JPH06506323A - 画像アンディザ化装置及び方法 - Google Patents

画像アンディザ化装置及び方法

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JPH06506323A
JPH06506323A JP3518535A JP51853591A JPH06506323A JP H06506323 A JPH06506323 A JP H06506323A JP 3518535 A JP3518535 A JP 3518535A JP 51853591 A JP51853591 A JP 51853591A JP H06506323 A JPH06506323 A JP H06506323A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 画像アンディザ化装置及び方法 本件特許書類の開示の一部には著作権保護の対象となる内容が含まれている。
米国特許庁における特許のファイルないし記録に表されているようにファクシミ リ通信で複製されることに対しては、本著作権者は異議を呈することはない。し かしながら、それ以外のあらゆる場合について、本著作権者は著作権の全てを留 保するものである。
発明の背景 離散量子化された(discretely quantized)連続階調の画 像では、その画像の個々のピクセルに、所定の階調(tone)スケールのうち から選択された1つの階調が付随している。一般的な例としては、各々の階調に はその階調を一意的に特定する1つの離散的値(discrete value )が割当てられている。従って個々のピクセルの階調は、その階調に対応した離 散的値によりて特徴付けられる。この離散的値のことをピクセル値と呼んでいる 。ビクセル値の使用例はサンプル・スケールに見ることができ、サンプル・スケ ールには、例えば、白から黒までの間を範囲とするグレイ・スケール等がある。
−例として、17段階のグレイ・スケールならば、その取り得るピクセル値は、 完全な白を表わす「0」から完全な黒を表わす「16」までの値である。そして 、それらのうち「1」から「15」までの値は、徐々に黒に近付いて行(一連の 複数の段階の灰色ピクセルを表わす。
ディスプレイ装置の中には、このような連続階調のピクセルをディスプレイする ことが困難なものもしばしば見受けられ、それは、白ビクセルと黒ビクセルとの 2通りのピクセルしかディスプレイできない装置がかなりあるからである。その ようなディスプレイ装置では、空間的ディザ法(dithering) 、即ち 、ディジタル・ハーフトーン法を用いて、連続階調画像であるかのように見せる 錯覚を発生させるようにしている(このプロセスを以下の説明では「ディザ法」 と呼ぶ)。
ディザ法とは黒ピクセルと白ビクセルとの2通りのピクセルだけを用いて、連続 階調画像であるかのような錯覚を発生させる方法である。更に詳しく説明すると 、ディザ法は、黒ピクセルと白ピクセルとを、ある所定の方式に従って混在させ ることによって、様々な階調の灰色を疑似表示する方法である。ディザ法には2 つの良く知られた方式があり、1つはドツト集団形組織的(clustered −dot ordered)ディザ法、もう1つはドツト分散形組織的(dis persed−dot ordered)ディザ法である(後者は、ときに「ド ツト散乱形ディザ法」とも呼ばれる)。
これら2つのディザ法の方式はいずれも、組織的(ordered(整列された ))ディザ・アルゴリズムの範−に属するものである。これら方式はいずれも、 連続階調画像をディザ化画像に変換するために、判定用の周期的スレショルド値 アレイを使用する。これら方式のディザ・アルゴリズムは「組織的アルゴリズム 」と呼ばれており、これは[ランダム・アルゴリズム」に対比した呼称であって 、このように呼ばれるのは、アレイの中の複数のスレショルド鎖が組織化された 配列とされており、所定の順序で適用されるからである。ドツト分散形ディザ法 では、結果的に得られる出力が、複数のドツトが分散した形のものとなり、一方 、ドツト集団形ディザ法では、結果的に得られる出力が、複数のドツトが密集し てクラスタを形成した形のものとなる。ディザ法に関する更に詳細な情報が得た ければ、rLimb、 J、0. 、−Design of dither w aveforms for quanitized visual 唐奄■獅≠ 撃■ (量子化視覚信号のためのディザ波形の設計) 、” Be1l Sys、Te ch、 J、、 Sep、 1969、 pp、2555−2582」や、rB ayer、 B、E、、 ”^n optimum method for r enditi盾氏@。
f continuous tone pictures (連続階調ピクチャ の表現のための最適の方法)、”Proc、 IEEE Conf、 Comm un、、 (1973)、 1)l)、 (26−11)−(26−15)J  、それに、rjnovl ton、 K、 and Harmon、 L、、 ”Computer pr oduced grey 5cales (コンピュータに謔■ て作られるグレースケール) 、” Col1lputer Graphics  and Image Proc、、 vol、 1(1972)、 pp、  1−20 Jを参照されたい。
ドツト分散形スレショルド値アレイの一例は、次のようなものである。
11 7 to に のスレショルド値アレイを連続階調画像に適用する際には、量子化されている連 続階調画像の複数のピクセルの上に、水平方向と垂直方向とに反復してこのスレ ショルド値アレイ、即ちスレショルド値のグリッドを重ねて行く。そしてその画 像中の個々のピクセルを、このグリッドの中の、そのピクセルに対応した、即ち そのピクセルと重なり合っているスレショルド値と比較する。もしそのピクセル のグレイ・スケール値が、グリッドの対応するスレショルド値と等しいか、それ よりも大きかったならば、結果とし得られる出力のディザ化ピクセルは黒ビクセ ルとなる。一方、そのピクセルのグレイ・スケール値が、グリッドの対応するス レショルド値より小さかったならば、結果として得られる出力のディザ化ビクセ ルは白ビクセルとなる。
上のスレショルド値アレイの使用法を具体的に説明するために、このスレショル ド値アレイを、あるグレイ・スケール画像の一部のピクセルの上に重ねた場合を 考える。このとき、このアレイ即ちグリッドの左上角のスレショルド値と重なり 合ったピクセルについては、そのピクセル値が「1」或いはそれ以上の値であっ たならば、ディザ化ピクセルとして黒ビクセルを送出する。そうでなかったなら ば、ディザ化ピクセルとして白ピクセルを送出する。同様に、グレイ・スケール 画像中の、その右隣のピクセルは、そのピクセル値が「13」或いはそれ以上の 値でなければ、ディザ化ピクセルとして黒ビクセルが送出されることにはならな い。このグリッドは、そのグレイ・スケール画像の、更に続く次の一部のピクセ ルへと連続して適用されて行き、即ち、その画像のピクセルに対して行方向と列 方向とに適用されて行き、これによって最終的に、そのグレイ・スケール画像の 全ての行、全ての列がディザ化される。
上に例示したディザ化用のスレショルド値アレイは、様々な種類の可能なスレシ ョルド値アレイのうちのほんの一例に過ぎない。また、そのグリッドも、最低の レベルを「1」ではなく「0」にすることも可能である。更には、異なった大き さのグリッドを使用することもできる。例えば、8×8の大きさのグリッドがし ばしば使用されている。
発明の概要 本発明は、ディザ化表示画像を連続階調表示画像へ変換するものであり、この変 換を行なうために、ディザ化表示画像の複数の領域を、所定の複数のピクセル・ パターンと比較するようにしている。それら所定の複数のピクセル・パターンは 、それらディザ化表示の複数の領域がそこから生成された可能性のある複数の連 続階調表示を識別する。この比較に用いるパターンの種類の一例を挙げるならば 、例えばドツト分散形ディザ化パターンがある。この比較の結果、ディザ化パタ ーンがそこから生成された可能性のある少なくとも1つの対応する連続階調表示 が得られる。この方法においては、対応する連続階調表示が選択されたならば、 ディザ化表示の夫々の領域に、対応する連続階調表示を割当てられる。好ましく は、この割当て処理をビクセル毎に進めて行くようにするのが良い。尚、この方 法は、データ処理システムによって容易に実行することができる。
この方法の適用対象は必ずしもディザ化表示だけに限られず、この方法は、変更 を加えることによって、ディザ化領域と線画領域との両方を含んでいる画像にも 適用可能になる。ここで線画とは、白のバックグラウンドの上に、黒の文字、線 、ないし図形が存在しているもの、或いは、黒のバックグラウンドの上に、白の 文字、線、ないし図形が存在しているものをいう。然るべき変更を加えた場合に は、この方法は、上に説明したのと同じようにして実行を進めて行くが、ただし 線画に遭遇したときには、その線画は、連続階調表示に変換せずにおく。そして 、その線画をそのまま残しておくことによって、結果として得られる画像におい ては、線画と判断された領域が、入力画像をそのまま複製したものとなるように する。
対象の領域を、所定の複数のピクセル・パターンとの間で比較するための、1つ の有用な方式は、複数のピクセルのウィンドウを規定するというものであり、こ のウィンドウ中には、ソースであるディザ化画像からのウィンドウ抽出されたサ ンプルがはいっている。続いて、このウィンドウ抽出(windowed)サン プルの複数のピクセルを、上で説明したように比較することによって、このウィ ンドウの中の複数のソース・ピクセルの対応した1つの連続階調表示を得る。続 いて、このウィンドウを移動させて、新たなウィンドウ抽出サンプルの複数のピ クセルを得るようにする。その際に、好ましくは、このウィンドウを、画像の一 連のラインの各々の上をその一端から他端へ向かって左右方向へ移動させて行く ようにし、それによって、全てのピクセルを調査するようにするのが良い。この 方式を採用することによって、ウィンドウを、ソース表示画像(即ち、ディザ化 表示画像)の全域に亙って移動させ、連続した一連のウィンドウ抽出サンプルを 捕捉し、それによって、その入力画像の全体を、適当な連続階調出力に変換する ことができる。このウィンドウは、略々十字形とするのが好ましい。このような ウィンドウは、17段階のレベルのグレイ・スケール連続階調表示に対して、特 に良好に機能する。
一実施例においては、ある画像のある部分がディザ化されているか否かの判定を 実行するために、先ず、その画像のウィンドウ抽出サンプルの中の複数のピクセ ルを符号化して、複数のビットから成る1つのビット・ストリングにする。それ ら複数のピクセルの符号化が完了したならば、そのビット・ストリングを、符号 化した複数のビットとしてメモリの中に保持しである複数の小空間ビクセル・パ ターンとの間で比較し、その画像のそれら複数のピクセルと、メモリの中に保持 しである複数のピクセルとが一致するか否かを判定する。もしそれらピクセルど うしが一致したならば、その画像のその部分はディザ化されているものと推定し て、その部分がディザ化部分であることを明示(designate)する。
本発明は更に別の一実施例として、ある画像のある領域がディザ化されているか 否かを判定するための、より簡明な方法も提供する。これについて具体的に説明 すると、その領域を調査して、その領域の中の全ての白ピクセルが非連結である (即ち、どの白ビクセルも、その上下左右に隣接するピクセルが白ビクセルでな い)か否かを判定する。もしそれら白ビクセルが非連結であるならば、どの白ピ クセルについても、その上下左右に隣接するピクセルは、必ず黒ピクセルである 。同様に、同じ方法をその領域の中の全ての黒ピクセルに対して適用する。もし その全ての白ピクセルが非連結であるか、或いはその全ての黒ビクセルが非連結 であったならば、その領域をディザ化されているものと見なす。また、そうでな かったならば、その領域をディザ化されていないものと見なす。
本発明によれば、更に別の方法として、オリジナル画像の縮小画像のピクセルを 生成する方法がある。この更なる方法では、画像のソース領域を、上で説明した のと同様にして複数のディザ化パターンとの間で比較することによって、そのソ ース領域がディザ化されているか否かを明示する。ソース領域は、内側サブ領域 と、その周囲の外側サブ領域とから成る。ソース領域がディザ化されていると明 示された場合には、ソース領域の内側サブ領域に再ディザ化を施して単一のビク セル値を生成し、その際に、内側サブ領域を、そのソース領域に割当てられたグ レイ・スケール値を有する単一のピクセルと見なすようにする。この再ディザ化 によって、ソース領域を縮小したものが得られる。一方、ソース領域がディザ化 されていないと明示された場合には、内側サブ領域と外側サブ領域とを比較して 、内側サブ領域の中の黒ビクセルの個数に対する外側サブ領域の中の黒ビクセル の相対的な個数に基づいた値を有するピクセルを生成する。内側サブ領域は4個 のピクセルから成るものとし、また、外側サブ領域は、内側サブ領域を囲む8個 のピクセルから成るものとするのが好ましい(レベル数が「17」段階のグレイ ・スケールの場合)。こうして、ソース領域から、オリジナル画像の線形に2分 の1の大きさの縮小画像を生成する。この方法を反復実行すれば、線形縮小率で オリジナル画像の4分の1.8分の1、等々の大きさに縮小した縮小画像を得る ことができる。
以上に説明した様々な方法は、ディジタル・プロセッサとメモリとを備えたデー タ処理システムの中で実行し得るものである。この場合には、そのメモリを、例 えば、所与のピクセル・パターンによってインデックスされる複数のグレイ・ス ケール値のテーブルである第1テーブルを含んだものとする。また、この第1テ ーブルの代わりに連想メモリを用いるようにしても良い。好ましくは、それら第 1テーブルないし連想メモリに、ディザ化パターンと線画部分との両方に対する グレイ・スケール値を保持させるようにする。そのメモリには更に、所定の複数 のグレイ・スケール値に対応した複数のディザ化ビクセル・パターンのテーブル である第2テーブルを保持させるようにする。また、プロセッサが実行するプロ シージャ(手順)は、先ず、第1テーブルにアクセスして、ディザ化領域である と明示された領域に対応したグレイ・スケール値を取り出し、続いて、第2テー ブルにアクセスして、再ディザ化に使用するビットを取り出す。
オリジナル画像の縮小を実行する際には、更にプロセッサが、取り出したそれら グレイ・スケール値に従って、縮小画像(例えば縮小アイコン画像等)が生成さ れる方式で、画像の隣接している複数の領域に対して再ディザ化を施す。このプ ロセスは、線画の場合とディザ化されている場合とで、はっきり分岐することは なく、あたかもその画像に対して一様に再ディザ化を施すかのように処理が行な われるが、ただし、テーブルを適切に構成しであるため、線画の場合には、ピク セルは、線画にとって最適の処理となるように表される。
本発明の用途は、オリジナル画像の縮小レプリカの生成に限られるものではない 。縮小レプリカの生成は、本発明に包含される広範な方法のうちの一興体例に過 ぎない。より詳しく説明すると、本発明は、ソース画像とは大きさが異なったレ プリカ画像を生成するための、より一般化した方法を含むものである。大きさが 異なったレプリカ画像のうちには、ソース画像の拡大画像、また、縮小画像も含 まれる。
この−膜化した方式によれば、先ず、レプリカ画像の中の各々のピクセルについ て、そのレプリカのピクセルに寄与する複数のソース・ピクセルを識別する。
続いて、その目的(destination)ピクセルが、線画部分からのもの か、それともディザ化部分からのものかを、重み付は投票方式(weighte d voting)で判定する。この判定結果に従って、各々の線画目的ビクセ ルに対して「黒」の値か「白」の値かのいずれかを、そのピクセルに寄与するソ ース・ピクセルの重み付は平均値に従って判定する。グレイ・スケール・目的ビ クセルである場合には、各々の目的ピクセルごとに、そのピクセルに寄与するソ ース画像中の複数のソース・ピクセルの各々のグレイ・スケール値を判定する。
そして、ソース画像中のそれら複数のソース・ピクセルからの夫々の寄与の程度 と、その複数のソース・ピクセルのグレイ・スケール値とに基づいて、累積的グ レイ・スケール値を判定する。続いて、この累積的グレイ・スケール値を、レプ リカ画像の中の各々のグレイ・スケール・ピクセルに関連付けて、再ディザ化の 際に使用できるようにする。そして、この累積的グレイ・スケール値を使用して ソース画像にディザ化を施し、ソース画像とは大きさが異なった目的画像である レプリカ画像を生成する。
既述の如く、このレプリカは、ソース画像より小さい画像とすることもでき、大 きい画像とすることもでき、また、ソース画像とは異なった縦横比の画像とする こともできる。
図面の簡単な説明 図1は、サンプル・ウィンドウのパターンと、そのサンプル・ウィンドウがらピ クセルを読み出す際の、読み出し方とを示した図である。
図2は、図1のサンプル・ウィンドウのパターンの具体的な1つの状況例と、そ のパターンを2進数ないし16進数で表わす際の、表わし方とを示した図である 。
図3は、17段階のグレイ・スケールの各々のレベルに対応した、7×7領域の 夫々のディザ化パターンを示した図である。
図4は、図1のサンプル・ウィンドウが、7×7領域の中で取り得る、16通り のウィンドウ位置を示した図である。
図5は、17段階のグレイ・スケールの各々のレベルに対応した、夫々のディザ 化パターンの16進数パターンをリストの形で示した図である。
図6は、図5に示した16進数パターンを統合して偶数レベルのみとした図であ る。
図7は、図6の16進数パターンを重複分を除去して示した図である。
図8a、図8b、及び図80は、サンプル・ウィンドウの位置と、そのサンプル ・ウィンドウの位置に対応して発生する出力とを示した図である。
図9は、線画領域とディザ化領域とを含んでいる画像を示した図である。
図10a1図10b1及び図10cは、図9の画像の縮小画像を示した図である 。
図11は、3通りのウィンドウ・パターンの具体例と、それらウィンドウ・パタ ーンが、出力としてどのように解釈されるかとを示した図である。
図12は、システムが取り出す1組のワードの中のウィンドウ抽出サンプルを示 した図である。
図13a、図13b1図1301図13d1及び図13eは、ルックアップ・テ ーブルへのインデックスとするために、論理演算子を用いてウィンドウ抽出サン プルを組立てる際に、それをどのように行なうかを示した図である。
図14a1図14b1及び図14cは、画像のディザ化領域における、サンプル ・ウィンドウの位置を示した図である。
図15a及び図15bは、図14b及び図14cのサンプル・ウィンドウの位置 に関連した、サンプル・ウィンドウの位置とそれに対応して発生される出力とを 示した図である。
図15cは、ransbytJルックアップ・テーブルの中に格納しであるディ ザ化パターンの各部分を示した図である。
図16a及び図16bは、アンディザ化プロシージャ及び縮小プロシージャを実 行するために使用するデータ処理システムの、基本的な構成要素を示した図であ る。
図17は、バイトbO〜b7からのビットを用いて出力バイトを構成する際に、 それをどのように行なうかを示した図である。
図18は、本発明の実施例に係る画像縮小方法の主要ステップを示したフローチ ャートである。
図19は、大きさ変更のための一般化した方式を示した図である。
図20a及び図20bは、本発明の実施例に採用することのできる任意選択の圧 縮方法を示した図である。
本発明の好適実施例は、ディザ化領域を有する画像を近似的にアンディザ化(u ndethering)するための手段を提供するものであり、換言すれば、デ ィザ化領域を有するソース画像を、連続階調(グレイ・スケール)画像の目的画 像に変換するための手段を提供するものである。従ってこのプロセスは、ディザ 化プロセスの近似的逆プロセスである。このプロセスでは、1つ1つのピクセル ごとに変換を行ない、この変換を反復実行するようにしており、このプロセスに よれば、統計的に僅かな誤りしか発生しない。ソース画像は、全体がディザ化さ れている画像でなくとも良く、即ち、その一部分だけがディザ化されている画像 であっても良い。本発明では、ディザ化領域を包含している可能性のあるソース 画像のその1部分を調査して、その部分と、一様なグレイのディザ化を施された 部分との間に、完全な一致が存在するか否かを調べる。もし完全な一致が発見さ れたならば、ソース画像のその部分は、ディザ化によって発生された部分である ものと推定する。この推定に基づいて、現在調査の対象としているソース画像の その部分の中から選択した1つのピクセルを、近似的に正しいグレイ・スケール 値を有する適切な目的グレイ・スケール・ピクセルに変換する(即ち、その選択 したピクセルをアンディザ化する)。近似的なグレイ・スケール値の判定は、一 致を調べるための処理の実行中に行なわれ、即ち、いずれのグレイ・スケール値 からソース画像のその結果的部分が発生されたであろうかを判断することによっ て行なわれる。一方、完全な一致が存在していない場合には、目的画像の中の対 応するピクセルには、そのソース・ピクセルの現在の黒か白の状態をか付与され る。以上のようにして全てのピクセルを調査し、ソース画像の全体の調査及び変 換を完了するまで処理を反復する。
変換プロセスを実行する際には、ソース画像の連続する一連のサンプルを次々と 調査して行く。ソース画像のそれら連続する一連のサンプルの各々は、現在調査 対象とする複数のピクセルを規定するウィンドウを使用した、所定のパターンで 取り出すようにする。このウィンドウの中に包含されるピクセルのことを、以下 の説明では[ウィンドウ抽出サンプル(vindoved sample) J と呼ぶ。図1には、ディザ化されているソース画像の中においてウィンドウ抽出 サンプル3を規定する、適当なウィンドウ2を示した。尚、ウィンドウの形態は 、これと異なった様々なものとすることもでき、特に、グレイ・スケールのレベ ル数が17段階以外のものである場合には、異なった形態のウィンドウを使用す ることもできる。
図1に示したサンプル用ウィンドウ2のウィンドウ形態は、グレイ・スケールが 、白を表わすrOJから黒で表わす「16」までの間の値を取る17段階のもの である場合に、特に良好に機能する。この形態のウィンドウ2の使用法を以下に 説明するが、それには、白のバックグラウンドの上に黒を用いた線画領域と、デ ィザ化領域との、両方を含んでいる画像を例にとって説明することにする。また 更に、この画像のディザ化領域は、本明細書の「発明の背景コの項で説明した4 ×4の反復スレノヨルド値アレイを使用した、ドツト分散形ディザ化を施された 領域であるとする。ここで行なうアンディザ化は、ドツト分散形ディザ法に対し て適用したときに最も良好に機能するものであり、その理由は、ドツト分散形デ ィザ法では、小さな領域の近傍のピクセルだけでディザ化の局所的特徴を識別す ることができるのに対し、その他のディザ法では、より広い領域が必要とされる からである。
図1に示したウィンドウ2の中のウィンドウ抽出サンプル3は、十字形を成すよ うに並んだ12個のピクセルから構成されている。このウィンドウ抽出サンプル 3の中の各ピクセルは、それが白ビクセルであればrOJの値のビットで、また 、黒ビクセルであれば「1」の値のビットで表示される。図1がら分かるように 、それら12個のピクセルのうちの11個は、raJからrkJまでのアルファ ベットをもってそれらを示すようにしている。また、残りの1個のピクセルはr PJというアルファベットをもってそれを示すようにしている。このピクセルr PJは、一致が発見されたときに(これについては後に説明する)、目的表示形 態である連続階調表示に変換される、サンプル中のソース・ピクセルを識別した ものである。従って、ディザ化によって発生されるいずれがのパターンとの間の 一致が存在するか否かを判定する際には、ウィンドウ抽出サンプル3の中のピク セル・パターンの全体を調査するが、ウィンドウ3の中のピクセルの変換を行な う際には、一度にピクセルを1個ずつ変換して行(ようにしているのである。
更に、ウィンドウ抽出サンプル3の中の複数のビットを簡単に表わせるようにす るために、それらビットを、図1に示した所定の順序で表わすようにしている。
この点について詳しく説明すると、先ず、それらビットを表わすのに、グループ 4a、4b、及び4Cのように、バイナリ形式で表示した4ビツトのかたまりで 表わすようにしている。即ち、第1グループ4aは、ピクセル「j」、rkJ、 「f」、及び「g」を(この順序で)含んでおり、第2グループ4bは、ピクセ ルrhJ、riJ、「C」、及びrPJを(この順序で)含んでいる。また、第 3グループ4cは、ピクセルrdJ、reJ、raJ、rbJを(この順序で) 含んでいる。そして更に、これらグループ4a、4b、4cの各々をより簡潔に 表わすために、それらを夫々1つの16進数の数字6a、6b、6cで表わせる ようにしている。この結果、ウィンドウ抽出サンプルの全内容が、16進数の3 つの数字6a、6b、及び6cで表わすことが可能になっている。ただし、この 独特の表わし方は、単にプログラム作成上の問題、ないしは表記法の問題に過ぎ ず、従って以下に説明する方法における必須の要素ではない。
図2には、1つの具体例のウィンドウ抽出サンプルと、そのウィンドウ抽出サン プルに対応した、そのウィンドウ抽出サンプルを符号化したビット・パターンと を示しである。ウィンドウ抽出サンプル3は一連のデータ・ビットから成り、そ れらデータ・ビットは、「0」 (白ピクセルであることを表わす)か、或いは 「1」 (黒ピクセルであることを表わす)かの、いずれかの値を持つ。図2に 示したウィンドウ抽出サンプル3は、各々が4ビツトから成る3つのビット・グ ループで表わされており、それらビット・グループの内訳は、第1グループ4a がrloloJ、第2グループがrl、oolJ、そして、第3グループが「1 101」である。更に、これら3つのビット・グループを16進数表記で表わす と、夫々、rAJ、「9」、rDJと表わすことができ、それらを1つに組み合 わせて表わせばrA9DJとなる。
以上に説明したことに基づいて、先ず、ウィンドウ2をソース画像にどのように 適用するかを明確にする必要がある。より具体的には、このサンプル・ウィンド ウ2を、ソース画像上のどの位置に、どのような順序で位置付けて行くのかを明 確にする必要がある。この点は非常に重要である。それは、ディザ化パターンに おけるこのウィンドウの相対的な位置を常に考慮しておく必要があるからであり 、なぜなら、所与のディザ化パターン上においてサンプル・ウィンドウを置(位 置が異なれば結果的に発生するピクセル・パターンが異なったものとなるからで ある。具体的な一例として、サンプル・ウィンドウ2を、ソース画像上の、7ビ クセル×7ピクセルの広さのディザ化領域の中に位置付ける場合について説明す る。この7×7領域はディザ化されているため、固有の周期的なピクセル・パタ ーンによって構成されている。このピクセル・パターンは、このディザ化パター ンがそこから生成された元の領域のグレイ・スケール値によって決まる。図3に は、7×7ピクセル領域を17段階のグレイ・スケールのレベルの局所的に均一 な範囲にディザ化して得られるピクセル・パターンである17通りのピクセル・ パターン60〜92を示しである。図3に示したそれらディザ化パターン60〜 92の各々は、特定のグレイ・スケール・レベル値と関連している。また図3に おいて「#」は黒ピクセルを表わし「0」は白ビクセルを表わしている。図3に 示したそれらパターンは、本明細書の「発明の背景」の項において説明したスレ ′ ショルド値アレイを7X7領域に適用した場合に得られる結果である。図3 から分かるように、レベル0のディザ化パターンは全体が一面の白であり、レベ ル16のディザ化パターンは全体が一面の黒である。更に、レベル8のパターン は、厳密にその半分が白ビクセル、半分が黒ピクセルであり、それらピクセルが 均一に、チェッカーボードのパターンを成すように混在している。
このような7×7領域においては、ウィンドウ2を領域内に位置付ける際に、図 4に示した16通りの異なった位置94〜124に位置付けることができる。
そのため、任意の7×7領域についてのディザ化された成るグレイ・レベルに対 して、サンプル・ウィンドウ2は、最大では16通りまでの互いに異なったパタ ーン、即ち、7×7領域の中の各ウィンドウ位置に対して1つのパターン、を捕 捉する可能性がある。例えば8×8領域等の、より大きなサンプルは使用されな い。なぜならば、より大きなサンプルをもって得られる更なるウィンドウ・パタ ーンは、7×7領域で得られるウィンドウ・パターンと重複するだけだからであ る。
図5に示した表は、異なったグレイ・スケール・レベル(表の左側に表示しであ る)の各々について、様々なサンプル・ウィンドウ位置で得られる、夫々のパタ ーンを16進数で表わしたものである。あるレベルにおいて、その重複する分( redundancy)は省略しである。この表から分かるように、例えば、− 面の白を表わしている全てが「0」のグレイ・レベルでは、得られるウィンドウ ・パターンは1種類だけ(即ちroooJだけ)であり、また、−面の黒を表わ している全てが「1」のグレイ・レベルで得られるウィンドウ・パターンは1種 類だけ(即ちrFFFJだけ)である。また、グレイ・レベル8の、微細なチェ ッカーボードから得られるウィンドウ・パターンはrA95Jとr56AJとの 2種類だけであり、これら2つのパターンは空間的位相が互いに異なっている。
一方、例えばレベル11等のグレイ・スケール・レベルでは、16種類のパター ンが得られる(即ち、各ウィンドウ位置ごとに異なったパターンが得られる)。
また、幾つかのレベルでは、結果的に得られるディザ化パターンが周期性を呈す るために、サンプルの種類が16種類より少くなっている。
表から明らかなように、ここには、レベルを解釈する上での大きな曖昧性が存在 していおり(即ち、異なったグレイ・スケール・レベルのディザ化結果領域から 取り出されたウィンドウ・パターンどうしが同一のパターンであることがあるよ うに、互いに異なるグレイ・スケール・レベルがディザ化されることがある)、 その原因は、あるレベルとそれに隣接するレベルとの間の相違を成しているピク セルが、ウィンドウ位置によっては、捕捉されないことがあるためである。例え ば、レベル2がディザ化されて生成された領域と、レベル3がディザ化されて生 成された領域とのいずれからも、16進数の数字に符号化したときにr201J となるサンプル・パターンが発生し得る。この曖昧性に対処するための手段の1 つに、様々なディザ化パターンを、元のレベル数の約半分のレベルの中に統合し 、それによって、互いの間に曖昧性を持って隣接していた2つのレベルを併合し て1つのレベルにするというものがある。この統合の仕方の可能な一例を図6に 示した。この図6の統合の仕方では、奇数レベルに関するサンプル・パターンを 、その奇数レベルに隣接した偶数レベルへ併合している。例えば、レベル3の先 頭から4つのサンプル・パターンを、解釈上のレベルとしての、レベル4に併合 している。一方、このレベル3のその他の12のサンプル・パターンは、レベル 2へ併合している。この併合は、曖昧性の問題を解決するための簡便な方法であ りながら、それによって得られる結果も満足すべきものである。サンプル・パタ ーンの解釈を示した図6のチャートを更に見易く書き直したものが図7であり、 この図7では、どのパターンも1つの位置だけに記入されている。
7X7領域の中の、16の異なるサンプル・ウィンドウ位置94〜124(図4 )においてサンプルを採取すれば、ディザ化によって生成された部分にウィンド ウを適用したときに得られる可能性のある様々に異なったサンプルを得るために は充分である。従って、図7に示した、様々な3桁の数字の順列は、ディザ化に よって生成された部分から得られる可能性のあるサンプル・パターンの全てを網 羅している。ただし、1つのウィンドウ領域の中に、あるレベルから別のレベル へのレベル間遷移が2つ以上存在していないことを条件とする。更に、これも明 らかなことであるが、サンプル・ウィンドウを画像に適用する際には、その画像 の7×7領域に対して几帳面に適用する必要はな(、例えば、画像の一連のライ ンを横切って左から右へ徐々にずらしつつ、その画像の中を上方から下方へ移動 させるようにしてウィンドウを適用しても良い。
図88には、ウィンドウ2を位置付けたところを具体例として示した。この具体 例では、ウィンドウ2は、ウィンドウ位置18に位置している。ソース・ピクセ ルP10(図8aでは、破線の正方形で囲んである)が、目的ビクセルであるグ レイ・スケール・ピクセルへ変換されるピクセルである。図8aに示したウィン ドウ抽出サンプル3は、先に説明した図1の方式に従って16進数表記とすると r280Jで表わされる。この値r280Jを、ディザ化によって生成される複 数のパターンとの間で比較する。図5からは、このピクセル・パターンがレベル 3のグレイ・スケールに対応したものであることが分かる。しかしながら、前述 の統合(併合)を行なっているために、このピクセル・パターンは、レベル2の グレイ・スケールから生成されたものであると解釈されることになる。特定的に は、図7の表を調べることにより、r280Jの16進パターンはレベル2のグ レイ・スケールに翻訳されることが明らかになる。従ってこの場合、ソース・ピ クセル10を目的表示であるグレイ・スケール表示に変換したならば、このソー ス・ピクセル10に対応した出刃先位1!12(図8c)にグレイ・スケール値 「2」が割当てられることになる。
以上で最初のソース・ピクセル10の変換が完了したので、続いて、ウィンドウ 2をビット1つ分布側へずらし、図8bに示したウィンドウ位置19へ移動させ る。このようにサンプル・ウィンドウ2をウィンドウ位置19へ移動させたなら ば、それによって、ウィンドウ抽出サンプル3の中の変換すべきピクセルはピク セル14(図8bでは、破線の正方形で囲んである)になる。また、ウィンドウ 抽出サンプル3の新たな値は16進数表記のr140Jになる。このウィンドウ 抽出サンプル3は、図7に示されるように、レベル2のグレイ・スケールから生 成されたものであると解釈される。従って、ソース・ピクセル14に対応した出 力先位置20に、グレイ・スケール値「2」が割当てられる。一般的に、このプ ロセスを反復実行してソース画像中の全てのピクセルを調査し、必要に応じて変 換を施すようにする(既述の如(、サンプル・パターンの比較の結果、ディザ化 によって生成されるいずれのパターンとの間にも一致が存在していなかった場合 には、元のピクセル値をもって対応する出力ピクセルの値とする)。もしソース 画像の全体がディザ化されたものであるならば、以上とは別の方式を採用するこ ともできる。それは、ウィンドウ抽出サンプル3の中の、白ピクセルの個数対照 ビクセルの個数のパーセンテージをもって、グレイ・スケール値を判定するとい う方式である。
以上に説明したアンディザ化のための主な方法は非常に良好に機能するものであ り、誤りを発生することがあっても、それは極めて僅かである。この方法におい て発生する可能性のある誤りには、線画部分を誤ってディザ部分であると解釈し てしまうという種類の誤りがある。ただし、この種の誤りはめったに発生せず、 なぜならば、ディザ化の結果として発生するような細かくピクセルが散らばった ピクセル・アレイは、線や文字そのものによって生じることはめったにないから である。通常この種の誤りに気付くのは、目的画像をよほど綿密に細かく詳査し た場合だけである。
発生する可能性のあるもう1つの別の種類の誤りは、ディザ部分を誤って線画部 分であると解釈してしまう誤りである。このような誤りは、許容できる頻度で発 生する。この種の誤りが発生するのは、ソース画像であるグレイ・スケール画像 から採取したウィンドウ抽出サンプルの中に、急激な空間的変化が存在している 場合であり、具体的には、ピクセル・パターンの中に、あるレベルと別のレベル との間に1つより多いレベル間遷移が含まれているような場合である。(一般的 に、あるサンプルの中の1つのグレイ・スケール・レベル遷移は、そのサンプル が高いレベルの一片のように見えるか、或いは低いレベルの一片のように見える ように影響する。なぜならば相違を表わすピクセルは、そのサンプルの中に、多 (とも]個しか捕捉されないためからである)。この場合には、結果として得ら れるウィンドウ抽出サンプルの中のピクセル・パターンは、格納しであるディザ 化パターンのいずれとも異なったパターンになる。そのため、そのピクセル・パ ターンは、ディザ化した部分のものではな(、線画部分のものとして取り扱われ る。この誤りの結果、局所的コントラスト強調等の線画のための技法が適用され 、そのために、例えばエツジの先鋭度が増大されてしまう等の視覚的影響が発生 することがある。ただし、この視覚的影響は、一般的に、さほど有害なものでは ない。
発生する可能性のある更に別の種類の誤りは、線画部分を正しく線画部分である と認識したにもかかわらず、目的画像中の白ピクセルとすべき場所に黒ピクセル を発生してしまう誤りである。この種の誤りはそうたびたび発生するものではな く、また、たとえ発生するにせよ、アンディザ化方法のついての問題ではなく、 採用している線画に関する方法(これについては後述する)の不備によるもので ある。
発生する可能性のある更に別の、そして最後の種類の誤りは、ディザ化部分を正 しくディザ化部分であると認識したにもかかわらず、目的画像中のピクセルのグ レイ・スケール値を、誤った値に判定してしまう誤りである。この種の誤りの発 生原因はレベルの統合を行なったことにあり、また、この種の誤りは比較的多く 発生する。しかしながら、この種の誤りはそれ程大きな問題となるものではなく 、なぜならば、その誤り結果として生じるグレイ・スケール出力の偏位は、通常 たかだかレベル1つ分に過ぎないからである。
本発明に包含される実施例のうちには、ソース領域がディザ化された領域である か否かを明示するための、より簡明な方法もある。この簡明な方法では、サンプ ルの採取は、上で述べたようにサンプル・ウィンドウ2(図1)を用いて行なう 。ただし、ウィンドウ抽出サンプルの空間的ピクセル・パターンを複数のディザ 化パターンと比較するのではな(、その代わりに、白ビクセルの連結性ないし黒 ピクセルの連結性を調査する。より詳しく説明すると、いずれの白ピクセルもそ の上下左右に別の白ビクセルが隣接していないか、或いは、いずれの黒ピクセル もその上下左右に別の黒ビクセルが隣接していないかの、いずれかであった場合 には、そのピクセル・パターンを、ウィンドウ抽出サンプルの中の黒ピクセルの パーセンテージで表わされるグレイ・レベルによるディザ化の結果として生成さ れたパターンであるものと明示する。ただしこの方式は、ドツト分散形ディザ法 が用いられている場合でなければ機能しない。
以上のアンディザ化方法は、例えば図16a及び図16bに示したデータ処理シ ステム等によって容易に実施することができる。これらのデータ処理システムは プロセッサ210を含んでおり、このプロセッサ210が、以上に説明した方法 を実施するためのプロノージャを実行する。このデータ処理システムは更に、図 1.6 aに示した例では、サンプル・パターンとディザ化パターンとの間の突 合せ処理を行なうための連想メモリ212を含んでいる。また、代わりに、テー ブル214(図16b)を使用して、図5〜図7に示したディザ化パターンを格 納しておくようにしても良い。このテーブル214は、ウィンドウ抽出サンプル を16進数に符号化したものをインデックス値として用いて、グレイ・スケール 値を参照できるようにしたものである。
このアンディザ化方法は、様々な種類の画像処理操作にその用途を持つものであ る。画像処理操作では、その作業対象の画像がより早期の段階の画像であるほど 、ないしはより早期の段階の画像の近似画像であるほど、良い結果を得ることが できる。そして、アンディザ化を行なうことによって、そのようなより早期の段 階の画像を正確に近似する。このアンディザ化方法を利用することのできる画像 処理操作の具体的な例を幾つか挙げるならば、ハード・コピー出力を得るためノ ドノド集中形ディザへの変換、グレイ・スケール・レベルのレベル数ヲ元のレベ ル数とは異なったレベル数に変更する変換、ピクセルの縦横比を変更するための 変換、そして更に、エツジ検出や、ヒストグラム・レベリング、コントラスト強 調等の処理を挙げることができる。
以上に説明した方法ないしデータ処理システムを利用して、元の寸法とは異なっ た寸法の写真や書類の画像を生成することもでき、この、元の寸法とは異なった 寸法の画像のことを、以下の説明では「スタンプ」と呼ぶ。スタンプを生成する プロセスは、スタンプ作成(stamp making)と呼ばれている。スタ ンプ及びスタンプ作成に関する更に詳細な情報が得たければ、本願の同時係属特 許出願でありその発明の名称を[データ処理システムにおけるドキュメント操作 (Docua+entManipulation in a Data Pro cessing System ) Jとした、米国特許第07/2・1541 9号を参照されたい。上で説明した方法は、それに対して僅かな変更を加えるだ けで、スタンプの生成が可能な方法となる。図9には、線画画像部分とディザ化 画像部分との両方を含んでいる画像の一例を示した。本発明のスタンプ生成方式 を採用すれば、然るべき変更を加えたアルゴリズムを次々と反復して実行するこ とにより、図10aに示した、元の2分の1の大きさとしたスタンプ、図10b に示した、元の4分の1の大きさとしたスタンプ、そして、図10cに示した、 元の8分の1の大きさとしたスタンプを生成することができる。また更に、その 他の寸法のスタンプを生成することもできる。好適実施例では、1回のステップ ごとに元の画像の2分の1に縮小した画像を生成するという方式で処理を行なう ようにしている。このプロセスを反復して適用することによって、2分の1の大 きさのスタンプ、4分の1の大きさのスタンプ、8分の1の大きさのスタンプ、 そして以下同様に、次々と更に小さなスタンプを生成して行くことができる。以 下にこの方式の具体例を説明するが、この具体例では、以上に説明した方法と同 様に、ディザ化のためのスレショルド値アレイに4×4のアレイを使用しており 、また、図1に示したサンプル・ウィンドウ2と同一形態のサンプル・ウィンド ウを使用している。
このスタンプ生成方法では、ウィンドウ抽出サンプル3の中の4個の内側ピクセ ル(図1において夫々rPJ、rdJ、rgJ、rhJで表わしたピクセル)を 取り出し、それら4個のピクセルに対応した1個の出力ピクセルを発生する。
サンプル・ウィンドウの中のピクセルの個数は、要求計算量を減少させることが できるように、またルックアップ・テーブルのサイズを小さくできるように制限 しである。サンプル領域のうちの、この内側領域は2×2領域であり、一方、出 力は1×1領域である。従ってこのことから明らかなように、出力は線縮小率に して2分の1の大きさに縮小される。
このスタンプ生成アルゴリズムでは、先ず最初に、ウィンドウの中のピクセル・ パターンが、グレイ・スケールをディザ化した部分から取り出されたパターンで ある可能性が高いか、それとも線画から取り出されたパターンである可能性が高 いかを判定する。そして、そのウィンドウ抽出サンプルが、グレイ・スケールを ディザ化した部分から取り出されたものである可能性が高いと判定されたならば 、ディザ化によって生成されたと思われるそのサンプル・ウィンドウのパターン を発生する元となった可能性のある、そのパターンに対応したグレイ・スケール 値を、上で説明した方式と同じ方式を用いてめる。このグレイ・スケール値がめ られたならば、4個の内側ピクセルに再ディザ化を施して、1個の出力ビクセル を生成する。この再ディザ化をどのように行なうかについては、後に詳細に説明 する。一方、ウィンドウ抽出サンプルに包含されているビクセル・パターンが、 線画のパターンである可能性が高いと判定された場合には、4個の内側ビクセル rPJ、rdJ、「g」及びrhJと、それらに隣接してそれらを囲んでいる8 個のピクセルraJ、rbJ、rcJ、reJ、rfJ、riJ、「j」及びr kJとを比較する。そして、この比較結果に基づいてシステムは然るべき出力を 生成する。
線画部分に対して一般的に適用する方式は次のようなものである。先ず、ウィン ドウ抽出サンプルの内側領域に含まれる黒ビクセルの個数をカウントし、続いて 、そのカウントした黒ビクセルの個数を、内側領域の外周に隣接している外側隣 接領域の8個のビクセルのうちの黒ピクセルの個数と比較する。そして、外側隣 接領域の中の黒ビクセルの個数が、内側領域の黒ビクセルの個数の2倍を超えて いなかったならば、出力である目的ピクセルを黒ビクセルにする。この場合に、 出力ピクセルに黒の値をイ]与して良い理由は、内側領域が、その周囲の隣接領 域よりも明るくはないということにある。尚、内側領域の黒ピクセルの個数の2 倍と外側領域の黒ピクセルの個数とが等しい場合も、出力ピクセルを黒ピクセル にすべき場合に含めている。一般的に、どちらにも取れる場合には、少数要素が 有利になるように、即ち、フォアグラウンド・カラーに該当する方の色が有利に なるように取り扱うことが望ましい。ここでは、白のバックグラウンドの上に黒 を置(という色使いをしているものと仮定して、黒に有利なように取り扱ってい るのである。もしこれと逆に、バックグラウンド・カラーを黒にしているのであ れば、どちらとも取れる場合には白ピクセルを優先するように規則を変更すれば 良い。バックグラウンドが白である場合に説明を戻して、もし、外側隣接領域の 中の黒ピクセルの個数が、内側領域の中の黒ビクセルの個数の2倍を超えていた ならば、出力ピクセルを白ビクセルにする。ただし、以上の一般的規則の適用に は1つの例外がある。それは、内側領域の中の全てのピクセルが白であった場合 には、出力領域を自動的に白ピクセルにするということである。このプロシージ ャの、線画部分を取扱う上での効果は、ソース画像の2×2の組と、それに隣接 する外側領域との間の相違を強調し、かつその強調した相違を1個の黒ピクセル ないし白ピクセルで表示することにある。
図11は、線画のための方式の3つの適用例を示した図である。ウィンドウ抽出 サンプル30の場合では、その内側領域の中にある黒ピクセルは1個であり、そ の外側領域の中にある黒ビクセルも1個である。従って、内側領域の中の黒ピク セルの個数の2倍が2個であるのに対し、外側領域(隣接領域)の中にある黒ピ クセルの個数が1個であるため、上で説明した規則に従い、出力ピクセルは黒ピ クセルとする。一方、ウィンドウ抽出サンプル32では、外側領域の中には7個 の黒ピクセルが存在しているのに対して、内側領域の中には黒ビクセルが1個し か存在していない。これは、外側領域の中には、内側領域の中に存在している黒 ピクセルの2倍以上の個数の黒ビクセルが存在しているということである。従っ てこの場合には出力ピクセルは白ピクセルとする。最後の例は、ウィンドウ抽出 サンプル34に示すように、外側領域の中に存在しているのが全て白ピクセルで あり、また、内側領域の中に存在しているのも全て白ビクセルであるという場合 である。この場合には、内側領域の中のビクセルの個数と外側領域の中のピクセ ルの個数とを比較するのではな(、上記規則の例外規定に従って、出力ピクセル を白ピクセルとする。
ウィンドウ抽出サンプルが、ディザ化によって生成されたものであると判定され た場合には、線画から取り出されたものであると判定された場合よりも、関係し てくるステップが幾分複雑なものとなる。基本的方式は、既に説明した通りであ り、先ず、ウィンドウ抽出サンプルのディザ化パターンのグレイ・スケール値を 判定し、続いて、内側領域の4111のピクセルに再ディザ化を施して、それら 4個のピクセルに対応する1個の出力ピクセルを生成するというものである。こ の出力ピクセルを選択する際には、結果的に生成される画像(目的画像)の中に おけるその出力ピクセルの位置に該当する、X位相及びY位相を考慮に入れる必 要がある。なぜならば、再ディザ化パターンは、出力光グリッドに対して位相が 固定されているからである。
ここでは、rshnk in i tJプロシージャと、rshrink2XJ ブロシーンヤという、2つのプロシージャを利用する。これらプロシージャは、 コード化してソフトウェアの形にしである。これらプロシージャが、画像の複数 本のラインを処理して行(ことにより、2分の1の大きさのスタンプの形で、デ ィザ化出力と線画出力とが発生される。上述の状況において、どのようにして再 ディザ化が実行されるのかを、これら2つのプロシージャに沿って以下に説明し て行匂尚、本明細書に添付の付録書類には、コンピュータ言語であるC言語によ ってコード化した、それら2つのプロシージャのソース・コード・リストを示し である。
以上の2つのプロシージャを実施するためのシステムは、処理を実行するために 2つのテーブルを利用する。処理に関与するそれらテーブルのうちの第1のテー ブルは、rlutJと名付けたルックアップ・テーブルである。このテーブルr lutJは、上述の方法に関して提案したテーブル(図5〜図7)と良(似てい る。このテーブルrlutJには、ディザ化によって生成された部分である可能 性のあるウィンドウ抽出サンプルの各々についての、対応したグレイ・スケール 値を格納しである。また、このテーブルrlutJの中の該当するグレイ・スケ ール値を参照する際には、各々のウィンドウ抽出サンプルを特徴付けている3つ の16進数の数字(即ち、図1の6a、6b、6c)をインデックスとして使用 するようにしである。このテーブルrlutJは更に、線画部分のビクセルの特 徴記述をも提供し得るものであり、これが可能であるのは、線画部分の出力は、 それが白ビクセルである場合にはグレイ・スケール値「0」で特徴付けることが でき、また、それが黒ビクセルである場合にはグレイ・スケール値「16」で特 徴付けることができるからである。
テーブルrlutJは、rshnk j n i tJプロシージャの中で初期 設定される。テーブルrlutJは、4096個のエントリを含んでおり、ウィ ンドウ抽出サンプルが取り得る212通り(2”=4096)のビット・パター ンの全てに対して、夫々1つずつのエントリが用意されている。rshnk i n i tJプロジーツヤは、先ず最初に、テーブルの各スロットにおける40 96通りのパターンの各々について、線画部分に対応する「0」または「16」 という値を置く。
rshnk in i tJプロシージャは、線画部分を判定するために、ウィ ンドウ抽出サンプルの内側領域の中にある黒ビットの個数と、そのウィンドウ抽 出サンプルの外側隣接領域の中にある黒ビットの個数とをカウントし、それらカ ウント値についての比較を行なう。そして、外側領域の中の黒ビットの個数が内 側領域の中の黒ビットの個数の2倍を超えていなかったならば、該当するテーブ ル・エントリに「16」という値を入れて黒ピクセルであることを表示する。一 方、外側領域の中に、内側領域の中の黒ビットの個数の2倍を超える個数の黒ピ クセルが存在していたならば、白ビクセルであることを表示する「0」という値 をそのテーブル・エントリの中に入れる。更に、内側領域の中のビクセルの全て が白ピクセルであったならば、外側領域の黒ピクセルの個数のいかんにかかわら ず、そのテーブル・エントリの中に「0」という値を入れる。以上から明らかな ように、このコードは、先に説明した、線画部分に適用するための規則を適用す るものである。また、ここでは、この規則を4096個のエントリの全てに適用 し、従って、たとえあるエントリが、実際にはディザ化によって生成された部分 である可能性の高いパターンに対応したエントリであっても、それに構わずに適 用する。
テーブルを、各サンプル・パターンに対応する適切な線画特徴化を行って満たし 、続いてシステムは、ディザ化によって生成された部分のサンプル・パターンで ある可能性が高いと思われるパターンについて、そのパターンに対応したグレイ ・スケール値を、このテーブルの中に上書きする。この処理は、riniJプロ シージャに実行させるようにしている。付録書類に示したコードから明らかなよ うに、riniJプロシージャは、1つのパラメータを受け取り、このパラメー タは、変数rnewent ryJに関連して利用されるインデックス(ind ex)である。パラメータrindexJは、サンプル・パターンを符号化する 16進数の数字で構成されている。riniJプロシージャは、インデックスで 、テーブル・エントリに、[newentryJと等しいグレイ・スケール値を 付与し、また、r4095Jからインデックスの値を引いた値に対応したテーブ ル・エントリに対して、「16JからrnewentryJの値を引いた値をグ レイ・スケール値として付与する。riniJプロシージャをこのようにしであ るのは、テーブルは、その一方の半分と他方の半分とが互いに対称であることか ら、その対称性を利用してプログラム・リストを短くしているのである。更に、 rnewentryJは、解釈上の曖昧性を解消するために、図7に示したよう にして、偶数のグレイ・スケール値しか取らないようにしである。
テーブルrlutJは、そのとき調査しているサンプル・ウィンドウの、そのウ ィンドウ・パターンに対応するグレイ・スケール値が、いかなる値であるかを判 定するために使用するテーブルである。そのウィンドウ・パターンが、線画から 採取されたものである可能性の高いパターンである場合には、その出力は、グレ イ・スケール値の形の「0」または「16」という値であり、目的画像のX位相 及びY位相のいかんにかかわらず、ピクセルは白ピクセルか黒ピクセルに再ディ ザ化する。一方、そのウィンドウ・パターンが、ディザ化によって生成された部 分のパターンである可能性が高い場合には、グレイ・スケール値(即ち、図7の 表に示した、統合して簡明化したグレイ・スケール値)に基づいて再ディザ化が 行なわれ、ディザ化出力が生成される。
rshrink2XJプロシージャがどのようにして出力を発生するのかを完全 に理解するためには、その前に先ず、このプロシージャが使用する第2のテーブ ルについて理解しておく必要がある。この第2のテーブルはransbytJと 名付けた4X17のアレイである。このransbytJは、4つの個別のテー ブルから構成されたものと考えるのが最も分かりやすい。それら4つのテーブル は、その1つ1つが、4×4のディザ化によって生成されるパターンの、垂直方 向の各位相(即ち、各々の横列)に対応している。またそれらテーブルの各々は 、テーブル・エントリのインデックスの値に等しいグレイ・スケール値を有する ピクセルから成る4×8領域に対して、先に説明したスレショルド値アレイを適 用したときに、それによって生成されるディザ化パターンの一連のビットを保持 する。このアレイの中の各エントリは、16進数の2つの数字(16進数の数字 は、その1つがバイナリ・ビット4個に対応する)から成り、従って、1バイト (8ビツト)に相当している。それらエントリは、グレイ・スケール値と、ディ ザ化パターンの対応する横列(出力のY位相という)とに従って格納されている 。
それゆえ、出力ラインが、第0ライン、第4ライン、第8ライン、第12ライン 11.である場合には、第1粗目の17の出力バイト・パターンが使用され、ま た、出力ラインが、第1ライン、第5ライン、第9ライン、第13ライン191 .である場合には、第2粗目が使用され、以下、同様とされる。
第1テーブルの中の第1番目のエントリは、グレイ・スケール・レベルが「0」 のピクセルから成る4×8領域に、スレショルド値アレイを適用したときに得ら れる第1横列を表わしている。同様に、この第1番テーブルの中の第2番目のエ ントリは、レベル1のピクセルから成る4X8領域をディザ化して得られるパタ ーンの第1横列を表わしている。更に同様にして、第2番テーブルの中の第2番 目のエントリは、レベル1のピクセルから成る4×8領域をディザ化して得られ るパターンの第2横列を表わしている。尚、偶数のレベルのグレイ・スケール値 に対応したエントリは全て「0」にしてあり、これによって、ransbytJ は、解釈上の曖昧性を解消するための図7の凝縮した方式に即したものとなって いる。
以上のransbytJテーブルの理解の上に立って、続いてrshrink2 XJプロシージャに重点を置いて説明して行く。既述の如く、このrshrin  k 2 XJプロシージャは、縮小スタンプの中のディザ化ビットを生成する 上で決定的な役割を果たすプロシージャである。このプロシージャへは、幾つか のパラメータが受け渡される。第1に、4つのライン・ポインタがパラメータと して受け渡される。これらライン・ポインタの各々は、ソース画像の中の夫々別 々のラインを指し示す。更に詳しくは、それらライン・ポインタのうち、ポイン タ「toppJと、ポインタrbottJとは、夫々、rshrink2XJブ ロン−ジャが圧縮処理を施そうとしている2本のライン(ライン対)のうちの、 上側(top)ラインと下側(botto+*)ラインとを指し示す。また、ポ インタrabovJは、上側ラインのすぐ上のラインを指し示し、ポインタrn extJは、下側ラインに続く次の(下側ラインのすぐ下の)ラインを指し示す 。rshr 1nk2XJプロシージヤには更に、出力光(destinati on)ライン・バッファについてのライン・ポインタrdestjがパラメータ として渡される。そして、このプロシージャへ渡される最後の2つのパラメータ は、rnJとrlevm。
d4Jとであり、これらのうち、パラメータrnJは出力光ラインの中のキャラ クタの個数を表わし、パラメータrlevmod4Jは出力先7泣相を表わすパ ラメータである。
ウィンドウの移動と、サンプル・ウィンドウの中のビットの処理とは、画像のバ イナリ・データの順序付けを考慮に入れて行なわねばならない。バイナリ画像デ ータの順序付は方式には、広く採用されている2つの方式がある。第1の方式は 、画像のピクセルのうち、8個のビクセル1組のうちの最左端のピクセルを、1 つのバイトの最下位ビット位置にくるようにする方式である。これに対して第2 の方式は、その1組のピクセルのうちの最左端のピクセルが、そのバイトの最上 位ビット位置にくるようにする方式である。これらいずれの方式でも、ラインの 順序付けは最上段のラインから最下段のラインへという順序であり、また、8個 のピクセルから成る組が連続して左から右へ連続したバイトの形に詰め込まれる 。いずれの方式が適当であるかは、採用しているハードウェアの構成の如何によ って決まってしまう。本明細書では第2の方式を採用しているものとして説明を して行く。
rshrink2XJプロシージャは、ソース画像を目的スタンプへ変換する処 理を行なうために、一度に4本のラインを調べて行く。それら4本のラインは夫 々、rabovJ、rtoppJ、rbottJ、それにrnextJで示され ているラインである。更に詳しく説明すると、このプロシージャは、それらポイ ンタが指し示しているラインの各々から、連続する2バイトずつを取り出して保 持する。このとき、rabovJラインから取り出した現在バイト・ペアは、変 数rwaJの中に保持するようにしている。また同様にして、ポインタrt。
pp」とポインタrbottJとが指し示している夫々のラインから取り出した 夫々の現在バイト・ペアは、夫々、変数rwtJの中と変数rwbJの中とに保 持するようにしている。そして、ポインタrn e x t Jが指し示してい るラインから取り出した現在バイト・ペアは、変数rwnJの中に保持するよう にしている。
付録書類に示したコードから明らかなように、rshrink2XJプロシーン ヤは、それら4本の夫々のラインから取り出したデータを処理して、その中から 複数の出力ビットを選択するための複数のバイトを決定する。付録書類のコード ・リストの中では、それら複数のバイトを「bO」から「b7」で表わしている 。また、それらバイト(即ち、バイトbO〜バイトb7)の各々から1ビツトを 選択する。どのビットを選択すべきかは、出力バイトのX位相によって決まる。
続いて、この組立て(composition)は1つの出力バイトを生成する 。このプロセスを4本のライン沿って続けて行き、そして更に、次々と後続のラ インの組を処理して行き、全ての出力バイトの生成を完了するまで処理を続ける 。
rshr 1nk2XJプロシージヤがどのように処理を進めて行(かについて より明確に把握するためには、付録書類の中のコードを考察するのが良い。この コードが表わしているように、変数rwaJ、rwtJ、rwbJ、及びrwn Jを、先ず最初に、rabovJ、rtoppJ、rbottJ、それl:rn ext」によって示されている夫々のラインの中の、先頭の2バイトに割当てる 。続いて、それら4本のラインからのそれらワードのデータを、iをインデック スとしたrfor ]oopJの中で処理して行く。このrfor 1oopJ は、i=nになるまで、データの処理を反復して実行する。ここで変数rnJは 、rshrink2XJプロシージャへ渡されるパラメータであって、発生すべ き出力バイトの数を示している。このループは、1同案行される度に1つの出力 バイトを発生するため、nの出力バイトが発生されたときにiはnと等しい値と なる。
このループの中では、最初にバイトbO,bl、及びb2を取り出す。これらの バイトから、出力バイトの最左端の3つのビットが選択される。これらバイトを 取り出したのち、変数「wa」、rwtJ、rwbJ、及びrwnJをシフトし て、続く4つの入力バイトを取り込む。このとき、それらを左へ8ビツト分、即 ち1バイト分シフトする。従って、これら変数の最左端のバイトはシフト・アウ トされ、一方、新たなバイトがこのワードの右側のバイトにシフト・インされる 。このシフトが完了したならば、続く次の4つの出力バイトをそこから選択する ところのバイトを取り出す。具体的にはバイトb3、b4、b5及びbOを取り 出す。
これらのバイトの選択が完了したならば、このシステムは次のシフト操作を実行 し、このシフト操作では、変数をラインに沿って左へ1バイト分シフトする。
この第2のシフトが完了したならば、最後のバイトであるバイトb7を取り出す 。
最右端の出力ビットは、このバイトb7から選択する。尚、以上の2つのシフト 操作のいずれにおいても、現在ソース・ラインのライン末端に到達した場合には 、ポインタをライン2本分ずつインクリメントして、ソース画像の新たなライン を処理できるようにする。一方、ライン末端に到達していなければ、以上に説明 した通常のシフトを行なう。
それらの中からビットを選択すべき、全てのバイトを選択したならば、このシス テムは出力バイトの組立てを実行し、その際に、選択したバイトの各々から1ビ ツトずつを選択する。この選択操作は、それらバイトの各々と、特定の1つのビ ット位置を選択するためのマスクとの間のANDを取ることにより行なう。
取り出されるバイトbO〜b7は、その各々が、ディザ化によって生成されるパ ターン(ディザ化パターン)を含んでいる。出力バイトの組立てを行なうステッ プで、そのディザ化パターンの中から然るべきピクセルを選択する。ディザ化パ ターンのバイトの選択がどのように行なわれるのかを理解するためには、バイト bO−b7に値を割当てる夫々の割当ステートメントがいかなるものであるかを 知る必要がある。それら割当ステートメントの一般的なパターンは、取り出すバ イトを、ポインタ「p」によって指される値にルックアップ・テーブルの値を加 えた値に対応したものにするというものである。ポインタ「p」はransby t」テーブルの中の4つのテーブルのうちの1つを指すものである。ルックアッ プ・テーブルrlutJは、アクセスされたならば、インデックスによって表わ されるウィンドウ抽出サンプル・パターンに対応したグレイ・スケール値を発生 する。即ち、ポインタ「p」の値にこのルックアップ・テーブルの値を加えた値 は、ransbytJの4つのテーブルのうちの1つのテーブルの中の特定の1 つのエントリを明示する。ルックアップ・テーブルに対するインデックスとして 機能する論理ステートメントは、1つの特定のウィンドウ抽出サンプルを参照す る。これらの論理ステートメントが、ウィンドウ抽出サンプルをどのようにして 組立てるかを説明するためには、具体的な例に即して説明するのが良いと思われ る。
ルックアップ・テーブルへのインデックスとして機能する論理ステートメントに よって、ウィンドウ抽出サンプルのサンプル・パターンがどのようにして組立て られるのかを説明するための好適な具体例は、バイトb4のための値を取り出す ステートメントであろう。尚、説明を分かり易くするために、図12に、4本の ラインから取り出したワードを集めて図示した。ここでシステムが行なうべきこ とは、図1に示したようにビットが位置しているウィンドウ抽出サンプル3に対 して、グレイ・スケール値を判定することである。コードが示しているように、 変数rwaJを右へ6ビツト分シフトし、マスクramJとの間のANDを取る 。
このシフト及びAND演算の効果を理解するには、図131を参照するのが良い 。
図13aにはrwaJの初期値が示されている。このrwaJを右へ6ビツト分 シフトしたならば、rwaJのビットのうち、ウィンドウ抽出サンプル3に寄与 しているビットが右へ6ビツト分シフトされてワードの最右端の2つの位置を占 めるようになる。続いて、このシフトを施した後のrwaJと、最右端のそれら 2つのビットを選択するマスクramJとの間のANDを取る。以上の結果とし て、ビット・シフト及びマスク処理を施した後のrwaJは、図13aに示すよ うに、最右端の2つの位置にあるビットraJとビットrbJとを除いて、残り の全てが「0」であるという構成のものとなる。
バイトb4のための値を取り出すコードの中のステートメントは更に、シフト及 びマスク処理を施したrwaJと、シフト及びマスク処理を施したrwtJとの 間のORを取ることを示している。rwtJの初期の値は、図13bに示した通 りである。この初期の値を右へ3ビツト分シフトすることによって、ウィンドウ 抽出サンプル3の中に位置しているビットの夫々の位置がシフトされる。続いて 、このシフトを施した後に、マスクrtmJを用いてマスク処理を施す。このマ スクrtmJによって、ウィンドウ抽出サンプル3の中に位置しているビットだ けが選択され、その他のビットは選択されない。以上の結果、シフト及びマスク 処理を施したrwtJは、ウィンドウ抽出サンプル3の中に位置しているビット 以外は、全て「0」のビットから成る構成のものとなる。
4本のラインから選択したワードのうちの残りのワードにも、シフト及びマスク 処理を施し、そして、上で説明したものとORを取ることにより、完全なウィン ドウ抽出サンプルが得られる。rwbJに対するシフト及びマスク処理は図13 Cに示した通りであり、rwnJに対するシフト及びマスク処理は図13dに示 した通りである。また、シフト及びマスク処理を施した後のそれらワードの全て の間のORを取った結果は、図13eに示した通りである。最終的には、ウィン ドウ抽出サンプルの中に存在していたビットの全てが、2バイトの長さの1つの ワードの中に組み込まれることになる。このワードの中でそれらビットが位置し ている順序は、図1について概説した際に述べた、ウィンドウ抽出サンプルから それらビットを読み出して行くときの順序と同一の順序になっている。これから 明らかなように、以上の、ソフト、マスク処理、及びOR演算によって、ルック アップ・テーブルへのインデックスとして使用するための、ウィンドウ抽出サン プルを選択することができる。ルックアップ・テーブルでは、このウィンドウ抽 出サンプルを、このウィンドウ抽出サンプルに対応したグレイ・スケール値を参 照するためのインデックスとして使用する。続いて、このグレイ・スケール値と ポインタ「p」とを共に使用することによって、ルックアップ・テーブルによっ て検索されたそのグレイ・スケール値に対する適切なディザ化パターンを選択す る。このディザ化パターンから、X位相に従って、出力ビットを選択するのであ る。
ウィンドウ抽出サンプルを規定するウィンドウの、移動の仕方について説明する ために、図14aには、グレイ・スケール・レベル2のピクセルの4×11領域 に対するサンプル・ディザ化パタンを示した。尚、画像の周囲は全て「0」のピ クセルによって取り囲まれているものとし、従って、最上段の横列の上方にも、 また最左端の縦列の左側にも、「0」のピクセルが隣接しているものとする。
rshrink2XJは、先ず最初に、サンプル・ウィンドウを図14bに(破 線で)示したように位置40に位置付ける。続いて、このサンプル・ウィンドウ を2ビツト分移動させて、図14cに示したサンプル位置42へ移す。これら2 つのサンプル・ウィンドウの位置40と42とから、夫々、図15aに示したウ ィンドウ抽出サンプル41と、図15bに示したウィンドウ抽出サンプル43と が得られる。それらウィンドウ抽出サンプルのサンプル・パターンが得られたな らば、rshrink2XJプロシージャはルックアップ・テーブルrlutJ にアクセスして、それらサンプル・パターンに対応したグレイ・スケール値を判 定する。第1のウィンドウ抽出サンプル41は、その16進数表記の値がro  10」であり、従ってそのグレイ・スケール値は「2」であると解釈される。
このブロン−ジャは、こうしてグレイ・スケール値を突き止めたならば、続いて 、第2のテーブルransbytJを調べて、その中から、グレイ・スケール値 「2」かつ所与のY位相に対する、ディザ化パターンの1つの横列を取り出す。
説明の都合上ここでは、このときY位相はそのディザ化パターンの第1横列上に あるものとする。ransbytJの中の連続した4つのテーブルの各々は、図 15cに示した連続した横列のディザ化パターンを保持している。従って、第1 テーブルの中の、インデックスのグレイ・スケール値の2に対応したエントリは 、その16進数表記の値が「88」であるディザ化パターンの横列を保持してい る(尚、ディザ化パターンの第1の部分38aはこの16進数表記の値のうちの 1つの数字を、そして第2の部分38bは16進数表記の値の第2の数字を定め ている)。第2テーブルと第4テーブルとは各々、グレイ・スケール・インデッ クス2に対して16進数表記値「00」を有するこのディザ化パターンの横列を 保持している。そして、第3テーブルは、グレイ・スケール・インデックス2に 対する16進数表記値「22」を有するディザ化パターンの横列を保持している 。
この具体例の場合、rshr 1nk2XJプロシージヤは、bOに対して、デ ィザ化パターンの第1横列と等しい値を割当てる。また更に、ウィンドウ抽出サ ンプル43 (16進数表記ではr804J)は、そのグレイ・スケール値が「 2」であるものと解釈される。従って、blにも、図15cに示したレベル「4 」のディザ化パターンの第1横列が割当てられる(出力のY位相は上述の如くで あるとする)。既述の如く、このプロセスは、この種のディザ化パターンのバイ トを8個取り出し終るまで、続けて実行される。そして、取り出されたバイトは 、bO〜b7とラベル付けされる。
rshrink2XJプロシージャは、それら8バイト、bO〜b7を全て収集 したならば、出力バイト241(図17)の組立てを行なう。これについて詳し く説明すると、先ず、ビット243’ (最上位ビット)を、bOからのビット 243の値を持つように選択し、第2ビツト245°を、blからのビット24 5の値を持つように選択し、第3ビツト247′を、b2からのビット247の 値を持つように選択し、以下同様にして出力バイト241を完成する。この具体 例の場合では、図15Hに示したサンプル・ウィンドウ41に対応した出力は、 Y位相が1であるものとすれば、図15cに示したディザ化パターンの中の、位 置45にあるビットである。このビクセルは黒ビクセルである。同様にして、第 2のウィンドウ抽出サンプル・パターン43(図15b)に対応した出力は、位 置47(図150)にあるビットであり、それは白ビクセルである。このように して行なう出力バイトの組立てを、付録書類のリストの中では、rdestJが 指しているバイトへ値を付与するステートメントで表わしている。「++」は、 続いてこの出力先ポインタをインクリメントすることを表わしている。
従って、以上のスタンプ作成プロセスは、幾つかのステップにまとめることがで きる。それらステップを図18のフローチャートに示した。先ず最初に、変数及 びテーブルを初期設定する(ステップ259)。続いて、12個のビクセルから 成るサンプルを採取する(ステップ260)。ルックアップ・テーブルの中のグ レイ・スケール値を参照することによって、そのサンプル・パターンに対応した グレイ・スケール値をめる(ステップ262)。線画部分もグレイ・スケール値 として(即ち、値「0」または値「16」として)取り扱われる。続いて、その サンプルのグレイ・スケール値に対応した、8ビット幅ストリップのディザ化パ ターンを選択する(ステップ264)。この8ビット幅ストリップを選択する際 には、出力のY位相に基づいてその選択を行なう。この8ビット幅ストリップか ら、rX mod 8Jによって定められたX位相に基づいて、出力ビクセルを 選択する(ステップ266)。システムは、それが完了したか否かを調べる(ス テップ267)。もし完了していなかったならば、システムは、次のウィンドウ 抽出サンプルを対象として、ステップ260〜267を反復実行する。
以上の説明では、このスタンプ作成方法を、特にソフトウェアによって実施する 場合について説明した。しかしながら、この方法は、ハードウェアで実施する、 二とも可能である。ハードウェアで実施する場合の簡明な方式の1つは、4つの 入力ラインのストリームを1組のゲートによって取り扱うという方式である。そ れらゲートによって、サンプル・ウィンドウの中の連続したビットのパターンを 次々と切り出して行く。次に、それらゲートによって、取り出したサンプルから 、ピクセル毎に処理して行く方式で、然るべき目的ラインである出力ラインを決 定するようにする。
以−Fに説明したスタンプ作成方式は、縮小スタンプを生成するための方式であ ったが、この方式を、縮小画像ばかりでなく拡大画像をも生成する方式へと一般 化することも可能である。この一般化した方式によれば、ソース画像を、それと は異なった大きさの、しかもX方向の寸法とY方向の寸法とで夫々に異なった寸 法ともなり得る目的画像へ、「サイズ変更」することができる。この一般化した 方式では、先ず、ソース・グリッドと出力光グリッドとを規定する。そして、そ れら2つのグリッドを重ね合わせて、全てのソース・ピクセルが使用されるよう にし、また、1つのソース・ピクセルの各々の部分が、夫々に、1つの、しかも ただ1つだけの目的ビクセルへ移されるようにする。
図19はこの一般化した方式を説明した図である。画像縮小を行なう際には、図 中に232で示した目的ピクセルの各々が、全体として1個分を超えるソース・ ピクセル230を包含することになるため、必然的に目的ピクセルの各々が、2 個以上のソース・ピクセル230から寄与を受けることになる。図19には、こ の場合の出力光グリッド222を、ソース・グリッド220の上に重ねて示しで ある。
画像拡大を行なう際には、目的ピクセル234の各々が、全体として1個分に満 たないソース・ピクセル230から生成されることになる。図19に示したよう に、出力光グリッド224とソース・グリッド220との重なり方は、各々の目 的ピクセル234がカバーするソース・ビクセル230が1個分に満たないよう な重なり方であるが、しかしながら、それにもかかられず、1個の目的ピクセル が2個以上のソース・ビクセルから寄与を受けることがあり得る。尚、縦横比を 変更する際には、出力光グリッド226を、目的ピクセル236が異なった複数 のソース・ピクセル230の夫々の部分からの寄与を受けられるようなグリッド にする。
画像の寸法変更を行なう際には、先ず最初に、目的ピクセルの1つ1つについて 、その目的ピクセルが、線画ビクセルとして表示すべきものか、それともグレイ ・スケール・ビクセルとして表示すべきものかを判定する。この判定は、その寄 与する複数のソース・ビクセルの重み付は投票方式で行なう。続いて、この投票 結果は、寄与するソース・ピクセルの全てに焦点をあわせ、この種類の寄与分( 即ち、線画としての或いはグレイ・スケールとしての)を重み付は平均値に提供 する。最後に、もしその目的ピクセルが、線画を表わすべきビクセルであると判 断された場合には、部分的な「16」と部分的な「0」との最終的重み付は平均 値を、それが成るスレショルド値、例えば「8」、を超えているか否かに応じて 「16」または「0」にしてしまう。
以上、本発明をその好適実施例に関して具体的に図示し説明してきたが、当業者 には容易に理解されるように、本発明の概念並びに添付の請求の範囲に明示した 本発明の範囲から逸脱することなく、様々な形態上の変更並びに細部に関する変 更を加えることが可能である。例えば、画像を縮小してスタンプを作成する際に 、好適実施例に関して説明した具体的なソフトウェアに、必ずしも従う必要はな い。当業者であれば、それとは別の様々なソフトウェアによる方式にも容易に想 到するであろう。更にはディザ化アレイについても、4X4以外の大きさのアレ イを使用することが可能である。別の大きさのアレイの主な一例は、8×87レ イである。ただし、8X8アレイは、4つの4×4グリツドから構成されている ものとみなすことができる。それら4つのグリッドが夫々に生成するディザ化サ ンプルは、単一の4×4グリツドが生成するものと同じ小さなディザ化サンプル である。
更に別の実施例としては、サンプル・ウィンドウに関するものがある。即ち、上 に説明したものとは異なったサンプル・ウィンドウ形態とすることも可能である 。ただしその別形態のウィンドウ形態が、いずれかの1つの方向にでも、ディザ 化アレイのパターン1つ分収上の長さに互って延在するものである場合には、デ ィザ化パターンの認識不能という種類の誤りが発生する可能性が高くなる。その 種の誤りが発生する可能性が高くなる原因は、ディザ化パターンとの間に一致を 得るためには、広い領域に亙ってディザ化を正確に一様に行なうことが必要にな るにもかかられず、たとえグレイ・レベル1つ分の遷移でもあると、一致が得ら れないことがある。更には、ウィンドウの大きさを異ならせた場合には、「1u tJの大きさも、それに合わせて変更しなければならない。
更に別の実施例としては、採用するディザ化アルゴリズムの種類に関するものが ある。上で説明した好適実施例では、ドツト分散形ディザ法を採用していた。
これと異なった、様々な種類のディザ化アルゴリズムを使用することも可能であ る。ただし、ドツト分散形ディザ法は、最適な種類のディザ法であるように思わ れる。なぜならば、ドツト分散形ディザ法によって発生されるパターンは、文字 フォント、線、または白と黒の版下には、殆ど存在することのないパターンだか らである。
更に別の実施例としては、データの取扱いを有利に行なえるようにするための画 像データ圧縮に関するものがある。典型的な画像圧縮方式では、1次元ないし2 次元のコヒーレンスを利用しており、即ち、コヒーレンスに基づいて次にくるも のを予測するようにしており、それによって、平均すれば、多くの場合に、圧縮 画像を構成するバイトの個数が、ピクセルを1つ1つ個別に取扱う伸張画像のバ イト数よりも少なくなるようにしている。ところが、ディザ化画像、即ち、ディ ザ化によって生成された部分を含んでいる画像では、黒と白との間の(即ち、「 1」と「0」との間の)転換が非常に多いため、特別な圧縮/伸張方式が必要と なる。その1つの方式は、ある点に存在するものが、その直前に存在していたも のと同一である可能性が高いということを利用するが、ただし隣り合ったビクセ ルの間でそれを利用するのではな(、左側のディザ化パターン1つ分の幅の領域 に何が存在していたか、及び/または、上側のディザ化パターン1つ分の高さの 領域に何が存在していたかということに関して、それを利用するという方式があ る。この方式は、線画に関しても良好に機能する上、符号化処理と復号化処理の いずれに関しても簡明にして高速な方式となる。
この方式を利用した符号化の方法を、以下に、ディザ化パターンの大きさが4× 4である場合について説明する。ただし、この方法は、その他の大きさ、ないし その他の形状のディザ化パターンに適するように変更することも容易である。
先ず最初に、ラインを一度に4つずつ、画像の全体の最上段のラインから最下段 のラインへ向けて、採取して行くようにする。更に、こうして得られ−るライン 4つ分の高さの水平方向に延びるストライブの各々を分割して、4バイト幅(ピ クセル32個分の幅)の大きなかたまり208(図20a)にする。こうして作 られた、高さがライン4つ分で幅がビクセル32個分のかたまり208の各々を 、ここではr4 X 32Jで表わすことにし、また、このr4 X 32Jを 更に、図20aに示したように、4つのより小さな4×8のかたまりへと分割す る。
続いて、各々の+4 x 32Jを、まず、4つの双ビットから成る1バイトの ヘッダで符号化する。それら4つの双ビットは、その1つ1つが+4X8Jのピ クセルのかたまり(即ち高さがライン4つ分で幅が1バイト分)の各々に対応し ている。
00 その+4X8Jは、−面のバックグラウンドである。
01 その+4X8Jは、上部の+4X8Jと完全に同一である。尚、画像の最 上段の「上部」には、デフオールドとしてバックグラウンドが存在しているもの とする。
10 その+4X8Jは、左隣の+4X8Jと完全に同一である。
11 その他(その+4X8Jは分解される)。
尚、「バックグラウンド」は、0と1とのいずれかから始まる。そして、近い過 去において+4X8Jが一面非バツクグラウンドであった回数が、−面バツクグ ラウンドであった回数を超えたならば、自動的に切り換わるようにしておけば良 い(ただし、符号器及び復号器も同一の切り換え規則に従うようにしておく必要 がある)。また、画像の左側辺上においては、左隣のバイトないし左隣の「4× 8」のアイデンティティを使用してはならない。その理由は、重なる(wrap −around)空間コヒーレンスの確率が低いからではな(、復号化を行なう 時点では、復号化された左側コンチクストが未だそこに存在していないからであ る。
各r4 X 32Jのヘッダの後には、夫々の分解要素が(もしあれば)続いて おり、それら分解要素の各々は、(1)4つの双ビットのサブヘッダであり、そ の1つ1つが各々のバイトに対応しており、以下のように、00 そのバイトは 、−面バツクグラウンドである(上で述べた通り)01 そのバイトは、上部の バイトと完全に同一である10 そのバイトは、左隣のバイトと完全に同一であ る(上で述べた例外がある) 11 その他:そのバイトは以下の通りである(即ち「明示的」バイト)である 4つのバイトと、(2)明示的(explicit)バイト(もしあれば)とを 包含している。
図20bは、以上を具体的に説明するための図である。この図20bには一例と して、4つのバイト(1)〜(4)を示してあり、それらバイトは、圧縮ファイ ルのトップからボトムへの順番となっている。第1バイト(1)は、各々が「0 0」という値の2つの双ビットを含んでいる。従って、2つの+4X8J (高 さがライン4つ分で幅がピクセル8個分)が、−面バツクグラウンドとなってお り、即ち上で説明したように、−面「0」か、または−面「1」となっている。
更に、その次の、値が「11」の1つの双ビットが、分解(decompose ) L/て示されている+4X8Jが1つ存在していることを表わしている。更 に、バイト(1)の最後の双ビット「01」によって、上部の+4X8Jと同一 の+4X8Jが1つ存在していることを表わしている。バイト(2)は、roo Jという双ビツト値を1つ含んでいる。この双ビットは、−面バツクグラウンド の+4X8Jが1つ存在していることを表わしている。この双ビットに続く、各 々が「11」という値を持つ2つの双ビット501.503は、明示的画像デー タの+4X8Jが2つ存在していることを表わしている。更にバイト(2)の最 後の双ピント「10」は、左隣のバイトと同様の+4X8Jが1つ存在している ことを表わしている。従って、バイト(3)は、バイト(2)の中の、第1の「 明示的」バイト501と完全に同一のビット・パターンを保持している。更に、 バイト(4)は、バイト(2)の中の、もう1つの明示的バイト503のビット ・パターンと完全に同一のビット・パターンを含んでいる。
尚、更にその他の種類の、同様の圧縮/復元方式も、本発明に使用できることが 理解されよう。
以上の様々な別実施例もまた、本発明の範囲に包含さるべきものである。
^pp醪り工× (付録書類) tel Copyright +990 uanl Laboratories  Inc−/* mask% rot four parts or +2−b l+ ntu++b*r to 1ook utr In lυIfコ@動/ unslin*d 5hart as * 0110031 Lm c 0x0 3C3bm 100w3Cすna m 0xCOOl/・fetchbyter toIauMchrightmostoutputbitulllbeplck ad傘/b711苧(p+Iu[uf1ン>A&aIIItut>ン5&Im+ 、ub)ン11baiun(<2&nn));fc) CoPyrlQh口?9 0υan9 Laboralorlas 11’le+プレイ・スケール・レベ ル1 FIG、 8a FIG、 8b FIG、 8c FIG、 9 FIG、 13d FIG、 13a FIG、 13b P=4とする 16進数=010 16進数=804 グレイ・スケール値;2 グレイ修スケール値竺2FIG、 15o FIG、  15b FIG、15c FIG、曹6a FIG、16b FIG、 20b 開始 FIG、旧 補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成 5年 7月12日

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ディザ化表示の画像を連続階調表示の画像に変換する方法において、a)前 記ディザ化表示の画像の複数の領域を、それら複数の領域がそこから生成された であろう、考えられる複数の連続階調表示を識別する所定の複数のピクセル・パ ターンとの間で比較する、比較ステップであって、前記複数の領域の各々につい て、その領域に対応して少なくとも1つの連続階調表示を提供する、比較ステッ プと、 b)前記ディザ化表示の画像の前記複数の領域の夫々に、対応した連続階調表示 を割当て、連続階調表示の画像を生成する、割当てステップであって、前記複数 の領域の各々について、その傾城に割当てる連続階調表示を、前記比較ステップ によって提供される対応した複数の連続階調表示のうちから選択する、割当てス テップと、 を含んでいることを特徴とする方法。
  2. 2.前記比較ステップ及び前記割当てステップがデータ処理システムによって実 行されることを特徴とする請求の範囲第1項記載の方法。
  3. 3.前記所定の複数のピクセル・パターンが、ドット分散形パターンであること を特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 4.連続階調表示を割当てる前記割当てステップが、1つの領域の中において一 度にピクセル1個分ずつ進行するようにしたことを特徴とする請求の範囲第1項 記載の方法。
  5. 5.ディザ化領域と線画部分とを含んでいる初期表示形態の画像を連続階調表示 の画像に変換する方法において、 a)前記初期表示形態の画像の複数の領域を、所定の複数のディザ化ピクセル・ パターンと比較して、前記初期表示形態のディザ化されていると判断された領域 をディザ化領域であると明示する、比較ステップと、b)明示されたディザ化領 域の各々について、その領域がそこから生成されたであろう、画像の連続階調表 示を識別し、その領域を、識別したその連続階調表示に変換する、識別及び変換 ステップと、を含んでいることを特徴とする方法。
  6. 6.前記比較ステップ及び前記識別ステップがデータ処理システムによって実行 されることを特徴とする請求の範囲第5項記載の方法。
  7. 7.前記所定の複数のディザ化ピクセル・パターンが、ドット分散形ディザ法に よって発生されるピクセル・パターンであることを特徴とする請求項5記載の方 法。
  8. 8.前記比較ステップが、所定の複数のディザ化パターンのテーブルを提供する ステップを含んでおり、それら所定の複数のディザ化パターンのうちには、線画 部分に対応したパターンが少なくとも1つ含まれており、それによって、連続階 調表示の画像への変換を行なう前記識別及び変換ステップにおいて、前記初期表 示形態の画像の中の線画部分に対応した所望の線画部分が生成されるようにする 、ことを特徴とする請求の範囲第5項記載の方法。
  9. 9.ディザ化領域と線画部分とを含んでいる初期表示形態の画像の一部分の中の 所与の1個のピクセルを、連続階調表示としたその画像のその一部分の中の1個 のピクセルに変換する方法において、a)前記初期表示形態の画像の中に、複数 のピクセルを囲むウィンドウを規定するステップと、 b)前記所与の1個のピクセルの、前記ウィンドウの中における位置を判定する ステップと、 c)前記ウィンドウの中の前記複数のピクセルを、所定の複数のディザ化ピクセ ル・パターンと比較して、該ウィンドウの中のそれら複数のピクセルがディザ化 領域を構成しているか否かを明示する、比較ステップと、d)前記ウィンドウの 中の前記複数のピクセルがディザ化領域を構成していると明示された場合に、該 ウィンドウの中のそれら複数のピクセルがそこから生成されたであろう、画像の 連続階調表示を識別し、前記所与の1個のピクセルを、その連続階調表示のピク セルに変換する、識別及び変換ステップと、を含んでいることを特徴とする方法 。
  10. 10.前記ステップがデータ処理システムによって実行されることを特徴とする 請求の範囲第9項記載の方法。
  11. 11.前記所定の複数のディザ化ピクセル・パターンが、ドット分散形ディザ法 によって発生されるピクセル・パターンであることを特徴とする請求の範囲第9 項記載の方法。
  12. 12.前記連続階調表示が、17レベルのグレイ・スケール表示であることを特 徴とする請求の範囲第9項記載の方法。
  13. 13.前記ウィンドウが、略々十字形のウィンドウであることを特徴とする請求 の範囲第9項記載の方法。
  14. 14.前記比較ステップが、所定の複数のディザ化パターンのテーブルを提供す るステップを含んでおり、それら所定の複数のディザ化パターンのうちには、線 画部分に対応したパターンが1つ含まれており、それによって、連続階調表示の 画像への変換を行なう前記識別及び変換ステップにおいて、前記初期表示形態の 画像の中の線画部分に対応した所望の線画部分が生成されるようにしたことを特 徴とする請求の範囲第9項記載の方法。
  15. 15.ディザ化領域と線画部分とを含んでいる初期表示形態の画像を連続階調表 示の画像に変換する方法において、a)前記初期表示形態の画像の中に、調査の ために、複数のピクセルを囲むウィンドウを規定し、その際に、選択した1個の ピクセルが、選択した位置で該ウィンドウの中に含まれているようにする、ステ ップと、b)前記複数のピクセルを、所定の複数のディザ化ピクセル・パターン と比較して、前記ウィンドウがディザ化領域であるか否かを明示する、比較ステ ップと、 c)前記ウィンドウがディザ化領域であると明示された場合に、前記画像がそこ から生成されたであろう、画像の連続階調表示を識別し、前記選択した1個のピ クセルを、その連続階調表示のピクセルに対応したグレイ・スケール値に変換す る、識別及び変換ステップと、 d)前記初期表示形態の画像の中の残りのピクセルの各々について、その残りの ピクセルが前記選択した1個のピクセルの前記選択した位置にくるように前記ウ ィンドウの位置付けを行ない、前記比較ステップ及び前記識別ステップをその残 りのピクセルに対して反復実行する、位置付けステップと、を含んでいることを 特徴とする方法。
  16. 16.前記ウィンドウが、略々十字形のウィンドウであることを特徴とする請求 の範囲第15項記載の方法。
  17. 17.前記方法の前記ステップがデータ処理システムによって実行されることを 特徴とする請求の範囲第15項記載の方法。
  18. 18.前記位置付けステップにおいて前記ウィンドウの再位置付けを行ない、そ の際に、該ウィンドウが、前記初期表示形態の画像の一連の複数のライフの各々 に沿ってその一端から他端へ向かって移動して行く一連の移動を行なうようにし 、それら複数本のラインの各々について、該ウィンドウがそのラインの他端に達 したならば、該ウィンドウをそのラインに続く次のラインの上に位置付けて、核 ウィンドウがその新たなラインの一端から他端へ向かって進んで行くようにする ことを特徴とする請求の範囲第15項記載の方法。
  19. 19.前記比較ステップが、所定の複数のディザ化パターンのテーブルを提供す るステップを含んでおり、それら所定の複数のディザ化パターンのうちには、線 画部分に対応したパターンが1つ含まれており、それによって、連続階調表示の 画像への変換を行なう前記識別及び変換ステップにおいて、前記初期表示形態の 画像の中の線画部分に対応した所望の線画部分が生成されるようにしたことを特 徴とする請求の範囲第15項記載の方法。
  20. 20.ある画像のある部分がディザ化されているか否かを明示する方法において 、 a)前記画像の前記部分の中の複数のピクセルを符号化して、複数のバイトから 成るバイト・ストリングにするステップと、b)前記バイト・ストリングを、符 号化した複数のバイトの形でメモリの中に保持してある複数のピクセル・パター ンと比較し、前記画像の前記部分の中の前記複数のピクセルが、メモリの中に保 持してあるそれら複数のピクセル・パターンのうちのいずれかと一致するか否か を判定するステップと、c)前記画像の前記部分の中の前記複数のピクセルが、 メモリの中に保持してある前記複数のピクセル・パターンのうちのいずれかと一 致している場合に、前記画像の前記部分をディザ化されているものと明示するス テップと、を含んでいることを特徴とする方法。
  21. 21.前記ステップがデータ処理システムによって実行されることを特徴とする 請求の範囲第20項記載の方法。
  22. 22.所与のディザ化方式において発生する可能性のある全てのピクセル・パタ ーンより少ないピクセル・パターンをメモリに保持しておくことを特徴とする請 求の範囲第20項記載の方法。
  23. 23.ディザ化領域と線画領域とを含んでいる初期表示形態の画像をグレイ・ス ケール表示の画像に変換するためのデータ処理システムにおいて、a)ディザ化 によって発生する複数のピクセル・パターンを保持しているメモリ領域と、 b)前記初期表示形態の画像に処理を施して該初期表示形態の画像をグレイ・ス ケール表示に変換するための処理手段であって、前記メモリにアクセスすること によって、前記初期表示形態の画像の複数の部分が夫々ディザ化されているか否 かを明示し、且つ、ディザ化されていると明示された部分の各々について、その ディザ化されている部分に対応したグレイ・スケール値を判定する、処理手段と 、 を備えたことを特徴とするデータ処理システム。
  24. 24.前記メモリ領域が連想メモリであることを特徴とする請求の範囲第23項 記載のデータ処理システム。
  25. 25.前記メモリ領域がテーブルであり、該テーブルは、ディザ化されている部 分のために処理を実行する前記処理手段に従って、該テーブルの中に保持してあ る前記複数のパターンのうちの1つが線画を提供するように構成してある、こと を特徴とする請求の範囲第23項記載のデータ処理システム。
  26. 26.データ処理システムにおいて、オリジナル画像の縮小画像における目的ピ クセルを生成する方法において、 a)前記オリジナル画像のソース領域であって内側サプ領域とその周囲の外側サ プ領域とから成るソース領域を、複数のディザ化パターンと比較し、そのソース 領域がディザ化されているか否かを明示するステップと、b)前記ソース領域が ディザ化されていると明示された場合に実行する、1)前記ソース領域がそこか ら生成されたであろうグレイ・スケール領域のグレイ・スケール値を判定するス テップと、2)前記ソース領域にそのグレイ・スケール値を割当てるステップと 、3)前記内側サプ領域に再ディザ化を施して前記目的ピクセルを生成するステ ップであって、前記内側サプ領域を、前記ソース領域に割当てた前記グレイ・ス ケール値を有する単一のピクセルと見なす、ステップと、c)前記ソース画像が ディザ化されていないと明示された場合に行う、1)前記内側サプ領域と前記外 側サプ領域とを比較するステップと、2)前記内側サプ領域の中の黒ピクセルの 個数に対する相対的な前記外側サプ領域の中の黒ピクセルの個数に基づいた値を 有する前記目的ピクセルを生成するステップと、 を含んでいることを特徴とする方法。
  27. 27.前記内側サプ領域が、4個のピクセルから構成されていることを特徴とす る請求の範囲第26項記載の方法。
  28. 28.前記外側サプ領域が、前記内側サプ領域の周囲に位置する8個のピクセル から構成されていることを特徴とする請求の範囲第27項記載の方法。
  29. 29.前記縮小画像が、線縮小率において前記オリジナル画像の2分の1の大き さのアイコンであることを特徴とする請求の範囲第26項記載の方法。
  30. 30.データ処理システムにおいて、ある画像の縮小画像を生成する方法におい て、 a)前記画像の複数の元の領域を反復調査して、それら複数の元の領域が夫々に ディザ化されているか否かを明示する、反復調査ステップと、b)前記画像の前 記複数の元の領域の、ディザ化されていると明示された領域の各々について、そ の元の領域の再ディザ化を施した縮小表示である出力領域を生成するステップと 、 c)前記画像の前記複数の元の領域のうちの残りの領域の各々について、その元 の領域のディザ化を施していない縮小表示である出力領域を生成するステップと 、 を含んでいることを特徴とする方法。
  31. 31.前記反復調査ステップが、前記画像の前記複数の元の領域を複数のディザ 化ピクセル・パターンと比較するステップを含んでいることを特徴とする請求の 範囲第30項記載の方法。
  32. 32.前記反復調査ステップが、テーブル内の参照を行なって前記複数の元の領 域の複数のピクセル・パターンに関連した複数のグレイ・スケール値を参照し、 それによって、それら複数の領域の各々について、その領域がディザ化されてい るか否かを夫々のグレイ・スケール値で表示する、テーブル内参照ステップを含 んでいることを特徴とする請求の範囲第30項記載の方法。
  33. 33.データ処理システムにおいて、画像の縮小したアイコンを生成するために 該画像に再ディザ化を施す方法において、a)前記画像の複数の領域を、複数の ディザ化ピクセル・パターンと反復比較して、それら複数の領域がディザ化を施 される前に持っていたであろうグレイ・スケール値を明示するステップと、 b)前記画像の隣接する複数の領域に、それら隣接する複数の領域に関連した複 数のグレイ・スケール値を用いて再ディザ化を施して隣接する複数の領域の縮小 されたアイコンである出力画像を生成する、再ディザ化ステップであって、その 再ディザ化の実行の間、前記複数の領域の各々を、その各領域に関連したグレイ ・スケール値を有する減少された個数のバイトと見なすようにする、再ディザ化 ステップと、 を含んでいることを特徴とする方法。
  34. 34.前記再ディザ化の間、前記複数の領域の各々を、単一のビットと見なすこ とを特徴とする請求の範囲第33項記載の方法。
  35. 35.画像の縮小したアイコンを生成するためのデータ処理システムにおいて、 a)ディジタル・プロセッサと、 b)メモリであって、 1)所与の複数のピクセル・パターンに関連した複数のグレイ・スケール値のテ ーブルであって、ディザ化パターンに対する値と非ディザ化パターンに対する値 との両方を保持しているテーブルである、第1テーブルと、2)所定の複数のグ レイ・スケール値に関連した複数のディザ化ピクセル・パターンのテーブルであ る、第2テーブルと、を格納しているメモリと、 c)画像の縮小したアイコンを生成するためのプロセッサ・プロシージャであっ て、(i)前記第1テーブルにアクセスして、前記画像のディザ化されている領 域を明示し、(ii)前記第2テーブルにアクセスして、ディザ化領域であると 明示された領域に対してグレイ・スケール値を提供し、(iii)前記画像の縮 小したアイコンが生成されるように、提供されたグレイ・スケール値に従って、 前記画像の隣接する複数の領域に再ディザ化を施す、前記プロセッサ・プロシー ジャと、 を含んでいることを特徴とするデータ処理システム。
  36. 36.ソース画像とは大きさが異なった、該ソース画像の目的のレプリカ画像を 生成する方法において、 a)前記レプリカ画像の中の目的ピクセルの各々について、前記ソース画像の中 のピクセルのうちのどのピクセルが、その目的ピクセルに寄与するのかを識別す るステップと、 b)前記レプリカ画像の中の目的ピクセルの各々について、その目的ピクセルが 、グレイ・スケール・ピクセルと線画ピクセルとのいずれの種類のピクセルとし て表示すべきかを判定し、その際に、その目的ピクセルに寄与する複数のソース ・ピクセルの重み付け投票処理を行なう、判定ステップと、c)線画ピクセルと して表示すると判定された目的ピクセルの各々について、その目的ピクセルに寄 与する複数のソース・ピクセルの重み付け平均値に従って、黒と白とのいずれか 一方の値を判定するステップと、d)グレイ・スケール・ピクセルとして表示す ると判定された目的ピクセルの各々について、その目的ピクセルに寄与する各々 のソース・ピクセルのグレイ・スケール値を判定するステップと、 e)グレイ・スケール・ピクセルである目的ピクセルに寄与する夫々のソース・ ピクセルのグレイ・スケール値と、前記ソース・ピクセルからの寄与の程度とに 基づいて、前記レプリカ画像の中の、グレイ・スケール・ピクセルとして表示す ると判定された目的ピクセルの各々に関連した、累積的グレイ・スケール値を判 定するステップと、 f)前記累積的グレイ・スケール値に基づいて前記ソース画像にディザ化を施し て、該ソース画像とは大きさが異なった前記目的のレプリカ画像を生成するステ ップと、 を含んでいることを特徴とする方法。
  37. 37.前記レプリカ画像が前記ソース画像よりも大きいことを特徴とする請求の 範囲第36項記載の方法。
  38. 38.前記レプリカ画像が前記ソース画像よりも小さいことを特徴とする請求の 範囲第36項記載の方法。
  39. 39.前記レプリカ画像の縦横比が前記ソース画像の縦横比と異なっていること を特徴とする請求の範囲第36項記載の方法。
  40. 40.ある画像のある領域がディザ化されているか否かを判定する方法において 、 a)前記領域を調査して、白ピクセルに直接隣接しているピクセルが黒ピクセル であるふうに、該領域の中の全ての白ピクセルが非連結であるか否かを判定する ステップと、 b)前記領域を調査して、黒ピクセルに直接隣接しているピクセルが白ピクセル であるふうに、該領域の中の全ての黒ピクセルが非連結であるか否かを判定する ステップと、 c)前記全ての白ピクセルが非連結であるか前記全ての黒ピクセルが非連結であ るかの場合に、前記領域がディザ化されていると判定するステップと、d)それ らのいずれでもない場合に、前記領域がディザ化されていないと判定するステッ プと、 を含んでいることを特徴とする方法。
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