JPH06505420A - 吸入薬剤粒子を投与するための方法および装置 - Google Patents

吸入薬剤粒子を投与するための方法および装置

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 吸入薬剤粒子を投与するための方法および装置本発明は、表面活性物質粒子のよ うなエアロゾル粒子を患者の肺へ投与した後に、呼吸装置の呼気リムがら該エア ロゾル粒子をフィルターするための方法および装置に関する。
ヒアリン膜疾患とも称される呼吸困難症候群(RDS)は、未熟児における死亡 および廃疾を起こす要因である。米国内で毎年出生する230, 000〜25 0, 000人の未熟児のうち40, 000〜50, 000人はRDSを起 こし、この疾患を起こした新生児のうちの5, 000〜8,000人は死亡す る。一般的には次の文献を参照されたい。R.Perelman and P. Farrell,Pediajrics 70.57(1(1982) ; D . Vidyasagar, in Hyaline Membrane Di sease:PgjhoBaesis and Pafhophysiolog 7, 98(l S(ern Ed. 1984)。加えて、RDSは外傷また は肺への他の損傷の結果として、子供、青年および成人にも起こり得る。毎年、 150, 000成人呼吸困難症候群の症例が報告されており、その60−80 %は死亡している。次の文献を参照されたい: American Lung  Program, Respiratory Diseases, Task  Force Report on Problems, Research A pproaches, and Needs, Nl目onal Butt a nd Lung Inst目ule, DBEW Publn. (NIB)  73−432: 165−80(1972)。
RDSは、肺表面活性物質(通常は肺胞の表面に分泌される)の一次欠乏によっ て生じる。ARDSは、表面活性物質の阻害および/または分泌低下による肺表 面活性物質の二次欠乏からなる。表面活性物質の不存在下において、肺胞は呼出 の間に崩壊する傾向がある。崩壊は、肺を機械的に換気することによって回避さ れ得る。しかしながら、高酸素濃度および陽圧のために、機械的換気は肺に損傷 を与える問題を伴なう。
RDSおよびARDSの治療または予防に使用し得る表面活性物質製剤を開発す るために、多くのグループが研究を行なってきた。ヒト及びウシの天然表面活性 物質が、ヒト対象の気道中に投与されてきた。例えば、J、Borbar ej  al、、N、Eng、 J、 Med、 320.959 (1989) :  R,5oll ej al、 、 Pediatric Res、 23゜4 25A (1988)を参照されたい。しかし、このような天然の表面活性物質 には微生物による汚染の可能性や、その中に含まれるタンパクで患者が感作され る可能性があるといった問題が伴われる。従って、完全な合成による表面活性物 質が開発されてきている。例えば、Clemenjsの米国特許第4.826. 821号およびClemenlsの米国特許第4.312.860号を参照され たい。
表面活性物質製剤の開発によって、機械的換気のみを行なうことに対する代替法 が提供された。しかし、臨床医は今や、これら製剤を如何にして患者の肺に迅速 かつ効率的に投与すべきかという困難な問題に直面している。Raabe及びL eeの米国特許第4.832.012号には、換気装置と関連させて、吸入可能 な薬剤粒子を患者の肺に与えるために使用され得る噴霧装置が開示されている。
この開示には、換気装置の呼気リム中に吸入可能な薬剤粒子が見出だされ得ると いうこと、或いはこの問題に遭遇したときに如何にしてこれを除去するかという ことについて全く示唆されていない。
本発明の第一の側面は、吸入可能な薬剤粒子を患者の少なくとも一つの肺に投与 するための装置にある。この装置は、患者の少なくとも一つの肺へ酸素に富んだ 空気を強制的に循環させ、患者が吐き出す酸素の減少した空気を回収するための ベンチレータを具備している。酸素に富んだ空気をベンチレータから患者に運ぶ ために、吸気リムはベンチレータに結合される。また、患者が吐き出す酸素の減 少した空気をベンチレータに戻すために、呼気リムはベンチレータに結合される 。噴霧器は、吸入可能な薬剤粒子を酸素に富んだ空気に導入するために、吸気リ ムに結合される。患者が吐き出す酸素の減少した空気から吸入可能な薬剤粒子を 除去するために、予備フィルターが患者とベンチレータとの間の呼気リムに結合 される。好ましい実施例においては、予備フィルターとベンチレータとの間の呼 気リムにバクテリアフィルターが結合で吸入可能な薬剤粒子を投与する方法にあ る。該方法は、酸素に富んだ空気を患者の少なくとも一つの肺に強制的に循環さ せ、患者が吐き出す酸素の減少した空気を回収するためのためのベンチレータを 準備することを具備する。吸入可能な薬剤粒子は酸素に富んだ空気中に導入され 、酸素の減少した空気がベンチレータに戻される前に、(好ましくは酸素の減少 した空気を深いベッドフィルタを通すことによって)吸入可能な薬剤粒子は患者 が吐き出す酸素の減少した空気から除去される。
本発明の更なる側面は、吸入可能な薬剤粒子を患者の少なくとも一つの肺へ投与 するための装置であって:酸素に富んだ空気を前記患者の少なくとも一つの肺に 強制的に循環させ、且つ前記患者が吐き出す酸素の減少した空気を回収するため のためのベンチレータと;基端および先端を有する吸気リムであって、前記酸素 に富んだ空気を前記ベンチレータから前記患者に運ぶために、前記基端が前記換 気手段(ventilatingmeans)に結合されている吸気リムと;基 端および先端を有する呼気リムであって、前記患者が吐き出す前記酸素の減少し た空気を前記患者から前記ベンチレータへ運ぶために、前記基端が前記換気手段 (ventilating means)に結合されている呼気リムと;前記酸 素に富んだ空気を前記患者に投与し、且つ前記患者が吐き出す前記酸素の減少し た空気を回収するために、前記吸気リムの先端および前記呼気リムの先端に結合 されたジャンクション手段と;動作信号(activ[ing signal) を受けた際に吸入可能な薬剤粒子を含んだ酸素に富む空気を前記吸気リムに負荷 するために、前記ベンチレータと前記ジャンクション手段との間で前記吸気リム に結合された噴霧器と;前記患者が吐き出す酸素の減少した空気を前記ベンチレ ータが回収している間に前記噴霧器を動作させるために、前記ベンチレータと前 記噴霧器とを連結しているトリガー手段とを具備する装置にある。
本発明の更なる側面は、ベンチレータで酸素に富んだ空気を患者の少なくとも一 つの肺へ強制的に循環させ、且つ酸素の減少した空気を患者に吐き出させながら 、患者に近接した先端部分を含むベンチレータの吸気リムを通して、吸入可能な 薬剤粒子を患者の少なくとも一つの肺に投与する方法であって:前記患者が酸素 の減少した空気を吐き出している間に、吸引可能な薬剤粒子を含む酸素に富んだ 空気の装薬容量を吸気リムの先端部に負荷することと:次いで、前記装薬容量が 前記患者の少なくとも一つの肺に強制的に導入されるように、酸素に富んだ空気 を前記吸気リムの先端部に強制的に送り込み、これによって前記吸入可能な薬剤 粒子を患者に投与することとを具備した方法にある。
本発明の上記側面および他の側面は、図面および以下の記述において詳細に説明 される。
ここで用いられる用語の「換気する(ventilate) J、「換気してい る(venjil[ing) Jおよび「換気(ventilation) J は、酸素に富んだ空気を患者の少なくとも一つの肺に強制的に循環させ、且つ酸 素の減少した空気を患者の少なくとも一つの肺から逃散させことにより、そうし なければ患者が自分自身では呼吸できないときに、患者の呼吸を補助し又は患者 に呼吸させるプロセスをいう。何れかの肺がブロックされ、崩壊され、或いは何 等かの理由で機能しないことに応じて、換気は患者の肺の一方または両方であり 得る。多くのタイプの換気装置が知られている。吸入可能な粒子が換気によって 患者に投与されるべきものであるとき、吸入可能な粒子は典型的には噴霧手段に よって生成され、最終的には患者に供給するために、噴霧器の出力はベンチレー タ出力に結合または供給される。ベンチレータサイクルの吸気相または呼気相の 間に、噴霧器はベンチレータを負荷し得る。
本発明の実施においては、下記の液状薬剤処方から吸引可能な粒子(例えば、寸 法が0.5−10ミクロン、特に0.5−5ミクロンの容量平均径(volum e median diamejer;vMD))を形成することができる噴霧 装置(ジェット噴霧器、超音波噴霧器および計量吸入器を含む)が用いられ得る 。噴霧装置によって生成されたエアロゾルには、意図する目的を達成するために 充分な量の吸入可能な粒子が該エアロゾル中に含まれる限り、吸入可能でない大 きな粒子が含有されてもよいことを理解するであろう。ジェット噴霧器の一例は 米国特許第4.832.012号に記載されている。超音波噴霧器の例には、ア メリカ合衆国ペンシルベニア州すマセットのDeVilb目s Co、によって 製造された、Porja−5onic (商標名)およびPulmo−5oni c (商標名)噴霧器が含まれる。一般的に、噴霧器は患者に投与される酸素に 富んだ空気の1リツトル中に、5−50 mLの吸入可能な薬剤粒子をエアロゾ ルとして導入できるものでなければならない。
本発明を実施するための一つの特別の装置は、患者の少なくとも一つの肺へ酸素 に富んだ空気を強制的に循環させ、且つ患者が吐き出す酸素の減少した空気(「 酸素の減少した」とは、吐き出された空気の酸素含量が低下していることを意味 する)を回収するためのベンチレータを具備する。基端および先端を有する吸気 リムが提供され、酸素に富んだ空気をベンチレータから患者に運ぶために、その 基端はベンチレータに連結される。また、基端および先端を有する呼気リムが提 供され、患者が吐き出す酸素の低下した空気をベンチレータに戻すために、その 基端はベンチレータに連結される。患者rYJジャンクションは、酸素に富んだ 空気を患者に投与し、且つ患者が吐き出した酸素の減少した空気を回収するため に、吸気リムの先端および呼気リムの先端に連結された患者ジャンクション手段 として作用する。噴霧器は、動作信号を受けた際に吸入可能な薬剤粒子を含む酸 素に富んだ空気を吸気リムに負荷するために、換気手段とジャンクション手段と の間の吸気リムに連結される。ベンチレータサイクルの呼気相の間に、ベンチレ ータと噴霧器とを電気的に接続するトリガーラインは噴霧器を動作させる一方、 ベンチレータは患者が吐き出した酸素の減少した空気を受けとる。このようにし て吸気リムに負荷されたエアロゾル粒子は、下記にもっと詳細に説明するように 、次の吸気サイクルの間に患者の内部に吹き込まれる。
吸気リムに負荷される吸入可能な薬剤粒子を含む酸素に富んだ空気の量(即ち、 「装薬容量」)は治療される患者の換気容量(tidal volume)より も少ないか、或いはこれに等しくなければならない。例えば、装置に関する一部 の所定容量(例えば600.4(10,200及び100立方センチメータ)と 、治療を受けている患者の換気容量に等しいか或いはこれよりも少ない装薬容量 として選択された所定容量が存在し得る。これは、呼気の間に過剰のエアロゾル が患者を通過して吹き込まれ、何れかのフィルタに不必要な負荷を与えるのを防 止する。
加えて、中間ジャンクションと患者との間の吸気リムの一部(ここでは吸気リム の先端部という)は、好ましくは装薬容量と実質的に同一の容量を有する。これ は、患者に与えられる投与量を最大としつつ、患者を通過して吹き込まれる過剰 のエアロゾルを減少させ、下流の何れかのフィルターに対する不必要な負荷を減 少させる。この目的のための装置には、夫々が異なった装薬容量に適した容量を 有する異なった容量の取換え可能な一組の吸気リム先端部が含まれ得る。
上記の装置は、ベンチレータの呼気サイクルの間にエアロゾール粒子を負荷する が、吸気サイクルの間にエアロゾールを負荷する装置もまた採用され得る。
本発明において採用される予備フィルターは、100リツトル/分の空気流にお いて4センチメータの水以下、好ましくは2センチメータの水以下の抵抗を有し ていなければならなず、吸入可能な粒子(即ち、直径(VMD)が1〜5ミクロ ンの範囲の粒子)を回収できなければならず、またヒト呼気の循環速度プロファ イルを有する空気流(例えば、50−150リツトル/分、1分光たり略20回 の呼吸)で動作可能でなければならない。適切な予備フィルターは、ヒダ付きフ ィルター又はアコーディオン式に折り畳まれたフィルターとは対照的に、フィル ター媒質を通して空気流のための曲りくねった経路を与え、空気流がフィルター ベッドの全ての部分を通して実質的に均一である深いベッドフィルターである。
特に好ましいのは、深いベッド繊維フィルターおよび深いベッド発泡体フィルタ ー(繊維層および発泡体層が相互に接して含まれるこれらの組み合わせをも含む )である。
深いベッド繊維フィルターは、典型的には厚さ約0.5−5センチメータのフィ ルターベッドを有し、疎水性材料および親水性材料の両者を包含する何れかの適 切な繊維材料から製造され得る。適切な繊維材料には、例えば、ステンレススチ ール、チタン等の金属;ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタ レート、テフロンのようなフッ化炭素、ナイロン、ポリエチレンやポリプロピレ ンのようなポリアルキレン等のポリマー材料;硼硅酸ガラスのようなガラス;そ の他(例えば、米国特許第4.086.070号を参照のこと)が含まれる。緩 い繊維を束ねたベッド、織物ローブの巻回されたベッド又は不織布ファブリック の包んだベッドのような、フィルターベッドを通して均一な空気流を与える何れ かの適切な方法で繊維は配置される。フィルターを互いに結合させるために、繊 維の形状またはメモリーを変更するために、或いは繊維を疎水性または親水性に するために、繊維は化学的にもしくは熱で処理され得る。適切な平均繊維直径は 1〜50ミクロンであり、適切な繊維ベッド空隙率(voidage ;繊維の 占めるベッド容量/合計ベッド容量X100)は約85−98パーセントの範囲 である。
深いベッド発泡体フィルターは、多孔質で連続気泡の発泡体材料で製造され得る 。この目的のために多くの発泡プラスチック材料を用いることができ、その一つ は1インチ当たり略100個の孔を有し、平均セル径が約150 ミクロンのポ リウレタン発泡体である(例えば、米国特許第3.802.160号の第4欄第 10−25行を参照のこと)。
本発明の装置の呼気リムには、何れかのバクテリアフィルターが、予備フィルタ ーとベンチレータとの間に配置されて用いられ得る。現在のところ好ましいのは 5TAR(商標名)メインフローバクテリアフィルターであり、これはインフラ ソニック社(lnfrasonics、 Inc、 ;カリフォルニア州すンジ エゴ)から入手可能である。該バクテリアフィルターは、100 リットル7分 の空気流で4センチメータの水以下の抵抗を有していなければならない。本発明 の好ましい実施例においては、呼気リムの全抵抗(予備抵抗および存在するとき にはバクテリアフィルターの両者を含む)は、100リツトル/分の空気流で4 センチメータの水以下である。
本発明は主に表面活性物質処方の投与に使用することを考慮しているが、本発明 の方法および装置によって、何れの薬剤処方もエアロゾル粒子として投与され得 る。肺に投与され得る薬剤処方の例には、β−2作動薬(例えばエピネフイリン )、ペンタミジン、リバビリン、アトロビン及びアセチルコリンを夫々含有する 処方が挙げられるが、これらに限定されるものではない。薬剤処方において、活 性成分は通常は薬剤的に許容され得る担体中に含有させて提供される。このよう な担体の例にはパイロジエンを含まない滅菌水および生理的食塩水が包含される が、これらに限定されるものではない。
本発明の実施に用いられる表面活性物質製剤は、RDSまたはARDSの治療に 有用な何れのタイプであってもよく、天然のもの(即ちヒト、ウシ)であっても (例えばJ、Borbaret if、、 N、 Eng、 J、 Med、  320.959 (1989) ; R,5oll sj al、 、 Ped iajr ic Res、 23.425A (1988)参照)、組換もしく は合成のものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、 Y、 Tanakx tI!1.、 J、 Lipid Res、 27. N o、 2.475(1986) 、T。
Fujivara er al、、Lancct 1,55(Jinuart  12,1980) (ジパルミトイルホスファチジルコリンで強化されたウシ肺 抽出物);Schilling ej Il、の米国特許第4.9°12.03 8号(肺胞表面活性物質タンパクをコードする組換DNA配列)を参照のこと。
本発明を実施するために特に好ましいのは、Clemenjsの米国特許第4. 826.821号に記載されたタイプの合成表面活性物質である(出願人は、こ こに引用した全ての特許文献を参照として本明細書中に組み込むことを意図して いる)。CIems+usの米国特許第4.312.860号に記載されたタイ プの合成表面活性物質もまた、本発明を実施するために有用である。別の表面活 性物質製剤は、5DRVANTA (商標名)としてロス・ラボラトリーズ(R oss Laboratories)から商業的に入手可能である。
これはリン脂質、中性脂質、脂肪酸および表面活性物質関連タンパクを含有する 天然のウシ肺抽出物であり、該組成物を標準化し、また天然の肺表面活性物質の 表面張力低下特性に似せるために、ジパルミトイルホスファチジルコリン、パル ミチン酸およびトリパルミチンが添加されている。該表面活性物質製剤は、使用 に先立って再構成される滅菌された凍結乾燥粉末、又はそのまま使用される液体 懸濁液として提供される。
一般に、全ての表面活性物質製剤は、ジパルミトイルホスファチジルコリン(D PPC;rコルフォッセリルパルミテ−) (Colfosceril Pa1 m1jale) Jとも呼ばれる)を、水性担体中のリン脂質として単独で、或 いはl−バルミトイル−2−オレイル−ホスファチジルグリセロール、シミリス トイルホスファチジルコリン、ジステアロイルホスファチジルコリン、シミリス トイルホスファチジルエタノールアミン、ジラウロイルホスファチジルエタノー ルアミン、ジメチルジパルミトイルホスファチジルコリン、メチルジパルミトイ ルホスファチジルコリン、ジパルミトイルホスファチジルグリセロール、ホスフ ァチジルコリン、ジパルミトイルホスファチジルエタノールアミン、ジラウロイ ルホスファチジルコリン、ジオレイルホスファチジルコリンおよびジオレイルホ スファチジルコリンのような他のリン脂質と組み合わせて含有している。
典型的には、DPPCは10−90 mg/mLの量で、噴霧されて肺に投与さ れる表面活性物質製剤中に含まれる。
表面活性物質は、典型的には15ダイン/センチメ一タ未満の表面張力を有して いる。より低い表面張力(例えば、約10ダイン/センチメータ未満)が好まし く、ここに記載された表面活性物質製剤は約1〜2ダイン/センチメータ以下の 表面張力を与えることができる。
表面活性物質製剤は、好ましくは、表面活性物質製剤を肺胞の表面に拡げるのに 有効な量の脂肪族アルコールまたは肺表面活性物質タンパクのような拡がり剤を 含んでいる。本発明の特に好ましい実施例においては、この拡がり剤はセチルア ルコール(ヘキサデカノールとも呼ばれる)である。
適切な表面活性物質製剤には、上記のように、肺表面活性物質タンパクを拡がり 剤として含有するものが含まれる。このような処方の一例は、米国特許第4.9 12.038号に記載されているような表面活性物質アポタンパクを、脂質の混 合物に組み合わせることによって調製される。ここで、脂質の混合物にはDPP C,1−バルミトイル−2−オレイル−ホスファチジルグリセロール(POPG )およびパルミチン酸(PA)が含まれ、そのDPPCとPOPGとの比は50 :50〜90:10、(DPPC+POPG)と表面活性物質タンパクとの比は 50:l〜5;lであり、また(D P P C+ P OP G)に対するP Aの比は0〜0.2である。POPG以外の他の不飽和酸性脂質でPOPGを置 き換えてもよい。このタイプの処方の特に好ましい実施例において、DPPCと POPGとPAとの比は7:3=1であり、最終のリン脂質濃度は脂質量の3倍 であり、略0. O1mg/ mL 〜10mg/ mLのCa ”Mカルシウ ムが混合されている。例えば、ジエネンテック社およびカリフォルニアバイオテ クノロジー社のPCT出願公開第WO91100871号(1991年1月24 日公開)を参照されたい。
この分散液は、好ましくは約25℃〜75℃の温度に加熱され、またリン脂質は 好ましくは水性担体1ミリリツトル当たり約30〜90ミリグラムの量で含めら れたジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)である。本発明の実施に おいては、加熱およびリン脂質濃度の種々の組み合わせが採用され得る。
下記に、DPPCを用いた実施例を例示する。
(1)分散液を約45℃〜75℃の温度に加熱し、DPPCを約5〜24ミリグ ラム/ミリリツトル(mg/ mL)の量で水性担体中に含有させる方法。最も 好ましくは、分散液は約50℃の温度に加熱され、DPPCは約13.5 mg /mLの量で含有せしめられる。
(2)分散液を約45℃〜75℃の温度に加熱し、DPPCを約30〜50 m g/mLの量で水性担体中に含有させる方法。最も好ましくは、分散液は約50 ℃の温度に加熱され、DPPCは約40.5 mg/mLの量で含有せしめられ る。
(3)分散液を約45℃〜75℃の温度に加熱し、DPPCを約70〜90 m g/mLの量で水性担体中に含有させる方法。最も好ましくは、分散液は約50 ℃の温度に加熱され、DPPCは約81 mg/mLの量で含有せしめられる。
一般に、分散液は少なくとも略リン脂質の転移温度にまで加熱される。なお、表 面活性物質製剤の噴霧は該製剤の温度を降下させるから、連続的な噴霧の間、表 面活性物質製剤の温度を室温に維持するために該製剤の加熱が必要とされること に留意すべきである。
以下の例において、本発明をより詳細に説明する。
例 1:表面活性物質製剤の調製 25ccの滅菌されたパイロジエンフリーの水を滅菌されたディスポーザブルシ リンジに取り、これを、2.025gの凍結乾燥されたジパルミトイルホスファ チジルコリン(D P CC)粉末、225mgのヘキサデカノール、150m gのチロキサポール(j71oxapol)および876、6mgのNaC1を 含む滅菌され排気された50ccのバイアル中に注入した。この混合物は公知で ある。Clementsの米国特許第4.826.821号を参照されたい。バ イアルを転回させることにより水および粉末を激しく混合し1、混合物をシリン ジ中に反復して抜き出し、シリンジのプランジャーを外す。こうして、略25c cの表面活性物質製剤が得られるが、これは溶液というよりはむしろ懸濁液であ る。この製剤は噴霧器のウェル内に収容され、必要に応じて125mLの滅菌さ れたパイロジエンフリーの水で稀釈される。こうして得られた表面活性物質製剤 は、NaC1に関して0.INであり、190 mosm/ Iの浸透圧を有し 、また13.5B/ccのDPP C,1,5mg/ccのヘキサデカノール及 びlff1g/ccのチロキサポールを含有している。以下では、この製剤をI X表面活性物質製剤と称する。DPPC,ヘキサデカノール及びチロキサポール の重量を3倍および6倍とし、それ以外は上記と実質的に同じ方法により、3X および6X表面活性物質製剤が調製された。3X製剤および6X製剤においても 、NaC1は略0.IN濃度に維持された。
例 2:換気装置および噴霧装置の組み合わせ本発明の好ましい実施例が図1に 示されている。この装置は、5ERV0900C(商標名)ベンチレータ10  (Siemens−Elcrna AB、 5vtderr )とVISAN  9 (商標名)ジェット噴霧器ユニット20(VO目ran MCdical  Technolog7. Inc、、Sxcramento。
Ca1ifornia)から組み立てられる。圧縮空気(345kPx )が酸 素/空気混合器11に供給され、ベンチレータ10および噴霧器20の両者にガ スを供給するために用いられる。噴霧器に供給されたガスは別個の噴霧器流量計 を通過する。噴霧器は、ライン12を介してベンチレータに電気的に接続される 。これは以下で詳細に説明するように、呼吸サイクルの呼気相の開始時に電気信 号を与え、ベンチレータ呼吸機能の呼気相の間に、噴霧された表面活性物質が供 給される。
装置の吸気リム30には圧力放出弁31、加湿器32.中間rYJジャンクショ ン33、水トラツプ34および患者rYJジャンクション35が含まれている。
加湿器は、電気的配線36により、患者「Y」ジャンクション′において遠隔温 度モニターに連結される。全ての連結は可撓管37,38で行なわれる。
噴霧器20は、水トラツプ21を介して中間rYJジャンクション33に連結さ れる。全ての連結は可撓管22で行なわれる。
装置の呼気リム40には、水トラツプ41、深いベッド繊維予備フィルター42 、水トラツプ43および5TAR(商標名)バクテリアフィルタ44が含まれる 。患者が吐き出した空気は、モニター及び測定のために、バクテリアフィルター を通してベンチレータ10に戻される。空気ライン45.45−。
45″は、噴霧器内の圧力センサを、rTJジャンクション46.46−.46 ”を介して呼気リムの種々の位置に連結する。ここでも、全ての連結は可撓管4 7で行なわれる。ベンチレータ10は通常の仕方で機能し、酸素に富んだ空気を 患者の少なくとも一つの肺に強制的に循環させ、患者が吐き出した酸素の低下し た空気を回収する。1分当たりの呼吸の回数および夫々の呼吸の換気容量は、ベ ンチレータによって制御される。
噴霧器20はベンチレータと同じ空気供給を受ける。噴霧器には表面活性物質製 剤のための容器23が含まれ、該容器は該製剤がより迅速にエアロゾル化されて 患者に投与されるように加熱される。この噴霧器は表面活性物質製剤から、空気 1リツトル当たり約10−50 mL、より好ましくは約35mLの量のエアロ ゾルを生成する。上記のように、エアロゾルを負荷された酸素に富む空気が、ベ ンチレータの呼気サイクルの間だけ装置の吸気リム先端部38中に吹き込まれる ように、噴霧器ノドリガー回路は電気配線12によってベンチレータのゲート弁 に連結されている。呼気サイクルの間、患者が吐き出した空気が回路の呼気リム を通って患者rYJジャンクション35中に運ばれるように、ベンチレータの吸 気側にあるゲート弁は閉鎖され、ベンチレータの呼気側にあるゲート弁は解放さ れる。呼気相の間に、エアロゾルを負荷された酸素に富む空気が吸気リム先端部 38内に吹き込まれると、これは中間rYJジャンクション33内に運ばれ、吸 気リムを患者rYJジャンクション35へ下降し、呼気リム40へ逆流する。
噴霧器からのエアロゾルを負荷された空気は、ベンチレータの吸気側に向かって は逆流しない。何故なら、噴霧器のこちら側のゲート弁は閉じられているからで ある。また、患者は息を吐き出しているから、患者の中へも移動しない。吸気リ ムの中間rYJジャンクション33から患者rYJジャンクションまでを充分に 満たすように、エアロゾルが負荷された所定量の空気が吸気リム30内に吹き込 まれる。吸気リム30のこの部分の容量は、吸気相のためにベンチレータ10に 設定された換気容量より少なくはない。これは、エアロゾルの患者への投与を最 大とする。次いで、吸気リム30のこの部分に存在するエアロゾルを負荷された 酸素に富む空気は、換気サイクルの次ぎの吸気相の間に、ベンチレータによって 患者内に吹き込まれる。噴霧器20のゲート弁は、ベンチレータからの空気が噴 霧器内に吹き込まれるのを防止するために、換気サイクルの吸気相の間は閉じら れる。
例 3:初期予備フィルター構造および結果種々の予備フィルター構造およびこ れにより得られる結果が、図2〜図15に示されている。これら図中のデータを 示すグラフにおいて、rDPPJは陽圧の持続を意味し、rP I PJはピー ク吸気圧を意味し、rP E E PJは陽圧端呼気圧(positive e nd expiratory przssure)を意味し、「抵抗」は100 リツトル/分の空気流でのフィルターを横切る差圧(H20センチメータ)を意 味する。これらの試験で用いた表面活性物質製剤は、実質的に上記例1に記載し た6X濃度のものと同じである。
エアロゾルが換気サイクルの吸気相の間に負荷され(吸気容量の50%はベンチ レータからのものであり、吸気容量の50%は噴霧器からのものである)、また エアロゾルが人工肺に供給された点を除き、予備フィルターは上記の例2で説明 したのと実質的に同じようにして装置の呼気リムに配置された。
簡略化にいうと、試験装置は5ERV0900C(商標名)ベンチレータとVI SAN (商標名)噴霧器ユニットから組み立てられた。
圧縮空気045kPa)が酸素/空気混合器に供給され、ベンチレータ及び噴霧 器の両者への供給ガスとして用いられた。噴霧器へのガス供給は、別個の噴霧器 流量計を通して行なわれた。噴霧器制御ユニットは、呼吸器の電気信号源に電気 的に接続されている。この電気信号は、噴霧された表面活性物質がベンチレータ 呼吸機能の吸気相の間に間欠的に供給されるように、呼吸サイクルの吸気相を制 御する。ベンチレータ及び噴霧器の夫々の出力は患者Y管に連結され、また該Y 管は並列に連結された三つの発泡体ライニングされたゴム人工肺(artifi cial foam−1ined rubber lung)に連結された。
ベンチレータ及び噴霧器ユニットは、750 mL/呼吸の組合わされた合計換 気容量(V、)を供給するように設定された。
初期換気容量は、患者Y管にゴム肺を設置し、適切なベンチレータゲージを観察 することによってチェックされた。システムに対するバック圧を決定するために 、開始時および夫々のサンプリング時に、ベンチレータ空気路圧(cm水)がモ ニターされ記録された。ベンチレータ及び噴霧器ユニットの装置設定は次の通り である。即ち、ベンチレータは70cm水の作動圧:20呼吸/分の呼吸速度( f);25%の吸気フラクション(Pi);7.5L/分の1分間吸気容量(M V)に設定された。噴霧器は、435kPaの作動圧、30L/分の流速(流量 計から) ; 500mL/分(2つの噴霧器ジェットを解放)の流速(噴霧器 から)に設定された。
予備的制御実験(そのデータは図2に示しである)は、予備フィルターを用いな いとき、5TAR(商標名)バクテリアフィルターは迅速に目詰まりを起こすこ とを示している。バクテリアフィルターの目詰まりは、「VISAN 9アラー ム・オン・スター(alarm on 5tar) Jでマークした縦線によっ て示される。これは、噴霧器によりモニターされたバクテリアフィルターの抵抗 が、許容されるレベルを越えてしまったことを意味する。
図3は、発泡ゴムフィルターで得られた結果を示している。
噴霧器バス内の表面活性物質製剤の温度および噴霧された表面活性物質の容量が 、このグラフの左枠内に与えられている;予備フィルター及び5TAR(商標名 )バクテリアフィルターの初期抵抗および最終抵抗(100’Jットル/分の空 気流でのセンチメータ水圧)が、図の中央枠および有枠に夫々与えられている。
予備フィルターには抵抗の変化はないが、バクテリアフィルターには劇的な抵抗 増大が見られ、これは予備フィルターか全くバクテリアフィルターを保護してい ないことを示している。
図4〜図15に記載されている実験のデータは、夫々の実験に用いられた予備フ ィルター構造が夫々の図の最初に示されているようなものである点を除いて、図 2および図3と実質的に同じ方法で与えられている。図9の実験に示された追加 の多孔質発泡体層は、図10〜図15の実験にも用いられた。
図4の実験は、公称の孔径が5ミクロンのガラス繊維を予備フィルターとして用 いた。この実験は実質的に向上したバクテリアフィルターの保護を示したが、予 備フィルター寿命は短いものであった。なお、供給されたエアロゾルの容量が少 ない(46mL)ことに留意されたい。
図5および図6の実験では、両者とも発泡ゴムフィルターを用いた。バクチリア リルターの比較的少ない保護が見られた。
図7の実験では、ガラス繊維フィルターベッドおよび発泡体フィルターベッドを 組み合わせて用いた。なお、バクテリアフィルターは結局目詰まりを起こしたが 、バクテリアフィルターの寿命は実質的に向上した。同様の結果が図8の実験に 見られ、ここではポリエステル繊維フィルターベッドと発泡体フィルターベッド とが組み合わされている。
図9および図10の実験は、動作の長い持続およびバクテリアフィルターの良好 な保護の両者を示している。
図11および図12の実験は、噴霧器における表面活性物質の容器が37℃及び 60℃に夫々維持された点を除いて、図9の実験と同様である。これは、エアロ ゾルの供給速度を実質的に増大させた。ここでも又、バクテリアフィルターの良 好な保護が見られた。
他の種々のフィルター構造を用いて得られた結果が図13〜図15に示されてい る。
例 4:追加の予備フィルター試験および結果この実験の組は、1,3及び5ミ クロンと評価された孔径(90%保持効率での公称)を有する深いベッド繊維フ ィルターで実験が行なわれた点を除き、上記の例3に記載したものと同様である 。使用した予備フィルターは、ミリポア社(アメリカ合衆国マサチューセッツ州 ベッドフォード)から商業的に入手可能なPOLYGAARD−CR(商標名) ポリプロピレン繊維浄化カートリッジである。
図16は、1ミクロンの公称孔径を有する深いベッド繊維フィルターを予備フィ ルターとして用いると、バクテリアフィルターが完全に保護されることを示して いる。なお、この実験では、噴霧器における表面活性物質容器の温度は50℃に 維持された。
図17は、公称孔径が3ミクロンの予備フィルターを用いた点を除き、図16に 示した実験と同様の実験から得られたデータを示している。ここでも又、バクテ リアフィルターは保護された。なお、3ミクロンフィルターは1ミクロンフィル ターより長い使用可能寿命を有していることにも留意されたい。
図18は、並列に連結された公称孔径5ミクロンの二つのフィルターを用いた点 を除き、図16および図17と同様のデータを示している。バクテリアフィルタ ーが目詰まりする前の、予備フィルターの使用可寿命が更に長いことに留意され たい。
図19および図20の実験は、予備フィルターが所定の間隔で交換され、また図 20の実験では公称孔径3ミクロンのフィルターが用いられた点を除いて、図1 8の実験と同様である。動作の持続が長いことに留意されたい。また、図20の 実験では、長期に亘る動作時間の後にも、バクテリアフィルターが完全に保護さ れていると思えることに留意されたい。
上記の例は本発明の例示であり、本発明を限定するものととして解釈されるもの ではない。
以下の記載は、既述の例において言及した図面に関する簡単な説明である。
図1は、換気装置および噴霧装置を組み合わせた本発明の装置の一部模式的な分 解図である。
図2は、予備フィルターが存在しない図1と同様の装置におけるバクテリアフィ ルターの目詰まりを示している。[DPPJは陽圧の持続を意味し、rPIPJ はピーク吸気圧を意味し、rP E E PJは陽圧端呼気圧を意味する。
図3は、図1に示したのと同様の装置において、多孔質発泡体予備フィルターに よりバクテリアフィルターに与えられる保護を示している。
図4〜図15は、図3と同様の方法で、種々の異なった構造の予備フィルターに よりバクテリアフィルターに与えられる保護を示している。使用された予備フィ ルターの個々の構造は、夫々の図の最初に示されている。
図16〜図20は、図2と同様の方法で、図1と同様の装置において、商業的に 入手可能な種々の深いベッド繊維フィルターによりバクテリアフィルターに与え られる保護を示している。
7偽フィルフーt、口 ○ I 2.5 45 789 12 15国際膿審輔牛 、 −PCT/GB 92101667フロントページの続き (72)発明者 ディビス、フレイブ・ウィリアムアメリカ合衆国、ノース・カ ロライナ州27858、グリーンビル、ピット・カランティ、フォート・サムタ ー・ドライブ 120(72)発明者 パッティシャル、ニドワード・ノーラン アメリカ合衆国、ノース・カロライナ州27516、チャペル・ヒル、オレンジ ・カランティ、スターリング・ブリッジ・ロード(72)発明者 ステイトン、 ジエフリー・スコツトアメリカ合衆国、ノース・カロライナ州27884、スト ークス、ピット・カランティ、。
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Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.吸入可能な薬剤粒子を患者の少なくとも一つの肺へ投与するための装置であ って、 酸素に富んだ空気を前記患者の少なくとも一つの肺に強制的に循環させ、且つ前 記患者が吐き出す酸素の減少した空気を回収するためのためのベンチレータと、 前記酸素に富んだ空気を前記ベンチレータから前記患者に運ぶための、前記ベン チレータに結合された吸気リムと、前記患者が吐き出す前記酸素の減少した空気 を前記ベンチレータへ運ぶための、前記ベンチレータに結合された呼気リムと、 吸入可能な薬剤粒子を前記酸素に富む空気に導入するための、前記吸気リムに結 合された噴霧器と、前記患者が吐き出す前記酸素の減少した空気から吸入可能な 薬剤粒子を除去するための、前記患者と前記ベンチレータとの間の前記呼気リム に結合された予備フィルターとを具備した装置。
  2. 2.請求の範囲第1項に記載の装置であって、更に、前記予備フィルターと前記 ベンチレータとの間で前記呼気リムに連結されたバクテリアフィルターとを具備 した装置。
  3. 3.請求の範囲第1項に記載の装置であって、前記予備フィルターが深いベッド フィルターを具備する装置。
  4. 4.請求の範囲第1項に記載の装置であって、前記予備フィルターが繊維フィル ターおよび多孔質発泡体フィルターからなる群から選択される深いベッドフィル ターを具備する装置。
  5. 5.請求の範囲第1項に記載の装置であって、前記噴霧器は、酸素に富んだ空気 中に該空気1リットル当たり10〜50μLの吸入可能な薬剤粒子をエアロゾル として導入する装置。
  6. 6.請求の範囲第1項に記載の装置であって、前記予備フィルターの抵抗は、1 00リットル/分の空気流において4センチメータ水以下である装置。
  7. 7.請求の範囲第1項に記載の装置であって、前記予備フィルターの抵抗は、1 00リットル/分の空気流において2センチメータ水以下である装置。
  8. 8.請求の範囲第1項に記載の装置であって、前記呼気リムの全抵抗は、100 リットル/分の空気流において4センチメータ水以下である装置。
  9. 9.請求の範囲第1項に記載の装置であって、前記吸入可能な薬剤粒子が表面活 性物質製剤を含む装置。
  10. 10.吸入可能な薬剤粒子を患者の少なくとも一つの肺へ投与するための方法で あって、 前記患者の少なくとも一つの肺へ酸素に富んだ空気を強制的に循環させ、且つ前 記患者が吐き出した酸素の低下した空気を回収するためのベンチレータを準備す ることと、吸入可能な薬剤粒子を前記酸素に富んだ空気中に導入することと、 前記患者が吐き出す前記酸素の低下した空気から、該酸素の低下した空気が換気 によって回収される前に、吸入可能な薬剤粒子を除去することとを具備した装置 。
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