JPH06505654A - 電気外科手術装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 電気４凹１１１ 光亜の茸量 １、兄甜Ω公野 本発明は、概略的には、外科手術器具の構造および使用法に関する。一層詳しく は、本発明は、最小載皿外科手術で用いるための、フック形電極と往復動可能な パドル形電極とを組み合わせた電気外科手術装置に関する。

組織または体器官の構造または機能を変えるために電気エネルギを使用する治療 法は、一般に、「電気外科手術」と呼ばれている。電気外科手術では、たいてい の場合、非常に高い周波数の電流を付与して、組織を切除したり、電気焼灼で小 出血血管を塞いだりすることが多い。本発明に特に関連があるのは、単極式電気 外科手術装置であり、これによると、患者を接地しておき、特殊な電極を用いて 非常に高い周波数の電流を組織または体器官の所望部位に付与する。電気外科手 術は、小血管からの出血を減らし、高度の血管化組織の取扱いを容易にすると共 に患者へのショックおよび痛みを最小限に抑えるので、特に有利である。

最小載皿外科手術（Ｌ　Ｉ　Ｓ）技術、たとえば、腹腔鏡手術、内視鏡手術およ び関節鏡手術は、一般には、所望の外科手術を行うように特殊化した器具を用い て小さい切開部を通して実施する。通常は、これらの器具は、カニユーレのよう なチューブを通して導入し、その間、医師は、特殊な映像機器、たとえば、腹腔 鏡、内視鏡、関節鏡を通して器具の操作状況を観察できる。このようなＬＳＩ技 術は、普通の「開放」外科手術よりもかなり有利である。特に、ＬＩＳ技術は、 通常、外傷が少なく、回復時間が短くて済み、相当する従来の外科技術よりも費 用も安い。

ＬＩＳ法と電気外科手術法と組み合わせると、患者にとっても医師にとってもか なり有利であろう。上述したように、ＬＩＳは、処置しつつある体部位にアクセ スするのに必要な外科的切開による患者の外傷を減らし、電気外科手術技術を用 いると、インターペンション作業そのものから生じる外傷を減らす。

しかしながら、ＬＩＳで用いるために電気外科手術器具を改造するには問題が多 い、特に、電気外科手術器具には単一の限られた機能しか持たせてないので、カ ニユーレを通して頻繁に器具を交換しなければならない。そのため、時間がかか り、非能率的である。さらに、電気外科手術器具は炭（ｔｌｊｌを生じさせるこ とが多く、この炭化組織が器具の作業面に付着してしまうことがある。通常は、 このような組織片が付着したときには、器具をカニユーレを通して引き出し、清 掃してから再導入しなければならない。このような清掃を繰り返し行う必要があ るということは、非能率的であり、時間がかかる。

これらの理由により、ＬＩＳ作業で使用でき、融通性があり、自浄作用があり、 意図した目的を能率的に達成できる改良した電気外科手術器具があると望ましい 。特に、単一の器具で広範囲にわたって種々の電極面、たとえば、円筒面、円錐 面、へら状面、球面、針状面、ブレード状面、フック状面、ループ状面などと組 み合わせることができ、これら種々の電極面を効率よく同時に電源に接続できる 電気外科手術器具を得ることができると望ましい。

２・藍旦技街Ω説服 フランス国特許出願第２２６５３４４号が、婦人科手術、耳鼻咽喉手術に用いる ことができる電気外科手術フックを記載している。米国特許第１．７９８，９０ ２号、同第１．８８１，２５０号、同第１，９７８，４９５号が、フレーム内で 往復動するブレードを包含し、主として扁桃腺除去を意図している電気外科手術 器具を記載している。米国特許第４．９１９，１２９号が、自浄式往復動電極／ ブレードを有する電気外科手術器具を記載している。他に、米国特許第１，６８ ３，７０８号、同第１，７３１，０６９号、同第１，７４１゜４６１号にも電気 外科手術器具が記載されている。

兄咀Ω里畳 本発明は、電気外科手術を実施するために交互にあるいは組み合わせて用いるこ とのできる一対の個別の電極面を組み合わせた電気外科手術プローブである。

このプローブは、２つの電極面の相対的な往復動を許し、いずれかの電極面が他 方の電極面に対して選択的に突出し、腹腔鏡手術その他の外科手術で用い得るよ うに構成しである。電極面の例としては、円筒体、円錐体、へら、ボール、針、 ブレード、フック、ループなどがある。

電気外科手術プローブは、基端、末端およびこれらの端の間に延在するルーメン を有する外側の細長いボデーを包含する。このボデーのルーメン内には、内側の 細長い部材が往復動自在に装着してあり、これら内外の細長いボデー、部材は、 それらの末端付近に露出した電極面を構成している。さらに、内外の細長いボデ ー、部材の一部は導電性となっており、ボデーおよび部材の基端のところに配置 したハンドル上の電気導体を通して電気供給部に接続することができる。引き金 または引き棒のような機構がハンドル上に設けてあり、ボデーを部材に相対的に 往復動させ、いずれかの電極面を選択的に突出させ得るようになっている。こう して、電気外科手術プローブを電気供給部に接続することができ、また、ハンド ル上の往復動機構を用いて単に表面を突出させることによって電極面のいずれか を選択的に利用できる。

本発明の一実施例による電気外科手術プローブは、「フック・モード」または「 へら・モード」のいつずれで用いることができる。その場合、それぞれフック要 素またはへら要素は、組織の切開および焼灼の両方を強化すると共に体部の処置 している部位から取り出すことなくその場でプローブを浄化できるように独特の 方法で配置しである。これらの特徴は、最小歓迎外科（ＬＩＳ）手術、たとえば 、腹腔鏡手術、内視鏡手術、関節鏡手術で本プローブを用いたときに、特に有利 である。特に好ましい構造では、電気外科手術プローブは、処理しつつある体部 位の洗浄または吸引あるいはこれら両方の備えを持つものである。

本電気外科手術プローブの実施例は、基端と末端を有する細長い、通常は剛性の 、プローブ・ボデーを包含する。この細長いボデーは、その末端で、手術用フッ クとパドル要素（「へら」として作用する）の両方に連結してあり、また、基端 付近に設けた電気導体を通して手術用フックおよびパドル要素に電力を供給でき るように導電性となっている。手術用フックとパドル要素を相対的に往復動させ て手術用フックあるいはパドル要素のいずれがが細長いプローブ・ボデーの末端 で選択的に露出できるようにする手段が設けである。好ましくは、手術用フック を細長いボデーに固定し、パドル要素を成る軸の末端に装着する。この軸は、細 長いボデーの軸線方向ルーメン内に摺動自体に収容されている。しかしながら、 手術用フックとパドル要素を選択的に露出させることができるようにすると共に 、フックとパドルに電気的に接続できるようにしであるかぎり、他の構成も可能 である。

本発明の好ましい局面によれば、プローブの細長いボデーは、ルーメンを有する 導電性の管状スリーブを包含し、このルーメンがパドル要素を担持する軸を摺動 自在に受け入れている。手術用フックは、このスリーブの前端に固定してあり、 スリーブ、軸の両方が導電性となっている。代表的には、少なくとも部分的に金 属で作っである。電気導体は、軸の基端に取り付けてあり、軸とスリーブの接触 により、電力が手術用フックとパドル要素に送られることになる。スリーブの外 面は絶縁材で覆ってあり、意図しない電気接触を防いでいる。

今説明した構造は患者の身体を第２の電極として用いて回路を完成する単極式器 具を提供するが、本発明は、双極式設計、すなわち、電気療法のための一対の電 極を装置それ自体が備えている設計にも適している。たとえば、手術用フック、 パドル要素あるいはこれら両方は、絶縁層で隔離した少なくとも２つの金属（導 電性）層を包含する積層構造として形成してあってもよい。このような金属層は 、双極式設計にとって必要な２つの電極を提供できる。

本発明の第２の好ましい局面によれば、手術用フックは、少なくとも１つ、通常 は、２つの平坦面を包含する。パドル要素は、手術用フックの平坦面を通って摺 動し、この平坦面と共に剪断作用を生じさせる平坦面を包含する。このような剪 断作用は、組織および他の身体構造を切開する手術用フックの能力を高めると共 に、その場での浄化能力を与えて、使用中に手術用フック上に集まるおそれのあ る炭化組織その他の組織を除去するのに役立つ。特に好ましい構成では、パドル 要素は、手術用フックの両側にある平坦面に係合する一対の平行な平坦面を備λ たフォーク状の構造を有する。

本発明の方法によれば、電気外科手術プローブは、カニユーレのようなアクセス ・チューブを通して身体内部位置へ導入する。電極面の一方、たとえば、手術用 フックまたはパドル要素は、組織その他の身体構造に選択的に係合し、電流を付 与して切開または焼灼を行う。さらに、本方法では、電気外科手術で一方の電極 面を使用したいときには、他方の突出している電極面を引っ込めて前記一方の電 極面を露出させる。こうして、医師は、器具の交換を行うこと（たとえば、第１ 器具をカニユーレから取り出し、新しい器具を電源に再接続し、これをカニユー レに再び挿入すること）なく２つの異なった電気外科手術を容易に行える。本発 明の方法では、さらに、一方の電極面を他方の電極面を通して相対的に往復動さ せることによって電極面を浄化する。これは、パドル要素をフックの平坦面を通 して往復動させることによって浄化作用を達成できるフック・へら構成の実施例 では特に有利である。本電気外科手術法の好ましい用途は、胆嚢管を周囲組織か ら切り離したり、胆嚢を肝臓への連結部から切り離したりすることである。

２皿の固単ｌ説盟 第１図は、本発明の原理に従って構成した電気外科手術プローブの斜視図である 。

第２図は、第１図の電気外科手術プローブの末端の部分破断詳細図であり、パド ル要素を引っ込み位置で示す図である。

第３図は、第１図の電気外科手術プローブの末端の詳細図であり、パドル要素を 突出位置で示す図である。

第４図は、第１図の電気外科手術プローブの横断面図である。

第５．６図は、電気外科手術プローブの末端の頂面断面図であり、パドル要素を 突出、引っ込み、それぞれの位置で示す図である。

第７．８図は、電気外科手術プローブの末端の側断面図であり、パドル要素を突 出、引っ込み、それぞれの位置で示す図である。

第９図は、本発明の電気外科手術プローブの別の構成を示す図であり、第１電極 面が円錐体であり、第２電極面が針であることを示す図である。

第１０Ａ〜、ｔＯＣ図は、電極面がそれぞれ円筒体、針である、本発明の電気外 科手術プローブのまた別の実施例を示す図である。

第１１Ａ〜ＩＩｃ図は、電極面がそれぞれへら、針である、本発明の電気外科手 術プローブのまた別の実施例を示す図である。

第１２Ａ〜１２Ｄ図は、電極面がそれぞれぼおる、針である、本発明の電気外科 手術プローブのまた別の実施例を示す図である。

第１３Ａ〜１３Ｃ図および第１４Ａ〜１４Ｃ図は、電極面がそれぞれフック、へ らである、本発明の電気外科手術プローブの２つの別の実施例を示す図である第 １５Ａ〜１５Ｃ図および第１６Ａ〜１６ｃ図は、電極面がそれぞれボール、フッ クである、本発明の電気外科手術プローブの２つのさらに別の実施例を示す図で ある。

第１７Ａ〜１７Ｃ図および第１８Ａ〜１８Ｃ図は、電極面がそれぞれループ、へ らである、本発明の電気外科手術プローブの２つのまたさらに別の実施例を示す 図である。

第１９Ａ〜１９Ｃ図は、電極面がボールとへらである、本発明の電気外科手術プ ローブの別の実施例を示す図である。

第２０Ａ〜２ＯＣ図は、電極面がボールとブレードである、本発明の電気外科手 術プローブのさらに別の実施例を示す図である。

第２１Ａ、２１Ｂ図は、電極面がフックと入れ子に配置されたブレードである、 本発明の電気外科手術プローブのまたさらに別の実施例を示す図である。

短殊望実施例五説更 本発明の装置および方法は、普通の開放手術と最小設面手術の両方で種々の電気 外科手術を実施するのに有用である。本発明は、電気外科手術プローブを比較的 細いカニユーレ（代表的には、５ミリメートル以下の直径を有するカニユーレ） を通して導入、操作する腹腔鏡手術、関節鏡手術、内視鏡手術の実施に最大の用 途を見出せる。

実施できる特別の電気外科手術としては、組織切開、組織焼灼の両方があり、切 開した組織は、通常、同時に焼灼を受ける。電気外科手術プローブは、既に切断 されているか、あるいは、他の手術装置の使用によって破損している高度に血管 化された組織の小血管を焼灼するのにも有用である。

本発明の電気外科手術プローブは、基端と末端を有する細長いプローブ・ボデー な包含する。この細長いボデーは、通常、円形の横断面を有し、円筒形のスリー ブと、このスリーブの軸線方向ルーメン内に摺動自在に収容された別体の軸とを 包含する。細長いボデーの寸法は、普通のカニユーレ（通常、５ミリメ・−トル 以下の直径である）に通せる程度小さい。細長いボデーは、身体の任意所望部位 まで末端をアクセスできる程度長い（代表的には、約２５センチメートルから３ ８センチメートルの範囲の長さである）。

細長いプローブ・ボデー（スリーブと軸を含む）は、通常、導電性材料、より詳 しくは、手術用ステンレス鋼などの金属で作る。他の材料、たとえば、導電性ポ リマーも使用でき、細長いプローブ・ボデーの一部のみを導電性とするように複 合構造とすることも可能である。

内側の細長い部材が外側の細長いボデー内に往復動自在に装着してあり、その末 端の少なくとも一部が導電性である。細長いボデーおよび内側の細長い部材の末 端には電極面が構成される。その結果、ボデーと部材の相対的な往復動でこれら の電極面のいずれかを選択的に露出させることができる。細長いボデーと内側の 細長い部材の末端部は、代表的には直接摺動接触することによって電気的に接続 する。こうして、ボデーの末端かあるいは内側の細長い部材の末端のいずれかに よる電気接触が両電極面の電気接触を同時に生じさせることになる。代表的には 、内側の細長い部材は、その全長にわたって導電性であり、その基端を電気供給 部に接続させている。あるいは、外側の細長いボデーがその全長にわたって導電 性であり、これを電気供給部に接続してもよいし、または、細長いボデー、内側 の細長い部材の両方をその全長にわたって導電性としてもよい。

本発明の第１実施例では、導電性の手術用フックと導電性のパドル要素が細長い プローブ・ボデーの末端に配置しである。フックおよびパドル要素は、互いに対 して自由に往復動し、フックまたはパドル要素のうちいずれかが細長いプローブ ・ボデーの末端で選択的に露出するように取り付けである。特殊な実施例では、 フックはスリーブ上に取り付けてあり、パドル要素は軸上に取り付けである。

軸をスリーブに相対的に往復動させる手段、たとえば、軸に取り付けた親指レバ ーを用いて、パドル要素をフックよりも選択的に突出させることができる。

手術用フックとパドル要素は、通常、金属、たとえば、手術用ステンレス鋼で作 り、細長いプローブ・ボデーに電気的に接続し、代表的には、スリーブ、軸に物 理的に取付け、電流を直接通すことができる。スリーブの外面は、代表的には、 絶縁ポリマー層またはプラスチック層（たとえば、ポリオレフィン）で覆ってあ り、使用中にプローブ・ボデーが意図しない接触を行い、短絡を生じるのを防ぐ ようになっている。

オプションとして、１つ以上のポートまたは他の流体コネクタを細長いプローブ ・ボデーに設け、プローブ先端を通して洗浄あるいは流体または煙の吸引もしく はこれら両方を行えるようにしてもよい。１つのポートを軸の基端付近に形成し 、軸を中空（または軸線方向のルーメンを形成する）として末端とポートの間の 流体の移送を可能とすると便利である。こうして、電気外科手術プローブを外部 の流体源または真空源あるいはこれら両方に接続することができる。

本発明の電気外科手術プローブには、広範囲にわたって他の電極面を設けること ができる。代表的には、外側の細長いボデーと内側の細長い部材の末端に対とし て設けるとよい。今述べたフックおよびへらに加えて、適当な電極面としては、 円筒面、円錐面、球面、針状面、ブレード状面、ループ状面などがある。一般的 に、これらの電極面のうち任意のものを外側の細長いボデーあるいは内側の細長 い部材のいずれかに設けることが可能である。特殊な例を図面を参照しながら説 明する。

装置には電気コネクタも設け、普通の電気外科手術電源システムに取り付けるこ とができる。３／３２インチ直径のプラグ型コネクタをスリーブまたは軸のいず れかに取付け、スリーブと軸の接触で、電流が流れるようにすると便利である。

適当な電気供給部は、種々のものが入手可能である。たとえば、コロラド州ボウ ルグー市のＶａｌｌｅｙｌａｂ、　Ｉｎｃ、（ａ　Ｐｆｉｚｅｒ　ｃｏｍｐａｎ ｙ）、コロラド州イングルウッド市のＡｓｐｅｎ　Ｌａｂｓ、　Ｉｎｃ、（ａ　 Ｃｏｎｍｅｄ　ｃｏｍｐａｎｙ）　、カリフォルニア州アービン市のＢｌｒｔｅ ｈｅｒ　Ｃｏｒｐ、、およびコロラド州イングルウッド市のＭｅｄｉｃａｌ　Ｓ ｙｓｔｅｍｓ、　Ｉｎｃ、から入手可能である。

絶縁カバーを細長いプローブ・ボデーの少なくとも一部に形成する。通常は。

プローブ・ボデーの基端を覆ったハンドルとして形成する。ハンドルは、通常、 細長いプローブ・ボデーの残りの長さよりも大きな直径を有し、手による取扱い を容易にする。装置の流体コネクタ、電気コネクタ、親指レバーその他の構造を ハンドル上またはそれを貫いて形成して使用中にアクセスに便利なようにしても よい。

以下、図を参照して、本発明の実施例である手術プローブ１ｏの構造を説明する 。特に第１図を参照して、電気外科手術プローブ１０は、基端１４と末端１６を 有する細長いプローブ・ボデー１２を包含する。細長いボデー１２は、外側スリ ーブ１８とこのスリーブの軸線方向ルーメン内に摺動自在に収容された内側軸２ ０とを包含する。手術用フック２２が細長いボデー１２の末端１６、一層詳しく は、スリーブ１８に取り付けである。ハンドル２４が細長いボデー１２の基端１ ４に取り付けてあり、少なくともその一部を覆っている。ハンドル２４は、電気 的に絶縁性の材料、たとえば、アクリロニトリル−ブタジェン−スチレン（ＡＢ Ｓ）、ポリカーボネート、Ｄｅｌｒｉ区多（アセタル樹脂）などで形成すること ができる。ハンドルの末端には拡大部２６を形成して取扱いを容易にしてもよい 。また、親指レバー２８〔以下により詳しく説明するようにパドル要素を往復動 させるためのもの）、流体コネクタ３０および電気コネクタ３２をハンドル内に 接地すると便利である。

第２〜８図を次に参照して、電気外科手術プローブ１０の内部構造を説明する。

パドル要素３６は摺動自在の軸２ｏの末端に取り付けである。パドル要素３Ｇは 、手術用フック２２の各側に形成した平坦面４２に対して摺動するように配置し た平坦面４０を構成する一対の個別のプレート３８を包含するフォーク状の形態 を有する。こうして、パドル３６は、第３．５．７図に示すように突出位置と、 第２．６．８図に示すような引っ込み位置とに変位することができる。

手術用フック２２を通過してのパドル要素３６の軸線方向並進運動は、上述した ようにいくつかの利点を有する。まず、プレート３８の各々の前縁４４がフック ２２の内縁４６と協働して、パドル要素が前方に動くときに剪断作用を与える。

したがって、組織その他の身体構造がフック２２内に保持されたとき、パドル３ ６の剪断作用が電流によって生じる切開作用を高め得る。加えて、手術用フック ２２を通過してのパドル３６の動きは、使用中にフックに付着した炭化物および 他の組織片を除去することができる。

次に特に第４図を参照して、親指レバー２８は、シャトル・シリンダ５０に連結 しである。このシリンダは、ハンドル２４内の内部室５２内に摺動自在に収容さ れている。シャトル・シリンダ５０は、軸２０の外面に取り付けてあり、その結 果、レバー２８を用いて軸２０を軸線方向に前後に往復動させることができる、 こうして、パドル要素３６は、上述したように、スリーブ１８の末端内で突出し たり、引っ込んだりすることができる。レバー２８は、ハンドルの丁字形スロッ ト５４内に入っており、親指レバー２８をスロットの側部のいずれかに回転させ ることによってレバーを前進位置に錠止することができる。ハンドルを側方スロ ットから出したときにレバー２８（および軸２０）を基端位置へ戻るためにスプ リング５６が設けである。

軸２０が中空であり、流体コネクタ３０が基端付近での軸からの側方分岐部とし て形成しであると便利である。側方分岐部は、好ましくは、後方へ（すなわち、 基端側へ）傾斜しており、ハンドル２４に形成したスロット５８を貫いて延び、 軸の軸線方向の動きを許す。軸１８の開放基端は、ハンドル２４の開放基端を貫 いて外に突出する電気コネクタ３２によってシールされる。

軸１８の末端は、上述したように、パドル要素３６に取り付けである。しかしな がら、パドル要素３６は、軸２０の末端をシールしておらず、コネクタ３ｏを通 って導入された流体は軸２０の中央ルーメンを流下し、パドル要素から流出する ことができる。同様に、流体または煙は、コネクタ３０のいずれかに普通の要領 で真空を付与することによって軸２０の末端を通して吸引され得る。

今説明した電気外科手術プローブは、代表的には、殺菌パッケージ内に入れられ 、使い捨てを意図しているが、殺菌可能で再使用可能な装置としてもよい。プロ ーブ１０をパッケージから取り出した後、コネクタ３２を通して普通の電気外科 手術用電気供給部に接続することができる。洗浄または吸引あるいはこれら両方 の源をコネクタ３０を通して接続し、患者は電気外科手術用電源装置製造業者の 指示に従って正しく接地しなければならない。

電気外科手術プローブを、次に、カニユーレまたは他のアクセス・チューブを通 して、電気外科手術措置を必要としている組織または他の身体構造を有する該当 部位まで導入する。プローブの末端は、腹腔鏡システム、内視鏡システムまたは 関節鏡システムのような標準の視覚化技術の下に案内され得る。親指レバー２８ をスプリング５６の張力に抗して末端側へ押すことによってプローブ末端をフッ ク形態からへら形態へ変換することができる。パドル要素３６は、レバー２８を 捩ってそれをスロット５４の側方部のいずれかに入れることによって所定位置へ 錠止することができる。親指レバー２８を解錠することによってパドル先端をフ ック先端に戻すことができる。親指レバー２８を押し下げると、フック先端２２ の側部から組應片を除去することもできる。電気外科手術プローブ１ｏは、腹腔 鏡胆嚢除去の際に胆嚢管を取り囲む組織を除去し、肝臓床から胆嚢を切り離すの に特に適している。オプションとして、パドル要素３６を上述したように末端側 へ突出させ、胆嚢を取り囲む組織を切断する機能を高めると共に、肝臓床の出血 部の凝固を助けるようにすることができる。パドル３６は、手術中および手術後 にフック先端２２を清掃するようにも使用できる。

電気外科手術プローブ１０の末端を改造して、今説明したようなフック２２、へ ら３６に加えて種々の他の電極面を支持するようにしてもよい。第９図を参照し て、細長いプローブ・ボデー１２ａの末端を軸線方向の軸５２を有する円錐体５ ０に改造し、この軸５２が計５４を受け入れるようにし、この計を内側の細長い 部材すなわち軸２０ａの末端に取り付けてもよい。内側の細長い部材２０ａは、 電気外科手術プローブ１ｏについて説明したばかりの要領で、外側プローブ・ボ デー１２ａに相対的に往復動できる。したがって、医師は、突出した状態で針５ ４を使用したり、計を引っ込めて円錐形の電極５ｏを使用したりすることができ る。

第９図に示す電気外科手術プローブは、さらに、ボデー１２ａの末端を貫いて延 び、処置しつつある部位の潅流および吸引を可能とする１つ以上の軸線方向ルー メン５６を包含する。この場合、内側の部材２０ａは、その末端に開口５８を保 持し、その基端に存在する流体コネクタ３０（第４図）と連通ずることができる 。

円筒形の電極面と針状電極の組み合わせが第１０Ａ〜ＩＯＣ図に示しである。

計６０は内側部材２０ｂの末端に取り付けてあり、プローブ・ボデー１２ｂはそ の末端で所望の円筒体に形成しである。　ｉＨ流／吸引ボート６２がプローブ・ ボデー２１ｂの末端に設けである。

へら状電極６６と針状電極６８の組み合わせが第１１Ａ−１１ｃ図に示しである 。へら６６はプローブ・ボデー１２ｃの末端に取り付けてあり、計６８は内側の 細長い部材２０ｃの末端に取り付けである。潅流ポート７０がプローブ・ボデー １２ｃの末端に設けである。

部簿１２ｄの末端に形成したボール状電極７２と内側の細長い部材２０ｄの末端 に形成した針状電極７４との組み合わせが第１２Ａ〜１２Ｄ図に示しである。

ボール状電極７２は、第１２Ｂ〜１２．Ｄ図に示すような種々の形態をとり得る 潅流／吸引ルーメン７６を包含する。

フック・へら式電気外科手術プローブの別の設計が第１３Ａ〜１３ｃ図および第 １４Ａ〜１４Ｃ図に示しである。第１３Ａ〜１３Ｃ図において、フック８０は第 １〜８図のフック２２に対して比較酌量いた形態を有する。第１４Ａ〜１４Ｃ図 のフック８２はフック８０．８２の中間の形態を有する。

次に第１５Ａ〜１５Ｃ図を参照して、ボール状電極９０がプローブ・ボデー１２ ｇの末端に形成してあり、フック状電極９２が内側の細長い部材２０ｇの末端に 形成しである。ボール９０を貫いて軸線方向の潅流／吸引ルーメン９４が形成し である。

第１６Ａ〜１６ｃ図は、フック９４が異なった形態を有することを除いて、第１ ５Ａ〜１５ｃ図のものに類似したボール・へら式電気外科手術プローブ形態を示 している。

第１７Ａ〜１７Ｂ図は、プローブ・ボデー１２ｊの末端に形成したループ１００ と、内側の細長い部材２０ｊの末端に形成したへらとを有するプローブを示して いる。潅流および吸引は、プローブ・ボデー１２ｊの開放端を通して行われ得る 。

第１８Ａ〜１８Ｃ図は、ループが異なった形態を有することを除いて、第１７第 １９Ａ〜１９Ｃ図は、プローブ・ボデー１２ｍの末端に形成したボール状電極１ １０と、内側の細長い部材２０ｍの末端に形成したへら状電極１１２とを有する 電気外科手術プローブを示している。ボール状電極１１０を貫いて、軸線方向の 潅流／吸引ルーメン１１４が形成しである。

第２０Ａ〜２００図は、プローブ・ボデー２１ｎの末端に形成したボール状電極 １２０と内側の細長い部材２Ｏｎの末端に形成したブレード状電極１２２とを有 する電気外科手術プローブを示している。ボール状電極１２０を貫いて、軸線方 向の潅流／吸引ルーメン１２４が形成しである。

最後に第２１Ａ、２１Ｂ図を参照して、ここには、プローブ・ボデー１２ｐの末 端に形成したフック状電極１３０を有する電気外科手術プローブが示しである。

内側の細長い部材２０ｐの末端にはブレード状電極１３２が形成しである。フッ ク１３０およびブレード１３２は、ブレードの鋭い前縁１３４がフック状電極１ ３０の内縁に沿って形成した溝１３６内へ入れ子になって係合するように配置し である。こうして、ブレード１３２を前進させ、フック１３０に対して上昇させ たときに切断作用を生じることができる。明らかなように、ブレード１３２は第 ２のフックの形をしてもよい。

本発明を理解を助けるように詳しく説明してきたが、添付の請求の範囲内で成る 種の変更を実施し得ることは明らかであろう。

ＦＩＧ　ｌ１０ ＦＩＧ、　１３Ｃ ＦＩＧ　／４Ｃ ＦＩＧ　１６０゜ 特表千６−５０５６５４　（７） ＦＩＧ　２１Ａ。

国際調査報告 フロントベージの続き り、ＳＥ）、ＡＵ、ＣＡ、ＪＰ、ＫＲ （７２）発明者　ノダ　ウニイン　ニーアメリカ合衆国　カリフォルニア　９２ ６９２λツンヨン　ヴイジョ　パセオ　リンコン２８０７２

Claims (14)

【特許請求の範囲】
1. １．基端および末端を有し、全長にわたって導電性である細長いボデーと、この 細長いボデーの末端に電気的に接続した手術用フックと、細長いボデーの末端に 電気的に接続したパドル要素と、手術用フックおよびパドル要素を相対的に往復 動させ、フックまたはパドル要素を露出させると共に相対運動で付着した組織片 を除去できるように取り付ける手段と、 フックおよびパドル要素に電気的に接続してあり、細長いボデーの基端付近に配 置した電気コネクタと、 ボデーの基端付近に設けた電気絶縁カバーとを包含する電気外科手術プローブ。
2. ２．請求の範囲第１項記載の電気外科手術プローブにおいて、細長いボデーが外 面に絶縁層を形成した金属チューブであり、手術用フックが少なくとも１つの平 坦面を有し、パドル要素がフックの平坦面に対して剪断作用を行うように配置し た少なくとも１つの平坦面を包含することを特徴とする電気外科手術プローブ。
3. ３．請求の範囲第２項記載の電気外科手術プローブにおいて、手術用フックがそ の両側面に２つの平坦面を包含し、パドル要素がフォーク状であり、フックの平 坦面に対して剪断作用をなすように配置した２つの平坦面を包含することを特徴 とする電気外科手術プローブ。
4. ４．請求の範囲第１項記載の電気外科手術プローブにおいて、手術用フックが細 長いボデーに固定してあり、パドル要素が細長いボデーに摺動自在に取り付けて あることを特徴とする電気外科手術プローブ。
5. ５．基端、末端およびこれらの端の間に延在するルーメンを有し、末端の少なく とも一部が導電性であり、露出した電極面を構成している外側の細長いボデーと 、 外側の細長いボデーのルーメン内に往復動自在に到着してあり、基端および末端 を有し、末端の少なくとも一部が導電性であり、露出した電極面を構成する内側 の細長い部材と、 ボデーおよび部材の基端に配置したハンドルと、ボデーを部材に相対的に往復動 させる手段と、ハンドル上に設けてあり、ボデーおよび部材の両方の導電性部分 を電気供給部に接続する電気コネクタと を包含する電気外科手術プローブ。
6. ６．請求の範囲第５項記載の電気外科手術プローブにおいて、外側の細長いボデ ーがその全長にわたって導電性であり、その基端で電気コネクタに取り付けてあ り、それによって、内側部材が外側ボデーのルーメンと接触によって電気接続さ れることを特徴とする電気外科手術プローブ。
7. ７．請求の範囲第５項記載の電気外科手術プローブにおいて、内側の細長い部材 がその全長にわたって導電性であり、その基端で電気コネクタに取り付けてあり 、それによって、外側ボデーがそのルーメンと内側部材との接触によって電気的 に接続されることを特徴とする電気外科手術プローブ。
8. ８．請求の範囲第５項記載の電気外科手術プローブにおいて、外側の細長いボデ ーの末端が、円筒体、円錐体、へら状体および球体からなるぐループから選ばれ た形状を有する電極面を構成していることを特徴とする電気外科手術プローブ。
9. ９．請求の範囲第５項記載の電気外科手術プローブにおいて、内側の細長い部材 の末端が、針、ブレードフック、へらおよびループからなるぐループから選ばれ た形状を有する電極面を構成していることを特徴とする電気外科手術プローブ。
10. １０．請求の範囲第５項記載の電気外科手術プローブにおいて、外側の細長いボ デーの末端がフックの形状の電極を構成しており、内側の細長い部材の末端がフ ックと係合する鋭い縁を有する平らなブレードを構成していることを特徴とする 電気外科手術プローブ。
11. １１．電気外科手術プローブをアクセスチューブを通して身体内部位置まで導入 する段階と、 第１の電極面または第２の電極面を組織その他の身体構造に選択的に係合させる 段階と、 プローブを通して電流を流して切断あるいは焼灼を行う段階とを包含する電気外 科手術方法。
12. １２．請求の範囲第１１項記載の電気外科手術方法において、第１電極面がパド ルであり、このパドルを選択的に電気外科手術プローブ内に引っ込めてから手術 用フックを組織または他の身体構造に係合させることを特徴とする電気外科手術 方法。
13. １３．請求の範囲第１２項記載の電気外科手術方法において、パドル要素を選択 的に手術用フックよりも突出させてからパドル要素を組織または他の身体構造と 係合させることを特徴とする電気外科手術方法。
14. １４．請求の範囲第１１項記載の電気外科手術方法において、さらに、第１電極 面を第２電極面を通過させて動かし、剪断作用を生じさせて、プローブが身体内 部位置に残っている間に電極面の清掃を行うことを特徴とする電気外科手術方法 。