JPH06507475A - 希釈緩衝液およびその使用法 - Google Patents

希釈緩衝液およびその使用法

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JPH06507475A JP4500964A JP50096492A JPH06507475A JP H06507475 A JPH06507475 A JP H06507475A JP 4500964 A JP4500964 A JP 4500964A JP 50096492 A JP50096492 A JP 50096492A JP H06507475 A JPH06507475 A JP H06507475A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 希釈緩衝液およびその使用法 発明の背景 この発明は、一般に、通常「緩衝液」として知られる生物科学における希釈液と して有用な溶液に関する。そのような溶液は酸および塩基の両方を中和すること ができ、それにより該溶液の元々の酸性度または塩基性度を維持する。さらに詳 しくは、本発明は、抗体や抗原などの免疫血液学的、免疫学的および免疫化学的 アッセイ成分の希釈に有用な改良された緩衝液に関する。
血液の免疫血液学的分析は、血液ドナーの候補者の赤血球が受領者の赤血球と適 合するかどうかを決定するために、ドナーおよび受領者の赤血球で日常的に行わ れている。これら研究所で行われている標準的な分析法はABO−Rh血液型判 定であり、赤血球の分析またはいわゆる「適合(■atch)Jを完成させるた めにしばしば必要とされるケルやダッフィーなどの他の血液型の決定も行われる 。ABO血液型は抗原AおよびBからなり、試験試料と抗A1抗Bおよび抗A、 B抗血清との凝集反応に基づいて血液型A、BXABおよびOが決定される。R h。
またはリーサス(Rhesus)血液型は、抗原C,D、E、cおよびeを含む 幾つかの抗原からなる。抗D(抗Rh、)と反応しない試験試料は、予備的にr Rh陰性」として分類される。これらRh陰性と推定される試験試料は手動の抗 グロブリン試験で再試験され、該試験において「陰性」結果を確認するために高 めたインキュベーション温度、洗浄、および第二の抗体の使用が必要とされる。
手動または自動を問わず、D抗原の検出に関して上記手動の抗グロブリン試験と 同じかまたは一層高い感度を示す直接凝集法は示されていない。確認試験を行う 必要を除くため、抗り試薬の感度を改良するための幾つかの試みがなされている 。血液型判定試薬製造業者は、管中で行われる試験の凝集の質を高めるため、そ の試薬に種々の成分を加えることを行ってきた。それゆえ、たとえば、試験試料 と抗り抗血清との凝集の決定の感度を改良する目的で、モノクローナルIgM抗 り抗体を含有させることによりヒト血漿IgG源を補給している。たとえば、プ ロダクト・インサート、オーツ・ダイアグノスティックス・システムズ、ブラッ ド・グルーピング・シーラム・アンタイ−D(Anti−Rh、)(Produ ct I n5ert。
0rtho Diagnostics Systems、Blood Grou ping Serum Anti−DXポリクローナルおよびモノクローナルの 混合)を参照。しかしながら、凝集を改良するためにこの試薬を使用しても、抗 り抗血清除性決定に必要な確認試験法の使用を排除できないし、また該決定に使 用する抗体の希釈を排除することもできない。
マイクロタイター法を利用する免疫血液学的分析のための従来法では、手動およ び自動ともに、特異的で高感度の免疫血液学的血液型分析を行うためには希釈し ていないまたは低希釈の抗体成分を用いる必要がある。血液型判定試薬のための 市販された希釈緩衝液は知られていない。マイクロプレートに直接加えて感度を 高める製品を利用することができるが、これら製品は洗浄工程および第二の抗体 と関連して加えられるのみである。たとえば、プロダクト・インサート、ガンマ ・バイオロジカルズ、マイクロ−U・エンハンスメント・リージェント(ロウ・ アイオニツク)・フォア・アンタイボディー・ディテクション・テスラ・イン・ マイクロプレート(Product In5ert、Gamma Biolog icals、 Micro−UEnhancement Reagent (L ow I onic) for Antibody Detection Te 5ts i■ Microplates)、2月(1986)を参照。それゆえ、使用者は試験 を行うのに必要な試薬を希釈することができないので、これら方法は使用者の費 用をそれほど節約するものではない。
他の血液型試薬製造業者は、凝集反応を高めるために試薬中に高分子量の添加剤 、高タンパク質および界面活性剤を導入した。しかしながら、これら試薬をマイ クロプレート法に適用するにも、等張NaC]またはウシ血清アルブミン(BS A)中の希釈していないまたは非常に低希釈の抗体試薬が必要である。たとえば 、プロダクト・インサート、オー゛ハダイアグノスティックス・システムズ、ブ ラッド・グルーピング・リージェント・アンタイ−D・フォア・スライド・アン ド・モディファイド・チューブ・テスラ(Product In5ert、 0 rth。
Diagnostics 5yste+++s、Blood Grouping  Reagent Serum Anti−D forSlide and M odified Tube Te5ts)およびウィツトマン(F、に、Wid man)、アメリカン・アソシエーション・オブ・ブラッド・バンク・テクニー クス(American As5ociation of Blood Ban k Techniques)の[シーooシック・テクニークス・アンド・アロ アンタイボディーズ(Serologic Techniques andA  1loantibodies)J、435〜451頁の440(1985)参照 。さらに、静電気防止ガン(anti−static gun)処理や前以て湿 潤させるなどのようなマイクロプレートの前処理が、ある種の系では以前に必要 とされてきた。ウィツトマン、アメリカン・アソシエーション・オブ・ブラッド ・バンク・テクニークスの「シーロロジック・テクニークス・アンド・アロアン タイボディーズJ、435〜451頁の439(1985)参照。
発明の要約 本発明は希釈液として有用な改良された緩衝液を提供することによって上記従来 技術の問題を解決するものであり、市販の抗り抗血清またはヒト由来抗体を用い た場合の陰性または非反応性結果の際に必要な確認抗り試験手順を行う必要をな くすものである。本発明はまた、アッセイの感度または特異性を損なうことなく 抗体などのアッセイ成分を希釈するのに有用な緩衝液をも提供する。本発明の緩 衝液はまた、試験試料などの他のアッセイ成分またはアッセイに使用する抗原調 製物を希釈するのに用いることもできる。本発明により提供される緩衝液は、た とえば、従来のマイクロタイター法では達成できながったレベルに抗体を希釈す ることを使用者に可能にする。このような抗体の希釈の結果、使用者にとって費 用の節約になるとともに、モノクローナル抗血清が利用できない大部分の血液型 抗原試験に使用しなければならないヒト由来抗体を保存するのにも役立つ。また 、この緩衝液はマイクロタイタープレートを前処理することなく用いることがで きる。それゆえ、本発明の緩衝液を用いる場合には静電気防止ガンまたは前以て 湿潤させて処理する必要がない。
従って、本発明は、リン酸緩衝液などの通常の生物学的緩衝液、ポリビニルピロ リドン(PVP)などの高分子量ポリマー、トリトンX 100覧どの生物学的 界面活性剤、ウシ血清アルブミンおよび塩化ナトリウムをすべて有効濃度で含有 し、pHが約pH5〜約pH9の範囲である改良された緩衝溶液を提供する。
また、コール酸も、アッセイの競合後4時間までの視覚的な読み取りのために有 効な濃度で溶液中に存在していてもよい。この緩衝液はまた、保存剤としてアジ 化ナトリウムも有効な濃度で含んでいてもよい。使用可能な好ましいリン酸緩衝 液は、−塩基性リン酸ナトリウム、さらに二塩基性リン酸ナトリウムを含有して いる。
本発明の緩衝液のpHは、約5.0のpHから約9.0のpHの範囲、好ましく は約56〜約7.2であってよく、さらに好ましくはpHは約pH6,0〜約p H6,8、最も望ましくは緩衝液のpHは約pH6,4である。
本発明により提供される緩衝液の使用方法は、選択したアッセイ成分を該緩衝液 中で希釈することからなる。該緩衝液を構成成員として含むキットもまた提供さ れる。
発明の詳細な記載 上述したように、この発明は、アッセイの感度または特異性のいずれをも損なう ことなくアッセイ成分を希釈するのに有用な改良された緩衝液を提供する。
この緩衝液は2つの組成にて提供される。この緩衝液の一つの組成は、アッセイ の競合後4時間までに視覚的な読み取りを行うのが望ましい場合に好ましい。こ の緩衝液の第二の組成は、自動化アッセイを行うべきで視覚的な読み取りが望ま しくない場合、または視覚的な読み取りを直ちに行う場合に用いることができ好 ましい。後者の緩衝組成物は、生物学的緩衝液、高分子量ポリマー、生物学的界 面活性剤、およびウシ血清アルブミンをすべて有効な濃度で含有する。アッセイ 競合後4時間までに視覚的な読み取りを行うのが望ましい場合には、上記緩衝液 にアニオン性界面活性剤を有効量にて加える。本発明の緩衝組成物は、約5〜約 9の範囲のpHを有する。保存剤として使用するためアジ化ナトリウムを上記好 ましい組成物のいずれに対しても有効な濃度にて加えることができる。必要なら 、水酸化ナトリウムを含むものなどのアルカリ性緩衝液を添加することにより本 発明の緩衝液の全体のpHを調節することができる。
本発明の改良された生物学的緩衝組成物は、リン酸緩衝液、MES(モルホリノ −エタンスルホン酸)緩衝液、ビス−トリス緩衝液、クエン酸緩衝液、トリス− HCl緩衝液およびホウ酸緩衝液などの通常の緩衝液を、約10〜100mmの 範囲、好ましくは約10〜30mm、最も好ましくは約20mmの有効濃度にて 含む。好ましい緩衝液は、−塩基性リン酸ナトリウム、および二塩基性リン酸ナ トリウムを該緩衝液の有効濃度を達成できる濃度で好ましくは含有するリン酸緩 衝液である。
本発明の緩衝液中のPVPの有効濃度は、約0.05〜約0.25%、好ましく は約0.05〜約0.15%の範囲であり、最も好ましくは該濃度は約0.08 5%である。生物学的界面活性剤の有効濃度は、約0.005〜約0.06%、 好ましくは約0.01〜約0.025%の範囲であり、最も好ましくは該濃度は 約0゜017%である。好ましい界面活性剤はトリトンX−100’である。コ ール酸の有効濃度は、約001〜約0.3%、好ましくは約0.13〜約0.2 %の範囲であり、最も好ましくはコール酸の濃度は約0.15%である。ウシ血 清アルブミンは、約1.5〜約3.5%、好ましくは約1.75〜約2.75% の範囲の有効濃度にて提供され、最も好ましくはBSAの濃度は約2.25%で ある。塩化ナトリウムの有効濃度は、約0〜約300mm、好ましくは約100 〜約200mmの範囲であり、最も好ましくは塩化ナトリウムの濃度は約154 mmである。
本発明に使用するために選択される高分子量ポリマーとしては、分子量が約10 kd〜約1500kdのポリビニルピロリドン(PVP)、分子量が約10kd 〜約2000kdの範囲のデキストラン、分子量が約200d〜約10,000 dの範囲のポリエチレングリコール(PEG)、分子量が約10.000d〜約 100.0006のポリビニルアルコール、ポリブレン(ヘキサジメトリンプロ ミド)、メチルセルロース、アラビアゴム、硫酸プロタミン、メルクアット(■ erquat)、セルフアット(celquat)およびマグナフロック(■a gnafloc)が有効濃度で供される。
好ましい高分子量ポリマーはポリビニルピロリドン(PVP):最も好ましくは PVP−360が有効濃度で供される。これら高分子量ポリマーは、凝集「促進 剤」として働く9本発明に利用できるこれら高分子量ポリマーの大部分は正の電 荷を有しているが、正の電荷が必ずしも必要であるわけではない。
本発明に使用する生物学的界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤、アニオ ン性界面活性剤、双性イオン界面活性剤およびカチオン性界面活性剤が挙げられ る。本発明に使用する非イオン性界面活性剤には、ポリオキシエチレンソルビタ ンモノラウレート(ツイーン”20)、ポリオキノエチレンソルビタンモノオレ エート(ツイーン’80)、ポリオキシエチレンエーテル(トリトン3、ブリシ ュ(BriD’)およびオシルフェノールーエチレンオキシド(ノニデート′) が含まれる。
アニオン性界面活性剤には、カプリル酸、コール酸、デオキシコール酸、グリコ コール酸およびドデシル硫酸ナトリウムが含まれる。双性イオン界面活性剤には 、CHAPS”(3−[3−コラミドプロピル)−ジメチルアンモニオ〕−1− プロパンスルホネート)が含まれる。有用なカチオン性界面活性剤には、セチル ピリジニウムクロリドが含まれる。好ましくは、非イオン性界面活性剤を使用す る。最も好ましい非イオン性界面活性剤はトリトンRX−100である。手動も しくは自動のいずれかの手順において視覚的な読み取りが望まれる場合には、本 発明の緩衝液にアニオン性界面活性剤を添加するのが好ましい。最も好ましいア ニオン性界面活性剤はコール酸である。
本発明の緩衝液は、アッセイ成分の希釈液として特に有用である。本明細書にお いて使用する「アッセイ成分」なる語は、全血、または血清、血漿、赤血球、白 血球、および血小板を含む全血成分を意味する。それゆえ、ヒトおよび動物試験 試料またはこれら成分の市販調製物を本発明の緩衝液で希釈することができる。
さらに、アッセイ成分には、ポリクローナルおよび/またはモノクローナル抗体 、とりわIgGまたは1gMクラス、およびその断片;抗原およびその断片;抗 原性溶解液、組換えタンパク質、合成ペプチドなどの市販アッセイ試薬が含まれ る。また、ラテックス粒子、マグネチックビーズ、微細粒子などの不活性なアッ セイ物質が懸濁液中で提供される場合には本発明の緩衝液中に懸濁してもよく、 あるいは懸濁液中のこれら物質の希釈が望まれる場合には本発明の緩衝液を用い て希釈を行うことも考えられる。本発明の緩衝液はまた、アッセイ手順がこれら 構成のアッセイ成分の希釈を要求する場合にはいつでも、「U字」、「7字」ま たは平底マイクロプレートシステムに使用するBSAまたは等張NaC1の代わ りとして用いることができる。
アッセイ成分、とりわけ細胞は、本発明の緩衝液で希釈する前にブロメリン、パ パイン、トリプシン、キモトリプシン、フィシン、ノイラミニダーゼ、−ウロキ ナーゼなどの酵素で処理してもよいし、またはアッセイ成分を処理しなくてもよ い(酵素処理なし)。好ましくは、とりわけ凝集アッセイを行う場合には、本発 明の緩衝液を最大の能力まで最適に使用するためにアッセイ成分を酵素処理する 。
好ましくは、使用する酵素はブロメリンである。
本発明により提供される緩衝液は、アッセイ自体を行う前にアッセイ成分を希釈 するのに使用してもよいし、または特定のアッセイ法に従って試験試料や他のア ッセイ成分の系列希釈を行う場合などのようにアッセイを行っているときにアッ セイ成分を希釈するのに使用することもできる。提供される緩衝液は、赤血球上 の特定の抗原の存在または不存在を決定するために使用する抗体を希釈するのに 特に有用である。本発明の緩衝液を用いて抗体を希釈する場合には、赤血球が特 定の抗原を保持し試験試料中に存在して抗体と凝集することが可能となる。赤血 球の凝集(クランピング)は陽性の反応を示し、一方、均一な細胞懸濁液によっ て示される非凝集は陰性の反応を示す。本発明の緩衝液を希釈液として使用する 場合には非特異的な反応は認められなかった。過去においては、上記のようなお よびヒト由来ポリクローナル血漿に対して行われる抗体試験には別のコントロー ル試験を行うことが必要であり、このコントロール試験において、試験試料が市 販の抗体成分自体と反応するのか補助成分と反応するのがを決定するために市販 抗体試薬中に存在する補助成分に対して試験試料を試験する。しかしながら、補 助成分と反応する2つの希な既知試料から得られた予備試験結果は、本発明の緩 衝液を使用した場合には上記別の試験は行う必要がないことを示している。とい うのは、本発明の緩衝液で希釈した試験試料は補助成分と反応しないからである 。
本発明により提供される他の利点が明らかになった。たとえば、本発明の緩衝液 は赤血球上のD抗原の存在を試験するために用いることができる。これら結果の 感度は、結果を確認するために別の試験を必要としないほどに増大することが決 定されており、それゆえ、マイクロプレート試験法を採用した場合に用いられる 通常の手順である確認試験の標準手順が省かれる。本発明の緩衝液はまた、肝炎 表面抗原や梅毒試験などのための他の抗原−抗体相互反応において使用して反応 を高めることができる。
本発明の緩衝液を含有する試薬は、アッセイにおける該緩衝液の性能を損なうこ となく有意に種々の濃度にて用いることができる。表1に本発明の緩衝液の試薬 成分およびその有効濃度範囲を示す。
表1 計 濃度範囲 好ましい濃度範囲 (約 〜約 ) (約 〜約 ) ポリビニルピロリドン0.005〜0.25% 0.05〜0.15%(冒/v %)、K値90、分子量100〜1500K。
最も好ましい濃度: 0.085% トリトンX−100” 0.005〜006% 0.01〜0.025%最も好 ましい濃度: 0.017% コール酸 0.01〜03% 0.13〜0.2%最も好ましい濃度: 0.1 5% BSA 1.5〜3.5% 1.75〜2.75%最も好ましい濃度: 2.2 5% リン酸緩衝液(−塩基性 リン酸ナトリウム、 および二塩基性リン酸 ナトリウム)10〜100園1 10〜30+u最も好ましい濃度: 2(m pH5,0〜9.0 5.6〜7.2 : 6.0〜6.8:最も好ましいpH : 6.4 これら濃度は、試験当たり60μmの希釈抗体、および30μlの赤血球懸濁液 (3〜5%)に基づく。コール酸成分は、4時間までの視覚的読み取りを望まな い場合には本発明の緩衝液を希釈液として使用する際に必要ないことが理解され る。それゆえ、この場合にはコール酸は本発明の緩衝液組成から除いてよい。、 塩化ナトリウムはpHを調節するために用いることができる。それゆえ、塩化ナ トリウムが下記のように提供される。
成分 濃度範囲 好ましい濃度範囲 (約 〜約 ) (約 〜約 ) N a C10〜30(m 100〜20(m最も好ましい濃度:15軸■ 視覚的読み取りのために最も好ましい組成において、本発明の緩衝液は下記濃度 で提供される。
視覚的読み取りのための緩衝液の調合:希釈緩衝液、10リツトル(L)調製物 サイズ:物質ニ ー塩化性リン酸ナトリウム 22.1g(0,221%w / v )二塩化性 リン酸ナトリウム 5.62 g(0,056%w / v )塩化ナトリウム  90゜Og(0,9%w / v )PVP−3608,5g(0,085% w/v)コール酸 15.0g(0,15%w/v)ウシ血清アルブミン(BS A) 225.0g(2,25%w/v)トリトンX−100’(10%> 1 7.0ミリリツトル(ml)(0,017%w/v) 手順: 約8リツトルのDi水に一塩化性リン酸ナトリウムおよび二塩化性リン酸ナトリ ウムを加え、溶解するまで混合する。ついで、この混合物に塩化ナトリウムを加 え、再び溶解するまで混合する。ついでPVP−360を加え、激しく混合する 。添加後、コール酸を加え、溶解するまで混合する。ついでBSAを加え、溶解 するまで混合する。最後にトリトンX−1001+を加え、溶解するまで混合す る(この混合は約15分で完了する)。水酸化ナトリウムを用いて混合物をpH 6゜4に調節する。全量10Lにする。視覚的読み取りを必要としない場合には コール酸を処方から外し、トリトンの濃度を示された範囲内で増加させてもよい 。アジ化ナトリウムの存在が望まれる場合には、塩化ナトリウムを添加するとき に10、0 g(0,1%W/V)のアジ化ナトリウムを緩衝液に加える。緩衝 液のpHは水酸化ナトリウムを用いて調節してよい。
たとえば、有効な抗体希釈の範囲は、1:2〜約1:100,000であること がわかった。有効な希釈範囲は、希釈しようとするアッセイ成分に応じて変わる であろう。しかしながら、本発明の緩衝液で1 + 100.000以上、1: 5oo、oooまでの希釈が種々のアッセイ成分を用いて達成できることが考え られる。この希釈は、アッセイ自体を行う前に行うことができる。また、アッセ イ法に従って試験試料や他の可能なアッセイ成分の系列希釈を行う場合などのよ うに、アッセイ自体を行うときに抗体、試験試料、または抗原などの成分を希釈 するのに本発明の緩衝液を用いることができることも考えられる。
つぎに本発明を実施例により記載するが、これは本発明の好ましい態様を説明す るためであって本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
実施例 実施例1 市販の抗血清を用いた緩衝液の感度:自動アッセイ基本型(prototype )自動化ブラッドバンクアナライザー(アボット・ラボラトリーズ、アボットパ ーク、イリノイ州、60064、の基本型)を用い、本発明の緩衝液(好ましい 態様で提供、コール酸およびアジ化ナトリウム含有)中に希釈した市販の抗血清 の評価を行った。5つの市販の抗血清(抗D1抗C1抗E、抗Cおよび抗e)を 系列希釈した。各希釈液を4つの同型接合(ho■ozygous)試料、4つ の異型接合(heterozygous)試料、および1つの抗原陰性ドナー試 料に対して試験した。この実験に使用した物質は以下の通りであった:本明細書 に記載したようにして提供される本発明の緩衝液;抗D(オーツ・ダイアグノス ティックス・バイオクローン(Ortho Diagnostics Bioc lone)’、 oブトNo、DB113A)、抗C(オーツ・ダイアグノステ ィックス、ロットNo、C3163B)、抗E(オーツ・ダイアグノスティック ス、ロットNo、ES124B)、抗C(オーツ・ダイアグノスティックス、ロ ットNo、5C826A)、抗e(オーツ・ダイアグノスティックス、ロットN o、5E133A)。アッセイはマイクロタイタートレイ中で行った。被験細胞 の表現型は、実験を行う時点ではわかっていなかった。
提供した被験細胞は、アボット・ラボラトリーズで試験する前に完全なRh−h r表現型についてサウスイースタンウィスコンシンの血液センター(ミルウォー キー、ライスコンシン州)にて分析した;しかしながら、力価を決定するに際し ての主観性を排除するため、アボット・ラボラトリーズで試験する前に被験細胞 を暗号化した。血液センターから送られた教示シートを用い、下記暗号化被験細 胞に対して各希釈抗血清を試験した。
抗Dプレート+A、B、D、E、F、HS ISJ、Mのラベルを付した細胞抗 Cプレート:A、cSD、E、HSISJ、L、Oのラベルを付した細胞抗Eプ レート: CSD、F、J、MSN、0.QSRのラベルを付した細胞抗Cプレ ート+A、B、D、E、G、I、KSO,Pのラベルを付した細胞抗eプレート :C,p、F、H,I、M、N、O,Pのラベルを付した細胞被験細胞希釈液は 下記のものを含むニ ア、5mlの2%ブロメリン(シグマ・ケミカル、セントルイス、ミズーリ州か ら入手、ロットNo、37033−15)1.0mlの1%ツイーンl120( シグマ・ケミカル、セントルイス、ミズーリ州から入手、ロットNo、2119 7−12)、および91.5mlの09%NaC1,0,1%アジ化ナトリウム 。
本明細書に記載した各抗血清を用い、AABBテクニカルマニュアル、第9版、 239頁に概略が示されている手順に従い、系列2倍希釈液を個々に調製した。
調製した希釈液は、12から1 :131072の範囲にわたっていた。これら 希釈液は、基本型自動化ブラッドバンクアナライザー(アボット・ラボラトリー ズ、アボットバーク、イリノイ州、60064)を用いた赤血球表現型決定に利 用した。
上記自動化ブラッドバンクアナライザーの構成には「コンベイヤ−タイプ」の機 構として働くトラックが含まれており、マイクロタイタートレイはトラックの上 に置かれ、4.8分間隔でステーションからステーションへと運ばれるようにな っていた。
ステーション1は試薬ステーションであった。60μmの抗血清試薬が希釈され た形態にてマイクロタイタートレイ上の所定の位置へ分配された。加えて、23 0μlのブロメリン試薬が3つの細胞希釈ウェルに分配された。一つのウェルは 第一希釈ウェルと称され、ここには全血を入れて遠心分離にかけることにより赤 血球をペレット化した「パイロット」チューブからの充填赤血球が置かれた。
ステーション2は試料取り扱いステーションであった。70μmの充填赤血球を パイロットチューブから第一細胞希釈ウェル(230μmのブロメリン溶液を入 れである)中にピペットにて入れた。この細胞懸濁液を吸引しピペット自体の中 へ分配することにより混合した。
ステーション3は細胞希釈器7分配器であった。70μmの第一細胞希釈液(約 15.4%の細胞濃度)を各試験試料について2つの第二希釈ウェルに移した。
これら第二希釈ウェルを混合し、これら懸濁液(約4〜5%の細胞濃度)の30 μlを所定の試験ウェルに分配した。
ついで、トレイを下記トラックに沿って移動させた。
ステーション4 − 水平 ステーション5 −Aの方向へ50°傾斜ステーシヨン5 −Hの方向へ506 傾斜ステーシヨン7 −Aの方向へ65°傾斜ステーシヨン8 − 水平 ステーション9 −Bの方向へ65°傾斜ステーシコン1〇 −水平 ステーション11− Aの方向へ50°傾斜ステーシヨン12− 水平 ステーション13− 光路中で細胞の存在または不存在についてトレイを読み取 る。
陽性結果は高光カウントであることが決定され、三日月状の凝集物が形成されへ 陰性結果は低光カウントであることが決定され、均一な細胞懸濁液が存在した。
トレイ当たり8つの細胞を試験した。試験した数の抗血清希釈液のためには2つ の別々のトレイが必要であった。トレイ#1には1.2から1:4096の希釈 液が含まれていた。トレイ#2には1:8192から1 +131,072の希 釈液が含まれていた。
表2〜6に示すデータは、本発明の緩衝液を利用した場合には市販の抗血清を高 度に希釈することができることを示している。
表2 抗り 暗号化した試料 見釈 期待される結果A 16,394 + B OO D 32,768 + H32,768+ F 32,768 + 8 32.768 + 116.384 十 J 16.384 十 M 32,768 + 表3 抗C A 2.048 + 02.048 + D 2,048 + E 2.048 + H2,048+ 1 2.048 + 04.096 十 表4 抗E 表5 抗C 暗号化した試料 希釈 期待される結果A 4,096 十 B 8,192 + D 8,192 + E OO G 8,192 + 18.192 十 K 8,192 + 0 8.192 + P 16,394 十 抗e M 128 + ドナー抗血清を用いた緩衝液の感度二手動性AABBテクニカルマニュアル、第 9版、239頁に概略が示されている手順に従い、ライスコンシンのサウスイー スタン血液センターにてアッセイを手動で行った。アッセイを行う前に被験細胞 を05%のフィシンで処理した。これらアンセイをU−底マイクロタイタープレ ート中にてドナー血漿について行った。
結果の視覚的解釈を行った。試験した抗体は実施例1のものと同じであった。各 希釈抗血清を実施例1の記載と同じパネルに対して試験した。本発明の緩衝液を 用いた試験に加えて3%BSA緩衝液についても試験した。これらの結果を下記 表7〜11に詳記する。
表7 抗り試験(終点希釈結果) 暗号化した試料 3%BSA 緩衝液 A 2.048 16,394 B OO D 4,096 16.394 E 4,09.6 16,394 F 4.096 16.394 H2,04816,394 12、04816,394 J 4,096 8.192 M 1,024 8,192 表8 抗C試験(終点希釈結果) 暗号化した試料 3%BSA 緩衝液 A 2.048 4.096 C4,0968,192 D 2,048 8,192 E 4,096 8.192 H4,0968,192 I 2,048 8.192 J OO L 4.096 16.394 0 1.024 8,192 表9 抗E試験(終点希釈結果) D 64 128 F 64 128 J、 128 256゜ M 64 128 N 128 256 Q 128 128 R12864 表10 抗C試験(終点希釈結果) 暗号化した試料 3%BSA 緩衝液 A 512 2.048 B 512 8.192 D 512 8.192 G 512 16,394 I 512 4,096 K 1.024 8,192 0 512 8.192 P 1,024 8.192 表11 抗e試験(終点希釈結果) 暗号化した試料 3%BSA 緩衝液 C1,0242,048 D 1.024 4.096 F 1.024 4.096 8 2.048. 8.192 I 2,048 8,192 M 1.024 4.096 N 0 0 0 1.024 8,192 P 1,024 8.192 実施例3 自動化システムにおけるDu表現型決定BSAと比べた緩衝液の感度 この実験は、実施例1に記載した自動化2方向傾斜システム上でDuu現型決定 に利用した場合の3%BSAと緩衝希釈液との性能を比較対照するために行った 。ここでいう一層高感度の緩衝液とは、凝集法によりDuu現型の存在を検出す るためにより少ない量の抗体を利用することを可能にする緩衝液として定義され る。当業者にとってDuはD抗原を保持する赤血球として分類され、D抗原の存 在は最初の試験法を用いることによっては示すことができず、それゆえ、その存 在を示すには間接抗グロブリン法などの一層詳細な試験が必要とされる。このD uの定義は使用した方法(手動か自動か)および使用した抗血清源の両方に依存 する。この実験においてDuとは、ダイナテックマイクロバンクシステムズ(D ynatech Microbank Systems)(バラジャー・リージ ョン・レッド・クロス(Badger Region Red Cross)、 マジソン、ウイスコンノン州)上では最初にD陰性とスクリーニングされ、間接 抗グロブリン試験によってD陽性と再試験された赤血球試料として定義される。
実験は下記の点を変更した他は実施例1の手順に従った。単一の抗血清のみを試 験した、オーツ・ダイアグノスティックスのスライド・抗D10ットNo、D5 670D02倍系列希釈を調製する方法は、最初の希釈を1:6.25とした他 は実施例1と同様にして行った。この希釈法は、AABBテクニカルマニュアル 、第9版、239頁(テクニック・フォア・マスター・ダイルージョン(Tec hnique for Master Dilution[1985コ))に記 載されている。
過去においては、手動または自動のいずれの場合も、マイクロプレート法で市販 の抗血清を利用するに際して本来的な問題があった。抗血清試薬中に入れる添加 物が偽陽性反応(特異的抗体の不存在下での凝集)を排除するのに充分なレベル まで希釈されるように抗血清を希釈する必要があった。それゆえ、低い希釈で特 異的な凝集が起こることを確認するためにコントロールが必要であった。添加物 がさらに希釈され存在する希釈液の量がそれら添加物の量を越えるにつれ、高希 釈において非特異的な凝集は起こらなくなった。希釈緩衝液および3%BSAの 両者で市販の抗血清を希釈した際に起こる非特異的凝集のレベルをまず決定した 。
非特異的凝集の起こる希釈レベルは、3%BSAでは1:12.5であり、希釈 緩衝液では1.25であった。これら希釈以上での陽性反応はすべて陽性結果と 考えられ、これら希釈またはそれ以下での反応はすべて偽陽性結果と考えられる 。
この比較結果を表12に示す。
表12 希釈液と3%BSAとでのDu試試験比較口希釈 試料# 3%BSA 希釈液 1 50 1.600 2 400 3.200 4 100 1.600 6 100 1.600 7 400 3.200 8 1.600 12.800 10 1’00 1,600 11 200 .1,600 14 400 3.200 15 100 1.600 16 100 1.600 20 検出せず 200 21 200 3.200 22 400 3.200 23 400 6.400 29 800 3.200 33 検出せず 400 38、 50 800 39 400 1.600 40 検出せず 800 44 検出せず 200 48 検出せず 800 49 25 1.600 50 100 1.600 51 200 1.600 52 400 1.600 56 検出せず 400 57 1.600 12.800 58 100 1.600 59 Zoo 800 60 200 1.600 61 200 1.600 63 800 3.200 65 200 1、.600 本発明が関係する技術分野に属する当業者であれば、本発明の範囲(下記請求の 範囲によってのみ定められる)がら逸脱することな(、本明細書に開示した特別 に記載した本発明の態様に種々の変更および修飾を加え得ることは明らかであろ う。
国際調査報告

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.有効濃度のリン酸緩衝液; 有効濃度の高分子量ポリマー; 有効濃度の生物学的界面活性剤; 有効濃度のウシ血清アルブミン;および有効濃度の塩化ナトリウムからなり、p Hが約pH6〜約pH9の範囲である緩衝液組成物。
  2. 2.リン酸緩衝液の有効濃度が約10〜約100mMの範囲であり;高分子量ポ リマーが約0.005〜約0.25%(w/v)の範囲の有効濃度のポリビニル ピロリドンであり; 生物学的界面活性剤が約0.005〜約0.03%(w/v)の範囲の有効濃度 の非イオン性界面活性剤であり; ウシ血清アルブミンの有効濃度が約1.5〜約3.5%(w/v)の範囲であり ; 塩化ナトリウムの有効濃度が約0〜約300mMの範囲であり、該緩衝液のpH が約pH5.6〜pH7.2の範囲である請求項1に記載の緩衝液。
  3. 3.リン酸緩衝液の有効濃度が約10〜約30mMの範囲であり;ポリビニルピ ロリドンの有効濃度が約0.05〜約0.15%(w/v)の範囲であり; 生物学的界面活性剤が約0.01〜約0.025%(w/v)の範囲の有効濃度 の非イオン性界面活性剤トリトンX−100Rであり;ウシ血清アルブミンの有 効濃度が約1.75〜約2.75%(w/v)の範囲であり; 塩化ナトリウムの有効濃度が約100〜約300mMの範囲であり、該緩衝液の pHが約6.4である請求項2に記載の緩衝液。
  4. 4.さらに有効濃度のアジ化ナトリウムを含有する請求項3に記載の緩衝液組成 物。
  5. 5.約0.22%(w/v)の一塩基性リン酸ナトリウム;約0.056%(w /v)の二塩基性リン酸ナトリウム;約0.9%(w/v)の塩化ナトリウム; 約0.085%(w/v)の濃度のポリビニルピロリドン;約0.15%(w/ v)の濃度のコール酸;約2.25%(w/v)の濃度のウシ血清アルブミン; および約0.017%(w/v)の濃度のトリトンX−100R;からなり、p Hが約6.4である請求項3に記載の緩衝液。
  6. 6.さらにアニオン性界面活性剤を含有する請求項1に記載の緩衝液組成物。
  7. 7.該アニオン性界面活性剤が約0.01〜約0.3%(w/v)の範囲の濃度 のコール酸である請求項6に記載の緩衝液組成物。
  8. 8.有効濃度のリン酸緩衝液; 有効濃度の高分子量ポリマー; 有効濃度の生物学的界面活性剤; 有効濃度のウシ血清アルブミン;および有効濃度の塩化ナトリウムからなり、p Hが約pH5.0〜約pH9の範囲である緩衝液組成物の既知量とアッセイ成分 の既知量とを混合することを特徴とするアッセイ成分の希釈性。
  9. 9.該アッセイ成分が、抗体またはその断片、抗原またはその断片、全血成分、 抗原性溶解液、組換えタンパク質および合成ペプチドよりなる群から選ばれたも のである、請求項8に記載の方法。
  10. 10.約10〜約100mMの範囲の濃度のリン酸緩衝液;約0.005〜約0 .25%(w/v)の範囲の濃度のポリビニルピロリドン; 約0.005〜約0.03%(w/v)の範囲の濃度の非イオン性界面活性剤; 約1.5〜約3.5%(w/v)の範囲の濃度のウシ血清アルブミン;および 約0〜約300mMの範囲の濃度の塩化ナトリウムからなり、pHが約pH5. 6〜pH7.2の範囲である緩衝液組成物の既知量中に希釈したアッセイ成分か らなることを特徴とする、アッセイを行うためのキット。
  11. 11.該緩衝液組成物が、 約10〜約30mMの範囲の濃度のリン酸緩衝液;約0.05〜約0.15%( w/v)の範囲の濃度のポリビニルピロリドン;約0.01〜約0.025%( w/v)の範囲の濃度の非イオン性界面活性剤トリトンX−100R; 約0.01〜約0.3%(w/v)の範囲の濃度のコール酸;約1.75〜約2 .75%(w/v)の範囲の濃度のウシ血清アルブミン;および約100〜約3 00mMの範囲の濃度の塩化ナトリウムからなり、pHが約pH6.4である請 求項10に記載のキット。
  12. 12.緩衝液組成物中に希釈した抗Rh抗体を含む、Rh式血液型抗原の存在を 検出するための血液試料の免疫血液学的分析を行うためのキットであって、該組 成物が、 約10〜約30mMの範囲の濃度のリン酸緩衝液;約0.05〜約0.15%( w/v)の範囲の濃度のポリビニルピロリドン;約0.01〜約0.025%( w/v)の範囲の濃度の非イオン性界面活性剤トリトンX−100R; 約0.01〜約0.3%(w/v)の範囲の濃度のコール酸;約1.75〜約2 .75%(w/v)の範囲の濃度のウシ血清アルブミン;および約100〜約3 00mMの範囲の濃度の塩化ナトリウムからなり、pHが約pH6.4であるこ とを特徴とするキット。
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