 封止は、容器の内容物を非汚染状態で維持したり、あるいは箔封止が破られるま で、最初の品質を維持する。容器とそれに対応する蓋との間の二次的な封止は、 容器の内容物のある程度の保護を保証する。これは、消費期間ないしは使用期間 にわたる内容物の品質を保持するのに十分である。

上記二次的な封止が、容器の首のリップと蓋のクラウンの間に提供されることは 、一般的であった。これは、両者の間に箔封止を挟む効果をもっている。蓋を絞 め過ぎることは、デリケートな箔封止を破壊してしまう。

上記観点から、本実施例は、容器の首と容器の蓋と、容器の首に蓋を取り付ける ためのねじと、を備えている。ここでは、蓋のスカート部の内面は、容器の首の 外面に対して封止するようになっている。

上記構造では、二次的封止は、容器の首のリップから完全に離れており、それ故 、リップに設けられるいかなる箔封止または他の封止ウェブがらも離れている封 止ウェブの更なる保護のために、組立体は次のように構成することもできる。す なわち、蓋が容器の首に係合して封止した時に、容器の首のリップの外面とこれ に対応する蓋の内面との間にクリアランスが存在する。

もう一つの態様において、本実施例は、容器の首と、容器の蓋と、容器の首に蓋 を保持する手段とを備えている。蓋のスカート部の内面は、容器の首の外面に対 して封止するようになっている。蓋が容器の首に係合して封止された時に、首の リップの外面とこれに対応する蓋の内面との間にクリアランスが存在する。

このクリアランスは、リップの外面に凹部を形成することによって提供すること ができる。好ましくは、この凹部は、実質的に外を向く面を有している。この面 は、容器の首の長手方向の軸に対して傾いており、容器に張り出しリムを形成し ている。この凹部の面の傾斜は、この好ましくは約１°と約４５°の間であり、 好ましくは２０°である。

好ましくは、容器の首は、外側にテーパ部を有し、蓋のスカート部の内面がこの テーパ部と当接（干渉フィツト）する。これは、蓋を装着したり締め付ける際に 、蓋と、容器の首のリップまたはこのリップに設けられた封止ウェブとの間で、 偶発的な接触以外に接触が生じないことを保証する。

蓋のスカート部は十分に大きく作ることができ、容器の首の比較的細いリップを 通過し、テーバ部がより広くなっている領域で、首に封止することができる。

良好な封止を提供するために、蓋のスカート部は内側のテーパ面を有しており、 テーバをなす首に対応する。好ましくは、テーバ角度は、約１°と約４５°の間 にあり、最も好ましくは約１°と約２５６の間であり、特に４°から５°である 。

容器の首と蓋が断面円形の場合には、蓋を首に保持する手段は、好ましくはねじ を有している。最も好ましくは、ねじが蓋に設けられ、これと相補的なねじが容 器の首に設けられる。

また、蓋のスカート部は、内側に向いた変形可能な突起を形成し、首に設けられ た外を向く相補的な突起と係合させてもよい。これはスナツプフィツト蓋を提供 する。好ましくは、この突起は、１つ又はそれ以上の突出ベッドを含む。

更なる態様において、本実施例は、相補的な蓋を受けるとともに、封止ウェブを 有する容器の首を備えている。ここでは、容器の首のリップの外側エッチの少な くとも周部が切り欠かれている。これにより、封止ウェブにおいて切欠エッチに かぶさる部分が、ウェブの引き離しタブとして用いられる。このような構造は、 特に引き剥がすようにされたウェブにとって有用である。

好ましくは、封止ウェブは、最大でも容器の首のリップと同一の広がりにする。

これにより、蓋が装着された時に、封止ウェブは蓋によって汚されない。

リップの切欠エッヂは、そぎ取ってもよい。容器の首は、封止ウェブを伴って又 は伴わずに、本発明に係わる蓋組立品の一部を構成してもよい。

詳細に述べると、第１図は、容器と蓋の組立品を示しており、この組立品は、容 器の首１０と、容器の蓋１２とを備えている。蓋１２は、容器の首１０への係合 、封止位置て示されている。本実施例では、首１０と蓋１２は断面円形であり、 相補的なねじ１４，１６を有している。

蓋は、クラウン部１２０とスカート部１２２とて構成されている。スカート部は 、内側テーパ面２０を有し、容器の首１０は、これに対応して外側テーバ面１８ を有している。封止２２は、当接（干渉フィツト）によって、テーパ面１８゜２ ０間でなされる。

容器の首１０のリップ３０は、封止ウェブ２８によって封止されている。この封 止ウェブ２８は、本実施例では、箔封止である。首１０と蓋１２は、普通の材料 によって、例えばガラス、プラスチック、金属によって形成されている。

図に見られるように、リップ３０の外面と蓋１２の内面との間には、クリアラン ス２４が存在している。このクリアランスは約１ｍｍであり、リップ３０の凹部 ３２に対応している。図に見られるように、蓋は箔封止のエツジから離れており 、封止の破壊の可能性を減じている。

第１図の実施例では、クリアランス２４は、リップ３０の凹部３２によって提供 されたが、蓋１２の内面を適当な形状にしたり、蓋１２と首１０の形状を組み合 わせることにより、クリアランスを提供できることは、当業者が認めるところで あろう。

凹部３２は、実質的に外に向けられた面２６を有している。この面２６は、首の 軸に対して傾斜している。これは、滴りを防ぐ張り出しリムを形成する。蓋のね じ］６の内面の径は、封止ウェブないしは箔封止２８の径より大きい。したがっ て、蓋１２のいかなる部分も封止ウェブ２８に接触することなく、相補的なねじ １６．１８を螺合させることができる。蓋１２を回わすと、そのテーパ面２０が 首１０のテーパ面１８に当たる（干渉する）まで、この蓋が軸方向に進む。封止 ウェブ２８には応力が付与されることはない。

テーバ面１８．２０間の二次的な封止２２は、貯蔵寿命テストにおいて、箔封止 と同等の完全さをもっていることが発見された。これは先行技術に対して実質的 な改良を提供する。

本実施例や本発明の他の実施例に係わる容器と蓋の組立品は、例えば、私達の国 際特許出願ＰＣＴ／ＧＢ９１１００８５０の主題を構成する容器と蓋に適用する ことができる。

第２図は、第１図の組立品と似た組立品を示す。しかし、この組立品は、スナツ プフィツト蓋を有している。この実施例では、蓋１２は、変形可能なプラスチッ ク材料によって形成されている。そのスカート部１２２は、内側に指向する突出 ベッド５２を有しており、この突出ベッド５２は、容器の首の突出部５０と協働 するものである。

繰り返して述べるが、テーバ面１８．２０が首と蓋に設けられており、当接封止 （干渉封止）２２を提供する。容器のリップ３０の外面は、第１図に示された凹 部と同じ凹部３２を有している。ベッド５２の内径は、封止ウェブ２８の径より 大きい。

図に見られるように、箔は、容器の凹んだリップより大きな径を有しているので 、箔の張り出しエッチを提供し、これにより、箔の除去が容易となる。それにも かかわらず、箔の径は、箔がキャップの内面に接するほど大きくはない。

第３図は、第２図の実施例を示している。リップ３０のエツジ６６は、そぎ取ら れている。このそぎ取りにより、傾斜面６２が得られる。この傾斜面６２は、ウ ェブ２８の周縁部６０の下方に空間６４を形成する。

この周縁部６０は、ウェブ２８におけるプルタブの機能を発揮する。これは特に 、ウェブ２８を容器のリップ３０から引き剥がす時に、特に有用である。勿論、 このウェブ２８は、リップ３０の水平面に対して完全に封止している。

第４図 第４図の実施例も、容器の首の封止構造に関する。一つの態様において、改良さ れた封止ウェブ構造に関する。

上述したように、このタイプの封止は、通常食べ物や飲物、薬のための容器に用 いられ、容器が最初に開けられるまで一次封止として機能し、さらに不正操作防 止の特徴を提供する。典型的な封止は、箔や紙等の単一の材料で形成された薄い フレキシブルなウェブを有しており、このウェブは、例えば接着剤や熱溶着によ って容器のリムに接着される。このような非常に薄いウェブは、引き剥がすのに 困難と不便を伴うものであった。なぜならこのウェブは、引き裂かれ昌いからで ある。これは、ウェブと容器のリムとの間の接着強さがウェブの引き裂き強さよ り大きい時に、特に問題になる。このような場合、ウェブのいかなるタブないし は突出エッヂは、それを有効なものとするのであれば、かなり大きなサイズにし て、人がタブないし突出エッチを適切につかめるようにしなければならない。

一つの態様において、本実施例は、容器のための封止構造を含む。この封止構造 は、首のリムに接着された半硬性の封止ウェブを有している。ウェブのエッヂは 、首のリムを越えて外方向に延びており、引き剥がすようにしてウェブを除去す るのを容易にしている。

この構造では、ウェブの除去は、ウェブの引き剥がし構造と半硬性により簡単に なっている。半硬性は、曲げ過ぎとそれによる引き裂きを防ぐ。この半硬性構造 では、従来の薄いフレキンプルな封止ウェブのためにタブないしは突出エッチが 必要とする領域より、狭い突出領域で済む。

好ましくは、半硬性ウェブは、半硬性筒か、半硬性の裏打ち層を付けたフレキシ ブルな箔の層を有している。

誘導溶着を用いた大量生産のためには、ウェブは下側に金属箔を有するのが好ま しい。このウェブは全体を金属箔で構成してもよいし、箔が積層される紙やカー トの上側層を有していてもよい。

ウェブの上側層は、プリントされた宣伝用材料を有していてもよい。そのために 、ウェブはカードないしは紙の上側層を有し、材料を容易にプリントできるよう にするのが好ましい。

封止ウェブのエッヂは、容器のリムの全周にわたってこのリムを越えて突出する のが好ましい。円形の容器の首の場合には、封止ウェブは、首のリムの径より若 干大きな径を有する円形のディスクを有するのが好ましい。これにより、３６０ °の突出エッチを提供する。

ウェブの硬さを増すことにより、ウェブは、−気にさっと除去されるようになる 。また、別の態様において、本実施例は、容器の首のための封止構造を備えてい る。この封止構造は、首のリムに接着される比較的硬い封止ウェブを有している 。ウェブのリムは、首のリムを越えて外方に延び、これにより、ウェブを一気に さっと除去するのが容易になる。

硬いウェブは、硬い金属層によって構成してもよいし、硬い裏打ちに付けられた フレキシブル層や半硬性の層によって構成してもよい。ウェブの下側の層は金属 にするのが好ましい。これにより、誘導溶着を用いてウェブを固定できる。

他の態様において、本実施例は、一旦フレキシブルな又は半硬性のウェブを容器 の首のリムから除去した時に、そのしるしを提供する不正操作防止の特徴に関す る。

第３の態様において、本実施例は、リム付きの容器の首と、このリムに接着され た刺止ウェブと、一旦封止つニブが除去されると首のリムに見える色づけを提供 し、これにより封止ウェブが除去されたことを示すしるしをリムに提供する手段 と、を有する封止構造を備えている。

色付けを提供する手段は、首のリムに色付けされた残留物を提供する手段を備え ている。この残留物は、一旦封止つニブが除去されると見える。

首のリムの色付けされた残留物を提供する手段は、封止ウェブを首のリムに固定 するために用いられる着色接着剤を有している。この接着剤は、首のリムからこ そぎ取ってきれいにすることが困難なものが好ましい。

本実施例の上記態様は互いに独立しているが、特に有利な封止構造は、本実施例 の第３の態様を第１．第２の態様のいずれかと結合させることにより提供される 。

第４図を参照して説明すると、プラスチック材料で形成された容器は、蓋を受け るようにされた容器の首２１０を有している。首２１０は、リム２１２と、蓋の 対応封止面とともに当接封止（干渉フィツト封止）を形成するテーバ封止面２１ ４と、首に蓋を螺合装着するねじ部２１６を備えている。

首２１０は、引き剥がし方式の半硬性の保護封止ウェブ２１８により封止される 。この封止ウェブ２１８は、薄い接着剤層２２０によりリム２１２に固定されて いる（その厚さは図面では誇張されている）。リム２］−２は、封止ウェブの下 方において全周にわたって径方向、内方向にそぎ取られており、これにより、封 止ウェブのエッヂ２２２はリム２１２を越えて径方向、外方向に突出する。

本実施例ては、封止ウェブ２１８は紙ないしはカードにより形成された上側層２ １８ａを備えており、この上側層２１８ａは、金属箔例えばアルミ箔により形成 された下側層２１８ｂに積層される。このウェブは、従来のインサートに似てい る。このインサートは、蓋の一部として紙ないしはカードの封止面を提供するた めに、蓋内て溶着される。しかし、この発明では、従来のインサートの上側を下 になるようにひっくり返し、金属箔を容器のリムに隣接させる。

リム２１２のそぎ取りは、環状の凹部２２４を提供し、この凹部２２４は、人が 親指でウェブの下側を押したり、親指の他の指で突出したエツジ２２２をつかみ 、封止ウェブ２１８をリム２１２から引き剥がす（矢印２２６と想像線で示す封 止ウェブ２１８°を参照せよ）のを可能にする。このウェブの半硬性と弾性フレ キンプル性は、一方のエツジが持ち上げられた時に、リムからウェブを引き剥が すのを助ける。ウェブは１回の引き剥がし操作で、−個の部材として除去される 。封止ウェブ２１８は、このように簡単に除去され、従来の薄いフレキシブルな 封止ウェブのように破られることがない。

接着剤２２は、容器の首２１０とそのリム２１２に対して異なる色で色付けして もよい。例えば、首２１０を白にし、接着剤２２０を緑や、白と異なる他の色に してもよい。封止ウェブ２１８が除去された時、接着剤層２２０の一部はリム２ １２の表面に着色残留物として残る。これは、不正操作ができないようにするた めのしるしとなる。

着色された接着剤を実質的に透明な接着剤層に代えてもよい。これは、不正操作 を示すものを提供することができない。また、封止ウェブは例えば熱溶着により 、接着剤を用いずに直接にリム２１２に付けることができる。

半硬性ウェブ２１８は、比較的硬いウェブに代えてもよい。このウェブは一気に さっと除去される。このウェブを除去するために、消費者は親指を突出エツジに 押し付けて堅いウェブを持ち上げることにより、容器のリムから除去する。

さらに他の態様として、着色された接着剤は、従来の封止ウェブと共に用いても よい。これにより、封止ウェブが除去された時に、リムに着色残留物が残される ことにより、不正操作を示すしるしを提供する。

第５図〜第１２図 第５図〜第１２図の実施例は、子供には開けにくい蓋システムに関する。

子供には開けにくい公知の多くの蓋は、内蓋のクラウン部の外面に形成された複 数の等間隔をなす傾斜部を有し、この傾斜部は、外蓋のクラウン部から内方向に 延びる傾斜羽根と協働する。蓋の中央から見た時に、傾斜部は、水平ベースと垂 直な左辺と傾斜辺とを備えた直角三角形の断面を有し、羽根は左から右下の自由 端に向かって斜め下方に延びる。

外蓋が時計回りすなわち右回りに回された時に、羽根の自由端は、傾斜部の垂直 面に当たり、これにより、外蓋と一緒に内蓋も回される。

外蓋が、上記とは逆に左回りすなわち反時計回り方向に回されると、羽根は、単 にラチェ’７トのように傾斜部を乗り越えていくだけてあり、内蓋は閉じトルク によって容器に固定されたままである。

一般的には、歯（胸壁）が内蓋と外蓋に設けられており、外蓋が押された時に噛 み合う。それで、内蓋は外蓋と一緒に回る。外蓋の押し状態が解放された時には 、羽根が板ハネとして働くため、外蓋は安定位置（ｒｅｓｔ　ｐｏｓｉｔｉｏｎ ）まで戻り、この位置では上記歯が非係合状態となる。

子供には開けにくい蓋／ステムは、圧力付与の後に、常に弾性的に蓋が離れる能 力に依存している。希な場合であるが、内蓋と外蓋が弾性的に離れず非係合状態 にならないような場合には、子供には開けにくい蓋の特徴は、もはや機能しなく なる。したがって、板ハネとして働（羽根は、外蓋と内蓋を離す圧力を発揮する だめの十分な弾性を維持し続ζブることが重要であり、これにより、直接に十分 な圧力が加わって蓋システムの係合が行われる場合を除いて、常に非係合状態に するのである。現存のシステムが常に適切に働くことができないのは、板バネの 弱さに起因する。この板ハネは、均一な厚さに形成されており、板ハネが蓋の頂 部の下側の平坦面に連なる部位の内側において、鋭角をなしている。この構造は 満足すべきものてはない。なぜなら、板バネは、蓋の頂部の下側の平坦面に連な る点において弱くなり、また、板バネ自身が硬くその長さに沿って曲がらないか らである。

この問題を克服し、より大きなフレキ／プル性を確保し、板バネがその弾性を維 持するのを保証し、それにより内蓋と外蓋を離れさせる能力を確保し、また、閉 じ状態て、蓋の頂部と下部の面が互いに平行な面上に維持されるのを確保するた めに、本実施例は一つの態様において、子供には開けにくい蓋が、一方の蓋から 他方の蓋に向かって斜めに延びる複数の片持の板ハネを備えている。各片持ち板 バネは、自由端に向かって減少する断面を有している。片持ち板バネと、この板 バネが延び出す蓋部分との間の鋭角な形状は丸くされている。

池の問題もある。すなわち、蓋はまず老人に用いられることを意図して作られる 。それ故に簡単に開けられるようにしけれならないが、子供には開けに＜＜シな ければならない。子供には開けにくい公知の蓋に設けられる歯の数は、通常２つ 、３つ、４つである。しかし、これでは、歯の係合が生じる前に１８０°までの 蓋の回転を必要とする。もっと小さな回転での係合が望ましく、本実施例の他の 態様によれば、容器の首と蓋が装備され、ここでは、蓋は、３６０６より小さい 相対回転、好ましくは９０°またはそれより小さい相対回転により、全閉位置か ら全開位置まで移動する。蓋は子供が開けにくい蓋であり、外蓋が変位位置（係 合位置）まで移動できる角度位置間での、内蓋に対する外蓋の角度変位が、４５ °より大きくなく、好ましくは２５６より大きくないように、独立した角度範囲 の数が決定される。

好ましい角度変位は、２２．５°である。この場合には、外蓋は正常な安定位置 から１２．２５°の回転により、変位位置（係合位置）へ移動できる角度位置ま で移動するであろう。この構造は、１６の歯を有する蓋によって提供される。

ここでは、係合のために要求される最大回転は、１６分の１回転、すなわち２２ ５°である。これは、私達の国際特許出願ＰＣＴ／ＧＢ９１１００８５０の容器 と蓋と結合して用いられる場合に重要な特徴となる。この出願の好ましい実施例 において、蓋は４分の１回転で取り外すことができる。子供には開けに（くする 特徴の付加は、はぼ４分の１回転で蓋を開ける機能を減じることがない。この態 様は、手首を捩るだけで蓋を離すことなく蓋を開けられるようにし、老人や女性 が蓋を開は易くするのを助ける。しかも、子供には開けに（い。

公知の蓋の傾斜部の数は、色々であるが、通常３つ、４つ、６つである。羽根の 数は安定のために２つより多くしなければならず傾斜部の数の約数（ファクター ）にすべきである。

過去において、蓋の角度変位（ここで歯が互いに係合できる）の独立した角度範 囲ては、外蓋の羽根の自由端が内蓋の傾斜部の間に位置する。

この結果、蓋が容器に装着された自然状態では、単に外蓋を押しただけで歯を係 合させることができるように蓋力坊向づけされている。このような状況は、外蓋 が押された状態で蓋が装着された場合や、大人が外蓋を押したがそれから蓋の取 り外しについて気が変わった場合に生じる。

本実施例は、上記問題点を克服することを目指している。他の態様において、本 実施例は、子供が開けにくい蓋を提供する。この蓋は付勢手段を備えている。

この付勢手段は、外蓋が変位位置（係合位置）を採ることができる角度変位位置 から変位位置（係合位置）を採ることができない角度変位位置へと、外蓋を内蓋 に対して回動付勢する。

好ましくは、回動付勢手段は、外蓋と内蓋の相対回転の抵抗となる摩擦トルクよ り大きい絶対値が大きいトルクを発生させる。

好ましい実施例において、本発明の蓋は、外蓋を安定位置から変位位置（係合位 置）まで直接移動させることが可能な状態では放置されない。外蓋は、上記変位 がなされる前に、復帰力に抗して最初に回さなければならない。

外蓋と内蓋の間の摩擦が、復帰トルクに対抗するほど十分に大きい場合には、蓋 はそのまま準備状態（押すだけで係合できる角度位置にある状態）に放置される が、上記利点は依然として得られる。すなわち、この後で、容器を下においたり 、落としたり、取り上げたり、医療箱に収容したりして、蓋や蓋が装着された容 器を取り扱うと、多くの場合には、外蓋が内蓋に対して少し動く。そうすると、 外蓋は、上記変位位置（係合位置）を採ることができない角度変位位置か又はそ の近傍に配置されることになる。

したがって、通常の使用では、蓋を上記準備状態で放置するのは非常に困難であ る。

好ましくは、内蓋を外蓋と一緒に回す手段は、ラチェット機構を備えている。

このラチェット機構は、内蓋に対する外蓋の一方向における回転を制限し、他方 向における回転を許容する。

好ましくは、回転付勢手段はラチェット機構を備えている。

好ましくは、上記独立した角度範囲の数は、ラチェット機構の安定位置の数と等 しい。本実施例の特徴を私達の国際特許出願ＰＣＴ／ＧＢ９１１００８５０に記 載された構造と結合した場合には、独立した角度範囲の数を少なくとも８つ好ま しくは１６にすると有利である。これにより、比較的小さい回動量で蓋を取り外 すことができる利点を維持することができる。

本実施例の更なる態様において、容器と、ＰＣＴ／ＧＢ９１１００８５０で主張 された蓋や、子供には開けにくい蓋とが提供される。ここでは、容器の首と容器 の蓋は、容器と蓋との間の遊びを禁じて蓋の容器に対する軸方向移動を確保する ために、完全に係合するねじ山形状を持っている。このねじ山は、通常のｖ形の 断面よりはむしろ、正方形の断面を有している方がよい。これにより、ねじが最 初に係合した時に最大の安定性を提供し、その後で増大する。これにより、私達 の特許出願ＰＣＴ／ＧＢ９１１００８５０に記載された４つのねじとの結合にお いて、四角の断面のねじ山は、蓋を押して平行な面で閉じ位置まで下げることを 保証する。これにより、リストの１回の単純な回転で、子供が開けにくい蓋の係 合を行うことができ、この係合を容易にすることができる。同様のことが開き動 作の時にも言える。

安全性を高めるために、一方の蓋には不正操作証明用のリングを設けることが好 ましい。

本発明の更なる態様は、子供には開けに（い蓋システムと、不正操作証明用のリ ングの組み合わせである。子供には開けに（い蓋は、以前は不正操作証明用のリ ングと容易に結合されなかった。子供には開けにくい通常の蓋を用いたのでは、 開けることが難しかったからである。本発明の態様によれば、不正操作証明用の リングと結合した子供には開けにくい蓋が提供される。さらに、蓋は、好ましく は開き手段のための付加的なサポートの特徴を有している。このサポートは、蓋 を開ける時にトルクを付与するのを助けるための、起立したフランジやサイドフ ランジを含む。好ましくは、蓋と容器の首は、ＰＣＴ／ＧＢ９１１００８５０の 発明において定義されたものである。この出願の記載は、引用によってここに組 み込まれる。これは次のような利点を付与する。すなわち、蓋システムを保持す る力を越える力が付与され、４つのねじ山と、開くために要求される４分の１回 転力式と結合して、容器の首に対する蓋の回転が始まる。これにより、蓋は、子 供には開けにくいシステムでありながら、十分な回転加速と上方への推進を付与 され、不正操作証明用のリングが蓋から離れるのに必要とする抵抗を簡単に克服 して、蓋と不正操作証明用リングとの間の連結部を剪断する。

第５図に見られるように、成形プラスチックにより構成された外蓋３１０（他の 適宜材料を用いることもてきる）は、クラウン部３１２とスカート部３１４によ り構成されている。クラウン部の外面には、直径方向に延びるハンドル３１６が 形成されている。図示のハンドルは、中央の開口３１８を有している。スカート 部３１４の下側の自由端には、内方に突出するベッド３２０が設けられている。

それは、後述するように、内蓋に外蓋を取り付けるためのものである。

第５図と第６図に示されているように、クラウン部３１２の内面には、１６個の 等間隔をなす実質的に四角形の歯３２２（胸壁）と、４個の等間隔をなす斜めの 弾性羽根３２４とを備えている。この弾性羽根３２４は、外蓋の中央から見た時 、左上の端３２６から右下の自由端３２８へと周方向に延びている。

第７図〜第１０図に見られるように、成形プラスチックにより構成された内蓋３ ５０（他の適宜材料を用いることもできる）は、クラウン部３５２とスカート部 ３５４により構成されている。スカート部３５４の内面には、断面四角の粗いピ ッチのねじ３５６と、縦リブ３５８とが設けられている。この縦リブの機能と目 的は、国際特許出願ＰＣＴ／ＧＢ９１１００８５０において詳細に記載されてい る。スカート部３５４の頂部には、テーバをなす封止面が形成されており、その 機能と目的は、第１図〜第４図に関連して説明しである。

不正操作証明用リング３７０が内蓋のスカート部３５４の下端に付いている。

このリングについては後述する。

クラウン部３５２の周縁には、１６個の起立した実質的に四角形の歯３６０が設 けられている。これら歯は、相補的な外蓋３１０の歯３２２（第６図参照）に係 合するようになっている。スカート部３５４の外周は、外方に突出した隆起３６ ２を有している。内蓋３５０と外蓋３１０が組み立てられた時に、この隆起の下 に、外蓋３１０のベッド３２０が保持される。２つの組の歯３６０．３２２の係 合と係合解除を行うために、ある程度の内蓋に対する外蓋の軸方向移動が許容さ れる。

１６個の等間隔をなす傾斜部３６４が第９図に部分的に示され、第７図にすべて 示されている。この傾斜部は、内蓋のクラウン部３５２の上面に設けられている 。内蓋の中央から見た時に、各傾斜部は、実質的に直角三角形の断面をなしてお り、水平のヘースと、垂直の左辺３６６と、右辺３６８で終わる斜面とを有して いる。

外蓋３１０が内蓋３５０に組み付けられ、外蓋３１０が時計回り方向に回された 時に、弾性羽根３２４の自由端３２８が傾斜部の垂直辺３６６にそれぞれ当たり 、これにより、内蓋３５０が外蓋３１０と一緒に回る。しかし、内蓋３５０が正 確な位置で閉じトルクによりきつく保持されている場合、外蓋３１０の反時計回 り方向の回転は、単に弾性羽根３２４がラチェット機構のように傾斜部３６４を 乗り越えるだけの結果となる。

内蓋３５０を反時計回りに回転させるためには、外蓋３１０を弾性羽根３２４に 抗して押して、相補的な歯３２２．３６０を係合させる必要がある。ハンドル３ １６は、２つの蓋を係合させるのに必要とする押し力を、老人と女性が容易に付 与できるようにしである。これと同時に、ハンドル３１６は、蓋を回して開ける のを容易にする。閉じる時にも、同じ原理と利点がある。それ故、ハンドル３１ ６は、子供が開けにくい特徴を有しているにも拘わらず、子供が開けにくい標準 的な蓋と比べて、蓋の操作を容易にする。この標準的な蓋は、子供でない人達で も開けるのが難しい。

また、ハンドル３１６は、開きと閉じを容易にする外蓋の４つのサイドフランジ に代えてもよいし、リブが形成された外側エッチを有する標準的な蓋に代えても よい。

相補的な歯３２２．３６０が係合した相対的な角度変位位置は、弾性羽根３２４ の自由端が傾斜部３６４に沿っである距離だけすでに移動して押し上げられた位 置に対応している。したがって、この位置では、ポテンシャルエネルギーが増大 している。羽根３２４の弾性のために、外蓋がこのような変位位置から解放され た時に、弾性羽根の自由端３２８は、傾斜部３６４の傾斜面に沿い右辺３６８に 向かって下方に戻ろうとする。一旦これが生じると、相補的な歯３６０，３２２ はもはや即座に係合するような位置でなくなる。

このように、内蓋３６０に対する外蓋３１０のすべての安定位置は、単に外蓋３ １０を押しただけでは歯３２２，３６０が即座に係合できない位置に対応してい る。

内蓋３５０に保持された不正操作証明用のリング３７０は、第８図〜第１０図に 詳細に示されている。８つの連結部材３７０がこのリングの上端に取り付けられ 、このリングと一体をなしている。これら連結部材は、比較的厚い下側領域から 上方に向かってテーバをなしており、比較的薄くてもろいブリッヂ３７４に連な っている。このブリッヂ３７４は内蓋のスカート部３５４につながっている。

不正操作証明用リング３７０の内側には、上記連結部材間において、８つの断面 三角形のリング保持用クリップ３７６が延びている。このクリップ３７６は、容 器の首の外面に形成された環状凸部に係合するようになっている。

組み立てられた蓋は、第１１図に示されている。ねじ３５６と、縦リブ３５８と 、蓋と容器３９０の間の封止の詳細については、私達がここで引用する２つの特 許出願に記載されている。第１１図に見られるように、ねじは、実質的に四角形 の断面を有しており、２つの蓋の軸を一致させることができる。容器は、外側に 突出した環状凸部３９２を有しており、この環状凸部は、リング保持用クリップ ３７６と係合する。蓋の螺合を緩めると、もろいブリッヂ３７４が引っ張られて 破壊する。

第１２図は、板バネ３２４′の形をなす羽根の好ましい外形を示す。

上記板バネ３２４°　は、基部て厚く自由端３９４に向かって徐々に薄くなって いる。板バネ３２４゛　と外蓋３１０との連結部は円みを付与されており、特別 な強さを提供している。この形状は、十分な弾性と強さを板バネ３２４゛に与え 、これにより、外蓋３１０と内蓋３５０は、バネ３２４°の力を打ち消すように 押し力が付与されるまで、常に離されることが保証される。

本実施例の重要な利点は、ＰＣＴ／ＧＢ９１１００８５０に記載されている容器 と蓋の特徴と結合において表れる。これは、子供だけが開けに（い蓋であり、半 回転すなわち１８０°回転で開き、より一般的には、約４分の１回転すなわち９ ０°またはそれより小さい角度での回転で開く。同様に、第１図〜第４図に関連 して記載された容器の首との結合においても利点が表れる。これは、子供だけが 開けにくい蓋システムであり、この蓋システムは不正操作証明用リングと箔封止 の両方またはいずれかと結合して用いることができ、これにより箔が除去された り破壊された後でも液密、気密を維持できる。

また、上記実施例の特徴とＰＣＴ／ＧＢ９１１００８５０の蓋システムを結合し た他の有用な態様がある。一つの観点から見て、この結合は、容器と蓋とを提供 する。ここで、蓋と容器は、蓋を容器の首に閉じ位置で保持する手段を有してい る。この蓋は、子供には開けられない蓋である。上記保持手段は、蓋を閉じ状態 で十分な強さで保持し、内蓋が静止位置にある時、外蓋は内蓋に対して反対方向 に回動できるようにする。好ましくは、蓋システムは、いつでも同じ位置で蓋が 閉じられることを保証する手段を備えている。この蓋システムは、子供には開け にくい蓋の機能を保証する。これにより閉じ状態の時に、開き抵抗が十分に強く 、子供には開けに（い特徴が機能する。しかし、大人によって適切に係合される 時には、子供には開けにくいシステムにより克服される程度に十分に弱い。子供 が開けにくい蓋はｐｃＴ／ＧＢ１００８５０において主張されるようにするのが 好ましい。この特徴は次の利点を提供する。蓋システムの係合時に蓋が次のよう にして容器に保持される。すなわち、子供が開けにくい蓋機構が効果的に働くも のの、外蓋が変位位置（係合位置）まで動いて所定トルクを付与されることによ り、蓋を容易に解放できる。従来の弾性羽根タイプの蓋は、蓋の３６０°以上の 回動により首のねじに螺合される。従来のすべての弾性羽根タイプの蓋にとって 、非常にきつく螺合することが重要である。そうでないと、子供には開けにくい 蓋システムは全く機能しなくなってしまい、このシステムの目的を達成できなく なってしまう。したがって、子供には開けにくい従来の蓋システムの弱点は明ら かである。すなわち、関節炎にかかった人や、弱い人、老人がこのような容器を 十分にきつく閉めたり適切に閉めることができず、また、他の人がきつく閉めた としても、上記のような老人には開けることができない。本実施例は、子供には 開けにくい従来の蓋の問題点、すなわち蓋を十分に強く閉めるという問題点を克 服するものである。すなわち、蓋は、子供には開けにくいシステムを機能させる ために強（閉める必要がなく、それ故、関節炎にかかった人や、弱い人、老人に とって特に有効である。このような新しい蓋システム同士の結合は、子供には開 けにくいシステムをもちながら、約４分の１回転で容器を容易に開は閉めするこ とができるからである。

図１３−図１５ 図１３〜図１５は蓋にハンドル手段を提供することに関するものである。

図１３は、子供には開けにくいように適切に処置された従来のタイプの一例を示 すものである。蓋の外側部分４１０は通常円形であり、平坦な頂壁４１２と、頂 壁４１２から下方に延びる円形の側壁４１４とを有している。側壁４１４の外面 は、蓋の回りに並んで配置された上下方向に延びる小さいリブ４１６を有してお り、側壁を握って蓋を容器の首に対してねじ込んだり、あるいは緩めたりするこ とができる。

しかしながら、このような構造では、蓋を緩めるのに必要なねじり力を加えるの と同時には蓋を軸方向に押し下げることが困難である。通常、図１３において想 像線４１８で示すように、蓋の頂部の角部に指を押し付けなければならない。

同時に蓋を緩めるためには、側壁４１４の上部の少しの部分だけが握られるので 、側壁４１４を極めてきつく握らなければならない。この問題は、蓋を押し下げ たり、握ることが困難である老人や障害者にとって特に重要である。

−面から考察すると、この実施例は、ハンドルを有する子供には開けにくい蓋を 含み、ハンドル手段は容器の首から蓋を容易に取り去ることができるようにする ための壁または表面を提供する。

蓋は、望ましくはこの発明に関連した子供には開けにくい蓋である。勿論、この 発明は、この定義に限定されない子供には開けにくい蓋の他のタイプにも適用可 能である。

ハンドル手段は、蓋から直立したハンドル手段を備えていてもよい。ハンドル手 段は、フランジのような１またはそれ以上の突起を備えていてもよい。フランジ は、蓋からその回転軸と平行な方向に突出していてもよい。

ハンドル手段は、特に、蓋の上部表面から直立する径方向に延びるフランジを備 えていてもよい。

蓋は、ハンドル手段の一方の側に隣接して延びる実質的に平坦な面を備えていて もよ（、その平坦面は蓋を軸方向に押し下げるために押す面を提供する。

ハンドル手段は、上記この発明に関連した子供には開けにくい蓋の外蓋に一体に 形成されていてもよい。

蓋は、それを９０°またはそれより小さい角度だけ相対回転させることにより、 全閉位置と全開位置との間を回転移動することができる１／４回転式蓋であって もよい。

蓋は、不正操作証明用リングを有していてもよい。適切な不正操作証明用リング は、例えば、図９〜図１１に関連して上述されたものであり、図１６〜図２２に 関連して下に記載されるものである。

他の面から考察すると、この実施例はまた、容器の首を備えた容器と蓋の組み立 て品と、前述したようなハンドル手段を有する容器の蓋を提供する。

添付した図１４と図１５に示す蓋４２０は、外蓋に一体に形成された直立した径 方向に延びるフランジ４２２として形成されたハンドル手段を有している。蓋の 、ハンドル手段のいずれか一方の側に隣接した部分は、蓋の概ね平らな頂面４２ ３を備えている。ハンドルにより、子供には開けにくいという蓋の特徴を予め判 断することな（、容器の首に対する蓋の取り付け、取り外しが非常に容易になる 。

蓋をねじ込むか緩める場合、想像線４２４で示すように、ハンドルを指で握る。

蓋は、この発明に関連する子供には開けにくい蓋であり、蓋を緩めるため場合に は、蓋を緩めるための回転力をかける（例えば、反時計方向に）と同時に蓋を軸 方向に押し下げなければならない。この実施例においては、蓋を緩めるとき、蓋 の上面に指の先端を突き当てるとともに、ハンドル自体を握ることにより、蓋を 軸方向に押し下げることができる。このように、時計方向または反時計方向に回 転力を加えることが非常に容易であり、それと同時に軸方向下方（図１４におい て矢印４２５で示す）への力を加えると、子供には開けにくいという蓋の特徴に 打ち勝つ。これは、老人や障害者に特に有益である。

蓋は、例えば上の図９〜図１１に示すように、不正操作証明用リングを有してい てもよい。不正操作証明用リングの他の設計については、後の図１６〜図２２に おいてより詳細に説明する。後者の実施例においては、蓋が容器の首から最初に 取り外され、それによってリングが蓋から分離されるときまでは、外蓋の下部が 不正操作証明用リングを隠す。

このらの実施例のハンドル手段によれば、不正操作証明用リングに対する脆弱な 結合を破壊するのに十分なトルクを加えることができるとともに、蓋を緩めるこ とができる。同時に、蓋を軸方向に押し下げて子供には開けにくいという特徴に 打ち勝つことができる。老人や障害者に使用可能であるそのような構造は、これ までに達成されていない。

図１６−図１８ 図１６〜図１８に示す実施例は、容器と蓋の組み立て品のさらに他の特徴に関連 している。この実施例は、それに限定されるものではないが、特に相補的なねじ を有して互いに嵌まり合う容器の首と蓋とに関するものである。また、この実施 例は、それに限定されるものではないが、特に蓋が容器の首に装着されたときに 、空気、液体、あるは他の汚染物の侵入を封止するように設計された容器に関す るものである。

従来の容器の問題は、信頼に足る封止が形成されたことを確実にするために、し ばしば蓋を容器の首に過度に締め付けるということである。きつく締め付けられ ているため、後で蓋を取り外すことが困難になる。もし、蓋の締め付けがかなり の程度に過度であるならば、後で蓋を取り外すことが極端に困難になり、またそ れによって蓋およびまたは容器の首に永久的な変形が発生するかもしれない。

過度の締め付けという問題は、蓋が子供には開けに（い蓋である場合に起こるこ ともある。そのような蓋は、蓋が容器の首に予め定められた程度のきつさでしっ かり締められることに頼るものであり、蓋を緩めるには所定のトルクを加えなけ ればならない。もし、蓋が必要な程度のきつさで締め付けられていないならば、 子供には開けにくいという特徴が効果的に作用しない。それ故、子供には開けに くい蓋は、しばしば、蓋が効果的に作用するのを確実にするために過度に締め付 けられる。さもなければ、蓋は子供には開けにくいという特徴が失われる。

第１の面を考察すると、この実施例は、容器の首と蓋、容器の首と蓋とに形成さ れた相補的なねじ、容器の首に対する蓋の閉位置を明確に決定する手段、使用中 に蓋を閉位置に保持する保持手段を備えた組み立て品を含み、蓋は、はぼ９００ またはそれより少ない角度だけ相対回転することにより、閉位置と開位置との間 を移動可能であり、さらに組み立て品は、蓋が閉位置を実質的に越えて過度に締 め付けられるのを防止するための手段を備えている。

望ましくは、閉位置を決定するための手段は、蓋が閉位置に達した時に明確なり リック効果を生じる。

望ましくは、保持手段は、使用中に、蓋と容器の首との間に所定の解放トルクが 加えられるまては、蓋を閉位置に保持する。

そのような構造は、図５〜図１２に関連して上述したような子供には開けにくい 蓋の使用に特に適する。明確に決定された閉位置は、使用者に子供には開けにく い蓋をさらに締め付ける必要がないことを指示する。保持手段は、容器の首と蓋 との間に所定のトルクが加えられるまで、蓋を閉位置に保持する。例えば、子供 が蓋を開けようとした場合、子供には開けにくい蓋を介して伝達されるトルクの 大きさは、保持手段に打ち勝つのに必要なトルクより小さいであろう。大人が蓋 を開けようとしたときには、大人は蓋を下方に押して子供には開けにくい蓋のト ルク伝達歯を係合させ、保持手段に打ち勝つのに十分なトルク与えるようにする 。それにより、この発明は、子供には開けにくいという特徴が効果的に作用する のを確実にする。

閉位置を決定するための手段と保持手段とは、容器の首と蓋とに形成された突起 として一緒に具体化されてもよい。突起は、蓋が閉位置に達したとき係合する。

突起うちの少なくとも１つは、蓋が閉位置に接近したときに他の突起が容易に乗 り越える周方向に延びる傾斜面と、蓋が閉位置から緩められるとき他の突起が乗 Ｉ）越える径方向内側に延びる当接面とを有していてもよい。

望ましくは、蓋と容器の首とは、蓋が容器の首の閉位置にあるときに封止を構成 する相補的な封止面を有している。相補的な封止面は、蓋が閉位置を実質的に越 えて過度に締め付けられるのを防止するための手段を有利に形成する。封止面は 、望ましくは、少なくとも側面または径方向の成分を有する方向に延びているつ この構造によれば、蓋がその閉位置を越えて過度に締め付けられたならば、封止 面はもっと強く相互に当接して、蓋のさらにつよい締め付けに対抗するであろう 。

他の構造は、容器の首の、閉位置を決定する突起を周方向に越えた箇所に係止突 起を提供するものである。望ましくは、係止突起は、蓋の突起と係合するのに適 合した径方向の当接面を有している。

第２の面を考察すると、この実施例は、容器の首と蓋、容器の首と蓋に形成され た相補的なねじ、容器の首における蓋の閉位置を明確に決定するための手段を備 えた組み立て品を含み、蓋は、使用中に、蓋が閉位置までねじ込まれたとき、内 面が容器の首の外面に当接して封止するスカート部を有し、上記各面は、蓋が閉 位置を実質的に越えて過度に締め付けられることに協働して抵抗する封止を形成 する。

望ましくは、組み立て品は、蓋と容器の首との間に所定の解放トルクが加えられ るまで蓋を閉位置に保持するための手段を有する。閉位置を決定する手段および 保持手段は、上記のように、突起として一緒に具体化されてもよい。

第３の面を考察すると、この実施例は、容器の首と蓋、容器の首と蓋とに形成さ れた相補的なねじ、容器の首において蓋の閉位置を明確に決定するための手段、 蓋が閉位置までねじ込まれたときに封止を形成するために、容器の首と蓋とに形 成された相補的な封止面を備えた組み立て品を含み、封止面は、容器の首の縦軸 に対して傾斜しており、それによって封止面は蓋が閉位置を実質的に越えて過度 に締め付けられることに協働して抵抗する。

望ましくは、組み立て品は、蓋と容器の首との間に所定の解放トルクが加えられ るまで、蓋を閉位置に保持するための手段を備えている。閉位置を決定する手段 および保持手段は、上記のように、突起と一緒に具体化されてもよい。

第４の面を考察すると、この実施例は、容器の首と蓋、容器の首と蓋とに形成さ れた相補的なねじを備えた組み立て品を含み、蓋は、使用中に、内面が容器の首 の外面に当接して封止するスカート部を有して、組み立て品は、さらに、容器の 首における蓋の閉位置を明確に決定するための手段を備えており、その閉位置に おいてスカート部は、容器の首に十分に着座して封止を形成し、それにより容器 の首に対する蓋の過度の締め付けが回避される。

望ましくは、組み立て品は、使用中に、蓋と容器の首との間に所定の解放トルク が加えられるまで、蓋を閉位置に保持するための手段を備えている。

望ましくは、閉位置を決定するための手段は、蓋が閉位置に達した時に明確なり リック効果を生じる。

閉位置を決定するための手段と保持手段とは、容器の首と蓋とに形成された突起 として一緒に具体化されてもよい。突起は、蓋が閉位置に達したとき係合する。

突起うちの少なくとも１つは、蓋が閉位置に接近したときに他の突起が容易に乗 り越える周方向に延びる傾斜面をと、蓋が閉位置から緩められるとき他の突起が 乗り越える径方向内側に延びる当接面とを有していてもよい。

望ましくは、スか一ト部は、蓋が閉位置までねじ込まれるとき、または蓋が閉位 置から緩められるときに、突起が互いに取り越えられるよう、一時的に変形可能 である。

この面にしたがうこの発明は、図５〜図１２に関連して上述した子供には開けに くい蓋に用いるのに適している。明確に決定された閉位置は、子供には開けにく い蓋をさらに締め付ける必要がないことを使用者に指示する。保持手段は、容器 の首と蓋との間に所定の大きさのトルクが加えられるまで蓋を閉位置に保持し、 それにより子供には開けにくいという特徴が効果的に作用することを確実にする 。

第５の面において、この実施例は、容器の首と蓋、容器の首と蓋とに形成された 相補的なねじを備えた組み立てを含み、蓋は、使用中に、内面が容器の首の外面 に当接して封止するスカート部を有し、組み立て品は、さらに、停止位置を越え た、蓋をさらに締め付けることができない限界停止位置を決定する手段を備えて いる。

そのような構造によれば、後て蓋を取り外すことが極端に困難になるまで使用者 が蓋を過度に締め付けるのを防止することができる。また、そのような構造によ れば、蓋と容器の首との協働面が永久的に変形するような損傷を防止することが できるかもしれない。そのような損傷は、もし蓋がかなりの程度まで過度に締め 付けられたならば生じるかもしれない。

限界停止位置を決定するための手段は、この発明の第１の面にしたがって上述し たように、停止位置を決定するための手段と結合して使用するのが望ましい。

そのような１つの結合においては、限界停止位置は、閉位置と実質的に同一の位 置に決定されてもよい。そのような構造によれば、蓋は常に所定の閉位置まで締 め付けられるであろう。

他の結合においては、限界停止位置は、閉位置を越えた位置に決定されてもよい 。この場合には、蓋を締め付けることができる範囲が決定される。

限界停止位置を決定するための手段は、停止位置を容器の首の円周または周囲に おいて決定する周方向の停止手段を備えていてもよい。これは、蓋の突起と協働 して、蓋がそれ以上回転することができない限界角度を決定する。円周方向の停 止手段は、突起を備えていてもよく、この突起は蓋の内面の対応する突起に当接 する径方向外側に延びる当接面を有している。

また、限界停止位置を決定するための手段は、蓋がさらに締め付けられることが できない軸方向の位置を決定する軸方向の停止手段を備えていてもよい。例えば 、そのような軸方向停止手段は、容器の首に形成された半径方向に伸びる平坦な 当接面を備えていてもよく、その当接面が蓋の対応する面またはエツジと協働す る。

また、軸方向停止手段は、容器の首と蓋の封止面との配置が改良されていてもよ い。例えば、封止面は、容器の首と蓋の縦軸に関し、先細りに形成されていても よく、あるいは傾斜していてもよい。そのような構造によれば、蓋が通常の封止 位置を越えて締め付けられたとき、封止面は、蓋が容器の首にさらに締め付けら れることに対抗する軸方向の力を発生させる。封止面は、蓋が容器の首に締め付 けられたとき蓋の回転に対抗する周方向の摩擦力を発生させる。

第６の面を考察すると、この実施例は、容器の首と蓋、容器の首と蓋とに形成さ れた相補的なねじを備えた組み立て品を含み、蓋は、使用中に、内面が容器の首 の外側の封止面に当接して封止するスカート部を有し、そのスカート部は蓋の開 口端に向かうにしたがって半径方向外側に向かうテーバに形成され、容器の首の 封止面は容器の首の開口端に向かうにしたがって半径方向内側に向かうテーパに 形成され、蓋はほぼ９０°またはそれより小さい角度だけ相対回転することによ り開位置から閉位置まて移動可能である。

望ましくは、封止面は相補的であるように等しいテーバに形成される。望ましく は、テーパは、１°とほぼ４５″との間の角度であり、さらに望ましくは１゜か ら２５８であり、特にほぼ４°または５°である。

第７の面を考察すると、この実施例は、容器の首と蓋、不正操作証明用リングを 備えた組み立て品を含み、リングは最初は切断可能な連結部によって蓋に結合さ れ、かつ蓋と容器の首との間に見ることができ、これによって蓋が使用者によっ ていまだ取り外されたことがないことを示す。そのような構造は、使用中に、使 用者が最初に蓋を取り外したときに連結部が切断されるようなものであり、切断 後においては、蓋が後で再度装着されたときに蓋から外れて見える容器の首の部 分までリングが移動可能であり、それによって蓋が少なくとも１回は容器の首か ら取り外されたことが示される。

そのような構造は、不正操作証明用リングと蓋との間の結合が元のままの状態で あるいか否かの便利な指標を提供することができる。もし、連結部が元の状態の ままであるならば、リングは蓋と容器の首との間に支持されているであろう。

これは、容器が開かれていないことを示している。望ましくは、リングを容易に 目で見ることができるよう、リングの一部を蓋の下端部から下方に突出させる。

リングは、蓋および／または容器と対照的な色のものとする。

蓋が取り外されたとき、連結部は切断される。そして、リングは、蓋が再度装着 されたとき、蓋から外れて見えるように分離される位置まで言上を落下すること がてきる。リングのこの位置は、蓋が少なくとも１回は容器の首から取り外され たことを示し、また不正操作された容器を購入する人に示すかもしれない。

第８の面を考察すると、この実施例は、容器の首と蓋、および不正操作証明用リ ングを備えた組み立て品を含み、リングは容器の首の少なくとも一部を縦方向に スライド可能であるが、そこから取り外し不能てあり、リングは、使用者が最初 に蓋を容器の首から取り外したときに切断される切断可能な連結部によって最初 は蓋に結合されている。

そのような構造は、不正操作証明用リングが容器の首から確実に取り除かれない ようにする。例えば、容器を悪意をもって不正操作する人によって取り除かれな いようにする。このように、不正操作証明用リングは、常に容器の首にあって、 蓋が以前に開けられたか否かを示す。

望ましくは、組み立て品が不正操作証明用リングを有しているとき、蓋には直立 した径方向のハンドルを設ける。このハンドルは、直立したフランジに形成され る。

そのようなハンドルは、蓋を容易に締め（＝１けたり、緩めたりすることができ るようにするのに特に有利である。ハンドルは、それがなければ蓋の側部を十分 に強く握って蓋を締め付けたり、緩めたりすることが困難である老人が使用する のに特に便利である。フランジは、老人が十分に大きなトルクを容易に加えて不 正操作証明用リングと蓋との間の切断可能な連結部を破壊することができるよう にするのに特に有利である。

不正操作証明用リングは、図５〜図１２および／または図１３〜図１４に関連し て上述された子供には開けにくい蓋と一緒に用いてもよい。その場合、直立した フランジハンドルは、使用者が十分なトルクを加えて蓋を解放することができる ようにするのみならず、老人が蓋に下方への押圧力を加えて歯に係合させるため の便利な手段を提供する。

第９の面を考察すると、この実施例は、容器の首と蓋を有しており、容器の首は 、容器の首の開口端の近くに実質的に外側を向く封止面を有し、封止面は、使用 中に、相補的な蓋の封止面と協働して封止を形成し、容器の首は、使用中に、蓋 の相補的なねじと協働するねじ部を有し、容器の首のねじ部は、封止面より容器 の首の開口端から離れている。

そのような構造によれば、容器の首と蓋とのねじ部に存在する汚物のような汚染 物質から容器の内容物を封止することができる。

第１０の面を考察すると、この実施例は、相補的な蓋を受け入れる容器の蓋を有 し、容器の首の開口端に隣接した外面は、容器の首の基部と比較して小径の小径 部を有し、剥ぎ取り可能な封止ウェブが容器の首の開口端を封止し、封止つ工ブ のエツジは容器の首の小径部から径方向に突出している。

このような構造は、封止体を容易に剥ぎ取るのに有利である。封止体の少なくと も１つのエツジは容器の首の小径部から張り出して、封止体を剥ぎ取ることがで きるタブになっている。望ましくは、容器の首の小径部の回りに環状のタブが形 成されるよう、封止体の全周を張り出させる。

小径部は、容器の首の開口端に段差または溝として実質的に形成してもよい。

段差または溝の寸法は、使用者が封止体の張り出し部をつがんで封止体を剥ぎ取 るのに十分な大きさとする。

１つの実施例において、段差の側部は、径方向外側に向かって容器の首の開口端 から離れるようにそぎ落としてもよい。

上記の実施例の各種の面は、互いに独立して用いてもよいが、特に有利な構造は 、それらの面を互いに結合することによって達成される。

詳細に説明すると、図１６に示すように、容器は、容器の首５１０と、首５１０ に嵌まる蓋５１２とを有している。蓋５１２は、望ましくは、上記図５〜図１２ に示す特徴を取り入れた子供には開けにくい容器である。明瞭にするために、子 供には開けにくい蓋の内蓋５１４および外蓋５１６が図１６に示されているが、 子供には開けにくい蓋機構の他の詳細は省略されている。

容器の首５１０には、基部５１８．１／４回転ねじ部５２０、上部封止面５２２ および容器の首の開口端部のクラウン部５２４が形成されており、縮径した円周 を有している。径方向に対向し、かつ軸方向にそぎ取られた２つの径方向突起ま たは突出部５２５が、基部５１８に形成されている。各突出部は、周方向に延び る傾斜面５２５ａと径方向内側に延びる当接面５２５ｂを有している。

首の開口端部が、剥がすことができる箔状の封止ウェブ５２６によって封止され ており、そのウェブのエツジ５２８がクラウン部５２４から径方向に突出してい る。クラウン部は５２４は、首５１０の開口端部から外側に向かって半径方向に そぎ取られており、これによって封止ウェブ５２６のエツジ５２８の下に凹部が 形成されている。突出したエツジ５２８は、使用者が指でつかんでウェブを剥ぎ 取るためのタブを形成している。

蓋の、容器の首５１０に嵌まる部分（例えば、内蓋５１４）は、上側のスカート 部５３０．１／４回転ねじ部５３２および下側のスカート部５３４を有するよう に形成されている。内側に突出する４つ軸方向リブ５３６は、下側のスカート部 に形成されている。

容器の首５１０と蓋５１２との各１／４回転ねじ部５２０．５３２、軸方向リブ ５３６および突出部５２５の詳細は、国際出願Ｎｏ、ＰＣＴ／ＧＢ９１１００８ ５０に開示されたものと同様にするのが望ましい。この構造によれば、蓋５１２ は、はぼ９０°またはそれより小さい角度だけ回転させることにより、首から構 成される装置と首に強固に取り付けられた閉位置との間を移動可能である。

ねじは４０である。

蓋５１２の上側のスカート部および容器の首５１０の封止面５２２の詳細は、図 １〜図４に関連して上述したとおりにするのが望ましい。この構造によれば、蓋 ５１２が首５１０に締め付けられたとき、上側のスカート部５３０の内面が首の 封止面５２２に当接して封止を形成するようになっている。上部封止面５２２は 、クラウン部５２４に向かうにしたがって径方向内側に向かうようにテーバに形 成されており、上側のスカート部５３０は、蓋５１２の開口端部に向かうにした がって径方向外側へ向かうようにテーバに形成されている。そのテーバは、相互 に補足的であるのが望ましく、容器の首および蓋の縦軸に対してほぼ４°または ５°のテーバ角を有するものとする。

使用に際し、蓋５１２が容器の首５１０の上に配置されると、内蓋５１４が、封 止ウェブ５２６に直接圧力が加わることなく、封止ウェブ５２６のエツジ５２８ を通過する。これは、首５１０に蓋５１２を嵌め込むことにより封止ウェブ５６ ２が確実に損傷を受るないようにする。

蓋５１２は、はぼ９０°またはそれより小さい角度だけ手で時計方向（容器の上 側から見て）に回転させ、蓋５１２を首５１０にねじ込む。蓋５１２がその閉位 置に接近すると、リブ５３６のうちの１つが各突出部５２５の傾斜面５２５ａに 乗り上がり始め、蓋５１２の上側のスカート部５３０が首５１０の封止面５２２ に接近して封止接触するようになる。蓋５１２が閉位置にさらに接近すると、下 側のスカート部５３４が楕円径に変形し、リブ５３６が突出部５２５の傾斜面５ ２５ａを容易に乗り越えることができるようになる。蓋５１２ｊＪ＜閉位置に接 近すると、リブ５３６が突出部５２５を乗り越えるときに蓋を回転させるのに要 するトルクが徐々に増大することにより、使用者は蓋が閉位置に接近したことに 気付く。

蓋が閉位置に到達すると、リブ５３６が傾斜面５２５ａの端部を通過し、下側の スカート部５３４が正規の円形に戻るので、半径方向内側へ素早く動く。そのよ うに行われることにより、クリック音が発生し、クリック効果が蓋を通じて感じ られる。これは、蓋が閉位置に到達したこと、および蓋をさらにしめっける必要 がないことを使用者に示す。

閉位置においては、蓋５１２の上側のスカート部５３０が首の封止面５２２を封 止接触し、信頼できる封止を形成する。

封止面５２２と上部とスカート部５３０との間の係合は、蓋が閉位置を実質的に 越えて過度に締め付けられることを防止するのに役立つ。蓋が締め付けられると 、テーバに形成された封止面は、互いにより強固に当接し、蓋が軸方向へさらに 移動することに抵抗する力を生じさせる。

突出部５２５は、内蓋５１４と首５１０との間に所定のトルクが加えられるまで 、蓋を閉位置に保持する保持手段としての役割を果す。もし、加えられる解放ト ルクが十分てないならば、リブ５３６が突出部５２５の径方向当接面５２５ｂに 当接し、それにより蓋５１２が緩められるのを阻止する。加えられるトルクが十 分であるときには、蓋５１２の下側のスカート部５３４が楕円径に変形し、リブ ５３６が突出部を通り過ぎることができるようになる。上に説明したように、こ れは、子供には開けに（いという特徴が効果的にかつ確かに機能していることを 確実にする。

容器の首５１０は、不正操作証明用リング５４４を備えている。リング５４４は 、首５１０の基部を摺動可能であるが、接合点（図示せず）によって基部に保持 されている。リング５４４は、分離可能な連結部（符号５５０て概略的に示す。

）によって最初は蓋に結合されており、分離可能な連結部は、蓋が容器の首がら 取り外される最初のときに役立つ。リングの詳細は、望ましくは上の記載および ／または図９〜図１１に関連する記載の通りである。

蓋は、望ましくは、直立した径方向に延びるフランジハンドル５４６を有する。

これの詳細は、望ましくは上の記載および／または国際出願ＰＣＴ／ＧＢ９０１ ００８５０に開示したとおりである。そのようなハンドルは、蓋を容易に締め付 けたり、あるいは緩めたりするのに特に便利である。ハンドルは、蓋の側部をつ かんで十分に強く締め付けたり、あるいは緩めたりするのが困難な老人が使用す るのに特に便利である。

図１７は、図１６の実施例に非常によ（似た改良された実施例を示すものである 。相違点は、図１７に示す組み立て品が蓋５１２の首５１０における限界停止位 置を決定する停止手段を備えている点であり、限界停止位置は、それを越えて蓋 をさらに締め付けることができない位置であり、蓋が過度に締め付けられるのを 防止する。この代表的な実施例において、停止手段は、蓋が限界周方向位置を越 えて回転するのを阻止する周方向の停止手段として提供されている。

円周方向の停止手段は、蓋５１２のリブ５３６と協働して、蓋がさらに締め付け られることができない角度位置を決定する。停止手段は、突出部５２５を周方向 の時計方向（容器の上側から見て）に越えて配置された停止突出部５４８として 形成されている。各突出部５４８は、蓋５１２が限界停止位置に到達したときに リブ５３６が当接する径方向の当接面５４８ａを有している。図１７に示す構造 において、各停止突出部５４８は、限界停止位置が閉位置と実質的に同一である ように、対応する突出部５２５と短い距離だけ離されて配置されており、関連し たリブ５３６は隣接する突出部５２５，５４８の間に係合する。このように、首 における突出部の配置は、ＰＣＴ／ＧＢ９１１００８５０において記述された配 置と同様である。しかしながら、他の実施例において、停止突出部５４８は、蓋 の位置がある範囲をもって決定されるように、突出部５２５からさらに離れて配 置されていてもよい。

また、停止手段は、蓋が軸方向限界停止位置を越えて軸方向にさらに移動するの を阻止する軸方向停止手段として提供することも可能である。例えば、停止手段 は、首５１０の基部に隣接した上方を向く径方向の平坦面５４０によって形成す ることも可能である。この面５４０は、仮に蓋が正規の閉位置を実質的に越えて 締め付けられたならば、蓋の下側のエツジまたはリムに当接するであろう。

軸方向停止手段は、蓋５１２の上側のスカート部５３０と首５１０の封止面５２ ２との間の係合として形成することも可能である。蓋が正規の閉位置を越えて締 め付けられると、これらのテーバをなす封止面は互いにより強固に当接し、蓋５ １２がさらに軸方向に移動することに抵抗する力を生じさせる。

図１６に示す実施例においては、内蓋５１４が外蓋５１６のエツジから下方に突 出するが、他の実施例においては外蓋が内蓋のエツジを実質的に隠すまで下方に 延びていてもよいことが理解されるであろう。このようにすれば、内蓋の露出し た部分を回転させることによる子供には開けにくいという蓋の特徴に対して子供 が打ち勝つかもしれないという可能性を無くすことができるであろう。

このことを示すさらに他の実施例が図１８に図示されている。図１８に示す実施 例は、図１６および図１７に示す実施例と非常によく似ており、同一の参照数字 は、最初の二つの実施例に関してすでに記載された第３の実施例の特徴を示して いる。

容器の首５１０の基部には、肩部５６０および径方向に突出するフランジ５６２ が形成されており、それらは不正操作証明用リング５４４が装着される首のウェ スト部５６４を区画する。リング５４４は、ウェスト部５６４を上下に摺動可能 であるが、取り外し不能になっている。

容器が使用者によって最初に開けられる前は、蓋５１２は首の閉位置に位置して おり、リング５４４は分離可能な連結部（符号５５０で概略的に示す）によって 蓋の下端部に結合されている。リング５４４は、その最上部においてフランジ５ ６２に当接しており、その位置において蓋５１２により連結部５５０を介して保 持されている。不正操作証明用リングの下端部は、蓋５１２の端部から僅かに下 方へ突出している。したがって、不正操作証明用リングは見ることができる。

この位置では、蓋に対する連結部５５０が完全な状態のままであることをリング が示しており、それは蓋が製造されてから取り外されたことがないことを意味し ている。

使用者が蓋５１２を最初に取り外すとき、切断可能な連結部５５０は切断される 。したがって、リング５４４はもはや蓋５１２に結合されていない。リング５４ ４は、肩部５６０に突き当たって停止するまでウェスト部５６４に沿って下方に スライドする。蓋が後で首５１０に再度装着されるとき、不正操作証明用リング ５４４が蓋５１２の下端部から軸方向に分離されていることが明らかに分かる。

この位置では、蓋５１２が製造以来少なくとも１回は取り外されたことをリング が示している。このことにより、容器を購入するは容器が不正操作されたことが あることが分かる。

この実施例は不正操作証明用リングに対する連結部が完全なままであるかどうか の信頼性の高い、かつ便利な指標を提供することが理解されるであろう。連結部 ５５０が切断された後でさえ、不正操作証明用リングは容器の首から除去不能で ある。したがって、リング５４４は、容器を悪意をもって不正操作する人が廃棄 することができない。

ウェスト部５６４の直径は、肩部５６０に隣接する位置で僅かに増大されている 。それで、不正操作証明用リング５４４は、ウェスト部と肩部５６０に隣接する 位置においてぴったりに嵌合するか、摩擦抵抗をもって嵌合する。そのような構 造によれば、不正操作証明用リングは摩擦嵌合によって肩部に保持されるであろ う。これにより、仮に容器をひっくり返ったとしても、リング５４４がウェスト 部５６４に滑って戻ることが防止される。

図１８にも示すように、子供には明けにくい蓋５１２の設計は、図１６および図 １７に示す構造に比して改良されている。その改良は、外蓋５１６の下部領域が 拡大されるとともに、内蓋５１４の下側のスカート部を覆うための外側スカート 部５７０として形成されている点にある。このような構造によれば、内蓋５１４ が外蓋によって実質的に隠され、これにより内蓋５１４を直接回転させることに 基づく子供には明けにくいという蓋の特徴に子供が打ち勝つかもしれないという 可能性を否定することができる。外蓋５１６と内蓋５１４の下側のスカート部５ ３４との間には軸方向クリアランス５７２が残っており、これにより大人が容器 を明けたいと思うときに外蓋５１６を押し下げるための空間が形成されている図 １９〜図２２に示す実施例は、不正操作証明用リングの他の特徴に関するもので ある。第１の面において、これらの実施例は、容器の首、首に嵌まるように形成 された蓋、および不正操作証明用リングを備えた組み立て品を提供するものであ り、リングは、最初、蓋が容器の首に嵌まり込んでいるとき、蓋によって実質的 に隠されている。そのような構造であると、使用中に、蓋が容器の首から最初に 取り外された後に再び首に嵌め込まれたとき、不正操作証明用リングは首に実質 的に見える状態のまま残る。

そのような構造によれば、かつて蓋が取り外されたことがあることが明確に示さ れる。明確な指示は、不正操作証明用リングそれ自体の外観によってなされる。

この発明は、不正操作証明用リングの真の本質を高く評価するものであり、蓋が 容器から少なくとも１回取り外されたかどうかを警告するか、明確に指示する。

リングが完全な状態のままであるならば、不正操作証明用リングを調べる必要が ない。

蓋が最初に開けられる前には、不正操作証明用リングは、蓋によって実質的に隠 されており、蓋に不体裁な外観を与えない。

望ましくは、不正操作証明用リングは、容器の首に移動可能に保持され、組み立 て品は、最初の位置で不正操作証明用リングを保持する解放可能な保持手段をさ らに備える。その最初の位置では、リングが蓋によって実質的に隠される。保持 手段は、蓋が最初に容器から取り外されるとき不正操作証明用リングを解放し、 蓋が容器の首に再度装着されたときにリングが蓋によって実質的に隠されること がない第２の位置に移動することを許容する。

望ましくは、保持手段は、不正操作証明用リングと蓋との間に切断可能な連結部 を有する。連結部は、蓋が容器の首から取り外されるときに、完全に切断される 。切断可能な連結部は、不正操作証明用リングおよび蓋と一体に形成されていて もよい。

不正操作証明用リングは、明瞭に見ることができ、しかもかつて蓋が取り外され たことがあることが一目で容易に見分けることができるよう、容器の色と対照的 な色で着色してもよい。例えば、不正操作証明用リングは、警告色としての赤色 に着色してもよい。

不正操作証明用リングが見えるように着座する容器の首の部分、つまり第２の位 置は、それ自体が容器の残りの部分および不正操作証明用リングの両方と対照的 な色で着色されていてもよい。不正操作証明用リングが、それ自体が隠される第 １の位置に位置しているとき、首のこの部分は見えるので、青や緑の安全色で着 色してもよい。そのようにすれば、不正操作証明用リングが完全な状態のままで あることが分かる。

望ましくは、不正操作証明用リングは、首の部分にスライド可能であるが、そこ に保持される。これにより、悪意をもって容器を不正操作する人が不正操作証明 用リングを廃棄することを防止することができる。

望ましくは、第２の位置において、不正操作証明用リングは、少なくともリング の軸方向の幅のと等しい距離だけ蓋の下端部から分離される。そのような構造に よれば、使用者は、不正操作証明用リングが蓋から切断されたことが一目で極め て容易に分かる。

望ましくは、蓋は、不正操作証明用リングが第１の位置に位置して隠されている ときにそのリングを受け入れる凹部またはクリアランスを有する。切断可能な連 結部は、凹部の内壁と不正操作証明用リングのエツジとの間に形成するのが望ま しい。凹部は、不正操作証明用リングを覆う蓋のスカート部によって区画されて いてもよい。

蓋は、どのようなタイプのもの、例えばねじ式の蓋、またはスナツプフィツト式 蓋であってもよい。蓋は、１／４回転（またはそれ以下の回転）式蓋、例えばＰ ＣＴ／ＧＢ９１１００８５０に記載されたようなものであってもよい。この実施 例は、図１〜図４に関連して上述したような子供には開けにくい蓋に用いるのに 好適である。不正操作証明用リングは、子供には開けにくい蓋の外蓋の軸方向の 移動または回転移動を阻害することがないからである。

第２の面において、これらの実施例は、容器の首に嵌合する蓋を提供する。蓋は 、不正操作証明用リングと、容器の使用中に、蓋が容器の首から最初に取り外さ れるまでは不正操作証明用リングが見えないように実質的に隠す隠蔽手段とを提 供する。

望ましくは、隠蔽手段は、蓋の内部に不正操作証明用リングを受け入れる凹部ま たはクリアランスと、蓋が容器の首から最初に取り外されるまで不正操作証明用 リングを凹部またはクリアランスに保持する保持手段を有しており、保持手段は 、蓋が再度装着されたときにリングがもはやクリアランスまたは凹部に隠されな いよう、不正操作証明用リングを解放する。

隠蔽手段は、不正操作証明用リングを覆う蓋のスカート部として形成されていて もよい。

望ましくは、保持手段は、不正操作証明用リングとの切断可能な連結部を形成す る手段を備えていてもよく、その連結部は、蓋が容器の首から最初に取り外され るときに切断される。

他の面において、これらの実施例は、不正操作証明用リングのための切断可能な 連結部の改良に関する。従来のものの問題は、連結部が切断されたときリングの 表面に突出ワイヤまたは折れ残りが生じたままになるということである。そのよ うな折れ残りは、不体裁であるのみならず、リングが切断されているか完全な状 態のままであるかを一目で分からないようにする。それらは、蓋が容器の首に再 度装着されるときに容器の装着を妨害する。

第３の面において、これらの実施例は、容器の蓋と、蓋の少なくとも実質的一部 として蓋と一体に形成されるか、あるいは１またはそれ以上の切断可能な連結部 によって蓋に結合された不正操作証明用リングとを供給する。切断可能な連結部 は、蓋に隣接した比較的広いか厚い部分を備えており、不正操作証明用リングを 結合する薄い部分に向かって狭くなっている。そのような構造では、不正操作証 明用リングが分離されたとき、切断可能な連結部が形成された表面は、比較的滑 らかであり、特に、切断可能な連結部によって突出ワイヤまたは折れ残りが発生 せしめられることがない。

そのような構造は、蓋が切断可能な連結部を不正操作証明用リングから隠すよう な形状に形成されているときに特に有利である。切断可能な連結部が破壊された とき、ワイヤまたは折れ残りが蓋に残るであろうが、それらは蓋によって隠され る。例えば、蓋は、切断可能な連結部を隠すスカート部を有していてもよい。

そのような構造は、蓋が容器の首から最初に取り外されるまで不正操作証明用リ ングを実質的に隠すように設計されているときにも特に有利である。そのような 構造によれば、切断可能な連結部から発生するワイヤまたは折れ残りは、不正操 作証明用リングが分離されたときに隠されたままになる。

詳細に説明すると、図１９〜図２１は、首部６１２を有する容器６１０を示すも のであり、首部は、下側のウェスト部６１４と上側のクラウン部６１６とを有し ている。ウェスト部６１４は、その下端部が首６１２を容器のボデーに結合する 肩部６１８によって区画され、上端部が当接フランジ６２０によって区画されて いる。フランジ６２０は、径方向内側に向かって傾斜した上面６２０ａと、平坦 な下面６２０ｂとを有している。ウェスト部６１４は、下記するように、不正使 用証明用リングを受け入れる。

首６１２のクラウン部６１６は、箔状の封止ウェブ６２２を有しており、ねじが 形成された蓋６２６を容器６１０にしつかし締めるためのねじ６２４が形成され ている。

この代表的な実施例においては、蓋６２６がこの発明に関連した子供には開けに くい蓋であるけれども、その変わりに他のタイプの子供には開けにくい蓋または 子供には開けにくいという特徴のない蓋であってもよいことが理解されるであろ う。

蓋６２６は、外蓋６２８と内蓋６３０とを備えている。外蓋６２８は、直立した フランジハンドル６３２と、下側のスカート部６３４とを有している。内蓋６３ ０は、外蓋６２８の内側に子供には開けにくい機構（図示せず）を介して連結さ れており、容器の首６１２のねじ６２４に対応する内側のねじ（図示せず）が形 成されている。

蓋６２６には、環状の要素の形状に形成された不正操作証明用リング６３６が装 着されており、そのリングは、実質的に全体が蓋のスカート部６３４の内部に受 け入れられている。リング６３６の頂部には、それと一体に８つの連結要素６３ ８が設けられており、連結要素は、比較的厚い下側の領域から蓋６２６の内蓋６ ３０の下端部に設けられた比較的薄（壊れやすいブリッジ６４０まで上方へ向か って先細りに形成されている。リング６３６の径方向内側の面であって連結要素 ６３８間を延びる面には、容器の首６１２の当接フランジ面６２０に係合するク リップ６４２を保持する断面三角形の８つのリングが形成されている。各クリッ プ６４２は、クリップを半径方向内側へ向かって先細りにする下側の傾斜面６４ ２ａと、上側の平坦な当接面６４２ｂとを有している。

要望する内容物が容器６１０に一旦入れられると、蓋は通常の方法でねじ込まれ 、容器を販売用に封止された状態にする。蓋６２６が最初にねじ込まれたとき、 クリップ６４２を保持するリングの傾斜面６４２ａはフランジ６２０の先細り面 ６２０ａに当接する。リング６３６は、十分に変形して、傾斜面６４２ａがフラ ンジ６２０を容易に乗り越えるのを許容する。蓋が十分にねじ込まれた位置に到 達すると、リング６３６は、図２０において符号６３６ａで示す首６１２の第１ の位置に位置し、フランジ６２０の下に直ちに嵌まり込む。

この状態においては、不正操作証明用リング６３６は、蓋６２６の外蓋６２８に より、見えないように実質的に隠される。この状態では、組み立て品は、蓋６２ ６が容器に最初に装着されてから取り外されたことがないことを示す。

蓋６２６が最初に緩められたとき、クリップ６４２を保持するリングの当接面６ ４２ｂは、フランジ６２０の当接面６２０ｂに当接し、リング６３６を蓋が装着 された首６１２から取り外し不能にする。壊れやすいブリッジ６４０は、蓋６２ ６が緩められるとき切断される切断可能な連結部として機能する。それで、リン グ６３６が蓋６２６から分離される。一旦分離されると、リング６３６は自由に なり、首６１２のウェスト部６１４まで、すなわちリング６３６が図２０におい て符号６３６ｂで示すように、肩部６１８に当接して第２の位置で停止するまで 軸方向に滑り降りる。

蓋が首６１２に再度装着されると、蓋の下側のスカート部は、もはや不正操作証 明用リング６３６を隠すことがなく、したがってリングは見ることができ、蓋が 最初に嵌め込まれてから少なくとも１回は取り外されたことが示される。

不正操作証明用リング６３６は、見える位置においては、蓋６２６のスカート分 離６３４の下端部から不正操作証明用リングの軸方向の幅と少なくとも等しい距 離だけ分離されている。このことにより、使用者または有能な購入者は、不正操 作証明用リング６３６が蓋６２６から分離されたことが一目で明瞭に分かる。

リング６３６は、首６１２のウェスト部６１４上をスライド可能であるが、肩部 ６１８と当接フランジ６２０とにより移動を制限されている。これにより、リン グ６３６は蓋６２６から一旦分離されても廃棄することが確実にできなくなって おり、蓋が少なくとも１回は取り外されたことがあることを永久的に示す指標と して首６１２に残る。

不正操作証明用リング６３６は、容器や蓋の残りの部分と対照的な色で着色され ている。それ故、リングが首に位置していると、それが蓋から一旦分離されたこ とが目で見て分かる。

この発明のこの実施例が子供には開けにくい蓋に用いるのに好適であることが理 解されるであろう。なぜならば、この実施例では、外蓋の軸方向の移動を妨害し ないし、もし子供が外蓋６２８を回して容器６１０を開けようとしても、不正操 作証明用リング６３６が分離されないからである。しかしながら、この発明の原 理は、他のタイプの子供には開けにくいという特徴のないねじ式の蓋またはスナ ツプフィツト式の蓋にも等しく適用可能である。

図２２は子供には開けにくいという特徴のない蓋を有する改良された実施例を示 すものである。この実施例においては、前述の内蓋および外蓋が単一の部品から なる蓋要素６４８に置き換えられており、それはねじ式またはスナツプフィツト 式の蓋であってもよい。不正操作証明用リング６３６は、蓋の下側のスカート部 ６５０の中に実質的に隠されており、薄く壊れやすいウェブ６４０により上記と 同様の方法でスカート部に分離可能に結合されている。

図２３は、改良された不正操作証明用リング６３６′を示すものである。この組 み立て品は、図１９および図２０に示す組み立て品と同様であり、同一の参照数 字は同様な部分に用いられている。図２３に示すように、切断可能な連結部６３ ８′の形状が変えられている。連結部は、内蓋６３０に隣接した比較的厚いか広 い上側の領域から連結部が不正操作証明用リング６３６に結合する薄く切断可能 なブリッジまたは領域６４０′まで先細りに形成されている。

蓋が容器の首から最初に取り外されたとき、連結部６３８′が切断可能な領域６ ４０′で切断される。そして、蓋の内側の面にワイヤまたは折れ残りとして厚い 部分を残す。これらの折れ残りは、外蓋６２８のスカート部によって隠されるそ れ故、不正操作証明用リング６３６は、分離されたとき、比較的滑らかな上面を 有する。連結部６３８′が以前結合されていた部分に小さな欠陥が生じるかもし れないが、不正操作証明用リングの表面に突出したワイヤまたは折れ残りが残る ことはない。

この改良された切断可能な連結部は、不正操作証明用リングを取り入れたこの出 願のどの実施例に用いてもよい。これは、不正操作証明用の蓋組み立て品の使用 のためのもっと一般的な使用に対しても同様である。

上記の望ましい実施例においては、不正操作証明用リングが使用中に軸方向の力 によって切断される切断可能な連結部によって蓋に結合されているけれども、他 の実施例においては、他のタイプの不正操作証明用リングを用いてもよい。例え ば、周方向のねじり力によって切断されるリング、または首または蓋に設けられ た切断具によって切断されるリングを用いてもよい。

図２４−２９ 図２４−２９に示される実施例では、ねじ山を有する蓋の組み立て品が、この蓋 がねじこまれ全閉位置あるいは封止位置に達した時、蓋と蓋の首の間を封止する ことを特徴とする。

ある側面で、本実施例は、上記図１６−１８で述べた蓋の組み立て品の改良に関 連している。この実施例において、径方向に係止するための突起が首と蓋に形成 されている。この突起は、蓋がその全閉位置に達した時お互いのそばを通るとカ チリと音がする。これは、これ以上締める必要かがないことを示している。この 閉位置から蓋を緩めるために、所定のねじを緩める方向のトルクがこの突起をカ チリとねじ戻すために必要である。これにより、この突起は偶然に蓋が緩んでし まうことを防止できる。この時、蓋はことさらに強く捩込まれている必要はない 。

このような構成においては、蓋と容器の首のは製造誤差が重要となろう。突起は 封止された時容器の首に接した蓋の位置で正確にカチリと行き会うように位置づ けられ、製造されなけらばならない。

最初の態様で示されるように、本実施例の蓋の組み立て品は、容器の首と蓋より なる容器と、すくなくとも蓋と容器の首を接触させて保持するねじ山と、蓋が容 器の首の封止位置にある晴着と蓋の首の間で形成される封止手段と、蓋が封止位 置の近傍に来た晴着と蓋の首の間でのなされる付勢手段と、備えている。この付 勢手段により蓋を絞めようとする時のトルクと独立に蓋を緩めるようとする時の トルクが決定される。

このような構成だと以前と同じ精度の製造技術でなくても、蓋を緩みにく（する ことができる。

望ましくは、付勢手段は、蓋がその封止位置にある時封止手段に接触する力を維 持する。これにより、封止手段の各封止面はお互いしっかりと確実に接触できる 。蓋を封止位置でことさらねじこむ必要はない。この構成は改良された封止によ り力が増加しているので、蓋をことさらにきつく捩込む必要はない。

望ましくは、付勢手段は、容器の首に第１手段と蓋に第２手段を有している。

この第１手段と第２手段の内すくなくとも１つは斜面を有している。この斜面は 蓋が封止位置にある時他方の手段に対して位置する。斜面は蓋をその封止位置の 方向につき動かす方向に伸びている。

望ましくは、第１、第２手段のそれぞれの斜面が蓋を封止位置に付勢する方向に 伸びている。

望ましくは、第１手段は一つかそれ以上の容器の首の外方向に突起を有し、第２ 手段は蓋に一つか一つ以上の内側に向いた突起を有している。

望ましくは、第２手段の突起あるいは各々の突起は蓋の弾力に富む部分を装備し ている。この蓋の部分は、蓋を封止位置にねじ込んだり、緩められたりする時に 、この突起が第１手段の突起を乗り越えるため変形できる。

望ましくは、突起はそれぞれ互いのための導入斜面を有している。これは、使用 中、蓋を封止位置にねじ込んだり、緩められたりする時、付勢力をもつ上述した 斜面がお互いにかみ合い始める前に、蓋の突起をはめこむことを容易にする。

望ましくは、蓋は封止位置と全開位置の間で相対回転１８０°あるいは以下で除 去できる。さらに、望ましいのは、９０°かそれ以下である。相対回転として一 例をあげれば４５°−５０°が考えられる。

本実施例では、輸送中あるいは間違って容器が落ちた時にも、蓋が容器の首に安 全に保持てきることもまた重要である。本発明は、自動的に蓋の封止面と容器の 首を互いに引くことができる。これにより、信頼できる液密で、気密な封止を達 成できる。

封止面は容器の首に先細りした縁と蓋の内側に先細りしたこの縁に対応した面を 有している。より好ましい実施例としては、ティパー角は容器の縦軸に対する相 対角がおよそ４°か５°であるが、勿論これに限られるものではない。

より望ましい実施例として、蓋の材料の弾性は付勢力を供給するために使われる 。第１手段と第２手段により突起が係合される時、蓋はその円形から楕円へ少し 変形する。そして蓋の弾性は円形に復帰するような付勢力をもつ傾向がある。

さらに、より望ましい実施例として、蓋はその直径方向に伸びる直立したフラノ ンの形をしたハンドルをもっている。これにより、蓋は簡単につかんで、回転さ せることができる。これにより、障害者や老人にとっては特に便利になる。

蓋は、不正操作の証明手段、あるいは、子供には簡単に明けにくいようにした手 段を有している。

一つの実施例を挙げると、容器の首と蓋はある製造誤差で製造される。容器の首 に接した蓋の全閉、封止位置は、あり得る閉位置の許容誤差以内である。この閉 位置は、付勢手段の位置に対して定義されている。付勢手段は、より好ましくは 以下のように構成される。蓋があり得る閉位置の製造誤差範囲内の位置にある場 合ならどんな時でも、付勢手段は少なくとも蓋に作用する。さらに、好ましいの は、蓋があり得る閉位置の製造誤差範囲外でない、近くの位置にあるときである 。

特に上述したことに関係した第２の態様では、本実施例は、容器と蓋の組み立て 品を供給する。この組み立て品は、容器の首と、そのための蓋と、蓋と容器の首 の少なくとも一方にある蓋を容器の首に保持するためのねじ山手段と、蓋が容器 の封止位置にある時（この封止位置は予め設定された製造誤差範囲内に入ってい いる）蓋と容器の首の間を封止する封止手段と、を備え、さらに、蓋と容器の首 の間の協同による、蓋があり得る閉位置の誤差範囲以内であれば、どの位置でも この付勢手段により蓋を絞めようとする時のトルクと蓋を緩めるようとする時の トルクがこの封止位置で独立している付勢手段と、を備えている。

実施例の上記態様に関して、信頼できる封止を達成するためきつく絞め過ぎなよ うに、蓋は、蓋と容器の厳密な製造誤差を必要としなくても、製造することがで きる。そのため、容器の首とその蓋は容易に廉価に製造できる。この時、蓋の信 頼性を損なうことない。もし使用している内に摩耗する材料（例えば柔らかいプ ラスチック材料）で作られた容器の首とその蓋は、そのどんな消耗に対しても補 償することができる。

より詳細に説明すると、図２４−２９は、容器と蓋の組み立て品における容器の 首７１０の部分と容器の蓋７１２の部分を示している。両者ともプラスチック材 料により作られている。

上記容器の首７１０は一般的に円形な部位でありねじ山部７１４を含んでいる。

このねじ山部、７１４は４つのねじ込み開始点と、四角のねじ山を持つ。蓋７１ ２は相補的ねじ山部７１６を有している。蓋７１２は９０°以下の相対回転によ って容器の首７１０の全閉位置に捩込む事ができる。この蓋７１２は直径方向に 伸びた直立したフランジを有している。

上記首７１０と蓋７１２は対応する封止面７１８と７２０をそれぞれ有している 。これにより、蓋が全閉位置あるいは封止位置にある時、首と蓋との間での水や 空気の侵入を防止することができる。この封止面７１８と７２０は首７１０の縦 軸に対しておよそ４″の角度で先細りになっている。本実施例では、蓋が首にね じ込まれ上記蓋の全閉位置を上記封止面７１８と７２０の接触した時の蓋の位置 により定義する。

また、首７１０は第１手段を有している。この第１手段は径方向に反対向きの２ つの突起７２２を有し、これら突起７２２は首７１０の部分の回りの円周方向に 伸びている。突起７２２のそれぞれはその一方の面に第１径方向傾斜面７２４と もう一方の面に第２径方向傾斜面７２６を有している。第１径方向傾斜面７２４ は首７１０の径方向に対して約３０°　（言い換えると首７１０の接線方向に対 しては約６０°）の傾斜を有している。これに対し第２径方向傾斜面７２６はか なり緩やかな斜面を有し導入斜面として利用される。突起７２２のそれぞれは斜 面７２４と７２６の間に小さい隆起部７２５を有している。

また、蓋７１０は第２手段を保持している。この第２手段は等間隔の４つのとが った突起７２８を有し、突起７２８のそれぞれはその一方の面に第１径方向傾斜 面７３０ともう一方の面に第２径方向傾斜面７３２を有している。第１径方向傾 斜面７３０は蓋７１２の径方向に対して約３０°　（言い換えると蓋７１２の接 線方向に対しては約６０°）の傾斜を有している。これに対し第２径方向傾斜面 ７３２はかなり緩やかな、蓋の径方向に対して５５°　（蓋７１２の接線方向に 対して３５６）の傾斜面で、導入のためのより緩やかな斜面になっている。

図２７−２９を特に参照して以下に述べる。突起７２２と７２８は、蓋７１２が 全閉位置、封止位置に近付いた時、蓋７１２を封止位置へ付勢するための付勢手 段を形成するよう配置されている。締める時にどのくらいのトルクが蓋に作用し たかとは独立に上記付勢は行われる。

蓋７１２はその封止位置に最初近付く時、蓋７１２の４つの突起７２８のうち２ つは二つの対向する容器の首の突起７２８に近付く。蓋７１２がさらに回転しな がら移動する時、蓋７１２の導入のだめの第２傾斜面７３２は首の導入のための 第２傾斜面７２６（図２７参照）押す。さらに、蓋７１２を回転させると、蓋７ １２の壁がすこし楕円に変形する。これにより、突起７２２と７２８はお互いか み合うことができる。蓋７１２が図２８に示されるような位置に達した時、蓋７ １２の壁の弾性は蓋の突起７２８径方向で内向きく矢印７３４によって示される ように）付勢する。蓋７１２の第１傾斜面７３０は容器の首７１０の第１傾斜面 ７２４を押す。これにより、蓋７１２は回転方向（矢印７３６で示される）に付 勢される。

隆起部７２５は　明確に定義された点を提供する。この点で突起７２２と７２８ の付勢する効果が受け渡される。この隆起部７２５はさらに、パチンとはまる効 果を奏する。この効果により使用者は蓋をねじ込む時、蓋が閉まったと感じるこ とができる。このパチンとはまる効果は蓋が封止位置で付勢されていること、お よび、もうそれ以上締める必要のないことを示している。

突起７２２と７２８は蓋の全閉位置、封止位置（封止面７１８と７２０により定 義されるように）にある時、同時に蓋７１２と首７１０の第１傾斜面７３０．７ ２４のそれぞれが接触するよう配置している。

この時少ししかあるいは全く閉る力が蓋に作用しなくても、これにより蓋７１２ はその封止位置で完全に付勢されることが保証される。

全閉位置、あるいは封止位置で、突起７２２と７２８の第１傾斜面７２４と７３ ０のそれぞれは、特にきつく蓋をねじこまなくても、蓋が緩まることを防止する ため、蓋をしっかりその封止位置に維持するよう協同して作用する。十分な開く 方向へのトルクが蓋７１２に作用して突起７２２と７２８がお互いに乗り越える ようにさせるまでは、蓋７１２はこの位置に保持される。お互い乗り越えたた後 は、蓋７１２は容器の首７１０から緩めることができる。

全閉位置あるいは封止位置で、突起７２２．７２８により与えられる付勢力は、 封止面７１８と７２０をお互い付勢することにより評価される。そのため、上記 封止面の配置は、蓋を特にきつく捩込まなくても信頼性の高い封止を形成するよ うに、封止面がお互いにたいして十分しっかりと対置することを保証する。

上記効果は本実施例において特に利点がある。というのは、蓋は全開位置と全閉 位置との間を９０°以下の相対回転により移動可能である。よって、本実施例で は老人にとってさえ簡単に開閉できる容器を供給するだけでなく、しっかりと確 実に閉じることもできる。

さらに、突起７２２と７２８の第１傾斜面７２４と７３０のそれぞれの形態のた め、正確な全閉封止位置、すなわち、蓋７１２の正確な回転位置は、本質的では ない。これにより１、蓋が封止され得る封止位置の範囲が予め決められた誤差の 範囲にあるように、蓋７１２と容器の首７１０の製造誤差は決められる。突起７ ２２と７２８は以下のように配置している。蓋が予めきめられた可能な封止位置 の誤差範囲内のいかなる位置にある時でも、これら突起が協同して蓋７１２をそ の封止位置に対して付勢する。本実施例において、蓋が、予め決められた可能な 封止位置の誤差範囲のちょうど外の近傍にある時、突起７２２と７２８は協同し て付勢力を与えるように配置している。

２つの容器の首にある二つの第２手段の突起７２２はその封止位置で蓋７１２を 保持するのに適切である。４つの第１手段の突起７２８は蓋７１２備えられてい る。これは、蓋７１２を首７】０上の４つのねじ山によって定義される４つのね じ山開始点のいずれか一つの中に置くことができるようにするためである。

上述した蓋は、また、子供には容易に開けられない手段を備えていることにより 評価できる。これにより、子供に対しても安心である。さらに、蓋が製造工程で 閉められてから容器が開けられたかどうか示すことにより、不正操作の証拠を残 す手段を備えていることも評価できる。適切な、子供に対しても安心で、不正使 用にたいして証拠を残せる機構については、例えば上述した通りである。

図３０−３２ 図３０−３２に示される実施例は、蓋が蓋の首に閉められる時、信頼できる封止 を形成できる容器と蓋の組み立て品に関連している。

このような蓋の組み立て品は、食品、飲物、薬品、あるいは他の腐敗しゃすい汚 染しやすいものの容器として、その内容物の質を保存するために、しばしば利用 されている。封止のための蓋の組み立て品のための従来の配置は、蓋が環状の封 止壁を備えている。蓋が容器の首に閉まる時、この壁は容器の首に適合し、容器 の首の半径方向の内面に対する封止を形成する。

こうした従来の蓋の組み立て品により引き起こされる問題として上述したように 、ねじ式の蓋を例に取ると、しっかりと確実に封止するためには、蓋をしっかり と捩込まなくてはならなかった。これは蓋を後で取り除くのがむずかしいことを 意味し、さらに、蓋と容器の首の接触面を変形させる障害をも引き起こす。

本実施例により提供される第１の態様を概略すると、この容器と蓋の組み立て品 は、容器の首と、容器の蓋と、蓋を容器の首の封止位置に保持する手段と、蓋が 閉められた時容器の首の外側の面に対する封正に適用される蓋上の第１封止手段 と、蓋が閉められた時容器の首の内側の面に対する封止に適用される蓋上の第２ 封止手段と、を備えている。

このような構成において、容器の首を閉じている蓋は容器の首の内側と外側の両 面に対して封止を形成する。このような封止のための構成は、蓋を容器の首に強 く捩込まなくても、従来のものより信頼性の高い封止を提供できる。

第１封止手段が封止を形成するように適用される容器の首の外側の面は周に面し ていてもよい、あるいは、他のどの面にでもよい。容器の首の外側に接した、例 えば、頂面でもよい。

望ましくは、第１、第２封止手段はそれぞれ容器の首とお互いに実質的に直接的 に対向する位置て封止を形成する。これにより、さらに封止の効果がよくなる。

これは、容器の首の壁を蓋の第１第２封止手段の間に割り込ませるからである望 ましくは、第１封止手段は蓋のスカート部の内側の面にある。この内側の面は容 器の首に対する封正に適用される。蓋の外側の面は外側方向に先細った部分を含 む。そして、蓋のスカート部の内側の部分は、首の外側に先細りした部分に相互 に適合するよう形成するため内側に先細りした面を含む。

蓋の先細りしたティパー角は１°と４５°の間にあり、より好ましくは１″から ２５°、特に４か５°がよい。

望ましくは、第２封止手段は、蓋のプラグ部を備えている。このプラグ部は容器 の首の内側に適合するよう形成されている。プラグ部の周に沿った面は容器の首 の内側の面に対する封正に適用される。

望ましくは、容器の首の内側の面は外側に先細りした部分含む。プラグ部分の周 に沿った面は首の先細り部分と相互適合するように適用されるように形成されて いる。プラグ部は、容器の首の外側に先細りした内側の面に相補的に適合させる ために形成した、内側に先細りした面を含む。このティパー角は１°と４５゜の 間にあり、より好ましくは１°から２５６、特に４か５″がよい。

容器の首の内側の面のティパー角は首の外側のティパー角に一致している。

容器の首と蓋が円周である場合は、蓋を閉位置に保持する手段はねじ山を備えて いる方が好ましい。もっとも好ましいいのは、ねじ山を蓋に持ち、それに対して 相補的なねじ山を容器の首に持つものである。より詳しい実施例で図示したよう に、ねじ山は、積極的にフィツトするため方形の部分を備えている。好ましくは 、ねじ山は、蓋が閉位置から開位置の間を１８０°以下の相対回転で動かせるよ うに配置している。例えば、９０°である。本発明はそのような構成に適してい る。なぜなら信頼性の高い封止を達成するために、蓋をきつ（閉める必要がない からである。蓋はＰＣＴ／ＧＢ９１１００８５０に記載したような性質を備えて いてもよい。蓋は子供には容易に開けられない、例えば、すでに他のところで記 述した蓋でもよい。

あるいは、保持手段は、蓋と蓋の首の間にスナツプフィツトする接続部を備えて いてもよい。

蓋は直立した直径方向に伸びるフランジの形のハンドルを備えていてもよい。

このようなハンドルの使用は、ねじ山による蓋にもスナツプフィツトする蓋に対 しても特に便利である。ハンドルは使用者が容易に手で蓋をつかみ、閉めること を可能にする。

第２の態様を概略すると、本実施例は容器の首に装着するよう適用される蓋を提 供する。この蓋は、蓋が首の閉位置にある時容器の首の外側の面に対する封止に 適用される第１封止手段と、上記第１封止手段と同時に容器の首の内側の面に対 する封止に適用される第２封止手段とを有している。

第１封止手段は蓋のスカート部の内側の面を備えてもよく、この内側の面は容器 の首に対して封止するよう適用される。例えば、首の外側への先細り対応するた めに、スカート部は内側に先細りしていてもよい。

第２の封止手段は蓋のプラグ部を備えていてもよく、このプラグ部は容器の首に 適合するように形成される。プラグ部の周面は、容器の首の内側に対して封止す るように適用される。例えば、容器の首の内側の面の内側の先細りに対応するよ うに、プラグ部の面は内側に先細りしてもよい。

望ましくは、第１、第２封止手段は直接対向している。蓋が容器の蓋に装着した 時、第１、第２封止手段は首と封止をそれぞれ実質的に直接互いに対抗した位置 で形成する。

さらに、蓋を容器の首に上述した閉位置で保持するために、蓋はねじ山あるいは スナツプフィツト接続手段を備えていてもよい。蓋は直立した直径方向に伸びる フランジの形のハンドルを備えていてもよい。このようなハンドルの使用は、使 用者が、容易に、手で蓋を外したり閉めたりするために、つかむことを可能にす る。

図３０に示されるように、首８１０の閉位置あるいは封止位置で、容器の首８１ ０はその蓋８１２と共に示されている。この実施例において、首８１０と蓋８１ ２の両方は円形でありそれぞれ相補的ねじ山を備えている。ねじ山８１４と８１ ６は積極的フィツトのための断面方形の部分を有している。ねじ山は蓋が閉位置 と開位置の間を９０°以下の相対回転で移動可能に配置されている。蓋８１０の 上部は外側に先が細くなっている。この上部の外側の面が８１８であり、内側の 面が８２０である。ティパー角は面８１８．８２０ともほぼ同じで、およそ４０ か５°である。

蓋８１２はクラウン部８２２とハンドル部８２３と、スカート部８２４と容器の 首の内側に適合する環状のプラグ部８２６と、を有している。）１ンドル部８２ ３は直立した直径方向にのびるフランジの形をしている。このハンドル部により 使用者は蓋を閉めたり取り除いたりするために容易に蓋をつかむことができる。

スカート部８２４は第１封止面８２８という形の第１封止手段を有している。こ の第１封止面８２８は、首８１０の径方向に外側の面に対して当接（干渉フイ・ ント）シて封止するという形で適用される。第１封止面８２８は、首の外側の面 ８１８の先細りに相補的に、内側に先細りになっている。プラグ部８２６は第２ 封止面８３０という形の第２封止手段を有している。この第２封正面８３０は、 首８１０の径方向に内側の面に対して封止するという形で適用される。第２封止 面８３０は、首の内側の面８２０の先細りに相補的に、内側に先細りになってい る本実施例において、蓋の第１、第２封止面８２８．８３０は、容器の首の径方 向に対して対向した面に対して封止を形成する。この位置は実質的に、直接、径 方向対して対向する向きである。首の上部は楔のように封止面の間にあり、これ によりとくに信頼できる効果的封止を達成できる。

しかしながら、以下の点には注意したほうがよい。この実施例の他の様態として 、第１、第２封止面は直接径方向対して対向していなくてもよＬｌ。例えば、第 １封止面８２８はねじ山部の下に配置できる。

望ましくは、容器の首と蓋は、蓋と容器の封止面が当接（干渉フイ・ソト）する 信頼できる封止を形成できる材料で作られる。

スナツプフィツト型の蓋のための封止面の同様な構成を図３１に示す。図３０と およそ同じ部位には同じ参照番号を付している。図３１の主な違いは、ねじ山が 、容器の首８１０のリップ８４０と、リップ８４０に引っ掛かる蓋上の内側に面 した変形可能なスナツプフィツト突起８４２とに置き換わった点である。蓋８１ ２゛　は変形可能な例えば変形可能なプラスティック材料により作られている。

この構成は、上述したのと同じ同じ第１、第２封止手段を有している。これによ り、蓋が容器の首に適合する時、信頼できる封止を保証する。

図３２は図３１の実施例の他の様態を示している。この様態では、フランジ型の ハンドルに代えて環状の突起８４４に置き換えた。この突起８４４は、径方向外 側に、蓋の下側エツジの近傍で、突き出ている。容器の首の壁は、蓋の下側のエ ツジ８４６のクリヤランス８４８を形成するため傾斜している。このように構成 したので、容器から蓋を除去するために、使用者は、環状の突起８４４と蓋の下 側のエツジ８４６を良い引っ掛かりとしてつかむことができる。

上記のように詳述したが、第１、第２封止手段は蓋に封止面を有している。他の 実施例として、封止要素を、第１、第２封止手段を形成するため蓋へ適用させて もよい。例えば、封止要素はゴムのような弾性材料でもよい。

上記のように詳述したが、首の内側と外側の面の両方は、先細り部を有している 。他の実施例として、１つを先細りにするか全く首の外側の面を先細りにしなく てもよい。蓋の封止面は以前として先細りされていてもよい。あるいは、１つを 先細りにするか全く封止面は先細りしていなくてもよい。実際の実用される構成 は、用途による容器と蓋の要求に応じているいろに変えることができる。

図３３−３６ 図３３−３６に示される実施例は、封じることのできる容器に関連している。

さらに、このような容器を形成するための方法と装置にも関連している。特に、 本発明は開口をもつ容器に関係している。この容器は、着脱可能に開口にたいし て蓋により封止される。

このような容器は、普通プラスティック材料をブロー成形することによりつくら れる。この方法が最も廉価な生産方法であるからである。成形品は、金型の半分 を２つに合わせて作られる。それは、成形品をそれが作られたときの金型から容 易に取り出せるからである。

一方、容器のための蓋は、普通射出成形される。それは、蓋の内側の面の必要な 形の細部を得るためである。この内部の細部はブロー成形では容易に達成できな い。

我々は、ブロー成形容器に存在する問題が重要であると考える。それは、蓋が開 口にはめこまれた時の信頼できる封止の形成を阻害する。問題は、容器の外面の 継目の形成によ、って引き起こされる。この継目は成形部品の半分をつなぐ線に 対応する線上を走る。この継目は成形品の半分の不完全な適合の結果である。こ の不適合はプラスティック材料を強制的に成形品の表面に吹き付ける時に起こる 。継目は、普通、プラスティック材料の上ですこし突き出た隆起や階段状をなし ている。

継目は、信頼できる封止の形成を阻害する。継目のいずれかの側面では、蓋が容 器の面に対してぴったりはまるのを阻害する。この問題は食物、飲物、医薬品の ための容器にとって特に重要である。というのは、こうした容器は容器の内容物 を埃や湿気から守るよう液密、あるいは気密に封止されるべきであるからである 。

問題は容器の製造にある。蓋を成形する射出成形工程では、蓋の上に継目を作る ことはない。

最初の態様を概略すると、本実施例は開口をもっている容器の作成方法を提供す る。この容器は、着脱可能に、開口にたいして蓋により封止できる。この方法は 、継目のない容器の第１部分を第１工程により形成する。この第１部分は開口の 周りに広がる封止面を有する。封止面は上記蓋に対して利用される封止のためで ある。さらに、この方法は、継目のない容器の第２部分を第２工程により形成す る。この第２部分はひとつあるいは複数の継目をもってもよい。これにより、封 止は、二つの継目のない封止面を利用することにより改良される。

望ましくは、第１部分と第２部分は一体で成形される。

本実施例では、容器の第１部分の作成のための要請と第２部分の形成のための要 請が矛盾する点が重要である。例えば、ブロー成形は、第１工程（第１部分を作 るため）にとって理想的ではない。ブロー成形は従来技術と同様に継目を生じさ せる。第１工程は射出成形により構成されたほうがよい。この射出成形の技術は 継目を避けることができるからだ。

一方、射出成形は、第２工程（第２部分を作るため）にとって理想的ではない。

射出成形は容器の外と内の両方を決定する金型を必要とするからである。狭い口 と広いボディを有する容器の場合、複雑で高価な射出成形が必要となるだろう。

　第２工程はブロー成形を有することが望ましい。これにより、通常二つの部品 だけで相対的に精密な外形と形が形成される。ブロー成形はもし必要ならより多 くの部品で成形してもよい。第２部分の継目の形成は第１部分によって達成され た改善された封止効果に悪影響を及ぼさない。

容器上の第１部分は開口を備えていてもよい。好ましくは、容器の第２部分は容 器のボディのすべてではないがほとんどにより構成される。

容器の第１部分は一般に、容器の首、少なくとも首の上部を有している。特に、 第１部分は容器の開口から封止面までの首の部分を有している。第２部分は、封 止面の下の首の残部と容器のボディとを有している。

首は、開口を覆う首の上の着脱可能な蓋のための手段を有してもよい。このよう な手段は、ねじ山、あるいはバチリと嵌め込む手段を有している。さらに、詳し い実施例として、ブロー成形された首の部分は保持手段を有している。

製造方法は、中空の浮かぶマンドレルの回りに、容器の第１部分の射出成形と、 中空の浮かぶマンドレルを通じて噴き出すガスによる、容器の第２部分のブロー 成形とを有している。

第２の態様を概略すると、本実施例は容器を提供する。この容器は、閉じられる べき開口を有している。この開口には着脱可能の蓋が嵌め込まれる。容器は、継 目のない第１部分有している。第１部分には開口の回りに広がる封止面を有して いる。使用に際して、封止面は上記蓋に対して封止するためにある。第２部分は 、ひとつあるいは複数の継目を有してもよい。

第１部分は開口を有してもよい。第１部分は射出成形によって形成されてもよい 。第２部分はブロー成形により形成されてもよい。

望ましくは、容器はプラスティック材料で形成され、第１部分、第２部分は一体 で形成される。

第３の態様を概略すると、本実施例は上述した射出成形とブロー成形の工程によ り容器を形成するための手段を提供する。この手段は、浮かんでいるマンドレル を備えている。このマンドレルは継目のない容器の第１部分を射出成形できる。

容器の第１部分は、開口と開口の周りに広がる封止面を有している。封止面は使 用中に、開口を封止するための着脱可能な蓋に対する封止のために利用される。

さらに、この手段は、浮かぶ中空のマンドレルを有している。この中空によりガ スをマンドレルを通過してガス（容器の第２部分のブロー成形のための）を吹き 付けることができる。

図面を使って以下に詳述すると、図３３と図３４はプラスティック容器を示して いる。プラスチインク容器は首９　］、　Ｏと一体になったボディ９１２を有し ている。首９］０は、概ね円形で、上部９１０ａを有している。上部９１０ａは 、開口９１４（第２１＋止ウエブで密閉される場合もある）と、肩部９１５と、 肩部９１５の下の首の回りに広がった少し先細りをした封止面９１６と、を有し ている首は、また、下部９１０ｂを有している。下部９１０ｂは、ねじ山９１８ と、突出したカラー９１９と、カラー９１９の下の不正操作証明用のリング（図 示しない）を保持するウェスト部９２１と、を有している。首は、ねじ山９１８ によって保持される蓋を受け取ることを目的としている。封止面９１６は、対応 する蓋の中の封止面と当接（干渉フィツト）による封止を形成するようになって いる。首９１０の９１０ａの上部は容器の第１部分である。この部分は継目のな い構造になっている。特に封止面９１６は継目がない。首９１０の下部９１０ｂ は、２つの軸方向に下がる対抗する継目を有している。以下に記述するように、 継目９２０は、首のボディ９１２と下部９１０ｂを作るときに利用したブロー成 形１捏の結果である。図３３で、開口９１４を通してみえる継目９２０の位置は 、破線によっても示されている。

ボディ９１２は概ね長方形である。ボディ９１２は、継目９２０有している。

継目９２０は、ボディ９１２の対角線上の反対の角に位置し、下って、ボディ９ １２の底を対角に横切っている。首９１０の下部９１０ｂとボディ９１２は合わ さって、容器の第２部分を形成している。本実施例では、この第２部分は継目９ ２０を有している。

容器の首の斜視図は、不正操作証明用リングと、方形のねじ山と、傾いた封止面 と、封止ウェブと、を有する点で以前に述べた実施例によ（似ている。首は、蓋 （例えば、ＰＣＴ／ＧＢ９１１００８５０で記述したの蓋、あるいは、さらに子 供には明けに（い性質をもつ蓋、あるいは、さらに不正操作の証拠リングを装着 した蓋）を受け取るに適している。

図３５に示されるように、容器の首９１０の上部９１０ａは、中空の浮かぶマン ドレル９２２周りの射出成形プラスティックによって形成されている（簡単なた め、射出成形で使われる外形の部品は図３５に示されていない）。浮かぶマンド レル９２２により首９１２の開口９１４は決定する。マンドレル９２２の端の近 傍で、プラスティック材料の「栓９２３」が引き伸ばされて首の壁を横切って形 成される。首９１０とボディ９１２の残りの部分はこの栓９２３により形成され る。

図３６に示されるように、容器の首９１０とボディ９１２の残りの部分は、自由 動のマンドレルをブロー成形９２４ａ、９２４ｂの口に挿入することにより形成 される。そして、自由動のマンドレルの真ん中を通して熱風（矢印９２６で示す ）を吹き付ける。これにより、栓９２３の材料が成形品９２４ａ、９２４ｂの面 に対して外側に吹かれる。成形品は、一度ポディ９１２が形成されると成形品の 除去が促進されるように、二つの分離できる半分９２４ａ、９２４ｂとして作ら れる。

継目９２０は、半分９２４ａと９２４ｂの不完全な適合の結果として形成される 。これは、プラスティック材料が鋳型の表面を強制的にふかれることによりでき るので、避けられないことである。継目９２０は、半分９２４ａと９２４ｂの継 目に対応したちょっと突き出た隆起という形であってもよいし、この継目での小 さな階段であってもよい。

この実施例で述べたような容器の構成は重要である。首９１０の上部、とりわけ 、封止面９１６は継目なしに作成される。もし継目があると、蓋を首９１０に絞 めた時、封止性能に悪影響を与える。一方、容器の残りの部分は正確な外形を作 るのに適した工程により作成される。

本実施例において、蓋（図示しない）は、首のねじ山１８に密着するように作ら れる。ただし、蓋の回転は、全開位置と全閉位置の間で９０°以下に限られる。

このような実施例において、蓋がおよそ９０°回転しただけで、信頼できる封止 を形成することがが重要である。本発明は、蓋の限定された動きにかかわらず、 提供された完全に適合する封止面９１６によりこれを達成することが可能となる 。

より望ましい実施例として、容器はプラスティック材料により形成されるが、他 の成形材料が代わりに使われても構わない。

図面に示した望ましい実施例としては、首９１０の内側の面が、開口９１４から 離れるにに応じて広がっていく。浮かぶマンドレル９２２は、このような首９１ ０の内側の面を決定する、ふわっとひろがった鏝面形を有している。マンドレル は開口９１４を通して、首９１０からから引き離すことができる。これは、首９ １０が鋳型に戻ろうとするプラスティック材料の伸長性、弾性による。

図３７ 上述した任意の実施例にさらに加えて、容器に提供される、追加的インサートは 容器の首を通して装着させることができる。このインサートは容器の有効容量を 減じる。これは、容器が相対的に少量の内容物しか収容しないときに役に立つ。

しかも、上述したような容易な開閉等の特徴に利用される、同じ容器の形のまま で構わない。例えば、容器は長方形断面をもっていて、使用者はボディを容易に つかめる場合でもよい。インサートについては詳しくは、例えば、ＰＣＴ／ＵＳ ９１１００８５０を参照。

図３７には、独立に示される容器のインサートあるいはライナが図示しである。

この実施例は以下の容器を提供する。この容器は、第１断面をもつ容器部分と、 第２断面（第１断面より狭い）をもつ首と、容器の体積より小さい開いた管状の ライナと、を備えている。このライナは首を通して挿入できる。これにより、容 器は、全有効容積でもライナにより減らされた有効容積でも利用できる。

この実施例は、同じ容器の大きさでも、減じられた有効容積で使用することを可 能にする。この実施例は、容器が、上述した老人や障害者のための容易に開閉で きる容器の性質をもつ容器である時、特に役立つ。望ましくは、容器の外形が、 容器を容易につかめる外形であることでる。例えば、長方形あるいは方形のよう な多角形断面でもよい。望ましくは、容器の大きさは、手で容易につかめる大き さであることである。本実施例のライナを利用することにより、この容器のボデ ィは、全有効容積より少量の容積をもつように使うことができる。これは、例え ば、錠剤や他の薬剤にとって、望ましいことかもしれない。

この実施例は、開けやすいように相対的に大きい容器に使用することが望ましい 。その場合、少量の内容物にとって不適当に容器は大きくなりがちとなるからで ある。

ライナは、上述した利点（例えば、除去可能な封止ウェブや容器とその蓋の封止 面等）に対して干渉しない。

望ましくは、ライナは、円筒形状で、容器の首ときつ（はまる、あるいは、きつ く封止する。

ライナは両端とも開口し、容器の底に達していてもよい。

さらに別の態様として、ライナは底壁を備えている。この仕様だとライナの異な った長さ、大きさの供給できる。これにより、同じ容器のボディを使って異なる 容量にすることが可能になる。

望ましくは、ライナが偶然出てくることを防ぐために、ライナは、容器の内部の 場所に保持される。これは、首に摩擦により嵌め込むことにより達成される。

他の様態として、ライナはその外面に環状のビードあるいはフランジのような突 起を有していてもよい。そして、これを首の対応する凹部ヘパチンと嵌め込む。

あるいは、例えば、逆に首のビードのような対応する突起の背後にパチンと嵌め 込む。

ライナは、容器の首の近く端で開口している。ライナは、容器が閉じられた時の 容器とその蓋の封止の性質による。これは、容器とその蓋が本発明の上述した池 の特徴を含む場合特に利点がある。

図を参照しながらより詳しい説明をする。図３７は容器９５０を図示している。

容器９５０は首９５０とボディ９５４を有している。首９５２は円筒形で、ボデ ィより９５４狭い横断面を有している。ボディ９５４は長方形の断面を有してい る。容器の首は、４つの方形断面をもつねじ山９５６と、先細りの封止面９５８ とを有し、除去可能な封止ウェブ９６０により封止されている。首は、さらに、 停止用突起９６２と部分９６４を有している。この部分は不正操作の証拠リング を受け入れることに適用される。首は蓋によって封止されるよう作成される（以 前の実施例に図示した）。

透視画で示したように、容器は、容器の首を通じて挿入される管状のスリーブ９ ６６のライナあるいはインサートを有する。ライナ９６６は円筒形で首の内側の 面に対して封止できる。一つの形として、ライナは、容器に、全有効容積より少 ない容器の有効容量を与えるために利用される底９６８を、有している。例えば 、スリーブを異なる長さて作ることにより、スリーブの体積は異なるようにでき る。この方法において、容器１０は、異なる容積で利用できる。他の様態として 、番号９７０で示されるように、ライナは、両端で開口している。ライナは容器 のボディにの底に伸びている。ライナはライナの外面と首の内側の面にある協同 する外形や突起（（図示しない）によって固定されている。

小さな環状の溝あるいは凹部は、首９５２のリムの外側の面、封止ウェブ９６０ て封止された首９５２の開口のほとんど、間近い近傍に形成されてもよい。これ により、首のための水滴防止のリムを提供する。あるいは、他の対応として、そ の開口端のすぐ近くの首のリムの直立部９７２が、水滴防止のリムを形成しても よい。部分９７２と首の先細りの部分の間の角はどんな水滴も集めるよう働く。

部分９７２は開口端に向かって外側に傾かせるように変形されてもよい。これに より、さらに水滴防止の性質は増大する。

本発明はたんなる具体例として種々の対応において記述されたが、他の種々の変 形はこの発明の思想と射程の範囲内で実行できることは、いうまでもない。実施 例の記述は、本発明の特徴の可能な組み合わせを限定すると受け取られてはなら ない。こうした可能な組み合わせは、本発明に含まれる。

本発明の種々の特徴は独立に利用てきるが、二つあるいはそれ以上の特徴の組み 合わせによってとくに利点を得てもよい。

Ｆｉｇ、　１ Ｆｉｇ、　３ ＦＩＧ、４ ＦＩＧ、７ ＦＩＧ、８ ＦＩＧ、１１ ＦＩＧ、１２ ＦＩＧ、　２４ ＦＩＧ、　２５ ＦＩＧ、　２６ ＦＩＧ、　３２ ＦＩＧ、　３１ ＦＩＧ、　３７ 補正書の翻訳文提出書（特許法第１８４条の８）平成６年　１月１０日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． （イ）径方向外側の封止面と外側リップ面付のリップを有する容器の首。 （ロ）内側の蓋面を有する容器の蓋。この容器の蓋は、上記容器の首の径方向外 側の封止面に対して封止をなす径方向内側の封止面を有するスカート部を含む。 （ハ）上記蓋を上記容器の首に固定する手段。この固定手段は、上記スカート部 の上記径方向内側の封止面から離れているとともに、上記容器の首の径方向外側 の封止面からも離れている。 上記の構成を備え、蓋が容器の首に係合して封止した時に、上記外側リップ面と 内側蓋面との間にクリアランスが存在する容器と蓋の組立品。 ２．次の構成を備えた容器と蓋の組立品。 （イ）径方向外側の封止面を有する容器の首。 （ロ）上記容器の首の径方向外側の封止面に対して封止をなす径方向内側の封止 面を有するスカート部を含む容器の蓋。 （ハ）上記蓋を上記容器の首に固定するねじ。このねじは、上記スカート部の上 記径方向内側の封止面から離れているとともに、上記容器の首の径方向外側の封 止面からも離れている。 ３．上記容器の首が外側リップ面付のリップを有し、上記蓋が内側の蓋面を有し 、蓋が容器の首に係合して封止した時に、上記外側リップ面と内側蓋面との間に クリアランスが存在する請求項２に記載の組立品。 ４．上記容器の首の上記リップが凹部を有している請求項１または３に記載の組 立品。 ５．上記凹部が実質的に外側を向く面を有し、この面が上記リップの開口端から 離れながら内側にテーパをなし、これにより張り出したりムを形成する請求項４ に記載の組立品。 ６．上記容器の首が長手方向の軸を有し、上記凹部のテーパをなす面の傾きが、 この長手方向の軸に対して約２０度をなす請求項５に記載の組立品。 ７．上記容器の首が封止ウエブで封止されている請求項１〜６のいずれかに記載 の組立品。 ８．上記封止ウエブが箔封止である請求項７に記載の組立品。 ９．上記容器の首が外側のテーパ部を有しており、上記蓋のスカート部の径方向 内側の面がこのテーパ部に当接する（干渉フィットする）請求項１〜８のいずれ かに記載の組立品。 １０．上記蓋のスカート部が内側のテーパ面を有し、上記テーパをなす首に対応 する請求項９に記載の組立品。 １１．上記保持手段が、上記蓋のスカート部に形成された内方を向く変形可能な 突起を有し、この突起が上記容器の首に形成された外方を向く相補的な突起と係 合する請求項１に記載の組立品。 １２．上記突起の少なくとも一つは、外側に突出したベッドを含む請求項１１に 記載の組立品。 １３．次の構成を備えた容器と蓋の組立品。 （イ）リップを有する容器の首。 （ロ）上記リップに封止される封止ウエブ。この封止ウエブのエッジの少なくと も一部は、上記リップを越えて径方向に突出して、上記封止ウエブの除去を容易 にするための突出エッジを提供している。 （ハ）上記容器の首に閉じ位置で固定できる容器の蓋。この蓋が容器の首に固定 された時に、この蓋と上記封止ウエブとの間にはすべての箇所でクリアランスが 存在する。 １４．少なくとも上記リップの外側エッヂの周縁部は、封止ウエブの下において 切り欠かれており、上記封止ウエブの除去を容易にするための封止ウエブの突出 エッヂを提供する請求項１３に記載の組立品。 １５．上記封止ウエブは最大でも上記首のリップと同じ広さである請求項１４に 記載の組立品。 １６．上記周縁部が切り取られている請求項１３，１４，１５のいずれかに記載 の組立品。 １７． （イ）外側のテーパ封止面と外側リップ面付のリップを有する容器の首。 （ロ）内側の蓋面を有する容器の蓋。この容器の蓋は、上記容器の首の外側テー パ封止面に対して当接（干渉フィット）する内側の封止面を有するスカート部を 含む。 （ハ）上記蓋を上記容器の首に固定する手段。 上記の構成を備え、蓋が容器の首に係合して封止した時に、上記外側リップ面と 上記内側蓋面との間にクリアランスが存在する容器と蓋の組立品。 １８．上記蓋のスカート部が、上記テーパをなす首に対応する内側のテーパ面を 有している請求項１７に記載の組立品。 １９．上記蓋を上記容器の首に固定する上記固定手段は、上記スカート部の上記 径方向内側の封止面から離れているとともに、上記容器の外側の封止面からも離 れている。 ２０．次の構成を備えた容器と蓋の組立品。 （イ）外側のテーパ封止面を有する容器の首。 （ロ）上記容器の首の外側テーパ封止面に対して当接（干渉フィット）する内側 の封止面を有するスカート部を含む容器の蓋。 （ハ）上記蓋を上記容器の首に保持するねじ。 ２１．上記蓋のスカート部が、上記テーパをなす首に対応する内側のテーパ面を 有している請求項２０に記載の組立品。 ２２．上記蓋を上記容器の首に保持するねじは、上記蓋の内側封止面から離れて いるとともに、上記首の外側封止面からも離れている請求項２０，２１のいずれ かに記載の組み立て品。 ２３． （イ）径方向外側の封止面と外側リップ面付のリップを有する容器の首。 （ロ）内側の蓋面を有する容器の蓋。この蓋は、上記容器の首の径方向外側の封 止面に対して封止をなす径方向内側の封止面を有するスカート部を含む。 （ハ）上記蓋を上記容器の首に保持する手段。 上記の構成を備え、蓋が容器の首に係合して封止した時に、上記外側リップ面と 内側蓋面との間にクリアランスが存在する容器と蓋の組立品。 ２４．次の構成を備えた容器と蓋の組立品。 （イ）径方向外側の封止面を有する容器の首。 （ロ）上記容器の首の径方向外側の封止面に対して封止をなす径方向内側の封止 面を有するスカート部を含む容器の蓋。 （ハ）上記蓋を上記容器の首に保持するねじ。 ２５．上記封止面の少なくとも一つが１°と４５°の間の角度でテーパをなして いる請求項９，１０，請求項１７から２２のいずれかに記載の組み立て品。 ２６．上記封止面の少なくとも一つが１°と２５°の間の角度でテーパをなして いる請求項２５に記載の組み立て品。 ２７．上記封止面の少なくとも一つが約４°か５°の角度でテーパをなしている 請求項２５に記載の組み立て品。 ２８．容器の首のための封止構造。この封止構造は、上記首のリムに付着された 半硬性の封止ウエブを有し、このウエブのエッヂは、ウエブを引き剥がして除去 するのを容易にするために、リムを越えて外方向に延びている。 ２９．容器の首のための封止構造。この封止構造は、上記首のリムに付着された 比較的硬い封止ウエブを有し、このウエブのエッヂは、ウエブを一気にさっと除 去するのを容易にするために、リムを越えて外方向に延びている。 ３０．上記ウエブが誘導溶着を容易にするために金属箔を有している請求項２８ ２９のいずれかに記載の封止構造。 ３１．上記ウエブは、紙ないしはカードの最上層を有している請求項２８，２９ ３０のいずれかに記載の封止構造。 ３２．上記封止ウエブのエッヂは、リムの全周にわたりリムを越えて突出してい る請求項２８〜３１のいずれかに記載の封止構造。 ３３．上記リムは、封止ウエブの下でそぎ取られており、凹部を形成する請求項 ３２に記載の封止構造。 ３４．リム付の容器の首と、この首に接着された封止ウエブと、この封止ウエブ が一旦除去されると首のリムに色付けを提供しこれにより封止ウエブが除去され たことを示すリムのしるしを付与する手段とを備えた封止構造。 ３５．上記色付け提供手段が、一旦封止ウエブが除去されるとリムに着色残留物 を提供する手段を備えている請求項３４に記載の封止構造。 ３６．着色残留物を提供する手段が、上記リムに封止ウエブを固定するために用 いられる着色接着剤を備えている請求項３５に記載の封止構造。 ３７．請求項３４〜３６のいずれかの特徴を組み込んだ請求項２８〜３３のいず れかに記載の封止構造。 ３８．容器の首と、容器の蓋と、この蓋を閉じ位置で上記首に固定する手段と、 上記蓋が閉じ位置にある時に上記首の外面に対して封止をなす蓋の第１封止手段 と、上記蓋が閉じ位置にある時に上記首の内面に対して封止をなす蓋の第２封止 手段と、を備えた容器と蓋の組立品。 ３９．封止がなされる首の外面が、円周方向を向く外面を有する請求項３８に記 載の容器と蓋の組立品。 ４０．第１，第２の封止手段が、実質的に直接的に互いに対峙する位置で、容器 の首に対する封止をそれぞれ形成する請求項３９に記載の容器と蓋の組立品。 ４１．第１封止手段は蓋のスカート部の内側封止面を備えている請求項３８，３ ９，４０のいずれかに記載の容器と蓋の組立品。 ４２．上記第２封止手段が、蓋のプラグ部を備え、このプラグ部が容器の首の内 側にフィットするような形状をなしており、このプラグ部の周面が首の内面に対 して封止をなす請求項３８，３９，４０，４１のいずれかに記載の容器と蓋の組 立品。 ４３．第１，第２封止手段の少なくとも一つがテーパ面を有している請求項４１ ４２のいずれかに記載の容器と蓋の組立品。 ４４．上記テーパ角が、約１°と４５°の間である請求項４３に記載の容器と蓋 の組立品。 ４５．上記テーパ角が、約１°と２５°の間である請求項４４に記載の容器と蓋 の組立品。 ４６．上記テーパ角が、約４°か５°である請求項４５に記載の容器と蓋の組立 品。 ４７．容器の首の面がテーパをなし、蓋のテーパをなす封止面と適合する請求項 ４３〜４６のいずれかに記載の容器と蓋の組立品。 ４８．第１封止手段と第２封止手段がそれぞれ実質的に等しい絶対角度のテーパ を有する面を備えている請求項４３〜４７のいずれかに記載の容器と蓋の組立品 。 ４９．蓋が、３６０°かそれより小さい回転によって全閉位置と全開位置との間 で動くことができる請求項３８〜４８のいずれかに記載の容器と蓋の組立品。 ５０．容器の首にフィットする蓋。この蓋は、蓋が上記首において閉じ位置にあ る時に上記首の外面に対して封止をなす蓋の第１封止手段と、上記蓋が上記首に おいて閉じ位置にある時に上記首の内面に対して封止をなす蓋の第２封止手段と を備えている。 ５１．第１封止手段が蓋のスカート部の内面を含む請求項５０に記載の蓋。 ５２．スカート部の上記面がテーパをなしている請求項４８に記載の蓋。 ５３．上記第２封止手段が、蓋のプラグ部を備え、このプラグ部が容器の首の内 側にフィットするような形状をなしており、このプラグ部の周面が首の内面に対 して封止をなす請求項５０，５１，５２のいずれかに記載の蓋。 ５４．プラグ部の面がテーパをなしている請求項５３に記載の蓋。 ５５．蓋の一部品から蓋の他の部品に向かって斜めに延びる複数の片持の板バネ を備えた、本発明に関連する子供には開けにくい蓋。各片持の板バネは、その自 由端に向かって減少する断面を有している。片持バネと、このパネが延び出る蓋 の部分との間の鋭角の形状に丸みが付けられている。 ５６．蓋が３６０°より小さい相対回転で全閉位置から全開位置まで移動し、蓋 が本発明に関連する子供には開けにくい蓋であり、外蓋が変位位置まで移動でき る角度位置間での内蓋に対する外蓋の角度変位が４５°より大きくないように、 所定の独立した角度範囲の数が、決定される容器の首と蓋。 ５７．約９０°またはそれより小さい相対回転で、蓋が全閉位置から全開位置ま で請求項５６に記載の容器の首と蓋。 ５８．上記角度変位は２５°より大きくない請求項５６，５７のいずれかに記載 の容器の首と蓋。 ５９．上記角度変位は２２．５°である請求項５８に記載の容器の首と蓋。 ６０．内蓋と外蓋に設けられた歯を有し、外蓋が押えた時に歯が噛み合い、蓋が １６個またはそれ以上の歯を有する請求項５９に記載の容器の首と蓋。 ６１．外蓋がその係合位置を採ることができる角度変位位置から、係合位置を採 ることができない角度変位位置へと、外蓋を内蓋に対して回動付勢する手段を備 えた本発明に関連する子供には開けにくい蓋。 ６２．上記付勢手段は、外蓋と内蓋の相対回転に抵抗する摩擦トルクより絶対値 が大きいトルクを発生する請求項６１に記載の蓋。 ６３．蓋は、安定位置から係合位置まで直接移動させることが可能な状態では放 置されない請求項６１，６２のいずれかに記載の蓋。 ６４．内蓋を外蓋と一緒に回す手段は、ラチェット機構を含み、このラチェット 機構が、外蓋の内蓋に対する一方向の回転を制限し、他方向の回転を許容する請 求項６１，６２，６３のいずれかに記載の蓋。 ６５．上記回動付勢手段は上記ラチェット手段を含む請求項６４に記載の蓋。 ６６．容器の首と容器の蓋は、全面的に係合するねじ山形状を有しており、容器 と蓋の間の遊びを蓋の容器に対する軸方向移動を保証する容器と蓋。 ６７．ねじ山は正方形または長方形の断面を有しており、ねじ山が最初に係合し た時に最大限の安定性を供給し、その後安定性を増大させるようにした請求項６ ６に記載の容器と蓋。 ６８．４つのねじ山出発点を備えた請求項６６，６７のいずれかに記載の容器と 蓋。 ６９．蓋と容器が蓋を容器に閉じ位置で保持する手段を備えており、蓋は本発明 に関連する子供には開けにくい蓋であり、上記保持手段は使用状態において蓋を 閉じ位置で十分に強く保持し、これにより内蓋が静止状態にある時に外蓋を反対 方向に回すことができるようにした容器と蓋。 ７０．閉じ操作の時にいつでも蓋が同じ位置で閉じられるのを保証する手段を備 えている請求項６９に記載の容器と蓋。 ７１．保持手段は容器の首と蓋のうちの一方に設けられた停止要素と、首と蓋の のうちの他方に設けられたリブないしは突起手段とを備え、子供には開けにくい 蓋機構が有効に働くようにし、外蓋が係合位置まで移動して所定のトルクを付与 された時に蓋を解放できるようにしながら、リブと突起手段が停止手段に係合す る請求項６９，７０のいずれかに記載の容器と蓋。 ７２．さらに、不正操作証明用のリングを備えた請求項６９，７０，７１のいず れかに記載の容器と蓋。 ７３．蓋が、不正操作証明用のリングを有した本発明に関連する子供には開けに くい蓋であり、この蓋が、３６０°またはそれより小さい相対回転で、容器に対 して全開位置から全閉位置まで移動できるようにした容器と蓋。 ７４．蓋が本発明に関連する子供には開けにくい蓋であり、外蓋が係合位置まで 移動できる２つの隣接する角度位置間における内蓋に対する外蓋の角度範囲が４ ５°またはこれより小さいように、所定の独立した角度範囲の数が決定されてお り、蓋は、外蓋を内蓋に対して回動付勢して、外蓋が係合位置に移動できる角度 位置から離す手段を有している容器の首と蓋。 ７５．内蓋と外蓋に設けられた歯を有し、外蓋が係合位置に移動できる角度位置 を決定し、さらに内蓋と外蓋との間に設けられたラチェット手段を有し、このラ チェット手段は上記回動付勢手段を構成する請求項７４に記載の容器の首と蓋。 ７６．容器の首と蓋。この蓋は、本発明に関連する子供には開けにくい蓋であり 、この蓋は径方向に延びる起立したハンドルを有している。外蓋が係合位置まで 移動できる２つの隣接する角度位置間における内蓋に対する外蓋の角度範囲が約 ２２．５°より大きくないように、所定の独立した角度範囲の数が決定されてお り、その後で蓋は約９０°またはそれより小さい回転によって全閉位置から全開 位置まで移動できる。 ７７．容器の首と蓋。この蓋は、本発明に関連する子供には開けにくい蓋であり 、首と蓋は、不正操作証明用リングを有している。蓋は、使用において、蓋を良 くつかんで不正操作証明用リングを破壊するトルクを付与するために、径方向に 延びる起立したハンドルを有している。 ７８．容器の首と蓋。この蓋は本発明に関連する子供には開けにくい蓋である。 容器と蓋の間の遊びを禁じて、蓋の容器に対する軸方向の移動を保証するために 、容器と蓋は全面的に係合するねじ山を有している。蓋は、約９０°またはそれ より小さい相対回転により全開位置から全閉位置まで移動できる。容器と蓋は、 さらに蓋を閉じ位置で保持する保持手段を備えている。 ７９．外蓋と内蓋の一方から他方に向かって斜めに延びる少なくとも２つの片持 の板バネを備えた、本発明に関連する子供には開けにくい蓋。各片持の板バネは 、その自由端に向かって減少する断面を有している。外蓋と内蓋の内の他方は、 角度方向に離れた多数のラチェット傾斜部を有している。この傾斜部に上記板バ ネが作用し、内蓋に対する外蓋の一方向の回転を制限し、他方向の回転を許容す る。 ８０．ラチェット傾斜部が１６個またはそれ以上設けられている請求項７９に記 載の蓋。 ８１．容器の首と蓋。蓋は本発明に関連する子供には開けにくい蓋である。外蓋 が係合位置に移動できる角度位置は、内蓋と外蓋に設けられた歯によって決定さ れる。１６個またはそれ以上の歯が、内蓋と外蓋の少なくとも一つに等しい角度 間隔で離れて設けられている。外蓋が押えた時に歯が噛み合う。蓋は、さらに弾 性的に付勢されたラチェット手段を備えており、これは内蓋と外蓋を離す方向に 付勢し、また、歯が非係合状態になった時に、内蓋に対する外蓋の一方向の回転 を制限し、他方向の回転を許容する。上記ラチェット手段はさらに外蓋を回転方 向に付勢して、外蓋が係止位置に移動できる角度位置から離す。使用時に、上記 蓋は、約３６０°またはそれより小さい相対回転により、全開位置から全閉位置 まで移動できる。さらに上記容器の首と蓋は、使用時に蓋を十分に強い力で閉じ 位置に保持する手段を有し、これにより、内蓋が静止位置にある時に、内蓋に対 して外蓋が上記他方向に回動可能である。 ８２．上記蓋は、約９０°またはそれより小さい相対回転によって、蓋が全開位 置から全閉位置まで移動できる請求項８１に記載の容器の首と蓋。 ８３．容器の首のための子供には開けにくい蓋。この蓋は、容器の首からの取り 外しを容易にするための壁や面を提供する起立ハンドル手段を備えている。 ８４．本発明に関連する子供には開けにくい蓋である請求項８３に記載の蓋。 ８５．不正操作照明用のリングを設けてなる請求項８３，８４のいずれかに記載 の蓋。 ８６．不正操作照明用のリングを設けてなる蓋。この蓋は、不正操作照明用のリ ングを蓋から離すために、蓋に開きトルクを付与するのを容易にする壁や面を提 供する起立ハンドル手段を備えている。 ８７．容器の首のための蓋。この蓋は、約１８０°またはそれより小さい相対回 転により、容器の首にねじで固定できる。この蓋は、容器の首に付けたり取り外 すのを容易にするための壁や面を提供する起立ハンドル手段を備えている。 ８８．約９０°またはそれより小さい相対回転により、容器の首に固定できる請 求項８７に記載の蓋。 ８９．上記ハンドル手段が１つまたはそれ以上のフランジを備えている請求項８ ３〜８８のいずれかに記載の蓋。 ９０．蓋から１つまたはそれ以上のフランジが蓋の回転軸と平行な方向に突出し ている請求項８９に記載の蓋。 ９１．上記ハンドル手段は、径方向に延びる起立フランジを有する請求項８９に 記載の蓋。 ９２．上記蓋は、ハンドル手段のいずれかの側面に近接して延びる実質的に平坦 な面を有している請求項８３〜９１のいずれかに記載の蓋。 ９３．請求項８３〜９２のいずれかに記載された蓋と容器の首とを備えた容器と 蓋の組立品。 ９４．容器の菅と、蓋と、容器の首と蓋に設けられた相補的なねじと、容器の首 への蓋の閉じ位置を積極的に決定する手段と、使用時に蓋を閉じ位置で保持する 手段とを備え、上記蓋は、約９０°またはそれより小さい相対回転により、全開 位置と全開位置との間で移動でき、さらに、蓋を閉じ位置を越えて絞め過ぎるの を禁じる手段を備えた組立品。 ９５．上記閉じ位置を決める手段は、閉じ位置に達した時に、感知可能なクリッ ク効果を発生させる請求項９４に記載の組立品。 ９６．上記保持手段は、使用時において、蓋と容器の首との間に所定の解放トル クが付与されるまで、蓋を閉じ位置で保持する請求項９４，９５のいずれかに記 載の組立品。 ９７．上記蓋は本発明に関連する子供には開けにくい蓋である請求項９４，９５ ９６のいずれかに記載の組立品。 ９８．上記閉じ位置を決定する手段と保持手段は、ともに容器の首と蓋に設けら れた一つまたはそれ以上の突起を有しており、突起は閉じ位置に達した時に係合 される請求項９４，９５，９６，９７のいずれかに記載の組立品。 ９９．上記突起の少なくとも一つは、蓋が閉じ位置の近くに来た時に他の突起が 簡単に乗れる周方向の傾斜面と、蓋が閉じ位置から緩められるべき時に他の突起 が当たる当接面とを有する形状である請求項９８に記載の組立品。 １００．容器の首と蓋は、蓋が容器の首において閉じ位置にある時に封止をなす 相補的な封止面を備えている請求項９４〜９９のいずれかに記載の組立品。 １０１．上記相補的な封止面は、蓋が閉じ位置を過ぎて締められるのを禁じる手 段を構成する請求項１００に記載の組立品。 １０２．蓋が閉じ位置を過ぎて締められるのを禁じる手段が、容器の首に設けら れた１つまたはそれ以上の停止突起を備え、これは蓋に設けられた１つまたはそ れ以上の突起に係合される請求項９８，９９のいずれかに記載の組立品。 １０３．容器の首と、蓋と、容器の首と蓋に設けられた相補的なねじと、容器の 首への蓋の閉じ位置を積極的に決定する手段とを備え、上記蓋はスカート部を備 え、このスカート部の内面は、蓋が閉じ位置までねじ込まれた時に、容器の首の 外面に対して封止をなし、これら面は、協働して、蓋が閉じ位置を過ぎて締めら れるのを抑える封止を構成している組立品。 １０４．さらに、所定の解放トルクが蓋と容器の首に付与されるまで蓋を閉じ位 置に保持する手段を備えている請求項１０３に記載の組立品。 １０５．上記閉じ位置を決定する手段と保持手段は、ともに容器の首と蓋に設け られた一つまたはそれ以上の突起を有しており、突起は閉じ位置に達した時に係 合される請求項１０３，１０４のいずれかに記載の組立品。 １０６．容器の首と、蓋と、容器の首と蓋に設けられた相補的なねじと、容器の 首への蓋の閉じ位置を積極的に決定する手段と、蓋が容器の首にねじ込まれて閉 じ位置になった時に封止をなす容器の首と蓋に設けられた相補的な封止面とを備 え、これら封止面が容器の首の縦軸に対して傾いており、これにより、これら封 止面は、蓋が閉じ位置を実質的に越えて締められ過ぎるを抑えるようにした組立 品。 １０７．容器の首と、蓋と、容器の首と蓋に設けられた相補的なねじとを備えた 組立品。上記蓋はスカート部を有しており、このスカート部の内面は、使用時に 容器の首の外面に対して封止をなす。さらに組立品は、容器の首に対する蓋の閉 じ位置を積極的に決定する手段を備えている。この閉じ位置では、スカート部は 適切に容器の首に着座して、シールをなしており、これにより蓋の容器の首に対 する締付過きを回避できる。 １０８．容器の首と、蓋と、容器の首と蓋に設けられた相補的なねじとを備えた 組立品。上記蓋はスカート部を有しており、このスカート部の内面は、使用時に 容器の首の外面に対して封止をなす。さらに組立品は、容器の首に対する蓋の限 界停止位置を決定する手段を備えており、蓋はこの停止位置を越えてそれ以上締 められることがない。 １０９．上記蓋は、約３６０°またはそれより小さい相対回転により、全開位置 から全閉位置まで移動できる請求項９４〜１０８のいずれかに記載の組立品。 １１０．上記相対回転か１８０°またはそれより小さい請求項１０９に記載の組 立品。 １１１．上記相対回転が９０°またはそれより小さい請求項１１０に記載の組立 １１２．上記蓋が起立したハンドル手段を備えている請求項９４〜１１１のいず れかに記載の組立品。 １１３．容器の首と、蓋と、不正操作照明用のリングとを備えた組立品。このリ ングは、最初は数個の連結部により蓋に連結されるとともに、蓋と容器の首との 間に保持されていて、蓋がまだ消費者によって取り外されていないことを示す。 蓋は、３６０°またはそれより小さい相対回転により取り外されるが、上記連結 部は消費者が最初に蓋を除去する時に切断され、引き続いて容器の首のある位置 に移動可能である。このリングは、蓋が後で再度取り付けられ時に蓋から離れて おり、蓋が少なくとも一度は蓋が容器から取り外されたことを示す。 １１４．次の構成を備えた容器と蓋の組立品。 （イ）容器の首。 （ロ）容器の首にフィットされる除去可能な蓋手段。 （ハ）幼児によって蓋が外されるのを禁じる子供には開けにくくする手段。 （ホ）不正操作証明用リング手段。 （ヘ）上記蓋手段が容器の首にフィットされた時に、この蓋手段が容器の首から 取り除かれるまで、上記不正操作証明用リング手段を実質的に隠す手段。上記不 正操作証明用のリング手段は、蓋手段が再び容器の首に設置された時に、容器の 首において見えるようになっている。 １１５．上記の実質的に隠す手段は、上記蓋手段に設けられた不正操作証明用リ ングを隠蔽できる手段と、蓋手段が最初に取り外されるまで、上記隠蔽できる手 段により隠された不正操作証明用のリング手段を保持する第１保持手段とを備え ている請求項１１４に記載の組立品。 １１６．さらに上記不正操作証明用のリング手段を容器の首において移動可能に 保持する第２保持手段を備え、上記第１の保持手段は、蓋に設けられた隠蔽でき る手段によって実質的に不正操作証明用リング手段が隠蔽された第１の位置で、 この不正操作証明用リング手段を最初にホールドする解放可能なホールド手段を 備え、このホールド手段は、蓋手段が最初に容器の首から取り外された時に、不 正操作証明用リング手段を解放し、この不正操作証明用リング手段を、蓋手段が 再び容器の首に設置された時に上記隠蔽できる手段で実質的に隠蔽されない第２ の位置に移動させるようにした請求項１１５に記載の組立品。 １１７．上記解放可能にホールドするホールド手段が、上記不正操作証明用リン グ手段と上記蓋手段との間の数個の連結部を有し、これら数個の連結部は蓋手段 が最初に容器の首から取り外された時に切断される請求項１１６に記載の組立品 。 １１８．子供に開きにくくする手段と上記蓋手段は、ともに、容器の首に取り付 けられる内蓋と、この内蓋を実質的に覆う外蓋と、内蓋と外蓋とを結合させる子 供には開きにくい機構とを備え、上記切断可能な連結部は、不正操作用リングを 内蓋に連結し、上記隠蔽できる手段は上記外蓋の一部を有する請求項１１７に記 載の組立品。 １１９．上記不正操作証明用のリング手段は、上記第２の位置にある時に、この 不正操作証明用リング手段の軸方向の幅と少なくとも同じ距離だけ、上記蓋手段 から離れている請求項１１６，１１７，１１８のいずれかに記載の組立品。 １２０．上記不正操作証明用リング手段は容器の首の一部分に対してスライド可 能であり、上記容器の首は、上記部分において、上記不正操作証明用リング手段 を保持する手段を備えている請求項１１４〜１１９のいずれかに記載の組立品。 １２１．上記不正操作証明用リング手段は容器の首と異なる色を有しており、こ れにより上記不正操作証明用リング手段は、一旦蓋手段が取り外されると、一目 で認識できるようになっている請求項１１４〜１２０のいずれかに記載の組立品 。 １２２．上記蓋手段に設けられた隠蔽できる手段は、凹部またはクリアランスを 有しており、上記不正操作証明用リング手段が実質的に蓋手段によって隠蔽され た時に、この凹部またはクリアランスに上記不正操作証明用リング手段が収容さ れる請求項１１５に記載の組立品。 １２３．上記蓋手段はスカート部を有し、上記蓋手段の凹部またはクリアランス がこのスカート部によって形成されている請求項１２２に記載の組立品。 １２４．次の構成を備えた容器の首のための蓋組立品。 （イ）容器の首にフィットされる除去可能な蓋手段。 （ロ）幼児によって蓋が外されるのを禁じる子供には開けにくくする手段。 （ハ）不正操作証明用リング手段。 （ニ）上記蓋手段が容器の首において用いられた時に、この蓋手段が容器の首か ら最初に取り除かれるまで、上記不正操作証明用リング手段を実質的に隠す隠蔽 手段。 １２５．上記隠蔽手段は、蓋手段の凹部またはクリアランスを有しており、上記 不正操作証明用リング手段が隠蔽された時に、この凹部またはクリアランスが上 記不正操作証明用リング手段を収容する請求項１２４に記載の蓋組立品。 １２６．上記隠蔽手段はさらに、蓋手段が最初に容器の首から取り外されるまで 、上記凹部またはクリアランスにおいて不正操作証明用リング手段を最初にホー ルドする解放可能なホールド手段を備え、このホールド手段が不正操作証明用リ ング手段を解放すると、蓋手段が再び容器の首に設置された時このリング手段は 、もはや上記凹部またはクリアランスにおいて隠蔽されることがない請求項１２ ５に記載の蓋組立品。 １２７．上記蓋手段と、子供に開きにくくする手段は、ともに、容器の首に取り 付けられる内蓋と、この内蓋を実質的に覆う外蓋と、内蓋と外蓋とを結合させる 子供には開きにくい機構とを備え、上記解放可能なホールド手段は、不正操作用 リングを内蓋に連結する数個の連結部を有し、上記クリアランスまたは凹部は外 蓋の一部によって形成されている請求項１２６に記載の蓋組立品。 １２８．上記蓋手段はスカート部を有し、上記蓋手段の凹部またはクリアランス は、このスカート部によって形成されている請求項１２５，１２６，１２７のい ずれかに記載の蓋組立品。 １２９．次の構成を備えた容器と蓋の組立品。 （イ）容器の首。 （ロ）容器の首にフィットされる蓋手段。 （ハ）上記蓋手段を相対回転により容器の首に除去可能に取り付けるねじ手段。 （ホ）上記容器の首に保持されるようにされた不正操作証明用リング手段。この 不正操作証明用リング手段は切断可能よ連結部によって蓋手段につながれている 。 （ヘ）不正操作証明用リング手段が上記蓋手段に連結された時に、この不正操作 証明用リング手段を実質的に隠蔽する手段。 （ト）蓋手段が最初に容器の首に対して緩められた時に上記切断可能な連結部を 破壊するために、手により蓋手段を回し易くする、起立した蓋手段のハンドル手 段。 １３０．上記不正操作証明用リング手段は、容器の首のある部分に対してスライ ド可能であり、この容器の首は、上記部分で上記不正操作証明用リング手段を保 持する手段を有している請求項１２９に記載の容器と蓋の組立品。 １３１．上記隠蔽手段が、蓋手段内の凹部またはクリアランスを有する請求項１ ２９．１３０のいずれかに記載の容器と蓋の組立品。 １３２，上記蓋手段が上記凹部またはクリアランスを形成するスカート部を有す る請求項１３１に記載の容器と蓋の組立品。 １３３．次の個性を備えた容器と蓋の組立品。 （イ）容器の首。 （ロ）容器の首にフィットされる除去可能な蓋手段。この蓋手段は凹部またはク リアランスを形成するスカート部を有している。 （ハ）上記容器の首に保持されるようにされた不正操作証明用リング手段。この 不正操作証明用リング手段は蓋手段と一体に形成されており、切断可能な一体を なす連結部によって蓋手段につながれている。これにより、不正操作証明用リン グ手段は、上記蓋手段が容器の首から最初に取り除かれるまで、上記凹部または クリアランス内に隠されている。上記不正操作証明用リング手段は、上記蓋手段 から完全に除去される。上記不正操作証明用のリング手段は、蓋手段が再び容器 の首に設置された時に、容器の首において見えるように維持されている。 １３４．上記不正操作証明用リング手段は、容器の首に対してスライド可能であ り、不正操作証明用リング手段が蓋手段から切断された時に、この不正操作証明 用リングは上記容器の首において解放位置までスライドし、ここで、上記不正操 作証明用リング手段は、蓋手段が再び容器の首に設置された時に、実質的に隠蔽 されることがない請求項１３３に記載の容器と蓋の組立品。 １３５．上記不正操作証明用のリング手段は、上記解放位置にある時に、この不 正操作証明用リング手段の軸方向の幅と少なくとも同じ距離だけ、上記蓋手段か ら離れている請求項１３４に記載の容器と蓋の組立品。 １３６．上記不正操作証明用リング手段は容器の首と異なる色を有しており、こ れにより上記不正操作証明用リング手段は、一旦蓋手段が取り外されると、一目 で認識できるようになっている請求項１３３，１３４，１３５のいずれかに記載 の組立品。 １３７．次の構成を備えた容器と蓋の組立品。 （イ）容器の首。 （ロ）容器の首のための蓋。 （ハ）上記蓋手段と容器の首の少なくとも一方に設けられ、蓋を容器の首に保持 するねじ手段。 （ニ）蓋手段が容器の首に対して封止位置にある時に、上記蓋と上記容器の首と の間の封止をなす封止手段。 （ホ）上記蓋が上記封止位置に近付いた時に、外部の閉じトルクが蓋に付与され ているか否かとは無関係に、上記蓋と上記容器の首との間で協働して、蓋を封止 位置に向かって付勢し、その後で、十分な外部の解放力が上記蓋に付与されるま で、蓋を上記封止位置に保持する付勢手段。 １３８．上記蓋が容器の首において上記封止位置にある時に、上記付勢手段は上 記付勢手段への力を維持する請求項１３７に記載の容器と蓋の組立品。 １３９．上記付勢手段は、容器の首に設けられた第１手段を有しており、これは 蓋に設けられた第２手段と協働し、第１，第２手段のうちの少なくとも一つが、 傾斜面を有し、この傾斜面には、蓋が上記封止位置に近付いた時に、上記第１， 第２手段の他方が当たる。上記傾斜面は、上記蓋を上記封止位置に、受かって付 勢するような方向に延びている請求項１３７，１３８のいずれかに記載の容器と 蓋の組立品。 １４０．第１手段は付勢傾斜面を備え、上記第２手段は付勢傾斜面を備え、これ ら付勢傾斜面は蓋をその封止位置に向かって付勢するような方向に延びている請 求項１３９に記載の容器と蓋の組立品。 １４１．さらに上記第１，第２の手段は、使用状態において互いに当接し合う導 入傾斜面を有し、上記蓋が封止位置に向かっている時に、上記第１，第２手段の 付勢傾斜面が互いに当接する前に、この突起が互いに乗り越す請求項１４０に記 載の容器と蓋の組立品。 １４２．さらに上記第１，第２手段の少なくとも一つが、導入傾斜面と付勢傾斜 面との間において、突出した隆起を備えている請求項１４１に記載の容器と蓋の 組立品。 １４３．上記第１手段は、容器の首に形成された１つまたはそれ以上の外方を向 く突起を有し、上記第２手段は蓋に形成された１つまたはそれ以上の内方を向く 突起を有する請求項１３９，１４０，１４１，１４２のいずれかに記載の容器と 蓋の組立品。 １４４．上記第２手段の突起は、蓋の弾性部に設けられ、この弾性部は変形可能 であり、これにより、上記蓋が上記封止位置にねじ込まれたり封止位置から緩め られた時に、上記第２手段の突起を第１手段の突起に対して乗り越えさせること を可能にする請求項１４３に記載の容器と蓋の組立品。 １４５．上記付勢手段が、容器の首に対する蓋の回転付勢力を付与するように構 成された請求項１３７〜１４４のいずれかに記載の容器と蓋の組立品。 １４６．蓋は１８０°またはそれより小さい相対回転によってその封止位置と全 閉位置との間で動くことができる請求項１３７〜１４５のいずれかに記載の容器 と蓋の組立品。 １４７．上記封止位置は、容器の首に対する蓋の閉じ位置に対応している請求項 １３７から１４６のいずれかに記載の容器と蓋の組立品。 １４８．次の構成を備えた容器と蓋の組立品。 （イ）容器の首。 （ロ）容器の首のための蓋。 （ハ）上記蓋手段と容器の首の少なくとも一方に設けられ、蓋を容器の首に保持 するねじ手段。 （ニ）蓋手段が容器の首に対して封止位置にある時に、上記蓋と上記容器の首と の間の封止をなす手段。この封止位置は、可能な封止位置の所定の許容範囲内に ある。 （ホ）上記蓋が可能な封止位置の所定の許容範囲内のいずれかにある時に、外部 の閉じトルクが蓋に付与されているか否かとは無関係に、上記蓋と上記容器の首 との間で協働して、蓋を封止位置に向かって付勢し、その後で、十分な外部の解 放力が上記蓋に付与されるまで、蓋を上記封止位置に保持する付勢手段。 １４９．上記付勢手段は、可能な封止位置の上記許容範囲に近いがそれから離れ ている位置に蓋がある時に、閉じ力を上記蓋に付与する請求項１４８に記載の容 器と蓋の組立品。 １５０．上記封止位置が容器の首に対する蓋の閉じ位置に対応している請求項１ ４８．１４９のいずれかに記載の容器と蓋の組立品。 １５１．次の構成を備えた容器と蓋の組立品。 （イ）容器の首。 （ロ）容器の首のための蓋。 （ハ）上記蓋手段と容器の首の少なくとも一方に設けられ、蓋を容器の首に保持 するねじ手段。 （ニ）上記首の第１突起手段。この第１突起手段は、蓋が容器の首において封止 位置またはこの封止位置に近い位置に達した時に、蓋の第２突起手段と協働する 。上記突起手段の少なくとも一つは、第１の傾斜面を有し、ここに他方の突起手 段が当たって蓋を閉じ位置または封止位置に向かって付勢する。 １５２．上記突起手段の少なくとも一つは、上記第１の傾斜面とは反対側に形成 された比較的緩やかな導入傾斜面を有している請求項１５１に記載の容器と蓋の 組立品。 １５３．上記突起手段の少なくとも一つは、突出隆起形状を上記傾斜面間に有す る請求項１５２に記載の容器と蓋の組立品。 １５４．開口を有する容器を形成する方法。この開口は取り外し可能に開口に保 持される蓋によって封止可能である。この方法は、第１の工程により容器の継目 なしの第１部分を形成することを含んでいる。この第１部分は、容器の周りに延 びる封止面を有している。この封止面は、使用に際して上記蓋に対して封止を行 うものである。そして、この方法は第２の工程により容器の第２部分を形成する ことを含んでいる。この第２部分は、継目を有していてもよいし有していなくて もよい。 １５５．上記第１部分を形成するための第１工程が射出成型を含んでいる請求項 １５４に記載の方法。 １５６．上記容器の第２部分を形成するための第２工程が、ブロー成形を含んで いる請求項１５４，１５５のいずれかに記載の方法。 １５７，上記第！部分と第２部分は、一体に形成されている請求項１５４・一１ ５５，１５６のいずれかに記載の方法。 １５８．容器がプラスチック材料により形成される請求項１５４，１５５，１５ ６，１５７のいずれかに記載の方法。 １５９．上記第１工程は浮いた中空マンドレルの周りに容器の第１部分を射出成 型することを含んでいる。第２工程は、上記中空の浮いたマンドレルからガスを 吹き込むことにより容器の第２部分をブロー成形することを含んでいる請求項１ ５４から１５８のいずれかに記載の方法。 １６０．取り外し可能に保持された蓋により封止できるようにした開口を有する 容器。この容器は、継目なしの第１部分と、第２部分とを有しており、第１部分 は、開口の周りに延ひる封止面を有し、この封止面は使用時において上記蓋に対 して封止を行うようになっており、第２部分は継目なしでも継目があってもよい １６１．第１部分が射出成形によって形成された請求項１６０に記載の容器。 １６２．第２部分がブロー成形によって形成された請求項１６０，１６１のいず れかに記載の容器。 １６３．第１部分が容器の首の少なくとも上部を含んでいる請求項１６０，１６ １，１６２のいずれかに記載の容器。 １６４．第２部分が少なくとも容器のボデイの大半を含んでいる請求項１６０， １６１，１６２，１６３のいずれかに記載の容器。 １６５．射出成形とブロー成形の行程により容器を形成する装置。この装置は、 容器の継目なしの第１部分が射出成形される浮いたマンドレルを備え、この容器 の第１部分は開口と開口の周りに延びる封止面とを有している。封止面は使用の 際に開口を封止する取り外し可能に保持される蓋に対して封止を行う。浮いたマ ンドレルは中空をなし、容器の第２部分のブロー成形を行うために、ガスをマン ドレルから吹き込むことができる。 １６６．容器の首と、容器の蓋と、この蓋に設けられるか付けられた不正操作証 明用のリングと、蓋を容器の首に固定するための全面的に係合可能なねじ山とを 備え、上記全面的に係合可能なねじ山は、蓋が開けられた時に、蓋の軸方向に移 動を保証し、不正操作証明用のリングを分離するのを保証する容器と蓋の組立体 。 １６７，上記蓋は、３６０°またはそれより小さい角度での相対回転により、全 開位置と全閉位置との間で移動できる請求項１６６に記載の組立体。 １６８．上記蓋は、１８０°またはそれより小さい角度での相対回転により、全 開位置と全閉位置との間で移動できる請求項１６７に記載の組立体。 １６９．上記蓋は、９０°またはそれより小さい角度での相対回転により、全開 位置と全閉位置との間で移動できる請求項１６８に記載の組立体。 １７０．上記蓋が起立するハンドル手段を備えている請求項１６６，１６７，１ ６８，１６９のいずれかに記載の組立体。 １７１．上記蓋は、最初に容器の首から取り外されるまで不正操作証明用リング を隠蔽し、取り外し後は蓋が容器に設置されても不正操作証明用リングをもはや 隠蔽しない請求項１６６から１７０のいずれかに記載の組立品。 １７２．ねじ山は長方形まはた正方形である請求項１６６から１７１のいずれか に記載の容器と蓋の組立品。 １７３．不正操作証明用リングを有する容器の蓋。このリングは蓋の少なくとも 実質的な部分と一体をなして形成されており、一つまたはそれ以上の切断可能な 連結部により結合されている。この連結部は、蓋に隣接した低く的広いかまたは 厚い部分を有しており、連結部は狭くなり、不正操作証明用リングにつながる点 では、薄い切断可能な領域になっている。それにより、使用時に不正操作証明用 リングが一端切り放されると、比較的滑らかな面を有する。 １７４．上記不正操作証明用リングが蓋に付けられたままの時には、上記蓋は剪 断可能な連結部を隠蔽する請求項１７３に記載の容器の蓋。 １７５．上記不正操作証明用リングが蓋に付けられたままの時には、上記蓋は不 正操作照明用リングを実質的に隠蔽する請求項１７３，１７４のいずれかに記載 の容器の蓋。 １７６．スカート部を有する容器の蓋を受けるようにした容器の首。この首は、 滴り防止リムと、この滴り防止リムの下方の封止面とを備え、この封止面は、蓋 がフィットされた時に、蓋のスカート部の内面に対して封止を行う。 １７７．上記滴り防止リムは、径方向，外方向に張り出す部分を有している請求 項１７６に記載の容器の首。 １７８．上記滴り防止リムは、首の開口端から離れるにしたがって内方向にそぎ 取られた部分を有する請求項１７７に記載の容器の首。 １７９．容器の蓋を受けるようにした容器の首。この容器の首は、封止ウエブを 付けた滴り防止リムを備えており、この封止ウエブのエッヂはリムから径方向に 突出しており、これにより、引き剥がしまたは持ち上げのためのタブを提供する 。 １８０．上記滴り防止リムは、径方向，外方向に張り出す部分を有している請求 項１７９に記載の容器の首。 １８１．上記滴り防止リムは、首の開口端から離れるにしたがって内方向にそぎ 取られた部分を有する請求項１８０に記載の容器の首。 １８２．容器の首と、容易の蓋と、蓋を首に取り外し可能に固定するねじ手段と 、容器の首に付着された第１封止手段と、蓋が首において閉じ位置にある時に蓋 と容器の首との間で協働して封止をなす第２封止手段と、蓋と首の間に結合され た不正操作証明用リングと、蓋に設けられた起立ハンドル手段と、蓋が閉じ位置 にある時に蓋と首との間で協働して蓋を閉じ位置に保持する手段と、を備えた容 器と蓋の組立品。 １８３．上記蓋は、３６０°またはそれより小さい角度での相対回転により、全 開非係合位置と上記閉じ位置との間で移動できる請求項１８２に記載の組立体。 １８４．上記蓋は、９０°またはそれより小さい角度での相対回転により、全開 非係合位置と全閉位置との間で移動できる請求項１８３に記載の組立品。 １８５．上記蓋が、請求項８３〜９２のいずれかに記載のハンドル手段を有して いる請求項１８２〜１８４のいずれかに記載の組立品。 １８６．上記蓋が、請求項６９〜７２，９６，１０４，１３７〜１５３のいずれ かに記載の保持手段または付勢手段を有する請求項１８２〜１８５のいずれかに 記載の組立品。 １８７．上記蓋が、請求項５５〜８１のいずれかに記載の本発明に関連する子供 には開けにくい蓋である請求項１８２〜１８６のいずれかに記載の組立品。 １８８．請求項１〜１２，１７〜２７のいずれかに記載された第２封止手段を有 する請求項１８２〜１８７のいずれかに記載の組立品。 １８９．容器の首が請求項１３〜１６，２８〜３７のいずれかに記載された第１ 封止手段を有する請求項１８２〜１８８のいずれかに記載の組立品。 １９０．請求項７２，７３，７７，８５，８６，１１３〜１３６，１７３〜１７ ５のいずれかに記載の不正操作証明用リングを有する請求項１８２〜１８９のい ずれかに記載の組立品。 １９１．上記ねじが、請求項６６，６７，６８，１６６〜１７２のいずれかに記 載された全面的に係合するねじ山形状を有する請求項１８２〜１９０のいずれか に記載の組立品。 １９２．上記容器の首が、請求項１７６〜１８１のいずれかに記載の滴り防止リ ムを含む請求項１８２〜１９１のいずれかに記載の組立品。 １９３．更に、容器の首を貫通するとともに容器より小さな容量を有する選択的 なインサートやライナを備え、これにより、容器は、容器の全容量でまたはライ ナの減じられた容量で、用いられる請求項１〜２７，３８〜４９，５６〜６０， ６６〜７８，８１〜８２，９３〜１５３，１６６〜１７２，１８２〜１９２のい ずれかに記載の組立品。 １９４．更に、容器の首を貫通するとともに容器より小さな容量を有する選択的 なインサートやライナを備え、これにより、容器は、容器の全容量でまたはライ ナの減じられた容量で、用いられる請求項２８〜３７，１６０〜１６４，１７６ 〜１８１のいずれかに記載の組立品。 １９５．上記容器の首は２つの突起を有しており、蓋は４つの突起を有しており 、蓋は４口またはそれ以上のねじにより容器の首に固定できる請求項１４３に記 載の組立品。 １９６．上記封止手段は、首と蓋の一方に設けられたテーパ封止面と、首と蓋の うちの他方に設けられた相補的なテーパ封止面とを備えた請求項１３７〜１５３ のいずれかに記載の組立品。 １９７．容器の首と、蓋と、蓋を首に固定するためのねじと、首と蓋にそれぞれ 設けられ蓋が首において封止位置にある時に首と蓋との間の封止をなす封止面と 、蓋を封止位置で自動的にホールドして上記封止面の係合を保持する手段とを備 えた容器と蓋の組立品。 １９８．上記封止面が液密封止を提供する請求項１９７に記載の組立品。 １９９．上記封止面が気密封止を提供する請求項１９７，１９８のいずれかに記 載の組立品。 ２００．上記蓋は、約９０°またはそれより小さい相対回転により完全非係合位 置と封止位置との間で移動可能である請求項１９７，１９８，１９９のいずれか に記載の組立品。 ２０１．容器の首と、蓋と、首のリムに付けられた半硬性または比較的硬い封止 ウエブとを備え、ウエブのエッヂは首のリムから径方向に突出する。蓋が首に装 着された時に、首から径方向に突出したエッヂと干渉しないようにされている容 器と蓋の組立品。 ２０２．上記首は封止面を備えており、この封止面は、蓋が首に装着された時に 、蓋の対応する面とともに封止をなす請求項２０１に記載の容器と蓋の組立品。