JPH06508197A - 改良型機械的制御ケーブル装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 改良型機械的制御ケーブル装置 発明の分野 本発明は、押圧・引張形式の機械的制御ケーブル装置の分野に関する。

発明の背景 押圧・引張形式の機械的制御ケーブルはすでに周知のものである。

これらは標準的には、ケーブルによる湾曲部のまわりの動きの伝達を可能にする 幾分か可とう性のある支持用ハウジングによって閉じ込められている１本のケー ブルを含んでいる。このハウジングは同様にケーブルに対して機械的保護を確保 し、ケーブルに対する機械的損傷の危険性を最小限におさえ、ケーブルをそれが 露出されている場合に比べさらに清潔な状態に維持する。

標準的な支持用ハウジングは、らせん巻きされた金属ワイヤ、一般的にはハウジ ングの内面が比較的平滑になるようにする平坦なワイヤでできている。支持用ハ ウジングは一般に、ケーブルが支持用ハウジングの端部でのみ露出されている状 態でケーブル装置の一定長にわたって延びている。単一より線及び多重より線の 両方のケーブルか使用される。ケーブルは好ましくは、動作摩擦を低減し装置の 寿命を延ばすべく潤滑されている。潤滑剤は、ケーブルが露出されている装置の 端部において汚れ、湿気、塩分及び汗を含む汚染を受けやすい。装置の動作の結 果として、汚染はハウジング内へと運び込まれることになり、場合によってケー ブルの摩擦、腐食、摩耗そして究極的には伸張又は破断を増大させる。これらの 問題を避けるためには、特に装置が日常的に汚れた環境内で動作させられている 場合、頻繁な保守が必要である。保守には、分解、清浄、潤滑及び再組立てが必 要とされる。

可とう柱支持用ハウジングには往々にして、動作時の摩擦及び保守を軽減するた め可とう仕置合体管状うイチがとりつけられている。

付加的に、ケーブルには、同じ理由で重合体外被が具備されていてもよい。

自転車用といった高性能利用分野向けのケーブルシステムには、重量が最小限で あることが望まれる。これらの利用分野のためには、実質的に直線の部分がケー ブルの露出した部分のみを含むように装置の実質的に湾曲した部分上のみで、好 ましくは可とう性重合体管状ライナを伴う可とう柱支持用ハウジングを使用する ことが知られている。これらのタイプの装置は、著しい重量減少を提供するもの の、環境にさらされるケーブルの長さが比較的長いことから汚染の増大をこうむ ることになる。

発明の要約 本発明は、少なくとも１つの実質的に湾曲した部分と少なくとも１つの実質的に 直線の部分を有し、可とう性重合体管状ライナをもつ可とう柱支持用ハウジング によって閉じ込められた１本のケーブルを含む従来の装置である、ブツシュ・プ ルタイプの機械的制御ケーブル装置における改良に関する。この改良は、基本的 に可とう性重合体管状ライナにより閉じ込められたケーブルで構成されている、 機械的制御ケーブル装置の実質的に直線の部分に関する。可とう柱支持用ハウジ ングは、装置の実質的に直線の部分について省かれた。

可とう性重合体管状ライナは、機械的ケーブル装置の両端部間で連続している。

装置の実質的に湾曲した部分は全て、方向転換にも関わらず機械的制御ケーブル 装置による運動の有効な伝達を可能にする標準的な可とう性金属製支持用ハウジ ング又は同等の代替的支持用ハウジングを保持している。

図面の簡単な説明 図１は、先行技術の機械的制御ケーブル装置を表わしている。

図２Ａ及び図２Ｂは、装置の実質的に湾曲した部分のためのサドル及びプーリー サポート形状の既知の代替的支持用ハウジングを示している。

図３は、先行技術のケーブル及び支持用ハウジング装置の説明図である。

図４は、本発明の機械的制御ケーブル装置を示す。

図５は、密封用システムを内含する本発明の装置の好ましい一実施例を示してい る。

発明の詳細な説明 図１は、先行技術の機械的制御ケーブル装置１０を示している。装置１０は実質 的に湾曲した部分１２と実質的に直線の部分１４を有し、少なくとも実質的に湾 曲した部分１２全体にわたり支持用ハウジング１８により閉じ込められているケ ーブル１６を含んでいる。代替的には、実質的に湾曲した部分１２及び直線の部 分１４は両方共、装置の一方の端部からもう一方の端部まで連続している単一の 一定長のハウジングにより閉じ込められている。重量及びシステム摩擦が汚染、 摩耗及び保守の増大を犠牲にして最小限におさえられなければならない状況の下 では、実質的に直線の部分１４がハウジングによって閉じ込められていない装置 が用いられる。

装置は従来、リテーナ１９により表面又は枠組に固着されている。

支持用ハウジング１８の端部を仕上げるため任意に端部キャップ２０を取りつけ ることもできる。機械的制御ケーブル装置１０の端部は、リテーナ１９が支持用 ハウジング１８にとりつけられている場所によって表わされている。

実質的に湾曲した区分１２のための閉じ込め用支持ハウジング１８によって提供 される支持部の代替案は、図２Ａに示されているサドルサポート２１である。サ ドルサポート２１は基本的に、長さ方向に半分に切断され実質的に湾曲した区分 の内側にとりつけられた従来のハウジング１８の開放バージョンである。図２Ｂ に示されているように代替的なサドルサポートとしてプーリー２３も利用できる 。

図３は、従来の支持用ハウジング１８の説明図である。可とう性管状金属製支持 用ハウジング２３は標準的に、らせん巻きされた金属ワイヤから作られている。

汚染耐性を増大させより平滑でかつより美的に快適な外表面を提供する目的で可 とう性管状金属製支持用ハウジング１８の外表面には、往々にして任意に重合体 外被２５がほどこされている。場合によっては、選択された材料が適当な剛性及 び可とう性を提供することを条件として、非金属製の支持用ハウジングが使用さ れる。例えば、成形された外部支持用リブを伴う又は伴わない重合体製支持用ハ ウジングがいくつかの利用分野において用いられる。

可とう性管状金属製ハウジング２３の内表面には、ケーブルが上を滑動する内表 面の平滑性及び潤滑性を増大させるため任意の可とう性管状重合体ライナ２７が 具備されていることが多い。ライナのために一般に用いられる重合体には、ポリ エチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニルならび に、ポリテトラフルオロエチレン（ＰＴＦＥ）、フッ化エチレンプロピレン（Ｆ ＥＰ）及び過フルオロアルコキシ（ＰＰＡ）といったフッ素重合体が含まれる。

ケーブル１６は、標準的には、場合によって任意の重合体外被又はコーティング ３１のほどこされた単−又は多重より線のワイヤ２９である。ケーブル外被又は コーティングとして使用するのに適した重合体は、重合体ライナに適しているも のとして上に列挙したものと同じである。例えば鋭く湾曲した部分をもつ装置と いったようなすり減り摩耗を特に受けやすい利用分野については、ケーブル外被 として使用される重合体に比べより硬質でより圧縮強度の高い重合体で作られた ライナを有することか望ましいかもしれない。

本発明は、図４に記されているような改良型機械的制御ケーブル装置に関する。

これは、システムの実質的に湾曲した部分１２と実質的に直線の部分１４が両方 共連続したライナ３３によってケーブル１６を閉じ込めることになるようにケー ブル装置１０の端部の間に連続して延びるこの連続した可とう性管状重合体ライ ナ２３を内含しているという点において、図１の軽量な先行技術に基づく装置に 対する改良を示している。システム１０の本質的に湾曲した部分１２のみが可と う柱支持用ハウジング１８を使用し、伝達された力の有効な方向転換を可能にし ている。

本発明の装置は、連続した可とう性管状重合体ライナ３３のおかげでケーブルに 対して汚染に対する保護を提供しながら、軽量及び低い動作摩擦といった利点を 提供する。連続したライナ３３が存在することによって、先行技術の装置の実質 的に直線の部分においてケーブルのための外被を全く用いずにこれらの先行技術 システムの汚染の結果であった保守の必要性は著しく低減されている。

図５の詳細な断面図で示されているように、発明に基づくシステムのハウジング 端部は、任意にはりツブシール３５といったような密封用手段を内含していても よい。このようなシールは、特に多重より線ケーブルが用いられる場合、重合体 外被又はコーティング３１をもつケーブル１６と共に使用されるべきである。重 合体外被又はコーティング３１は、シール３５の有効性を高め動作摩擦を低減し シール寿命を増大するケーブル１６用の平滑でかつ潤滑性ある表面を提供する。

このようなシールの使用はさらにシステムが汚染を受けにくいようにし、その結 果保守の頻度をさらに少なくすることになる。シールの使用は、マウンテンパイ ク上で使用する装置といったような汚れた環境で動作するよう意図された装置の ための本発明の好ましい実施例であるものとみなされている。

本発明の機械的制御ケーブル装置は、連続ライナ３３として使用するため可とう 性重合体管材料を望ましい長さだけ切断し、湾曲させるべき管状ライナ部分の外 表面全体にわたって可とう性ある管状金属ハウジング１８を適当な長さ分取りつ けることによって作ることができる。管状ライナの外表面と可とう性ある支持用 ハウジングの内表面の間にはわずかな干渉があるべきである。ライナは、適当な 量の力を用いてハウジングの中ぐりの中に押しこむことができる。望ましい場合 には、ハウジング内へのライナの取りつけ前にハウジングの内表面にシリコン接 着剤といった弾性接着剤を塗布することができる。

Ｐｒ１ｏｒ　Ａｒｆ ＦＩＧ、２Ａ Ｐｒｔ’ｏｒ　Ａｒｔ ＦＩＧ、２Ｂ Ｐｒｔ’ｏｒ　Ａｒｔ Ｐｒｔ’ｏｒ　Ａｒｆ ＦＩＧ、４ ＦＩＧ、５ １＋１＋＋ｍ＋Ｌ１１＋Ｉｌ＋＋ｌｈ　ＰＣＴ／ＩＩｓ　９２／＋０５７２フロ ントページの続き （７２）発明者　メイヤーズ、デビット　ジョンアメリカ合衆国、アリシナ　８ ６３２２．キャンプ　バード、エイチシ−７５ボックス（７２）発明者　ジョン ソン、シェリー　リロイアメリカ合衆国、アリシナ　８６００１．フラッグスタ ッフ、ウェスト　アスペン　８２０

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．可とう性重合体管状ライナをもつ可とう性支持用ハウジングにより閉じ込め られている１本のケーブルを含み、しかも少なくとも１つの実質的に湾曲した部 分と少なくとも１つの実質的に直線の部分を有する押圧・引張形式の機械的制御 ケーブル装置において、その少なくとも１つの実質的に直線の部分が基本的に可 とう性重合体管状ライナにより閉じ込められたケーブルで構成されており、可と う性重合体管状ライナが機械的制御ケーブル装置の端部間で連続していることを 特徴とする機械的制御ケーブル装置。
2. ２．一定長のケーブルが重合体の外被を有する、請求の範囲第１項に記載の機械 的制御ケーブル装置。
3. ３．重合体外被が、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド 、ポリ塩化ビニル及びフッ素重合体から成るグルーブの中から選択された重合体 である、請求の範囲第２項に記載の機械的制御ケーブル装置。
4. ４．フッ素重合体が、ポリテトラフルオロエチレン、フッ化エチレン−プロピレ ン及び過フッ素アルコキシから成るグループの中から選択されている、請求の範 囲第３項に記載の機械的制御ケーブル装置。
5. ５．重合体ライナがポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド 、ポリ塩化ビニル及びフッ素重合体から成るグループの中から選択された重合体 であることを特徴とする、請求の範囲第１項に記載の機械的制御ケーブル装置。
6. ６．フッ素重合体が、ポリテトラフルオロエチレン、フッ化エチレン−プロピレ ン及び過フッ素アルコキシから成るグループの中から選択されている、請求の範 囲第５項に記載の機械的制御ケーブル装置。
7. ７．ライナの端部には、ケーブルの表面とライナの端部の間から汚染物質を閉め 出すための手段が内含されている、請求の範囲第１項に記載の機械的制御ケーブ ル装置。
8. ８．密封手段がリップシールである、請求の範囲第７項に記載の機械的制御ケー ブル装置。