JPH065059Y2 - 往復動工具 - Google Patents

往復動工具

Info

Publication number
JPH065059Y2
JPH065059Y2 JP1987091352U JP9135287U JPH065059Y2 JP H065059 Y2 JPH065059 Y2 JP H065059Y2 JP 1987091352 U JP1987091352 U JP 1987091352U JP 9135287 U JP9135287 U JP 9135287U JP H065059 Y2 JPH065059 Y2 JP H065059Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reciprocating rod
reciprocating
vertical groove
roller
rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987091352U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63201014U (ja
Inventor
修 玉那覇
俊雄 御器谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Kohki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kohki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Kohki Co Ltd filed Critical Nitto Kohki Co Ltd
Priority to JP1987091352U priority Critical patent/JPH065059Y2/ja
Priority to KR2019870014377U priority patent/KR930000314Y1/ko
Publication of JPS63201014U publication Critical patent/JPS63201014U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH065059Y2 publication Critical patent/JPH065059Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sawing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は電動モータの回転を直線運動に変換する形式の
往復動工具の改良に関するものである。
「従来の技術」 従来、電動式往復動工具において、回転運動を直線運動
に変換する駆動装置で最も多く採用されている機構に偏
心機構がある。
この偏心機構56は、たとえば第13、14図に示すよ
うに、往復動杆51が側面部後方に軸線に対して直交す
る向きに縦溝52を儲け、往復動杆51の中央部には該
往復動杆をスムーズに往復動させるために大径部53を
形成し、さらに、その前部に鋸刃、やすり等の利器を取
付ける支持溝54を軸線方向に設けた構造になってい
る。
また第14、15図に示す如く、前記偏心機構のころ5
7を、往復動杆51の縦溝52内に上下方向に摺動可能
に挿通した摺動体に嵌合し、該往復動杆の大径部53
を、工具本体の一部をなす外筒体60に設けたガイド枠
62で支承し、回転する偏心機構56によってころ57
の円運動を、往復動杆51の直線運動に変換している。
「考案が解決しようとする課題」 従前の電動式往復動工具は、往復動杆の構造が前記した
如きものであるため、使用中に鋸刃などの利器に作用す
る上下方向の大きな応力に対して中央部をガイド枠で支
承されている前記往復動杆は耐えられず、せっかくガイ
ド枠によって支承されながらもスムーズな往復動が比較
的短期間で期待できなくなるという問題点があった。
「課題を解決するための手段」 本考案は、往復動杆の先端部に取付けたのこ刃、やすり
等の利器を動力で往復動させる形式の往復動工具におい
て、前記往復動杆の中央部を工具本体の外筒体内に取付
けるガイド筒で支承し、該往復動杆の後端部の側面部に
は該往復動杆の軸線方向に直交させた縦溝を直接儲け、
該縦溝内に偏心ディスク側面に設けたころを移動可能に
嵌合させて、該ころの公転軌道面と前記往復動杆の往復
動面とを同一面上に構成すると共に、前記縦溝の後部に
設けた該往復動杆揺動抑止用の偏平突片を案内するガイ
ド面を設けた支持部材を前記往復動杆の軸線上に位置し
て前記外筒体に設ける構成を、課題を解決するための手
段とするものである。
「作用」 鋸刃等の利器を往復動杆の先端部に、固定して工具を起
動させると、往復動杆は中央部がガイド筒によって支持
され、該往復動杆の後部に設けた偏平突片は、上下方向
から支持部材のガイド面で支持されているため、切削時
において上下方向に作用する応力を上記ガイド筒と支持
部材の2箇所で受ける。また、横方向の振れはガイド筒
によって受けることにより前記利器にかかる剪断応力を
小さくし、往復動杆は横揺れすることなくスムーズに往
復動して切断や切削を行う。
「実施例」 この実施例は、電動モータを駆動源とする往復動式鋸工
具である。
第1図において、1は往復動式鋸工具の本体で、本体の
後部に設けた把手部2内に電動モータ(図示せず)を収
容してある。該電動モータの回転を直線運動に変換し、
鋸刃ややすり等の利器42を往復動させる偏心機構は、
把手部2の前部に取付けたハウジング3内に設けられて
いる。
ハウジング3は、筒部4と該筒部の一方の開口端を閉鎖
する蓋体5と、筒部4の他方に設けた開口端に把手部2
と同一直線上に取付けた外筒体6とによって構成されて
いる。該ハウジング3は、把手部2の前部に着脱可能に
取付けられ、前記電動モータのモータ軸18の先端に固
定した傘歯車19と噛合する大傘歯車21を持つ中間軸
20は、前記モータ軸18と直交させて前記筒部4内に
軸支されている。5aは中間軸を回転可能に軸支するた
め蓋体5に設けた軸受である。
筒部4の開口端に取付けた外筒体6の前方外周には、カ
バー43の取付面を持つ支持部11を形成し、後方内部
に位置させて前記中間軸20の軸端に軸着させた偏心デ
スク22を収容してある。また、外筒体6内の前方には
軸線方向に設けた取付孔10内に、進退動する往復動杆
25の中間部を案内するガイド筒16を収容固着し、さ
らに往復動杆25の後部を収容する空間7が、外筒体6
の後方内部に設けられている。
前記空間7の後部側に位置し、往復動杆25の後部に突
設した偏平突片32の上下面を、支持部材13の内面に
軸線方向に設けた偏平空間によって形成した上下のガイ
ド面15で支承している。この支持部材13は前記外筒
体6の後部に突設した装着部9に設けた取付孔8に嵌合
している。また、該支持部材13は、第5図に示す如く
一端にテーパー面14を有し、該テーパー面側を軸線上
で切除して偏平のガイド面15を滑面をもって形成し、
同ガイド面15に沿って同一平面上を前後動する該偏平
突片32の上下面を支承している。
モータ軸18の端部に固定した傘歯車19は、中間軸2
0の一端に軸着した大傘歯車21と噛合させ、中間軸2
0の他端に固定した偏心機構の主要部たる偏心デスク2
2には往復動杆25の衝程距離相当の偏心位置にニード
ルベアリング等によって代表される軸受手段としてのこ
ろ23が突設されている。
第6図に示す如く、往復動杆25はロッド体をもって形
成するもので、アルミ材等の軽金属によって軽量化を図
り、その先端部には鋸刃等の利器42を取付けるための
ホルダー38を嵌合する利器支持部27が形成されてい
る。39はのこ刃挿入溝、40は利器支持部27の側面
部に貫通させて設けたねじ穴で、同穴28に螺合したね
じ41で前記ホルダー38と共に利器42を利器支持部
27に着脱可能に固定する。
往復動杆25の後部に、往復動杆と軸線を合致させてア
ダプタ30をピン33で固定する。このアダプタ30に
は軸線方向と直交する縦溝31を形成し、該縦溝31に
前記ころ23に支承された方形摺動体35を嵌合し、前
記偏心デスク22の回転に伴って公転する該ころ23に
伴われて摺動体35が縦溝31内を第12図において上
下動し、往復動杆25を前後方向に往復動させる。
偏平突片32は前記アダプタ30の後部に突設したもの
で、その断面形状は第7図に示すような偏平体で、同図
において上下両端部は円弧形に形成し、ガイド面15内
での摩擦抵抗を可能な限り小さくしている。
なお、前記ホルダー38には鋸刃挿入溝39のみを設け
たが、これは該ホルダー38が鋸刃専用としたためであ
り、該ホルダーをやすり装着用に共用する場合は、前記
鋸刃挿入溝39の幅方向中央部分に、やすりの基部を差
し込む円形穴(図示せず)を軸心方向に併せて穿設す
る。
次に、本実施例の作用について説明する。
電動モータを起動すると、モータ軸18の回転は傘歯車
19、21を介して中間軸20に伝達され、中間軸20
の先端に設けた偏心デスク22を回転させる。この偏心
デスク22が回転すると、該偏心デスクの平面に設けた
ころ23は、中間軸20を中心にして公転を開始する。
該ころ23の公転軌道面は往復動杆25の後部に固定し
たアダプタ30の縦溝31内で摺動する方形摺動体35
の軸線の中心に位置していて両者は同一平面上に夫々回
転及び前後動するため、該摺動体35は縦溝31内を揺
動せずスムーズに往復運動する。
このように偏心デスク22の回転は、ころ23の往復運
動に変換させるので、方形摺動体35と共に縦溝31内
に支持されたころ23は往復動杆25を下記のようにし
て往復運動する。
往復動杆25が後退位置にある第9図において、ころ2
3が時計方向に回転すると摺動体35は第12図に示す
如く一旦上方へ移動した後、下方に移動を転じ、この
間、往復動杆25を第9図の矢印X方向に移動(前進)
する。
往復動杆25が前進位置にある第11図の状態におい
て、ころ23が更に時計方向へ回転すると摺動体35は
第10図に示すように一旦下方に移動した後、上方に移
動を転じ、この間、往復動杆25を第11図の矢印Y方
向へ移動(後退)する。
このように、摺動体35が縦溝31内を上下動し、縦溝
31の中央部にころ23が位置している時点が上死点と
下死点になって、往復動杆25の往動と復動とが切り換
わるものである。
この往復動杆25が往復動する間、その中央部はガイド
筒16によって案内され、往復動杆25の後部に設けた
偏平突片32は、ガイド面15を有する支持部材13に
よって同一平面を保ちながら支持されているため、往復
動杆25に上向きの応力が作用してもスムーズに往復動
する。また、往復動杆25の往動と復動とが切り変わる
際も、往復動杆25の後部が支持部材13によって同一
面上に支えられているため、その際に生じ易い振動は発
生しない。
「考案の効果」 本考案は以下のような効果を有している。
往復動杆は、その中央部と後部の2点でガイドされ、
往復動杆の後部に設けた偏平突片が支持部材によって同
一面に支持されているため、往復動杆に偏荷重がかから
ず同一平面上をスムーズに往復運動させて往復動杆のぶ
れを防止することができる。
往復動杆の後部の側面部に直接設けた縦溝内に、偏心
ディスクの平面に設けたころを移動可能に嵌合し、該こ
ろの公転軌道面と往復動杆の直線運動面とを同一平面で
行って回転運動を直線運動に変換するため、該往復動杆
の揺動を防止して往復動を安定させ、前記振動防止効果
と相まって安定した高速運転が可能となる。
往復動杆の後部に設けた偏平突片を支持部材でガイド
するから、大きな剪断応力が利器に作用しても往復動杆
には偏荷重がかからずに同一平面上をスムーズに往復動
し、往復動杆のぶれを防止して切断及び切削効率の低下
を防止できる。また、作業時間を短縮化すると共に部品
点数が少なくて済み、重量増を防いで低コストで製造で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1〜12図は本考案の1実施例を示したもので、第1
図は往復動杆が後退した状態で要部を破断した平面図、
第2図は第1図A−A線方向断面図、第3図は第2図B
−B線方向断面図、第4図は往復動杆が前進した状態を
示す縦断面図、第5図は偏平突起支持部材の側面図、第
6図はアダプタを後部に固定した往復動杆の一部破断し
た平面図、第7図は第6図C−C線方向断面図、第8図
は利器ホルダーの断面図、第9図〜第12図は方形摺動
体の作動を往復動杆の作動と共に示した説明図、第13
図〜第15図は従来の電動式往復動工具の1例を示した
もので第13図は往復動杆の平面図、第14図は往復動
杆と運動変換機を示す要部の縦断側面図、第15図は往
復動杆のガイド機構を示す第14図E−E線方向断面図
である。 6……外筒体、13……支持部材、15……ガイド面、 16……ガイド筒、22……偏心ディスク、 23……ころ、25……往復動杆、31……縦溝、 32……偏平突片、42……利器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】往復動杆の先端部に取付けたのこ刃、やす
    り等の利器を動力で往復動させる形式の往復動工具にお
    いて、前記往復動杆の中央部を工具本体の外筒体内に取
    付けるガイド筒で支承し、該往復動杆の後端部の側面部
    には該往復動杆の軸線方向に直交させた縦溝を直接設
    け、該縦溝内に偏心ディスクの側面に設けたころを移動
    可能に嵌合させて、該ころの公転軌道面と前記往復動杆
    の往復動面とを同一面上に構成すると共に、前記縦溝の
    後部に設けた該往復動杆揺動抑止用の偏平突片を案内す
    るガイド面を設けた支持部材を前記往復動杆の軸線上に
    位置させて前記外筒体に設けてなる往復動工具。
JP1987091352U 1987-06-16 1987-06-16 往復動工具 Expired - Lifetime JPH065059Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987091352U JPH065059Y2 (ja) 1987-06-16 1987-06-16 往復動工具
KR2019870014377U KR930000314Y1 (ko) 1987-06-16 1987-08-27 왕복 운동 공구

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987091352U JPH065059Y2 (ja) 1987-06-16 1987-06-16 往復動工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63201014U JPS63201014U (ja) 1988-12-26
JPH065059Y2 true JPH065059Y2 (ja) 1994-02-09

Family

ID=14024007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987091352U Expired - Lifetime JPH065059Y2 (ja) 1987-06-16 1987-06-16 往復動工具

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH065059Y2 (ja)
KR (1) KR930000314Y1 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4857068A (ja) * 1971-11-16 1973-08-10
CA1016044A (en) * 1975-04-25 1977-08-23 Alan J. Ritz Vibration dampening and heat sink mechanism for a reciprocating power saw
US4206657A (en) * 1977-10-19 1980-06-10 Black & Decker Inc. Power driven tool having a reciprocating shaft arrangement and method of assembly
DE3245359A1 (de) * 1982-12-08 1984-06-14 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Saege, insbesondere motorisch angetriebene handstichsaege

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63201014U (ja) 1988-12-26
KR930000314Y1 (ko) 1993-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4147673B2 (ja) セーバソー
US7637018B2 (en) Power tool
US6625892B2 (en) Reciprocating cutting tools
JP4029579B2 (ja) セーバソー
JPH0737006B2 (ja) 動力式往復動鋸
WO2015155912A1 (ja) 電動工具
JPH0630339Y2 (ja) 往復動工具
EP3147058B1 (en) Reciprocating tool
JP3988370B2 (ja) セーバソー
JPH065059Y2 (ja) 往復動工具
US1711846A (en) Filing device for dental purposes
JP3897653B2 (ja) 往復動式電動工具
JP4707020B2 (ja) セーバソー
JPH0529782Y2 (ja)
JP3010424B2 (ja) ハンドシャー
JP2000291762A (ja) 往復運動機構及び往復運動機構を用いた電動工具
JPH0228003Y2 (ja)
JPS6215069A (ja) ホ−ス研磨装置
JPS64754Y2 (ja)
JPH0524481Y2 (ja)
JPH0335527Y2 (ja)
CN217728807U (zh) 一种电剪刀的刀头旋转结构
JPH0642461Y2 (ja) 魚釣用スピニングリール
CN206882903U (zh) 一种往复锯
JPS5820127Y2 (ja) 魚釣用スピニングリ−ルのスプ−ル軸往復動装置